レイバーネットTV(9/11)案内 : 大地震・大災害に備え、全原発を止めよ!2024年に入ってから日本列島は大揺れ。元日に起きた能登半島地震能登半島地震では、北陸電力志賀原発の変圧器から油が漏れ出した。8月の宮崎県沖の地震では初の南海トラフ地震臨時情報が出された。南海トラフ地震の想定震源域には浜岡、伊方原発が入る。今すぐ原発を止めなければ、「第2の福島」は避けられないというのに、四国電力は「臨時情報」でも伊方原発の運転を続け、九州電力は定期点検中だった川内原発の原子炉を台風接近中に再稼働するデタラメぶりだ。また「柏崎原発再稼働」の話も浮上している。日本の原発はどれだけ危険か? 原子炉を知り尽くした技術者・後藤政志さんが原発停止を訴える。さらに、福島原発賠償神奈川訴訟原告団長の村田弘さんは、岸田政権の原発大回帰政策の「地ならし」をした司法への怒りと、最高裁判決を乗り越える決意を語る。アーカイブをご覧ください。(レイバーネットTVプロジェクト)番宣・アーカイブ録画(80分)
太田昌国のコラム : 遠くアジアから、バルバドスと英国の関係を遠望する去る8月14日付け毎日新聞夕刊に『植民地支配「していない」は本当か』と題する大きな記事が載った。日本社会に浸透する「日本は韓国を植民地支配していない」とか「日本は良いことをした」という議論をどう考えるかについて、吉井理記記者の問いに一橋大学で朝鮮史の教鞭を取る加藤圭木氏が「特別授業」を行なうという趣向だ。主としてネット上での「日本良いことばかり」論の台頭を前に、とうとう、こんな記事までもが新聞紙面で取り上げられうるようになったのかという意味で、苦い印象が残った。群馬県高崎市の朝鮮人犠牲者追悼のための「記憶 反省 そして友好」碑が県によって撤去されたこと、1923年の関東大震災時になされた朝鮮人虐殺を忘れないための慰霊式典に東京都知事が追悼文を送ることを取り止めて8年が経つこと、(大田昌国)続き
パリの窓から : フランス総選挙後のマクロン大統領の強権行使フランスは7月7日の総選挙決選投票により、左派連合の新人民戦線NFPが1位(議席数)になり、極右の国民連合RNによる政権掌握を防いだ。第二次大戦以来、最大の民主主義の危機を回避した歴史的な出来事だが、マクロン大統領は左翼連合の勝利を認めず、新人民戦線の首相と組閣を拒否し続けた。オリンピックと夏のヴァカンス・シーズンにかこつけて何もなかったかのごとく、解散前の「辞任待ち」暫定政府と共に前と同じ政策を進めた。この強権行使に対して「服従しないフランス」LFIは8月18日、憲法の大統領罷免手続の可能性を通告した。大統領罷免を求める署名が3日間で20万を超えるに至った9月5日、マクロンは保守LR(国会で非常に少数派)のミシェル・バルニエを首相に任命した。(飛幡祐規)続き
米国労働運動 : 移民労働者の雇用の場としての労働者協同組合【解説】日本でも労働者協同組合法の施行により労働者協同組合の設立が続いているが、アメリカで移民労働者の雇用保障の手段としての役割が注目されている。アメリカで一番労働者協同組合が集中しているニューヨーク市ブルックリンの状況を報道する記事を翻訳した。(レイバーネット国際部 山崎精一)・・・就労許可を持たない移民は、どうすれば搾取されることを避けて、労働条件を引き上げる集団的な力を持ち、自主管理できる仕事を見つけることができるのだろうか? ニューヨーク市ブルックリンのサンセット・パークで始まったある運動が、その答えを提示してくれるかもしれない。サンセット・パークは、全米でも有数の労働者協同組合が多い地域である。センター・フォー・ファミリーライフはこの地域で始めた労働者協同組合であり、すべての組合員に標準的かつ合法的な賃金、事業の経営における発言権、勤務スケジュールの管理権を保証している。続き
石垣島から住民自治の思いを直接届ける〜住民投票当事者訴訟 最高裁要請行動・東京集会9月6日、沖縄県石垣島から「石垣市住民投票を求める会」の皆さんが上京し、最高裁でたたかわれている石垣市住民投票当事者訴訟への思いを直接届ける取り組みが行われた。最高裁前に、多くの市民が集まった。午前9時、17人が石垣島からの代表(原告3人と弁護団)含めて最高裁内に入り、最高裁は上告を受理するよう要請した。この日まで集まった「最高裁に上告受理を要請する署名」は、ネット、紙合わせ2万4157人。午前10時からは、衆議院第1議員会館第6会議室で、東京集会が開催された。会議室はいっぱいとなり、入れなかった参加者は別室で実況映像を見るという形で参加した。弁護団長の大井琢さんが、この間の「石垣市住民投票義務付け訴訟」「石垣市住民投票当事者訴訟」と続く裁判闘争の経過を報告。(湯本雅典)続き・動画(16分42秒)
市民の側から平和を構想する!〜『戦争ではなく平和の準備を』出版記念シンポジウム7月に地平社から刊行された『戦争ではなく平和の準備を』の出版記念シンポジウムが9月6日、東京都千代田区の衆議院第2議員会館で開かれ、平和外交に関する講演や、市民の側から平和を構想していくための様々な取り組みの提起などがあった。シンポは平和構想研究会が主催した。同研究会は、安倍晋三首相が首相の私的諮問機関である安保法制懇の提言を受けて、集団的自衛権行使の容認に向け憲法解釈を変更する考えを表明した2014年5月、こうした動きに危機感を覚えた研究者、ジャーナリスト、弁護士、NGO関係者らが集まって結成した「集団的自衛権問題研究会」を前身としている。同年7月には集団的自衛権行使容認の閣議決定がなされ、戦後日本の軍事政策の大転換につながった。(竪場勝司)続き
「週刊金曜日」で始まった「町中華」の連載〜レイバー映画祭がきっかけに「週刊金曜日」9月6日号から<私が愛する「町中華」>という連載エッセイが始まった。写真と文は、津田修一さん。津田さんは「レイバー映画祭」の常連作家で、昨年7月には「私の好きな店」という短編映画を発表している。「週刊金曜日」の連載は、この映像作品発表がきっかけになっているようだ。記念すべき第一回のタイトルは、「なぜ、私の周りから好きな店が、どんどん消えていくのか」だ。だれもが身近に体験している町中華の存亡の実態を「極私的」に迫っている。最初に取り上げているのは、京王線笹塚駅前にある「代一元」である。・・・そのシャッターにある日、こんな不吉な貼り紙がしてあった。「しばらくの間 休みます」 ガーン。この手の貼り紙で「しばらく」が「しばらく」であった試しはないので。やな予感しかしない。勘弁してくれ・・・(松原明)続き
アリの一言:松任谷由実氏の無責任な天皇・裕仁賛美東京都立川市にある「昭和天皇記念館」が大規模改修の費用を募るため実施しているクラウドファンディングに、シンガーソングライターの松任谷由実氏(70)が、「知っておかなくてはならない時代」と題したメッセージを寄せた、という記事が朝日新聞デジタル(5日付)に載りました。その内容は天皇・裕仁(昭和天皇)に対する賛美に溢れています。個人(私人)がどのような歴史観を持とうと基本的に自由ですが、松任谷氏は著名な「文化人」として、自らの発言が影響力を持つことを承知の上で、公にメッセージを発したものです。聞き流すことができない問題に絞って最小限の批判をします(在日米軍基地への無批判憧憬はここでは省きます)(写真左は23年11月2日の「園遊会」に招かれ天皇と言葉をかわす松任谷氏)。続き
組合つぶしと闘う介護労働者を支援しよう!〜山紀会支部を支えるネット署名組合結成直後から11年にわたる組合つぶしと闘ってきた大阪市西成区にある介護労働者の労働組合、ケアワーカーズユニオン山紀会支部が、組合の拠点である訪問介護事業所からの組合委員長の配置転換と人員削減、訪問介護部門の縮小、廃止という経営者からの攻撃を受けています。高齢者が地域で生きていくのに不可欠な訪問介護事業所を、組合をつぶすために縮小・廃止するなど、絶対に許すことはできません。山紀会支部を支えて訪問介護事業所の存続を勝ちとるために、おおさかユニオンネットワークや山紀会支部を支える会などが呼びかけて、所管する厚生労働省と大阪市が社会医療法人山紀会を責任を持って指導することを求めるネット署名が開始されました。私たちの要求は次の2つです。(久下格)続き
〔週刊 本の発見〕空前絶後、ジャーナリスト有田芳生の集大成〜『誰も書かなかった統一教会』半世紀を超える人生を生きた評者だが、これほどまでに身震いする本を読んだのはいつ以来だろうか。私が世を去るとき「あなたの人生で最も驚愕した本を5冊挙げよ」といわれたら多分ランクインすると思う。それほど衝撃的で、空前絶後。人生を賭けて統一教会を追ってきたジャーナリスト有田芳生の、まさに集大成と言っていい。第1章「安倍首相が狙われた理由」、第2章「政治への接近」、第3章「政治への侵食」を通読すれば、統一教会と自民党がただならぬ関係であることがわかる。岸信介の時代に自民党に食い込み、殺害された安倍晋三元首相の父・安倍晋太郎元外相をさながら「組織内候補」のように位置付け、自民党総裁に押し上げようとした統一教会の過去が容赦なく暴かれる。岸信介―安倍晋太郎―安倍晋三の三世代は、組織拡大を狙う統一教会にとってまさに「生命線」だったのだ。(黒鉄好)続き
抗議の署名提出にも嫌がらせ〜東京高裁・伊藤雅人裁判長は恥を知れ!9月3日、東京高裁に4,074筆の署名を提出しました。ご協力ありがとうございました! サンケン弾圧ー尾澤控訴審は、5月13日の初公判で弁護団が申請した18点の証拠・証人を全て却下して「結審」しました。刑事5部伊藤雅人裁判長は、原審判決について全く考慮せず、何もせずに初公判で「次は判決です」と言い渡しました。これが裁判といえるのでしょうか。弁護団が提出した証拠・証人には、1審有罪判決は誤りであるということを憲法、刑法、労働法の観点から克明・明解に記した3点の意見書や、尾澤さんを逮捕させたサンケン電気本社の通報者が含まれています。また1審判決では、この争議が韓国サンケン労使の問題による労働問題であることを裏付ける、韓国サンケン清算人の嘆願書を無視していることなどについて、伊藤裁判長は全く考慮していません。特にひどいのは、刑を受ける被告人に、一言も言わせずに刑を課そうとしていることです。(尾澤邦子)続き
9月8日、MBS「労組と弾圧 〜関西生コン事件を考える〜」関東圏で放送!関西圏で放送され、ギャラクシー賞を受賞したMBSドキュメンタリー「映像’24. 労組と弾圧〜関西生コン事件を考える〜」(伊佐治整ディレクター)が、9月8日(日)深夜1:28〜2:28、TBSドキュメンタリー「解放区」で、関東圏でも放映されることになりました。是非、ご視聴下さい。望月衣遡子東京新聞記者からは、このドキュメンタリーに以下の感想が寄せられています。・・・大阪、京都、滋賀、和歌山の4府県警による産別労組の関西生コンへの不当な逮捕・弾圧とそこに巻き込まれても闘い続ける関生幹部や3人の女児を育てる運転手の松尾聖子さんたちを描いたMBSドキュメンタリー「映像’24. 労組と弾圧」(伊佐治整ディレクター)、涙と笑いありでめちゃくちゃ面白かった。(情報提供 : 愛知連帯ユニオン)続き・弾圧ニュースNO.104
この悲劇繰り返しはせぬ!〜関東大震災101周年朝鮮人犠牲者追悼式典台風の影響で一般の人の参列は遠慮して欲しいとの実行委の「お知らせ」があったが、どうしても追悼碑の前で手を合わせたいと、9月1日11時、両国・都立横網町公園での「関東大震災101周年朝鮮人犠牲者追悼式典」に参加した。追悼式が始まる頃には、大勢の参列者で溢れかえる状況だった。今年の追悼式は、時間を大幅に短縮して行われた。日朝協会東京都連会長・宮川泰彦さんの開式のことば、浄土真宗本願寺派僧侶・小山弘泉師の読経、韓国伝統舞踊家・金順子(キム・スンジャ)さんによる毎年恒例の「鎮魂の舞」と続いた。最後に4人の人が代表して献花した。私は舞に合わせて、自らの「鎮魂」の思いを再確認した。101年前、関東大震災の混乱の中、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「暴動を起こした」などのデマで6千人以上の朝鮮人、約700人の中国人が軍隊・警察・自警団により虐殺された悲劇の歴史、(近藤徹)続き・報告(労組反戦)
立憲党首選に名乗りを上げた吉田晴美さんが街宣〜民主主義を杉並からきょう(8月28日)は、夕方、阿佐ヶ谷駅前。立憲民主党の党首選に名乗りをあげた吉田晴美さん(写真)と、地元の都議・区議のひとたちの街宣。多くのメディアの取材が。望月衣塑子さん、鈴木エイトさんの姿も。記者たちの質問を受ける中で、教育、最低賃金1500円、脱原発、消費税のことが浮かび上がる。政治家とは、旗を掲げ、市民のためによりよき社会を作るためにはたらくひと。行動のものさしは、自分に得になるかどうかではない。民主主義を地元杉並から。推薦人20人が集まるかどうかは、立憲という政党がまともかどうかの試金石である。吉田さんを大事にするか、見捨てるのか。立憲の国会議員ひとりひとりが問われている。バタフライエフェクトという言葉がある。一匹の蝶の羽ばたきが、爽やかな風を起こし、世の中を変える。そうあってほしい。(永田浩三)続き・「街宣動画」アークタイムス
レイバーネット夏期合宿 : 「岩本太郎のメディア講座」で大いにディスカッション8月24日-25日、埼玉県毛呂山で恒例のレイバーネット夏期合宿が開かれた。酷暑にも台風にもあたらず、天候にも恵まれた。緑豊かな光景が広がり、空気の味がちがう。虫や鳥のさえずりがいつも聞こえている。今回の合宿には約30人が参加したが、常連だけでなく、初参加者が多く、大いに盛り上がった。川柳大会では、「毛呂山の空気で元気夏期合宿」の句も飛び出した。2日間のプログラムは、西里扶甬子の能登取材報告・映画『ナイロビの蜂』上映・川柳・労働問題ディスカッションなど、さまざまな持込み企画で構成された。ここでは1日目のメインプログラムである岩本太郎の「メディアの現在を考える」を紹介したい。岩本太郎さんは「週刊金曜日」編集部メンバーだが、ライター歴は長く、出版・広告業界誌の事情に精通している。(M)続き・感想(森健一)・報告(労働問題)・合宿日誌(堀切)・川柳報告(笠原)
〔美術館めぐり〕人間になる道しるべ〜「絵ごころでつながる―多磨全生園絵画の100年」展国立ハンセン病資料館(東京都東村山市)は、国立療養所多磨全生園(ぜんしょうえん)の一角にある。清瀬駅か新秋津駅からバスで10分ほどの所で、戸建て住宅が立ち並んでいる中をバスは走った。かつて、ここは孤立した場所だったのだろう。関東大震災から2か月とたたない 1923年10月31日から11月3日まで、第一区府県立全生病院(現・多摩全生園 以下全生園と標記)礼拝堂で「第壱回絵画展」が開催された。この絵画展の作品は残されていないが、園内誌『山桜』で感想が読める。ハンセン病で入所していた山本哨民の文。「かの絵画会は全患者向上をあらはしたと共に将来の何者かの暗示であらねばならぬ」(第5巻第9号)と彼は書いている。「将来の何者かの暗示」とは、何だろうか? 絵画は、隔離・偏見・差別を受け続けたものの光明になりえると、患者たちは捉えたのだろう。(志真斗美恵)続き
100人声明:今年こそ、東京都は慰霊の公園での死者の冒涜を許さない決断を8月24日、<横網町公園での虐殺否定・ヘイト集会開催への「利用制限」を都に求める100人声明>が発表されました。以下、全文を紹介します。・・・毎年9月1日、横網町公園で開かれる右翼団体「そよ風」の集会は、その参加者の発言が二度にわたって東京都総務局人権部によってヘイトスピーチと認定されています。東京都は、今年は彼らの集会を認めないという決断をしてください。「横網町公園は、関東大震災や東京空襲による悲劇を、記憶・伝承し、その犠牲になった多くの人々を慰霊する公園です」。横網町公園のツイッターアカウントの自己紹介には、そう書いてあります。この公園では毎年、東京大空襲があった3月10日と関東大震災が起きた9月1日に、それぞれ都主催の法要が行われています。9月1日には、市民団体の主催で関東大震災時に虐殺された朝鮮人を追悼する「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」も開催されます。(同声明より)続き
じわり広がる「令和の米騒動」〜これは日本の「暗い未来予想図」か大手メディアではなぜかほとんど報じられないが「日本農業新聞」等の専門媒体、またインターネットをここ数か月来、賑わせているキーワードがある。ずばり「令和の米騒動」だ。実際、スーパーやホームセンターなどの量販店では、早いところでは今年春頃から、購入数量を1人1袋に制限するなどの動きが出始めていた。6月頃からこの動きはさらに加速、7月に入ると、ついに流通業者から米が入荷しないため販売を取りやめざるを得ない店も出てきた。米の「欠品」は、まず東京都内など生産地から遠い大消費地で始まり、最近は大生産地である北海道、東北、北陸といった地域でも購入数量制限の動きが広がっている。20〜30年くらい前までの農業界では、1等米比率の最も高い米どころといえば東北や北陸というのが常識だったが、10年くらい前から1等米比率の最も高い地域は北海道に移っている。(黒鉄好)続き
イスラエルの「嘘」を裁く国際法廷〜土田修のグローバルニュース8月9日の「長崎原爆の日」に長崎市内で行われる平和祈念式典に、G7構成国の米国、英国、フランス、ドイツ、カナダ、イタリアの6カ国と欧州連合(EU)の駐日大使が不参加を表明した。7月26日にパリ五輪が開幕した後も、ガザ地区への攻撃の手を緩めないイスラエルを長崎市が招待しなかったことに対する対抗措置だ。米国のエマニュエル大使は、父方の祖父がイスラエル建国前にウクライナのオデッサからパレスチナに逃亡したユダヤ人の孫だ。母方の先祖はモルドバ出身のユダヤ人。彼の父はアラブ人住民に対して爆弾テロや集団虐殺を実行した右派民兵組織イルグンのメンバーだった。彼の正式な名前は「ラーム・イスラエル・エマニュエル」。「ラーム」はイスラエル過激派武装組織「イスラエル解放戦士団」の隊員で戦死した「ラーマン」から名付けられたという。(土田修)続き
〔週刊 本の発見〕いつかきっと世界のシステムを変えることができる〜『食べものから学ぶ世界史』ことの発端は、某LINEグループで「資本主義は今後どうなるのかね〜 まぁ、私は生きていないだろうけれど(笑)」とつぶやいたことだった。それに対して私よりずっと若い30代後半のSはこう返して来た。「私見ですけど、資本主義は潰れないと思いますよ、人工的につくったものではないので」と。「でも、長い人類の歴史を見た時、永遠に続く経済システムってないような。まぁ、資本主義が倒れる前に、地球そのものが潰れるかもしれないけれどね。」と私。「そりゃ古代レベルまで後退して市場(物と金のやり取り)がなくなれば資本主義は消滅するでしょうが、ある程度の規模の人間集団と富が存在すれば自動的に創起してくる類の存在が資本主義と思いますけどね」と彼。主義の行方を巡ってのたわいもない会話はそこで終わった。(志水博子)続き
NHKスペシャル「一億特攻への道」は凄い番組だった〜極秘文書が示したもの8月17日に放送されたNHKスペシャル「一億特攻への道〜隊員4000人の生と死〜」は凄い番組だった。担当したのはNHKエンタープライズの大島隆之ディレクター。15年間にわたって取材を積み重ねて来た大島ディレクターの執念が感じられる。特に驚かされるのは、特攻隊員がどのように選ばれたのかの謎に迫る新資料が登場する点である。それは55の航空隊が、国内で訓練する搭乗員に特攻を志願するかどうかの意向調査をして、海軍省に提出した極秘文書である。成績順に並んだ隊員リストの最上段には、志願の程度を表す「熱望」「望」が記され、人物評や搭乗員としての適正や技量についての上官のコメント、さらに詳細な家族構成までが記されていた。そしてこのリストを基に海軍省が実際に特攻隊員として選んだのは、成績の最上位者を除き、上位から中位までの搭乗員たちであった。(長井 暁)続き・アリの一言「昭和天皇」
戦争犠牲者追悼、平和を誓う8・15集会が開かれる〜靖国神社前では「ガマフヤー」がハンスト戦争犠牲者追悼、平和を誓う8・15集会が8月15日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開かれた。平和フォーラム染裕之共同代表は「歴史の忘却を許さず、平和憲法の理念の下に正解の恒久平和の実現を誓う」の挨拶があり、1000人委員会内田雅俊事務局長は「A級戦犯合祀に象徴される靖国神社は、現在もなお日本の近・現代戦争は全て正しいとする『聖戦史観』に拠って立っています。これらは国際社会では受け容れられない」。阿部知子衆議院議員、福島瑞穂参議院議員が来賓で挨拶、参加者の献花が行われた。また、靖国神社前では、具志堅隆松さん(沖縄戦遺骨収集ボランテイア「ガマフヤー代表」)が「戦没者の遺骨の混じった土砂を辺野古の埋め立てには使わせない!」とハンストを決行した。(宮川敏一)続き
「もう限界です。」若い看護師たちが組合結成!〜南青山の美容整形クリニックことし6月はじめ、美容整形クリニックで働く看護師が東京の「下町ユニオン」に駆け込んだ。そして8人で組合「HAAB(ハーブ)ビューティークリニック分会」を結成した。みんな女性で平均年齢は20代後半だ。組合結成のきっかけは、会社が一方的に、7月から週休3日シフトを週休
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