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指宿昭一:入管の闇が暴かれ、新たな闘いのステージが 始まる  「もう国が壊れている。政府は恥を知れ!」/入管法改悪案が参院法務委員会で強行採決  アナキズム実践道場:機関紙16号発行―だめ連創設者「ペペ長谷川追悼号」  6/14(水) STOP!インボイス全国一揆のご案内  東部労組新着動画 : 4.27【フソー化成との闘い】東部けんり総行動で怒りの社前抗議集会  たんぽぽ舎メルマガ NO.4783/原発の再稼働で電気料金は安くなるのか  東部労組新着動画 : 労災隠しを許さない!4.27ピーエス三菱本社前抗議行動!  〔週刊 本の発見〕『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』  渡部通信(6/6) : 最近危ないと思うこと(戦前回帰とLGBTのこと)その2  6.6集会報告 : 市民と野党の共闘で大軍拡・大増税の戦争国家への道を止めよう!  JCA-NETセミナー2023年6月のお知らせ  指宿昭一:ウィシュマさん遺族の法務大臣面談申込みについて  映画「教育と愛国」斉加尚代監督と宇都宮健児が対談  「採決は許されない、法務大臣はやめろ」/入管法改悪反対!国会正門前集会に5500人  渡部通信(6/5) : 最近危ないと思うこと(戦前回帰とLGBTの こと)その1  [続→全てのニュース一覧]

「もう国が壊れている。政府は恥を知れ!」〜入管法改悪案が参院法務委員会で強行採決
6月8日午前10時すぎ、「入管法改悪法案」が参院法務委員会で強行採決された。反対する人たちは早朝から続々と集まり、国会図書館前に移動して声を上げた。移住連の鳥井一平さんがマイクを握り、抗議のコールをリードした。委員会室に声が届くこの場所で、議員の名前を呼びながら「採決反対!」「人の命を奪う入管法改悪反対!」のコールが続いた。まもなく「委員会で採決された」の報が伝わると、人々の怒りはピークに達した。鳥井一平さんは「政府は数の力で押し切ったが、私たちは市民社会の現場で人権を前に出して、多民族多文化社会をつくっていくためにたたかい続ける。入管改悪には負けません」と訴えた。作家の渡辺一枝さんが参加していた。言いたいことは?の質問に渡辺さんは、「言いたいことがありすぎる。ウソ八百をならべて強引に通すなんて許せない。これが私たちの政府なのか。もう国が壊れている。政府は恥を知れ!」とはきすてるように語った。(M) 続き動画(3分)TBSニュース

〔週刊 本の発見〕書によるカウンセリング〜『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』
2019年『居るのはつらいよ』で大佛次郎論壇賞を受賞した臨床心理士による、書によるカウンセリングの本である。読みながら、映画『千と千尋の神隠し』に出てくる「カオナシ」のことを思い出した。悪さばかりして人を困らせ嫌われていたカオナシは、物語の最後に編み物をするおばあさんのために両手で毛糸をもってあげるという役割をみつけ、ようやく穏やかになる。かつてのように、家族や地域、職場や労組などの「大きな船」に乗って守られていた時代が去り、いまや私たちは一人ひとりが「小舟」に乗って大海原に漂っているような状況だ。もちろん、守られている一方で自由は限られていたのだけれど、今はある意味自由ではあるがすべてが「自己責任」と思わされてしまい、自分の身は自分で守らなければならないと戦々恐々としている。正社員になれるかどうか、なっても生き残れるかどうか…。勝ち組、負け組という言い方に象徴されるように、大きな船に乗って、多少怠けたり、時に体調を崩しても守られているという安心感は、今やごく限られた人にしか許されないものなのかもしれない。(わたなべ・みおき) 続き

「採決は許されない、法務大臣はやめろ」〜入管法改悪反対!国会正門前集会に5500人
入管法の改悪法案が、6月6日にも参院法務委員会で強行採決されようとするなか、前日5日夜に、国会正門前で大集会が開かれた。午後7時から9時すぎまで、正門前は人々でうまり、スピーチとコールが繰り返し行われた。大学生の参加者は「法務委員会を傍聴しているが政府は何も説明しようとしないし、問題にしようとしていない。その姿勢に危機感をもった。外国人の人権を守ろうとしない政府は、日本社会全体の人権も守らないのではないか。あすの採決を止めたい」と真剣なまなざしで語ってくれた。指宿昭一弁護士は本当に怒っていた。「入管法改定の立法事実は完全に崩壊した。柳瀬発言の“日本には難民がほとんどいない”という認識が崩れた以上、この法案を採決することは許されない。大阪入管の酩酊医師の問題も法務大臣は2月に知っていたのに隠していた。うそに基づいてだされた法案。斎藤法務大臣はやめるべきだ!」(M) 続き動画(9分半)TBSニュース236.6 速報「問責決議案」提出

社会運動の中でいま必要なのは「言葉の力」〜レイバーネットTVで佐高信さん
レイバーネットTV185号は「新しい戦前にさせない!反戦川柳人・鶴彬と現在」をテーマに佐高信さん(写真)を囲んで、放送された。佐高さんの近著『反戦川柳人 鶴彬の獄死』は鶴彬と、その周りの文化人たちが、あの日中戦争時代をどう生き、どう発信していたのかを様々な人とのやり取りや論評を通して浮き上がらせるものだった。「屍のゐないニュース映画で勇ましい」(鶴彬)。今まさに、ウクライナのニュースでも屍が映らない。実感のないところで戦争が語られている状態だと指摘。鶴彬は父親と同い歳で、ここに起きていることは自分にとって、遠い過去のことではないと。佐高さんは、例え少数派でもスナイパーのように、言葉の力でひっくり返していくことの大切さを力説する。鶴彬が29歳で殺されたのは、権力側が彼を恐れた。運動する側は「言葉」という文化にあまり関心がないが、例えば渡辺白泉の「戦争が廊下の奥に立ってゐた」の俳句のように、社会運動も文化つまり「言葉」の力で鋭くひっくり返していくことが大切だと力説した。(笠原眞弓) 報告アーカイブ録画速報TV専用サイト

入管法問題 : 柳瀬参与員の音声データが公開される!さらなる矛盾が発覚!
6月6日に強行採決と言われている改悪入管法案。政府が改悪の根拠としているのは、難民審査参与員 柳瀬房子氏(写真)による「難民をほとんど見つけることができなかった」という発言である。柳瀬氏は、参与員制度の始まった2005年から2021年までの16年間で「2000人以上と対面」と発言(2021年4月21日衆院法務委員会)。政府はこれを根拠とし、実際に難民に該当するケースは非常に少ないとアピールしてきた。しかし、同氏が実際に対面した人数について、矛盾した発言をしていることを示す音声データが、6月3日、難民問題に取り組む弁護士グループによって公開された。音声データは難民支援にあたる市民と柳瀬氏との間で、5月30日に行われた電話でのやりとり。ここで柳瀬氏は「面談は年間90人から100人未満」と発言。さらに、「(対面審査)年間80件、90件は必死です」とも付け加えている。電話の通りだとすると、16年間で延べ2000人以上には届かず、国会での発言と矛盾する。(松本浩美) 続き

入管法改定の根拠は総崩れ!採決とんでもない〜6.5 国会正門前に総結集を!
入管法改悪をめぐる状況は最大の山場を迎えた。6月1日午後2時37分、参院法務委員会で立憲民主党は、入管難民法改正案の参院法務委員会での採決を阻止するため、杉久武委員長(公明党)の解任決議案を提出し受理された。委員会はストップするが、2日の本会議で解任決議案が否決されると採決の攻防は6月6日(火)に移る。この日も参院議員会館前のシットインには、数百人の改悪反対の人々が集まっていた。午後3時すぎ、野党筆頭理事・立憲の牧山ひろえ議員が、解任決議案を手にあらわれた。普段はおとなしいといわれる牧山議員のスピーチは、怒りに満ちていた。「与党は審議時間が衆院の19時間をこえたから採決だという。とんでもない。次々にあらたな事実が明らかになって、入管法改定の根拠はすべて崩れている。衆院審議もやりなおすべきだ。これは“改悪”ではなく“最悪”だ。採決は断固反対、白紙に戻す運動をしよう」と呼びかけた。(M) 続き動画(12分)指宿弁護士呼びかけ6.5大集会解説記事(志葉玲)

10年たったら加害責任は消えるのか〜井戸川裁判を傍聴して
5月31日。福島被ばく訴訟(井戸川裁判)が東京地裁103号法廷で行われた。原発が立地する自治体の首長が原告となり、国と東京電力の責任を追及するこの裁判は、2015年の初公判から25回目となった。午前9時半、地裁前で井戸川克隆さんがマイクを握る。「この裁判は、嘘とのたたかいだ」。東電は双葉町を含む周辺自治体と安全確保協定を結んでいたにもかかわらず、事故の通報連絡もなかった。住民を安全に避難させる責務をまっとうできなかった無念さと憤りを、井戸川さんはずっと持ち続けている。広い103号法廷の右側には、国の職員と東電関係者。皆、若い。3・11当初のことを知らない人もいるのではないだろうか。原発事故によってもたらされた被害は甚大だ。避難の困難さ、人生を破壊されたこと、財産を失ったこと。それらを訴えた井戸川さんに対して、東電側は準備書面でことごとく反論してきた。(堀切さとみ) 続き

〔週刊 本の発見〕命は平等って、ほんとうですか?〜『爆弾』(呉 勝浩)
大西の父親は世間一般にポピュラーな書き手には遠かったが、それでも文学を志す未知の人物から、自費出版の著作などが送られてくることは時おりあった。ある日、そんなふうに届いた一冊を眺めていた父親が、怒ったように、呆れたように、その一節を読み上げた。正確には覚えていないけれど、登場人物(主人公?)が断崖の突端に立ち、手にした原稿だったか本だったかを読むという場面で、✕✕は原稿用紙を(ページを)メラメラとめくった瓩判颪れているというのである。爛瓮薀瓮蕕辰董帖牒瓩班秧討篭貍个靴董以降、色々な人に向かってこの話を何度もしていた。今になって振り返ればなかなか斬新(笑)な表現のようにも思われるけれど、父親としてはどうにも許容しがたかったのであろう。文章とは読み手と書き手との間における一定共通の基盤・ルールの存在が前提であり、勝手な言葉を持ち込んでも十全のコミュニケーションは成立しない。古い話ではあるものの、久米正雄の「微苦笑」、三島由紀夫の「よろめき」のような造語の定着は、所詮レア・ケースに過ぎまい。(大西赤人) 続き

米国労働運動 : 離職率の高い職場でも組織化〜アマゾンなど不安定な職場で
【解説】レイバーノーツ5月号は、高い離職率を抱える困難な職場でも組織化が可能であることを報じている。アマゾン、チェーンレストラン、大学の学生・院生労働者など不安定な労働者たちが、職場での地道な運動と巧みな戦術によって組合組織化の成功を収めていることに注目したい。(レイバーネット国際部 山崎精一)ーーアマゾン労働組合が最初に組合授権カードを提出したとき、「一旦取り下げて、再度提出しなければなりませんでした」と組織委員会のメンバーであるジャスティン・メディナは振り返る。「もう働いていない労働者が署名したカードが1,000人以上もあると、アマゾンが異議を申し立てたからです」。ニューヨークのスタテン島にある8,000人規模の配送センターでは、離職率が非常に高く、授権カードを集めるのと、全員が退職するのと、どちらが先かの問題になっていたと、彼女は語る。アマゾンの年間離職率は150%である。(翻訳記事) 続き

「攻められたらどうする?」は誘導尋問だ!〜ジャーナリスト伊藤千尋さんの答え
5月はあちこちで平和と憲法9条の講演をしてきました。気になったのは、講演会の主催者自身が心に抱いている不安です。ロシアのウクライナ侵攻以来、「日本が攻められたらどうする?」と言われて反論できないでいる・・・という方が、護憲を主張する中にもかなりいらっしゃいます。立ち止まって冷静に考えましょう。この問いは誘導尋問ですよ。いいですか?「攻められたら」と言われると、人間はとっさに今、具体的に攻められている状況を想定します。「逃げる」「非暴力での抵抗」という選択もありますが、すぐに思い浮かぶのは「戦う」姿です。すると「戦うには武器が必要だ」となり、「そのためには今から戦の準備をしなければならない」と思ってしまう。思考回路が一直線に軍拡に走ってしまう仕掛けです。でも、現実には、今はまだ日本はどこからも攻められていないのですよ。ならば「攻められないような平和な状況を今のうちに創り出す」という穏やかな選択肢がまず考えられるべきです。(伊藤千尋/写真) 続き

軍需産業強化法:杉原浩司さん国会で訴え「平和国家から死の商人国家への堕落だ」
5月30日、軍需産業強化法案の参考人質疑で、貧国強兵の大軍拡と「死の商人国家」への堕落をもたらす悪法を廃案に!と訴えました。言いたいことの8割がたは言えたかと思います。与党を含む法案賛成会派からもわりと質問が寄せられ、鍛えられる機会にもなりました。審議自体にまったく影響を与えていないのは残念ですが、何らかの問題提起になっていればと思います。傍聴や視聴、広報などありがとうございました。法案は、6月1日10時〜11時50分&13時〜16時10分頃に質疑の後、共産・沖縄の風の反対討論、採決になります。おそらく翌日2日10時からの本会議で採決、成立が濃厚です。委員会で審議入りして3日で採決とは、あまりにもひどいです。1日は12〜13時と15時〜採決まで抗議行動、2日は10時〜採決まで抗議行動を呼びかけます。(杉原浩司) 続き6.6緊急行動

レイバーネットTV(5/31)案内:反戦川柳人・鶴彬と現在〜佐高信さんを囲んで
さきごろ『反戦川柳人 鶴彬の獄死』(佐高信著・集英社新書)という本が世に出た。この本の著者である佐高信さんを囲んで、新たなる戦前とも思える今日の時代状況の中で、鶴彬(つるあきら)から学ぶものを自由に語り合いたい。そして、川柳とは表現とは、そして私たちの生き方・行動とは、を学びあい一緒に考えたい。ぜひご視聴と拡散をお願いします。〔以下、本の紹介文から〕サラリーマン川柳のように、現代では風刺や批判をユーモラスに表現するものとして親しまれている川柳。しかし、「万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た」「手と足をもいだ丸太にしてかへし」といった川柳を通じて、昭和初期、軍国主義に走る政府を真正面から批判し反戦を訴え続けた作家がいた。鶴彬、享年二十九。官憲に捕らえられ、獄中でなお抵抗を続けて憤死した”川柳界の小林多喜二”と称される鶴彬とはどのような人物だったのか。戦後約八十年、再び戦争の空気が漂い始めた今の日本に、反骨の評論家・佐高信が、鶴の生きた時代とその短い生涯、精神を突き付ける!(レイバーネットTVプロジェクト) 番宣

徹底して被爆都市広島をバカにしたG7の国々〜レイバーネットTV(5/21)報告
岸田首相が下準備であちこち飛び回って、5月19日にはじまった広島サミットは、21日に終わった。その日の18時に私たちのレイバーネットTV184号が始まった。なんだか最後はゼレンスキーに場を奪われた印象だったがどんな集まりだったのか振り返ってみた。スタジオには「G7広島サミットを問う市民のつどい」を開催した呼びかけ人が集まって、まず鍋叩きから始まった。これはフランスの”よそものネット”から、「G7の3人(米英仏)が核のボタンをもって広島平和記念資料館に入る時に、鍋叩きで抗議してほしい」と要望があったからと。<入管法改悪反対デモの映像> 今回は渋谷国連大学前で行われた入管法改悪反対集会の映像を最初に上映。憲法違反であるこの法案を何とか止めたいと7000人の人が集まり、集会の後は渋谷までのデモがあり、さらにそこでも同様の集会があった。もちろん全国各地で集会・デモが行われていた。(笠原眞弓) 続きアーカイブ(72分)

〔週刊 本の発見〕火を噴く絶望〜『山上徹也と日本の「失われた30年」』
2021年10月31日ハロウィンの夜、走行中の京王線の車内で、映画『ジョーカー』の主人公に扮した若者が乗客を刺し、オイルをまいて火をつけた。犯人は、動機を「大量殺人をして死刑になりたかった」と話した。私は、言いようのない気持ちに襲われた。この社会の底に沈んでいる絶望が火を噴いたような気がした。考えてみれば、2008年の秋葉原通り魔事件、2016年の「津久井やまゆり園」事件、アニメ会社や医院の放火殺人事件…、事件は続いていた。京王線事件から約8か月後の2022年7月8日、安倍元首相が射殺された。犯人は、42歳の青年だった。メディアは犯人が統一教会に深い恨みを持ったがゆえの犯行と報道した。わたしは、何かもやもやしたものを抱えながらも、一連の事件との共通性を考えるには至らなかった。そして出会ったのが本書である。本書は、2019年10月から2022年6月までの1364件にのぼる山上徹也被告のツイート分析から、なぜ彼がああした行動をとらざるを得なかったのかを追跡している。(佐々木有美) 続き

日本を壊す「自民党右派・統一教会」を徹底批判!〜共同テーブル「歌・講談・シンポ」が盛況
5月23日「新しい戦前にさせない」連続シンポジウムが、衆院議員会館で開かれた。大会議室はあっというまに満杯になり、16時の開始から3時間近く熱気に包まれた。テーマは「統一教会と自民党が呼び込む戦争」で主催は共同テーブル。豪華ゲストが勢揃いして、歌・講談・シンポジウムは、いやがおうでも盛り上がった。「文化のチカラ」を実感したのは、中川五郎さんのフォークと神田香織さんの講談。中川さんは新曲をいくつも披露したが、今の日本の「差別・冤罪・不正」の実態が、物語風の歌詞から痛烈に迫ってきた。神田さんは、「はだしのゲン」のダイジェスト版を演じた。会場の照明が落とされ、爆発の音響効果もあり、大会議室が一瞬にしてヒロシマの惨劇の場になった。「戦争をしてはならない」という思いが染みこんでくる講談だった。続いて行われたシンポジウム。パネリストは、有田芳生・平野貞夫・前川喜平の各氏。佐高信さんの巧みな司会進行で、パネリストの普段聞けない話を引き出した。(M) 続き全編動画

仲間を殺すな!入管法改悪「本気で止める」〜7000人が渋谷デモ
5月12日の国会正門前集会で21日(日)15時30分から渋谷の国連大学前に集まろうと呼びかけた。集会の直前の16時30分くらいに決めた。杉並デモでも集会9日前に決めた。きっかけは衆議院法務委員会で立憲が修正協議に乗るか揺れていたからだった。このままではシェルターの仲間が強制送還されてしまう。「ひとりからはじめる。言い出しっぺがやるしかないか」格好いいが、その度に「仲間のいのちを奪う入管法改悪を絶対に止める」強い意志を持った多くの仲間の短時間で怒涛の準備と協力があったから可能になった。土砂降りの高円寺で3500人、今日は7000人! FREEUSHIKUが寝ずに準備してきたハチ公前入管法改悪反対集会も凄かった。4日前に集会決めたという。衆議院で可決されて以降、「本気で止める」やるしかない。全国のあちこちで「本気で止める」。国連前の集会で、仮放免者等の在留資格を求める日本人配偶者の会のなおみさんが発言した。(瀬戸大作) 続きレポート(堀切さとみ)動画(8分)

ケアワーカーズユニオン山紀会支部が勝利和解!〜10年にわたる労使紛争
元国労組合員の久下です。10年にわたり労使紛争が続いている大阪市西成区の社会医療法人山紀会の、組合員を狙い撃ちした損害賠償請求訴訟で、2023年5月11日、大阪地裁で和解が成立しました。法人が、損害賠償請求とともに大阪府労委の救済命令取り消し訴訟も取り下げたことにより、「組合員を被告とする損害賠償請求訴訟じたい不当労働行為に当たる」という大阪府労委の画期的な救済命令が確定しました。山紀会では2013年の組合結成直後から露骨な組合つぶしがつづき、不誠実団交などで複数の救済命令が出されてきましたが、2020年4月、コロナ感染に対応する組合の休戦提案を法人が拒否、組合はやむなく「労働組合潰しを優先せず労使一体でコロナ対策を行い、労使紛争を一旦休戦するよう、山紀会に要請してください」という要請文を西成区医師会などに配布、送付しました。これが名誉棄損にあたるとして、山紀会が組合員個人を被告として330万円の損害賠償訴訟を起こしていました。(久下格) 続き

レイバーネットTV(5/21)放送 : G7広島サミット徹底批判じゃけ!
5月19日から21日まで被爆地ヒロシマでG7サミットが開催される。大軍拡を進める岸田文雄首相は、アジア侵略の拠点となった「軍都・廣島」の象徴でもある旧陸軍宇品港跡地にそびえたつ「グランドプリンスホテル広島」をサミット会場に選んだ。米英仏の3首脳が、核のボタンを持って平和記念資料館を訪れる異様な事態が出現する。先日閉幕したG7 財務大臣・中央銀行総裁会合では、世界規模の経済不安定化と気候危機を前にしてもなお「金融システムの強靭性を再確認した」などとあきれた宣言が出された。さらには、「グローバルサウスへの新たなサプライチェーン構築への資金支援」という、大国による市場をめぐるむき出しの争いがさらに拍車をかける。そんな茶番は許さないと、広島では5/19 に抗議の「鍋たたきアクション」が呼びかけられている。サミット終了日の21日に放送される当番組では、G7サミットを徹底批判する。(レイバーネットTVプロジェクト) 番宣速報

戦争準備また一歩!〜軍拡財源確保法案が衆院委員会で可決
5月19日昼。雨が降りしきる中、議員会館前の歩道では4つのグループが、議事堂にむかって抗議の声を上げていた。原発推進の「GX脱炭素電源法」に反対するグループ、マイナンバーカード強制・保険証廃止に反対するグループ、そして衆院寄りの歩道には「岸田大軍拡反対」「軍拡財源確保法反対」の人たちがいた。この日の午前、衆議院財務金融委員会委員会で「軍拡財源確保法」が強行可決された。集会で、財務金融委員会メンバーの田村貴昭議員(共産党)がマイクを握って訴えた。「本日、自民党・公明党によって採決が強行されたが、大軍拡・増税はもってのほか。これはアメリカのミサイル戦略に日本の自衛隊が参加するためのもので、何兆円ものお金をかけてトマホークやミサイルを買い、敵基地を先制攻撃するとても危険なものです。そんなことをしたら報復攻撃を受けるのは明らか。日本にも大規模な被害が出て、取り返しのつかない惨劇をもたらすものだ。世論と運動を広げ、絶対に反対していこう」と呼びかけた。(M) 続き動画(5分半)「19の日」行動報告5.23緊急行動

でっち上げが明らかになったサンケン第7回公判〜尾澤孝司さんが証言
5月17日(水)第7回尾澤公判が、さいたま地裁で行われました。韓国から国会議員68人の「国境を越えて労働者の権利保護に立ち上がった尾澤孝司の無 罪判決を切に要請する」という裁判長あての嘆願書が届きました(写真)。午前8時半からの事前集会では、嘆願書と韓国の全国金属労働組合からの「日本政府は 韓国労働者の闘いに連帯した人権運動家尾澤孝司さんへの弾圧をやめよ!韓国サンケン支会との連帯活動で起訴・・裁判所は無罪判決を!」という声明が紹介されました。無罪判 決を要求するシュプレヒコールの後、9時締切の傍聴整理券配布に並びました。再三再四大法廷での開廷と開廷30分前の整理券配布を申し入れているにも関わらず、一顧だにされ ないことに怒りを覚えます。憲法82条には裁判の公開の原則があるのに、器を小さくして傍聴させないことは、憲法違反だと思います。53名が整理券を受け取りましたが、傍聴席 は44でした。(尾澤邦子) 続き傍聴感想(日向よう子)

〔週刊 本の発見〕気楽に読めて考えさせ、しかも魅力にあふれている本〜『世界は五反田から始まった』
気楽に読めて、しかも考えさせてくれる本というのは、ありそうでなかなかないのだが、この本は間違いなくそういう本である。著者は五反田生まれ(1966年)の五反田育ちで、3人姉妹の末っ子だが、爺さん子を自称している。祖父の星野量太郎は千葉県外房の御宿(おんじゅく)で漁師をしていたが、高等小学校を中退して十三の歳に東京五反田の町工場につとめ、その後やはり五反田に自分の工場を持つ。この本はその祖父がつくり、父が後を継いだ星野製作所の変遷を描くノンフィクションであり、家族の物語でもある。それだけではない。背景となる五反田の街の移り変わりが微細に描きこまれ、その場所にありながら、戦前戦後そして今の時代の日本のありようが生き生きととらえられ、文字通り「世界は五反田から」始まっているのだ。クローズアップからロングショットへと視角を自在に変えながら描いていくのが、著者の淡々としていてしかも躍動感ある文体の特徴を生んだ。(志真秀弘) 続き

放射能汚染水を海に流すな!東京行動に500人〜福島の漁師が苦悩を語る
放射能汚染水の海洋放出が、この夏にも強行されようとしている。大事故を起こしたこの国で、本当にこんなことがまかり通ってしまっていいのか。5月16日「汚染水を海に流すな!東京行動」が行われ、丸一日かけた行動となった。この日は10時30分から東電本社前の抗議行動、国会前での集会があり、14時からの政府に要請書を手渡す院内集会には、会場に入りきれないほどの人が集まったという。筆者は18時半からの日比谷野音の集会に駆けつけたが、福島や韓国から500人が集まっていた。小名浜漁協の柳内孝之さんが、福島の漁師たちの、翻弄され続けた苦悩を切々と語った。「事故直後、原子炉から漏れた放射能汚染水が海に流れ出た。一時期、構内のタンクに保管したが、満杯になると『低濃度』と称し、海に投棄している。一方的に方針を決められ、漁業者には何の説明もなかった。各省庁に問い合わせたが、たらい回しされてきた」(堀切さとみ) 続き

人間らしく生きるために頑張っている人たち〜「三多摩レイバー映画祭」新たな予感
東京・国立の映像居酒屋、キノキュッヘで開催された「三多摩レイバー映画祭は、本家本元のレイバー映画祭よりも、労働映画祭という名前に相応しいものだったかもしれない。5月14日(日)午後1時から7時まで。定員は40人で途中出入り自由なのだけれど、終始満員。そして映画の後には、制作者、登場人物らが解説し、会場との質疑応答が行われた。制作順に上映された6つの作品は、どれも素晴らしかった。『人間を取り戻せ!〜大久保製瓶闘争の記録』は、障がい者雇用で名をあげた大手製造会社で起きた虐めや差別、それと闘う脳性マヒの労働者の記録だ。殴る、蹴る、暴言を吐く、小便を頭から浴びせる。そんな理不尽を憎み、許さず、障害者たちは全身で闘った。会社に何も言えずにいた親たちの意識も変えていく。同情の対象から権利の対象へ。「人間を取り戻せ」という1970年代のこの叫びは、ウィシュマさんを生み出してしまう社会の中で、ますます色あせることがない。(堀切さとみ) 続き参加感想(大洞俊之)

「愛の家」グループホーム葛飾奥戸での争議が解決!〜介護労働者のたたかい
高齢者介護施設「愛の家」グループホーム葛飾奥戸で働いていた全国一般東京東部労組の中嶋組合員に対する残業代不払いや不当労働行為の問題で、東部労組は会社側と4月28日に東京都労働委員会(都労委)で協定書を締結し、昨年来の争議を解決しました。この争議は、同施設で数分単位の残業代が支払われていなかったため中嶋組合員が同僚スタッフに会社への要求行動に立ち上がろうと呼びかけた途端、会社側から他施設への配転を命じられたことでぼっ発しました。また辞令交付の際に会社側役員による中嶋組合員への有形力の行使も発生しました。その後、組合側は都労委での労働争議に関するあっせんを申請。会社側として中嶋組合員が直接雇用されていたグリーンフードとともに施設を運営している親会社のメディカル・ケア・サービス、関連会社の学研インテリジェンスの3社が応じ、調整が続いていました。(須田光照) 続き

「人間扱いをしてほしい」仮放免者の訴え〜入管法改悪反対!国会正門前に4000人
入管法改定の審議が参院に舞台を移すなか、5月12日夜、国会正門前で「入管法の改悪に反対する大集会」が開かれた。主催者発表で4000人が集まる大行動となった。たくさんのスピーチの中で、とりわけ当事者の訴えが心に響いた。仮放免者のパートナーである「まゆみさん」は、ステージに上がりこう語った。「夫はトルコ国籍のクルド人です。日本に来て15年、結婚して8年。難民申請は現在4回目で、在留資格を得られないままずっと仮放免の延長をしている状態です。もしこの入管法改定案が決定し、現在申請している難民申請が不認定になれば、まさに送還の対象になってしまいます。強い危機感を抱いています。きょうここでスピーチするとは夢にも思っていませんでした」。政治に興味がなく気楽に生きてきたというまゆみさん。しかし結婚3年目ごろに、突然、仮放免が不許可になり夫が入管に収容されてしまった。(M) 続きまゆみさんスピーチ(Choose TV)東京新聞

〔週刊 本の発見〕私たちは宇宙に生かされている〜ホーキング著『ビッグ・クエスチョン』
『ビッグ・クエスチョン 〈人類の難問〉に答えよう』は2019年に邦訳が出版され、買ったまま読もうと思って机の上に載っていた本である。何年も放っておいたのは何となく内容がわかりきっていたというか今更感があったのと、コバルトブルーの表紙が読みたいという情熱の熱を奪っていたからだ。なぜ急に読もうと思ったのかは、今年4月13日号のNature誌が243-244pで『On the Origin of Time: Stephen Hawking’s Final Theory』Thomas Hertog(『時間の起源について ホーキングの最後の理論』トマス・ハートッホ)の書評を取り上げていたからだ。ハートッホは、2018年に亡くなったスティーヴン・ホーキングの最後の共同研究者でホーキング最後の論文『永久インフレーションからの滑らかな離脱?』を共同執筆した理論物理学者で弦理論提唱者である。(根岸恵子) 続き

太田昌国のコラム : ヤン ヨンヒが描く「家族の肖像」
映画『スープとイデオロギー』(2021年)が深い反響を呼び起こしながら、繰り返し上映されているなかで、監督ヤン ヨンヒの著書『カメラを止めて書きます』が刊行された(クオン、2023年)。もともとは、韓国で2022年に発行された著書の日本語版だ。かの女の「家族ドキュメンタリー三部作の中に詰め込めなかった裏話を書いた」と著者は言う。私は、かの女のこれまでの映画をすべて観ており、著書も読み、出会いに恵まれた新聞・雑誌の記事にもだいたい目を通してきていると思う。私が2003年に刊行した『「拉致」異論』(太田出版。その後2018年に増補決定版が現代書館から発行されている)の核心のひとつは、歴代のDPRK(北朝鮮)政治指導部の路線に対する批判であった。その2年後、ヤン ヨンヒは最初のドキュメンタリー作品『ディア・ピョンヤン』(2005年)を発表したが、それは、大阪に住む、自らの父親を主人公にして、家族の肖像を描いたものだった。(太田昌国) 続き

声明:私たちは、あきらめない あらためて入管法改定案の廃案を求めます
通常国会に提出されていた入管法案が、本日(5月9日)、衆議院で可決されたことを受け、移住連を含む「STOP!長期収容」市民ネットワークに参加する7団体は、以下の声明を発表しました。1.入管法改定案に反対し、衆議院可決に抗議します 入管法改定案が、通常国会に提出され、5月9日、衆議院で可決されました。衆議院採決に抗議し、まもなく開始される参議院において廃案とすることを求めます。2.人道に反し、一昨年廃案になった入管法改定案 本法案は、政府が2021年の通常国会で廃案になった入管法改定案と、ほぼ同じ内容であり、衆議院で行われた一部修正を経ても、多くの人の命や人権を脅かす、以下の重大な問題を含んでいます。・低い難民認定率に改善策をとらない一方、難民申請者の送還を可能にし、迫害を受ける恐れがあるのに難民を本国に送り返す。・送還忌避罪を創設し、帰国できない事情があるため在留を希望する人に刑罰を加える。・監理措置制度により、在留資格のない外国人の監視を支援者らが引き受けない限り解放せず、無期限の長期収容制度を存続させる。(声明より) 続き5.8入管法集会動画

「送還は殺人」入管法改悪反対!〜土砂降りのなか「杉並大行進」3500人
「難民いじめる政治家いらない」「人権守れ!命を守れ」のデモコールが杉並の街に拡がった。入管法改悪法案の5月9日衆院本会議採決、12日の参院審議入りを前にして、5月7日午後、改悪反対の市民たちは大デモを敢行した。天候は最悪で土砂降りの雨となったが、それをものともせず、人々は高円寺中央公園に続々と集まった。公園は傘・傘・傘で埋まり、ステージがほとんど見えない状況だったが、人々は登壇者のスピーチに聞き入った。「送還は殺人だ」の文字を大きく書いた傘をもっていた男性がいた。「衆院の法務委員会を通ってしまったので、本気どころか死にものぐるいでやるしかないと思った。杉並をひっくり返すくらいのデモをやりたい」と闘志をむき出しに語ってくれた。集会スピーチで立憲の参院議員・石川大我さんは「私たちが入管法に反対する理由はたった一つ。この法律が人の命を奪うということだ」「参院では弁護士や市民と一緒につくった“難民保護法”を対案として提出する。これを成立させるように頑張ろう」と訴えた。(M) 続き動画(5分)東京新聞しんぶん赤旗ハフポスト

〔週刊 本の発見〕人権後進国ニッポンの赤裸々な実態!〜『武器としての国際人権』
日本が人権後進国と言われるようになって久しい。しかし本書を読むと、ニッポンの人権後進国ぶりはそんな生やさしいレベルではすまないことがわかる。レイバーネットを日常的に読んでいる人なら、人権は生まれながらにして誰もが持ち、それを保障する義務を政府が負っていると理解しているだろう。しかし日本人の大部分が人権を思いやりと同レベルで捉えていることに、藤田さんは警鐘を鳴らす。人権は国家と個人の関係だが、思いやりは私人同士の私的関係に過ぎないからだ。特定秘密保護法をめぐって、国連特別報告者デイビッド・ケイ氏による訪日調査が2016年に行われたが、この過程では日本政府が一度は日程まで決まった調査受け入れを直前でキャンセルするという暴挙に出た。「日程まで決まっていてキャンセルするのは独裁国家くらいだ」と聞かされた藤田さんは「日本はもう放っておけない大変な国になりつつある」(本書P.71)との国際社会の雰囲気を忖度なく伝えている。(黒鉄好) 続き

市民と共に信念をつらぬく保守の重鎮〜映画『ハマのドン』を観て
胸のすくような痛快な、それでいてホロリとするドキュメンタリーだ。カジノ誘致に揺れた横浜市。ここで、誘致に賛成の候補者を大差で破り、反対派の若き新人市長が誕生した。その立役者が、この映画の主人公「ハマのドン」こと藤木幸夫さんだ。藤木さんは90歳を超える自民党員。横浜だけでなく全国の港湾労働者を束ねてきた保守の重鎮だ。歴代首相をはじめ、大物政治家とのパイプも太く、ヤクザとのつきあいもある。その彼が「ハマで賭博はやらせない」と宣言し、同じ神奈川出身の菅義偉陣営を相手に闘うのだ。「総理に立てつくなんて、周りが離れていくだけ」というのがフツウの見立てだが、藤木さんは多くの市民を味方にした。カジノ側の人間をも、藤木さんは虜にしてしまう。いかに長時間賭博の椅子に縛り付けるかを計算してきた、カジノ設計士の村尾武洋さんも、藤木さんの心根に惹かれた一人だ。アメリカでは依存症になった親たちによって、多くの家族が路頭に迷っている。(堀切さとみ) 続き映画公式サイト

あらたな戦前にさせない!改憲・大軍拡NO!〜憲法大集会に2万5千人
5月3日、「あらたな戦前にさせない!守ろう平和といのちとくらし 2023憲法大集会」が東京・有明防災公園で開催された。入口で右翼が騒ぐ一幕もあったのが、広々とした会場は続々とやってくる人波でうまった。市民の旗、組合の旗などが林立してカラフルだった。巨大スペースの会場にはさまざまな工夫がされていた。音が行き渡るようにスピーカーが各所に設置されただけでなく、サブ会場には大きなスクリーンが用意された。「憲法9条は世界の宝 憲法改悪は許さない!」の手書きのプラカードを首からぶら下げていた年輩の女性が目にとまった。参加者の多くが憲法世代の高齢者だったが、こうした層が改憲を止めてきたことは確かだ。そんな中に初めて参加したという40代の女性がいた。インタビューをすると「集会に来たのは初めて。今朝の新聞で改憲派が6割をこえているのを知って、こわいと思った。集会でいろんな人の話を聞きたいと思って友人ときた」という。戦争のにおいが拡がるなかで、今回の5.3集会参加者の危機感は大きかった。(M) 続き動画(7分)朝日デジタルアリの一言全記録(川島ch)

社民党・新社会党が共同声明「新しい戦前にさせない!平和力の結集へ」を発表
5月3日の憲法記念日にあたって、社民党と新社会党は共同声明を発出した。その発表記者会見は、4月25日参院議員会館で開催され、福島みずほ社民党党首(中央)、岡崎宏美新社会党委員長(右)、佐高信氏(左/共同テーブル代表)が出席した。佐高さんは「中村哲は“あるく日本国憲法”だ。岸田シンゾウの道ではなく、中村哲の道をすすもう!」と訴えた。・・【共同声明】「歴史は繰り返す」 今、日本は新しい戦前に向かおうとしています。昨年12月、岸田政権は、敵基地攻撃能力の保持を認め軍事費の大幅増額・大増税に踏み込む「安保三文書」を閣議決定しました。これは戦後の安全保障政策の大転換であり、平和憲法を空文化する、許してはならない暴挙です。日本は「専守防衛」を投げ捨て、アメリカとともに戦争する国へと歴史的な変貌を遂げようとしています。軍需産業を育成し武器輸出をすすめ、学術研究や民間空港・港湾などの軍事利用が強行され、教育や情報などあらゆる分野で軍事化が進みます。いま止めないと、声を上げないと、日本の平和は保てません。 続き動画(13分)

反戦メーデー自民党本部前行動を貫徹!〜自民党・岸田は戦争加担と大軍拡をやめろ!
全国一般東京東部労組は5月1日午後、労組反戦行動実行委員会が呼びかけた反戦メーデー自民党本部前行動に参加し、多くの労働組合の組合員らとともに政府・自民党の戦争政策に反対の声を上げました。行動には約130人が参加。警官隊が自民党本部に近づけさせない不当な規制を行いましたが、参加者らは自民党本部と道路をはさんだ歩道で「大軍拡を許さないぞ!」「憲法改悪反対!」などのプラカードや横断幕を掲げて行動を始めました。最初に司会をつとめた東部労組の須田書記長が「メーデーは世界中の労働者が団結を誓う日。労働者が殺し合う戦争は国際連帯を破壊する。ロシア・ウクライナ戦争に加担し、中国や朝鮮を敵視しながら大軍拡を推進している張本人である自民党の岸田を連合がメーデー集会に来賓として招いたが、メーデーの国際連帯を示すためにも労働者は自民党と岸田に断固抗議しよう」と基調を提起しました。(須田光照) 続き

物価高騰、人権侵害、外国人差別、戦争の危機をはね返そう!〜日比谷メーデー盛大に
物価高騰、職場での解雇や人権侵害、外国人差別、戦争の危機。働くものの環境がいっそう悪化するなか、5月1日、第94回メーデーが開催された。この日はメーデーにふさわしい5月の晴天に恵まれた。日比谷メーデーの会場である日比谷野音周辺の木々は鮮やかな緑色に染まっていた。そこに赤や青の組合旗が林立していた。コロナが開けたひさしぶりの大規模集会に参加者の表情も高揚していた。9時50分に式典が開始された。主催者・連帯・来賓挨拶に続いて、現場労働者からの「決意表明・訴え」があった。登壇したのは4人で4つのテーマを代表しての発言だった。「正規・非正規連帯」谷川紀子さん(郵政産業労働者ユニオン)、「外国人労働者」長谷川ウェナさん(全統一労組ピードア分会)、「組合弾圧」松尾聖子さん(全日建連帯労組関西生コン支部)、「反戦平和」菱山南帆子さん(5・3憲法大集会実行委員会)がマイクを握った。全員女性だった。(M) 続き動画(9分)おんなたちのメーデー前夜祭

米国労働運動 : 気候変動対策は誰のもの?〜働く現場に大きな変化が襲う
【解説】レイバーノーツはこの4月から気候変動対策担当のスタッフを採用した。その新しく採用されたスタッフであるキース・ブラウワー・ブラウン(写真)が、レイバーノーツ5月号に労働組合が気候変動対策と取り組む重要性を訴える記事を投稿しているので翻訳した。前月の翻訳記事で紹介したEV車製造部門を組織化しようしている全米自動車労組UAWの取り組みや、再生可能なエネルギーへの公正な移行について述べている。(レイバーネット国際部 山崎精一)・・労働者が働く現場には、大きな変化が熱波のように襲ってきている。今月になりバイデン大統領は、10年以内にアメリカで販売される新車の大半をオール電化にするための新しい大統領令に署名した。そのEV車のバッテリーを充電するために、多くの主要な州では10年以内に総電力の3分の2をクリーンエネルギーで賄うよう推進している。 続き

尾澤裁判 : キムウニョンさんが証言〜「公正と正義が生きていることを見せてください」
雨降る4月26日朝8時半、さいたま地方裁判所前には韓国から、また北海道や大阪からも傍聴者が駆けつけました。事前集会では大阪全労協や、元韓国サンケン労組のオ・ヘジン支会長、日本資本と闘う韓国ワイパー労組のチェユンミ分会長などからあいさつがありました。大法廷での公判を希望する511人の署名を刑事3部金子大作裁判長と、吉村真幸裁判所長あてに4月19日に提出しました。韓国のKBSテレビの撮影もあり、もしやと思っていましたが、やはり一顧だにされませんでした。1時間前の傍聴整理券配布には73人、遅れて到着した方もいましたので約80人が並んで傍聴を希望しましたが、中法廷(44人)での開廷でした。午前10時から開廷した裁判の冒頭、裁判官二人が交代したこともあり、尾澤孝司さんから「更新意見陳述」が行われました。(尾澤邦子) 続き *写真=韓国から来日して証言したキムウニョンさん

改悪入管法が衆院法務委員会で採決!〜あきらめない、闘いは参議院へ
4月28日、午後1時過ぎ、法務委員会で質疑開始。スピーカー越しにインターネット中継を聴く。寺田学議員(立憲民主)が「入管庁のやり方に反対ばかりしていてはダメ」などと耳を疑うような発言を繰り返す。続く沢田良議員(維新)の「入管庁の職員は粉骨砕身でがんばっている」という発言にたまりかねた移住連の鳥井一平さんがマイクを握り抗議する。「仮放免者を助けてきたのは地域に住む市民です。寄付を集めたり、子どもたちのために服や学習教材を用意したり、市民が助けてきたんです。入管じゃありません。議員の皆さん、もっと勉強してください! きちんと現実を見てください!」 。終了予定の1時間が近づいてきた。人々が集まってくる。「採決反対!」「採決やめろ!」のコールが湧き上がる。スピーカーの近くで耳をそばだてながら中継を聞いていた人も、立ち上がる。中には国会議事堂に向かって「やめろーっ!」と叫ぶ人も。鳥井さんもマイクを握り「入管法改悪反対!」。午後2時過ぎ、採決。意外なほどあっけない瞬間だった。(松本浩美) 報告動画(8分)

徹底的に人権を無視する日本の入管庁〜レイバーネットTV(4/26)報告
これを書いている最中の4月28日、最悪の「入管改悪法」が衆院法務委員会を通過した。廃案一択と叫ばれる中で、修正案協議を自公維民の4党で行ってのことだった。そのニュースを聞きながら、日本って、世界に敵を作っているのよねと改めて認識する。再び戦争をしないためにと始めた私の初めての社会活動は、主にアジアからの留学生との交流だった。世界に友だちがいれば、戦争は起こせないと。そこで出会った入管問題、そしてベトナム戦争後の国費留学生の難民化問題だった。それゆえ、2年前に続く今回の入管法の改悪には、心を痛めている。当事者家族として話してくださったナオミさんの一つ一つの言葉に涙が滲んだ。後ろに貼られたフリップの「法が終わるところ暴政が始まる」に強く共感し、ヒットラーがワイマール憲法を止めたような今の日本の状態に、心底の怒りを感じる。(笠原眞弓) 全文放送アーカイブ(77分)

大軍拡「軍需産業強化法」が委員会採決!〜賛成した立憲に批判の声
青空が広がった4月27日昼、国会情勢が緊迫していると聞き、じっとしておられず衆議院議員会館前に出かけた。ちょうど、衆議院安全保障委員会で審議されている「軍需産業強化法案」に反対する人たち50名ほどが集会を行なっていた。安保3文書に基づく大軍拡を具体化し、兵器などの開発・生産を強化するため、政府が国内軍事産業を財政的に支援するとんでもない法案だ。憲法9条を持つ日本が軍需大企業を儲けさせ、武器輸出国になろうとしているのだ。この法案に明確に反対しているのは共産党、社民党だけ。立憲民主党は何と賛成とのこと(驚・怒)。「立憲民主党は賛成するな!」の横断幕を掲げた人たちもいた。まさに大政翼賛会的状況だ。急速に反対運動を盛り上げないと大変なことになる。様々な市民団体の人たちが発言し警鐘を乱打した。なお、今日午前中には入管法改悪反対集会も同場所で行なわれたとのことだった。(近藤徹) 続き動画(赤嶺発言/抗議の声)

〔週刊 本の発見〕障害児者を排除している社会は、いつか戦争への道に進んでいく
『増補版 戦争は教室から始まる 元軍国少女北村小夜が語る』・・安倍政権以来の、“何でもかんでも国会無視の「閣議決定」”に、情けなくも結構慣らされてしまったとはいえ、昨年12月の安保三文書の改定には、度肝を抜かれたという人が多いのではないだろうか。なにしろ、“新たな戦略”とやらでは、言葉巧みに「反撃能力」という語を用い、これまで憲法上は、どう解釈しようと許されなかった「敵基地攻撃能力」を持つ必要があると明記したのだから。そして、安全保障になど決してならない、それどころか私たち市民の生活を脅かす“新たな戦略”のために、防衛費は今後5年間でおよそ43兆円にするという。いったいこの国で暮らす私たちの生活はこの先どうなるのだろうか。不安が胸をよぎる。そんな時、政府が進める度外れた防衛力の抜本的強化に、危機感を抱いた女性たちが、「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」を結成し、「#軍拡より生活 !〜未来の子どもたちのために平和を!」を掲げ、オンライン署名運動を始めた。(志水博子) 続き

レイバーネットTV(4/26)案内 : 難民をいじめてどうするの? 入管法改悪反対運動の現場から
2021年5月廃案になった入管法改正(悪)法案が今年4月13日に審議入り。内容は当時とほぼ同じ。2回難民申請すると、3回目から申請中であっても強制送還の対象となる。送還を拒否した場合「送還忌避罪」という刑事罰が科される。しかし、彼彼女らは帰りたくても帰れない事情を抱えている。故国に戻れば逮捕されたり、生命に危険の及ぶ人。日本に家族がいたり生活の基盤がある人。そして、日本で生まれた子どもたち。難民認定率1%未満なのに、日本に助けを求めてきた人たちを追放する人権無視の法案。廃案に追い込むため、国会前では支援団体や市民が集まり、抗議行動が行われている。与党は4月末の採決を狙っている。まさに最重要局面にある。緊迫した状況のなか、番組では支援者と当事者の声を交えながらリポートする。ゲストはナオミさん・小池宏之さんを予定している。(レイバーネットTVプロジェクト) 番宣4/25シットイン

核燃料サイクルの町は今〜六ケ所村議選の菊川けいこさんを訪ねて
六ケ所再処理工場を有する下北半島六ケ所村の村議会議員選挙を訪ねた。立候補した菊川けいこさんは両親が開拓した土地を受け継ぎ農業で生計を立てながら核燃サイクルに反対し続けてきた。村議会への挑戦は3回目である。全国の原発から出る使用済み核燃料からウランとプルトニウムを取り出し、さらなる核燃料を作るのが核燃料サイクル。しかし、「もんじゅ」が事故によって頓挫した現在、再処理工場は無意味なものになっているはず。今回訪ねた六ケ所村は再処理工場、ウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センターが威容を誇り、港や関連企業が林立し巨大核燃サイクルコンビナートとなっていた。春から夏にかけて海から吹く強い風は「やませ」と呼ばれる。立っているだけで吹き飛ばされそうな強風の中、咲き誇る桜やチューリップの花々が揺れていた。(野村保子) 続き

「太平洋は核のゴミ捨て場じゃない!」〜日韓連帯で声をあげる
4月24日、ソウルの環境市民グループが来日し、経済産業省前で「福島からの汚染水の海洋投棄を撤回せよ!」と訴えた。正午。経産省の職員たちがゾロゾロ出てくるのを前に、メンバーたちは「太平洋は核のゴミ捨て場じゃない」「海は人類共同の未来だ」などと書かれた横断幕を広げた。崔 禮鎔さんが訴える。「私たちは2011年4月に、日本と韓国の市民調査団を組織し、福島の現状をはっきりとこの目で見てきました。12年過ぎたが、日本政府と東京電力は、事故の処理をまともに行っていません。汚染水がどのような核子をもっているかもわからないのに、海に捨てるということが許されるのでしょうか」「福島の惨事から何を学んだのでしょうか。ドイツがすべての原発の稼働をやめ、全世界の人々が地球環境を守ろうと努力しているときに、日本政府は何をしているのですか。薄めて捨てればいい、そんなことが許されるでしょうか」。(堀切さとみ) 続き

「入管法改悪反対!廃案一択!」国会前に2000人〜指宿弁護士が強烈アピール
入管法改悪をめぐる国会情勢が緊迫してきた。来週にも衆院法務委員会の採決が危ぶまれるなか、4月21日、国会正門前には「廃案」を求める市民が集まり、大集会が開かれた。19時から21時までの2時間のあいだに約2000人が結集した。強制送還を容易にする改悪案。本来難民と認定されるべき人が強制送還されていいのか、一人ひとりの人間のしてのあたりまえの権利を踏みにじられていいのか、百害あって一利なし、叫ぶような怒りのリレースピーチが、国会議員・文化人・市民・学生らから次々と繰り広げられた。さまざまな国籍の人が入り交じり、国会正門前はさながら「国際市民集会」の様相だった。ウィシュマ・サンダマリ裁判の弁護団を務める指宿昭一弁護士の5分スピーチは強烈だった。「みなさんウィシュマさんの5分ビデオをご覧になったでしょう。あのときに点滴治療をしていれば命はたすかった。法務大臣・入管庁は言葉だけで反省している、改善していると言っているが、ウソを言うな! 」(M) 続き指宿弁護士スピーチメリッサさんスピーチしんぶん赤旗時事通信TBSニュース23メタバースデモ

「おんなたちのメーデー前夜祭」参加の呼びかけ〜「8時間」が実現されていない日本の女性たち
メーデー 毎年GWになると報じられる「労働者の祭典」。その起源は1886年5月1日のアメリカ・シカゴに遡ります。この日、低賃金で1日12時間以上も働かされていた労働者が劣悪な労働条件の改善を叫んでストライキに立ち上がりました。この闘いを記念する行事がメーデーです。当時の労働者たちが掲げた言葉は「労働に8時間、休息に8時間、自分のしたいことのために8時間!」でした。この19世紀の労働者のストライキから世界中に「8時間労働制」が確立していきます。メーデーは人間らしい労働の獲得を祝う祭典として(戦争中を除き) 続いてきました。ところが日本ではいまだに会社で、会社+家庭で、家庭で1日12時間以上も働いている人々がいます。経済協力開発機構(OECD)の2021年の調査によれば、33か国中最も睡眠時間 が短いのは日本の女性でした。(中島由美子) 続き

〔週刊 本の発見〕美しい壮大な夢は悪夢に終わった〜コミック『ラストワルツ』
島田虎之介は、私が最も愛する漫画家の一人だ。『九月、東京の路上で』を刊行した際には、その宣伝ポスターのために絵を描いていただき、さらには対談までしたほどである(お会いしたとき、実は世田谷で起きた虐殺事件「烏山事件」と、ある縁を持っていることを伺って驚いた)。 彼の漫画は、レトロでユーモラスな絵で描き込まれた、物語でもあり、詩でもあるような作品だ。時空で隔てられた人々を「記憶」で結ぶ物語が彼の真骨頂である。『ラストワルツ』(2002年)は、その中でも私が愛読する一冊だが、今回あらためて読んで、これまで気づかなった発見もあったので、ご紹介しようと思う。この作品もまた、詩のような物語である。他の作品と同様、ユーモラスなホラ話が連なって転がり、一つの世界へと合流していくのだが、この作品では、主人公は死者たちである。死者をよみがえらせて語らせるという意味では、能のようでもある。呼び出されるのは、20世紀の様々な「夢」であり、あるいはその犠牲者たちだ。(加藤直樹) 続き

いのちについて小出裕章さんが書いていたこと〜レイバーネットTVその後
レイバーネットTV182号の小出裕章さん特集では、大きな反響があり、たくさんの感想が寄せられました。私は土田修さんと一緒に企画を担当しましたが、イコマレイコさんの力もお借りしながら、小出さんの魅力を伝えることができてよかったです。とりわけ、人間の生き方、死生観にまで踏み込んだ話は、すでに講演や著書で小出さんを知っていた私にとっても、心を揺さぶられるものでした。驚いたことに放送終了後、小出さんがスタッフ宛にメールを下さいました。そこに「レイバーネットTVでは、原子力や福島事故のことだけでなく、子どものことまで口にしてしまい、余計なことだったと反省しています。でも、生き方そのものについてお受け止めくださったようで、感謝します」という一文と共に、1990年に書いた文章が添付されていました。「生命の尊厳と反原発運動」という文章です。これは小出さんの著書「放射能汚染の現実を超えて」におさめられているものですが、多くの皆さんに読んで欲しいと思い、ご本人の許可を得た上でここに紹介します。(堀切さとみ:レイバーネットTVスタッフ) 全文放送アーカイブ

写真速報 : 入管法改悪反対アクション 国会前シットイン(4月18日)
2023年の通常国会に提出された入管法改定案が、4月13日より衆議院で審議入りします。今回の法案は、2021年に市民社会や当事者をはじめ多くの人々が反対の声をあげて廃案となった入管法改定案とほぼ同一の内容です。迫害を受ける恐れがある人たちを送り返すことはやめてください。本国に帰れない事情のある人たちに刑事罰則を加えないでください。私たちは、難民を虐げ、在留資格のない人の命を危うくする入管法改悪に反対します。私たちが望むのは、難民・移民を日本社会から排除・送還する社会ではなく、受け入れ・共生する社会です。私たちの声を、国会審議に届けるために、4月13日以降、衆議院・参議院での法務委員会開催日に国会前シットインを行います。どなたでもご参加いただけます。ぜひ、みなさんで一緒に、「入管法改悪反対」の声を上げていきましょう。(シットイン呼びかけより) 写真速報

統一地方選挙後半戦:国政変革につながる重要な選挙が始まった
4月16日、統一地方選挙後半戦が始まった。4月9日投開票の同選挙前半戦では、立憲野党の苦戦、維新の会の「躍進」が報じられた。それに乗じてか、その後Jアラートの発出も含め「戦前」を思わせる雰囲気がますます大きなものになっているように感じる。その反映なのか私が取材している東京都武蔵野市の市議会議員選挙では、市政をめぐる例えば小中学校の給食費の無償化を始めとした課題に加え、国政の課題の軍拡、原発、増税について訴える立憲野党の候補者(無所属もふくめ)が多い。今回の統一地方選挙は、当面国政選挙がないこともあり国政に直結する位置づけがあるといっても過言ではない。三島杉子(日本共産党・新/写真)さんは、「今までにないようなことが進められるなって思っている中で、いや本当にあの時自分何してたんだろうっていう風には言いたくない。」と初めて立候補した思いを語った。(湯本雅典) 続き動画(三島候補)動画(桜井候補)

「忖度・自粛」が蔓延する新聞メディアをどう変えていくか〜「あるくラジオ」東海林さん語る
4月15日の「あるくラジオ」のゲストは毎日新聞記者・デスクの東海林智さん(58歳/写真中央)。東海林さんは新聞記者の労働組合である「新聞労連」(86社・18000人)委員長も歴任してきた。1時間の番組では、新聞記者になったきっかけ、労働記者として見てきた日本の労働運動の話などに続いて、メディア界のリアルな現状を語った。1997年の新聞発行部数は5千万部だったが、現在は3千万部で2千万部も激減している。「貧すれば鈍する」状況のなかで、退社する人が多いという。東海林さんは毎日だけでなく、新聞業界の全体状況をこう語った。「マスゴミと言われるとがっかりする。現場の記者は頑張っている。しかし正直、現場はものすごく息苦しくなっている。忖度・自粛が蔓延しているからだ。政府からの直接の圧力はないのに、経営側や編集幹部は、面倒なことを避けたい、抗議行動をやられなくない、という思いから、突っ込んだ記事を敬遠するようになった」。(M) 続き放送アーカイブ(60分)

時代の危機に立ち向かう川柳〜『反戦川柳人 鶴彬の獄死』(佐高信)を読む
私は、十代から川柳を作っていたが、鶴彬(つるあきら)のことを初めて知ったのは、筑摩書房から出た「アンソロジー青春」の中の『抵抗の青春』という一巻の中に、詩人・秋山清が書いた「ある反戦川柳作家の生涯」が収められていて、それを読んだことからだった。私も川柳を作る者のひとりとして、このような川柳を、戦前に作った人がいたのかというのは、私にとって驚きでもあり、衝撃でもあったが、このようなものの中にこそ、川柳の真髄はあるという共感があった。そして、1977年に一叩人編『鶴彬全集』(たいまつ社刊)のぶ厚い一巻本が出て、すぐ購入し、その読書感想の同封葉書を送ったところ、一叩人さんから、御礼の葉書が届いた。それ以来の一叩人さんとの長い交流が続いた。また「川柳人」へ同人として参加する中で、井上剣花坊の娘・大石鶴子さんとも、鎌倉の建長寺での「剣花坊忌」の集いなどで、御縁を頂いた。本書を読む中で、そんな、こんなが、思いだされる。(乱鬼龍) 続き

労働法を守らない「多摩労務管理事務所」とのたたかい〜第一審に勝利!
「多摩労務管理事務所」(東京・八王子)に横行するパワハラに我慢ならず、2017年に組合「労働組合UINION No.6」立ち上げた社会保険労務士・田中理雄(みちお)さん(写真右)。一人からのスタートだったが、仲間も増えてきた。そんな矢先の2020年1月に「職務能力不足」などを理由に解雇された。同12月には同僚の坂根操さん(左)も解雇されたが、二人で3年近く争ってきた第一審裁判の判決が3月29日、東京地裁立川支部であった。「解雇無効」の組合側の全面勝利だった。裁判でも会社側は「能力不足」をまともに立証できず、もの言う組合排除のための解雇だったことが明確になった。4月10日、記者はお二人から話を聞いた。田中さんは現在40歳、「9割9分勝てるとは思っていたが、1分の不安もあった。現実に勝ててよかった。これが負けたら世も末だ。なにより許せないのは、人事労務管理を専門とする社労士事務所が労働法を守っていないことだ」という。(M) 続き

科学者というよりむしろ哲学者〜レイバーネットTV「小出裕章さんに聞く」を観て
小出さんの講演会には何度か参加しています。話を聞くたびに思うのですが、すぐに数値の話に持って行きたがる御用学者と違って、小出さんのお話は「人間として我々はどのように生きるべきか」を説いていて、科学者というよりはむしろ哲学者のようです。「いつ死んでもかまわない」という小出さんの死生観には強い共感を覚えます。3.11を福島で迎えたとき、私自身も「ああ、これで自分は死ぬんだ」と思ったからです。私もスピーチや講演を依頼されたときは「原発の電気を使うくらいなら死んだ方がマシだ」と発言し続けてきました。3.11以降の12年間、「今日が自分の人生最後の日になっても恥ずかしくないように生きよう」と思い、それを実行してきました。カネのために原発を動かし続けようとする人たちに小出さんや私のような覚悟があるようにはとても思えません。(黒鉄好) 続きアーカイブ録画(100分)速報感想(内藤洋子) *写真=レイバーネットTVで大いに語る小出裕章さん(4月12日)

「はだしのゲン」を今こそ〜神田香織さん講談
神田香織さんの講談「はだしのゲン」は、何度聞いても涙する。4月1日、大阪市中央区のドーンセンターに集まった110人は、時に笑い、そしてハンカチで目元を拭う。原爆に遭いながら負けずに生きる9歳の少年ゲンと家族の物語に没入した。企画したのは同区の隆祥館書店。広島市教育委員会が小中高校で平和教育の教材として使われてきた「はだしのゲン」を今年度から別のものに変更したことを受け、香織さんに持ちかけて実現した。香織さんが作者の中沢啓治さんの承諾を得て講談を初披露したのは37年前。中沢さんはニコニコしながら「浪曲は好きなんだよね」と快諾したという。そんな微妙な思い出話を打ち明けながら、香織さんは55分の講談を一気に語った。私が初めて聞いたのは2006年のこと。毎日新聞北九州版にコラムを書いた。書き出しは香織さんのセリフだ。〈炎と煙の熱地獄。音と光が失われたヒロシマに降る黒い雨。万物は呼吸を止め、神は死んだ〉(林田英明) 続き

太田昌国のコラム : 「ファルージャ」を再論しつつ、同時に希望の萌芽も見つける
先月の当欄では、米国海軍の次期強襲艦が「ファルージャ」と名づけられることに触れた。20年前の2003年3月にイラク攻撃を開始した米軍が、占領軍への抵抗が最も激しいファルージャで、翌年の4月と11月に包囲・侵攻作戦を実施した。合わせて2700人の人びとを殺害したその行為は、世界的には「ファルージャの虐殺」として知られている。だから、虐殺した当事者側がその地名を次期強襲艦に名づけることには、「驕り」と「独善性」があまりに顕わで、イラクの人びとのみならず、一般的にもひとの心を逆なでする。そのことを書いた。その一週間後、米ブラウン大学ワトソン国際公共問題研究所が、「ブラッド アンド トレジャー:2003〜2023年/20年間にわたるイラクとシリアにおける戦争での、米国の予算上の費用ならびに人的犠牲者数」と題する報告書を発表した。もちろん「開戦20年」に合わせての分析である。(太田昌国) 続き

〔週刊 本の発見〕不安や恐怖を煽る言葉に躍らされないために〜『そこから青い闇がささやき』
かつて、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国という国があった。6つの共和国、セルビア人、クロアチア人、ムスリム等からなる多民族国家だったが、1980年にカリスマ的大統領チトーが死亡すると共和国間の対立が表面化しボスニア紛争が勃発。90年以降の約10年間に、戦争により多くの難民が発生し、国連による経済制裁、NATO軍による空爆などを経て解体した。詩人で翻訳家である著者は、旧ユーゴの一部であるセルビアの首都ベオグラードに、80年以降暮らしている。本書は90年代に制裁と空爆の真っ只中で書かれた文章を中心にまとめたもので、昨年文庫化された。正直にいうと、当時セルビア人だ民族浄化だと言われてもよく理解できなかったが、NATOの空爆に強い憤りを感じたことを思い出した。著者自身の体験によって綴られている本書を読んで、そこには私たちと同じようにささやかな日々の暮らしを営む人間がいて、そして、苦しみ、殺されていったのだということがよくわかった。(わたなべ・みおき) 続き

レイバーネットTV(4/12)放送 : 小出裕章さんに聞く〜「原発回帰」ホントにいいの?
東京電力福島第一原発事故から12年がたちました。でも、いまだに溶け落ちた炉心がどうなっているのかは不明なままで、メルトダウンした1〜3号機からは相変わらず大気中に放射性物質が漏れ出しています。事故当日に発令された「原子力緊急事態宣言」は現在も解除できないまま続いており、そのもとで多くの人たちが被ばくを強いられながら生活しています。ところが、岸田政権はこれまでの原子力政策の方針を転換し、「原発回帰」へと大きく舵を切りました。あたかもフクシマ事故がなかったかのように。そして「安全教育」を促進し「原発の再稼働」「原発の寿命制限撤廃」「次世代型原発の開発・建設」を推し進めようとしています。大手メディアは「3・11」前後にさまざまな特番を組みましたが、フクシマ事故の現場がどうなっているのかをきちんと報道しませんでした。それどころか、岸田政権の政策転換の問題点を浮き彫りにして伝えることはほとんどありませんでした。(レイバーネットTVプロジェクト) 続き

地方選挙で安保3文書、原発に反対する議員を選ぼう〜高木一彦さんに聴く
統一地方選挙が始まっている。東京都武蔵野市の市民団体「むさしの憲法市民フォーラム」では、市民向けのチラシをつくり、武蔵野市議会議員選挙(投開票日は、4月23日)では、安保3文書、原発に反対する人を議員に選ぼうと呼びかけている。同会の事務局で弁護士の高木一彦さん(写真)は、「国会の議論も必ずしも盛り上がっていない、マスコミの論調も低いという点で、このままスルーしていってしまうのではないかという危機感を非常に強く持ったわけです」「ここ3年間、国政選挙はないというふうに言われておりますので、統一地方選挙を通じて、もちろん、統一地方選挙はその自治体のあり方・政策について問われるということが中心だとは思うんですけれども、やはりこの統一地方選挙、武蔵野でいえば市会議員選挙を通じてこの岸田政権の行う大転換というものに対する市民の意思をはっきり示すそれが必要なんだろうということで、このチラシをつくり宣伝活動しています」と語った。(湯本雅典) 続き動画(9分37秒)

クビを切られた非正規労働者がついに国会へ!〜大椿ゆうこさんが初登院
本日4月7日、総務省にて当選証書を受け取り、初登院。参議院本会議にて紹介して頂きました。クビを切られた非正規労働者がついに国会へ!「有期雇用という働き方を変えたい」という執念がなければ、この道は拓かれなかったでしょう。私と同じ体験をした人々を、少しでも勇気づけられたら嬉しいです。社民党 副党首。非正規労働者として働き解雇された経験のある私だからこそ、政治に届けられる声があります。ガマンも、ひとりで頑張り続けることも、やめにしよう。あなたの「弱音」こそが政治の課題、社会を変える力。「労働者の使い捨てを許さない!」 #大椿ゆうこ 初登院に合わせ、本日4/7(金)18時〜 #ツバキの議席は私たちの議席 のタグでツイデモを行います🙌 大椿ゆうこの一議席は、政治から捨て置かれて来た人たちのために徹底して使いたい。あなたなら、この議席どう活かす? あなたの思いをのせて、ツイデモにご参加下さい!(大椿ゆうこのツイッターから) 記事NHKニュース大椿ゆうこHP

〔週刊 本の発見〕イメージ戦略を重視した歴代最長首相〜『安倍晋三 回顧録』
先日、ドキュメンタリー映画『妖怪の孫』(監督:内山雄人)を観た。主人公は故・安倍晋三、「妖怪」とは言わずもがな、祖父・岸信介のことである。平日午後、シネコン@新宿の一スクリーンは、客席120ほどの大きさとはいえ、ほぼほぼ満員だった。数々の映像、多様な人物の語りがちりばめられた作品は十分面白く、改めて考えさせられる部分も少なくなかった。ただし、「映画はいつからテレビでやれないことをやるカウンター・メディアになってしまったのか」(井上淳一)という評言には同感であり、十年前、二十年前ならば、(たとえ深夜帯あたりにせよ)テレビで流れたであろう程度の内容とも思う。一瞥、観客の年齢層は高く、思い込みまたは偏見(?)も含めてリベラル派、市民派爐櫃き畤佑燭舛妨えたけれど、彼らのほとんどはこの映画を観て、改めて安倍の足跡を憤懣や悔恨とともに想い起こしたことだろう。しかし、逆に安倍を支持する人々、安倍を評価する人々が『妖怪の孫』を観に行く――その結果、考えを改める――ことは、ほぼほぼ起こりそうにない。(大西赤人) 続き

在日本韓国YMCAは職員・講師を路頭に迷わすな!〜再開を求めて組合を結成
在日本韓国YMCA(千代田区神田猿楽町・呉 永錫理事長)は1906年に設立され、現在では韓国文化の紹介・普及活動、韓国語講座・日本語学校をはじめとする語学教育、文化交流・宿泊研修事業などを行っています。その在日本韓国YMCAは今年に入り、「経営難」「建物の老朽化」などを理由に3月31日をもってこれらすべての事業を停止する旨を発表しました。これに先立ち昨年6月、事業の一つである日本語学校の休校が通知されたことをうけ、そこで勤務する講師・職員6人が同7月、事業停止の撤回・雇用の保障などを求めて労働組合(全国一般東京東部労組在日本韓国YMCA支部)を結成しました。同11月に開催された団体交渉で、組合は事業再開と雇用保障を強く求めるとともに、使用者側が事業停止の「理由」としている「経営難」「老朽化」の根拠となる資料などの開示を求めましたが、(菅野存) 続き

「民主主義を取り戻そう!憲法の精神を取り戻そう!」〜坂本龍一さんのメッセージ
3月28日、坂本龍一さんが亡くなった。「脱原発・平和」を訴えつづけてきた坂本さん。2015年の安保法制反対の運動の中にも坂本さんがいた。12万人が国会前をうめつくした8月30日の大集会で、坂本さんは3分間のスピーチを行った。それは「民主主義を取り戻そう!憲法の精神を取り戻そう!」という坂本さんの強い思いだった。以下、発言を紹介する。●坂本龍一さんのスピーチ・・こんにちは。よろしくお願いします。シールズと安保法案反対の運動が盛り上がってくる前に、僕はかなり現状に対して絶望してたんですが、シールズの若者たち、そして主に女性たちが各地で発言しているのをみてですね、日本にもまだ希望があるんだなと思っているところです。本当によかったです。ここまで政治状況が崖っぷちになって初めて、私たち日本人の中に憲法の精神、9条の精神がここまで根付いていることを、皆さんが示してくれてとても勇気づけられています。ありがとうございます。 続き動画(3分40秒)

米国労働運動 : 全米自動車労組UAWの改革派を会長に選出
【解説】昨年の11月から続いていた全米自動車労組の全組合員投票による全国執行部選挙の最終的な結果が明らかとなった。2月に行われた三つのポストの再選挙の結果、改革派が執行委員会の多数を占め、会長などの五役の内、会長と書記長を含む四役を占めることとなった。ビッグスリーとの協約改定交渉をこの秋に迎えるUAWは闘える体制を築けるか注目されている。レイバー・ノーツ4月号の記事を翻訳して掲載する。(レイバーネット国際部 山崎精一)・・・連邦政府監視官は3月25日、改革派の挑戦者ショーン・フェインが全米自動車労組UAWの会長職を勝ち取ったと発表した。フェイン新会長の就任は、ビッグスリー(注1)との交渉に向けてUAWが3月27日に開催する大会にちょうど間に合う形となった。開票作業は3月1日に開始されたが、最初の集計結果は非常に拮抗しており、最終結果は数百枚の疑問票に左右されることになった。どの投票が有効かを確認するための骨の折れる作業は、何週間も続いた。 続き

東京東部労組 : 尚美学園大学カウンセラー不当解雇問題の解決についての声明
尚美学園大学で学生カウンセラーとして働いていた全国一般東京東部労組・公認心理師ユニオン支部の平田尚寛組合員が不当に雇い止め解雇された問題で、学園側との「和解」がこのほど東京地裁で成立した。まずもって約1年間に及んだ解雇撤回を求める闘いにご支援いただいた友好労組や地域・全国の仲間のみなさんに心より感謝をお伝えしたい。また裁判闘争で尽力していただいた戸舘圭之弁護士にも御礼を述べたい。ありがとうございました! 「和解」の成立は2023年3月7日付で要点は次のとおり。・学園側と平田組合員は両者の業務委託契約が2022年3月末で終了したことを確認する。・学園側は、契約を更新せず、労働者性が争いになり、裁判になったことについて残念に思う。・学園側は、平田組合員が6年5カ月にわたり大学の専門職カウンセラーとして勤務し大学教育に貢献してきたことを認める。・学園側は、平田組合員に解決金を支払う。・解決金の金額のみは非開示とし、その他の内容に口外禁止は設けない。(声明より) 全文

ドキュメント石垣島〜78年目にしてやってきた軍事基地
●3月5日:軍用車両搬入、全国集会・・今月陸上自衛隊石垣駐屯地(ミサイル基地)の開設を前に、すでに石垣市離島ターミナルには、100台を越える巨大な自衛隊車両が陸揚げされていた。コロナがあけ、観光客がもどってきた石垣市の民間港には、大量の自衛隊軍用車両が集まっていたのである。戦後78年、石垣島には自衛隊基地がなかった。今この島に基地ができる。午前6時、車両置き場(3メートルの高さの壁で仕切られ中は見えない)に数十人の職員が入っていった。2時間後ゲートがあき、自衛隊車両が顔を見せる。沖縄県警の機動隊員が隊列を組み、ゲート前で道を阻んでいた市民を強制的に排除した。そして150台を越える軍用車両(ミサイル発射台を含む)は、2回に分け島の中央部にある陸上自衛隊石垣駐屯地に向け公道を向かった。(湯本雅典) 続き動画(16分26秒)

憲法を壊して大軍拡予算案が成立!〜杉原浩司さん「悔しい、抗議の声が少ない」
3月28日午後、トマホーク導入費などを含む6兆8219億円の軍事費を盛り込んだ大軍拡予算案が、参議院を通過し成立した。この日、小雨交じりのなか国会前で反対の声を上げたのは、40人ほどだった。呼びかけ人の杉原浩司さん(STOP大軍拡アクション/写真右)は、悔しさをにじませてこう語った。「安保法制のときは12万人、安倍国葬の時は1万5千人集まった。今回の大軍拡予算の問題は、安保法制・国葬のレベルではない。とてつもない戦争準備が始まっている。本来なら憲法9条を変えなければできないことを、内閣ががんがん進めている。国会が歯止めになっていない。この戦後最大の危機のときに、国会にかけつけて抗議の声を上げる人が余りに少ない。これこそが市民運動側の最大の危機だと思う。本気で運動をつくらないとずるずるやられてしまう。でもあきらめることはできない、頑張るしかない」。(M) 続き動画(7分45秒)朝日新聞杉原報告

5人の仲間が堂々と職場復帰!〜東リの偽装請負事件に勝利
3月27日8時30分、東リ本社前で、全東リなかまユニオン5名の就労を激励する送り出し集会が開催されました。5人の元派遣労働者と東リとの間には雇用関係が存在するという判決が2022年6月7日に最高裁で確定しましたが、東リは「人員が充足されている」等を理由に就労を拒否し、5人に対して自宅待機を命じていました。また、雇用関係の成立は認めるものの「5人に適用する就業規則は無い」として、旧請負会社の労働条件を適用し東リの正社員と差別的に扱っていました。この点についても、「3月27日以降就業規則を適用する」としました。違法派遣で働かされていた非正規労働者が、文字どおり派遣先企業の正社員としての復職を果たしたのです。5人は今後4週間の研修を経たのち製造部門に配属されることになります。(井手窪啓一) 続き3.24大阪総行動

フランス : 巨大社会運動の再来「年金改革」反対から専制的政権に対する反抗へ(2)
フランスでは今年の1月中旬以来、政府提案の年金改革法案に対して巨大な反対運動が2ヶ月以上続いている。満期退職年齢を62歳から64歳に遅らせるこの法案は、政府の言に反して財政的に必要がないこと、赤字を埋める方法は大企業の法外な利潤や超富裕層への課税などいくらでもあること、きつい重労働に従事する低所得層や女性ほど不利になることなどが、研究者や専門家、左派連合NUPESの議員などによって次々と明らかにされた。高い失業率と正規雇用の減少、高齢者の再就職の困難など現実を知る市民の多くは、これが不必要、不公平、残酷な改革だと理解し、改革への反対は8割にいたる。全ての労組が呼びかける統一デモは既に9回繰り返されたが、その都度全国各地で大勢の市民が路上に出る。エネルギーや交通機関など主要部門のストも行われている。(飛幡祐規) 続き

国が憲法違反してまで抑えたい「働くものの権利」〜レイバーネットTVで公務職場の実態
会計年度任用職員制度とは、全く知らない制度だった。最近できたという。この制度にはトリックがあり、分からない人が多いことをいいことに、どうも国が憲法違反もしているようだ。実際のこの制度のもとで働いている方と労働問題のベテランとがスタジオに集まって、現状をさらけ出してくださった。聞いているうちに、日本の役人はなんと「小ちゃい」と思った。まず「任用」ってなに? から始まった疑問の連続だった。任用とは、民間でいう「雇用」に近いらしい。会計年度とは、4月1日から次の年の3月31日までをいう。その間のみの任用であって雇用していないので、なんの保証もなくサヨナラできる制度だ。3年間働くと、全ての経験はチャラになってサヨナラされる。続けて働きたかったらまた採用試験を受けることになる。私の頭は混乱する。「任用」は一年単位の契約なので、解雇にもならない。(笠原眞弓) 続きアーカイブ録画(70分)

トルコ大地震で避難してきたクルド人を助けて!入管法改悪反対!
3月21日、さいたま市の秋ヶ瀬公園では華やかなコスチュームに身を包んだ老若男女がダンスに興じていた。クルドの新年の祭りネブロスだ。毎年春分の日に開かれていたが、コロナ禍のため2020年から昨年(22年)まで中止。しかし、コロナも落ち着きを見せた今年は、4年ぶりの開催となった。待望していたお祭りとあって、たくさんのクルド人が集まった。おそらく1000人は超えていたのではないか? 国を持たない最大の民族クルド人は、トルコ、シリア、イラン、イラクにかけて居住。各国でマイノリティとして扱われている。日本では、主に埼玉県川口市と蕨市を中心にトルコ国籍者約2000人が住む。トルコでの差別・迫害から逃れてきた人たちだ。しかし、来日するようになって約30年経つものの、難民認定されず、昨年になってようやく北海道に住む1人が認定され、話題になった。難民として認められなければ、在留資格のないまま生きるしかない。(松本浩美) 続き

自分で選び、自分で歩く牛飼いの女性たち〜『飯舘村べこやの母ちゃん』をみて
『飯舘村 べこやの母ちゃん』を観た。古居みずえ監督は3・11後、パレスチナと重なるものを感じて、福島県飯舘村に通う。その記録は前作『飯舘村の母ちゃん』(2016年)で完結したのではない。飯舘村で最初に出会った牛飼いの母ちゃんたちを、ずっと追い続けていたのだ。「故郷への思い」「べことともに」「帰村」。三章だてのこの映画には、それぞれに主人公がいる。三人の牛飼いの女性を、交差させることなく、それぞれの選択、暮らし、思いを、丁寧に描いている。避難生活という理不尽さの中にある「日常」のきらめきを、古居監督は大切に映し出していた。増田明美に似ている中島信子さん(一章)、体育会系でサバサバしている原田公子さん(二章)、夫を心底愛している長谷川花子さん(三章)。彼女たちの話しっぷりは、私が出会った双葉の人たちと、よく似ている。(堀切さとみ) 続き映画公式サイト

笑顔と涙と感動と〜美々卯(みみう)争議解決報告集会が開かれる
3月24日夜、東京都内で美々卯争議解決報告集会が開かれ、お誘いをいただき参加しました。困難な争議が勝利的に解決した道のりは山あり谷ありでしたが、労働協約と組合の団結・結集、仕事への熱意が解決に導きました。当事者である美々卯分会のみなさんとそれを支えた全国一般東京地本のみなさん、弁護団の徳住、佐々木、細永弁護士に心から敬意を表します。ほんとうにおめでとうございます! 私は、この争議を取材し、東京美々卯解散の背景などをダイヤモンドオンラインで記事に書いたところ、事実上の親会社とその社長から名誉毀損で訴えられました(ダイヤモンド社、編集長と共に)が、全国一般の解雇争議と連携してたたかったことで、取り下げに近い和解で解決しました。「北さんが訴えられたおかげで大阪に運動が大きく広がり、解雇争議和解にもつながった」と言っていただけうれしかったです。(北健一) 続き

元徴用工に謝罪しろ!加害企業連続抗議行動〜三菱重工業・日本製鉄に責任あり
全国一般東京東部労組は3月23日、戦争中に朝鮮半島から強制連行し強制労働させた元徴用工への謝罪と賠償を拒絶している三菱重工業と日本製鉄(旧新日鉄住金)の両本社前で連続的に抗議行動を実施しました。日本に植民地支配されていた時代に朝鮮半島から日本の工場や炭鉱などに強制的に動員された韓国の元徴用工が加害企業に謝罪や賠償を求めて立ち上がったことを受け、韓国の最高裁が2018年に徴用工を当時酷使虐待した三菱重工業と日本製鉄の2社に賠償を命じました。これに対し、日本政府と加害企業2社は1965年の日韓請求権協定で「すでに解決済み」という立場で、一切の謝罪や賠償を拒絶しています。こうした中で今年3月6日に韓国政府はその賠償分を傘下の財団が肩代わりする「政治決着」を発表しました。(須田光照) 続き

〔週刊 本の発見〕このままでは「介護難民」になる〜『あなたはどこで死にたいですか?』
タイトルの「あなたはどこで死にたいですか?」は、重い問いである。まず死にたくはないのである。どうしても死ななくてはならないとしたら、それはどこか。考えをめぐらすと、この問いは、死に場所だけでなく、死へと至る道、つまり死ぬまでどう生きるか、生きたいかを問うていることに気づく。「健康寿命」ということばがある。元気でいられる年齢のことだ。統計によれば、この健康寿命と平均寿命の差は約10年。この10年間、わたしたちは体力の衰えや病気を抱えて生きなければならない。「ピンピンコロリ」と都合よく逝く人は稀だろう。介護保険法が施行されたのは2000年。「これで老後は安心」と政府はふれまわったが、それから20年余りたった今、現実はどうなったのか。それに答えたのが本書である。著者の小島美里さんは、私の住む埼玉県新座市議を経て、約30年間、地元で介護事業にかかわってきた。(佐々木有美) 続き

レイバーネットTV(3/22) : いつもビクビク!三年で全員雇い止め 〜会計年度任用職員制度の闇
全国に62万人といわれる「会計年度任用職員」問題が注目されています。年度末の3月22日のレイバーネットTVでは、この問題の闇に迫ります。ぜひご覧ください。・・長年の経験が必要な公務専門職を三年で全員雇い止めとは、そんな必要がないどころか公共サービスを破壊している。非正規公務員の待遇改善を期待されたが、実態は労働契約法も労働者を守る関連法規も多くが適用されず、民間より酷い、働き続ける権利を奪っている。会計年度という一年で契約終了という、首切りシステムでの不安を抱えての職場で、多くの人にストレスが高まっている。誰も得することのない会計年度任用職員制度とは何なのか、何が起きているのか、その闇を暴き、光を求める闘いを紹介します。出演は、司会=柴田武男 コメンテイター=白石孝・竹信三恵子 現場の声=山岸薫、です。(レイバーネットTVプロジェクト) 詳細東ゼン労組が提訴

何とかしろ物価高!賃金上げろ!〜大阪のユニオンが春闘デモ
3月19日、コミュニティユニオン関西ネットワークの主催で、「何とかしろ物価高!賃金上げろ!春闘デモ」が開催され、アメリカ村から難波まで行進しました。大阪市堀江公園での出発集会には8ユニオン40名が参加し、参加ユニオンのそれぞれの春闘の取り組みを報告し交流しました。派遣労働者の分会で、8600円の賃上げを勝ち取ったという報告など、大いに励まされました。全東リ労組の3月27日から正社員として現場に就労するという「完全勝利」報告もありました。今回のデモでは、みんなを助けるアンパンマンを取り上げ、アンパンマンマーチの替え歌「ユニオンマーチ」を歌い、アンパンマン風船を通行人に配りました。アンパンマンの風船が公園で遊んでいた子供たちに大人気で、びっくりしました。アンパンマンは子供のヒーローですね。デモ中には、通行人が、手を振ったり、スマホで撮影したり、「アンパンマ〜ン」と何度も叫んだり、反応が多くて楽しいデモでした。(井手窪啓一) 続き

新しい農業者に出会えた!〜国際有機農業映画祭に参加して
3月18日、東京・武蔵大学で開催された「国際有機農業映画祭」に参加した。午前に「出稼ぎの時代から」「未来をみつめる農業」の上映があり、午後のシンポジウム、最後が「原発をとめた裁判長」だった。新しい農業者に出会えたと実感した。私の地元の瀬戸内市には塩田跡地である錦海湾に「くにうみファンド」という投資会社による初期の大規模ソーラー発電施設がある。一方で傾斜地には無計画なソーラー施設が地肌から落ちて放置されている。質問したかったのは、太陽光発電システムが環境に負荷をかけないか否かの〈分岐点〉はどこにあるのか、掘り下げたいとの思いがあった。回答は、二本松営農ソーラー(株)代表の近藤恵氏がソーラーシュアリングから答えていた。実際の施工とブドウ畑への応用は、小原浩靖監督の「原発をとめた裁判長」に描かれている。近藤氏はこの映画祭のあと韓国に向かう。日本は2011年の3・11を「ラストチャンス」のようにして、数十年で再生エネルギーへの移行で抜かれ、周回遅れとなった。(森健一) 続き

雇い止め「会計年度任用職員」が立ち上がる!〜働く権利を剥奪する「制度」は違憲
3月17日午後1時、東京地裁前に「東ゼン労組(全国一般東京ゼネラルユニオン)」の人たちが集まっていた。裁判の提訴のためだった。手にした横断幕には「会計年度任用職員に団結権を!」と書かれていた。東京都立高校で「外国語指導助手(ALT)」として働いてきたダガディさんとドーランさん(写真)が、今年度3月末での雇い止め通知を受けている。二人とも「東ゼン労組」の組合員で、本来であれば都教委に対して団体交渉ができるはずである。しかし、そこに大きな壁が立ちはだかっていた。それが2020年4月から施行された「会計年度任用職員制度」だった。2020年以前の二人は、団交権を有する「特別職非常勤職員」の身分だったが、それを一方的に「会計年度任用職員」に切り換えられてしまった。会計年度任用職員」の特徴は契約期間が1年であることに加え、雇用でなく任用という名目で、憲法が定める「労働基本権」が剥奪されていることだ。(M) 続き動画(12分)3.22レイバーネットTV「会計年度任用職員」特集

大幅賃上げと非正規格差是正を求めて〜郵政産業ユニオンがストライキ
3月17日、郵政産業労働者ユニオンが、全国6拠点、15職場で、38名が指名ストに入った。郵政会社は正社員に対して定昇の実施と平均4800円のベア引き上げと言うが、そのうち1700円は正社員の夏季休暇と冬季休暇2日づつ削っての提案だ。期間雇用社員は賃金改善なし、一時金改善なしのゼロ回答というもので、郵政ユニオンは、要員要求や非正規社員の抜本的待遇改善と合わせて妥結出来ないとストライキに立ち上がり、郵政本社前で追及行動を行った。あいさつに立った日巻委員長は「労働者の自己防衛では生活はなりたない、物価高を超える大幅賃上げが必要だ。生活実態を直視した引き上げを求める。また、労契法20条最高裁判決を活かして非正規社員の格差是正を求めて敢然と闘う」と述べた。全労協、全労連から連帯と激励のあいさつとストライキに入った仲間の決意表明が続いた。(小林春彦) 続き

特筆されるべき大江健三郎氏の文化勲章辞退〜コラム「アリの一言」
3日亡くなった大江健三郎氏の文学史上の評価は私には分かりませんが、『ヒロシマ・ノート』『沖縄ノート』からは多くのことを学びました。「九条の会」の結成と活動はとりわけ評価されるべきと思います。そんな大江氏の数々の功績・業績の中でも特筆されるべきものがあります。なぜか新聞の社説や評伝、追悼コメントではほとんど触れられていません(社説で触れているのは、私が読んだ限りでは沖縄タイムスだけでした)。それは1994年、ノーベル文学賞受賞決定の直後、政府から打診があった文化勲章を辞退(拒否)したことです。文化勲章は1937年に勅令によって創設されました。つくったのは天皇裕仁です。褒章は国家権力にとって天皇制を支える重要なツールです。文化勲章はその頂点ともいえます。天皇が直接授与し、皇居の庭で記念撮影が行われます。それを大江氏は辞退しました。なぜか。(アリの一言) 続き鎌田慧さん談話

東京東部労組 : 個人タクシー女性職員2人がスト突入〜継続雇用と賃上げ求めて
全国一般東京東部労組の個人タクシー協同組合世田谷第三職員支部に加入する女性職員2人が、3月16日の団体交渉で同17日始業時からストライキに突入することを使用者側に通知しました。ストライキの理由は、定年再雇用の嘱託契約中である朝貝支部委員長の継続雇用と春闘の賃上げなどの要求に使用者側が誠実に回答しなかったためです。団体交渉での使用者側の回答に納得がいかなかった2人は立ち上がってストライキ通告書を読み上げ、要求貫徹のために翌朝からストライキに入ることを宣言しました。2人は東京・世田谷の個人タクシー乗務員でつくる東京都個人タクシー協同組合世田谷第三支部に雇用されている事務職員で、2019年5月に東部労組の支部として労働組合を結成していました。職員(労働者)こそ職場の主人公であることを示すストライキです。2人の闘いにみなさんのご支援をよろしくお願いします!(須田光照) 続き続報(要求実現)

植民地支配の責任はチャラにできない!〜官邸前で「日韓首脳会談」弾劾行動
3月16日、韓国の尹錫悦(ユンソギョル)大統領が来日し、官邸では岸田首相との会談を行われた。それに合わせて官邸前では、抗議する市民が約50人ほど集まって「糾弾」の声を上げた。しかし取材に来たのは韓国・中国のメディアばかりで、日本のマスコミはゼロだった。官邸周辺は厳戒体制で、ユン大統領の車列が通るときには、警官隊が抗議参加者の前にびっしり並んで威圧するシーン(写真)もあった。3月13日から23日には大規模な米韓軍事演習が行われ、この日16日には石垣島で自衛隊駐屯地が開所された。警察官の過剰警備はそんなキナ臭い状況を反映しているようにも見えた。官邸前抗議行動の呼びかけは、渡辺一夫さん(韓国良心囚を支援する会全国会議代表)ら、日韓連帯運動を進めている人たち。その人たちが次々にマイクアピールを行った。口々に訴えたことは「徴用工問題は、日本政府が植民地支配の責任を認め、被害当事者に真摯な謝罪と賠償を行う以外の解決策はない」(M) 続き動画(7分)新宿水曜行動レポート韓国ワイパー弾圧

漁師のメッセージが強烈だった!〜「汚染水を海に流すな!」3・11郡山集会に参加して
原発事故後、3月11日を私は初めて福島で過ごした。郡山市で開催された『原発いらない・ふくしま集会』に参加するためだった。アンダーコントロールなど大嘘で、夏にも汚染水の海洋放出が始まろうとしている。「トリチウムは無害」「どこの国でも流してる」と東電もメディアも吹聴するが、こんなことがまかり通っていいのか。郡山公会堂には福島県内外から多くの人が集まった。新地町の漁師、小野春雄さんのビデオメッセージが強烈だった。小野さんは71歳。福島第一原発から北に50キロの新地町に生まれ、15歳の時から漁師ひとすじだ。「待ったなしにタンクに貯まったトリチウムを流すっていうけど、絶対おかしい。安全っていうならカネかけてトンネル作る必要なんてないでしょって。すぐそこで流せばいい。本当に政治家って何考えてんだかわかんない」。自分の船をバックに、全身を震わせ、まくしたてるように話した。(堀切さとみ) 続き

〔週刊 本の発見〕殺される側にこそものは見える〜小田実『「殺すな」と「共生」』
東日本大震災からこの3月で12年経つ。当時のさまざまな記憶には薄れている部分もあるし鮮明な部分もある。それでも原発事故はじめ何としても記憶を薄れさせずに留めておきたい。阪神大震災からはこの1月で27年経った。神戸の街が燃えて黒煙の上がるテレビ画像を、今でもはっきり覚えている。その同じ瞬間に、本書の著者小田実は夫人、小学校3年の娘との3人暮らしの西宮の集合住宅で地震に遭っていた。大きな書棚がかれのベッドに向かって倒れてきたが、たまたま脇にあったコピー機が支えになって助かる。夫人も娘も命拾いした。その後テレビを見ながら、かれは猛烈に腹が立ってきた。「ヘリコプターが上から飛んで、ここはこうです、あそこに煙が出ています」とリポーターが言っている。「あちこちから火が出ていて、消防車が来ても水がないから、結局は燃えてしまう、そのなかを人びとがくやし涙にくれながら逃げまどい、あるものは焼け死んだ」。(志真秀弘) 続き

袴田事件再審:検察は特別抗告を断念せよ!「再審開始を見届けなければ死ぬにも死ねない」
袴田事件で、東京高裁が即時抗告を棄却する決定。東京高裁は捜査機関による証拠ねつ造の可能性を示唆。検察は特別抗告を断念し、一刻も早い再審公判開始に協力せよ。今日(3月13日)の二時、東京高裁は検察の即時抗告を棄却する決定を下しました。本当に良かったと思います。しかし、検察側が特別抗告すれば事件は再び最高裁で審理されることになります。検察が、特別抗告を断念すれば再審開始が確定し、静岡地裁で再審公判が開かれることになります。NHKが報じている袴田さんのお姉さん袴田秀子さんのことばに耳を傾けてほしいです。「年でいえばいつ何があっても覚悟しているけど、再審開始を見届けなければ死ぬにも死ねない。今は何も言わないけど、巌の48年はすさまじいものだと思う。死刑囚ではなくなったよって伝えてやりたい」。検察は、認められる余地のない特別抗告をして、袴田さんと秀子さんを苦しめ続けてはならないと思います。特別抗告をやめるよう、検察に意見を集中しましょう。(海渡雄一) 全文 写真撮影=ムキンポさん

旧世代の迷惑な遺物「原発」を押しつけないで!〜避難学生・鴨下全生さんが訴え
あの福島原発事故から12年目の2023年3月11日、全国各地で原発に反対する行動が取り組まれた。午後1時半からは、東京電力本店前に355人の市民が集まり、リレートーク・音楽・申し入れ・シュプレヒコールが行われた。8歳のとき、いわき市から避難し、現在大学生の鴨下全生(まつき)さん(写真)がマイクを握った。「私たちの世代からみれば、原発は旧世代の迷惑な遺物です。持続可能でもクリーンでも経済的でもないことはすでに証明されています。それを知りながら、都合の悪い事実に蓋をして、利権にすがり、後始末を先延ばしにしている。もうその迷惑な遺物をぼくらの世代に押しつけないでほしいのです。12年がたち、小児甲状腺がんは桁ちがいに増えています。ぼくも含めいまなお避難を続けている人が大勢います。たくさんある発電方法の一つにすぎない原発のために、この国はとてつもなく大きなものを失うことになりました。東電は反省して謝罪してほしい。もう破滅の道を歩まないでほしい」と。(M) 報告動画(鴨下スピーチ 4分)

「ファルージャ」と名づけられる米国海軍次期強襲鑑〜太田昌国のコラム
米国海軍高官は、去る3月1日の記者会見で、「米国海軍は、次世代の水陸両用強襲艦を、イラクのファルージャにおける第一次ならびに第二次戦闘を顕彰して、『ファルージャ』と名づけることを決定した」と語った。「このふたつの戦闘を勇敢に戦い、自らの命を犠牲にした海兵隊員、兵士、同盟国軍兵士たちを記念するこの措置は、国家にとって大きな名誉である」。米国内からも、これはゲルニカ爆撃や広島への原爆投下の後で、加害者側が新しい軍艦に「ゲルニカ」や「ヒロシマ」と命名するに等しい行為だとの批判が生まれている。「ファルージャ」とは、いったい、何だったのか。それを振り返ることから始めたい。私は、米軍によるファルージャ包囲・殺戮作戦が行なわれた2004年4月、この事実は一刻も早く世界に知られなければならないと考え、熱心な翻訳者とともに、次の書物を急遽編集・刊行した。『ファルージャ 2004年4月』(現代企画室、益岡賢・いけだよしこ=編訳、2004年6月)である。(太田昌国) 続き

「性差別 動かぬ証拠 議員席」〜レイバーネットTVでジェンダー問題とりあげる
3月9日のレイバーネットTV第180号は「労働組合をジェンダー平等にするために〜社会的規範をぶち壊せ!」を放送した。前日の3月8日は「国際女性デー」。スタジオ背景は女性デーのシンボルである「ミモザカラー(黄色)」で飾られた。レイバーネットTVでは労働組合のプラス面を強調する番組が多いが、今回はあえて労働組合の問題点をジェンダーの視点から斬り込むものになった。ゲストの一人、中島由美子さんは組合歴40年、専従歴30年のベテランで組合を知り尽くしている人。現在は、全国一般東京南部の委員長だ。しかし女性ゆえに「男性中心」の運営のなかで様々な困難をあじわってきた。中島由美子さんの生々しい話にギャラリーは釘付けになった。「会議などで女性が発言したあと男性が補足するといって、同じことを繰り返し、余計な話をする人がいます。私はホソキストと呼んでいます。女性は0.7人前扱いなのです」。(M) 続きアーカイブ録画(77分)TV専用サイト

「フクシマの証言映像を後世に伝え遺そう!」〜クラウドファンディングを開始
ドキュメンタリストの土井敏邦です。3月1日から、クラウドファンディング【フクシマの証言映像を後世に伝え遺そう!】を開始しました。原発事故から12年。“フクシマ”が国からも社会からも、もう忘れ去られようとしています。広大な大地を「人の住めない場所」にし、何万のいう人たちの生活、生業、将来の希望、家族や共同体の絆を奪ったあの原発事故が「もう終わったこと」「なかったこと」にされようとしているのです。チェルノブイリ原発事故と並ぶ史上最悪の事故である“フクシマ”は、人類の歴史教訓として、後世に遺さなければなりません。そのための手掛かりは“被災者”の証言です。原発事故を体験したその被災者たちの記憶は年毎に薄れていく一方、高齢化が進み、その数はどんどん減少していきます。被災者の証言をいま遺さなければ、間に合わなくなります。(土井敏邦) 続きプロジェクトサイト

レイバーネットTV放送(3/9) : 労働組合をジェンダー平等にするために
3月8日は「国際女性デー」ですが、レイバーネットTVでは3月9日に「労働組合とジェンダー問題」をテーマに取り上げることになりました。差別に反対するはずの労働組合が、じつは男性中心で、女性の労働者・非正規労働者に目を向けていない現状があります。それをはっきり実感させたのが、2021年3月の「女性による女性のための相談会」でした。いま非正規労働者は3人に1人の時代と言われるまでに増加しました。そしてその8割を占めるのは女性なのです。こうした状況にしっかり向き合わなくては、労働組合に未来はありません。番組では、労働組合をジェンダー平等にするために活動しているお二人のゲスト(中島由美子さん・吉永磨美さん)を交えて、大いにディスカッションしたいと思います。そこから、日本社会全体のジェンダー問題も見えてくるでしょう。(レイバーネットTVプロジェクト) 番宣

永住外国人投票権 : 何もしなければ大変なことになる〜文公輝さんに聞く
一昨年12月、東京都武蔵野市で市議会総務委員会を通過した住民投票条例が本会議で否決された。それは、外国籍住民に住民投票権を認める内容だったことが、自民党をはじめ保守、右派団体の猛烈な反対運動にあったためだ。日本に永住する在日外国人に基本的人権を保障する取り組みは、この数十年ゆっくりすすんできた。しかしこの当たり前の流れを押しとどめようとする動きも、急速に高まりをみせている。その一つが、永住外国人への地方参政権を認めない運動だ。文公輝さん(NPO法人 多民族共生人権教育センター事務局長/写真)は、2度行われた大阪都構想の住民投票に在日外国人が参加できなかったことに危機感を覚えた。そして、「在日外国人の参政権問題のプロジェクトチーム(以下「プロジェクトチーム」)」を立ち上げる運動に参加した。プロジェクトチームは2022年9月、国連自由権規約委員会に意見書を提出した。(湯本雅典) 続き動画(9分57秒)

〔週刊 本の発見〕事実の検証から見えてくる残酷性〜『七三一部隊1931−1940』
著者の川村一之さんとは30年来の知己である。1989年7月22日に新宿区戸山の国立予防衛生研究所(現・国立感染症研究所)の建設現場で大量の人骨が発見されたとき、川村さんは新宿区議であった。その場所が旧日本陸軍の軍医学校跡地であったことから発見された人骨が細菌戦部隊731部隊との関係を疑われ、地域住民が中心となって「軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会」(以後、人骨の会)ができた。川村さんは30年以上にわたりこの問題に取り組み、膨大な関係資料や文献に目を通し、現場に足を運び、その研究調査の成果は緻密であり本書につながっている。実は私も長年「人骨の会」のメンバーとして参加してきた。実質的に会を運営していたのは数人のコアなメンバーだったが、文学部出身の私以外はみな理科系出身という変わった会だった。(根岸恵子) 続き

フランス:マクロン政治にノン!〜年金改革反対の大規模デモ続く
3月7日、年金改革反対デモは全国で 350万人(警察発表128万)、パリで70万人(主催者発表)を集めた。この半世紀で最大の動員だという。2月の休暇(学校は2週間、大学と国会は1週間)後も反対運動はしぼまないどころか、電力、精油所などでのストは既に先週の金曜から始まった。エネルギー部門、交通機関、港湾など主要部門でストの継続が採決され、「黄色いベスト」運動の時のようにロータリーの占拠、大学・高校の封鎖も始まっている。そもそも政府は「年会改革法案」ではなく「社会保険予算の修正法案」として提出するという汚い手を使って、国民議会での討議を9日間しか設けなかったこと自体問題である。野党(特に「服従しないフランスLFI」)は多数の修正案を提出し、政府の数々の虚言を暴いたが、時間切れで採決に至らなかった。今は元老院で討議の最中。元老院は保守が過半数(基本的に年金改革に賛成)のため、採択される危険がある。(飛幡祐規) 続き

関西生コン和歌山事件で全員逆転無罪!〜3月6日 大阪高裁判決
3月6日14:30から大阪高裁で関西生コン和歌山事件の控訴審判決があり、和田真裁判長は、武谷書記次長ら組合役員3名へ逆転の無罪判決を言い渡しました。一審和歌山地裁は、懲役1年4月〜10月、各執行猶予3年としていましたが、これを悉く破棄しました。裁判長は、本件は強要未遂及び威力業務妨害の要件を欠いていると指摘しました。一審判決は2017年の事件の発端となった原因を軽視・見落としているとし、控訴審判決では、和歌山生コン広域協組M理事が連帯ユニオン事務所に黒塗りのBMW乗った元暴力団員を差し向け、ビデオ撮影や書記次長の在籍確認をしたことについて、連帯ユニオンが警察官の事情聴取を確認して団結権を侵害する脅威と判断したのは「無理からぬこと」としました。M理事が、元暴力団員が連帯ユニオンの事務所前にいたことについて、「債権回収のために行った際、たまたま居合わせた」と弁明したことは不自然であって信用できないとしました。(愛知連帯ユニオン) 続き弾圧事件ニュース85号

強制動員「第三者弁済」案は日本人の恥〜コラム「アリの一言」
3月6日正式に発表された案の内容、日本の政府・財界(経団連)の反応は予想通りです。それを賛美するNHKも相変わらずですが、6日の報道で特に気になったことがあります。それは、NHKが「日本企業」というだけで三菱重工、日本製鉄(当時・新日鉄住金)の名前を一貫して出さなかったことです。問題はそもそも韓国大法院(最高裁)が命じた(2018年10月、11月)賠償を被告の三菱重工、日本製鉄が支払うかどうかです。その被告の企業名を出さないのは報道としてあり得ません。それほどまでしてNHKは国策企業をかばいたいのか。それとも政府からの指示なのか―。さらに驚いたのは、同日夜の「ニュース9」で流された「街の声」です。「第三者弁済」案について意見を求められた市民は全員、「これで日韓関係が正常化してほしい」「慰安婦問題でのムン(文)政権のような裏切りが心配」(大要)など、日本政府の主張をなぞるものばかりでした。(アリの一言) 全文市民団体声明ハンギョレ新聞

コンビニ弁当をつくっているのは私です!〜移住労働者の春闘「マーチインマーチ」
「ドンドンドドドド」軽快なサンバのリズムに思わず体を揺らす、早春のような上野公園。華やかな踊り子たちに視線が集まる。アメ横を通るにぎやかなパレードに沿道の人たちも見入っていました。3月5日(日)午後1時半から行われた移住労働者の春闘、マーチインマーチ2023。主催は、23けんり春闘実行委員会、平和フォーラム、移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)、全国一般労働組合東京南部、全統一労働組合、神奈川シティユニオン、APFS労働組合、東京労働安全衛生センター。約30分のパレードの後集会。けんり春闘実行委の渡邉議長は「いろんな国からこの狭い国に集まってきて一緒に働いている人たちとデモをすること、意義あることだ。『あなたのシャツを洗っているのは私です』『コンビニ弁当をつくっているのは私です』というプラカードを見てあらためて思った。(尾澤邦子) 続き

足尾鉱毒事件とはなんだったのか〜「小口一郎展」栃木県立美術館で3月26日まで
栃木県立美術館で3月26日まで開かれている「小口一郎展」に行った。正式なタイトルは「『2つの栃木』の架け橋 小口一郎展 足尾鉱毒事件を描く」。「2つの栃木」とは何か。この展覧会は、栃木県小山市出身の小口一郎(こぐちいちろう1914〜1979)の全貌を回顧する。初めて連作版画3部作〈野に叫ぶ人々〉(1969)・〈鉱毒に追われて〉(1974)・〈盤圧に耐えて〉(1976)が、まとめて展示され、油絵やサークル誌なども加わり、300点余りをみることができる。小口は、生後9か月の時に父親を亡くし、転々とした後、13歳の時に母が病死し、尋常小学校高等科を1年で退学。栃木県結城市で親戚が営む吉田箱店に奉公、近くに住んでいた画家江田徳三郎を訪れ、仕事の傍らデッサンや油絵を学んだ。奉公があけた22歳の時に上京、溶接工などで自活しながら、絵の道を探った。だが1938年24歳で召集され北満(中国東北部)へ。(志真斗美恵) 続き

ウクライナ戦争1カ年糾弾!日本政府の大軍拡反対!〜3.3「反戦春闘」首相官邸前行動
全国一般東京東部労組が加わる「労組反戦行動実行委員会」が呼びかけた「反戦春闘」首相官邸前行動が3月3日夜に行われました。多くの労働組合・ユニオンの組合員ら約100人が結集し、ウクライナ戦争の即時停戦と日本政府の大軍拡反対を訴えました。行動の司会進行は同実行委の全水道東京水道労働組合の国谷副委員長が務めました。東部労組の須田書記長が同実行委としての行動基調を「反戦運動は労働現場の闘いと結合して強力になるし、職場での闘いは国境を越えた労働者の反戦運動と結合してこそ発展する」と提起し、1年が経過したロシアとウクライナとの戦争と日本政府による空前の大軍拡を止める運動の先頭に労働者・労働組合が立とうと呼びかけました。その後、福島みずほ参院議員が連帯あいさつを行い、行動に参加した労組・団体がリレーアピールに立ちました。行動の参加団体は以下の通りです。(須田光照)続き

新時代アジアピースアカデミー(NPA)第9期講座の受付はじまる〜25コースのラインナップ
さて、お待たせしておりました第9期(3月〜5月)いよいよ第1弾お申込み受付開始のご案内です! おかげさまで、NPA講座もご好評をいただき第1期から8期まで、ついに約1150講座の開催を達成し、毎期平均500名以上の方に受講していただきました。ウクライナ戦争勃発以降の不透明な報道や緊迫する世界情勢の中にあって、市民がNPA講座を通して歴史の反省を土台に、植民地清算や国際人権の視点をもって、市民による政策提案や平和構築を考えていく必要性を改めて確認しました。第9期(3〜5月)では、新規コースの「木戸衛一と考えるドイツの現代史と政治」を加え、大人気の「村井吉敬の小さな民からの発想」「桜井均とドキュメンタリーを読む」の2コースが復活します! 従来コースも更に充実し「日中関係-『台湾有事』(問題)の由来と解決策」や「内海愛子と『戦争責任』『戦後責任』を考える- 朝鮮・台湾で治安維持法はどのように運用されたか」などをテーマにしました!(NPA事務局) 詳細パンフレット

国家とメディアの「人権侵害」とたたかった山口正紀さん〜『言いたいことは山ほどある』発刊
ジャーナリストでレイバーネット会員でもあった山口正紀さん(写真)が亡くなったのは、2022年12月7日だった。享年73歳。4年以上にわたる肺がんとの闘病を経て、入院先で緩和ケアを受けながら、家族に見守られてこの世を去った。闘病のなかで山口さんの執筆意欲は衰えるどころか、ますます活発にメディア発信をつづけた。それがレイバーネットに2020年6月から22回にわたって掲載された連載コラム「山口正紀の言いたいことは山ほどある」である。そしてこの春、単行本として発刊されることになった。副題はずばり「元読売新聞記者の遺言」だった。これは本人が付けたものだ。私は亡くなる2か月ほど前に電話口で山口さんとお話した。山口さんは「じつは連載コラムの出版計画が進んでいる。写真などで協力してほしい。サブタイトルは“元読売新聞記者の遺言”と考えているがどうか?」と言われ、私はすぐに返すことばに窮した。(松原明) 続き *本書は「3.4レイバーネット総会」で入手できます

関西生コン弾圧事件:湯川委員長への実刑4年の判決を打ち破れ!〜3.2 大津地裁判決
3月2日、13時15分から大津地裁21号法廷で、畑山靖裁判官による関生支部コンプライアンス事件の1審判決がありました。判決は、「生コン業界においては過当競争による価格の下落の中でこれを抑制しようと協同組合を結成し、共同販売共同受注の取り組みが行われていたが、協同組合外の業者(アウト)による安値販売により、生コン価格が1リューベ1万円ほどに下落し、問題となっていた。」「関生支部は特定のアウト業者をターゲットに建設現場の不備を繰り返し指摘するアウト対策を行っていた」と認めながら、この活動を「1リューベ200円の政策協力金を得るための活動」に捻じ曲げ、2〜3人で穏やかに行われた現場の違法行為摘発活動(コンプライアンス活動)を「恐喝に当たる」と断定、湯川委員長に実刑4年、S元執行委員に懲役3年執行猶予5年、K執行委員に懲役2年6月執行猶予4年、Y組合員とN組合員に懲役2年執行猶予3年、I元組合員に懲役1年執行猶予3年の判決を下した。(愛知連帯ユニオン) 続きニュース84号

〔週刊 本の発見〕たかがヤジ、されどヤジ〜『ヤジと民主主義』(北海道放送報道部)
たかがヤジ、されどヤジ。私たちの住む場所が真の民主主義社会かどうかは、こんなときにこそはっきりする。2019年参院選で、自民党候補の応援演説のため札幌市を訪れた安倍晋三首相(当時)に向かって「安倍やめろ」「増税反対」などとヤジを飛ばした9人が警察によって強制排除された。警備に当たっていた道警警察官は、演説の進行に影響のない軽微なヤジを飛ばしただけに過ぎない市民の腕をつかんで強制的に演説会場から排除した。警察官職務執行法違反で北海道警が刑事告発されたが不起訴となる。検察審査会でも排除された市民の訴えは認められず、刑事責任追及の道は閉ざされたが、道警の責任を問う国家賠償訴訟に2人の「被排除者」が立った。国賠訴訟は、強制排除の場面を撮影したスマホ動画が証拠提出されたことにより原告有利に進んだ。(黒鉄好) 続き

米国労働運動:職場復帰を実現する方法〜スターバックス労働者のたたかい
【解説】レイバーノーツ3月号は、不当解雇と闘い職場復帰を勝ち取る重要性を取り上げた記事を掲載している。テネシー州メンフィス市で組合の組織化活動をしたため解雇された7人のスターバックス労働者が、昨年9月に全国労働関係局の職場復帰命令を勝ち取った。ニューヨーク市では条例により正当な理由のない解雇を制限する運動が進んでいる。「解雇自由」の国、アメリカでの解雇制限を求める動きとして注目される。(レイバーネット国際部 山崎精一)・・・数日後に、オースティン・ロックは7ヶ月前に解雇されたニューヨーク市クイーンズのスターバックス店舗に職場復帰する。そして、高額のバックペイと、民事上の罰金も手に入れるだろう。ロックはこの店で労働組合の組織化活動に参加していたため解雇されたのだが、その復職は全国労働関係局から命令されたのではない。ファストフード店での正当な理由のない解雇を違法とする2021年の市条例に基づいて、ニューヨーク市の消費者・労働者保護局(DCWP)が命令したものだった。 続き

「暴行」でっち上げが暴露される!〜サンケン尾澤孝司事件・第5回裁判
2月27日(月)午前10時、尾澤孝司さんを支える会や尾澤孝司裁判を支援する仲間たち1 0数人が集まり、さいたま地裁吉村真幸所長に面会を求めました。これまでに「大法廷で の公判」と「傍聴整理券の交付を通常通り公判30分前に」という要請書と質問書を何度も 提出してきましたが、回答がありませんでした。裁判所の建物に入ろうとすると阻止され、総務課の課長補佐から「ここでお答えします。所長は会いません」とのこと。事前に電話をしてあり、回答してほしいと申し出ているのに、寒風吹く中で立ったままで理由も言わずに「会いません」では納得できません。市民の傍聴する権利、憲法82条に保障する裁判の公開原則をさいたま地裁はなぜ守らないのかと思います。午後1時半からの公判に対し、12時半までに整理券交付のため並ぶようにと言われ、61名が列を作りました。その後遅れてきた方も何人かいました。(尾澤邦子) 続き

大軍拡予算が荒れることなく衆院可決〜野党第一党の責任を放棄した「立憲」
2月28日午後、2023年度予算案が衆議院予算委員会で採決され、自民・公明の賛成多数で可決された。この予算には「敵基地攻撃兵器」導入費を盛り込んだ6兆8000億円の軍事費が含まれている。この大軍拡予算の国会審議は荒れることなく、粛々と承認されていった。これに対して、市民団体「STOP!改憲北区の会」「ふぇみん婦人民主クラブ」「STOP大軍拡アクション」のメンバーら約60人が、議員会館前に集まり抗議の声を上げた。「STOP大軍拡アクション」の杉原浩司さんは「貧国強兵まっぴら」のプラカードを手に訴えた。「今回購入するトマホークの1台あたりの金額は約5億円。これは米軍が購入している金額の2倍にあたる。完全に私たちの税金がぼったくられ、横流しされている。トマホークを持っても平和や安全は訪れない。むしろ米国と一緒に先制攻撃の片棒をかつぐだけだ。こんな予算は体を張ってでも止めるのが、野党の役割ではないのか」(M) 続き動画(10分)

歴史に学び声を上げること〜2.25朝鮮独立運動104周年東京集会
2月25日午後6時半、文京区民センター2A 会議室で、3.1朝鮮独立運動104周年東京集会が開催されました。司会は、総がかり行動実行委員会の山口菊子さん。冒頭の主催者あいさつで日韓ネット共同代表の渡辺健樹さんから語られたのは、集会の韓国ゲストとして招かれたチェ・ウナさんが、昨24日午後成田空港入管で入国拒否され強制退去させられたということでした。チェ・ウナさんは、韓国進歩連帯自主統一委員長として、集会で報告をすることになっていました。主催者から送られた招請状を提示し、主催者に確認してほしいと要求したにもかかわらず、5時間も拘束され退去させられたとのこと。なんてひどいことでしょう。抗議の緊急声明を集会参加者一同として発することになりました。法政大学教授の慎蒼宇(シン・チャンウ)さんから「関東大震災時、朝鮮人はなぜ殺されたのか?朝鮮植民地戦争と3.1独立運動、朝鮮人虐殺への道」と題する講演がありました。(尾澤邦子) 続き

「汚染土の持ち出しなど許さない」〜所沢市で双葉町民が訴える
福島第一原発事故による放射能汚染土壌を再利用する計画が、昨年末から浮上している。新宿御苑と時期を同じくして、その候補地にあげられた埼玉県所沢市。新宿区民同様、所沢市民や市議のほとんどが埼玉新聞やテレビニュースで知ったという。そんなことが許されていいのか。2月24日夜、所沢市の小手指公民館には100名の市民が集まった。主催は所沢への福島原発汚染土持ち込みを考える市民の会。『原発事故の除染で生じた土の再利用、ホントにいいの?』と題する満田夏花さんによる学習会を、熱心に聞き入った。そもそも集中管理しなければならないはずの汚染土壌を、なぜばらまく必要があるのか。「福島県外で実証実験したあとの土は、また中間貯蔵施設にもどすと環境省は言ってるが、放射能物質を弄んでいる」と満田さん。そればかりでなく、福島の人を愚弄する行為だと私は思う。(堀切さとみ) 続き動画(鵜沼発言 14分)

日本全土を放射能まみれにする初めの一歩!?〜レイバーネットTV詳細報告
2月20日放送のレイバーネットTV179号〈NO!新宿御苑に放射能汚染土〉の報告です。福島の汚染土を新宿御苑など3か所に持ち込もうという話が聞こえてきた。びっくりした。汚れたものは集めて管理するのが常識なのに、なんと8000㏃の土を移動するという。しかも、住民の説明会もほぼ逃げ腰の秘密主義的にやったようだと聞くと、怒りで胸の中が沸騰してくる。汚染土の話を聞いて早速「新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会」を立ち上げ世話人になった平井玄さんやジャーナリストで、『あなたの隣の放射能汚染ゴミ』の著者のまさのあつこさんは、この放送中、とても穏やかに、私たちに分かるようにきちんと説明をしてくださった。ぜひ聞いてほしい。石坂啓さんの描いたキャラクターがスタジオを明るくしていた。最初にランキンタクシーの『誰にも見えない においもない』が流れる。(笠原眞弓) 続き専用サイトアーカイブ録画(63分)速報/感想

官僚は哀れなほどにリピートマシン〜「新宿御苑・放射能汚染土問題」申し入れ
2月24日、参議院議員会館で朝から環境省申し入れ。報道陣含めて60人以上が集まりました。官僚は哀れなほどリピートマシン。数値は文科省そのままセシウムだけ、特措法の法的矛盾にも答えず。一方で所沢の人たちは説明会も拒否。震災時に6年間、福島に住んだ人は「ばら撒けなんて誰も言ってない」と証言。渋谷から来た方は「3分の1は渋谷区なのに通知さえない」ーーという怒りをぶつけた大衆団交でした。‘蛋舎,遼‥不整合をどう解釈する? ▲札轡Ε牋奮阿離如璽晋開せよ。所沢の拒否に回答せよ。た圭表唾への公開説明会の日時を早急に示せ。ーー以上について文書で答えよ、と国会議員を通じて要求します。なお、環境省申し入れの報告集会を、3/4土曜日18時から四谷地域センター12階多目的ホールでやります。(平井玄) 報告レイバーネットTV「新宿御苑」特集OurPlanet-TV詳細報告(根岸)全動画(1時間20分)

廃案しか道はない!入管法改悪反対!〜東京・上野で400人がデモ
一昨年(2021年)廃案になった改悪入管法が、今国会に再び提出されようとしている。内容は、当時とほぼ同じ。複数回難民申請すると強制送還の対象となる。拒否すると刑事罰が科される。これに反対しようと、2月23日東京を含めた全国9か所で抗議アクションが行われた。東京では約400人(主催者発表)が集まり、上野をデモ行進した。退去強制令の出た人たちは90%以上が自ら帰国する。残っているのは、難民認定されないままの人、故国に戻ると生命に危険が及ぶ人、日本に家族や生活基盤のある人、日本生まれの子どもなど、帰りたくても帰れない事情を抱えている。現状でも、在留資格のない外国人に基本的人権は存在しないといっても過言ではない。就労不可、社会保障制度および公的サービスからも排除。(松本浩美) 続き

高校生たちの平和への思い〜映画『声をあげる高校生たち』完成披露上映会
2月23日、東京・麹町の「全国教育文化会館エデュカス」でドキュメンタリー映画『声をあげる高校生たち〜核兵器禁止条約に署名・批准を〜』(43分)完成披露試写会&トークが開かれた。7階ホールは満席になった。映画では、東京・埼玉・広島・沖縄の高校生平和学術ゼミナールのメンバーたちの各地での『核兵器廃絶署名活動』と、外務省に13000筆の署名を持参し訴える様子を紹介している。彼らはプーチン宛に『戦争の停止を訴える署名』をしてロシア連邦大使館に提出しウクライナ大使館に報告している。上映後には挿入歌の『ちいさなひとつぶ』を長谷川千夏さんのピアノ演奏で三角真弓さんが歌った。20代30代の母親たちの平和への思いの言葉を集めて歌詞ができたそうだ。トークでは、監督した有原誠治さんや高校生たちが登壇し映画と平和への思いをそれぞれ語った。(ジョニーH) 続き

〔週刊 本の発見〕本当の労働組合を創るために〜木下武男『労働組合とは何か』
こんなことがあった。ある若い公立学校の教員に「組合」に入っているのと聞いたら、少し間があって「組合って互助組合のことですか?」と。また、こんなこともあった。ある高校で「ユニオン」って知っていると聞くと、ひとりの生徒が「ユニオンジャック!」と答えてくれた。たしかに若い人の多くは「組合」を知らない。本書の書き出しは次のように始まる。「いつまでたっても楽にならない、つらい仕事、貧しい暮らし。転職しても変わらない。怒り、あきらめ、先が見えない不安が日本をおおっている。こんな時こそ労働組合が頼りになるはずではないか。」私も同じ思いだ。こんなひどい世の中、今こそ労働組合の出番だと思うが、仕事に苦しめられている若者たちはなかなか労働組合にまでたどり着かない。本書は、そういった若者に対して宛てられた、いわゆる組合入門書ではなく、むしろ、これまで組合活動をそれなりにやって来た人々に宛てられたもののように思う。(志水博子) 続き

「会社は悪質でひどい」〜大きな反響、『アリ地獄天国』高校で無料上映会
私が監督を務めましたドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』。先月、都立王子総合高等学校の3年生に本編上映と10分ほどのトークをさせていただく機会を得ました。感想を抜粋すると「会社は悪質でひどい」「なんのために”ブラック”なルールを作って経営しているのか、謎。恥ずかしくなった」「映画ではうまくいっていたけれど、ほとんどは利用されて捨て駒にされる、弱肉強食の世界であるという事実も知っている」「他の高校でも上映と講演をしていってほしい。一人でも多くの若者に知ってもらいたい内容」。私が想像していた以上に、真剣に本作を観て、考えてくださったことを知りました。これから社会に出ていく若者にこそ観てもらいたい。決意を新たに、大学・高校など教育機関での『アリ地獄天国』無料上映会キャンペーンを期間・学校数限定で開始しました。(土屋トカチ) 詳細

レイバーネットTV(2/20)放送:特集「NO!新宿御苑に放射能汚染土」
来月には桜が満開の新宿御苑。毎年百万人もの花見客で賑わう都会のオアシス。そこに放射能汚染土がやってくるって信じられます? これは環境省が行う「実証事業」という名の放射能汚染土の安全性へのテスト。私たちは実験動物じゃないし、そんな危険なテストを都会の真ん中で何でやる必要があるの。環境省は「安全だ!安全だ!」と繰り返すけど、安全だったらやる必要はないはず。それに8000ベクレルってすごい数字じゃない? こんな事業どうして許されるのでしょう。レイバーネットならではの切り口で、新宿で今何が起こっているのか、環境省は何をしようとしているのかを深く掘り下げます。私たちは黙っていない。ぜひ観てください。ゲストは、平井玄さん、まさのあつこさん。映像もふんだんに使ってお送りします。2023年前期の最初の放送です。お楽しみに。(レイバーネットTVプロジェクト) 専用サイトアーカイブ録画(63分)速報/感想 *写真=放送後の記念撮影

アリの一言:三菱重工に向ける“2つの視線”〜兵器と原発、自民党悪政の2本柱
17日、国産ロケットH3の打ち上げが失敗した。前日の16日から日本のメディアは繰り返し報道し、現地(種子島)には多くのファンが詰め掛けた。H3 はJAXA(宇宙航空研究開発機構)と三菱重工が共同開発した。三菱重工は7日には国産ジェット機開発からの撤退を発表した。「累計で1兆円規模の巨費を注ぎ込んだ事業」(8日付共同配信)だった。それだけの税金を三菱重工は無駄遣いしたのだ。しかし、三菱重工には「追い風」が吹いている。「三菱重工は防衛産業に吹く予算大幅増額の追い風に乗り、次期戦闘機の開発に軸足を移す」(同共同配信)。三菱重工は今でも防衛省と年間4591憶円(2021年度)もの契約を結んでいる日本最大の兵器産業だ。この額がさらにハネ上がる。のみならず、岸田政権はさらに「防衛産業への支援強化」を公言している。兵器製造だけではない。原発も三菱重工の主要事業の1つだ。(アリの一言) 続き

関西生コン:労働組合つぶしの大弾圧を許さない!〜大阪で310人が集会デモ
3月2日、6日と続く重要な判決を控えて、2月18日、大阪豊崎西公園に、関西生コン支部への不当弾圧は許さないと、関西各地の反弾圧実行委員会、労組、市民団体の仲間310名が結集して、決起集会が開催されました。主催者を代表して、労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会の小林代表があいさつ。北海道、九州、本州で4箇所、そして急遽四国での開催が決まり、全国7箇所で決起集会が行われ、確実に闘いは広がっているとの報告がされました。続いて、関西生コン支部湯川委員長が、裁判闘争の現状、生コン産業に携わる労働者の現状等の情勢を報告し、たとえ不当判決が出されたとしても決して後退はしないと力強く発言。コンプライアンス活動が犯罪にされようとしている事件の判決が、3月2日に大津地裁で出されることから、その日の大津地裁結集が訴えられました。(井手窪啓一) 続き

写真速報:経団連は非正規の賃上げ実現を!〜「非正規春闘」はじまる
「非正規春闘」がはじまった。首都圏青年ユニオン・東京東部労組・東ゼン労組・総合サポートユニオンなどのユニオンが「非正規春闘2023実行委員会」を立ち上げた。コロナ不況と物価高騰で労働者の生活は苦しくなるばかりだが、まともにそのしわ寄せを受けているのが非正規労働者だ。経団連会長は「賃上げは企業の社会的責任だ」と述べたが、そこに非正規労働者のことは入っているのだろうか。有期の不安定雇用であり、時給も最低賃金水準の非正規労働者こそ、もっとも賃上げが必要な人たちだ。2月15日午前10時半、実行委員会は「非正規春闘」の第一弾として経団連に対して要請アピール行動を行った。メインの横断幕には「一律10%の賃上げ求めます」とある。日テレ・朝日新聞・海外メディアなど多数のメディア取材が集まった。寒い強風のなか、実行委メンバーは横断幕を掲げながら要請書を手に、経団連ビル入口に向かった。(M) 続き動画(7分)ヤフーニュース(今野晴貴)NHKニュース東京新聞報告(東部労組)

デンソーは約束を守れ!〜韓国ワイパー労組日本遠征闘争
2月14日、冷たく強い風が吹く中、愛知県刈谷市にある巨大資本「デンソー」のゲート前で、韓国から来た金属労組、韓国ワイパー分会の労働者たちが「雇用保障の協約書を守ってください」「話し合いに応じてください」と要求しました。しかし対応に出てきた総務課の職員は「お取次ぎできません。お引き取りください」の一点張り。2月18日の解雇期限が迫る中、韓国では社会問題化しており、国会に対しても、裁判所に対しても取り組みを行っている中でのこと。会社清算・全員解雇を決めた本社「デンソー」との話し合いでしか解決できないと、遠征闘争に踏み切ったのです。愛知・名古屋など地域の労働組合や韓国サンケン労組を支援する会の仲間たちも加わって、共に要請行動に参加。デンソーに対し「約束を守れ!」の声を上げました。(尾澤邦子) 続き

QBハウスは残業代を支払え!〜「二重雇用解消・格差是正」を求めて美容師が提訴
ヘアカット専門店の大手「QBハウス」が労働問題で揺れている。2月14日午後3時、8人の美容師たちが未払い残業代2836万円の支払いを求めて、東京地裁に提訴した。午後4時から、厚労省記者クラブで会見があったが、残業代未払いの背景には「二重雇用」問題があることが浮き彫りにされた。組合代表は「これは求人詐欺です」と述べたが、そこに問題の本質があった。QBハウスの求人をみて応募して採用された美容師たち。雇用主は「QBハウス(キュービーネット株式会社)」と思っていたら、何年かしてわかったことは、雇用主は業務委託「エリアマネージャー」の古川氏(個人事業主)とのことだった。仕事は会社の直接指揮命令を受けているのに、身分は古川氏の従業員の扱いだ。そのため社会保険・福利厚生などがなく、本社直轄社員とのあいだに大きな格差が生じている。(M) 続き動画(4分半)東京新聞弁護士ドットコム

太田昌国のコラム : 鈴木邦男氏の死
「新右翼」一水会顧問の鈴木邦男氏が亡くなった。氏は、私が関わっている死刑廃止のための集会によく来ていたから、しばらく前までは、年に数回は顔を合わせていた。数年前、体調を崩し、療養に努めているという話を聞いていた。或る雑誌での連載も止まり、どうしているかな、と時々思い出したりしていた。議論をする機会はほとんどなかった。あるいは、お互い、それを敢えて求めなかった、と言おうか。敬して、遠ざかる、または遠ざける、という関係だったか。私は、反天皇制を掲げる集会やデモへの常時の参加者であり、それに対する右翼の妨害活動は目に余るものがあるから、〈右翼一般〉に対して心穏やかならぬものがあった。議論し得た唯一の可能性は、2008年「アトミックサンシャインの中へ――日本国平和憲法第九条下における戦後美術」と題する美術展にともなってシンポジウムが企画され、美術評論家・中原佑介氏、鈴木氏、私が討論者として招かれたときだった。(太田昌国) 続き

日韓連帯運動弾圧、暴行でっち上げを許さない!〜2.10「尾澤裁判の勝利をめざす報告集会」
大雪警報が出て、冷たい雨がそぼ降る2月10日(金)夜、文京区民センター2A会議室に はほぼ満席の135名が集まり、「尾澤裁判の勝利をめざす報告集会」が開催されました。 寒くて、雨では誰も来ないのではと心配しましたが、なんのその、「今日の集会に来る人は、雪が降ろうが雨が降ろうが絶対集まる人たちですね」と中小労組政策ネットの鳥井一 平さんもあいさつで言っていましたが、とてもありがたく、また、身が引き締まる思いで した。司会は、韓国サンケン労組を支援する会共同代表で東京全労協副議長の中原純子さんが行いました。韓国からKBSテレビが取材に来ていました。韓国サンケン労組を支援する会共同代表で、全労協議長の渡邉洋さんは主催者あいさつで「尾澤さん逮捕は、労働者・市民の闘いに対する弾圧であり、闘いの攻防に対する資本家の恐怖の現れです」(尾澤邦子) 続き

戦争の餌食になってたまるか!〜「共同テーブル」シンポ、山城博治さん熱く訴える
「新しい戦前にさせない」。それは今まで平和運動をやってきた人たちの共通の思いだろう。文化人らで構成する「共同テーブル」(代表=佐高信)が呼びかけた「新しい戦前にさせない・連続シンポジウム」第1回が、2月9日東京・文京区民センターで開催された。会場はあっというまに埋まり、参加者は250人に達した。小室等さんが「死んだ男の残したものは」を歌い、シンポジウム「安保政策大転換にたちむかう」では纐纈厚・清水雅彦・福島瑞穗ら論客が登壇した。しかし、なんといってもインパクトがあったのは、沖縄からやってきた山城博治さんのミニ講演「南西諸島からの告発」だった。山城さんは、腹の底からの怒りを生の言葉でぶつけた。「中国コワイのプロパガンダが広がり、ヤマトでも沖縄でも戦争反対の声が大きくならない。安保3文書は新たな沖縄戦のシナリオそのものだ。いま南西諸島では怒濤のような軍事化が進んでいる。許していいのか」。(M)続き動画(2時間18分)中国中央テレビ(CCTV)

〔週刊 本の発見〕対談から沖縄が立体的に見えてくる〜『沖縄のことを聞かせてください』
THE BOOMのボーカルとして「島唄」を作った著者が、その後関わり続けてきた沖縄との30年間を凝縮してエッセーとし、「復帰」50年を機に行った対談と合わせて収めた書。タイトルには聞かせてください、とあるが、本書を貫いているのは、著者がこれまで「島唄」を軸に音楽家として関わり、学んできた沖縄のことを、もっと多くの人に知ってほしいという強い思いである。対談相手は、戦争の体験者から「復帰」を知らない1990年代生まれまで幅広い世代の人々で、沖縄本島や離島の人、今は県外に住む沖縄出身者や、県外出身で沖縄に住む人、親が県出身の人等、著者が紡いできた芸能関係を軸とした10人。『あくまで僕という人間を媒介に、少しでも多くの人がこの島々の芸能に触れ、ただ明るいだけの歴史から生まれたわけではない文化の奥行きと、そこに営々と託されてきた人々の思い、島で言うところの「情け」の美しさを知ってほしい。』(わたなべ・みおき) 続き

「国軍の暴虐を世界に伝えてほしい」〜クーデターから2年 ミャンマーを知る集い
2月8日(水)18時30分から東京・池袋のとしま産業振興プラザ多目的ホールで、イベント「国軍クーデターから2年 ミャンマーのことを知ろう 歴史と現在」が開かれ、97名のリアル参加及び55名のネット参加の合計152名が参加した。ゲスト5名からは、生々しい報告と訴えがあった。根本敬(上智大学グローバル学部教授・ビルマ近現代史)さんは、国軍と民主化運動の歴史をわかりやすく解説し「支え合い助け合う気持ちでミャンマーの支援をしてほしい」と語った。北角裕樹(ジャーナリスト)さんは、国軍クーデター勃発時の様子と収監された刑務所での話をし「地元の人たちから国軍の暴虐を世界に発信してくれと命がけで頼まれた」と。久保田徹(ジャーナリスト)さんもまた、収監された刑務所内での地元ジャーナリストとの交流の話をし「自由を奪われた人たちへの支援をSNSで呼びかけてほしい」と話し、二人は「ミャンマーを応援する映像サイトDocu Athan(ドキュ・アッタン)」の紹介もした。(ジョニーH) 続き動画(2時間12分)

訃報:宮里邦雄弁護士〜労働者のための弁護ひとすじ
日本労働弁護団の会長を長く務めた宮里邦雄(みやざと・くにお)弁護士が、去る2月5日、逝去しました。一昨年8月から病を得て闘病中でした。享年83歳でした。所属する東京共同法律事務所から訃報が発表されました。・・宮里邦雄弁護士は、1939年7月1日に大阪に生まれ、沖縄・宮古島で育ちました。米軍占領下の琉球政府立宮古高校を卒業し、琉球政府の国費留学生として東京大学に進学して司法試験に合格し、1965年に弁護士に登録して以来、労働事件ひとすじに、労働者のための弁護活動に取り組んできました。一昨年の8月に病を得て、昨年1月から闘病生活に入られましたが、その直前まで、解雇、雇い止め、労働条件の不利益変更、パワハラ、労災、不当労働行為など多くの労働事件を、熱心に担当していました。また、多くの労働組合の法律顧問として、集団的労使関係上の諸問題や組合員の生活問題について相談を受けてきました。(訃報より) 詳細

福島原発汚染土持ち込みをするな!〜所沢市民が声あげる
2月5日(日)1時から小1時間、西武新宿線航空公園駅東口前で所沢への「福島原発汚染土持ち込みを考える市民の会」の呼びかけで「汚染土実証事業中止を求める街頭宣伝」が開催された。航空公園を利用する通行人に、参加者たちは、マイクアピール、ビラ配り、住民の合意なき実証事業の中止を求める署名集めを行った。すぐ近くの団地に住む高齢男性は「先日知って驚いて、署名をしたよ」と話したが、ほとんどの通行人は知らなかったようで、用意したビラはあっという間になくなった。所沢市長の「住民の反対の声が多ければ中止も考慮する」という発言を受けて「所沢への福島原発汚染土持ち込みを考える市民の会」では、今後も周知や反対署名活動を続ける予定だ。次回●2月10日(金)18時半〜19時半 航空公園駅東口 ●2月18日(土)13時半〜14時半 所沢駅東口 ●2月23日(木・休)14時〜15時 所沢駅東口(ジョニーH) 詳細

フランス : 年金改革反対デモ広がる〜1995年を超える歴史的動員に
1月31日、年金改革に反対して1月19日の統一労組デモよりさらに大規模なスト・デモが行われた。全国で280万人、パリ50万人。1995年の社会運動より大きい歴史的な動員だ。労組に一般市民が大勢加わり若者も多く、大学や高校での封鎖も始まっている。マクロンと政府はこの改革が「絶対に必要、公平で社会的な進歩」などと言い続けるものだから、市民の怒りは高まる。国会では委員会での審議(たったの3日)が始まり、NUPES(新民衆連合)が健闘している。兵士の法的退職年齢を2年引き上げる条項は、防衛委員会で否決された。世論調査によると改革には国民の8割が反対、日に日にその割合は増え、地方中・小都市でも大きなデモが行われるため、初め賛成していた保守議員や与党内も浮き足だっている。孤立し意地になるマクロンと政府。次の統一デモ・ストは2月7日(火曜)、そして11日(土曜)と続く。社会運動がマクロン政権を後退させるかの、大きな節目だ。(飛幡祐規) 続きコラム「パリの窓から」

アミンさんへの労災隠し問題でピーエス三菱本社前抗議行動
全国一般東京東部労組は2月3日、パキスタン人労働者アミン組合員への労災隠しに抗議するピーエス三菱本社前行動を実施しました。この行動は、東部労組が加盟するコミュニティ・ユニオン首都圏ネットワーク一日行動の一環として取り組まれ、16団体・100人が参加しました。アミンさんは2019年7月にピーエス三菱が元請のマンション建設現場で労災にあいましたが、雇用されている下請会社からは「現場でけがしたことは伏せろ」と迫られ、ピーエス三菱の現場監督からも労災申請を拒絶されました。こうした元請・下請一体の労災隠しによってアミンさんは長期にわたり収入が途絶える生活苦に追いやられました。その後、東部労組とともに行った労災申請を受けて労働基準監督署が現場での労災と認定しましたが、ピーエス三菱を含めた会社側は労災の事実すら認めようとしないため、アミンさんは2021年12月に会社側に損害賠償請求の裁判を東京地裁に起こしました。(須田光照) 続き

〔週刊 本の発見〕時代や年齢や国の違いを超えて〜ケストナー『飛ぶ教室』
自分が最も集中して本を読んでいた時期は、いつだったろうか? 大西の場合、それは小学校時代であったと思う。まあ、未だパソコンもスマホもインターネットもなかったわけで、一旦本を開けば、周囲の犹┣鮫瓩房挧發気譴襪海箸眈なかった。身体が悪く家で過ごす時間が多かったという条件も含めて、幼い頃から読書は大好きで、こと字を読む能力については早熟だったようだ。小学校に上がるか上がらないかの頃から文庫本を手渡され、どこまで理解していたかは判らないものの、少なくとも普通に読みこなしていた。父親がカバーを付けてくれた『グリム昔話集』(角川文庫)や『アンデルセン童話集』(岩波文庫)は、スッカリ変色しながら今も書棚に並んでいる(写真の一冊には日にちと名前が記されており、これは満七歳、入院した時に持ち込んでいたものだと思う)。すぐに神様だの天使だのが登場するアンデルセンの話は、子供心に鬱陶しかった記憶がある。今ならば、猖香臭い瓩箸いι集修浮かぶところだろう。(大西赤人) 続き

オスプレイの立川基地飛来反対!〜「戦争の訓練」はごめんだ
2月1日、陸上自衛隊立川駐屯地で2月1日から訓練を開始する木更津配備のオスプレイV22飛来に反対する抗議行動に参加しました。防衛省は、大規模災害時の緊急輸送などを目的とし、月数回程度とし、最初の訓練は通知するが、以降はしないと一方的です。また、訓練内容は、操縦技法の習得、機動展開等訓練、物資の輸送訓練等としながら、射撃訓練も入っています。災害訓練に名を借りた戦争の訓練であることは容易に想像がつきます。近くには米空軍横田基地があります。同基地北側の離着陸ルート直下にある人口3万人の瑞穂町では、オスプレイが高度100丹焚爾波行して100デシベルを超す騒音をまき散らしています。横田基地周辺の人は、1976年以降、横田基地公害訴訟を闘ってきましたが、46年目となる昨年2022年、奥村博さんを団長とする原告1282人が「第3次横田基地公害訴訟」を起こしています。(福島清) 続き

米国労働運動 : 組合オルグを待たずに、自分で組合を作ろう! 「未多数派」労働組合の勧め
【解説】レイバーノーツ誌2月号は前月に続いて労働組合が認められていない職場でも労働組合運動を進める戦略について報道している。それは「未多数派」組合と呼ばれる戦略であり、「少数労働組合主義」や「連帯ユニオニズム」とも呼ばれている。職場で労働組合員が少数派であっても諦めず、多数派を目指して組合活動を続けようとする積極的な運動である。アマゾン社やスターバックスでの大胆な組織化活動がその実例である。原語は "pre-majority”unionism で、少数派であることに甘んじずに多数派を目指そう、とする意味が込められていると感じて、あえて「未多数派」組合戦略と翻訳した。(レイバーネット国際部 山崎精一)・・・組合認証選挙に勝っても、労働協約を締結するまで道のりは長い。組合認証選挙に負ければ、労働者は闘いが終わったと思うかもしれない。しかし、組合認証選挙に勝っても負けても、あるいは選挙は遠い先の話であっても、あらゆる職場の労働者は、今ここで労働組合のために闘い、要求を勝ち取ることができる。続き

戦争の危機を止めるために!〜高井弘之さん「憲法」講演会
1月29日(日)午後2時から、東京・葛飾区のかつしかシンフォニーヒルズで「東アジアの平和と日本国憲法〜だれが戦争をのぞんでいるのか〜」と題して、ノーモア沖縄戦・えひめの 会の高井弘之さん(写真)が講演しました。まず、今どういう状況になっているのかということで「東アジアでの戦争の危機」が話されました。この数年間で、沖縄・琉球弧には次々と自衛隊の地対艦、地対空ミサイルの部隊が配置されています。中国大陸に沿って、九州から馬毛島・種子島、奄美大島、沖縄 本島、宮古島、石垣島、与那国島。対中国の日米共同作戦計画は、島を戦場にして住民を犠牲にするものです。2021年10月、沖縄南西の海空域で日本、米国、英国、オランダ、カナダ、ニュージーランドの6か国の海軍艦艇計17隻が参加して、合同軍事訓練が行われました。このことに関し琉球新報は社説で「沖縄周辺の海と空で、臨戦態勢と言えるほどの軍事行動が繰り広げられている」と「南西海域の緊張高めるな」と書いています。(尾澤邦子) 続き1.28かながわ講演動画

未来を信じて働き続ける人々の姿〜ドキュメンタリー映画『チョコレートな人々』
働き方改革という言葉を覚えているであろうか。というのも、新型コロナ感染症、ロシア-ウクライナ紛争、インフレと困難な状況が次々と起こり、働き方改革など忘れ去られてしまったのではないかという感があるからだ。23春闘は賃上げ一色であり、働き方への言及は全く耳にすることがなくなった。そんな時代状況の中、一つの映画が今注目を集めている。タイトルは「チョコレートな人々」、愛知県豊橋市で生まれたチョコレート店・久遠チョコレートを取材したドキュメンタリー映画だ。監督は鈴木祐司氏。チョコレートと言うと、もうすぐバレンタインくらいの印象しか持たれないかも知れないが、ところがどっこい、この久遠チョコレート、障がい者雇用の促進と低工賃からの脱却も目指している。お店の前身は2003年に障がい者雇用を始めたパン屋さんであったというが、今ではスタッフ550名規模で、その内の6割・350名程が障がいを持つ方々で構成されるまでになっているというから驚きだ。(杜 海樹)続き映画公式サイト

日中間の条約、協定の再確認と両国間の問題解決をはかれ〜泉川友樹さんに聞く
泉川友樹さん(写真)は、昨年2月「日本国政府に対し日中共同声明等の日中両国が取り交わした文書の諸原則の遵守及び両国間の問題解決を要請する意見書の可決を求める請願(以下『意見書』)」を沖縄県議会に提出した(紹介議員は、喜友名智子県議・立憲民主党)。結果は、同議会の総務企画委員会で継続審議となり、以降4回に及ぶ県議会の委員会で連続で継続審議となっている。そして、来月2月の沖縄県議会で5回目の審議が行われる。「意見書」の内容は、この間の日中間の軍事的な緊張が報道される中で、日中が1972年の国交正常化以降積み上げてきた信頼関係の証である条約、協定の遵守と両国間の問題解決を図ることを内閣総理大臣等に要請するというものである。昨年2022年は日中国交正常化50年の節目の年でありながら、日本政府、マスコミの報道は「米中対立」と「軍事的緊張の高まり」ばかりで、その結果日本の軍備増強の必要性のまさに連呼だった。(湯本雅典) 続き動画(7分8秒)

千葉県庁の対応に怒り心頭!〜幕張メッセを武器見本市に貸さないで行動
1月26日のお昼に私たち「安保関連法に反対するママの会@ちば」と「幕張メッセでの武器見本市に反対する会」とが呼びかけた3月15日からのメッセで開催され「DSEIJapan」の通算4回目の武器見本市開催の反対署名8970筆(現在は、9000を悠に超えている)を熊谷千葉県知事に届けるべく行った。その前に丁度県庁のお昼休みに「貸さないで」のスタンディングを羽衣橋でした。寒かったけど、空は青く気持ちよく、集まった70人ほどの方々が思い思いのアッピールをして、高いビルに向かい「武器見本市に貸し出さないで!」と声を張り上げた。私はチラシを配っていたが、県庁の方、気になるのか高い率でチラシを受け取って目をサッと通してしまってくださる。その後知事に署名を渡すため県庁に入り、千葉県商工労働部経済政策課の高橋課長に手渡す。そこで驚いたのは、盒恐歡垢「知事と直接話したが、県としては、そこで何をするか詮索しない」と言ったこと。(笠原眞弓) 続き

6861ページのほとんどが黒塗り!〜遺棄化学兵器処理事業情報公開請求訴訟第1回公判
情報開示請求をしたら、提出された6861ページのほとんどが黒塗りだった。化学兵器禁止条約に照らして旧日本軍が中国各地に遺棄した毒ガス弾の処理はどうなっているのか。情報のほとんどを私たちは知ることができない。そして無毒化されることのない砒素を含んだ毒ガス弾の行方は闇に葬られようとしている。ジャーナリストで映像作家の稲垣美穂子さんは、中国に遺棄された化学兵器によって理不尽にも被害に遭った人々に思いを寄せ、日本政府の対応や処分事業などを取材してきた。そして最終処分場として有害物質を含んだ残存物がドイツに運ばれることを知り、情報公開を請求したが、黒塗りの書類では何もわからないと裁判に訴えることにした。その第1回の公判が1月24日、東京地裁で開かれた。稲垣さんは「多額の税金を投じた国家事業であるにもかかわらず、その内容を明らかにしようとしないことは、許されることではありません」と訴えた。(根岸恵子) 続き

入管法改定案再提出に強く反対します!〜署名提出会見で語られた「魂の殺人」
1月26日午後4時、参院議員会館で「入管法改悪」に反対する市民団体の署名提出報告・記者会見が開催された。2021年に廃案になったものと同様の法案が今国会に出されるということで、関係者の間に危機感が広がっていた。反貧困ネットワークが呼びかけた「再提出に反対する共同声明」には、89の困窮者支援団体・平和・人権団体が名を連ねた。会見には大手メディア、ネットメディア、支援者など約40人が集まった。「入管法改悪」は難民・仮放免者の強制退去をやりやすくするもので、かれらの生活を直撃する。日本は困窮外国人に冷たい国で、難民認定率はわずか0.7%しかない。会見では、外国人支援に直接携わっている人たちから「仮放免外国人」(全国約6千人)の厳しい現実が報告された。医師の越智祥太さんは、「仮放免者は追いこまれて、すがるように生きている。それが入管法が改悪されるとどん底、絶望の淵にたたされる。これは“魂の殺人”だ」と訴えた。(M) 報告動画(児玉弁護士・7分半)動画(川島ch)動画(越智発言・10分)

〔週刊 本の発見〕もう一つの捕虜体験〜長谷川四郎『シベリヤ物語』
映画『ラーゲリより愛を込めて』が好評である。残念ながら未見だが、映画の宣伝を見て、真っ先に思い出したのが、長谷川四郎の『シベリヤ物語』だった。著者のシベリアでの捕虜体験をもとに描いた短編集は1952年に出版されている。長谷川は戦前、南満州鉄道に勤務、その後、満州国協和会調査部に入り1944年に現地招集、入隊。1945年から1950年までの約6年間、シベリアで抑留生活を送った。帰国直後から執筆活動を開始。「わたしは戦争がなかったならば、小説みたいなものを書くハメにおちいらなかっただろう」と後に書いている。『シベリヤ物語』には、わたしたちが想像するような、捕虜生活の過酷と苦難は描かれていない。11篇からなる本書で語られているのは約1篇を除き、ほぼ現地に住む人々と作者の交わりである。日本人捕虜たちは、シベリア各地を転々と移動させられ、炭鉱や工場などの労働力不足を補うために使われた。(佐々木有美) 続き

新宿御苑へ放射能汚染土を持ち込むな!〜立ち上がった新宿区民
福島原発事故による汚染土壌を、公共事業や農地に再生利用する。そのための実証実験が、新宿御苑で行われようとしている。新宿区民が中心となり「新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会」が立ち上がった。1月24日、四谷地域センター(新宿区)で結成集会が行われ、150名が集まった。新宿区民にとっても、まさに寝耳に水だった。「新聞をみて、初めて知ったという住民がほとんどだった」と司会の平井玄さんはいう。さっそく学習会を行い、年明け早々に区長、都知事に申し入れを行った。「11年たつと(原発事故について)曖昧な気持ちになっていたが、目が覚めた」(平井さん)。福島だけの問題ではないと、誰もがつきつけられたのだ。境NGO、FoE Japanの満田夏花さんがスライドをみせながら問題提起する。そもそも放射性廃棄物は一カ所に集めて管理すべきで、そのために中間貯蔵施設が作られたのだ。(堀切さとみ) 続き

官邸独裁者の岸田首相は酷い!〜「軍拡やめろ!軍事費増やすな!」1.23国会開会日行動
1月23日、通常国会が開会した。12時からは、議員会館前で、「軍拡やめろ!軍事費増やすな!増税反対!改憲発議反対!辺野古新基地建設中止!統一協会癒着徹底追及!いのちと暮らしを守れ!」国会開会日行動が行われた。主催者挨拶で高田健さんは「官邸独裁者の岸田首相は酷い。国会論議もしないで、閣議決定で何でも決めてしまう。国会開会前を控え、G7はじめ、アメリカ歴訪で3文書の報告をしてバイデンを喜ばせた。戦争の危険を感じさせる。タモリさんが言った“新しい戦前になる”はまともな声だ。若者がひしひしと危機を感じている。岸田首相が、任期中に改憲をすると言う。できるわけない。市民と野党の共闘で反撃をしましょう。原発新造や再稼働、稼働期間の延長。福島原発事故を無視している。コロナは収まっていないのに多くの死亡者を出しているのに5類にするなど庶民の命を軽視する。春闘は労働者が賃上げを闘い取るもの。政財界が賃上げするなど、まやかしでしかない」と訴えた。(宮川敏一) 報告

生きざまに惹きつけられ涙止まらず〜ドキュメンタリー映画『金福童』
1月21日午後6時半、会場の東京中野ZERO小ホールは長蛇の列。開始時間の午後7時には会場はほぼ満席だった。日本軍「慰安婦」問題に長く取り組んでこられた方々や、懐かしい人たちにも会えた。若い女性たちが参加していたのもうれしかった。2019年に制作されたが、コロナ事情等で日本での上映は今回が初。順次全国で上映される予定。金福童(キムボクトン)さんの生きざまに惹きつけられ、涙が止まらなかった。2015年の「日韓合意」。安倍元首相のもと、岸田元外相が韓国の外相と会談し、被害者を無視して「最終的、不可逆的解決」として、日本軍「慰安婦」問題を終わらせようとした。日本政府は10億円を拠出し、「平和の少女像」の撤去を韓国政府に求めた。金福童さんは90歳を超え、結腸癌の手術をしたところだった。抗がん剤の治療を受けながら、「被害者が声を上げなければ」と、病床から起き上がる。(尾澤邦子) 続き

フランス : 退職年齢の引き上げするな!〜年金改革法案に反対して200万人が立ち上がる
マクロン政権が何が何でも通そうとしている年金改革法案に対する全労組統一反対デモ・ストの第1回。フランス全国で200万人(警察発表112万)、パリの警察発表はひどくて8万(主催者40万)。どこでも1995年の大規模社会運動なみか、それ以上の人出。交通機関、学校、製油所などのストも大規模だった。2019年12月〜2020年2月にも(別の)年金改革反対運動があり、国鉄・パリ交通公団の長いストがあり、コロナ危機でロックダウンが行われた後に結局マクロンは引き下げた。今回は別の内容で、年金満期の退職年齢を現在の62歳から64歳に引き上げようという。世代間の相互扶助による賦課方式の制度が、この先大幅な赤字になると政府は主張するが、「年金動向会議」(公的機関)もそれが偽りだと提示している。にもかかわらず、そして国民の大多数が退職年齢の引き上げに反対しているのに、政府はまた強行採決しようとしている。(飛幡祐規) 続き

裁判所はこれでいいのか!恥を知れ!〜再び怒号が飛び交った東電刑事裁判 1.18報告
判決結果を知らせる「旗出し」は午後2時15分前後と聞かされていた。しかし、予定より早くその瞬間は訪れた。とぼとぼと、引きずるような重い足取りに、悪い予感しかしない。掲げられたのは、3年半前の1審とまったく同じ「全員無罪 不当判決」だった−−。歴史上最大の公害事件を起こした責任者に罪を負わせてほしい−−私たちが望んでいるのはたったこれだけのことである。それ以上のことは望んでいない。こんな簡単なことが、日本の司法ではなぜここまで認められないのだろうか。それとも、私たちの願いが、分をわきまえない、身のほど知らずの高望みだとでも言いたいのだろうか。もし、細田啓介裁判長が心中でそう思っているとしたら、裁判官以前に人間として決定的に間違っていると思う。細田裁判長は裁判官以前に人間を辞めるべきだと思わざるを得ない。(黒鉄好) 続き

〔週刊 本の発見〕快活な思考のもたらす魅力〜ノーム・チョムスキー『壊れゆく世界の標』
これは談論風発で楽しい本だ。「壊れゆく世界の標(しるべ)」。正直なところ辛気臭いタイトルで、どこが楽しいのかと問われるかもしれない。が、原題は“NOTES ON RESISTANCE”。つまり「抵抗の覚え書」である。このほうが内容とピッタリする。家を訪ねて居間に通され、老いてなお矍鑠たるチョムスキーさんの話を聞くーその臨場感がこの本には溢れている。聞き手はジャーナリストのデヴィット・バーサミアン。かれの質問も当意即妙でこのインタビューの面白さの一翼を担っている。アメリカ政治への批判、国際情勢、これからの運動のことなどがユーモアを交えて語られ、時に愛犬の話なども飛び出す。チョムスキーは著名な言語学者だが、ベトナム戦争以後反戦運動の活動家としてよく知られている。かれが今住んでいるアリゾナ州オロ・バレーは地図で見ると合衆国最南端と言っていい。インタビューは2020年5月に始まり2021年12月までの全7回。(志真秀弘) 続き

「都心のオアシス」新宿御苑に放射能汚染土壌?〜ありえない環境省の実証事業
新宿御苑に放射能汚染土壌を持ち込み安全性を実験するという環境省が行う実証事業について、新宿区の住民を中心に反対運動が起きている問題で、反対する市民たちは1月20日に東京都に対し申し入れを行う予定だ。環境省は大熊町や双葉町の中間所蔵施設に保管中の除染後回収した汚染土を再利用する目的で、新宿区と所沢市で実験的な事業を行う。これは放射性セシウムが1キロあたり8000ベクレルの以下の土壌を公共事業等で使用する目的。しかしこの8000ベクレルという値の安全性は担保されていないと専門家は危ぶむ。8000ベクレルの汚染土が100ベクレルになるのに190年かかるという。実証事業では新宿御苑の中に花壇として埋設し覆土して露出しないようにするというが区民からは放射能汚染への懸念の声が上がっている。(根岸恵子) 続き

映画紹介『若者は山里をめざす』〜キッチンカーの似合う場所
コロナによる解雇や、物価高での暮らしづらさに日本中が疲弊していると感じるこの頃 。都会に行けば何とかなるだろうと男女を問わず出てきた若者が、さらなる貧困に見舞われ、路上にはみ出してきている。そんな若者の行きつくところはどこに? 「消滅可能性都市ナンバー1」と言われている都心から1時間半の埼玉県の東秩父村には、お年寄りと都会の若者たちの笑い声が響いていた。小さい時から村を出たかったと言いうこの村出身の女性は、念願叶って都会暮らしを始めた。ところが「村」出身であることで珍しがられるのにも疲れたし、村が気になりだして戻ってきた。こうして始まった村人巡りで、さまざまなこの村の魅力や可能性を見つけていく。この地に伝わる和紙に憧れて移住した人もいる。なんとこの村には1200年の歴史を持つ細川紙という手すきの紙がある。この紙製のほうろく鍋(茶煎り鍋)は、七輪に載せても燃えないのだ。(笠原眞弓) 続き

新しい戦前にさせない!〜共同テーブル(代表・佐高信)がアピールを発表
共同テーブル(代表・佐高信)がアピール「暮らし(いのちき)は武器で守れない」を発表した。……暮らしを大分では(いのちき)と呼ぶ。いのちを連想させる味わい深い方言である。政府は憲法9条を捨てて軍備拡大に踏み出そうとしているが、それは生命を削り、暮らしを壊す道である。暮らしと軍拡は両立しない。戦火の消えないアフガニスタンで、中村哲さんは井戸を掘り、暮らしを建て直して平和を築こうとした。憲法9条を持つ日本の中村哲さんはそれまでフリーパスでアフガンを歩くことができた。しかし、イラクへの自衛隊派遣が、その平和のパスポートを奪う。だから、哲さんは国会で「自衛隊派遣は有害無益」と訴えた。軍隊が国民を守らないことは旧満州や沖縄の例で明らかである。軍備に頼らない平和を求めるために、私たちは「安保三文書」を徹底批判する。暮らし(いのちき)か、軍拡か。三橋敏雄という俳人は「過ちは繰り返します秋の暮」と詠んだが、私たちは愚かな軍拡の道を選ばない。(アピールより) 詳細共同テーブルHP

声明 : 被害者不在では「解決」にならない―「徴用工」問題で日本政府・日本企業に訴える
韓国政府などが「徴用工問題」の「解決策」として、被告の日本企業が支払いを命じられた賠償金を、韓国の財団が肩代わりする案を検討している。この「解決策」に対して韓国内でも反対の世論が強いが、日本でもこれに異議を提起する人々が声をあげている。 本日(2023年1月16日)、作家、ミュージシャン、劇作家、研究者、弁護士など93人が賛同する声明 「被害者不在では『解決』にならない―『徴用工』問題で日本政府・日本企業に訴える」 が発表された。以下は、発表された声明から。・・2018年、韓国大法院(最高裁)はアジア太平洋戦争中に日本に動員され強制労働に従事させられた被害者が起こした訴訟で日本企業に賠償を命じました。大法院判決が出された時、当時の安倍政権は「国際法上あり得ない判決」と非難し、被害者に請求権があることは日本政府自身が認めていたにもかかわらず「日韓請求権協定ですべて解決済み」だと強弁。日韓両国は最悪の関係に陥りました。 全文 *写真=「徴用工問題」解決を訴える韓国の市民団体(2019年2月・東京)

東京東部労組 : 「反戦春闘」を闘おう!〜前段行動の水道橋情宣を実施
3月3日の「反戦春闘」首相官邸前行動の前段行動として「労組反戦行動実行委員会」の呼びかけで1月13日、JR水道橋駅頭での情宣行動が実施され、全国一般東京東部労組の組合員も参加しました。同実行委に参加する各労組に所属する労働者が、まもなく1年を迎えるウクライナ戦争に反対するとともに、岸田政権による敵基地攻撃能力の保有や軍事費の倍増などを盛り込んだ安保3文書の閣議決定を糾弾するビラを配り、プラカードや横断幕を掲げながら道行く人たちに「戦争反対」を訴えました。マイクを握った東部労組の須田書記長は「今年の春闘ではこれまでの低賃金や物価高騰で目減りした実質賃金を回復するためにあらゆる企業と雇用形態で大幅な賃上げを要求しなければならない。しかし労働者の生存権は賃上げだけでは守られない。労働者が殺し殺され合う戦争と政府の大軍拡を止めるための反戦と春闘を結合させた反戦春闘を闘おう」とアピールしました。(東京東部労組) 続き

一番伝えたいことは「戦争は地獄」〜大木晴子さん「あるくラジオ」で大いに語る
1月14日の「あるくラジオ」のゲストは、新宿西口地下広場でスタンディングを続けている大木晴子さんだった。配信場所のビデオプレス「すぺいすしょう向原」で、画家・丸木俊さん自筆の看板前でまず記念撮影をした(写真)。1時間たっぷりとご自身の半生とたたかいを語った大木さん。なかでもいま一番訴えたいことは「戦争は地獄」ということだった。沖縄に何度も通い、沖縄戦を体験した「オバア」の話に耳を傾けてきた大木さん。「私はいつもオバアの顔のシワをみています。それは赤ちゃんの小指は入るほど深いのです。戦争の悲しみ、苦しみが刻まれ、伝わってきます。若い人にはぜひ沖縄に行って、オジイオバアの話を聞いてほしいと思っています。そうすれば必ず変わります。いま一番大事なことは、戦争を止める、やらせないために一人ひとりが動くことです」。1969年ベトナム反戦運動に関わり、新宿西口広場でフォークゲリラとして、歌で反戦を訴えた大木さん。(松原明) 続きアーカイブ録画(60分)

12日着工?ふざけるな!〜馬毛島への軍事基地着工に反対する官邸前抗議に60人
1月12日夕方、島じまスタンディングとSTOP大軍拡アクションが呼びかけた「12日着工?ふざけるな!「馬毛島基地」なんか造らせてたまるか!1.12官邸前緊急行動」 に約60人が参加。地元である種子島・西之表市民の反対は根強く、市長も建設に同意していないにもかかわらず、環境アセスメントの評価書の公告と同時に本体工事に着工したのです。自治を圧殺し、馬毛島を戦争を呼び込む"不沈空母"に改造する暴挙は決して許されません。しかも、着工強行を岸田首相訪米の"手土産"にさえしようというのです。石川大我参議院議員(立憲民主党)、塚本和也弁護士、宮古島の斎藤美喜さんらの発言や、種子島の5人からの連帯メッセージの紹介、シュプレヒコールやFujikoさんの唄など、熱のこもった抗議行動になりました。工事が始まっても、中止に追い込めばいいだけです。屈することなく、堂々と基地建設反対のうねりを作る努力を始めましょう。(杉原浩司) 続きOurPlanet-TV

〔週刊 本の発見〕みずからの力に気づく時〜『ミシェル・フーコー 権力の言いなりにならない生き方』
ミシェル・フーコーは難解である。本書は現代新書100の一冊である。100ページで著名な思想家の思想的概論と時代背景、 なぜ今読まなくてはいけないのかという3つのテーマに絞った入門書であるが、それにしても難しい。著者の箱田さんは、思想史・現代社会論が専門の天理大学准教授である。机上だけの研究者ではなく、ドイツの石炭炭鉱拡張工事に抗す運動を通して知り合った。ラディカルな 気候運動、採取主義、ロジスティックスといった現代資本主義と深く関わる一連の事柄に注目している。このような展望はフーコーを読んでいたからこそだという。フーコーの思想は1970年代以降の現代思想と批判的社会理論に大きな影響を与えてきた 。フーコーの特異のスタイルは既存の知のあり方を批判する独特なところがあり、「知識や学問を携えている者の立場から『虐げられた人びと』の代弁をし、普遍的に法や正義を語るという伝統的な知識人のあり方を退け」「その代わり、当事者自身が語ることを重視した」とある。(根岸恵子) 続き

太田昌国のコラム : いつだって、私の心を揺さぶってきたロシアについて
新春早々『犬のハート』というソ連映画を観た(ウラジーミル・ボルトコ監督、1988年/写真)。作家ミハイル・ブルガーコフ(1891〜1940)が1925年に書いた『犬の心臓』(新潮文庫など)に基づいての映画化だ。だが、進行中のソヴェト革命の内実に関わる辛辣な風刺と皮肉が込められた原作は検閲によって発禁とされ、ソ連で日の目を見たのは、ゴルバチョフのグラスノスチ(公開性)+ペレストロイカ(改革)路線が定着した1980年代後半になってからだ。書かれてから、実に半世紀以上の歳月が経っていた。作品内容の紹介は避ける。読むに値するとだけ、言っておきたい。権力に目をつけられたブルガーコフは、『犬の心臓』を書いた翌年の1926年の家宅捜査では日記を押収されている。1924年のレーニンの死後、急速に権力基盤を固めつつあったスターリンは、自らその日記を読んで、「人の神経を逆なでするように描く」ブルガーコフを「気にいった」とゴーリキーに言ったというエピソードが残っている。(太田昌国) 続き

2022年カリフォルニア大学アカデミック労働者ストライキのインパクト
2022年のカリフォルニアでは、高インフレ、高住宅費、高医療費、高学生ローンの問題があった。(日本とは異なり、米国には国民皆健康保険制度がない)。2020年以降、多くの労働者がSARS-CoV-2に感染することを心配していた。大学内では大学院生が対面式の授業を担当することが多く、また、大学院生がそうした対面式の仕事を危険な労働条件と考えても、研究室での仕事を依頼されることがあった。そのような対面式の作業は危険な労働条件であると考えられていた。労働教育研究部長であるコーネル大学のケイト・ブロンフェンブレナー氏によると、米国の大学院生を労働組合の組織化に駆り立てたのは、パンデミックの間、危険で健康に悪いと感じる仕事に対して低い賃金が支払われていたからであるという。「労働者は我慢して働いているが、死ぬために働いているわけではない」と。つまり、「学生に対面授業で教えるのは危険だ」という認識が、彼らの正義への情熱を強めたのである。(愛知連帯ユニオン/ジョセフ・エサティエ) 続き

大木晴子さんは立ち続ける!〜新宿西口地下広場「反戦スタンディング」20年
2023年1月7日(土)午後6時、新宿西口地下広場。毎週続けている大木晴子(おおきせいこ)さん(写真)の「反戦スタンディング」の現場を取材した。このスタンディングは、大木晴子さんが2003年2月イラク戦争をきっかけに始めたもので、今年1月末でちょうど丸20年になる。多いときは30人くらいのときもあったが、その後は10人弱。この日は計8人だった。呼びかけの組織はなく、個人の自由意思でやってくる人たちばかり。20年前から毎週参加している女性に参加理由を聞くと、「次の世代に戦争のタネ、原発のタネを残したくないと本当に思う」ときっぱり。プラカードには「100億円の戦闘機なんていらない。そのお金で新たな社会保障制度を。餓死する人のない社会を」と書いてあった。ある男性は「私は好きでやっている。デモとちがって立つことで社会を見せることができる、その感覚が好きだ」と。(M) 続き動画(9分)

〔週刊 本の発見〕日本反原発運動史上最大の勝利をご覧あれ!〜 『東電役員に13兆円の支払いを命ず!』
2023年初の「週刊 本の発見」は新年にふさわしく、元気の出る1冊から始めたい。2022年7月、東電元経営者4人に13兆3210億円という天文学的金額の弁償命令が出された東電株主代表訴訟の本である。1986年のチェルノブイリ原発事故をきっかけに、ミニ政党「原発いらない人びと」が結成され、1989年参院選では比例区に候補者を立てる。東京電力の株主運動がそこから続く息の長いものであることは本書を読むまで知らなかった。「日本の原発はチェルノブイリと違い危険な黒鉛は使っていない。絶対安全なので一緒にしないでほしい」とテレビで言い放つ御用学者たちの堕落、無反省ぶりを見て、次の大事故は日本かもしれないと危惧を抱いたのが高校生の頃だった。その小さな危惧は、四半世紀の時を経て現実となった。第5章「福島原発事故をめぐる東京電力物語」は、株主側代理人を務めた弁護士による対談形式となっており異彩を放っている。(黒鉄好) 続き

東京東部労組 : フソー化成 小林洋社長の露骨な不当労働行為「追い出し部屋」を許さないぞ!
フソー化成株式会社の小林洋社長は昨年12月11日の団体交渉翌日、北澤組合員に対して新たな不当労働行為をしかけてきました。北澤さんに対し「やってもらう仕事がなくなった場合は所定場所で待機すること」との指示を出してきたのです。このような不当労働行為につき、組合は事実上の団体交渉拒否とあわせて12月19日、東京都労働委員会(都労委)に救済を求める申し立てを行いました。これに対し会社は都労委申し立てへの報復であるかのようにその翌日(12月20日)、「仕事が少なくなってきたので今後の業務内容は学習を主とする」などと記載した指示書への署名を北澤さんに求めてきました。「学習」に意味はまったく見いだせず、仕事を取り上げるという意味で露骨な不当労働行為です。北澤さんが署名を拒んだところ、会社はそれをもって「学習」を拒否したとして北澤さんに「待機」を命じました。(菅野存) 続き *写真=「追い出し部屋」

米国労働運動 : 組合員でなくてもストする権利はある〜「レイバーノーツ」1月号
1月号のレイバーノーツ誌は組合のない職場の労働者によるストライキについて報じている。アメリカでは労働組合法が過酷で、職場の過半数を組織しないと労働組合が認められない、と考えている方もいるかも知れない。しかし、そうではない。過半数の支持がないと排他的交渉権が認められないだけである。つまり職場の全員を代表して交渉を要求することはできないが、組合員が少数であっても、組合員のための交渉を要求することはできるのだ。交渉するだけではなく、様々な組合活動、争議行動を行い、ストライキもする権利があることをこの記事は伝えている。これまでは通常の組合は過半数を組織できなければ職場での活動を諦めていた。このビジネス・ユニオニズムの考え方を捨て、少数であっても、職場で組合活動を展開しようという考え方が主張され始めている。最近のアマゾンやスターバックスでの大胆な組織化、ストライキはその現れとして注目される。(レイバーネット国際部 山崎精一) 全文

レイバーネットの英語サイト「From Japan」が4年ぶりに復活!〜最初の記事は「JAL争議団」
レイバーネットの海外向けサイトは「From Japan」として、2008年からレイバーネット国際部が担ってきた。しかし、翻訳陣の態勢が弱くなったこともあり、2019年1月を最後に更新が途絶えてきた。そこに昨年12月に現れたのがアメリカ人のダニエル・ヘンリーさん。「海外で日本の労働運動・社会運動がほとんど知られていない。レイバーネット日本語記事を英語に翻訳し、ウェブサイトで発信するのを手伝いたい」とのうれしい申し出があった。そこで、以前からあったサイトを復活させることにした。本日(1/4)、最初に取り上げたのはJAL争議団のたたかいで、「12.8総決起集会」の報告記事である。今後、月1回程度の頻度で英語記事を配信していきたい。またウェブサイトのデザインのリニューアルなども検討している。(レイバーネット国際部) 記事From Japan

汚染水放出反対!福島の未来を守れ!〜請戸の漁師にエールを送る
2023年のはじまりに、私は福島県浪江町の請戸(うけど)を訪れた。今年は、福島第一原発からの汚染水が、海に放出されようとしている。請戸漁港は福島第一原発から6キロ。影響は計り知れない。1月2日朝8時。たくさんの人が海の安全と豊漁を願い、出初式に集まっていた。 神事の後、吉田栄光・浪江町長が「処理水の大量放出など大きな課題に直面しているが、請戸ブランドを後世に残したい。全国に避難している浪江町民が請戸の鮮魚を口にし、町の人口が増えていくよう、漁業に期待している」とあいさつした。船が出港していくのに合わせて「軍艦マーチ」が流れた。その音楽に入り混じるように聞こえてきたのが「ゴジラのテーマ」、そして聞き覚えのある、あの声だ。「浪江の人たちは、これからも海の魚を買って食べるだろう。それなのに、汚染水を放出していいのか。汚染水は安全安心だという嘘っぱちの宣伝に、黙っているわけにはいかない!」(堀切さとみ) 続き

関西生コン弾圧を許さない!〜大阪府警本部前元旦行動に460人
恒例の「労組つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」主催の元旦行動は、AM10時〜12時の2時間、近畿・東海の460人の仲間が結集して怒りの声を大阪府警本部に叩きつけました。司会の大阪教育合同書記長の挨拶に続いて、実行委を代表して全港湾大阪支部の小林委員長が発言、「最初の2年間は『仲間を返せ』の声を上げ、そこから5年目となるこの取り組みは、今日の情勢に中でますます必要な行動として続けることになった」と訴えました。続いて関生支部・湯川委員長が発言に立ちました。湯川委員長は、「今年は3月に大津コンプライアンス事件の地裁判決と和歌山事件の高裁判決があり、早ければ京都事件の1審判決も年内にある。関生支部にとっては重大な1年になる。裁判での検察の主張は、嘘も百篇言えば本当になるというような酷いものだ。こんなことを放置しておくことはできない。関生支部は支援の皆さんと共に絶対に屈することなく闘い続ける」と決意を述べました。(愛知連帯ユニオン) 続き

困窮者支援!年末年始「ひといきバス」〜反貧困ネットワークが新しい試み
反貧困ネットワークが初めて試みる、アウトリーチ型移動相談会「ひといきバス」マイクロバスにお弁当や食料、衣料、医療品を積み込んで、今日(12/30)は赤羽公園→北千住駅→新宿バスタ前を廻りました。終了後に反貧困の事務所に同居するワーカーズコープメンバーが新宿中央公園、都庁前を回ってくれて都庁前にいた方々に16食分のお弁当を配ってくださり、21時30分からの「わかちあい練馬」の光が丘公園夜回りにも10食分のおにぎり配布にも活用されて無事に計300食分配布、いちばん重要視した「生活相談」件数が17名、7名が女性でした。すべてその場で時間をゆっくりとって家がない方には全員、今日から福祉事務所が再開する1月4日までのネットカフェやビジネスホテルを確保、仕事を失っている方は全員、生活保護申請同行が決定、仕事があり家がない方はチャレンジネットを案内しました。(瀬戸大作) 続き反貧困ネットワークHP

戦争のなかで生きぬくための「希望」〜映画『ラーゲリより愛を込めて』を観て
東京・池袋の劇場は、若者も含め満席だった。二宮和也、北川景子、松坂桃李といった名役者たちが出演しているからだろう。役者たちに感謝したい。素晴らしい反戦映画だった。まぎれもなく今年観た映画のナンバーワンだ。かくいう私自身、ソ連の捕虜収容所での出来事など、まったくといっていいほど知らな かった。敗戦後の混乱期。日本軍の蛮行の後始末として多くの日本人が捕虜となり、戦禍を潜り抜けた者たちも、家族と生き別れになった。 シベリアで強制労働をしいられた日本の軍曹と一等兵たち。ソ連がひどいという描かれ方ではなく、むしろ日本の軍隊のあり方がよくわかる。他国の捕虜になってもなお上官は絶対であり、一等兵は名前で呼んでもらえない。そんな中、二宮が演じる山本幡男一等兵は、名前で呼べと軍曹に要求し、「愛しのクレメンタイン」を歌って仲間達を鼓舞した。(堀切さとみ) 続き

〔週刊 本の発見〕草の根から世界は変わる〜岸本聡子『私がつかんだコモンと民主主義』
ヨーロッパを代表する左派シンクタンク「トランスナショナル研究所」の研究員として、欧州の「水の闘い」に携わってきた岸本聡子さんの自伝的エッセーである。1980年代以降、ヨーロッパでは新自由主義改革の一環として水道事業の民営化が推進されてきた。だが、大資本による杜撰な管理や財務問題が明るみになるにつれ、水道の再公営化を求める住民運動が各地で広がっていった。それらの運動を結び付け、ノウハウの共有などを支援していくことが、オランダでの著者の仕事であった。日本で生まれ育った環境活動家が、いかにしてヨーロッパに渡り、「水への権利」運動の最前線で活躍することになったのか。本書は、その二十年余りにわたるオデッセーの記録である。原点となったのは、1997年冬に開催された「温暖化防止京都会議(COP3)」である。(菊池恵介) 続き

レイバーフェスタ2022大成功!〜映画から3分ビデオまで、心に響いた「表現活動」
「レイバーフェスタ2022」は、新しい会場でクリスマスイブの12月24日に開催された。6時間に及ぶ長丁場だが、終日ほぼ満席だった。映画・音楽・川柳・講談・3分ビデオの順で進んだ。全プログラムが充実していて、約150人の聴衆を魅了した。とくに中村哲のドキュメンタリー映画『荒野に希望の灯をともす』は圧倒的に支持された。アンケートでは「心から感動しました。戦争が身近な今、哲さんの言葉が重く、反戦につながります」「感動!感動!これだけでも来てよかった」など、熱い感想が寄せられた。つづく音楽・川柳・講談・3分ビデオも大変好評で、「表現活動が心に響いた。とても良い企画で継続してほしい」の声があった。初めての参加者からは「真面目な会かと思っていましたが、とても楽しいフェスタで本当に来てよかった。レイバーネットTVも毎月見ている。これからも社会への問題提起を期待している」と。(M) 続き感想(森健一)川柳部門の報告アーカイブ録画(3時間50分)プレカリ3分ビデオアンケート紹介

極寒の年末の公園強制排除をするな!〜渋谷区に要望書を提出
12月22日(木)14時より渋谷区役所にて、39団体連名の「渋谷区の野宿者排除に対する緊急要望書」を支援団体の仲間と共に提出してきました。区の対応は冷淡で区役所一階ロビーにでてきた総務係長へ、強制的な封鎖・野宿者の排除、荷物の撤去をこれ以上行わないように要望書を手渡しました。医師の越智さんが代表して、要望書を手渡す際に口頭で三点付け加えました。〕徊晶颪鷲ず区長に眼を通してもらい、全庁舎で回覧すること。回答期限は1月5日とすること。6制封鎖による、野宿者の方本人の排除、その荷物の撤去を行わず、野宿者の人たちの生命と人権を損なうこと無いようにすること。通常は許される要請書の手渡し撮りも、警備員が静止、係長も上司の課長に伝えることしかできないとの一点張りでした。私からは、渋谷区の生活保護申請同行の経験から、他区に比べても冷淡で、無料低額宿泊所への機械的ともいえる入所強要を続けていると指摘しました。(瀬戸大作) 続き

レイバーフェスタ2022 : 「個性あふれた作品群」3分ビデオラインナップ
いよいよレイバーフェスタがあさって12月24日に迫りました。ふるってご参加ください。YouTube配信もあります。■3分ビデオラインナップ紹介〔順不同〕・湯本雅典「安倍・「国葬」献花に向かう人たち」・佐藤誠樹「FUKUSHIMA 11」・阿部尊美「転景供廖正木トッシュ「キノキュッヘ緊急支援大作戦」・佐々木健正「久兵衛弁当」・松原明「楽しい!3分ビデオ講座」・土屋トカチ「ひかりの子 2022mix」・根岸恵子「エアウスのコミューン」・瀬沼京子「メトロコマースから女闘労倶楽部へ」・土田修「秩父困民党の足跡を歩く」・堀切さとみ「農イズビューティフル」・郡山喜行「1日8時間労働の歌」・Creamtomokoba「Tokyo2022」・津田修一「私の好きな店 近況報告」・日比野千佳「新時代アジアピースアカデミー」・北穂さゆり「子どものころ光る砂で遊んだ2022」。公募川柳も49句集まり、フェスタ当日に「優秀作」を発表します。またことしは初めての試みとして、2022年句会のベストテン「10句」を紹介することにしました。(フェスタ事務局) フェスタニュースNO.2

太田昌国のコラム : たかが「閣議決定」と、「国民の決意と責任」
このコラムを書き始めたのは、2017年7月のことだった。第二次安倍政権が発足(2012年12月26日)してから4年半を過ぎた頃である。この政権は、私の意に反することには、2020年9月までさらに3年有余続くことになったから、このコラムでも彼の政治路線と言動を幾度となく批判した。安倍晋三なる人物が目立ち始めたのは、私の記憶では、〈世襲の〉議員として当選してわずか4年後の1997年、自民党内で結成された「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」が編集して『歴史教科書への疑問』(展転社)を発行した頃である。同会の事務局長を務めたのが安倍で、故・中川昭一、下村博文らがその仲間であった。1997年度の中学歴史教科書(全7社)には、日本軍「慰安婦」の管理と慰安所の設置などに旧日本軍が関与し、強制的なものであったと認定し謝罪した河野官房長官談話(1993年)に基づいて、「慰安婦」に関する記述が掲載された。(太田昌国) 続き

ミンスイさんらが講演〜第34回「多田謡子反権力人権賞」受賞発表会
夭折した故多田謡子弁護士の遺産で発足し、その後多くの皆さまの支援を受けて活動している多田謡子反権力人権基金は、2022年12月17日、東京お茶の水・連合会館で第34回反権力人権賞受賞発表会を開催し、85人の参加者を前に、受賞した2団体1個人が講演しました。受賞された方がたには、それぞれ正賞として多田謡子の著作「私の敵が見えてきた」と副賞30万円が贈られました。「基金賞」のサイトでは当日の写真、詳しい受賞理由などがご覧になれます。<<受賞者の講演から>> ●ミンスイさん…1988年の民主化闘争への弾圧を逃れて来日したミンスイさんは、長年、在日ビルマ市民労働組合の会長として在日ミャンマー人の人権と祖国民主化のために闘ってきました。スクリーンに、昨年2月の軍部によるクーデターに抗議する圧倒的な人びと、平和的な抗議運動に対して、整列し水平に銃をかまえる軍隊、そして、傷つき斃れた人びとが写されると、会場から大きな抗議の声があがりました。(久下格) 続き

レイバーネットTV 秋期放送終了 : 来年も「アクティブ・ラジカル・シンプル」に
12月14日(水)今年のレイバーネットTVの最終回が終了した(写真)。9月から新しいスタジオ「郵政共同センター」を変わり、リニューアル版として月2回、計8回の放送を行った。キャッチコピーは「アクティブ・ラジカル・シンプル」。シンプルな構成にして、経費とスタッフの負担を減らし、その分、企画にに力を入れることができた。そして「安倍国葬・給食問題・アマゾン配達員・フランスデモ・サンケン弾圧裁判・大軍拡問題・五輪人権侵害」などタイムリーな話題を、的確に報道することができた。12.14の恒例の「映画と本で振りかえる2022年」では、永田浩三・笠原眞弓・堀切さとみ・志真秀弘・志水博子の各氏が出演し、大いに語り合った。笠原眞弓さんが詳細報告を寄せている。レイバーネットTVは1月は充電期間で、2月から再スタートする。4月放送では、小出裕章さんの出演も決まっている。ますます厳しくなる日本の社会状況だが、レイバーネットTVは来年も「マスコミではやらない・やれない」ことをしっかりやっていきたい。(レイバーネットTVプロジェクト) 笠原報告アーカイブ録画(77分)全アンケート紹介

渋谷区による野宿者追い出しの暴挙はじまる〜神宮通公園へ大結集を!
渋谷区による野宿者追い出しの暴挙が起こっています。美竹公園での仮囲い工事着手により暴力的な野宿者追い出しが予想されたため、12月13日夜、わたしたちは、近くにある神宮通公園に避難しました。14日朝、美竹公園の仮囲い工事が始まりました。同日夕方、神宮通公園に渋谷区職員と警備員が大挙し(写真)、全ての荷物を奪っていきました。野宿者たちは、神宮通公園の段ボールハウスで寒い夜を過ごしています。20日、美竹公園で行政代執行があり、更なる警備体制が予想されます。これ以上、渋谷区の荷物強奪、野宿者排除は許してはなりません。日時:2022年12月19日(月)20日(火)21日(水)場所:神宮通公園 呼びかけ:ねる会議。詳細・注意事項/これまでの経緯/リアルタイム情報をチェックしてください。そして大結集をお願いします。(ねる会議) 詳細12.20要望書

労働運動再生への途がみえてくる〜生コン事件を描いた映画『ここから』
関西生コン支部の刑事弾圧に抗する闘いを描いた『ここから』、12月16日に連合会館で開かれた東京・完成上映会で見ることができました。この映画は、生コン支部事件という戦後最大の労働組合弾圧事件の深層を、長期間の取材にもとづいて描いたものです。まず、映像がとても美しいです。とても楽しくなるような音楽です。そして、70分の短いフィルムの中に、この闘いの本質がとらえられています。文章では伝えられないことを、伝えることのできる映像の迫力に深く感動しました。私は、関西生コン支部事件の当初から、支援する会の呼びかけ人として、何度もシンポジウムを開催したり、途中からは組合側からの反撃として提訴された国家賠償訴訟の弁護団長として、この事件に深くかかわってきました。この映画を作った多くの人々、とりわけ土屋トカチ監督による粘り強い取材とこの難しい題材をエンターテインメント性も併せ持つドキュメンタリー映画として構成していった力を心から賞賛します。ありがとうございます。(海渡雄一) 続き映画『ここから』HP

絶対に「戦争する国」にさせてはならない!〜閣議決定に抗議、官邸前で声上げる
「戦争する国」に道を開く安保3文書の閣議決定が、12月16日夕方に強行された。文書には「敵基地攻撃能力(反撃能力)」保有が明記されており、憲法の平和主義を投げ捨てる「歴史的」大転換である。当初は午前の閣議決定が予想されていたため、市民たちは午前8時半から官邸前に続々と集まり抗議の声を上げた。早朝の寒さにもかかわらず約300人が集まった。手作りプラカードの中でひときわ大きいプラカードを持っている人がいた。そこには大きく開いた口が描かれ、「武器は要らない、食料が欲しい」の文字があった。「安保3文書」は大軍拡に道を開くものだが、それは同時に人々に莫大な経済的負担と貧困化を押しつけるものである。最初に主催者である「総がかり実行委員会」の高田健さんがマイクを握った。「この国を戦争する国、侵略する国にしてはならない。攻められたらどうするという言葉が氾濫しているが、大事なことは戦争になる前にどうやって戦争を止めるか、である。これしかない。絶対に再び東アジアで戦争が起きる状況をつくってはならない」と厳しい表情で語った。(M) 続き動画(5分)全動画(川島ch)12.19議員会館前行動

今日のイベント
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10:00〜10:20 採決の可能性大!入管法改悪反対アクション 国会前シットイン(6/8 10:00〜委員会終了まで 参議院議員会館前)

『岸田大軍拡反対!戦争を強制するな!』国会議員会館前 第233回 毎月の祈念行動(6/8 14:00〜14:30 衆議院第二議員会館前)

ジェンダー平等社会の実現を ウーマンズ・パレード@大阪(6/8 18:00〜 大阪市)

三上智恵監督最新作『沖縄、再び戦場〔いくさば〕へ(仮)』スピンオフ作品上映会(6/8 千葉市)

<尾澤さんは無実だ> 無罪判決を勝ちとろう!コンサート (浦和駅東口)

公開セミナー「最新報告 北朝鮮は今どうなっているのか?」(東京・秋葉原)

申込み グリーン連合シンポジウム(6/8 13:00〜 会場〔東京・文京区民センター〕& オンライン〔Zoom〕)

「環境難民バナバ民族と日本軍〜立ち上がる女性たち」北口学写真展(5/24,25,31,6/1,7,8 大阪・吹田市)最終日

現役自衛官によるセクハラ被害国賠訴訟 第1回期日(東京地裁)

奇跡の脱出劇をへて5年「チベット亡命者 空白の10年を語る」(6/8 19:00〜 広島市)

オルタナティブな日本をめざして (第86回)「教育基本法改悪と日本の教育:子どものための教育からお国のための教 育へ」(前川喜平さん:新ちょぼゼミ)

医師・中村哲の生き様をたどるドキュメンタリーの完全版! 劇場版『荒野に希望の灯をともす』上映会(6/8〜6/10 仙台市)

 
明日のイベント
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二人が生き抜く道はあるのか アフリカからベルギーに渡った少年少女の物語「トリとロキタ」公開(6/9〜 兵庫)

与那国島をどうするつもりだ!? ー琉球弧の島じまを危険にさらす大軍拡が「安全保障」なのですか? 6.9官邸前行動

特集上映《映画監督ヤン・ヨンヒと家族の肖像》「ディア・ピョンヤン」「愛しきソナ」「スープとイデオロギー」(6/9〜 京都)

主権は官邸にあらず−カジノ誘致阻止に向けて立ちあがった藤木幸夫を追ったドキュメンタリー「ハマのドン」公開(6/9〜 静岡、愛知)

バルザックの原作を映画化し、現代と酷似したメディアの状況を鋭利に描いた社会派人間ドラマ「幻滅」公開(6/9〜 静岡、佐賀、長崎)

没後90年−生前は無名だった宮沢賢治を支え続けた父と家族の物語「銀河鉄道の父」公開(6/9〜 広島)

ドキュメンタリー映画「共に生きる 書家金澤翔子」公開(6/9〜 東京、石川)

ドキュメンタリー映画『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』公開(6/9〜 宮崎)

経産省抗議行動(毎週金曜夕刻)

STOP!辺野古埋め立て『大軍拡・大増税に反対する署名街頭宣伝』(6/9 18:00〜 JR新宿駅・東南口)

「尖閣諸島」「台湾有事」の虚実――事実とデータ、公文書から読み解く(スペースたんぽぽ)

三上智恵監督最新作『沖縄、再び戦場〔いくさば〕へ(仮)』スピンオフ作品上映会(6/9 東大阪市、北九州市)

ロシア侵攻から1年 監督の遺志を継いだドキュメンタリー「マリウポリ 7日間の記録」公開(6/9〜 佐賀)

日朝関係史講座「関東大震災朝鮮人虐殺から100年」(全9回)第3回:浮島丸爆沈と追悼の取り組み 品田茂さん(6/9 18:25〜 京都市)

ヤン・ヨンヒ監督作品「かぞくのくに」1週間限定再上映(6/3〜6/9 東京・ポレポレ東中野)最終日

ベーシック講座第二弾「フェミニスト・メディア研究の現在」(全五回)

【要申込】連続講座 「刊行100年『アイヌ神謡集』を通じてアイヌ語と知里幸恵について学ぶ」(6〜12月)

オンライン : 障害女性が受けている複合差別解消へ向けて ―「性と生殖に関する健康と権利 」選択の尊重と必要な支援を―

 

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