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「花田清輝と大西巨人」の世界〜シアターXが春祭2010で上演
花田清輝をご存じだろうか。『サンデー毎日』は草創期に「大衆文芸賞」を設けていた。それに彼は入選し、賞金で積もる借金を返したという逸話がある。戦時から戦後にかけてユニークな思想と創造力で評論らしからぬ評論や小説や戯曲を数多く発表し読者をひきつけたひとである。『復興期の精神』『アヴァンギャルド芸術』『泥棒論語』などどれもが代表作で、常に時代と切り結んできた。 今度、シアターX(カイ)が〈「花田清輝的、きよてる演劇詩の舞台」春祭2010〉と銘打ち、花田の『ものみな歌でおわる』や『小説平家』の一部を自在に改変して上演する。(木下昌明) つづき *写真=シアターXのチラシ

革命的ジャーナリスト・樋口篤三さんの死を悼む
樋口さんは革命的ジャーナリストとして、極めて優れていたと改めて感じる。たとえば1980年に労働戦線の再編が本格化し始めた時期、私の周辺にいた左翼は誰も総評がなくなることを想定していなかった。しかし樋口さんは直感的に「大変な事態だ」と感知し、「労働戦線の“右翼的”再編反対」の大キャンペーンをいち早く、『労働情報』で開始したのである。それは国鉄の分割民営化反対キャンペーンでも同じだった。しかし、革命的ジャーナリストである樋口さんの真骨頂は、1980年5月の韓国・光州民衆蜂起で発揮されたのではないかと私は思う。(江藤正修) 全文 *写真=1983年3月三里塚現地集会での樋口さん(撮影 今井明)

なごやボランティア・NPOセンター前で解雇に抗議
名古屋市の「なごやボランティア・NPOセンター」で非常勤職員として働いていた男性(35歳)が、いきなり勤務シフトを激減された上、これに抗議していたところ解雇されたとして地位保全などを求める仮処分を名古屋地裁に申し立てている問題で、男性職員と筆者を含むその支援者が3月14日にセンター前で抗議・宣伝行動を行なった(写真)。当初は常勤職員とほぼ同様、フルタイムで勤務していた男性は、「直前には上司から『これからは常勤職員としてがんばってもらう』と声をかけられていたにもかかわらず、いきなり勤務シフトを削減され、それまで月20万円あった給料が8万円にまで激減した」と主張。(酒井徹) つづき

JR不採用問題 :「解決」に冷や水あびせる前原国交大臣
「200人の雇用や270億円の解決金」を明示したJR不採用問題の与党・公明党の「解決案」に対して、前原国交大臣は、3月12日「解決を長引かせるわけにはいかないが(解決金の額は)かなりの乖離がある」と発言し、4党和解案に難色を示した。「西日本新聞」(写真・3/13)によれば、政治決着が「仕切り直し」になり、3月下旬に最終案をまとめる見込み、という。そんな折、鉄建公団訴訟原告団(被解雇者の裁判グループ)のM氏からレイバーネット編集部に、投稿が寄せられた。タイトルは「国家ぐるみによる組合つぶしの被害者救済すら背を向けるのか!」で、「23年ぶりの解決に期待を抱く闘争団・家族に冷や水を浴びせる」前原国交大臣の姿勢を厳しく批判している。 全文鉄建公団訴訟原告団HP

レイバーネット総会開かれる〜東海林記者の実践的話に釘付け
3月14日、東京・駒込の「どぅたっち」でレイバーネット2010総会が開催された。45人が集まり、終始熱気に包まれた。毎日新聞記者の東海林智さん(写真中央)が「報道入門」と題して特別講演。「集会報道などは、主催者の意見と違っていいから、自分で思った大事なことを書け。たんなる“報告”でなく“報道”にするには、自分の眼で事柄にフォーカスをあてること」「現場がすべて。取材対象者にシンパシーをもて」「生きた言葉をつかめ」など、失敗談・裏話を交えた現場記者ならではの実践的話に参加者は釘付けだった。総会論議では、レイバーネットTVの開設などの提案を受け、活発なディスカッションが行われた。今年の総会は若い参加者が増え、しかも彼らの元気な発言が目立った。同じ場所での「懇親会」も30人近くが残り、交流を深めた。(M) 写真1写真2東海林講演詳報(JCJブログ)

沖縄の民意に応えよ!〜「県内移設」に反対して首相官邸前行動
3月12日午後6時半から約1時間、「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」は、首相官邸前で「県内移設」に反対する緊急行動を行った。参加者は約50人で、沖縄現地からの電話メッセージもあった。鳩山政権はキャンプ・シュワブ陸上案を軸に動きを加速させているが、参加者は、沖縄の民意を受け止め「県内移設」をするな、と強く訴えた。市民連絡会の高田健さんは集会で発言し、「今が一番重要な時期だから、社民党は遠慮なく意見を言わなくていけない。そのために政権に入ったはず。閣内にいるからものを言えない、というのではおかしい」と社民党に奮起を促した。抗議のシュプレヒコール(写真)のあと、代表団が官邸入口で要請書を係官に手渡した。緊急行動は19日、26日と続く。(M) 写真(ジュゴンも参加)写真(申し入れ)「基地はいらない」意見広告キャンペーン

事前面接解禁に危惧の声〜労働弁護団が派遣法改正求め集会
労働者保護の派遣法改正の実現をめざす集会が3月5日に、「連合」本部などのある総評会館で開催された。厚生労働省は現在、労働者派遣法の改正案をまとめて閣議決定を目指しているが、連立与党に加わる社会民主党や国民新党からは、「野党時代に民主党とまとめた『3党案』から後退した内容になっている」と批判の声が出ており、閣議決定までにはなお曲折が予想されている。会議では改正案を「総論的には評価できる」との声もあった一方で、雇用責任を負わない派遣先による 採用介入(事前面接)の解禁などが含まれていることなどを危惧する意見も相次いだ。(酒井徹) 報告

韓国: 双竜労組77日間ストライキを描いた映画「あなたと私の戦争」
映画を見て、これほどわあわあ泣いたことはなかった。双竜自動車労組77日間の玉砕ストライキの話を扱った「あなたと私の戦争」の 試写会に行ってきた。双竜自動車労組77日間の玉砕ストライキの時、私は歩道にいた。そんなことがあったという程度だけ、後で聞いたにすぎない。「労組が間違っていたのだから、彼らを捕まえてもかまわない」が当時の韓国人の主流だった。そのフレームに私もまたある程度巻き込まれていた。特に大企業の正規職労組にはある程度の不快感を抱いていた私としては、あのフレームをあまり拒否しなかった。われわれは支配言論が作ったフレームに閉じ込められた奴隷だったのだ。映画を見ながら、どれほど泣いたか、まだ目がぷっくりとはれている。(イ・ソンギュ/韓国チャムセサン) 全文双竜関連記事

歌から戦争は始まる!〜「君が代」強制反対の都庁前アクションに90人
卒業式シーズンの中、石原都教委の「君が代」強制に反対するアクションが都庁前で行われ、教員・市民など約90名が参加した。軍国少女だった北村小夜さんはマイクを握り、「戦前の小学校唱歌の多くが軍国主義を煽るものだった」と自らの苦い体験を語った。たとえば『汽車ポッポ』の歌詞は、「きしゃ きしゃ ポッポ ポッポ シュッポ シュッポ シュッポッポ 兵隊さんをのせて シュッポ シュッポ シュッポッポ 僕らも手に手に日の丸の 旗を振って送りましょう 万歳 万歳 万歳 兵隊さん 兵隊さん 万々歳」だったという。「また問題なのは、こうした戦争の歌24曲が形を変えて今も“小学校音楽教材”として指定されている」と北村さんは指摘し、教育の現状を強く批判した。集会後、60人が参加して都教委要請行動が行われた。(M) 渡部通信写真(集会)写真(都教委要請)現場からの報告

3月14日レイバーネット総会を開催します〜東海林記者が特別講演
2001年2月10日、40名でスタートしたレイバーネット日本は、現在430名の「はたらくものの情報ネットワーク」として成長しました。ことし発足10年目になりますが、新たな飛躍を目指して、3月14日午後に2010総会を東京・駒込どぅたっちで開催します。今回は特別企画として、レイバーフェスタ大阪の3分ビデオ上映や、「毎日新聞」労働記者として活躍中の東海林智さん(写真)の講演「報道入門」があります。東海林さんには、レイバーネットの報道力のレベルアップを計るうえでも、プロのノウハウを思う存分伝授していただく予定です。会員以外のかたも参加歓迎ですので、ぜひご参加ください。レイバーネットをつくるのはあなたです。 詳細会場地図

「We are the World」を大合唱〜15ヶ国以上の移住労働者が集う
3月7日午後12時から、東京・日比谷公園小音楽堂で「奏でよう!移住労働者の声を!あつまれ!日比谷に!マーチ・イン・マーチ2010」が開催され、400人が参加した。あいにくの雨だったが、ブラジル、ペルー、中国、韓国、ウズベキスタン、フィリピン、ネパール、インドネシア、セネガル、米国ほか15ヶ国以上の移住労働者が参加し、日本からも支援者の合唱やアイヌ、沖縄などの音楽や舞踊で盛り上がった。もえやんのリードで会場参加者全員で「We are the World」を大合唱、またサンバのリズムで盛り上がり、多民族・多文化共生の喜びを笑顔で分かち合った。(ジョニーH) 報告ムキンポさんの写真

国際的な反貧困運動「NO―VOX」のシンポジウム開かれる
日本で初めての「NO―VOX 国際連帯フォーラム」が3月1日から7日まで、東京と大阪で開かれているが、6日、東京・明治大学でシンポジウムがあり約50人が参加した(写真)。「NO―VOX」(声なき者、持たざる者の国際ネットワーク)は、パリを拠点とした国際的な反貧困運動グループで、社会的な排除に抗する、生きる権利を取り戻す闘いと、非正規の労働運動を結び、新たな労働運動・社会運動の展望と可能性を探っている。NO-VOXの中心的活動家であるアニー・ブールさんは、出産費用が払えず病院から家に帰れないケースや、賃貸住宅の解体工事を阻止した闘いなど、いくつもの勝利の事例を紹介し、「私たちに必要なのは異なった運動がひとつになることだ。そうしなければ新自由主義に勝てない」と強調した。(Y) 報告

朝鮮学校排除はおかしい〜川端文科大臣に弁護士らが意見書提出
3月5日、「高校無償化」法案から朝鮮学校を排除しようとする動きに対して、332人の連署による「排除反対」の意見書が、川端達夫文部科学大臣に提出された。署名発起団体である「外国人学校・民族学校の問題を考える弁護士有志の会」共同代表の吉峯啓晴弁護士(写真左)は記者会見で、「日本のほぼすべての大学が、朝鮮高級学校卒業生の受験資格を認めていることからも、朝鮮学校が日本の高等学校と比べて遜色ないことはあきらかである」「外国籍の子も含めて学習権を保障することは、民主党がめざす教育政策の基本であるはずだ」と述べた。高校無償化から朝鮮学校を排除することに反対する取り組みは、東京、大阪から全国にひろがりつつある。(湯本雅典) 報告記者会見の動画(UnionTube)東京新聞

「労働運動の原点」をまなぶ〜ひょうごの2010年春闘討論集会
神戸ワーカーズユニオンや全港湾神戸支部などで構成するひょうご地域労働運動連絡会が主催する2010年春闘討論集会が、2月20日行われ、DVD「組合づくり」の上映と石川源嗣さん(東京東部労組副委員長・写真)の講演があった。反響は大きく参加者から多数の感想が寄せられた。以下、一部紹介する。「長年にわたる相談や労組作りの経験に基づいたものでビデオ映像も交え、とても分かりやすいものでした。『労働組合の原点』として『労働者の怒り』=『いつも心に硫酸を』と言われたのが印象的でした。生きる上で必要とされるユニオン、生活の中に根付いたユニオンをどう作るのか、が問われているのだと思いました。若い人も組織するにはパソコン、ネットも使いこなせないとあきません」。 詳細

裁判所に問いたい!民主主義とは何なのか〜「君が代」第三次提訴
卒・入学式シーズンを目前にした3月2日、東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟(東京「君が代」裁判)の第3次の提訴が行われ、東京地裁前には100名の原告、支援者が集まった。記者会見で原告代表の1人(社会科教員)は、「私たちは、君が代斉唱で着席した事で、親、生徒から抗議を受けたことはない」「私は裁判所に聞きたい!民主主義とは、多数者のためだけのものか」、また他の原告(音楽科教員)は、「ピアノを弾くということは、単に指が動けばいいということではない。『君が代』を弾くことを通じて生徒や式参列者にも私の手と体を使って『歌いなさい』ということは、私にはどうしてもできなかった」と語った。(湯本雅典) 報告動画(UnionTube) *写真=地裁に入場する提訴団

映画「パレード」〜若者の「住む」問題に光をあてる
「命を守りたい」という鳩山首相の施政方針演説が話題となった。命の基本とは食う・着る・住むである。その手だてについて首相は語らなかったが、いまや日本は働く場を失うと同時に住む所も失う社会になっている。そんな社会で人々はどう生きるのか。今日の若者の生態を描いた行定勲監督の「パレード」はその「住む」問題に光を当てていてちょっと考えさせられた。原作は吉田修一の同名小説で、映画的に改変されているものの大筋では小説通りの展開となっている。主要な舞台は、東京のとある2LDKマンション。そこに4人の若者が共同生活している。(木下昌明) つづき映画公式サイト
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