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レイバーネットTV(本日4/21)放送案内 : いま「ミャンマー・入管法」を考える
3月、名古屋入管に収容されていた33歳のスリランカの女性が死亡した。入管はいまだに死因を公表しない。この5年の間に入管で死んだ外国人は17人に上る。なぜ彼らは死ななくてはいけなかったのか。オリンピックのために外国人を長期収容し、内部で繰り返される虐待。外国人は犯罪者ではない。入管法の改悪は、さらに外国人を苦しませ、人道上大きな問題がある。また、ミャンマーでは国軍による人々への虐殺がエスカレートしている。日本政府はなぜこの暴力を止めるのに消極的なのか。日本ミャンマー協会の役員名簿からは、友好ではなく経済的利害関係がすべてなのがわかる。日本から流れる金で人殺しをさせていいのか。いま、市民が立ち上がる時だ。私たちにできることは何だろう。ミンスイさん(写真)にじっくりお話を伺います。今回の番組は入管法改悪に反対し、ミャンマーの人々に連帯をこめてお送りします。ぜひご覧ください。(レイバーネットTVプロジェクト) 番宣放送チャンネル(21日19.30)

増上寺で「ミャンマー鎮魂と平和を祈る集い」〜在日ミャンマー人ら1100人参加
4月18日(日)18時30分から、東京の芝公園にある増上寺において、「ミャンマー鎮魂と平和を祈る集い」が開催されました。主催は日本ミャンマー友好協会で、参加者は約1100名。増上寺の僧侶とミャンマー人僧侶により、ミャンマーのクーデターで命を奪われた人々の鎮魂供養とミャンマーの平和を祈念しました。2月1日の軍事クーデター以降、ミャンマーは無法状態となり、人々は弾圧されています。そして困窮し、苦しんでいます。現在、死者は730名、逮捕者は3152名(そのうち死刑判決23名)、指名手配は871名になりました。ミャンマーでは、4月16日に国民統一政府(NUG)が樹立され、17日には新年を迎えました。そうした情況の中、軍に抗議する市民不服従運動(CDM)に参加する国民は、仲間同士の助け合いで生命をつないでいます。軍の理不尽な暴力と弾圧に、ミャンマーの人々は今も抵抗し自由を求めています。(佐藤和之) 続き

憲法9条を変えないでください!〜「2021葛飾憲法集会」開かれる
4月17日(土)午後1時、どんよりとした今にも降りだしそうなお天気の中、平和への熱い思いを抱く人々が、JR亀有駅前の公園「リリオパーク」に集まりました。前日からの「雨予報」で、人々の集まりはよくありませんでしたが、集会はとてもよかったです。オープニングは「トッケビ プンムル」(写真)のにぎやかな演奏。鐘太鼓の音が会場いっぱいに響き渡り、元気をいただきました。主催者あいさつで、共同代表の山口良雄さんは「コロナ禍ではあるが、憲法のことを考えるのは大事なので、今年こそと準備してきた。2月13日にはプレイベントとして弁護士の伊藤真さんの講演会を行い、憲法への理解を深めることができた。今日のこの集いで、憲法について語り合い、憲法を守る取り組みを進めて行けたらと思っている」と話しました。主に葛飾区内で活動する団体・個人のリレートークを中心に進められました。(尾澤邦子) 続き

教育者としての信念を曲げずに勝利〜「君が代」判決最高裁確定勝利集会
4月17日、東京・八王子に於て『09年「君が代」判決最高裁確定勝利集会』が開かれ、主催者の予想を超える50人余りが参加しました。同時に、ライブ配信の視聴数も350を超えました。冒頭、根津さんの闘いがまとめられたビデオ(21分)が流されました。20年を超える長く厳しい闘いでした。次いで、岩井弁護士から「この裁判で何を訴えたかったのか」という報告がありました。根津さんの弁護を20年以上やってきた萱野弁護士は、「最後まで、子どもたちの前で信念を曲げず、教育者として立つことはできないとして、貫きとおしたことのすばらしさ」を讃えました。根津・河原井さんの裁判闘争勝利は、困難な中に置かれている私たちにとって、希望の光を灯してくれました。最大の教訓は、教育者としての信念を曲げずに勝利したことだと思います。全国の皆さん、「継続こそ力」です。私たちもともに闘い続けましょう。(渡部通信) 全文動画(3時間)感想(佐々木有美)「私の教育活動」(根津公子) *写真=根津公子さん

裁判所は組合活動を犯罪にするな!〜関西生コン抗議の大阪地裁グルグルデモ
4月15日、関西生コン支部の産別ストライキに対する不当判決を繰り返した大阪地裁への抗議集会とサウンドデモが、関生支部と関西・東海の支援250人で行われた。大阪地裁は、関生の産別ストに対して、昨年10月8日、現場にいない組合役員を「共謀した」と称して懲役2.5年・執行猶予5年の不当判決を、本年3月15日、現場の組合役員と組合員に対して懲役1年6か月〜2年・執行猶予3〜4年の不当判決を出した。そして、3月30日には検察が武建一委員長に懲役8年の求刑を行っている。労働組合活動自体を犯罪視、「歴史を200年前に戻す」大反動だ。この日は、16:30に中之島水上ステージ前に関西・東海から仲間が結集、関生支部の若い執行委員の力強い呼びかけで集会が始まり、東海の会の代表が「目に見える闘いをやろう」と発言、京滋の会は「12・17京都地裁の不当弾圧を許さず、大津地裁で無罪判決を勝ち取るため街宣を強化している」、兵庫の会からは「学習会を積み重ねている」と報告があった。(愛知連帯ユニオン) 写真速報

〔週刊 本の発見〕ひたすらな記者魂に脱帽する〜『ふくしま原発作業員日誌』
4月13日、政府は東京電力福島第一原発の汚染水(現在約125万トン)を海洋放出することを決めた。炉心溶融事故から10年、避難したままの人たちは、いまだ4万人を超える。どれだけ多くの人たちがさらに傷つけられればいいのか。放出汚染水は処理されているから「普通に飲める水ですよ」と嘯いた大臣がいるらしいが、もはや人間の顔を粧っているに過ぎないと断じたくなる。本書は2011年3月の原発事故のあと、イチエフの現場で働く作業員に、9年間にわたり話を聞き続けた記録である。2011年から年毎に章立てがされている。作業員は全員仮名だが、「シンさん」「ハッピーさん」「ユウスケさん」などの名前で現れる人と「作業員」とだけ記されている人を合わせて、ざっと数えただけで、40人をこえる。おそらく実際にはその何倍もの人たちに話を聞いているに違いない。現地に通い、これだけの人にインタビューするのは大変な労力が必要だっただろう。(志真秀弘) 続き

外国人差別・人権侵害を加速する「入管法改悪」〜若者たちが反対署名提出
今国会に上程されている「入管法改正案」は、難民申請者の強制送還を可能にするものである。来週にも衆院法務委員会で本格審議がはじまる状況だが、これに危機感をいだいた学生や若者たちはオンライン署名40,348筆を集め、4月14日に入管庁に提出した。署名提出に先立って院内集会・記者会見が参院議員会館で開かれた。まず驚くのは、20代の若者ばかり。ほとんどが大学生で、その大多数は女性だった。それぞれがマイクを握り思いを語った。「クルド難民支援などを通して実態を知りおかしいと思った」「自分の親が外国国籍で他人事ではない」などがあったが、一番共通していたのは、「私たちの社会の一員として生きている彼らを迫害していいのか」ということだった。「強制送還することは人を殺すこと」「これを知って心がズタズタになった」「これは外国人差別・人権侵害だ」。若者たちの怒りは深かった。(M) 続き動画(指宿弁護士の解説)動画(若者たちの訴え)毎日新聞NHKニュース

放射能汚染水を海洋放出するな!〜官邸前緊急行動に320人
4月13日(火)昼(12時より13時)、首相官邸前で放射能汚染水を海洋放出するな行動がおこなわれた。たくさんのノボリ旗がひるがえり、320人が参加した。たんぽぽ舎会員も30人強参加。3つの横断幕−1つだけ紹介…「放射能汚染水を海へ捨てるな! 安全な陸上部で保管できる10万トンタンク10基で可能、土地もある」を持参して広げ、又、たんぽぽ舎作成の「汚染水を陸上保管に」ビラを配布しました。集会は、さようなら原発1000万人アクション実行委員会の鎌田慧さんの発言、原水禁の藤本議長(大型船1隻を汚染水貯蔵にあてる案もある)、全労協の組合、ピースサイクルなどから発言。たんぽぽ舎柳田も発言し、1.汚染水を安全な陸上部で保管できる案=10万トンタンク10基建設。土地はある。お金も安い(1基20億から30億円)と、2.放射能を発生した東京電力の責任が大きい。ひきつづき、東電を追及しようと述べました。(たんぽぽ舎) 全文 *写真撮影=ムキンポさん

パレスチナとブラック・ライヴズ・マター〜太田昌国のコラム
先日、関西でパレスチナ連帯の活動を長年続けてきているグループに招かれて、「コロナ禍で世界はどう変わるのか」というテーマで話をした。コロナについてはこの一年間有余考え続けてきたことをまとめて話したのだが、昨年度統計によると、いまや世界中で7500万人に及んでいる難民・避難民が、劣悪な住環境で「密に」暮らしていることに触れた時に、パレスチナの人びとが置かれている状況にも言及した。国連パレスチナ難民救済事業機関が発表している2020年度の数字に基づけば、パレスチナ難民の数は以下のようになる。ヨルダン川西岸106万人(総人口298万人)、ガザ162万人(総人口199万人)、そして近隣諸国に居住する難民は、ヨルダン242万人、シリア65万人、レバノン54万人となる。合計629万人に上るパレスチナ難民があの地域一帯には存在している。シリア、レバノンの国内情勢からすれば、その数は日々流動化していよう。(太田昌国) 続き

ジャーナリズムの衰退を象徴する『朝日新聞』特別報道部の廃止〜山口正紀のコラム
『朝日新聞』の特別報道部が今春、3月末で廃止された。『朝日』特報部は2011年3月11日の東日本大震災で起きた福島第一原発事故をめぐる調査報道でスクープを連発、長期連載記事「プロメティウスの罠」は9冊の単行本にもなった。その特報部でかつてデスクを務めた鮫島浩記者が自身のブログ「SAMEJIMA TIMES」で「特別報道部の終幕」を明らかにし、自身も5月末で退社すると公表した。「文春砲」が毎週のように永田町を震撼させる中、粘り強い調査報道で一時代を築いた『朝日』特報部の廃止は、日本のジャーナリズムの衰退を象徴する残念なニュースだ。『朝日』特報部が正式に発足したのは2011年10月。約10人で活動していた「特別報道チーム」(2006年設置)が「3・11」を機に部に昇格し、部員も約30人に拡充された。その初代部長・依光隆明記者は、元『高知新聞』社会部長。(山口正紀) 続き *写真=朝日新聞本社

日本のお金で人殺しをさせないで!〜「ミャンマー国軍の資金源を断て」官邸前アクション
2月1日に軍事クーデターが起こり、市民への虐殺と弾圧が続くミャンマー(ビルマ)。日本でも、在日ミャンマー人とNGOと市民が抗議集会・デモ等を各地で開催している。4月9日には、官邸前で「ミャンマー国軍の資金源を断て」アクションが取り組まれた。さて、ニュースではとかく国軍に武器を供与している中国やロシアとの関係ばかりが注目され、肝心日本とのかかわりについて問うものが非常に少ない。しかし、日本は直接武器の援助はしていないものの、資金面では国軍から非常に頼りにされている国なのだ。我々の税金が原資のODA、およびビジネスを通じて流れるカネの行き着く先は国軍。いくつか例をあげると、国際協力機構(JICA)が借款を供与するバゴー橋建設事業のサプライチェーンに国軍系企業が入っていること。ODAについては、日本が官民をあげて推進してきたティラワ経済特区も含まれている。(松本浩美) 続き動画(7分半)

人らしく生活できる賃金を!〜全労協が「21けんり春闘勝利」総行動
「21けんり春闘勝利4・9中央総行動」(全労協)が4月9日に行われた。2021春闘は新型コロナウイルス感染拡大による企業の業績悪化などを理由とした長期の休業や賃金減額、解雇・雇い止めが拡がる状況のなかで、4月に入り、いよいよ中小・零細企業に働く労働者や非正規労働者が、人らしく生活できる働き方、とりわけ同一労働同一賃金をめぐる攻防を焦点としながら闘いが展開されている。こうした情勢のもと、非正規労働者の要求実現を掲げ、すべての労働者の生活を守り、人らしく生きるための法制度確立を求め、中小に働く仲間の賃上げ獲得・労働条件改善、争議組合の解決支援などを柱とした行動をした。経団連本部前で、渡辺洋全労協議長は「オリパラが終われば放り出される非正規労働者が多くいる。シフト減らしで給付の対象から外される労働者! 資本の内部留保は500兆円に迫り、今使うときだ。8時間働けば生活できる賃金。同一労働同一賃金は絶対必要! 春闘は後半戦に入るが頑張りましょう」と訴えた。(宮川敏一) 報告

非正規労働者の尊厳を取り戻そう!〜『メトロレディーブルース』劇場版、公開へ
いま非正規労働者は2100万人を超える。そのうち70パーセントは女性だ。その現実をえぐり出したドキュメンタリー『メトロレディーブルース』の短編シリーズは、レイバー映画祭などで上映され大きな反響を呼んできた。そして今回、大幅な追加取材を加え再編集した劇場版『メトロレディーブルースー東京メトロ「非正規」物語』(2021年・83分・制作=ビデオプレス、取材構成=松原明・佐々木有美)が、4月11日(日)13日(火)のいずれも午前10時35分からアップリンク渋谷で初公開される。2013年3月には、労働組合のことなど何ひとつ知らなかった東京メトロ売店で働く契約社員の女性たちが、やむにやまれず組合を作りストライキに立ち上がる。翌2014年、非正規契約社員と正社員との差別撤廃を求めて提訴し、地裁・高裁をへて2020年の最高裁判決までたたかいは8年におよんだ。映画は、後呂良子、加納一美、瀬沼京子、疋田節子さんたち4人の生活、メトロ売店の職場、さらに法廷闘争を描いていく。(志真秀弘) 続き『メトロレディーブルース』HP「毎日新聞」記事上映会報告

〔週刊 本の発見〕画家は愛する者しか描けない〜『追想美術館』
「追想美術館」とは旨いことを言ったもんだ。なるほど、このコロナ禍、ステイホームで自宅軟禁を余儀なくされ外出を控えている諸氏にとって、行きたくても行けない美術館巡りを回想して案内しようというのだから面白い。実際この本を読んで、まさに美術館を探訪している気にさせられるのだからね。作者の志真斗美恵さんにとっての追想が、読者にとっては優れたガイドを伴った美術館巡りになる。作者の志真斗美恵さんはドイツ文学専攻で、著書に『ケーテ・コルヴィッツの肖像』『芝寛 ある時代の上海・東京—東亜同文書院と企画院事件』などがある。企画院事件は戦前の治安維持法による弾圧事件。志真さんは、体制に抗い弾圧される思想家や労働者の側に立ち、底辺に生きる人々の苦悩を理解し、それを表現する芸術家に深い関心と共感を持ち続けているのだと思う。特にケーテ・コルヴィッツには多くのページを割き、コルヴィッツに対する思い入れの大きさが窺い知れる。(根岸恵子) 続き

沖縄戦をうめるな〜首相官邸前でハンスト・座り込みの金武美加代さん
金武美加代さん(写真・沖縄県宜野湾市出身、東京都在住)は首相官邸前で3月8日から31日までハンガーストライキ(ハンスト)を行い、そして今日(4月7日)も座り込みを行っている。それは、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんが沖縄県名護市辺野古の新基地建設で本島南部からの土砂採取断念を求め行ったハンストに連帯しての行動だ。美加代さんが「沖縄と本土の橋渡しです」と語ったハンガーストライキ、水分と塩分の摂取だけだったというこの行動は、沖縄県での報道だけでなく首都圏のマスコミをも動かした(東京、朝日新聞で報道)。また、具志堅さんの思いは沖縄県内の自治体決議(3月26日時点で県内12の市町村議会が、遺骨を含む可能性のある土砂を埋め立てに使わないよう国に求める意見書を可決。)につながっている。この行動、今が山場だ。(湯本雅典) 続き動画(5分3秒)

ミャンマー民主化運動の最前線にはZ世代の労働者がいる〜韓国「ワーカーズ」論評
数十年間続いたミャンマー民主化運動は、主に裕福で外国で教育を受けた階層が主導した。だが今度は違う。催涙弾と銃弾と正面から闘っている彼らは、ミャンマーの二大主要都市であるヤンゴンとマンダレー出身の学生と工場・鉱山労働者だ。闘争の最前線にはこの10年の民主化過程で育ったZ世代の労働者がいる。彼らは軍部に対抗しているが、西欧やアウンサン・スーチーの民族民主連盟(NLD)に同じ幻滅を感じている。外信はもしミャンマーに民主主義が復元されれば、それはスー・チーでもNLDでなく、この新しい闘争を通して行われると報道した。「ワーカーズ」は外信が注目したZ世代の闘争と人生を追いかけた。……#コ・ワイ・イェントゥン(Ko Wai Yan Tun)氏/ 16歳/日雇 2月20日にマンダレーでデモ隊の2人が銃で撃たれた。そのうちの1人が16歳の少年コ・ワイ・イェントゥンだ。ヤントゥンは頭に銃弾を受けて即死した。市場からカートを引っ張ってきて盾にしたが、頭を狙って飛んできた弾丸を避けられなかった。(韓国・チャムセサン) 全文

すべてに広がる「劣化」現象〜コラム 飛幡祐規「パリの窓から」
今年の3月11日で福島原発事故は10年となった。いまだ56基の原発とラ・アーグ再処理工場が稼働する原発推進国のフランスでは、福島原発事故と被害者に関する報道が不十分なだけでなく、国の放射線防護機関(IRSN 放射線防護・原子力安全研究所)などを通して、原子力推進勢力が日本の推進勢力と共同で事故不可視化に力を注いでいる。そこで、情報が行き渡らない市民に向けて、パリと近郊のメンバーからなる「よそものネット・フランス」では「10年後の福島」という小冊子を作って配布することにした。また、欧米各地で活動する反原発のグループ・個人が福島事故後に作ったネットワーク「よそもの」では、事故直後から丹念に取材を続けるおしどりマコ・ケンさんのオンライン講演会「福島原発事故から10年、結果ありきの調査と報告・多くのごまかし」を6か国語字幕をつけて配信した。(飛幡祐規) 続き *写真=「グローバル治安法案にグローバルに反抗」

コロナ禍を生きさせろ!〜反貧困ネットワークが新宿でサウンドデモ
反貧困ネットワークは、4月4日、東京・新宿区で全国集会2021「生きてくれ−コロナと貧困」を開催した。全国集会に先立ち、午後1時から新宿西口で音楽ユニット「アルバトロス」の演奏や宇都宮けんじ代表の挨拶などがあった。その後、約150人がサウンドカーを先頭に新宿駅周辺を1時間にわたってデモ行進した。コロナ禍のなかで生活困窮が深刻になっており、プラカードにも「死なせない」「メシ喰いたい」の切実な言葉が目を引いた。反貧困ネットワーク代表の宇都宮けんじさんは、「反貧困ネットワークが2007年12月に設立されてから14年目になったが、コロナ禍で生活困窮がひどくなったことで、昨年から活動が活発になった。とくに緊急アクションを通して多くの団体のネットワークがうまれた。一方、政府の無策・政治の貧困も明らかになっている。私たちは今回、反貧困ネットワークを“社団法人”に格上げするが、この機会にバージョンアップして、活動をいっそう広げていく決意だ」と語っていた。(M) 写真速報動画(8分半)田中龍作ジャーナル反貧困ネットワークHP *写真=雨宮処凛さん

石垣ユニオン〜石垣島で地道な活動を続ける
石垣ユニオンは、昨年11月1日に発足した日本で最南端のユニオンだ。2か月に1回のペースで「ゆんたくの会*」という定例会を開き、職場の悩みの相談と交流を続けている。「ゆんたくの会」には、多い時で10名前後の方が参加する。同会は結成前の活動ではあるが、昨年3月に介護職場に労働アンケートを実施した。アンケート調査は、知り合いを通じて手渡しで依頼した。50人に依頼し9人から回収できた。回収数は少なかったが、以下のような状況がわかった。・収入20万円以上が1人しかいなかった。非正規で10万円以下が2人いた。・残業がない職場が1人、サービス残業が6人もいた。この活動はその後コロナで中断してしまったが、今まで見えなかった石垣島の労働状況が垣間見えたという。次回「ゆんたくの会」は、4月10日(土)に開催される。(湯本雅典) 報告動画(4分28秒)石垣島情報(カンムリワシ) *写真=「石垣ユニオン」事務局 土田敦子さん

自らの国の奢った姿がみえてくる〜ドキュメンタリー映画『狼をさがして』
『狼をさがして』を観た。この映画は70年代中頃、「連続企業爆破事件」を引き起こした 「東アジア反日武装戦線」の首謀者とそれを取り巻く人々を捉えたドキュメンタリー映画 である。監督のキム・ミレは、「土方(ノガタ)」(2005)や「外泊」(2009)といった韓国の 労働者の現状を描いたことで有名だ。韓国人の監督が日本の「東アジア反日武装戦線」に 関心を持ったのは、どうしてだろうか。キム監督が「東アジア反日武装戦線」を知ったのは、釜ヶ崎の野宿者からだった。野宿者の多くは戦後の高度成長期に日雇い労働者として搾取され、オイルショック以降の景気後退で社会的棄民となった。彼女はその事実から、日本国内で差別される人々に関心を持ち、強制労働で命を奪われた朝鮮人徴用工の虐殺現場を訪ね、そこがかつてアイヌの人々の土地であったことを知った。日本の植民地主義はアジアの人々や被差別者、貧困者を踏みつけて成り立っていることを、キム監督は問題意識として持ち続けた。(根岸恵子) 続き

国民監視の法案はいらない!〜「デジタル改革関連法案」委員会可決に150人が抗議
4月2日、12時から、衆議院第2議員会館前で150人が集まりデジタル監視法案反対の集会を開いた。しかし、残念にも「デジタル改革関連法案」がこの日の午前、衆院内閣委員会で、自民、公明両党と維新などの賛成多数で可決された。政府は、来週にも、衆議院本会議で採決を行って、参議院に送り月内成立を目指している。◆3月9日に審議入りした「デジタル庁設置等6法案」法案は45か所以上の誤りが見つかった。野党には正誤表のない報告をしただけ。菅政権は、国民総背番号制と個人情報の官民共同利用をめざす6法案を、問答無用とばかりに制定し、厖大な量の法案を束ね、一括して強行に審議を進めてきた。◆首相直轄のもと、省庁の上に立つ、強力な権限をもった組織は、省庁の垣根をはずし、省庁のシステムを統合し、その情報を一元的に管理する道を開く。菅政権は、内閣人事局をつくり。官庁の支配を強め、前安倍政権の道をさらに進め、デジタル庁で省庁の情報を握ろうとする。こんな国民監視法案はいらない。(宮川敏一) 続き「広がるネット遮断」(小倉利丸)4.6国会前行動へ

石垣市政はこのままでいいのだろうか〜第3回「本音で語ろう 市民集会」
3月27日、沖縄県石垣市で「本音で語ろう 市民集会」が開催された(主催:「本音で語ろう市民集会実行委員会」)。この取り組み、今回で3回目とのこと。主催者の一人渡久山修さんは、「市議会が終わり、市政に携わる人たちが歯切れの悪い発言を繰り返す中で、本来は市が主催する懇談会をひらくべき」と語った。それほど、石垣市ではこの間いろいろなことが起きていた。集会では、自衛隊ミサイル基地建設、自治基本条例見直し、中山市長の市政運営、コロナの下での仕事の状況、ゴルフ場建設などさまざまな問題が出された。参加者は約50人、発言は20件あった。コロナ状況下でこの1年以上もの間市民の自粛が強要されてきた中、市民から「対話イベント」を提案し実施している地域がどれだけあるだろうか。発言をしなかった人に感想を求めると、その人は「市政に対して反発する意見が多かった。もっと、住民投票裁判の詳しい状況を知りたかった」と答えた。石垣市は来年3月に市長選挙がある。また、住民投票義務付け訴訟高等裁判所判決が3月23日に出されたばかりだ。(湯本雅典) 続き動画(9分16秒)

国軍の資金源を断て!〜外務省前で「ミャンマーに平和と民主主義を求める集会」
4月1日夕方、外務省前で、「ミャンマーの平和と民主主義を求める集会−日本政府に国軍の暴力を止めるための具体的な行動を求めます」が開催されました。呼びかけは、日本のメコン・ウォッチなどの市民団体と、アーユス仏教国際協力ネットワークなど宗教団体。集会には、在日ミャンマー人を含め、約200名が結集しました。主な集会プログラムは次の通り。すなわち、集会の趣旨説明、外務省への要請書の読み上げ、要請書の手交、参加者からのスピーチ、犠牲になった方々への黙祷。2月1日に軍事クーデタがミャンマーで発生して以来、市民は非暴力の抵抗運動を続けています。これに対し、国軍は暴力を用いて市民の声を封じ込めようとしており、既に500名以上が殺害されています。この日の行動は、日本政府・外務省に、言葉だけではなく具体的な行動を求めるもので、国軍との経済的な関係を断つ行動を取るよう訴えました。(佐藤和之) 続き田中龍作ジャーナル杉原報告

〔週刊 本の発見〕軍国主義が深化した時代の流行語〜『戦前尖端語辞典』
この本の内容は、「おわりに」において、「本書は、大正八年から昭和一五年にかけて発行された新語、流行語辞典およそ三〇冊から、発想に新鮮さを感じたり、すでに一般語となったものの由来がわかるものや、今見ても面白い言葉を取り上げて解説した辞典風の読み物である」と端的に説明されている。「大正八年から昭和一五年」とは、西暦で言えば1919年から1940年までの約二十年間。時代背景的には、第一次世界大戦終結(パリ講和会議)以降、関東大震災、昭和恐慌、五・一五事件、二・二六事件、日中戦争勃発、日独伊三国軍事同盟条約締結などが起き、いわゆる大正デモクラシーからエロ・グロ・ナンセンスを経て軍国主義が深化した時期ということになるであろう。現代においても新語、流行語は大いに人々の興味を惹き、毎年、新語・流行語大賞が選定されたりもするわけだが、その過半は一過性の――刹那的な――ブームに留まり、何年か経てば、どんな機会にどんな意味合いで使う言葉だったかさえ朧げになってしまうことも珍しくはない。(大西赤人) 続き

「君が代」五次訴訟、東京地裁に提訴〜原告15名の大型訴訟に絶大なご支援を!
3月31日午前、原告15名は、処分を振りかざして「日の丸・君が代」を強制し憲法が保障する思想・良心の自由を侵害する東京都教委の10・23通達(2003年)に基づく26件の減給及び戒告処分の取り消しを求め、東京地裁に提訴した。午後には、厳しい状況の中提訴に踏み切った原告を励まし、「日の丸・君が代」強制反対の闘いを風化させないため、「卒業式総括集会」を行ない、80名余りが参加した。卒入学式で同通達に基づく校長の職務命令に従わず処分された教職員は延べ484名に上る。そのうち都立学校の被処分者はこれまで懲戒処分取り消しを求めて1〜4次訴訟を闘い、累積過重の停職・減給処分の取り消しを勝ち取ったが、最高裁は戒告処分を容認してきた。今回の提訴では都教委の10・23通達が違憲・違法であり、戒告を含む全ての処分の取り消しを勝ち取ることが目標である。(近藤徹) 報告

米国労働運動 : Amazon社でこれまで最大の組合組織化攻勢
【解説】レイバーノーツ誌4月号はアラバマ州のアマゾン社倉庫での組合組織化の動きを伝えている。2月28日にバイデン大統領が異例のビデオメッセージを出し、労働組合加入を奨励して関心を集めている。アマゾン社の名前こそ出さなかったが、アラバマ州と名指しすることにより、アマゾン社での組織化キャンペーンに向けたメッセージであることを明らかにした。ウォルマート社に次いで雇用労働者数の多いアマゾン社には労働組合はなく、その組合承認投票の結果が注目されている。*以下本文……アラバマ州ベッセマーはバーミンガム市から20分ほど離れた郊外にあり、人口2万7,000人である。この町が国内外で注目されているのは、今回の組合承認投票が重要だからである。もし労働者が勝つとアメリカのアマゾン社で最初の労働組合ができるからである。(翻訳紹介 レイバーネット国際部) 続き

「日通川崎支店」の雇い止め裁判、日通に忖度した不当判決!
日本通運(東京都港区)による雇い止めの撤回を求める労働契約法18条裁判の判決が、3月30日13:30に横浜地裁川崎支部(飯塚裁判長)であった。13時になると裁判所前には、100人あまりの支援者が詰めかけた。原告の岩本さんが掲げる横断幕「日本通運の無期転換つぶしに断罪を!非正規労働者2000人の雇用を守る判決を!」掲げ、勝利の判決を待った。しかし、判決は「原告の請求を棄却する。裁判費用は原告不当」の裁判長の声がむなしく響いた。契約社員の岩本久芳さん(40)は、2013年から同社川崎支店で1年ごとの更新の有期雇用でしたが、「無期転換申し込み権」が発生する満5年の1日前に雇い止めされた。最終意見陳述で岩本さんは、職を失わないためには雇用契約書の「5年を超えて更新することはできない」という条項に同意せざるを得ず、選択の余地はなかったと主張。(宮川敏一) 続き

『メトロレディーブルース 劇場版』渋谷アップリンクで初公開へ〜予約受付中
組合も何にも知らない東京メトロ売店の非正規女性たちは、怖いもの知らず。会社に乗り込み、差別撤廃を訴えた。抱腹絶倒の楽しいたたかい。歌をつくり、寸劇をつくり、世の中にアピールしていった。ビデオプレスが初めて取材したのが、2013年3月18日のストライキ行動。そして、2014年の提訴から2020年の最高裁判決に至るまで、彼女たちに寄り添い、取材を続けてきた。今回、この8年のたたかいをまとめた劇場版(83分)を完成させた。それが、2021年4月のアップリンク「11AM劇場 名画発見!」で初公開される。劇場版は、これまでのハイライトシーンだけでなく、未使用・追加取材を大幅に加え、内部の葛藤も含めたドキュメンタリーに仕上がっている。映画はあますところなく「非正規」の置かれた厳しい実状を伝えている。2021年3月、彼女たちは労働組合を離れ、新たなグループ「女闘労倶楽部(めとろくらぶ)」を結成した。その意味でも、この映画は終わりではなく「非正規差別なくせ!」運動の新たな始まりを予感させる。(ビデオプレス) 詳細『メトロレディーブルース』HP

フランスの「コモン」のたたかいに触れる〜「あるくラジオ」根岸恵子さん
インターネットのラジオ「あるくラジオ」は今回(3/26)で15回目となった。ゲストはフランスのドキュメンタリー映画『雄叫びー気候変動へのたたかい』を日本に紹介した根岸恵子さん(写真右)。世界をかけめぐって活動している「自由を追うアクティビスト」である。話は多岐にわたったが、フランス・ナントの空港建設反対闘争の話はとても新鮮だった。根岸さんは実際、その現場に入り一緒に泊まりこんで生活していた。それは「ZAD」(ザッド/「守るべき土地」の意味)と呼ばれる運動で、開発計画に物理的に阻止するために地域を「占拠」するのである。警察とのやり合いもあった。「本当にさまざまな人が来ていました。そこではお金は一切必要ありません。物々交換の場所があってそこで必要なものを調達したり供給したりしています。広い敷地なので移動手段は自転車ですが、自転車はすべてみんなの共有物です」。たたかいの中で一種のコミューンがつくっていたのが「ZAD」だった。(M) 続きアーカイブ録画(60分)

ミャンマーの軍事クーデタ反対デモに約1000名が結集〜「国軍記念日」に合わせて
3月27日、ミャンマーの軍事クーデタに反対するデモが、同国の「国軍記念日」に合わせて、東京で実施されました。在日ミャンマー人を中心に約千人が結集し、日本人の支援者も多く参加。デモ行進は国連大学前を出発し、青山・渋谷を周回しました。デモ隊は、ミャンマー語と日本語で、「日本政府は軍事クーデタを認めないで」などのシュプレヒコールをあげ、拘束が続くアウン・サン・スー・チー氏らの解放を要求。さらに、独裁への抵抗を示す3本指を立てて、「国軍に圧力を」と訴えました。また、ミャンマー国軍を支える、ロシアや中国を批判するプラカードもありました。他方、地元メディア「ミャンマー・ナウ」によると、ヤンゴンやマンダレーにおいて、軍の発砲などで抗議デモ参加者91名が死亡。(佐藤和之) 続き

終わってない!福島原発事故〜「さようなら原発首都圏集会」に1500人
「福島原発事故10年 さようなら原発首都圏集会」が3月27日13:30、日比谷野音で開かれた。集会の閉会後の14:45からは東京駅近くの鍛冶橋まで、東電本社前、銀座を経由してデモ行進をした。あの過酷な福島第1原発事故から10年が過ぎても、国と電力会社はその責任も認めず、被害者の補償も放置したままに原発再稼働をこだわっている。原発のない世界こそ私たちの求める脱原発です。12時の開場とともに参加者が野音会場を埋めて行く。13時からオープニング・ライブも行われ会場を盛り上げた。◆主催者挨拶 : 鎌田慧さん「原発事故で多くの人たちが命を土地を失った。しかし国は原発を続ける。許せない。署名を880万筆国会に提出した。水戸地裁で東海第二原発を禁止する判決があった。裁判官の英断があった。原発は全てが行き詰まっている。人類、未来を救うは私たちです。頑張りましょう」(宮川敏一) 報告shinyaの写真黒鉄好のレポート

復興の聖火はゴールにたどり着けるだろうか〜双葉町・現地レポート
3月25日午前9時45分。ついにJビレッジから聖火リレーがスタートした。三日間 かけて福島県をランナーが走る初日、私は双葉町に行った。双葉町のコースは、一年前にリニューアルした双葉駅前ターミナル。わずか500 メートルを三人のランナーが走るという。12時前に会場に到着。双葉町からランナーがスタートする14時45分までどうやって待とうか。インタビューしようと双 葉町民らしき人を探してみるが、カメラや手帳を持つ人ばかり。メディアではなさそうな人に声をかけると、東京から来たオリンピック広報課の職員だったり。地元の聖火リレーの感染対策や警備体制の参考にしようと、視察に来たという男性もいた。ゴジラのテーマ曲をバックに、耳覚えのある声が聞こえてくる。「オリンピック、ふざけんな! オリンピック、やめてしまえ!」。希望の牧場、吉沢正巳さん (浪江町民)だ。(堀切さとみ) 報告OurPlanet-TVの報道

「患者」でなく「人間」を目の前にさらしてくれた映画〜原一男『水俣曼荼羅』
原一男監督の『水俣曼荼羅』が第8回グリーンイメージ国際環境映像祭で上映されることになり、申し込んだ。すごい映画だった。6時間というのもだけど、内容が多岐にわたっているのに、散漫な感じがしない。15年の撮影、5年の編集というのも、彼らしいとはいえ、やっぱり「すごい」と言ってしまう。彼は、大学で教えながら、休みを利用して水俣へ通っていた。そこで、監督と被写体の垣根がどんどん低くなることはわかる。そしてついに坂本しのぶさんの恋バナまで撮ってし まう。後で聞くと、30人くらいいるうちの3人の人が登場するが、撮影に3年かかったという。彼女の体調のいいとき、話したいときしか撮れないから。そればかりでなく、一見( いちげん)さんには見せない本音が、さまざまな場面で飛び出す。(笠原眞弓) 続き

経団連は責任を果たせ!「労働者の厳しい実態」訴える〜3.26東京総行動
3月26日東京総行動(全労協)が取り組まれた。8:45総務省前でスタート集会が行われ、17:30のJAL本社前まで、13か所の省庁と企業を回る総行動。12:10経団連前に200人が結集して、経営者団体の総本山・経団連に要請行動が始まった。★主催者挨拶 平賀雄次郎 けんり春闘代表「経団連の大元で責任ある場所で、労働者の置かれている厳しい実態を訴えたい。4割が非正規、先進国で実質賃金引き上げがないのが日本です。このような事態を作り出しているのが日本の経営者たちです。非正規との均等待遇と最賃の引き上げ勝ち取る。原発廃止を強く訴えます」★全統一労組(写真)「2月28日付けで一歩的に解雇されたフィリピンの女性たち。渋谷で清掃作業に携わる女性を不当な搾取と解雇をした。その裏で経団連の存在がある。歪んだ外国人労働者の雇用を進めている。外国人労働者を使い捨てにする雇用政策は直ちにヤメロ!」(宮川敏一) 報告

〔週刊 本の発見〕東京大空襲の記憶〜鎌田十六『炎のなかで、娘は背中で……』
今年は、1945年3月10日の東京大空襲から76年目にあたる。東日本大震災10周年の陰にかくれて報道は少なかった。一夜にして死者・行方不明者約10万人、罹災者100万人に及んだ大空襲を忘れてはならない。このブックレットの筆者・鎌田十六(トム)さんは、大空襲で夫と実母、生後7か月の娘を失った。当時、鎌田さんは台東区蔵前に住んでいた。前日9日の夜は美しい月夜だったという。彼女はその月を、背負った娘・早苗ちゃんに眺めさせた。10日深夜空襲が始まると、強い北風に煽られてまたたくまにあたりは火の海に。一家は、近くの墨田川ベリのごみ処理場に避難した。娘を背負った鎌田さんはそこで川に落ち、母とはぐれ、夫とも離別。死にそうな思いで、土手を這い上がり、黒焦げの死体につまずきながら避難所の国民学校にたどり着いた。(佐々木有美) 続き

川柳が解き放つ魂の自由〜3.21「救援川柳句集」を語る集い
「救援川柳句集」が世に出て5カ月。3月21日(日)嵐のような雨の中、東京・水道橋のたんぽぽ舎で行われた。ゲストは川柳界の重鎮の高鶴礼子さん(ノエマ・ノエシス主宰)、楜沢健さん(文芸評論家)のほか、短歌のブログページ「千恵子@詠む」で毎日1首をアップする大山千恵子さん(救援センター理事)、この本の編集チームの白眞弓(レイバーネット川柳班)と、乱鬼龍の絶妙な呼吸で進行した。ゲスト4人は、それぞれ手に取った時の驚きを語った。罪を犯したとして人権の制限されている人が、川柳という形で発信手段を持っていることの重要さ、そのような場を作っていることの大切さ(高鶴)、獄中で川柳を作るのは、鶴彬以外聞いたことがない。ほぼ短歌や俳句になる。軍人などは死に対してカッコつけているからそのような残念なことになる。あの大道寺将司氏(三菱重工ビル爆破)も獄中からの投句は俳句(朝日俳壇)だった(楜沢)と、思わぬ話が飛び出した。(笠原眞弓) 報告

石垣島住民投票義務付け訴訟控訴審〜憲法違反の不当判決
3月23日、「石垣島住民投票義務付け訴訟」控訴審の判決が出た。結果は「控訴を却下する」(福岡高裁那覇支部・大久保正道裁判長)。石垣市平得大俣地域への自衛隊ミサイル基地建設をめぐって2018年に「住民投票を求める会」(代表・金城龍太郎さん、以下「求める会」)によって住民投票運動が起こり、結果1か月で市の有権者の約3分の1にあたる14263筆が集まった。石垣市の自治基本条例では有権者の1/4以上が集まった際には、市長には住民投票を実施する義務が生じることが明記されている。しかし、石垣市長は住民投票を実施しなかった。そこで「求める会」が起こした裁判が同訴訟である。昨年8月27日に出された那覇地裁判決は、「(住民投票規則は)処分性を有さない」故、行政訴訟法の対象にならないという言わば門前払いであった。しかし今回の判決は、「理屈を変えてきた」。(湯本雅典) 続き動画(9分)

サンケン木曜行動報告 : 韓国サンケン廃業・解雇の撤回を!似顔絵プラカードも登場
3月18日第26回木曜行動。きょうも朝から好天。寒さはだいぶ和らいできた。埼玉県新座市内のサンケン電気本社前から志木駅南口、南池袋の東京事務所前まで、延べ100人が参加、韓国サンケン労組からのオンライン・アピールを中心に、組合つぶしの韓国サンケン廃業・解雇撤回を求める木曜行動を展開した。志木駅南口の宣伝行動は定着してきた。支援する会のニュースを受け取り立ち止まって目を通す人、配布するメンバーに声をかけてくる人が増えている。歌や踊り、人形劇など、いつも素敵なパフォーマンスを披露してくれる所沢労音の仲間が、韓国サンケン労組の組合員の似顔絵プラカード(写真)を持参して掲げた。先週登場したオ・ヘジンさん、キム・ウニョンさんに加えて、ヤン・ソンモさん、ペク・ウンジュさんの二人を追加し4人分が勢ぞろい!当該の組合員4人が志木駅南口に登場し、志木駅南口が一挙ににぎやかになった!行き交う市民からの注目度も高い。(尾沢孝司) 報告

「人をモノとして扱うのが許せない!」〜いすゞ自動車の派遣切りに抗議の声
「職場の仲間に挨拶もできず、即日解雇された。人をモノとして扱っているのが許せない!」。千葉哲也さん(写真)の怒りは深かった。23年間、いすゞ自動車藤沢工場でトラックのエンジン設計をしてきた千葉さんは、2019年12月2日、突然「派遣切り」にされた。26歳から23年間、人生の大半をいすゞに尽くしてきた。それがいすゞ上層部の意向で突然、派遣契約終了が告げられたのだ。千葉さんは派遣会社(株)テクノプロの社員であるが、現在、横浜支店で「待機扱い」になっている。3月19日、東京・大森にあるいすゞ本社前に「神奈川シティユニオン」の旗が翻っていた。とにかくビルがでかい。いすゞが超大企業であることを誇示しているようだ。しかしそんな大企業だが、生産現場では「派遣」など間接雇用を最大限活用している。千葉さんの設計グループでも40人のうち20人が「派遣」だ。「派遣」ならコストを抑えられ、いらなくなったら「契約終了」で簡単に切れるからだ。(M) 続き動画(10分)

郵政ユニオンが春闘ストライキ〜非正規社員の処遇改善を要求
郵政産業労働者ユニオンは3月19日、21春闘要求に対する会社の不誠実な回答に対し、全国で6局所をスト拠点とし、指名ストと合わせ15職場、26人がストライキに参加、組合員、支援の仲間とともにストライキ突入集会を行い、ストライキに入っていない職場においても早朝から支援・連帯集会を開催するなど、全国でたたかいに立ち上がった。組合は、2月16日、21春闘要求書を提出し、本社交渉を積み重ねてきた。とりわけ今春闘では、最高裁判決で違憲と断罪された手当や休暇をはじめ、非正規社員の処遇改善要求、正社員との格差是正要求、正社員を希望する非正規社員を5年で正社員へ登用することなど、均等待遇の実現をめざし運動を展開してきた。今回のストライキでは、6年連続ベアゼロ、均等待遇要求には背を向け、年間一時金要求にも応えない会社の姿勢に強く抗議した。(郵政産業労働者ユニオン・浅川喜義) 報告3.20大阪春闘デモ *撮影=内田正さん

福島双葉・10年・このままオリンピックの強行でいいのか
3月11日私は、初めてJR常磐線「双葉」駅に降りた。ここは未だ帰還困難区域であり、駅の西側は入ることができない。そこには、フレコンバックが積みあげてあり、「さあ、双葉町の未来をはじめよう」というスローガンがかかげてあった。福島県民にこの10年間大きな困難をもたらしてきたフレコンバックにこのスローガン。私は、これはありえないと感じた。双葉駅の東側は入ることができる。線量は、私の線量計で0.6μSv/毎時。政府が決めた除染に必要な線量の0.23μSv/毎時の約3倍。東京・上野駅付近の線量0.03μSv/毎時の約20倍だ。周辺は誰も住んでいない様子。そして、オリンピックの聖火がここを通ることになっている。除染が必要な線量が未だあるこのエリアを、聖火ランナーに走らせるのか。(湯本雅典) 続き

「沈黙では何も変わらない」若者たち語る〜レイバーネットTV「文化とハラスメント」
流浪する「レイバーネットTV」。3月17日の放送は、初めて東京・水道橋にある「梨の木舎スタジオ」を使った。メインの特集は「文化の仕事とハラスメント〜声をあげた者たち」で、当事者の4人が、UPLINKでの仕事内容、浅井社長から受けたハラスメントの実態、裁判のこと、今後の取り組みなど、たっぷり語ってくれた。「自分が悪くないのに100回以上謝罪させられた」「言うことを聞けと、どなられた」「退職に追いこまれた」など、思い出したくない過去の出来事を話してくれた。いうなれば「ワンマン君主に従業員がひれ伏している」状況だという。「リベラルを標榜する文化の仕事でこんなことがあってはならない」「自分たちだけの問題ではない」「沈黙では何も変わらない」と思い、裁判での告発に踏み切ったという。個性豊かな4人の若者たち。ある一人が語った言葉が印象的だった。「一人だったら何もできなかった。仲間がいたから怖い気持ちを払拭し、自分たちの力を取り戻すことができた」と。(M) 写真速報笠原報告放送アーカイブ

〔週刊 本の発見〕チャーミングなひと、さようなら。〜小沢信男『捨身なひと』
本欄の第3回、ちょうど4年前の2017年3月15日、私は小沢信男さんの『俳句世がたり』(岩波新書)を紹介しました。その小沢さんが、つい半月前、3月3日夜半に亡くなられた。1927年東京銀座生まれ、享年93歳。『みすず』連載の「賛々語々」も120回の3月号が最後になりました。最後の回は、木村蕪城の「受験児の横たへおける松葉杖」を紹介。試験監督の教師が受験に挑む少年の「杖に目を留め、無言で応援のこころでしょう」とあたたかく書き添え、あわせて英語を習いパソコンも持たされる小学生たちと教員の昨今の繁忙を憂えています。そういえば昨年4月号では、竹久夢二の「先生ハ骨ト皮ニテ作ルナリ」の川柳をまず置いて、コロナ除けの「一斉休校」は、共働きの親たちの狼狽など「どこ吹く風」の知性も人情もない仕打ちと両断にして、さらに先生がたのいまの激務は、「平成の組合潰し」に原因すると。変わらずめぐる春のもとで、働き生活する人々の「いま」をしっかりみていた小沢さんです。(志真秀弘) 続き *写真=小沢信男さん(2016年)

3/17 レイバーネットTV放送 : 文化の仕事とハラスメント〜声をあげた者たち
3月17日のレイバーネットTV。特集ゲストは、UPLINK Workers' Voices Against Harassment の4名。彼らは、ミニシアターや配給事業などを手掛けるアップリンクの元従業員だ。2020年6月、UPLINK及び浅井社長を相手取り損害賠償を求め、東京地裁に提訴。 記者会見を行った。同年10月30日には、訴訟外での和解協議が合意に至ったものの、「円満に全ての問題が解決した」とは考えていないとし「浅井氏及びアップリンクとの合意に際して」という声明を発表した。現在はUPLINKだけにとどまらない、文化事業の場におけるハラスメントをなくすための活動を続けている。番組では、彼らが受けたハラスメントの実態や和解協議に至った経緯、そして、声をあげたことでつながった、ユジク阿佐ヶ谷、合同会社カオスラ、劇団「地点」などあらゆる文化事業の場におけるハラスメントの報告を行う。なおサブ企画では「北健一スラップ訴訟・その後」を取り上げる。(レイバーネットTVプロジェクト) 番宣

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梨の木ピースアカデミー : あいちトリエンナーレ事件を再考する

沖縄から北上田毅さん・具志堅隆松さんを迎え「政府交渉&院内集会」(4/21 13:30〜、会場〔衆議院第一議員会館〕& オンライン〔YouTube〕)

NHKクローズアップ現代+「ロシア “独自戦略”の思惑〜米中対立の中で〜」4/21 22:00〜22:30 NHK総合

ニコンプラザ THE GALLERY セレクション展「渡辺幹夫写真展 フクシマ無窮−時は止まりて、流れる−」開催中(4/15〜4/28、大阪市)

関弁連外国人人権救済委員+会の弁護士有志の呼びかけによる 入管法改正反対デモ(15:00〜、集合:日比谷公園・霞門)

4・21報告と討論の集い「コロナ禍で明らかになった労働運動の弱点 ー日本労働運動の再生にむけての提言・討論集会」(東京・文京)

申込み【オンライン】オンライン死刑判決は正義か?−コロナ禍における国際人権法の観点から読み解くアムネスティ最新の死刑統計−2020年(4/21、Zoom)

入管法改悪に反対する緊急アクションシットイン−国会前に座り込みます(4/16,4/20,4/21,4/23 11:30〜16:30、衆議院第二議員会館前)

緊急アンコール! ETV特集・選 再放送「エリザベス この世界に愛を」4/22(木)0:00〜1:00〔4/21(水)深夜〕NHK Eテレ

NHKスペシャル再放送「新型コロナ 全論文解読2〜AIで迫る 終息への道〜」4/21 23:40〜24:34 NHK総合

特集上映《35年目のチェルノブイリ》(4/17〜4/30、東京・ポレポレ東中野)4/21:『ナージャの村』『一年の九日』

原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動(東京・六本木)

申込み【シビル市民講座 第40期】石光真清(いしみつ まきよ)自伝から読む歴史察柄5回)第1回「第1巻『城下の人』」(4/21、東京・立川市)

入場無料・申込不要 写真展「日本社会と難民〜クルド人のまなざしから〜」(4/16〜4/21、東京・新宿区 早稲田奉仕園)最終日

 
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読書会:高橋源一郎「たのしい知識」総論、他(東京・高田馬場)

NHKクローズアップ現代+「あなたの服選びも変わる!?〜サステナブルファッションが示す “地球のミライ” 〜」4/22 22:00〜22:30 NHK総合

緊急気候マーチin東京(東京・日比谷)

安田菜津紀写真展「照らす 生きた証を遺すこと」開催中(4/15〜4/26、東京・新宿区)

豊田直巳写真展「未来への伝言〜消される景色の中の消えない記憶」開催中(2/17〜4/27、東京・渋谷区 聖心女子大学)

会場参加は国会議員・メディアのみ 入管法改悪反対!緊急院内集会〜移民・難民の排除ではなく共生を(4/22、会場〔参議院議員会館〕& オンライン)

【要申込】4/22(木)比例代表制推進フォーラム4月例会「衆議院の選挙制度について」(オンライン)

STOP!辺野古埋め立て『憲法9条改憲NO!全国緊急署名街頭宣伝』(4/22、JR新宿駅・西口)

緊急学習会「ここが問題! 国民投票法改正案」(東京・中央区)

4.22 ゲノム編集トマトはいらない! サナテック(東京・神谷町)

星野文昭さんの獄死を問う国家賠償請求訴訟 第5回口頭弁論(東京地裁)

特集上映《35年目のチェルノブイリ》(4/17〜4/30、東京・ポレポレ東中野)4/22:『アンダーコントロール』『原子力発電の夜明け』+『原発切抜帖』

予約 パレスチナでの占領と抑圧の実態を描いた『傍観者あるいは偶然のテロリスト』連続上映(4/17〜4/25、東京・シネマハウス大塚)4/22:ゲスト 四方田犬彦

 

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