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知る権利を目隠し!ドローン規制強化法可決〜田村智子議員にインタビュー
5月16日、参院内閣委員会は小型無人機ドローンによる自衛隊や在日米軍基地上空の飛行禁止を盛り込んだ「ドローン規制法」を自民・公明などの賛成多数で可決し、17日には本会議で成立した。同委員会で反対の論陣を張った日本共産党の田村智子議員(写真)に国会終了後にインタビューした。田村議員は「ドローンは個人にとっても胸がわくわくする上空映像が撮れる新しい技術。報道・監視の問題だけでなく国民の楽しみという観点からも、どうドローンの安全ルールをつくるかが先決のはずだ。それが今回の法律では、禁止と取り締まりを先行してしまった。規制対象は米軍基地上空だけでなく、その訓練空域まで含めて広大の空間が規制されることになる。米軍の許可がなければ日本の空もドローンを飛ばせない。これはとてもおかしい」と語った。今回の法律は直接的には沖縄・辺野古新基地建設の「取材活動制限」が目的と考えられるが、田村議員はそれだけではなく広く国民生活にも影響を与える問題であることを強調していた。(見雪恵美) 記事動画(短編)動画(全編)琉球新報

反戦川柳作家・鶴彬の精神を受け継ごう!〜5.19シンポジウム開催
日中戦争が勃発した1937年、川柳作家・鶴彬(つるあきら)は「手と足をもいだ丸太にしてかへし」の句を発表した。だがその当時、多くの川柳人は国家権力の応援団になり、鶴彬たちを「非愛国的」と糾弾する者さえ現れた。まもなく鶴彬は治安維持法で逮捕され、翌年、獄中死している。そんな時代にしてはならない。レイバーネット川柳班は『反戦川柳句集』を昨年末に刊行し、すでに1000部以上を頒布している。今回のシンポジウムには、鶴彬の精神を受け継ごうとする人たちが総出演する。鶴彬の故郷である石川県かほく氏から寺内徹乗さん、また鶴彬の川柳を子どもたちに教えて「平和教育」をしてきた盛岡市の宇部功さん。それに川柳作家・高鶴礼子さん、文芸評論家の楜沢健さんだ。安倍政権のもと戦争できる国にまっしぐらの今の日本で、私たちは何をしどんな言葉を発するべきなのか。5月19日の川柳シンポジウムにぜひご参加ください。(レイバーネット川柳班) 詳細生中継チャンネル(19日午後2時) *写真=ゲストの宇部功さん

双竜自動車などのすさまじい闘いを知る〜5.14日韓労働者国際連帯の集い
5月14日、東京・中野において「日韓労働者交流集会」が開催されました。「双竜自動車における損害賠償・仮差押えの実態とそれに対する闘いの現状」を来日した韓国民主労総金属労組双竜自動車支部のキムドクチュン支部長(写真)が報告しました。2009年、韓国双竜自動車での3,000人解雇に対し、労組がストライキで工場を占拠し、ヘリコプターや放水車などで催涙液を浴び、暴力的に工場から排除されたことがありました。その後会社と国から損害賠償を請求され、仮差押えなどの弾圧を受け、9年間で30名もの組合員・家族が自死に追いやられました。労組の闘いで会社からの損害賠償請求は撤回させましたが、現在もまだ国から約8億円の請求があります。しかしその内容は、ヘリコプターやクレーンの修理費が96%とのこと。労組の投げたパチンコの玉があたってヘリ機が壊れたとか。労組は裁判で闘いながら、会社との交渉で解雇を撤回させ、原職復帰を勝ち取ってきています。(尾澤邦子) 続き

「出荷妨害」というハードな画面はなかった〜関生弾圧裁判・大阪地裁第2回公判
5月15日は関生弾圧裁判・大阪地裁第2回公判だった。朝8時から大阪地方裁判所前公園にて、労働組合つぶしの大弾圧を許さない座り込み集会がおこなわれ150名が参加した。公判は10時から大阪地裁201号法廷にて行われた。証拠調べがあり、「出荷妨害」をしたとされるビデオ映像が流された。2017年12月12日の宇部三菱の関連会社・上田組、大阪中央生コンでのストライキ画像(会社撮影、監視カメラ、西成署撮影の3種類)。ところが、どんな映像かと目を凝らしてみても、「出荷妨害」などというハードな画面は出てこない。工場長や宇部三菱の管理職が多数、「出荷のジャマをするな」と大きく書かれたプラカードをもって、トラックや生コン車の前に群がっている。連帯の組合員は、運転席の窓からドライバーにストライキ協力を呼びかけているようで、ストライキ中というプラカードを持ったメンバーがいるのでかろうじて分かる。(労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・大阪) 報告

〔週刊 本の発見〕パンフレットの精神〜坂口安吾『天皇陛下にささぐる言葉』
本書、といっても、これは新書よりわずかに大きいだけの、都合32ページのパンフレットで、そこに坂口安吾(1906−55)の4本のエッセイが収録されている。「天皇陛下にささぐる言葉」(1948年1月)、「堕落論」(1946年4月)、「天皇小論」(1946年6月)、「もう軍備はいらない」(1952年10月)の4篇がそれで、発表されたのは70年以上昔になるが、いささかも古くない。温故知新、今こそ読まれるべきで、これを200円のパンフレットとして売り出した出版人の心意気やよしだ。表紙は、遠くに国会議事堂が見える一面焼け野原の写真であり、これも文章が発表された時代を雄弁に物語っている。敗戦後、発表されるや熱狂的に迎えられ、たちまち安吾を流行作家に押し上げたと言われるのが「堕落論」だが、それは「半年のうちに世相は変った」に始まる疾走感に溢れた、心をわしづかみにするような文章の連続であり、無駄がない。(志真秀弘) 続き

複数区での初の政策協定〜参議院選勝利に向けて「千葉市民連合」が集会
5月11日「市民政治を強くする 千葉では必ず3分の2を」と題した千葉県市民連合の集まりが開かれた。当県市民連合は、3日前の8日に全国に先駆けて複数区での予定候補者と政策協定を結んだ。その勢いを受けての参院選に向けての決起集会だった。◇まず運営委員山田幸正さんが挨拶。市民連合は、2人の予定候補者、日本共産党の浅野史子さんと立憲民主党の長浜敏行さんと政策協定を結び、推薦書を取り交わしたと報告。今年7月末に予定されている参議院選で千葉選挙区は、3議席を争う。第2次安倍政権になってからの2回とも2議席を自公に許してきた。3回連続は避けたいと対策を立てた結果だと、力強い報告があった。◇その後、広渡清吾さん(東京大学名誉教授・元日本学術会議会長・全国の市民連合呼びかけ人)の基調講演「この参議院選をどう闘うのか」があった。(笠原眞弓) 続き

エリートのタマゴたちはなぜ西にいったのか〜映画『僕たちは希望という名の列車に乗った』
ドイツ映画の『僕たちは希望という名の列車に乗った』は、歴史の移り変わりについていろいろ考えさせてくれる刺激的な映画です。監督は『アイヒマンを追え』のラース・クラウメ。原作はディートリッヒ・ガルスカの『沈黙する教室』。この手記を元にした実話であります。時代は1956年、舞台はスターリンの名をとったスターリンシュタットと呼ばれた実在した地方都市。そこは鉄工所が盛んで、その町の高校3年の教室が主な舞台となっています。そこで、東ドイツ社会主義下の厳しい管理教育を批判的に描いています。第2次大戦からいくばくもたっていない時代、人々は社会主義を信じ、いつしか世界中が社会主義になると思われていました。わたしもそう思っていたひとりです。それなのに悪しき官僚主義がはびこり猊集修亮由"が抑えつけられていたことが描かれています。(木下昌明) 続き

被ばく隠してオリンピックやるの!〜「脱被ばく」新宿デモに170人
5月11日午後1時。新宿アルタ前に、続々と人が集まってくる。「子どもを被ばくから守ろう!家族も自分も!」のスローガンですっかりお馴染みになった新宿デモ。この日で12回目だ。オリンピックのチケット販売も開始され、復興キャンペーンに拍車がかかる。4月10日には福島第一原発が立地する福島県大熊町が、ついに避難指示を解除したが、本当にこれでいいのだろうか。浪江町出身の元原発作業員・今野寿美雄さんがマイクを握る。「福島第一原発が今どうなっているか話します。事故後、ベントに使われた一、二号機の排気筒。この支柱が腐って倒れそうなので、20日から切断作業をすることになりました。今、作業員が模擬の排気筒を作り、150台のカメラを使ってリモコン操作しながら解体作業の訓練をしています。私は東電本社に『行程に追われることなく慎重に作業させてほしい』と要請しています。放射能が拡散する可能性があり危険極まりない作業なのですが、やらないともっと大変なことになる」(堀切さとみ) 続きムキンポさんの写真

6月に幕張メッセで「武器国際見本市」〜杉原浩司さんにインタビュー
千葉県幕張メッセで、今年2回の「武器国際見本市」が開催される。6月17日〜19日の「MAST Asia」と11月18日〜20日の「DSEI JAPAN」である。ここに、全世界の武器産業が集まり、日本をはじめ各国に最新鋭の武器のセールスが行われる。この危険性を、「武器見本市」に反対する活動をすすめてきた「武器取引反対ネットワーク(NAJAT)」の杉原浩司さん(写真)に聞いた。来月開催される「MAST Asia」に向けては、現地千葉で「幕張メッセでの武器見本市に反対する会」が結成され、「武器見本市」反対運動が取り組まれてきた。当日までさまざまな反対の取り組みが計画されている。(湯本雅典) 記事動画(11分) *なお5/22レイバーネットTVでは「止まらない軍拡日本〜幕張メッセで武器見本市」(ゲスト=杉原浩司さん、ママの会)を放送します。

「仲間がいじめられたらコワイ顔もしますよ」〜関西生コン弾圧に反撃する東京集会
「インターネットの動画を見た人も多いでしょう。仲間がいじめられたら大きな声を出しますし、コワイ顔もしますよ。そればかり切り取って流しています。でもウラで何が起こっているのかが無視されているのです」。今回弾圧にあった連帯労組関西生コン支部の青木健太郎さんは、10日の集会でこう切り出した。右翼系の動画は「生コン=犯罪者集団」のレッテルを貼り論を煽る。生コン業界と警察は一体となって世紀の労働組合大弾圧をしかけている。昨年以来、逮捕者数のべ58人、起訴数のべ43人、8人が勾留中、家宅捜査は120か所以上に及ぶ。ストライキができる力のある組合を生コン業界から一掃しようと、経営者団体が仕掛けたこの「組合つぶし」攻撃に、業界は10億円の資金を用意したという。5月10日、スペースたんぽぽで開かれた「大弾圧に反撃する東京集会」には会場あふれる約100人が集まり、終始、怒りの熱気に包まれた。(M) 続き弾圧事件ニュースNO.5

「抱きつき外交」の夢破れた日に来るものは?〜太田昌国のコラム
『「抱きつき外交」のはずが』――去る4月27日付け朝日新聞夕刊一面の見出しである。見出し文字のそばには、これから会談に臨もうとしている米日首脳ふたりの写真がある。朝日新聞も含めて、昨今のマスメディアからすっかり消えてしまっていた、皮肉と風刺の効いた表現である。編集委員・佐藤武嗣の解説によれば、5月下旬にはトランプ大統領が「国賓」として来日するし、その1ヵ月前に首相が訪米して協議すべき案件はない、逆に貿易案件で米国から圧力を受けてやぶ蛇だとの危惧が政府内部にはあったという。その通り、トランプは「5月末にも日米貿易交渉合意」との展望を記者団に語った。もちろん、環太平洋経済連携協定(TPP)を離脱した米国からすれば、日本市場で不利な米農産物への関税を「TPPレベル」まで下げさせることが眼目である。日本政府内部にすらこのような危惧があったとすれば、トランプにしてみれば「なんで来るの?」といった思いだったのかもしれぬ。(太田昌国) 続き

韓国 : コルテック13年間のたたかいが妥結〜「整理解雇がない世の中のために」
4月23日、ソウル市江西区のコルテック本社前座込場。労使合意で5月に復職するコルテックの労働者たちは花束を受けとった。13年間、闘争に連帯してきた労働者と市民は彼らを見守り、共に涙を流した。4464日待った会社の整理解雇への謝罪。労働者たちは万感が交差した。合意に至るまでの9回交渉、14回の労使の会合があった。4月22日、ハンスト場で交渉団を指折り数えて待っていたイム・ジェチュン組合員は、暫定合意文を受け取って涙を流した。「この一枚を受け取るために13年を戦いました」。二十歳の青春からギターを作ってきた彼の年齢は58歳。ギターを作った歳月ほどに、闘争期間、多くの人々がコルテックを通っていった。4月23日のコルテック支会の最後の記者会見。横断幕には「整理解雇ない世の中のために戦います」という文句が書かれていた。もう5月、この三人は13年ぶりの出勤をする。13年ぶりに日常に戻る。あまりにも長い歳月を経て、また初めに戻る。整理解雇がない世の中を夢見る。(韓国「ワーカーズ」より) 詳報 *写真=ハンストで闘ったイム・ジェチュン組合員

〔週刊 本の発見〕女性としての「あるある」エピソード 〜『82年生まれ、キム・ジヨン』
この本は「主人公を診察する精神科医のカルテという体裁で彼女の半生を回顧していく構成」ということになっているが、それだけだと思っていると最後に「あっ!」と思わされる。主人公の名前は1982年生まれの女性の最も多いものだそうだ。漢字で表記すると「金智英」くらいな感じになるらしい。彼女が生まれた年は韓国で夜間外出禁止令が解かれた日であり、5年後の1987年は民主化宣言が発表され、政府と国民の関係性が変化し、女性政策の基盤となった。そんな時代背景もあるかもしれない。主人公の設定年齢は33歳。大学を卒業し、結婚、出産を経て、嫌でも「自分の人生は何だったのか」と思わざるを得ない節目の年齢であることは日本でもそう変わらない。子どもの頃からの女性としての「経験」は、日本の女性にとってもほとんど同じだ。その「あるある」エピソードのオンパレードで、私はページをめくりながら何度「そうだ、そうだ」とうなずいたことか。(渡辺照子) 続き

沖縄県宮古島 : 陸自ミサイル基地の開所が強行される〜島民たちの声
3月26日、沖縄県宮古島市で「陸上自衛隊警備部隊(ミサイル基地)」が開所した。隊員数は、現在380人、将来700〜800人になるという。同地では当初「火薬庫を整備する計画はない」(2015年9月、若宮健嗣防衛副大臣)としていたが、弾薬庫にミサイルを運び込んでいたことが発覚、防衛大臣が謝罪するという一幕もあった。「駐屯地」の周辺は、広大な農地が広がる。取材時駐屯地ゲートの真ん前のハウスでは、メロンの収穫期であった。同農地を営む仲里成繁さんは語る。「駐屯地の開所式で防衛大臣は、『この地は最前線基地となる』と訓示しました。今では、脅威となる国をはっきりと中国としています。私は、納得がいきません。」(湯本雅典 取材:4月23日〜24日) 報告動画(8分15秒)

労組が会社に解雇を要求する?〜シリーズ「労働相談」報告(5月7日)
1、ユニオンショップの労組を脱退したら、労組が会社に解雇を要求する?…パワハラで重い精神疾患になり労災申請し、労災認定は無事できました。しかし、属している企業内労働組合に会社への交渉をお願いしたところ断られました。支援して頂けないのであれば脱退したいと伝えたら、「ユニオンシヨップ協定に基づき、会社にあなたの解雇を要求する」と言われました。労災を理由とする解雇は許されないはずですが・・・。2、労働基準監督署に行ったら、パワハラが始まった…就業規則の設置を求めて労働基準監督署に行ったとたんに、会社の態度が一変し、ひどいパワハラが始まった。3、自分を守るためにユニオンに入りたい(名ばかり管理職)…名ばかりの部長管理職で職務権限も人事権もなく、もちろん経営者と一体でもありません。それなのに、有給休暇も残業代も全くありません。自分を守るためにユニオンへの加入を考えています。(NPO法人 労働相談センター) 全文

「代替わり」フィーバーの中で憲法集会〜集会参加者に聴いた
5月3日、「平和といのちと人権を!許すな!安倍政権発議 5・3憲法集会」が、東京江東区有明防災公園で開催され、6万5千人が参加した。今年の憲法集会は、安倍政権が7月の参議院議員選挙(衆参ダブル選もとりざたされている)を突破口に、いよいよ9条改憲を実行に移すのか否かという重要な局面で開催され、集会参加者は昨年の6万人を上回った。更に今年は、「代替わり」フィーバーと全く同時期に開催される憲法集会でもあった。「代替わり」が、国民あげてのお祭り騒ぎとなったのは、周知のとおりである。その意味でも今年の5・3集会の意義は例年以上に大きかった。集会参加者にマイクを向け、「代替わりをどう感じたか」を問うと、インタビューに応じた方のほぼ全員が、「おかしい」「危険だ」と答えた。参加者は、この事態のおかしさ、危険なにおいをほぼ感じ取っているように思えた。しかし、集会に参加した立憲野党(立憲民主、国民民主、共産、社民、沖縄の風)からは、代替わりに関する発言はなかった。(湯本雅典) 続き動画(7分52秒)渡部通信全編動画(2時間21分)ソウルメーデー相澤冬樹さん発言

多くの若者が「9条改定」に批判的な態度〜若者憲法アンケートに118人が回答
若者憲法集会実行委員会は5月3日、東京・渋谷で若者118人に憲法についてのアンケート調査を行った。その結果と見解が以下、発表された。……<アンケート結果についての見解> まず、多くの若者が、改憲の焦点は憲法9条の改定であると理解しており、多くの若者が9条の改定に対して批判的な態度をとっていることが明らかになりました。「Q1」で「変えるべき」「変えるべきでない」と答えた両方が、その理由として憲法9条について言及していることは、「憲法9条を変えて戦争できるようにするべきか否か」が改憲の焦点として広く認識されていることを示していると言えます。「Q2、3」では「Q1」に比べて「変えるべきでない」が多くなっているように、9条改憲には反対の意見が多く、“9条は平和に役立ってきた”という評価や“9条を変えると戦争になるのではないか”という危機感が広く共有されていると考えます。憲法記念日の渋谷で、一生懸命にアンケートに答え、友だちとも話し合う様子からは、憲法と日本の未来について真剣に考える若者の姿が見えました。(若者憲法集会実行委員会) 全文若者憲法集会FB

インターナショナルな労働者の闘い〜日比谷メーデーに6千人
「働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義を守ろう 第90回日比谷メーデー」は5月1日、日比谷公園野外音楽堂で開催され、主催者発表で6000人が参加した。参加した全国一般労働組合東京南部の中島由美子委員長は「私たちの春闘は、『安全で健康で安心して働き続けられる賃金・労働条件をみんなに』というスローガンで闘っています。メーデーは労働者の闘いの伝統を次の世代につなげていくメモリアルデーです。国際的な労働者の日ですから私たちの組合のように多国籍の労働者で集まって組合をつくっているところでは、組合の中もそして外に向かってもインターナショナルでありたいと思います。ですから一国の中で元号みたいなローカルなものは目じゃありません」と話した。決意表明・訴えとして、非正規で働く地下鉄の清掃労働者を組織する全国一般東京労組メトロセルビス分会、全国一般東京南部のオリビエ・フィリップさん、5.3憲法集会実行委員会の菱山南帆子さん、関西から駆け付けた全日建関西地区生コン支部からアピールがあった。(尾澤邦子) 報告写真特集(東部労組)動画1(中島インタビュー)動画2(メーデー集会)愛知メーデー報告韓国のメーデー

〔週刊 本の発見〕欧州に拡大する債務帳消し運動〜『不当な債務』
現在ヨーロッパは、BREXITやフランスの黄色いベスト運動の登場など、未曾有の混乱に直面しているが、その背景には、リーマンショック後の厳しい緊縮政策の影響がある。2010年以降、欧州各国は、膨張する財政赤字を削減するため、年金や医療費の削減、消費税の引き上げなどを次々に断行したが、その結果、景気はますます低迷し、失業率がうなぎのぼりに上昇する一方、税収の減少で債務残高が返って増大するなど、まさに負の悪循環に陥ってきた。このような事態に対する怒りが、既成政党の凋落とポピュリズム台頭の一因になっていると考えられるのである。その発端となった欧州債務危機の原因はどこにあるのか。2011年に刊行された本書は、その原因をいち早く究明し、フランスの反緊縮運動に大きな影響を及ぼしてきた。以下では、その主要な論点を確認して行こう。本書は大きく3つの章から構成される。まず第1章では、金融自由化のプロセスと、その帰結を振り返る。(菊池恵介) 続き

富の偏在に怒りの眼を向けよう!〜代々木メーデーに2万8千人
5月1日、元号フィーバーのなか迎えた第90回中央メーデー。東京・代々木公園には全労連を中心に2万8千人(主催者発表)が集まった。主催者挨拶に立った小田川義和全労連議長は「この30年間で大企業の内部留保は5倍に増えたが、労働者の平均賃金は455万円から432万円に減少した。経済成長しても労働者に回すどころか取り上げてきた。この現実に怒りの眼を向けよう。元号が変わったらこの富の偏在は解消されるのか、答えノーだ」と、天皇代替わりを利用して眼をそらす安倍政権のやり方を厳しく批判した。連帯あいさつでは、共産党志位委員長、日比谷メーデーからは中岡基明全労協事務局長が登壇した。記者は会場で約10人の参加者にインタビューした。そこで「外注化、非正規職の増大、長時間過密労働」などの職場実態を聞くことができた。また「元号フィーバーについてどう思うか?」の質問にも多様な意見が寄せられた。集会後、デモ隊は日の丸が掲げられた原宿の街に繰り出し、元気にシュプレヒコールをあげた。(M) 写真速報しんぶん赤旗動画(若者インタビュー 5分半)


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