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「停電で済むなら未来暗くない」〜チェルノブイリ事故26年目・川柳ビラ「笑い茸」 全石油昭和シェル労組などがつくった「反原労」(反原発労働者行動実行委員会)は、1986年のチェルノブイリ事故以来、毎月26日の前後に経産省職員向けに朝ビラを配布して、反原発を訴えてきた。そして去年の3.11以降に加わったのが、川柳ビラ「笑い茸」。その第14号が、チェルノブイリ事故26年目の4月26日に配布された。以下は、その川柳から。「停電で済むなら未来暗くない」「風にらみ児の口塞ぐ手は怯え」「乳牛も飼えない地区に新学期」「擦りむいて被曝怖がる膝小僧」「責任をだれも取らない事故準備」「とりかえしつかぬことして顧問料」「毒を刷り子山羊に配る文科省」「原発を抱いて生きてるみな地元」 全文 *写真(ムキンポさん)=チェルノブイリー福島キャンドルナイト(経産省前4/27) 大阪: 入学式「不起立」教員2名に処分〜抗議・激励に100人が駆けつける 4月25日、入学式で「君が代」不起立した大阪府立高校の辻谷博子さんたち2人の教員に対し、府教委は処分発令と「研修」なるものを強行しました。戒告処分でした。2人が呼び出された府庁舎別館前では「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」の呼びかけで、処分に抗議し、不起立者を激励する集会が行われ、100人もの人が駆けつけました(写真)。私も、「君が代」処分に大勢が怒っていることを府教委に突き付けたい、不起立した教員、とりわけ闘いの中で知り合った辻谷さんとともにいたい、また、これまで支援していただいた私が今度は支援する番と思い、私たちの会(河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会)の「処分発令の中止を求める要請書」を持って参加しました。(根津公子) 報告 *写真提供=リブインピース 「レイバーネットTV」第31号放送〜経産省テント「集団ハンスト」から生中継 4月26日夜、「レイバーネットTV」第31号が放送されました。大飯原発阻止のために福井の地元自治体を訪れ、要請行動を行ってきた布施哲也さん(反原発自治体議員・市民連盟代表/写真中央)をゲストに、再稼働問題に迫りました。布施さんは、地元自治体が東電のカネで操られている実態と問題のありかを語りました。また229日目を迎えた「経産省前テントひろば」の渕上代表には、放送直前にインタビューを試み、テントの現状や、テントの意義を語っていただきました。今回初めての試みは、ツイキャストを使った現場中継です。テントひろば前で「集団ハンスト」を続ける福島の女性たちが思いを語りました。このほか、不当労働行為やり放題の経営者にストライキで抵抗してる宮古毎日労組のスカイプ報告など、充実した放送となりました。アーカイブでご覧ください。 アーカイブ視聴(82分)・「経産省前テント」淵上太郎代表インタビュー(30分)・テント前の現場中継映像(16分) 笑うことも出来なくなった、死にたい〜「職場のいじめ」相談事例2月分紹介 ●19時が閉店時間。「19時29分にタイムカードを押せ」ときつく言われる。残業代を払いたくないから。31分に押すとすごく怒られるので毎日サービス残業です。●女性派遣社員。派遣先のアパレル有名企業の社員が「体重は?」とデリカシーのない発言を浴びせてきたり、「化粧崩れているのがわからないのか」と怒鳴ったりする。●挨拶をしても無視される。顔も見てくれない。ミーティングでも一切話かけてくれない。特定の人を指して「キモイ」「ウザイ」と会話する。●24時間のスーパー。上司が独裁者。罵声を浴びせてきたり、物を投げたり、余りにひどいので抗議したら、逆ギレされ「だったら勝負するか」と言う。職場はまるで格闘場。腹が痛くてもトイレにも行かせてくれない。●病院薬剤師。上司が「あんたはダメな人間だ」と罵詈雑言。これが1年半も続く。最近は食欲もなくなり、嘔吐や腹痛がし、笑うことも出来なくなった。死にたい、殺して欲しいと思ってしまう。(NPO法人 労働相談センター) 詳細 不安定・低賃金を蔓延させる有期雇用〜実効ある規制求めて共同集会 3か月の細切れ雇用で76回契約を更新しながら19年も働いた末に、雇止めとなった――そんな労働現場からの悲痛な声が届いた「実効ある有期労働規制を求める4.25共同集会」には、およそ200名の参加者が集まった。有期契約とは不安定・低賃金雇用を蔓延させる。現在、全国で1200万人がこの形態で働いている(厚生労働省調べ)と、大阪市立大学名誉教授の西谷敏氏はこの東京集会で事態の深刻性について講演。その不安定性には二種類あり、西谷氏は1)更新が拒絶されるかもしれないという雇用期間中の不安定性、2)契約が限定されている雇用そのものの不安定性について指摘した。これを打破するには入口規制する必要があり、労働側は、期限の定めがある合理的な理由を企業側に提示させなければならないと語った。(松元ちえ) 報告 「ひき逃げ犯人」は放置されている!〜双葉町・井戸川町長インタビュー 福島第一原発の立地町である双葉町から埼玉に逃れ、町民と共に暮らす双葉町・井戸川克隆町長の最新インタビュー映像が「YouTube(ユニオンチューブチャンネル)」に掲載され、反響を呼んでいる。井戸川町長はこの中で、3.11事故当時の様子、東電・政府と町の関係、今後のあり方など、当事者でしか語れない真実を、1時間にわたって洗いざらい語った。「放射能まみれのゴミが町に降って“これで終わり”と町民は思った。つらかった。しかし、いまは何ごともなかったかのようにされている。とんでもない犯罪があったのに犯人は放置されている。私たちはひき逃げにあったようなものだ。ひき逃げ犯人は謝罪するしかない。逃げおおせることはできない」と事故責任の明確化を求めた。そして双葉町の未来を「原発労働に連関しない新たな仕事づくりをめざす。そのためにも人材育成の教育に力を入れたい」と語った。(M) YouTube(井戸川町長インタビュー1)・YouTube(井戸川町長インタビュー2)・インタビュー1書き起こし 被ばく労働問題に取り組もう〜180名が集まり「交流討論集会」 東電福島第一原発事故の現在も収束しない事故は、多数の現場作業員の被ばく労働によって、その作業が支えられている。また、原発事故への注目によって、労働者の「被ばく」がなければ原発そのものが成り立たないことが広く明らかになった。しかし、現実の被ばく労働の問題について、労働組合にとどまらず、運動現場での取り組みは十分とはいえない。そのような問題意識を共有し、被ばく労働問題に関わっていこうとするさまざまな労働団体・市民グループ・個人が集まり、「被ばく労働を考えるネットワーク準備会」を立ち上げた。そして4月22日、東京・代々木八幡区民会館で「どう取り組むか 被ばく労働問題・交流討論集会」を開催、約180名が集まった(写真)。会場には、この問題に取り組む労働運動・市民運動関係者にとどまらず、多数のメディアや、関心を持つ人びとであふれた。(関西報道部ライター・木村ジョウ) 報告 ガッティンナラン!沖縄差別〜米軍の「やりたい放題」を問い返すとき 4月20日、東京の全電通労働会館で行われた「ガッティンナラン!沖縄差別 4.20集会−“復帰”40年・サンフランシスコ条約60年」に参加しました。「ガッティンナラン」とは、「許せない」という沖縄語。フォーラム平和・人権・環境と、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの主催で、約450名の方々が参加されました(写真)。元宜野湾市長の伊波洋一さんは、「米軍の犯罪が多発し、アメリカはやりたい放題、米軍機は航空法の適用除外で爆音をまきちらしている」と報告。「4月10日、宜野湾市の小学校入学式の最中にFA18戦闘攻撃機12機が普天間飛行場に飛来し、離発着を繰り返したため、入学式が中断された」と話しました。「米軍にNO!と言えない日本政府、米軍優位の日米関係、今それを問い返す時期だ」と訴えました。(尾澤邦子) 報告 関西電力本店へのデモ・包囲行動に200人〜若い人たちのライブも 4月21日、「とめよう原発!! 関西ネットワーク」のよびかけで、関西電力本店へのデモ・包囲行動(写真)が各種団体、市民の200名以上の参加で勝ちとられました。集会は福島から避難し「Anti-Atom-T-Projekt」を立ち上げた加藤さん、福井現地から山崎さんのアピールがありました。またこの間、関電本社に大阪での説明会を要求し交渉している代表者から経過報告がありました。最後に、4月26日(木)大飯町現地説明会への結集要請が行われました。一人一人が様々な力を持ち寄り、全ての原発廃炉にむけてがんばりましょう。関電本店前で、若い人たちのライブも行われました。(尼崎・レイバーネット会員М) 報告 シンポ「表現の自由が危ない!」開催される〜主役は拘留中の園さんだった 囚われの身になったパネリスト・園良太さんは、昨日(4月21日)たしかに私たちと「一緒」でした。この日、日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)と日本ジャーナリスト会議(JCJ)の共催で、シンポジウム「表現の自由が危ない!〜秘密保全法案とデモ・ビラまき規制」が、東京都内で開かれました(写真)。この会のパネリストにお願いした若い社会運動家、園良太さんが、シンポの前に逮捕・起訴され、身柄も拘束されたため、パネリストなのに来られない、という事態になりました。シンポでは麻生邸見学ツアーの映像が流され、パネリストたちは、園さんのことにふれました。海渡雄一弁護士は「園さんのような市民活動家の表現の自由が、市民社会を成り立たせている。問うべきことを問うたら、しっぺ返しを受ける社会にしてはならない」。(北健一) 報告 福島の事故は終わっていない!〜小出裕章さん3時間の熱弁 4月21日、都高教・たんぽぽ舎が主催した「原発はいらない!小出裕章講演会」が東京・日本教育会館ホールで開かれた。950人であふれかえる会場、8割は中高年の女性だった。「電力会社の歴史は126年、アメリカ国家は236年、日本は邪馬台国から1800年。しかし高レベル放射性廃棄物のお守りには100万年が必要です。これだけでもばかげている」。小出さんの話は明快だ。そして今の危険を語る。「4号機プールの核燃料は広島型原爆4000発分。余震で倒壊すればこれまでの10倍の放射能が拡散する。事故収束宣言などとんでもない。祈ることしかできないのが今の状況だ」。講演は3時間に及んだ。「政府・東電に事故の責任をとらせることは当然だが、私たちにも騙された責任がある。いま一番重要なのは、放射能で汚れた世界で子どもたちをどう守っていくのかということ」。小出さんは具体的提案を交えて熱く語った。(М) *写真=講演する小出裕章さん(京都大学・原子炉実験所) 人間らしい生活と労働を! 2012年キリスト者メーデー集会(東京)の案内 今年10年目を迎えるキリスト者のメーデーが4月30日に東京・四ッ谷のニコラバレ会館で開かれる。今年のメーデーでは女性労働者が主体の有期労働、非正規雇用の問題を焦点にする。雇用労働者の3分の1以上、約1700万人がパートや契約、嘱託、派遣などの非正規有期雇用契約で、間もなく2千万人を越えようとしている。そして、女性労働者の過半数は非正規雇用。女性たちは低賃金、男女差を伴う様々な劣悪な労働条件で働かされ、出産・育児で退職を迫られ、再就職は更なるパート契約だ。雇い止めや低賃金など不安定な待遇を強いられ、経営者にとって都合の良い働き方を温存する有期労働契約の改悪法案が今国会に提出され、ほぼ成立する情勢だ。女性労働者の問題に取り組む弁護士細永貴子さんとコミニュティユニオン全国ネットワーク事務局長の岡本啓文さんの話を聞き、このメーデーを人間らしい生活と労働を求める機会としたい。(小嶋武志) 詳細(イベント案内) 絵:ポール・ジョバン「続き(光)のない明日!」 老いてそして消えゆく人たち〜映画『季節、めぐり それぞれの居場所』 何げない日常の中で、人が老いて消えていくのをよくみかける。二人三脚のように目の見えない妻の肩を抱いて出かけていた老夫婦が、ある時から夫しか見かけなくなったり、老妻の車椅子を押していた夫が今度はその車椅子に乗って娘に押してもらうようになったり、と。大宮浩一監督の『季節、めぐり それぞれの居場所』は、いくつかの民家風の介護施設を舞台に、そういった人々の生き死にの「人間模様」を内側からとらえている。その彼らに寄り添って何くれとなく面倒をみる施設長やスタッフの思いも取り上げている。映画で焦点を当てている一人に、「千代ちゃん」と呼ばれる93歳の老女がいる。彼女はスタッフが耳元で話しかけると反応するが、ほとんど目をつぶったままだ。「ストトン節」の奇妙な替え歌が大好きで、スタッフが歌うと一緒に歌う。(木下昌明) つづき・映画公式サイト 東京地裁の独自性はどこに?〜最高裁追随の「君が代処分」判決 4月19日午後、東京都の元中学校教員近藤順一さん(写真)が訴えていた「君が代」累積加重処分一括取消訴訟の東京地裁(民事19部・古久保裁判長)判決が出た。判決は、「君が代」強制の職務命令は憲法19条の「思想・良心の自由」に違反せず合憲とした。処分については、戒告は適法としたが、減給1ヶ月、減給6ヶ月、停職1ヶ月は、裁量権の乱用として取り消した。今回の判決は、今年1月16日の最高裁「君が代」判決後初めての下級審判決であり注目されていた。しかし内容的には戒告とそれ以上の重い処分を分け、戒告を是認したダブルスタンダードの最高裁判決とまったく同じ内容。個別裁判の独立性は放棄された。最高裁追随の判決に原告の近藤さんは、「判決は私が主張した教育の自由侵害の訴えも退けた。一部勝訴はあるが、基本的には不当判決。直ちに控訴し最後まで闘う」と語った。(佐々木有美) 報告・動画(YouTube)・控訴を決意(近藤順一)・処分撤回を求めてNO.228・渡部通信 在特会の素顔に迫る〜『ネットと愛国 在特会の闇を追いかけて』発刊 在日特権を許さない市民の会(在特会)に関するルポを、このたび単行本として発刊しました。これは講談社のノンフィクション雑誌『G2』で二度にわたって連載した「在特会の正体」を全面改稿し、大幅に加筆したものです。『ネットと愛国 在特会の闇を追いかけて』(講談社)です。差別的な言葉を使って街宣活動をおこなう日本最大の「市民保守団体」である在特会。彼らは何に魅せられ、怨嗟と憎悪のレイシズムに走るのか──。ひとりひとりの私生活にまで踏み込み、その素顔に迫ってみました。出版前から抗議殺到という問題の書です。アマゾンなどの書籍販売サイト、もよりの書店でお買い求めできます。ご興味ある方はぜひ、目を通してみてください。(ジャーナリスト 安田浩一) アマゾン購入サイト・レイバーネットTV(安田浩一氏出演) 大飯再稼働阻止!集団ハンストがスタート〜5月5日は「原発ゼロ」のプレゼントを 4月17日正午、経産省前テントひろばは150人をこえる黒山の人だかりとなった。ここで「大飯原発再稼働ヤメロ!集団ハンスト」開始の街頭記者会見が行われた。NHK・テレビ朝日・共同通信・東京新聞などのマスコミから、海外メディア、フリーやネットメディアの姿が見える。演壇には、鎌田慧・落合恵子・広瀬隆・中嶌哲演住職・神田香織、そしてテントひろばのメンバーがハッピ姿で並んだ(写真)。社民党の照屋寛徳・服部良一、みんなの党の川田龍平ら国会議員も駆けつけ会見は盛り上がった。この日ハンストに突入したのは23人だが、今後の呼びかけで大きな規模に膨れる予定だ。主催者は、「ハンストはどこでもできるアピール手段。1日でもいいからハンスト登録をしてほしい。そして5月5日の泊原発停止で原発ゼロを絶対に実現し、子どもたちに最良・最高のプレゼントをしよう」と呼びかけた。また、フランスなど海外からも応援メッセージが届いた。(M) 写真速報・ハンスト登録・フランスからの連帯メッセージ・たんぽぽ舎通信・動画(YouTube 4分)・写真報告(shinya)・報告(わかち愛)・毎日新聞・福井に働きかけを!・テント日誌(4/17)・フランスCRILANからの連帯メッセージ・OurPlanet-TV動画・詩「あとから来る者のために」 木村百合子裁判『新採教師の死が遺したもの』が刊行される 昨年2011年に、静岡地裁で勝利した新人教師木村百合子さんの公務災害認定裁判の本が、刊行された。タイトルは、「新採教師の死が遺したもの―法廷で問われた教育現場の過酷」(高文研 久冨善之・佐藤博編著)。静岡地裁判決は、新人教員の自死事件で公務災害申請が却下されながらも地裁で勝利判決が出た初めてのケースであり、快挙である。本書には、この貴重な闘いの記録でありその根幹である親御さんの日々の記憶、そして自死された木村百合子さんの貴重な学級の記録が掲載されている。これを読むと、木村さんがいかに本気で子どもにあたっていたか、また周囲の家族、知人が百合子さんをどれだけ支えていたかがわかる。また反対に、自死の直接的な原因を作った学校体制の不備も浮き彫りになるのである。(湯本雅典) 全文・高文研HP JAL不当解雇撤回に向けて〜原告142名が東京高裁に控訴 3月29日と30日に出された東京地裁判決は、裁判で明らかにされた事実や証拠を無視し、会社の主張を丸呑みにした不当な判決であり、決して許すことはできません。この不当な判決に屈することなく闘い、不当解雇撤回を勝ちとるため、パイロット76名中71名、客室乗務員72名中71名、計142名の原告は、4月11日に東京高裁に控訴しました。翌12日に記者会見(写真)を開催して、控訴の報告をするとともに、一層の支援を要請しました。原告142名は一丸となって闘います。さらなる御支援をお願い致します。(JAL不当解雇撤回ニュース) 全文 監視ですすむ社会的振り分け〜ライアン教授が「監視社会」に警鐘 4月14日午後、上智大学で「ライアン教授と監視社会を考える集い」が開催され、110名が参加した(写真)。同氏は、カナダ・クイーンズ大学教授で、「監視プロジェクト」を開設、世界の監視学をリード、『9.11以降の監視』『監視スタディーズ』などの著書がある。講演では、監視が社会的振り分けを進め、人権をいっそう侵害している、強まる監視の一方、意図的にサボタージュする監視(原発での放射能測定など)もあることなど世界の国家や企業のあり方を人権の観点から鋭く指摘された。なお、16日12時30分から、衆議院第二議員会館でも講演会がある。(白石孝) 4/16院内集会 大飯原発再稼働NO! 緊急集会&デモ(東京)に150名が参加 野田政権は13日夕の4閣僚会合で、大飯原発3、4号機の再稼働を「政治判断」した。驚くべき、そして、恐るべき茶番劇だ。そして、4月14日(土)、「日本全国が地元」と発言した枝野幸男経産相が福井入りを強行した。福井県庁での抗議行動に呼応して東京でも原発とめよう!東京ネットワークの主催で14日(土) 雨の中午後1時に渋谷の宮下公園に150名が参加して集会を開き、 午後2時から渋谷駅周辺を「大飯原発再稼働反対」を叫びながらデモ行進した。(報道部・MT) 写真報告 「再稼働妥当」の報に怒りの地響き!〜首相官邸前で1600人が抗議の声 4月13日午後6時から、首相官邸前には続々と人々が集まってきた。「TwitNoNukes(ツイッター有志による反原発デモ)」が呼びかけた抗議アクションだ。若者が圧倒的に多い。「大飯原発の再稼働に断固反対」のプラカードが官邸前を埋め尽くしていった。集会はオープンマイク方式で、次々に参加者がマイクを握って思いをぶつけた。京都から来た人、「ふつうのおばさん」という人、こうした行動は初めてという人。「福島であれだけの事故を起こしてなぜ再稼働なのか」、心の底からの怒りの発言が続いた。午後8時ごろ、司会者から「再稼働妥当を決定」の速報が伝えられると、それまでの怒りは頂点に達した。「何考えてんだ!」「恥さらし!」「ふざけるな!」。怒号とヤジが止まらない。1600人に膨れあがった参加者の怒りが地響きになって広がった。(M) 田中龍作ジャーナル・写真(ムキンポさん)・毎日新聞「枝野、福井へ」・あなたに出来ることを!・TwitNoNukesブログ・テント日誌(4/13)・動画(怒りの訴え 4分) 橋下クンに読んでほしい2つの文章〜赤川次郎の投書と不起立教員のビラ 独裁路線をつっぱしる橋下大阪市長に、じっくり読んでほしい文章が次々に発表されている。ひとつは、4月12日朝日新聞「声」欄の作家・赤川次郎氏の投書(写真)である。「橋下氏、価値観押しつけるな」のタイトルで、教員に対する「君が代」斉唱時の口元チェックを「密告の奨励」は独裁政治につきものと痛烈に批判している。もう一つは、3月の卒業式の「君が代不起立」で戒告処分を受け、研修で「転向」を迫られた大阪の教員・山田肇さんの文章だ。山田さんは「今後、卒業式、入学式の国歌斉唱の職務命令に従う」という誓約書に署名・捺印しなかった。そのため合格が決まっていた「再任用」を取り消された。事実上の「クビ」である。山田さんは離任式で教職員にビラで、屈服できなかった思いをつづった。 「処分撤回をもとめてNO.227」(赤川次郎の投書)・山田肇さんのビラ 子供たちのために意見を述べたら「クビ」〜シリーズ「解雇理由」2月分紹介 1、乳児院看護師。子供たちのため、看護師として積極的に意見を述べている。院長から「職場の雰囲気を悪くする」からと退職勧奨された。断ったら降格や減給されるのか。子供たちに関する仕事上では何一つ問題がないのに、人格評価をされて悲しくて堪らない。2、学校法人職員。この10年間、1年契約、3年契約と更新を繰り返し勤めてあげてきた。このたび法人から「来期は契約更新しない」と言われた。何をしたわけでもないのに受け入れるしか道はないのか。3、事務員。家庭の急用で会社に連絡して一日だけ休んだ。翌日出社したら、私の担当していた仕事は全て他の人に取られ、居場所が無くなっていた。いたたまれず「辞めます」と言ってしまった。(NPO法人 労働相談センター) 全文 レイバーネットTV 第30号放送〜「新聞奨学生」「大飯原発再稼働」取り上げる 4月12日の「レイバーネットTV」第30号の特集は、「マスコミが絶対に書けない貧困ビジネス・新聞奨学生」だった。ゲストの村澤潤平さん・加藤健さんからは、現代の奴隷労働ともいうべき「新聞奨学生」の実態が明らかにされた。また元新聞奨学生・土屋トカチキャスターも自身の体験を語った。二部で取り上げたのは緊迫する「大飯原発再稼働問題」。ゲストの杉原浩司さんは、首相官邸前行動を終えた足でスタジオに駆けつけた。杉原さんはこの間の運動で、政府を追い込んでいることを強調。「政府・電力会社のでたらめさが時間とともに明らかになり、人々の思いは弱まることなくむしろ強まっている。自信をもって運動を拡げよう」と訴えた。 アーカイブ(88分)・現役新聞奨学生インタビュー(2分)・杉原浩司さんの発言(4分)・オーストラリアからの反原発メッセージ *写真=番組終了後、出演者全員で記念撮影 「原発ゼロへ!止めよう再稼働 4・11アクション」に700人 枝野経産相が13日にも福井現地入りと報じられる中、「原発ゼロへ!止めよう再稼働 4・11アクション」が取り組まれた。悪天候にもかかわらず約700人が東京・日比谷公園に集まった。集会で満田夏花さん(国際環境NGO FoE Japan)は、緊急企画「みんなの電力宣言」キャンペーンに寄せられた声を紹介した。「たった一日半で原発の電気はいらないという2509人の宣言が集まった。大阪府の人は“電力が足りないならその範囲内で生活すればいい話。原発の危険な電力に頼らなくても私たちはやっていける”というメッセージを寄せている。こうした声を4閣僚・関係自治体にぶつけ、大飯を止めて5月5日を原発ゼロの日にしよう」と呼びかけた。デモ行進は、国会・関西電力・東京電力のコースで約5キロ、2時間40分の長丁場だったが、元気に「再稼働するな」の声を上げた。(M) 写真速報・報告と呼びかけ・4/12官邸前緊急行動 相次ぐJALの重大労災事故〜ベテランを排除した職場で何が起こっているのか 日本航空(JAL)で、重大な労災が相次いでいることが、4月9日参議院議員会館講堂で開かれた解雇撤回院内集会でわかりました。同集会は、おととし暮れに強行された整理解雇の撤回を求めて、解雇撤回訴訟の原告と支援者らが開いたものです。集会のなかで、JALの現場で働く労働者らが、「JALでは昨年12月から、労働者が指を切断するなどの重大事故が3件起きた。会社も『このままの状況が続くと、最悪の死亡事故にもつながる可能性が十分にあります』と文書で注意喚起している。ベテランが(解雇や自主退職で)職場からいなくなったことと、安心して働けないこととが絡み合って、こうした事態が起きていると思う」と訴えました。また内田妙子・客室乗務員原告団長(写真)は、「JALにとって最大のイベントリスクは事故だと思う」と指摘しました。(北健一) 報告 私たちの生活を奪うな!〜デイベンロイ労働者、工場閉鎖・解雇攻撃と立ち向かう 「悔しい、なぜわかってくれないのか」「体を張って話し合いを迫ったが、専務は警察を呼ぶと言った」、デイベンロイの女性従業員(写真)は口々に怒りをぶつけた。東京・大森のクリーニング企業「デイベンロイ・リネンサプライ」では、いま一方的工場閉鎖・解雇攻撃がかけられている。4月8日・9日には会社が、120名の希望退職説明会を強行したため、当該(東京東部労組デイベンロイ支部)と支援の労働者が、両日早朝から、大森工場構内に集まり抗議行動を展開した。構内はデモとシュプレヒコールで揺れた。支部組合員はストライキを決行し、説明会会場に詰めかけ、役員に中止と団交を要求した。しかし、会社はこれを完全に無視し、説明会を強行した。4月末の工場閉鎖を目前にデイベンロイのたたかいは重大な局面を迎えた。(М) 写真速報・動画(YouTube 6分)・労働相談センターブログ 恐るべし!韓国マスコミ労働者のユニークなたたかい ストライキ2か月になる韓国MBC-TVの闘い方も実にユニークですが、新たにストライキ突入したKBS-TV新労組のストも、ストライキ中に韓国版ウォーターゲートのような報道をユーチューブで行いました。9日の「レイバーネットTV・公開勉強会」では、安田幸弘さんを講師に、こうした映像をたっぷり鑑賞しながらディスカッションしました。アーカイブでご覧下さい。 ユースト録画前半・録画後半 「目覚めれば 散るも悔いなし 脱原発」〜テント日誌(番外編) 2012.4.8 第211日目 天気・快晴(東京:最高気温13.5度/最低気温5.1度)。「信ずる道をまっしぐらに進め。目覚めたら、もう死んでもいいという仕事をせよ」。これは、私が小学校を卒業するとき、児童たちのため、恩師が卒業文集に刻んでくれた言葉だ。小学生の私には高尚すぎる哲学で、当時は何のことやらさっぱり意味がわからなかった。だが不惑も過ぎた今の私には、この言葉が恐ろしいほどのリアリティをもって迫ってくる。好むと好まざるとに関わらず、自分の闘いはひとり自分だけの闘いではない。私たちの後に続く若者たち、子供たちの運命を背負った闘いなのだ。脱原発は私にとって「目覚めたら、もう死んでもいいという仕事」だと思っている。恩師はこの日のために私にこの言葉を贈ってくれたのだ。(黒鉄好/福島在住) 全文・再稼働反対4.11アクション・テント日誌(4/7) *写真=暴風低気圧に備えるため補強中の経産省前テント(4/3撮影) 小児科医・山田真さんが講演「まずは福島をなんとかしたい」 公害、医療被害、障がい児の就学などの運動に関わりながら小児科医として診療を続けてきた山田真(まこと)さん。3月11日以降は頻繁に福島に通い、「子どもたちを放射能から守る全国小児科ネットワーク」代表として、現地で「こども健康相談会」を開催する等の活動を続けてきた。山田さんは、4月7日杉並区で開催された集会「放射能から子どもたちを守るために」(「杉並の教育を考えるみんなの会」「憲法ひろば・杉並」の共催)で講演を行なった。(湯本雅典) 動画(YouTube) 「原発被災者支援立法」実現に向けた大きなうねりを!〜院内集会開かれる 4月6日、衆議院第2議員会館で「原発被害者を支援する法律の早期成立を求める院内集会」が開かれ、市民・福島県民・国会議員など110名が参加した(写真)。福島現地からは、「私たちは異常な放射線レベルの中での生活を強いられている」(南相馬市の住民)、「福島県の高校生は復興になくてはならないと言われながら、命を守ることが軽視され続けている。これは、児童虐待に等しいのではないか」(福島市の母親)、「福島県には、国の安全基準の20倍が当てはめられている、いわば無法地帯だ」(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク・中手聖一さん)など切実な発言が相次いだ。原発被災者支援の立法化の動きがいよいよ本格化する。今国会での焦点化はもちろんのこと、市民レベルでもっとこの取り組みの意義を広めることが求められている。(湯本雅典) 報告・動画(YouTube) 数百万人が立ち上がったスペインのゼネスト〜労働者の権利剥奪に怒り広がる スペインの第一、第二ナショナルセンターのUGT(社会党系)、CCOO(共産党系)は 3月29日、一日ゼネストを展開した。その日、スペイン労働者と市民数百万人が路上に溢れ出た。マドリードで80万人、バルセロナで90万人が街頭を行進するなど、多くの都市で大規模な集会が行われた。各地で集会隊伍が警察と衝突し、170人以上が連行された。このゼネストと大規模集会は、最近施行された労働法改悪のためだった。労働法改悪は、スペイン労働者が数十年間守ってきた権利を一気に剥奪し、労働者の怒りを呼んだ。怒ったのは労働者だけではない。この法はヨーロッパが誇りを感じる社会モデルの重要な要素である団体交渉権、職業安定、社会保障に対する攻撃だったため、多くのスペイン市民も今回の改悪を自身のアイデンティティと生活方式への攻撃と理解した。(韓国チャムセサン報道) 詳細 インスタント安全基準にNO!再稼働するな!〜官邸前で緊急アクション 4月5日の「STOP!大飯原発再稼働 〜『インスタント安全基準』にNO!首相官邸前緊急アクション」は、約75人の参加で無事終了しました。ちょうど閣僚会合と同時刻の18時に開始されたアクションでは、緊急院内集会や4閣僚の国会事務所、枝野経産相の地元大宮事務所への要請行動などの報告も交えて、多くの人がマイクを握り、官邸に向けて訴えました。発言のみならずシュプレヒコールをあげる方が多かったのが印象的でした。また、短期間に236団体が賛同した「インスタント安全基準にNo!」の要請書と「未来を考える会」の要請書が読み上げられ、内閣府職員にしっかりと手渡されました。(杉原浩司) 報告・写真(西中誠一郎)・4/6には1000人・4.11再稼働反対デモ 以前のトップページへのリンクを表示:
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