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パリの窓から : ガザの受難と苦しみ〜マクロンはイスラエル「無条件支持」
10月7日、ガザを支配するイスラム組織ハマスの戦闘員によるイスラエル南部一般市民への残酷な大量虐殺に対し、ネタニヤフ政権は報復としてハマスの「殲滅」を布告した。ガザ地区を完全に封鎖、水・食料・医療品・エネルギー(電力、燃料)の輸送を凍結し、爆撃を開始した。2007年からイスラエルに軍事封鎖され、「天井のない監獄」と呼ばれる厳しい日常を生きるガザ地区のパレスチナ住民230万人を、さらなる兵糧攻めと爆撃に晒したのだ。人道援助団体や国連は直ちに大規模な人道の危機を訴えたが、欧米諸国のほとんどはイスラエルの「自衛権」を支持して殺戮の拡大を黙認した。国連安全委員会ではアメリカの拒否権のせいで、ブラジル提案のガザ戦闘の「一時中断」(人道回廊の設置)さえ否決された。マクロン大統領以下フランス政府は直ちに、イスラエルへの「無条件の支持」を表明した。イスラエルが受けた最大の市民犠牲者を出したハマスの殺戮行為は、戦争犯罪である。(飛幡祐規)続き

あるくラジオ:楽しい学校めざす宮澤弘道さん〜「東ティモール体験」から教員に
「あるくラジオ」第26回(10/28)のゲストは、東京都の小学校教員で多摩島嶼地区教職員組合委員長の宮澤弘道さんでした。打ち合わせの定刻5分前に現れた宮澤さんは、頼れるお兄さんのような人。現職教員そして組合の委員長ならではの、学校現場のリアルなお話を聞くことができました。まず最初に驚いたのは、宮澤さんが教員になるまでのお話でした。宮澤さんは高校生のときに、東ティモールの井戸掘りのボランティアに参加し、内戦のさ中、命がけで学んでいる現地の子どもたちを見て、教員になる決意を固めたそうです。無気力で自殺まで考えた高校生活が、ここで変わりました。しかし、家庭の事情で大学進学を断念。働きながら通信教育を受けて、大学の卒業資格と教員免許を取得しました。大学を出て簡単に教員免許を取得した人たちとは、ちょっと違う、いや大きな違いのあるスタートでした。このお話を聞いて、なぜか現在の彼の活躍が理解できたように思いました。(佐々木有美)続き「あるくラジオ」HPアーカイブ録画(60分)

奴隷労働で失われた尊い命〜「群馬の森」と強制労働現場を見る
10月28日(土)「かながわ歴史教育を考える市民の会」のフィールドワークに参加し、「群馬の森」と強制労働現場を見てきました。案内は、群馬の「追悼碑を守る会」の石田さん。「市民の会」のよびかけ文には「日本の植民地支配や戦争で多くの朝鮮人・中国人労働者が強制連行され、過酷な労働で命を失いました。群馬県には今でも強制労働の現場を伝える多くの史跡が残されています。ところが今、群馬では、このような歴史を伝える追悼碑が、強制連行の歴史を『なかったものにしたい』人々によって、強制撤去されようとしています。私たちは残された歴史の事実を学ぶ取り組みとして、強制労働の現場をフィールドワークしたいと考えています」とありました。まさにその通りだと思います。新前橋駅で待ち合わせ、マイクロバスで利根・沼田方面へ。JR上越線岩本駅の裏に東京電力岩本発電所があります。この発電所は、アジア太平洋戦争の末期、京浜工業地帯の軍需工場に電力を送るため、1942年1月に着工されました。この発電所に必要な水を送るのに、約15キロのトンネル地下導水路が作られました。(尾澤邦子)続き

「地獄のバイト」物流現場のリアルを描く〜韓国コミック『カデギ』
ネット通販の発展を背景に、韓国の物流は2000年代に入って急成長した。気鋭の漫画家、イ・ジョンチョルさん作のグラフィックノベル(長編ストーリーコミック)『カデギ』は、「地獄のバイト」とも呼ばれる物流現場が舞台だ。カデギとは、倉庫や埠頭で荷物を手で担ぎ運ぶ仕事のことで、日本語では「手荷役」に近い。地方美大で油絵を学び、実家を飛び出し漫画家をめざしたイさんは、生活費を稼ぎながら漫画を描くため「太くて短いバイト」を探し、宅配の物流センターや営業所で働くカデギにたどりつく。そんなイさんの実体験にもとづくため、本書の描写には細部までリアリティがあり、温かさがこもっている。主人公のパダらが向き合う大量の荷物は、トラックの荷台にぎっしり積まれた「高い壁」として現れる。少しずつ崩し、送り状が見えるようにコンベアに流していく。荷物はエリアごとに別のトラックに積み込まれ、お届け先に急ぐ。(北健一)続き

空爆という大虐殺をやめろ!〜イスラエル大使館前で150人がダイ・イン
イスラエルのネタニヤフ首相は10月25日のテレビ演説で、「我々はすでに数千人のテロリストを殺害したが、これは始まりに過ぎない」と述べた。恐ろしい事態が進行している。そんな中、10月27日「武器取引反対ネットワーク」が呼びかけた「空爆という大虐殺をやめろ!イスラエル大使館前ダイ・イン」が行われた。過剰な警備で、大使館前は警察によって封鎖され、そばの交差点歩道の一角に「抗議場所」が設置された。狭い場所で「これではダイ・インができない。大使館前を使わせろ!」と主催者が声を上げた。緊急の呼びかけにも関わらず、150人が集まった。パキスタン人を始め外国人の姿も多かった。呼びかけ人の杉原浩司さんは「すでに7000人以上が殺されているが、そのうち3000人は子どもたち。電気・水・燃料・食料が止められ、逃げ場のないところに爆弾が投下され大虐殺が行われている。歴史的にみてもまれにみるジェノサイドだ。アメリカ・ヨーロッパもイスラエルを支持している。こんな状況だが、声を上げて大虐殺を止めさせよう!」と訴えた。(M)続き動画(7分)主催者報告

新時代アジアピースアカデミー(NPA)第11期がオープン〜20コース120講座
新時代アジアピースアカデミー(NPA)第11期が10月28日よりオープンします。お陰様でコロナ禍の3年間とポストコロナ時期に、第1期〜第10期まで1300個に至る市民講座を実現し、アーカイブとして記録し、活用することができました。今生きる私たちの活動と理念、主張を、次の世代にも、他の国にも伝えることができたらと思います。改めてお礼を申し上げます。NPA第11期も、宗教と戦争、植民地問題、気候変動問題含めて多くの講座を準備しました。ぜひ一緒に出会い、学び、ネットワークを作りながら、市民たちが変えていく社会を作っていきたいと思います。今期は、注目の新設コースやこれまでの学びを更に追求していく従来コース、他では学べない魅力いっぱいの講座が目白押しです! みなさまのご参加を心よりお待ちしております。第11期(11-1月)は、韓国での翻訳版が注目される「和田春樹と学ぶ『朝鮮戦争全史(6回)』」(コース 1)、初心者に嬉しい「韓国語【初級】-3回だけのちょこっと入門コース」(コース 8-2)続き

「あるくラジオ」放送案内(10/28) : 学校はいま―宮澤弘道さんに聞く
長い長い夏がやっと終わりました。あるくラジオも夏休みを終えて再開します。最近気になるニュースに、教員の長時間労働、教員不足の問題があります。残業時間が過労死ライン(月80時間)を超えたり、精神疾患の発症、離職する人も相次いでいるそうです。学校はどうなっているのでしょうか。今回は、小学校教員で組合の委員長でもある宮澤弘道さんにお話を伺います。宮澤さんは、インクルーシブ教育(障害のある人もない人も同じ場で学ぶ)や、「道徳の教科化を考える会」などに取り組んでこられました。いま学校では「管理と支配」が強化されていると言われています。デジタル化の波も止まりません。長時間労働と教員不足の背後には、どんな問題があるのか、その根っこの部分に迫ってみたいと思います。そして教員も子どもたちもしあわせになれる学校とはどんな学校なのかもお聞きしたいです。ご期待ください。(佐々木有美)番宣

レイバーネットTV速報 : おしどりマコ・ケン「汚染水」情報操作の裏側を暴露!
レイバーネットTV192号(10/25)のゲストは、おしどりマコ・ケンさん。焦眉の問題「原発汚染水」を取り上げました。早口でしゃべりまくる「マシンガントーク」のマコさんですが、重要な話と面白い話の連続でした。徹底した取材をつづけるおしどりマコ・ケンの成果が凝縮した番組になりました。汚染水放出は「風評被害でなく実害だ」とはっきり語った旅館業者の証言を、テレビニュースはねじ曲げて報道していました。マコさんは、その改変の手口を実際の証言映像とニュース映像を比べて解説しました。いかに情報が操作され「世論」が作られているかがわかります。放送中のチャットもにぎやかで、アクセスもどんどん伸びています。「汚染水」問題を考える上での必須の番組です。ぜひアーカイブをご活用ください。●感想/おしどりマコさんのお話、とても分かり易く、面白く、内容が濃くて勉強になりました。トリチウムが、半減期「万年」の放射性ヨウ素129の『目くらまし』の可能性の話、目から鱗でした。続き放送アーカイブ(74分)詳細報告(笠原眞弓)

〔週刊 本の発見〕だまされないために〜『ヒロポンと特攻 太平洋戦争の日本軍』
ロシアのウクライナ侵略から始まった戦争の終わりがいまだ見えないまま、今度は連日のように、ガザで殺される子どもの姿が報道されている。“戦争で儲ける奴らがいる限り戦争はなくならない”とは、ジャーナリスト西谷文和さんの言葉だが、人々が殺し殺されていく背景には間違いなくそんな奴らがいるのだろう。では、そんな奴らにだまされないために私たちにできることは何か、それを本書は考えさせてくれる。著者である相可文代(おおかふみよ)さんは、元中学校の社会科教員、そしてそれゆえでもあろうが、長年教科書問題に取り組み、その運動を牽引されて来た方だ。私も何度もお話を聴いたことがある。その相可さんが、『「ヒロポン」と「特攻」 女学生が包んだ「覚醒剤入りチョコレート」梅田和子さんの戦争体験からの考察』を自費出版されたのは2021年5月のことだった。大阪で教育や反差別、平和の市民運動に携わる者たちの間で評判になり、私も、「菊の紋章が刻印されたヒロポン入りのチョコレート」と題してこのコーナーで紹介した。(志水博子)続き

レイバーネットTV(10/25) : 薄めても薄めてもなお汚染水〜国と東電の責任を問う
福島原発事故による汚染水が、8月24日ついに海洋放出されました。「タンク容量の限界が迫り、廃炉作業の支障となる」「薄めて流すから影響なし」と政府は説明してきましたが、放射能は集中管理が原則。せっかく閉じ込めておいたものを拡散させていいのでしょうか。国による安全神話に騙されたことに気づいた原発事故から12年。今では不安を口にすること自体が復興を妨げ、風評をまきちらす加害者呼ばわりされていいますが、本当の加害者は誰なのでしょうか。芸人のおしどりマコ・ケンさんは、3.11以後、12年間一貫して東電記者会見に臨み、国と東電の懐に入り込んできました。いまや「汚染水」の言葉さえタブー視されているなかで、レイバーネットTVは「タブー」に挑みます。おしどりマコ・ケンさんをゲストに、汚染水放出の本質に迫りたいと思います。 (レイバーネットTVプロジェクト)番宣

パレスチナに平和を!イスラエルはガザに侵攻するな!〜児玉繁信氏の論評
1)ハマスの攻撃はどうして起きたか? イスラエルはガザへ侵攻するな! 10月7日、ハマスが2,500発(イスラエル発表)のミサイル、ドローンを一斉に発射し、分離壁を越えイスラエルに侵攻した。約1,400人のイスラエルが犠牲となり、かつ200人を超える人質が連れ去られた(イスラエル発表によれば222人)。これに対抗し、イスラエル軍はガザ地区に連日、空爆を行い、ガザではすでに5,087人(10月23日現在)の死者を数えるに至っている。過去2週間(10月21日現在まで)、イスラエルが行ったことは、 5,087人殺害(うち、子供が約2,000人)、13,561人負傷、 国連パレスチナ難民救済事業機関UNRWAの35の施設を爆撃、 ガザで37人以上の医療スタッフを殺害、 ガザとヨルダン川西岸で医療施設への250件の攻撃、 52,000戸以上の住宅破壊、 ガザ230万人の水、食糧、電気、人道援助遮断などである。すでに十分「報復」の規模を超えている。(児玉繁信)続き

日韓労働者に希望を与える解決〜名古屋で「韓国ワイパー闘争勝利報告集会」
10月22日(日)午後1時半から、名古屋の「ウインク愛知」で、韓国ワイパー闘争勝利報告集会が開催されました。韓国から来日した9人のメンバーが紹介されました。経過報告を兼ねて2本のビデオが上映されました。日本側から、コミュニティユニオンの柴田さんがあいさつしました。「東海地方で何ができるのかと思いながら、3度の日本遠征闘争を支援してきた。日本の企業は金儲けのために韓国に行っている。これからも、韓国のみなさんと協力し合って、資本の悪さを許さず闘っていきたい」と話しました。乾杯し、食事しながら歓談。あちこちでにぎやかな談笑が聞こえました。副分会長のファンウンスクさんが、209人の組合員たちの思いを伝えてくれました。「まず、心からみなさんに感謝したい。初めて名古屋に来たときは、とても怖かった。巨大な資本との闘いは、思ったより苦しく大変でした。」(尾澤邦子)続き

命を選別する社会に向き合うとは〜映画『月』をみて
『PLAN75』『ロスト・ケア』など、命の尊厳を問いかける映画がいくつも作られている。2016年に起きた津久井やまゆり事件をモチーフにした『月』もそのひとつ。数々の問題作を世に出した故・河村光康プロデューサーによって企画された。模範的な介護職員だった植松聖が「社会のため、重度障がい者を殺します」と言って実行してしまう。その変節のプロセスを、あまりにもリアルに映画は描く。植松聖=「さとくん」の気持ちが理解できる、共感できるという人はきっと出てくるだろう。それでも、目を背けないで向き合ってほしいという気持ちが上回ったと、制作チームはいう。しばらく座席から立ち上がれなかった。数日たった今も、暗い森の中に引き戻されたような気持ちになり、人物の表情やディティールまでもが鮮明に思い浮かぶ。とはいうものの、映画の主人公はさとくんではない。作家として挫折し、障害者施設で働き始めた、宮沢りえ扮する洋子という42歳の女性だ(写真)。(堀切さとみ)続き映画公式サイト

熱い思いで「三浦さんと共に闘おう!」〜10.20 葛飾区労協総決起集会
10月20日(金)葛飾シンフォニーヒルズで行われた「葛飾区労協総決起集会」は、涙と闘 う決意と熱い思いに包まれた集会でした。フェイスブックで、葛飾区労協議長の三浦徹也さん(写真)がALS(筋委縮性側索硬化症)だと知ったのは数か月前。全身の筋肉が徐々に衰えていく病気だと聞き、心を痛めていました。三浦さんの講演をメインにした集会をやるとのことで、つれあいと一緒に参加しました。葛飾区労協の須田事務局長から三浦さんの紹介がありました。2013年3月に区労協を結成し、地域で助け合って闘っていこうと、三浦議長が先頭で引っ張ってきたと。「地域の 仲間と共に、最後まで労働運動を闘っていきたい」という三浦議長の思いを受け止め、その生きざまに学び、労働運動に決起していく力にしたいと話していました。三浦議長から「地域共闘の強化をー私と労働運動」と題した講演がありました。(尾澤邦子)続き東京東部労組の報告

パレスチナ紛争で加速する米外交政策の蟻地獄〜土田修のグローバルニュース
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム抵抗組織ハマースが10月7日、イスラエルに対して数千発のロケット弾を発射するとともに、戦闘員がガザ地区を取り囲む壁を乗り越えて越境攻撃し、イスラエル兵や市民1400人以上を殺害、約200人を人質にした。これに対し、イスラエル側はハマースに対し宣戦布告し、一晩で1000回を超える空爆を実施してパレスチナ人数百人を殺害した。その後も攻撃の応酬は続いておりガザ地区の死者は19日現在3478人に達している。イスラエルのガラント国防相はガザ地区を完全に包囲し、電気や食料、燃料の供給を遮断し、「われわれは人間の顔をした野獣と戦っている」と宣言。ネタニヤフ首相は野党を合流させた「戦時内閣」を結成し、過去最大の30数万人の予備役兵を動員、ガザ周辺に戦車や軍用車両、兵員を集結させ、地上侵攻の準備を完了している。こうした状況に対し、欧米諸国はイスラエル支援で一致しているが、それ以外の国からはイスラエルの対応を非難する声が上がっている。(土田修)続き

「争うよりも 愛したい。」〜若者世代にバトンタッチ、沖縄の山城博治さん熱く語る
10月17日、共同テーブルのシンポジウム「沖縄を再び戦さ場にするな!」(東京・文京区民センター、参加者250人)で沖縄の山城博治さんが30分のスピーチを行った。アメリカの策略で沖縄と日本が戦場にさせられようとしている実態を、資料を使ってわかりやすく解説した。身ぶり手ぶり歌ありのスピーチに会場はわいた。そして、11.23県民平和大集会の話になった。黄色いチラシを手にした山城さん(写真)。「これ何や! これが戦争反対集会のチラシか? どこかのお祭りのチラシじゃないか、という声があった。メインの言葉も『争うよりも 愛したい。』。私もはじめ頭を抱えたが、結局、使うことにした」。沖縄を再び戦場にしないために、県民の総団結を訴えてきた山城さん。その準備の段階で若者とのやりとりがあったという。それが紹介された。「シニアばかりの討論集会で一人の若者が手を上げた。そしてこう言った。『先輩たちには敬意を感じている。しかしみなさんのように、怖い言葉を発して怖いまなじりをして頑張ろう闘うぞ、には付いていけない』と。(M)続き動画(2時間半)共同テーブルHP

レイバーネットTV(10/11)報告:ヤマト運輸3万人首切り問題を深掘りする
いまヤマト運輸で進んでいる3万人大量首切り。10月11日のレイバーネットTVでは、この問題を取り上げた。関心も高く、アーカイブ視聴数はすでに2500を超えた(10/18現在)。番組には、契約解除という名で解雇通告された高本博純さん(ヤマト運輸国立営業所/三多摩労組加入)が出演して、その実態を語った。なにより驚いたのは、高本さんが契約解除を知ったのはヤフーニュースだったこと。そんな大事な話をヤマトは本人より先にメディアに発表していたのだ。高本さんは「クロネコDM便」などの配達業務に携わってきた勤続26年のベテランである。「クロネコDM便」の郵政移管に伴い、高本さんら3万人の「個人事業主」が切られる。しかし声が上がらない。それは「委託契約」というマヤカシの制度を会社が悪用して、「解雇でなく契約解除」という形でやろうとしているからだ。それとどうたたかっていくのか? 三多摩労組書記長の朝倉れい子さんが大いに語った。また「ヤマト協業」で混乱する郵政職場の実態を戸村学さんが紹介した。ぜひアーカイブを活用してほしい。(レイバーネットTVプロジェクト)詳細報告(笠原眞弓)アーカイブ録画(72分)TBSニュース(組合会見)

「人を殺すな 爆撃やめろ 虐殺やめろ」〜10.16イスラエル大使館前行動に600人
総がかり行動実行委員会が呼びかけた「パレスチナに平和を! 全ての人々を殺すな!」10・16イスラエル大使館行動に参加してきた。月曜夜18時、すでに日は暮れ暗い道路に600人もの中高年、若者、男女がひしめき、外国人参加者の多さと子ども連れファミリーの姿が特徴的だった。大使館行動とはいうものの警察が道路を封鎖し、参加者が大使館前に近づくことはできない。しかしイスラエル大使館の向かいにはホテルやレストランがあり、近くにはマンションや会社も。当然ながら住人や用がある人は行き先を聞かれ、通してくれる。ので、勝手知ったる筆者は難なく封鎖を突破。人通りの少ない大使館前周辺では数十人の警察官が暇そうに(!)厳重警戒にあたり、総がかり行動のコールは確実に、リレートークは途切れがちではあったが届いていた。あたりをブラブラ観察後に狭い抗議行動エリアに戻ると、立ち止まらないで下さい/(駅など)入口は移動して下さいと煩わしく規制された。いったい日本の警官は、何のために仕事し誰を守ってるのだろう。(知多 歩)続き

傷んでいる社会を労働現場から変えよう!〜「第15回なくそう! 官製ワーキングプア集会」
10月15日、東京・日本図書館協会研修室で「第15回なくそう! 官製ワーキングプア集会 反貧困集会2023」が開催された。ユニオン、市民運動、各グループ、個人などさまざまな人たち約80人が集まり、充実した集いとなった。この日のテーマは「3年公募で自治体はどうなった!? 公務職場から不安定雇用をなくそう」だった。会計年度任用職員制度が4年目を迎え、多くの自治体で3年雇止めが導入された中、雇止めの実態はどうだったのかを検証した。そして不安定雇用をなくすためにどうしたらいいのか、知恵を出し合った。最初に「公務非正規女性全国ネットワーク(はむねっと)」共同代表の瀬山紀子さんが、514件のアンケート調査結果を発表した。そこから見えてくるのは、理不尽な雇止めが多数発生していること、いっぽう国の調査がないので実態が見えにくいこと、ベテラン非正規が職場から追われていること、職場(公共サービス)の不安定化が進んでいること、頼りになるのはユニオンであること、などであった。(M)続き全録画(3時間)

大阪 : ガザ攻撃即時中止を求める緊急行動〜10.12 ヨドバシカメラ前
私たちは、イスラエルのガザ攻撃および米国のイスラエル支援の即時中止を求め、12日午後6時からヨドバシ梅田前にて街頭アピールを行いました。緊急アピール行動には約40人が参加して、参加者によるリレー・アピール、2014年のガザ侵攻での犠牲者の名前を記した20メートル余の大横断幕、パレスチナの旗、手作りのプラカード、トランペットの演奏、チラシ再配布などでガザの人々への連帯、平和に向けた日本を含む国際社会の責任などを訴えました。アピール行動の最後には、緊急行動を継続し、広げていくことが提案され、確認されました。次の行動のご案内です。今回はイスラエルを支援する米国政府への抗議です。領事館の開館時間の関係で平日の午後の行動になりますが、時間の都合がつく方はぜひご参加ください。(ATTAC関西グループ・喜多幡)続き

国際連帯で「偽装廃業」と闘う韓国オプティカルハイテック労組インタビュー
日本の日東電工が韓国亀尾市に設立した韓国オプティカルハイテックの工場で働いていた労働者が10月中旬に来日し、親会社の日東電工大阪本社に対して5日間の闘争を繰り広げた。韓国の労働者が来日した理由と彼らの闘争について、韓国の金属労組亀尾支部韓国オプティカルハイテック分会のチェ・ヒョンファン分会長にインタビューした。インタビューはオンラインで2023年10月12日に韓国語で行われた。・・・まず、韓国オプティカルハイテックはどんな会社なのか教えてください。「韓国オプティカルハイテックは、日本の日東電工が100%出資をして2003年に亀尾の工業団地内に設立した会社で、LCDに使われる偏光フィルムを作り、LGディスプレイに納品してきました。 しかし昨年11月、火災で設備が全焼し、現在は工場の廃業の手続きが進められています。」(インタビュー/文責 安田幸弘)続き

大島新監督「無関心な人との分断が深刻」〜ドキュメンタリー映画『国葬の日』を見て
映画『国葬の日』をポレポレ東中野で見た。大島新によるドキュメンタリー最新作で、昨年9月にあった安倍元総理の国葬の日の記録だ。記録と言っても、国葬が行われた9月27日当日、北海道から沖縄までの10地点で撮った映像というのに、まずはびっくりした。辺野古で、日比谷で国葬反対デモやアピールがあり、気勢を上げる人たちがいる。奈良の銃撃事件現場には弔問に訪れる人がいて、若い男性は嬉しそうに安倍元総理とのツーショット写真を見せる。また「長い間、総理を務めた人だから、国葬は当然じゃないか」と、語る人が何人かいたが「政治的にはどうだったか?」と問われると「あまりわからない」と答えた。洪水被害があったばかりの静岡ではボランティアの学生と家の中まで浸水被害にあい、泥除け作業に汗をかきながら「こんなにひどい災害にあっても、政府は何もしてくれない。せめて国葬費用を少しでも回してくれたら・・」と。(相沢由美子)続き映画公式サイト

労働者が幸せになる夢を持とう!〜元民主労総委員長ハンサンギュンさんが講演
10月8日午後、東京都中野区の産業振興センターで、日韓労働者国際連帯集会が開催されました。メインの講演は、韓国の元民主労総委員長ハンサンギュンさん(写真)。現在は、民主労総の指導委員をされています。テーマは「切実に求められている、階級闘争の勝利が!」。難しそうで固そうでと思っていたのですが、すぐにお話に引き込まれました。深みのある、示唆に富むお話に聞き入りました。*以下、ハンサンギュンさんのお話・・今日のテーマの「階級闘争」は、古臭い言葉に思えるかもしれないが、今一番求められているものだと思う。韓国社会は、総体的危機に晒されています。市民団体と共に乗り越えようとしていますが、既得権の力が強い。尹大統領は就任早々民主労総を「敵」としました。今では韓国労総をも敵にしています。2015年パククネ政権の時、私は民主労総の委員長でした。パク政権は民主労総を弾圧しましたが、弾圧に抗して闘い、組合員の数は増えました。(尾澤邦子)続き

太田昌国のコラム : ガザで始まったもう一つの「9・11」事態
ハマスがパレスチナ自治政府の主流派組織ファタハと連立政権を発足させたのは2007年だったが、すぐに内部抗争が激化し、ハマスはガザ地区を武力で制圧し、実効支配を始めた。同じ年、イスラエルはガザを封鎖し始めたのだが、この過酷な状況の下でハマスが貧困層への支援を行ない、医療施設や学校の整備に力を注いで、民衆の一定の支持を受けているらしいことは、さまざまな報告から知っていた。同時にこの15年有余、ハマスがイスラエル領内にロケット弾を打ち込むというニュースもときどき流れた。軍事国家イスラエルは、「やられたらやりかえせ」とばかりに、これに倍する報復攻撃を、狭いガザ地区に向けて行なうのが常であるから、私は、勝ち目のない軍事作戦を採用するハマスは、ガザに住む200万人の民衆に対して、どうやって責任を取るつもりなのかと、いつも訝しく思っていた。それらに比すれば、今回の軍事作戦ははるかに大規模であり、事前の計画性もあったように思える。(太田昌国)続き

〔週刊 本の発見〕戦争への深い悲しみと怒り〜永井隆『長崎の鐘』
怒りの広島、祈りの長崎と言われ、爆心地の浦上天主堂に象徴されるように長崎は、静かな祈りのイメージがある。サトウハチロー作詞、古関裕而作曲の「長崎の鐘」を高齢者向け音楽療法プログラムに取り上げたことから、元となるこの本を読んだのだが、原爆投下直後から約2か月間にわたる被爆者の治療の様子は具体的で生々しく、知ったつもりになっていた己を反省した。 今年発見された未発表の原稿によると、もとのタイトルは「原子時代の開幕」で、「戦争を起こさないで下さい!」「戦争はこんな意味のない打壊し(ぶっこわし)です」と、戦争に反対する切実な思いが、より強く込められていたという。永井は他にも『この子を残して』等多くの著書を残しているが、最初に書かれた本書は他より遅れ、戦後3年を経なければ出版できなかった。1952年4月までGHQによる占領下にあった日本では、報道統制により原爆の被害を報じることができなかったからだ。(わたなべ・みおき)続き

レイバーネットTV(10/11)放送 : ヤマト運輸3万人一斉首切り〜組合つくって声あげる
2023年6月19日に、クロネコヤマトDM便が日本郵便に全面移管されることが、マスコミ報道されました。しかし、DM便の配送担当者らには、事前に何の説明も報告もありませんでした。かれらは、マスコミ報道により、自分たちの仕事がなくなり、路頭に迷う事実を知らされたのでした。クロネコDM便の国立営業所で働く高本博純(たかもとひろずみ)さんもそのひとり。高本さんは、経営側が一方的都合で契約解除を決定し、配達担当者が使い捨てにされることを許せませんでした。そこで三多摩労働組合に加入し、ヤマト運輸に対し7月27日に団体交渉申し入れを行いました。番組では、当該の高本博純さんと組合書記長の朝倉れい子さんから、3万人首切りの実態と問題点をうかがいます。また「ヤマトとの協業」を押しつけられる郵政現場の声もお届けします。「何でもすぐ届く」便利社会を支える労働現場で今なにが起きているのか、一緒に考えてみましょう。(レイバーネットTVプロジェクト)番宣パート社員労組結成(NHK)

政府・自民党の戦争政策に怒り!〜自民党本部前で労働者反戦アピール行動
全国一般東京東部労組は10月6日夜、労組反戦行動実行委員会が呼びかけた「労働者反戦アピール自民党本部前行動」に参加し、多くの労働組合から結集した約100人の組合員らとともに政府・自民党の戦争政策に怒りの声を上げました。警官隊の不当な規制によって参加者は自民党本部にはたどり着けませんでしたが、抗議のシュプレヒコールを上げながら対面の歩道でプラカードや横断幕を掲げて行動を開始、全水道東京水道労働組合の寺嶋さんが司会進行を務めました。冒頭、東部労組の須田書記長が行動の基調として、ロシア・ウクライナ戦争の推進と加担、沖縄・辺野古新基地建設をめぐる代執行に向けた動き、原発汚染水の海洋放出とそれを中国への排外主義宣伝に利用していることなど政府・自民党の戦争政策への反対を表明したうえで、連合の定期大会に首相の岸田が16年ぶりに出席したという労働運動のあり方に疑問を投げかけ、「職場と地域から戦争に反対する当たり前の労働運動を再生させよう」と呼びかけました。(須田光照)続き

「7人の非正規公務員 告発のスクリーン」〜東京新聞が一面トップで取り上げる
「東京新聞」10月9日号の一面トップを飾ったのは、短編映画「わたしは非正規公務員」の記事だった。見出しは「7人の非正規公務員 告発のスクリーン」。記事の大きさに驚く。映画は、関東地方のハローワークで非正規公務員として働く山岸薫さんが制作したもので、計7人の当事者が出演し、不安定雇用と厳しい労働環境の実態を切々と訴える内容。7月のレイバー映画祭で初上映されたときには、観客から「まったく知らなかった」「ひどすぎる」と大きな反響があり、アンケートでも「非正規公務員の無権利状態について、認識を深めることができた」との声があった。その後、映像はクチコミで広がり、10月29日に大阪市で開く「なくそう!官製ワーキングプア大阪集会」での上映も決まった。そんな時期に、畑間香織記者の熱心な取材が実を結んで、一面トップになったのだろう。(松原明)続き

選挙に行って政治を変えよう!〜千葉県新4区市民連合キックオフ集会
10月8日午後、市民と野党の共闘により来たる総選挙での勝利をめざし、千葉県新4区市民連合「キックオフ集会」が船橋中央公民館で行なわれ、会場一杯の130名余が集った。私も新14区市民連合準備会メンバーとして招かれ参加した。千葉県では衆議院選挙区割りの変更で、新千葉4区(船橋市西部、市川市北東部)と新14区(船橋市東部、習志野市)が新たにできる。昨年より懇談会・準備会を重ねてきたが、年内にも解散総選挙があると言われる中、やっと結成集会を迎えた。今日の集会では、山口二郎さん(法政大学教授、市民連合運営委員)が「市民の力で政治を変える」と題して記念講演をした。山口さんは、岸田政権の下、物価高騰・実質賃金低下など国民生活が危機を迎えている現状を指摘し、生きづらい社会を変えていくことが重要であると語った。(近藤徹)続き

10・5 九条の会大集会に1200人〜澤地久枝さん「最後の砦。1ミリも譲れない」
10月5日夜、なかのゼロ大ホールで「10・5九条の会大集会」が行なわれた。夏の終わりを告げる冷たい強風が吹きすさぶ中、夜7時からの集会にやって来た人で1階、2階とも1200人を超える参加者で超満員となった。すごい集会だった。先ず、車椅子でサプライズ登壇した澤地久枝さんは、「九条の会呼びかけ人9名のうち大江健三郎さんがお亡くなりになり8名が亡くなり、私だけになってしまった。・・・九条の会は『戦争する国』への道を止める最後の砦。1ミリも譲れない。・・・93歳になっても自分で歩こうという意志を持ち続け闘う」と熱情溢れるスピーチに感激した。その後、松下玲子さん(武蔵野市長、全国市長九条の会共同代表)が発言し、小森陽一さんが実行委員会の開会の挨拶をした。スピーチ1・田中優子さん(前法政大学総長・九条の会世話人)は、「岸田首相の軍拡・改憲に反対する声を!〜『正しい戦争』はどこにもない」と題して講演し、「岸田首相の会見・軍拡に反対する声を拡げよう。そのために勉強しよう、言葉にしよう。」と述べた。(近藤徹)続き

〔週刊 本の発見〕「インフルエンサー」世論の危うさ〜『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』
インターネットというメディアが世界に出現した当初、特段の権力も資力も持たない一個人であっても、社会に強く訴えかけ得る今までにない武器=発信力を獲得したとの前向きな評価が存在した。もちろんその評価は部分的には正しく、それまでであれば表面化せず過ぎ去ったかもしれない多くの隠された猊堙垤腓平深足瓩、インターネットを通じて白日の下に曝された例は確実に多々存在しただろう。しかし、その反面、真っ当な見解に留まらず、誤った意見、歪んだ意見、偏った意見もまた、当然の理屈ながら等比級数的に拡大することになった。何の基盤も持たない一市民の発信が、わずか数時間のうちに数十万人、数百万人の眼に触れる言った者勝ちの世界なのである。現代は、とりわけユーチューバーとかティックトッカーとかインスタグラマーとか、インターネット=SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用して世の関心を集める人々が、自ら「インフルエンサー」を称しつつある種の狎は性瓩魴塑遒襦(大西赤人)続き

「ヤマト運輸の3万人一斉首切り」を撤回してください!〜ネット署名はじまる
すでに一部の報道などでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、2024年1月31日をもって、全国で約3万人のネコポス・クロネコDM便の配達員の個人事業主が、ヤマト運輸の都合により一斉に契約解除されようとしています。またそれと同時に、クロネコDM便の仕分け作業に従事している、パート社員(数千人規模と推定)も解雇を通知されています。これらの働くみなさんには、低年金者や高齢者、シングルマザー、障がい者などいわゆる「社会的弱者」が多く含まれています。そもそもヤマト運輸は、なぜそんなに多くの人たちを一斉に契約解除・解雇しようというのでしょうか? 6月19日に発表された「日本郵政グループとヤマトグループ 持続可能な物流サービスの推進に向けた基本合意について」によると、「両社の経営資源を有効活用する」とあります。しかし、その「経営資源」には「人的資源」=労働者は含まれていないのでしょうか?(署名呼びかけより)詳細署名サイト

いま横断的にたたかうとき〜JAL闘争学習会で竹信三恵子さん
JAL闘争東京連絡準備会が、10月2日の夜、港区で開かれた。竹信三惠子さん(ジャーナリスト)を迎え「個別労組を超えた労働運動の必要性」をテーマに学習会を進めました。続いて、JAL労使交渉・都労委報告が山崎書記長から報告がありました。会場は参加者で埋まった。【講演・竹信三恵子さん】12年の闘いを感じる会場一杯に集まった皆さんを見て感じます。日本独特の個別労働運動に限界を感じます。春闘の始まりがそうであったように、労働組合がまとまり一緒に横断的に闘う成果を見つけた。現状の労働運動にはまとまる力がない。そんなとき、そごう・西武のストライキがあった。外資系との関係もあって闘いの難しさもある。それでも93%の高さでスト権確立で24Hストを決行した。要求貫徹はできなかったが、世間の注目、労働者の不満がマスコミを動かし、注目された。売却はやられたが、世間に問題提起した。アメリカ、ヨーロッパからストのニュースがお茶の間に流れる影響もあり、うまくやれば、ストライキができるチャンスのときだ。報告

シネクラブ:映画『福田村事件』をめぐって討論〜「賞賛」と「違和感」と
9月30日、レイバーシネクラブでは『福田村事件』の討論会を「郵政共同センター」で開催した。20名が参加で大盛況。久しぶりに顔を見せてくれた人、映画監督、クラファン出資者、元新聞記者、組合活動家、在日三世、・・・実に多様な人たちが集まった。「上映禁止になるかも」という森達也監督の心配をよそに公開から一ヵ月。多くの人が劇場に足を運び、増版された1500円のパンフ、濡れ場シーンの是非論など、話題に事欠かない。まずは一番言いたいことを、一言ずつ語ってもらう。よくぞ作ってくれた、今これをやらねばという映画人たちの勇気、これが大筋の感想だった。その上で、引っかかること、危うく感じることを仄めかす意見もあった。事実と脚色が混ざっているのは当然だが、映画を観ただけでは意味がつかみきれない。二巡目からは、それを補うような話も多数出てきた。たとえば東出昌大演じる船頭が「朝鮮人は嫌いじゃ」と言う理由。(堀切さとみ)続き

〔週刊 本の発見〕ホロコーストの起源としての植民地主義〜「すべての野蛮人を根絶やしにせよ」
戦後ヨーロッパでは、長らくホロコーストを「歴史上、類例のない出来事」として絶対化した上で、その原因をヒトラーの狂気や全体主義などに求めてきた。だが、本書によれば、特定の人間集団を「劣等人種」とみなし、「進歩」のためなら犠牲にしても構わないとする思想は、特にナチズムの発明ではない。むしろ、コロンブスの「発見」以来、500年にわたって西洋列強が南北アメリカ大陸やアフリカ、オセアニアなどで繰り広げてきたことである。かつて『植民地主義論』でエメ・セゼールが告発したように、ナチスのユダヤ人大虐殺は、ある意味で、ヨーロッパの「外」で行われてきた蛮行を「内」に向けて炸裂させたにすぎない。それでは、近代社会はいかにして人種イデオロギーや優生思想などを編み出し、ヨーロッパへと逆輸入するにいたったのか。ジョゼフ・コンラードの『闇の奥』の一文を表題とする本書は、「文明化の使命」を掲げて「新世界」に入植したヨーロッパ人が、先住民の征服と略奪を通じて新たな野蛮状態へと転落していくプロセスを、当時の探検家や宣教師、政治家や科学者たちの手記を手がかりに壮大なスケールで描き出していく。(菊池恵介)続き

タガがはずれた大軍拡!〜「殺傷武器輸出」に反対する市民集会開かれる
岸田政権は、今まで禁じていた「殺傷武器の輸出」を年内にも解禁しようとしている。それは日本製の武器で他国の人々が殺傷されるという事態を意味している。「平和国家」を投げ捨て「死の商人国家」に堕落していいのか? 10月1日、東京・文京区民センターで開かれた市民集会には110名が集まった。武器取引反対ネットワーク代表の杉原浩司さん(写真)は、「殺傷武器輸出は解釈壊憲の最終形」であり、今秋の一大争点にしよう、と訴えた。そして日英伊で共同開発しようとしている戦闘機の第三国輸出問題について、具体的に説明した。「2015年に起きたサウジのイエメン軍事介入では、サウジの戦闘機100機中72機が英国が輸出したユーロファイターだった。そして2724回に及ぶ無差別空爆で多数の民間人が殺された。この武器輸出については、国連専門家グループからも批判されている。これから日本が英伊と共同開発でつくる戦闘機は、まさにこういう形で第三国に輸出され、他国の人々を殺傷することになる。許してはならない」(M)報告動画(杉原発言 12分)10/3共同声明

米国労働運動 : 拡大するビッグ・スリーでの全米自動車労組ストライキ
全米自動車労組UAWの史上初めてのビッグ・スリー同時ストライキは、スト対象拠点を拡大しながら第四週に入っている。一週ごとにストライキ対象職場を増やし、今では全米20州に拡大している。9月26日にはバイデン大統領が部品配送センターでのピケ・ラインに激励のために訪れ、史上初めてストライキのピケに参加した大統領となった。他労組はもちろん、国民一般からの支持も広がりつつある。世界各国の自動車労組からの連帯のメッセージや行動も報告されている。レイバー・ノーツの10月号が最新情報を伝えているので翻訳した。(レイバーネット国際部 山崎精一)・・全米自動車労組UAWのショーン・フェイン会長は9月29日朝、フェイスブックでライブ出演し、2つの組立工場で働く7,000人の自動車労働者が29日正午(米国東部時間)に新たにストライキに加わると発表した。ストライキに参加するのは、フォードのシカゴ組立工場とゼネラル・モーターズGMのミシガン州ランシング・デルタ・タウンシップ組立工場である。続き


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