本文の先頭へ
LNJ Logo レイバーネット日本
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
Folder labornet
View

会員関連サイト

more...

  • 全新着
  • メイン新着
  • 韓国発新着
 レイバーネットへの情報提供 
裁判所も「技能実習生制度」に警告発す!/ベトナム人除染労働事件で和解  杉原浩司:10.29 任命拒否撤回!学術会議前スタンディングへ  西暦表記を求める会 :NHKの報道においては必ず西暦表記をいれてください。  畑で実践!!<たね>からはじまる無肥料自然栽培  【ヒューマンライツ・ナウ声明】核兵器禁止条約50か国批准を受けて  梨の木ピースアカデミー:戦後保守政治から菅政権を論じる   多田謡子反権力人権賞:宮城秋乃さん、青木惠子さん、北村小夜さんに決まる  たんぽぽ舎通信No.4064/核兵器禁止条約批准50に達し、来年1月発効  アリ地獄天国:11/1にスペシャルトーク付きオンライン上映会  処分撤回を求めて(519)学校に自由と人権を!10・25集会 コロナに負けず大 成功!!  ご案内 : 埼玉県毛呂山でレイバーネット秋期合宿  11・6共謀罪法廃止!秘密保護法廃止!国会行動へ  菅政権に物申す!/10.26 臨時国会開会日行動に400人  「あるくラジオ」報告 : 地域から社会を変える!/「怒りが原動力」片山かおるさん、大いに語る  たんぽぽ舎通信No.4062/2021年に東京オリンピックが開催されたどうなるか  [続→全てのニュース一覧]

裁判所も「技能実習生制度」に警告発す!〜ベトナム人除染労働事件で和解
「話がちがう、しかも危険な仕事」。2015年、鉄筋施工・型枠施工の技術修得の目的で福島県にやってきたベトナム人技能実習生に待っていたのは、まったく関係のない「除染作業」だった。安全教育もなく被ばく労働を強いられた。この20代・30代の若者たち3人は、疑問をもち全統一労組に駆け込んだ。そして組合に入り、2019年9月に除染作業慰謝料(総額1247万円)を求めて、建設会社(日和田)を相手に、福島地裁に裁判を起こした。本人たちは帰国したが、弁護団・支援者が裁判を支え、2020年10月23日に和解が成立した。29日、その発表記者会見が厚労省で行われた。和解内容は「会社は原告らに合計171万円を払え」というものだが、裁判所は和解案文書にはっきり「除染作業は技能実習制度の趣旨目的に沿わないものであり、技能実習制度は制度の趣旨に沿って運用されなければならない」と明示した。(M) 続き動画(6分13秒)

多田謡子反権力人権賞:宮城秋乃さん、青木惠子さん、北村小夜さんに決まる
夭折した多田謡子弁護士の遺産をもとに、友人たちで運営している多田謡子反権力人権基金は、第32回の受賞者を決定し12月19日に受賞発表会を行います。2020年10月下旬の運営委員会において、19団体・個人の推薦候補者の中から下記の方々が第32回受賞者に決定されました。受賞者の方々には12月19日(土)の受賞発表会で講演していただき、多田謡子の著作「私の敵が見えてきた」ならびに賞金20万円が贈呈されます。なお、受賞者選考理由は別紙をご参照ください。受賞者は、宮城秋乃さん(沖縄北部訓練場での軍事廃棄物撤去闘争)、青木惠子さん(冤罪との闘い、冤罪被害者支援の闘い)、北村小夜さん(天皇制・戦争との闘い、障害児・者の人権のための闘い)の三人でした。(久下格) 続き *写真=「あるくラジオ」出演中の北村小夜さん(2020年2月)

菅政権に物申す!〜10.26 臨時国会開会日行動に400人
10月26日12時、臨時国会開会日行動が、衆議院第2議員会館前で開かれた。「いのちをまもれ!敵基地攻撃能力保有反対!学術会議の任命拒否撤回!改憲反対!共謀罪廃止!総選挙勝利」のスローガンのもと400人が集まった。主催者挨拶で岸本共同代表はこう語った。「この緊急時に、4ヶ月間の国会を開かなかったことに、自公政権は猛省すべき! 10月を終えようとしている時、休業支援金が3%しか行きわたらない。臨時国会で共闘の力を結集して、総選挙で勝利しましょう」。また伊波洋一議員(沖縄の風)は、「安倍政権から菅政権に移り、ますます安保法を変質させている。アメリカの言うままに日米軍事訓練を進めている。戦争がいつ起きて不思議でない状況がつくられている。私たちは平和を目指しましょう。皆さんと共闘して必ず勝利をしましょう」と訴えた。(宮川敏一) 続き全動画(川島)

レイバーネットTV第153号 詳細報告 : 非正規労働者の闘いは終わらない!
10月21日の放送の特集は、「非正規差別をなくすために〜労契法20条 最高裁判決を受けて」。レイバーネットのTVらしく労働問題オンパレードの内容だった。しかもいよいよこの日本、本当に司法を信じていいの? 検察はヤクザまがいでは? と日本の労働裁判の現状をあぶりだしていった。戦後の復興の中で獲得していった労働者の権利が、ガラガラと崩れた判決を見せつけられた。しかし、そんなことを言ってはいられない。「労働者はたたかれればたたかれるほど強くなる」を信じて、労働者よ立ち上がれ!そして団結せよ!と、古いけれど色あせない言葉がよみがえってきたのだった。/郡覯茵嶌7遒琉賈隋廖今回は新しく発足した「レイバーネット写真部」から「名・珍写真」の紹介。1、「アベ去りし街角」レイバーネットに依頼された官邸前アクションの写真。警察官の警備という名の“通せんぼ”は、アベの去る前と同じ。撮影はTomotaroさん。(笠原眞弓) 続きアーカイブ録画(86分)北穂さゆりの出演後記

ベラルーシ、生き延びてね!〜不正な大統領選に抗議して都内でデモ行進
10月24日午前11時から、東京・日比谷において、「ベラルーシ国民権利要求デモ」が実施されました。訴えた要求は、「ルカシェンコの辞任」「公正な再選挙を」「政治犯の釈放」「警察暴力の完全停止」などです。主催は在日ベラルーシ人のグループで、8月6日から続く、第6回目のアクションです。ベラルーシでは8月9日投票の大統領選挙の直前から、政府による対立候補者への弾圧・拘束などで、もう2カ月以上も抗議運動が続いています。日本には約350人のベラルーシ人がいますが、そうした本国の情勢で参加者が徐々に増え、今回はNHKも取材に来ました。この日結集したのは、在日ベラルーシ人ら約30名で、本国と同様、大半は女性でした。子どもたちや日本人家族も参加しています。ベラルーシの「白‐赤‐白」旗と、日本の「太陽・富士山・桜の枝」とを組み合わせた旗を作り、在日ベラルーシ人の主張を、世界にむかって示しました。ベラルーシ、生き延びてね!(情報提供 : 佐藤和之) 報告動画(何が起きているのか 7分)

ユナイテッド闘争団の銀座デモに400人〜控訴審も大詰めに
不当解雇とたたかうユナイテッド闘争団の銀座デモが10月23日の夜に行われた。先の19日には東京高裁で第3回口頭弁論が開かれ、次回弁論(1月29日)で吉良紀子さんの陳述が決まった。銀座デモは、雨も上がる18時になると、会場の「築地川銀座公園」には400人を超える支援者がつめかけた。「仕事を奪うな!私たちを空に戻せ!!」のスローガンで18時30分に開会した。連帯挨拶と当事者(千田正信さん、吉良紀子さん)の決意が述べられた。■千田正博さん「多くの皆さまの集まりにありがとうございました。社会が労働組合を求めています。一緒にがんばろうとコールで呼びかけます。銀座デモでアピールをします。よろしくお願いします」■吉良紀子さん「皆さんこんばんは。たくさんお集まりくださってありがとうございました。解雇されて4年半です。怒りは収まらず大きくなっています。絶対に仕事を取り返すまで闘います」(宮川敏一) 続き動画(56分/川島)写真(ムキンポさん)

あるくラジオ(10/25) : 地域をつなぎ社会をカエル〜小金井市議 片山かおるさんに聞く
あるくラジオ第12回(10/25)は、小金井市議の片山かおるさんをお迎えします。片山さんは、映像関係の仕事していましたが、2009年市議に初当選。以来3期11年間、子どもや女性の問題、原発事故避難者支援、貧困問題など多分野で活躍してきました。2018年、2019年には、日韓市民交流を進める「希望連帯」の一員として韓国・ソウル市を訪問。ソウルの街の「市民民主主義」を膚で感じて来ました。地域では「市民交流スペース カエルハウス」を主宰。映画・音楽などの文化企画から相談活動まで、幅広く市民をつないでいます。今回のコロナ禍では、「新型コロナ災害緊急アクション」を中心で支えると同時に、「カエルハウス困りごとなんでも相談&居場所」を作りました。ここで様々な人と出会いながら「人と人が顔を合わせ、知恵を寄せ合い、ともに解決の道をさぐる、分ちあいの社会をつくることが大事であると、深く感じました」と片山さんは書いています。(S) 続き放送チャンネル写真速報

『アリ地獄天国』10月24日から都内で劇場公開〜国内外で高い評価
ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』(土屋トカチ監督)が、満を持して都内での劇場公開が始まる。2019年8月にレイバー映画祭で初披露され、貧困ジャーナリズム賞2019を受賞。山形国際ドキュメンタリー映画祭日本プログラムでも話題となった。2020年6月、ドイツ・フランクフルトで開催されたヨーロッパ最大の日本映画祭・第20回ニッポン・コネクションにおいて第1回ニッポンオンライン賞(観客賞)を受賞。8月、門真国際映画祭ドキュメンタリー部門優秀作品賞受賞。9月、アメリカ・ピッツバーグ大学主催の日本ドキュメンタリー映画賞グランプリを受賞し、国内外で評価された。『アリ地獄天国』は2015年〜2018年の3年間、とある引越会社における労働争議を密着取材したドキュメンタリー映画。この争議はテレビ東京系の人気番組「ガイアの夜明け」等でも取り上げられ、その年の最高視聴率を記録。(T) 続き動画(土屋トカチ監督挨拶)

〔週刊 本の発見〕やさしさはどこから?〜藤原辰史『分解の哲学』
「書評」を引き受けるとなった時、取り上げたい本として真っ先に頭に浮かんだのは藤原辰史著『分解の哲学―腐敗と発酵をめぐる思考』だった。藤原辰史という名前をお聞きになったことのある方は多いだろう。本年4月岩波書店から「緊急寄稿」として公開された『パンデミックを生きる指針——歴史研究のアプローチ』の筆者である。多くの方が渇望していた論考ではなかったろうか。感染症の危機にさらされる中で私たちが真に恐れるべきことは何か、歴史と社会を冷徹に見つめる眼差しを通して警鐘が鳴らされたように思う。その鐘の音を聞かなければ、私たち自身が弱者を追いやる差別者にすらなりかねない。筆者である藤原辰史さんの名前を知ったのはその時が初めてであったが、碩学の老学者をイメージしていたが、老学者どころか私よりずっと若い方だと後に知った。(志水博子) 続き

レイバーネットTV放送(10/21) : 非正規差別をなくすために〜最高裁判決を受けて
非正規の差別是正を求めて6年ごしのたたかいがつづいた「労働契約法20条裁判」。10月13日と15日に最高裁で5事件の判決が次々に出された。大阪医大事件(賞与)、メトロコマース事件(退職金)では敗訴だったが、諸手当・休暇を争った郵政は全面勝利だった。一喜一憂させられた最高裁の判断だったが、「諸手当・休暇については認めるが、本給・賞与・退職金など根幹の部分には手をつけない」という最高裁のスタンスが見えてくる。コロナ禍で雇用不安・生活苦が増大している非正規労働者。いまやその数は全労働者の4割・2100万人に達している。 番組では、メトロコマース原告の4人・大阪医大原告のMさん、そして裁判をウォッチし応援してきた竹信三恵子さん、柚木康子さんをゲストに、最高裁判決をどう考えるか? 非正規差別をなくすために今後どうしたらいいのか?など、深掘りしていきたい。(レイバーネットTVプロジェクト) 番宣

北海道に核のゴミ捨て場は要りません〜「さようなら原発集会」に400人
10月18日、札幌市・大通公園で「さようなら原発北海道集会」が開催され、地元紙・北海道新聞の報道によれば400人が集まった。この集会は、北海道平和運動フォーラムなどの主催で、福島第1原発事故後は毎年3月と10月に行われている。今年3月の集会は新型コロナウィルス蔓延の影響で中止となったため、約1年ぶりの開催となった。福島第1原発事故からまもなく10年。北海道は福島から遠いせいか、反原発運動側はもちろん真剣に取り組んではいるものの、どこか違う世界の出来事のような「ある種の余裕」があった。泊原発の廃炉を目指す取り組みや、核のごみ地層処分研究のための施設「深地層研究センター」(幌延町)の話題が中心で、自分たちが当事者という意識は福島や首都圏などと比べて薄かったように思う。それがどうだろう。この日の集会参加者の表情は一様に硬く厳しい。自分たちがついに「当事者」になったのだというある種の悲壮感が見えた。(黒鉄好) 続き

100人の支援者が歩道を埋めた!〜ユナイテッド解雇事件・第3回控訴審開かれる
10月19日15時30分、東京高裁でユナイテッド航空解雇裁判控訴審第3回口頭弁論があった。コロナ禍で第2回弁論から8か月ぶりの開廷になった。14時30分になると高裁前で宣伝行動が行われた。降りしきる雨にもかかわらず100人の支援者で歩道サイドを埋めた。支援組合、当事者、弁論団(萩尾健太弁護士・指宿昭一弁護士)が続いて激励と決意が述べた。千田正信原告の裁判勝利を誓う団結ガンバローで入廷した。コロナで傍聴制限もあったが、15時30分に開廷した。準備書面が原告3通被告2通が出されていた。原告から陳述の希望を申し入れ、受諾された。次回の口頭弁論で原告吉良紀子さん40分、被告40分の陳述が行われる。次回の第4回口頭弁論日程は、1月29日(金)15時〜16時30分(825号法廷)。10月23日には銀座デモも予定されている。(宮川敏一) 報告 写真=原告の吉良さん(左)と千田さん(撮影=内田正)

「格差・貧困・差別」の現状と協同組合〜シンポジウムで活発な問題提起
10月18日『西暦二〇三〇年における協同組合』出版記念シンポジウムが、東京・文京区民センタ ーにおいて行われた。第一部は「格差と貧困と差別と闘う各団体からの現状報告と問題提起」。路上生活者支援で注目される、反貧困ネットワーク事務局長・瀬戸大作さんは「テレビだと困ってる人にお金を配って終わりのようですが、実際の活動はそれから」と言う。「アパートに入りました、では何も解決しない。仕事がないことから孤立、鬱を発症する人が多い」。体脂肪率で家賃を決めるなど笑い話のようなでたらめな脱法ハウスも彼らを悩ませる。頼れるはずの行政にも任せられない。困窮者を子どものように管理する姿勢が行政には目立ちすぎる。たとえば6か月間にわたって困窮者の家計管理を監視したのち、生活保護支給を決定するなどは、救済の本来の姿ではない。(北穂さゆり) 続き

憲法違反の「中曽根合同葬儀」に果敢に抗議行動!〜労働者の首切りが功績か?
10月17日、1億円近い税金投入のみならず、弔意強制などの憲法違反まで行う「故中曽根康弘」内閣・自民党合同葬儀に対して、市民有志3人で会場のグランドプリンスホテル新高輪「国際館パミール」入口付近まで行き、強く抗議しました。高輪警察署警備課が「密」になって立ちはだかるも、「私たちは入る権利がある。税金を払っているんだから。勝手に自民党(と内閣)が人の税金を使ってやっているのがおかしい。文句を言う権利がある」と抗議。政府関係者を呼ぶように要求すると、しばらくして内閣府職員が出てきて、別室にて申し入れ。「なぜ血税を使ってやるのか」の問いに、内閣府職員(聞いても名前を名乗らず)が「国鉄分割・民営化の功績があるから閣議決定で合同葬儀を決めた」と答えたため、私たちは「労働者の首を斬り、多くの人を自死に追い込んだ」と猛抗議。(杉原浩司) 続き名古屋で「人民葬」札幌に立看板

非正規の格差是正に足がかり!〜郵政「労働契約法20条裁判」で最高裁判決
10月15日午後、日本郵政の非正規格差をめぐる「労働契約法20条裁判」の最高裁判決(第1小法廷・山口厚裁判長)が出た。2日前の大阪医大・メトロコマース事件では「賞与・退職金なし」の労働者側敗訴で、原告・支援者は怒りに震えていたが、この日は打って変わった。最高裁前は喜びの歓声にあふれ、原告と支援者の抱き合い姿も見られた。郵政も「賞与」については地裁段階でゼロ回答だったが、それ以外の「諸手当・休暇」の是正についてはほぼ完全に認められたからだ。郵政非正規社員は18万人いる。判決の影響は大きいものになるだろう。郵政西日本事件の弁護団で大阪医大事件も担当している河村弁護士はこう訴えた。「判決は画期的で格差是正の足がかりになる。しかし差別の中心である基本給・賞与・退職金について最高裁は取り上げなかった。今後は、ここの格差是正に向けて運動を広げていきたい」と。(M) 報告動画(11分)NHKニュースTBSニュース弁護士ドットコム東京新聞

獅子舞で「福=解散撤回」を呼ぶ〜韓国サンケン労組を支援する会・活動レポート
韓国サンケン労組を支援する会の10月8日第5回木曜行動。終日雨が降る中、今回も朝7時15分から新座市内のサンケン電気本社前、志木駅南口、池袋東口東京事務所のあるビルの前で、それぞれ30人から40人が参加し抗議・宣伝行動が行われた。韓国からはネットを通じて解散の不当性を訴えていた。この日は、特別に志木駅前では、所沢労音の人々が獅子舞を披露してくれた。雨が降っていたが、幸いなことに志木駅前はアケードが設置され濡れないようになっていた。軽やかな笛の音に合わせて獅子が舞い、通る人たちも何だろうと注目し、宣伝効果抜群。獅子の大きな口で頭をかむと幸福になると言われており、獅子が参加した全員の頭を一人一人大きな口でガブリ!とかみ、福を与えてくれた。これで、韓国サンケン労組の解散撤回、闘争勝利は間違いなし。希望のあるパフォーマンスを披露してくれた。(尾沢孝司) 報告10.15活動報告動画「韓国サンケンの闘い」

〔週刊 本の発見〕新しい風が吹いてきた〜3冊の本と1編の評論
今回は異例になるけれども、本3冊と評論1篇を紹介したい。読書週間も近いし、良い本もこのところ目白押しなので。まず『資本主義と奴隷制』(エリック・ウィリアムズ、中山毅訳、ちくま学芸文庫,1700円)。これは、太田昌国さんの本サイト連載の〈サザンクロス〉45回で紹介され知った。原書の刊行は1944年、日本では1966年に出版され、この8月に文庫で復刊された。一読して、わたしはこれまでの見方がひっくり返された。本書は、イギリス産業革命は黒人奴隷の「血と汗の結晶」に他ならないことを明らかにしている。産業革命は西ヨーロッパの進んだ文明の結果だという先入観が、どれほど根拠の無い見方だったかを思い知らされた。著者の論は、今日では「ウィリアムズ・テーゼ」として評価をえるようになったが、発表当時はほとんど無視された。(志真秀弘) 続き

私たちはあきらめない!〜最高裁がサイテーの「非正規差別」判決
「最高裁はサイテーだ!」「ありえない不当判決!」「非正規は見棄てられた!」。10月13日午後、非正規差別なくせ裁判(大阪医大事件・メトロコマース事件)の判決が出た最高裁前では、怒号とため息が飛び交った。同じ仕事なら有期と無期とで差別をしてはならないという「労働契約法20条」に基づく格差是正の裁判。6年の時間を経て、大阪医大事件では「賞与の6割」、メトロコマース事件では「退職金の4分の1」が高裁で認められていた。そうした格差是正の流れがあるなか、最高裁は完全にそれをひっくり返して「賞与・退職金」をゼロにしてしまったのだ。アベの「同一労働同一賃金」「女性総活躍」政策はどこに消えてしまったのか。メトロコマース原告の疋田節子さんは最高裁前で、「非正規は奈落の底に突き落とされた! 非正規2千万人の期待を裏切るものだ」と声を震わせた。(M) 続き動画(6分半)東京東部労組声明田中龍作ジャーナルTBSニュースNHKニュース判決文を読んで(中島由美子)

国家を超えた「正義」とは?〜黒沢清監督『スパイの妻』
黒沢清監督の『スパイの妻』は、一種の戦争映画であるが、ひと味違うのは、日本が敗北したことを悲しむよりも「負けたんだよ」と、どこかふっきれた声がきこえてくる映画になっていることだ。そこにひかれた。この映画は今年度のベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞している。舞台は、太平洋戦争前夜の神戸。そこで貿易商を営む若い福原夫妻の愛憎と葛藤がドラマの中心になって展開されている。2人は豪邸に住み、自家用車をもち、いつもしゃれた洋装である。夫の優作には高橋一生が、妻の總子(ふさこ)には蒼井優が扮し、それぞれ熱演している。その總子には幼なじみで、彼女に思いを寄せている憲兵分隊長の東出昌大がくわわり、三角関係ともいえるような関係が、戦時下の緊迫した時代の雰囲気をいっそうさし迫ったものにしている。(木下昌明) 続き映画公式サイト

【訃報】アスベスト被害者 松井絵里さん逝去〜自ら率先して行動した人
2018年レイバーフェスタにて上映させていただいた『子どものころ光る砂であそんだ』に主演した、さいたま市エタニットアスベスト公害被害者、故松井絵里さん(写真)は、2020年10月4日、自宅にてご逝去されました。享年51歳。故松井さんは子どもの頃、近所のエタニット水道管工場周辺で遊んだことが原因で、工場が使用していたアスベスト粉じんにばく露しました。そして30年の潜伏期間ののち、46歳のときに中皮腫という悪性ガンを発病、5年にわたり抗がん剤の激しい副反応に苦しみつつ、一度も生きることを諦めることなく闘病しました。2016年11月には本人の決意に基づき、松井絵里さんはアスベスト公害が原因の中皮腫患者であることが実名報道されました。(北穂さゆり) 続き

そして、その間に、ゼロ歳児は8歳になる〜太田昌国のコラム
かつて、1965年の日韓条約締結をめぐる国会審議について調べていて、新聞の縮刷版や関連する単行本ではわからない点が生じ、議事録に当たってみた。発言の要旨を手短かまとめた新聞記事や書物では理解できなかった点が、なるほど、このようなやり取りだったのかと腑に落ちたことがあった。前世紀末に行なわれたオウム真理教最高幹部の裁判でも、公判の翌日には紙面を2面ほども使って詳報していた毎日新聞取材班がまとめた公判報告書(単行本)では、どうしても理解できない箇所があって、公判調書や弁護団長の手記と照合してみた。すると、どんなに詳しい記事のようではあっても、所詮は、担当者の主観に基づいて発言要旨がまとめられる以上は、実際の発言との間には、無視し得ぬ「落差」が生まれる場合もあることを痛感した。(太田昌国) 続き

名古屋で「中曽根葬送デモ」〜「新自由主義を葬り去るぞ!」のコールも
内閣と自民党による故中曽根康弘元総理大臣の合同葬に政府が約9650万円を支出することが問題になっている。中曽根元総理の葬儀は家族によるものが昨年既に行なわれている。この件で、市民の手による「中曽根葬送デモ」が10月10日に名古屋市の大須で行なわれた。参加者たちは中曽根元総理の遺影(?)を先頭にお寺の街・大須で葬送行列を行なった。これは、日本の伝統的な葬送スタイルだ。「中曽根康弘を葬り去るぞ!」、「新自由主義を葬り去るぞ!」などのシュプレヒコールの度に、「チーン」とお鈴(りん)の音が鳴る。そして、弔意を表す黒旗がたなびく。シュールな光景に大須をゆく人々の目が注がれた。葬送行列参加者たちは名古屋の繁華街・栄まで練り歩き、「中曽根康弘の葬儀も民営化するぞ!」などと気勢を上げた。(酒井徹) 報告

知ってほしい獄中者の生活と思い〜『救援川柳句集』が発刊される
「ゴクイリイミオーイ」という「電話番号」で、知る人は知る「救援連絡センター」の機関紙「月刊救援」紙上に、川柳を募集し私が選をしてきた。このほど2009年から2020年までの句を選んで『救援川柳句集』を世に出すことにした。「死刑囚あなたに夢はありますか」「獄中でたった一人のデモ行進」など約400句が収録されている。シャバに生きている私たちには、ほとんど縁のない獄中の人たちが、日頃、どんなことを思っているのか、あるいは、どんな毎日を生きているのか。獄中者の一句一句の中にこめられ、表現されている。ひとりでも多くの皆さんに読んでいただき、「獄中」と「獄外」を結び、「人権低国日本」の現実を直視し、その根底からの変革をめざす一つの力になれば、この句集を世に問うた意味と意義はあると思う。(乱鬼龍) 続き

ストライキが業務妨害にされた!〜関西生コン「大阪スト事件」で不当判決
10月8日、関西生コン弾圧大阪ストライキ第2次事件は、求刑通り(懲役2.5年、執行猶予5年)という不当判決。裁判所の廷吏は、開廷前、被告に対して、「実刑、即収監もありう る」という素振りをみせる嫌がらせ、本人も「ありえないことはない」と、当日は車ではなく電車で裁判所に来ていた。判決は、産業別労働運動の全否定の解釈に立って、雇用関係がなければ労働組合法で刑事免責が定められているストライキではない、「威力業務妨害」なのだ、とこれまで労働運 動が勝ち取ってきた「使用者概念の拡大」を全否定。それにしても「ストライキの計画の共謀」が有罪になる・・・こうなると「共謀罪を適用しなくても共謀共同正犯で何でも有罪にできる」ことになってしまう。裁判所前の集会は、雨の中にもかかわらず、約250名が結集した。(愛知連帯ユニオン) 続き弾圧ニュースNo.4510.12報告集会(東京)

〔週刊 本の発見〕「高所占拠闘争」はここから始まった〜『滞空女』
主人公の姜周龍は日帝植民地時代前後に朝鮮半島に実在した女性である。時代と境遇に翻弄されながらも強く生きた誇り高き労働者であった。今日韓国の労働運動で度々みられる「高所占拠闘争」は、周龍が始めたものだ。本書あとがきで朴準成(パク・チュンソン)は、高所占拠は「絶望的な状況で自暴自棄にならずに希望を見出そうとする命がけの闘いだ」と書いている。そして「願いを天に届ける鳥」や「虎に追われる幼い兄弟が天に上り月と太陽になる」という韓国の古い伝説を引用し、「高所占拠闘争もまた生きようと天を目指す闘いだ。今ここで戴く天とは、1894年の東学の農民たちの願いでもあった『飯』であり『人』だ」というのだ。「飯と人が中心の世の中」とは、食べることと生きることへの憂いをなくし、差別のない人間らしく暮らせる平等な社会への東学のスローガンとなった。こうした東学の教えが高所占拠運動の根幹にあるのだろうか。(根岸恵子) 続き

戦争への道はごめんだ!〜「日本学術会議への人事介入」反対行動に700人
10月6日夜の首相官邸前には市民が続々と集まってきた。官邸側歩道だけでなく議事堂側歩道にも人々があふれだし、警察が大慌てで規制をかけていた。菅政権による「日本学術会議への人事介入」に対する危機感は大きかった。菅首相を皮肉った似顔絵入りの手づくりプラカードが目立つ。参加者は700人に達した。午後6時半から抗議集会がはじまった。主催者の藤本泰成さんが、天皇機関説など意に沿わない学者を弾圧して、戦争に突入していった戦前の軍部独裁の歴史を振り返り、「その反省の上に現在の制度ができた。いま菅政権がやっていることは戦前の軍部独裁政権と変わらない。けっして許さない」と語気を強めた。つづいて野党3党(沖縄の風、立憲、共産)の代表が挨拶した。立憲民主の黒岩宇洋議員は「菅内閣は安倍政権以上に強権的で独善的だ」と批判した。(M) 続き動画(6分半)「女性労働問題研究会」声明写真(ムキンポさん)全記録(川島CH)

コロナ口実の廃業は許さない!〜韓国サンケン労組・キムウニョンさんからの手紙
韓国サンケンの解散・清算撤回闘争を支持し、支援してくださる日本の仲間の皆さんに感謝の挨拶を送ります。皆さん〜〜 こんにちは。そして、ありがとうございます。お元気ですか。私たち韓国サンケン労組の仲間は、不当に人権を踏みにじり労働者の権利を侵害するサンケン電気の慰労金などは拒否して、堂々と闘っています。世界中がコロナ19で生活全般が委縮していますが、貧しい民衆の苦しみはさらに増しています。この苦しい時期にみんなで力を合わせ、知恵を絞って共に生きる道を探ることが求められるのに、自分だけの生き残りのために資本の利潤を真っ先に考えるのが資本主義というものです。世界的パンデミックの中で最も貧しい人たちが病気にかかり、家庭が壊され、生活が脅かされています。胸の締め付けられるような今日この頃です。(キムウニョン) 続き第4回木曜行動レポート 写真=キムウニョンさん

女性の労働権を認める正義の判決を!〜いよいよ10月13日に最高裁判決
労契法20条の裁判を闘う、大阪医大事件とメトロコマース事件は9月15日午後、それぞれ弁論が行われ、判決日が10月13日13時半から大阪医大事件、15時からメトロコマース事件となりました。9月15日の昼行動には70名を超える参加で、正義の判決を!と最高裁に呼びかけました(写真)。行動呼びかけの「賛同」は各地から42名の方から頂き、当日最高裁前行動と夕方の報告集会で配布した資料に掲載しました。行動参加と賛同は当該の女性たちをとても勇気づけてくれました。そして、いよいよ13日には最高裁の判決です。最高裁が女性の労働権を人権として認める正義の判決が出せるのか、最後まで私たちの意思を表示する場として13日(火)昼にも最高裁前のアッピール行動を実施することといたしました。是非多くの皆さんのご参加をお願いします。当日は13時半から大阪医大事件の判決、15時からメトロコマース事件の判決です。(柚木康子) 詳細

〔週刊 本の発見〕戦争に物申す俳優たちがいた〜『俳優と戦争と活字と』
筆者は、日本における映画全盛からテレビ成長への端境期に幼少時を過ごした。親が大変な映画好きだったので、三つ四つの頃から近所の映画館へ頻繁に連れて行かれていたらしい。もちろんその頃の事は覚えていないわけだが、幼い字で「うたまろをめぐる5にんのおんな」(『歌麿をめぐる五人の女』監督=木村恵吾、1959年公開)と書いた手帳が残っていたりするし、『刑事』(監督=ピエトロ・ジェルミ、1960年公開)のチョークで象られた死体のシーンなどは、今でもハッキリ記憶にある。しかし、その後は足が悪くて外出が次第に困難になったため、十代後半に松葉杖を使いはじめるまでは、映画館に出かける機会は全くなくなってしまった。それでも映画への愛着は続き、映画雑誌を購読したり、猪俣勝人、田山力哉による文庫版『(日本、世界)映画名作全史』『(同)映画俳優全史』(社会思想社)シリーズや、大判の『世界映画作品・記録全集』(キネマ旬報社)シリーズを買い揃えたりして、繰り返しページをめくっていた。(大西赤人) 続き

米大統領選と日本政治の前途〜コラム「アリの一言」
9月30日午前10時(日本時間)から行われた米大統領選のトランプ大統領(共和党)とバイデン前副大統領(民主党)の「討論会」を中継で見ました。ルール無視の中傷合戦。あきれるばかりでした。しかし、私たちにとって重要なのは、この大統領選をめぐる米政治の劣化・退化はけっして対岸の火事ではないことです。トランプ氏とバイデン氏の「討論会」の醜態は、両氏とりわけトランプ氏の資質・人間性によるものだけでなく、構造的な問題です。たとえかみ合った討論が行われたとしても、そもそもこの選挙にアメリカ政治の根本的転換は期待できません。それは両氏、というより共和党と民主党の間に、政策上の根本的違いはないからです。どちらが政権を執ろうと、アメリカの覇権主義・大国主義、核戦略は変わりません。日本との関係では、日米安保=軍事同盟強化による日本の軍事分担、基地負担(辺野古をはじめ)、米軍駐留経費(「おもいやり予算」)の負担要求、米国本位の貿易圧力などは変わりません。(アリの一言) 続き

米国労働運動:教育労働者の声〜「コロナ禍」安全になるまで授業しない
〔解説〕アメリカの新学期は9月から始まる。レイバーノーツ誌10月号はコロナ禍の下での新学年の開始をめぐる全国の闘いの様子を伝えている。〔本文〕学校や大学を再開しようとする圧力が教育労働者に掛けられており、当局は経済のためには教員たちの命を危険にさらしている。食肉加工工場やアマゾンの倉庫、建設現場で働いている人なら、すでにこのことを知っているはずだ。しかし、2020年までは、学校や大学での仕事で自分を死ぬかもしれないとは考えていなかった。そして、危険にさらされているのは教職員だけではない。3月に分かったように、学校は巨大な感染源になる可能性がある。生徒や教職員が家に持ち帰り、コロナウィルスを広めてしまうのだ。もしニューヨーク市の学校が1週間早く閉鎖されていたらコロナウイルスの症例数は218,400件減少し 死亡者数は18,500人減少していた、とコロンビア大学の研究が明らかにしている。(レイバーネット国際部翻訳) 続き 写真=ニューヨーク州ブロンクスの高校で行われた抗議活動

「市民は誰でも講師だ」〜梨の木ピースアカデミー、アップグレードして第2期スタート
コロナ時代を迎えて、内海愛子先生・梨の木の羽田まゆ子さんを共同代表にして、水道橋にある梨の木舎出版社を拠点に、市民らの出会いと学びの場を目指して梨の木ピースアカデミーを立ち上げました。試行錯誤しながらも、第1期(6月〜9月)の3ヶ月の間、10コース60講座を実現し、約150名の受講生が勉強する場になりました。ご協力など誠にありがとうございました。皆さんのご声援を受けて、第2期(10月〜1月)がさらに充実した内容と、多様なネットワークの実現を目指し、20コース120講座を持ってスタートしました。「市民は誰でも講師だ」というスローガンを持って、コロナ時代にもオンライン・オフラインを通じて地域と国境を越える東アジア市民学習の場として活用できることを願っております。宣伝・協力・受講・ボランティアなど大歓迎です。(イヨンチェ) 詳細

「女性はいくらでもうそをつけますから」杉田水脈議員に抗議するネット署名
自民党・杉田水脈衆議院議員による「女性はいくらでもうそをつけますから」との発言に、断固抗議し、謝罪・発言撤回、議員辞職を求めます。これは性暴力被害者を貶めるセカンドレイプであり、激しく性差別的であり、性暴力根絶に向けて取り組む動きを後退させかねないヘイトスピーチです。私たちは2019年3月に相次いだ性犯罪の無罪判決をきっかけに、性暴力の根絶、性暴力被害者との連帯を求めフラワーデモをはじめました。現在、全国47都道府県で毎月11日にデモが行われています。フラワーデモのきっかけとなった4件の無罪判決のうち2件は、実父から娘への性虐待でした。12歳の娘への性虐待の容疑で起訴された父親は児童ポルノ所持で罰金刑がつきましたが、娘への性虐待の容疑は「被害者の証言は信用できない」「家が狭いのに他の家族が気がつかないのはおかしい」とされ無罪判決が下されました。(署名呼びかけから) 続き署名サイト

富山市議の不正に挑む「チューリップテレビ」〜映画『はりぼて』の面白さ
渋谷ユーロスペースで映画『はりぼて』をやっと観た。ドキュメンタリーのはずなのに、まるで名役者がそろったコメディ映画を観ているようだった。とはいうものの「役者」は富山市議、市長、教育長・・・。議員報酬の引き上げ、カラ出張、政務活動費を不当に使うなど、市議の不正を追及されてトップが失踪。あれよあれよという間に14人が議員辞職する。その生身のやりとりを撮影したのが1990年にスタートした「チューリップテレビ」という地元放送局だ。不正なんて今や驚くべきことではないのかもしれない。「こういう立場なんだからわかってよ」「みんなやってるよ」というのが台詞から画面からほとばしっている。そしてメディアも真実を追及するのでなく「勝ち馬に乗る」。そうではないところで、この小さなメディアは頑張っていた。「どうしようもなく腐敗した議員と、まっとうな記者」という構図に見える場面も多かったが、記者が議員の立場だったら。・・・そんなことを考えながら観ていたが、メディアだけが正義とはなりえないラストが待っていた。(堀切さとみ) 続き

川柳句会報告 : 「正しい、まじめ」だけではダメ〜植竹団扇さんを囲んでディスカッション
9月のレイバーネット川柳句会は、9月25日(金)エポック10で開かれた。句会には、川柳作家の植竹団扇さん(写真左二番目)が参加し、ディスカッションが大いに盛り上がった。講評で団扇さんからは厳しい指摘もあった。「きょうはいい句がたくさんあって、よかった。ただ時事吟のおちいりやすい問題点もある。言っていることが正しいだけではだめ、まじめすぎてもだめ、言いすぎてもだめで、頭が固まってしまう。着眼点はいいがもう少しひねったらいい句になると思う。川柳はどうつくるか、どうひねるかがポイントでそれではじめて『文芸』になる。その点、『八年目プロンプターが故障する』はうまい。安倍のこと、病気ことなどの言葉を一切使わず、プロンプターの表現で安倍退陣を描いている」。ディスカッションでは、実際に句をつくりかえたりして、学んだ。17音字の中に意味がダブる表現を削ること、順序を入れ替えてみること、など実践的アドバイスに富んだものだった。(一志) 詳細

ユナイテッド航空はコロナ解雇をするな!〜成田空港で50人が訴える
9月26日14:30、成田空港第1ターミナル南チェックインカウンター前にて、「ユナイテッド航空は不当解雇を撤回しろ!」と闘争団・支援者ら50人あまりが、横断幕・ボードを掲げ、就労要求アピール行動を行った。4階出発ロビーは、コロナ禍で航空機の減便が重なり、利用者もいない閑散状態だった。闘争団の千田正信さん、吉良紀子さんはここで訴えました。「ユナイテッド航空に関して、“ユナイテッド成田ベース閉鎖、400人解雇”の報道がありました。2016年2月の4年前には、“コロナもないのに組合差別で理不尽に解雇されました。今回、コロナを理由にしたユナイテッドの解雇は許せません。彼、彼女たちと連帯して闘います!」と。闘争団は、改めて「なぜあの状況で、解雇されなくてはならなかったのかという思いで、裁判を進めています。ブレることなく頑張ります」と力強く付け加えました。(宮川敏一) 続き

〔週刊 本の発見〕「一物全体をいかす」琉球料理の精神〜山本彩香『にちにいまし』
コロナ禍のいま、食の大切さを考える。「にちにいまし」とは、沖縄の言葉で「似ているけれど、さらによい」という意味。琉球舞踊の名手で、琉球料理の第一人者といわれる著者・山本彩香(85歳)の、料理と日々の生き方への思いが詰まった一冊だ。東京で生まれ二歳のときに、那覇の遊郭街「辻(チージ)」の「尾類(ジュリ)」(芸奴)だった叔母の養子となった著者。中学のころは「ジュリの子」といじめられ、豆腐を売り歩いたりして学校にも満足に通えなかった。琉球王国当時、日本や中国の使節団を接待した「辻」の「尾類」たちは、芸をするだけではなく、料理も作って客をもてなした。その伝統は続き、料理の名手だった叔母から著者は琉球料理の粋を受け継いだ。本書を読んで最も感銘を受けたのは、「一物全体を生かす」琉球料理の精神である。たとえば、芋は芋だけでなく、その茎も一緒に料理する。食材を丸ごと味わうのが琉球料理の醍醐味だ。味付けは、その土地の酒や調味料でシンプルに。(佐々木有美) 続き

「声をあげろ、というより感じろ」〜福島映像祭で出会った作品群
2013年から開催されている「福島映像祭」。福島原発事故を伝える新作が今年も目白押しで、私は9月21日に「私が伝える福島」というイベントに参加した。コロナで上映会も取材も停滞し、福島とどう向き合えばいいのか、考えあぐねていた私にとって、忘れがたい日になった。二つの作品について感想を記したい。『フィーネ 2-2-A-219』(中筋純・作)、10分間のこの作品を観たら、よくある解体現場の風景がまったく違うものにみえてくるだろう。思い出が詰まった家はただの解体番号となり、ピアノも大黒柱も袋に詰められる。浜通りでは何百何千という家が、このような悲鳴をあげているのだ。想像力を掻き立てられる、圧巻の作品だった。被災者の話をいくら聞いても、東北の現地をいくら歩いても、自分の身に置き換えるのは簡単なことではない。ましてや当事者同士でもわかりあうことは難しい。違いばかりに目が行き、自分を正当化してしまう。一人一人にかけがえのない現実の暮らしがあり、そこに思いを馳せることができたとき、それは自分のものになる。そこに喜びがあることを教えられた。(堀切さとみ) 報告 *写真=『フィーネ』上映後のトーク

コロナ災害で苦しむ人々の実態〜レイバーネットTV第152号(9月16日放送)
今回の特集は、会員がコロナ禍難民を助けたいと瀬戸大作さんに相談に行き、あまりの現状に言葉を失ったことがきっかけ。話を聞けば聞くほど憲法25条の「生存権」に違反していることが浮き彫りになり、怒りで震える。そして姑息なコロナ利用の労組つぶし。以前に勝利解決した韓国サンケンの新たな闘争の紹介。ウニョンさんたちとネットでつなぎ、労働者は、打たれれば打たれるほど強くなることを示した。スタジオには、瀬戸大輔さん、雨宮処凛さんがそろう。コロナ禍で非正規や派遣、アルバイトなどが失業していく中、12年前の派遣村をしのぐ深刻な事態になると直感した瀬戸さんらは「新型コロナ災害緊急アクション (現在35団体)を4月11日に立ち上げた。まずしたことは資金を集めのための「緊急ささええあい基金」を作る。当初から所持金がなくて路上に出る人が相当いると予想されたからだが、不幸なことに的中した。(笠原眞弓) 報告アーカイブ録画(90分)北穂キャスター後記

布施祐仁さん「対米従属の源流」を語る〜9.17日朝ピョンヤン宣言18周年集会
「いまだに首都圏の空は米軍に占領されている。アメリカとの異常な関係、それがどこからきているのか。朝鮮戦争だと言える」というお話しから始まったジャーナリスト布施祐仁さんの講演。コロナ禍により講演は軒並み中止となったり、オンラインでリモート出演したりと、大勢の前で話すのは何カ月ぶりかと言っていました。9月17日午後6時半から東京の文京区民センター3A会議室でおこなわれた集会。いつもなら300〜400人は入る会場が、定員100人と制限され、2階の2A会議室も借りて3階の様子を映像で見てもらいました。参加者は3A約100人、2A約50人でした。布施さんは「対米従属の源流=朝鮮戦争と日米安保」と題して講演しました(写真)。今年は朝鮮戦争開戦70年。開戦日の6月25日、産経新聞を除き、日本の新聞のどこも取り上げていなかったとのこと。朝鮮戦争が今も続く休戦状態であること。(尾澤邦子) 続き動画(2時間)韓国からの映像(10分)

アベ退陣を突破口に新しい闘いへ!〜戦争法まる5年、国会正門前に3500人
9月19日、国会正門前で、「戦争法強行からまる5年 戦争法は廃止!いのちをまもれ!改憲発議とめよう!#0919国会正門前行動」が行われ、3500人が集まりました。コロナ下ということで、シュプレヒコールはありませんでした。しかし、行き詰まったアベの辞任と二番煎じのスガ政権の発足、それに対するこの間の市民と野党共闘の新たな流れ、を受け、気合の入った行動となりました。以下、発言を紹介します。<主催者挨拶・ 小田川義和さん> 戦争法の後は、アベの9条改憲阻止が大きな課題だった。そのアベの野望を押し返し、5年間の闘いで退陣に追い込んだ。アベは立ち往生し、行き詰まったのだ。スガがすべてを引き継いだ。自公連立+維新もだ。こうした政治は私たちが闘うことで変えなければならない。野党の結束は大きな局面を迎えた。決意を固めよう。」(渡部通信) 続き川島動画(1時間) *写真=ムキンポの忍者ブログ

ユナイテッド航空が270名のリストラを発表〜彼、彼女たちと連帯して闘います!
今、ユナイテッドはコロナの影響で営業不振に陥り、270名のリストラを発表しました! ユナイテッド成田ベース閉鎖、解雇のニュースが出て、沢山の方から私たちの裁判への影響を心配したご連絡をいただいています。ありがとうございます。2016年、私たちはコロナもないのに組合差別で理不尽に解雇されました。会社は何も困っておらず、それどころか、史上最高黒字を上げ6000人以上の新規雇用を続けていました。なぜあの状況で解雇されなくてはならなかったのかという裁判はこれからも進みます。私たちは自分達に行われた理不尽な解雇を絶対に認めません。もとの仕事に戻るまで、ブレることなく頑張ります。ユナイテッドがこのコロナによる危機を脱出したいと思うなら、まずは私たちに行った不当な解雇を撤回し、まっとうな会社であることを示す必要があります。私たちの解雇を撤回させるとともに、ユナイテッドがコロナ禍のなかで安易に労働者を解雇することにも反対します。彼、彼女たちと連帯して闘います!(ユナイテッド闘争団の声明) 記事 *写真=不当解雇とたたかうユナイテッド闘争団

菅〈臭いものにフタ〉政権誕生を助けたメディア〜山口正紀のコラム
戦後最悪・最長の7年8か月続いた安倍晋三政権に代わって9月16日、菅義偉・新内閣が発足した。菅氏は自民党総裁選で「安倍路線の継承」をアピール、石破茂氏、岸田文雄氏を大差で破り、圧倒的多数の支持で新総裁に就任した。だが、「安倍路線の継承」の実態は、「モリ」「カケ」「桜」をはじめとした政権私物化の疑惑追及を封じ込め、「安倍疑惑=臭いもの」にフタをすることだった。それを追及すべきマスメディアは次期総裁レースの中継にうつつをぬかし、何よりも求められていた「アベ政治」7年8か月の検証をほとんど放棄、菅「臭いものにフタ」政権誕生をアシストした。《検証 自民総裁選/「石破阻止」安倍首相動く/「後継は菅氏」麻生・二階氏乗る》――「安倍路線の継承」が何より「疑惑追及封じ」であったことを物語る記事が、菅政権誕生当日の9月16日、自民党の広報紙化して久しい『読売新聞』3面に掲載された。(山口正紀) 続き

今日のイベント
ここをクリック

一般参加OK 1030再稼働反対!首相官邸前抗議(10/30)

自由と未来のために闘うアルジェリア女性の姿を描いたヒューマンドラマ「パピチャ 未来へのランウェイ」公開(10/30〜 全国)

国家を超えた「正義」とは? 黒沢清監督、蒼井優主演「スパイの妻」公開(10/30〜 北海道、青森、神奈川、愛知)

イラク戦争を止めようとしたある女性の衝撃の実話 映画「オフィシャル・シークレット」公開(10/30〜 岩手、栃木、東京)

虚飾を剥がせ!富山市議の不正に挑む “笑劇” のドキュメンタリー「はりぼて」公開(10/30〜 広島)

ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事追悼上映「RBG 最強の85才」(UPLINK渋谷)「ビリーブ 未来への大逆転」(UPLINK京都)(10/30〜11/5)

韓国大法院判決から2年!一日もはやい被害者救済を!10・30判決2周年行動(三菱重工本社前 & 日本製鉄本社前)

10.30守ろう!外国人労働者のいのちと権利@参議院議員会館

働く権利 働く者の権利 人間としての権利 東京総行動

学習会「敗戦75年、朝鮮戦争から70年… 岩国基地の役割 その歴史と現実」(10/30、大阪市)

ドキュメンタリー映画「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」公開(10/30〜 宮城)

アジア共同行動首都圏 第10回学習会 反戦運動の発展のために〜「反戦夏季合宿」報告(東京・町屋)

申込み(10/15)原子力の“今”と“これから”を考える若者向けオンラインセミナー(10/17,24,30)10/30:第3回 原発ゼロ後も残る課題:原発のごみ

辺野古・大浦湾 命を守る写真展 in 海老名(10/30ー11/1)

オンライン : 聡子の部屋 第10回「日本を取り戻す、おじさんたちから。」ゲスト能川元一

 
明日のイベント
ここをクリック

「投票行こう!反対入れよう!」デモ(大阪市)

反原子力の日行動(10/31、東京・渋谷区、デモあり)

トルコ人のラマザンさん暴行事件・抗議デモ(東京・渋谷)

講演会「琉球人遺骨は何故奪われ、返還されないのか!〜学知の植民地主義を問う〜」松島泰勝さん(10/31、さいたま市)

学習講演会|「アベ政治」継承の菅政権で憲法はどうなる? コロナ禍の中、私たちの命と暮らし、教育を守るには 五十嵐仁さん(10/31、東京・小平市)

10/29 9:00までに申込み【オンライン】クレヨンハウス朝の教室|武田砂鉄さん講演会「振り返りながら考える わたしたちのこれから」(10/31、Zoom)

申込み 福岡空襲と戦争遺跡を巡るフィールドワーク(10/31、福岡市)

申込み【オンライン】日常生活に入り込むデジタル監視〜あなたのケータイも見られている!〜 小笠原みどりさん(10/31、YouTube)

ながやまのりおがのこしたもの『永山則夫入門』出版記念の集い(東京・赤羽)

止めよう!沖縄・南西諸島への大軍拡! 講演:小西誠さん 音楽:川口真由美さん(横浜市)

不当解雇撤回!ユナイテッド闘争団就労行動(成田空港)

【要申込】とりプロのオンライン選挙座談会vol.2「供託金をなくそう!」ゲスト:宇都宮健児さん(10/31、Zoom)

立皇嗣(りっこうし)の礼反対!集会「天皇継承問題とコロナ危機」(10/31、大阪市)

ドキュメンタリー映画「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」公開(10/31〜 長野)

台湾、香港、中国の社会運動から見る青春と挫折、未来への記録 ドキュメンタリー映画「私たちの青春、台湾」公開(10/31〜、東京・ポレポレ東中野)

はちのへ九条の会(青森県八戸市)緊急憲法学習会 渡辺治さん(10/31、青森・八戸市)

申込み 同志社日朝関係史講座(全9回、毎週土曜24時間YouTube配信)第3回 植民地期朝鮮のフェミニズム運動について 宋連玉さん(10/31)

ねりま沖縄映画祭2020(10/29,31,11/1,3,7,8)10/31:「返還交渉人 いつか、沖縄を取り戻す」「森口豁(かつ)沖縄と生きる」(武蔵大学)

予約 パレスチナで今も続く占領と抑圧の実態を描いた映画『傍観者あるいは偶然のテロリスト』(7月〜12月の月末限定〔10/31、11/1〕、東京・シネマハウス大塚)

辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動 毎土曜日定例行動

『“他者への想像力”を〜日韓の歴史認識をめぐる問題にジャーナリストと共に目を向けて〜』(日韓同時通訳Web開催)SJFアドボカシーカフェ第67回

申込み 鎌倉九条の会学習会 清水雅彦さん(10/31、神奈川・鎌倉市)

 

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について