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雇用継承なくして工場撤去はありえない!〜韓国オプティカルハイテック労組、来日して訴える

尾澤邦子

 日東電工の100%子会社、韓国オプティカルハイテックで工場廃業・解雇の問題が起きています。
 韓国オプティカルハイテックは、2003年11月に日東電工(本社:大阪・東京)が韓国の 慶尚北道亀尾(クミ)市の工業団地に設立した会社です11月に日東電工(本社:大阪・東京)が韓国の慶尚北道亀尾(クミ)市の工業団地に設立した会社です。
 2022年10月、工場で火事がおきました。その1か月後、労働者には何の話もなく、会社は一方的に全労働者にショートメールで廃業・解雇を送りつけてきました。

 来日した組合員のぺ・ヒョンソクさんは「韓国の労働者は、くやしくて、腹がたっている。工場の火災を起こしたのは、私たち労働者ではない。青春をささげ、家族を守ってきた職場をこのままではあきらめられない」と訴えました。
 ナ・ヒョンジュさんは「1月8日、二人の女性組合員が雇用継承の要求を掲げ、火災にあった工場の屋上に登り、無期限の籠城を行っている。組合員は日東電工が捨てていった工場を守っている。権利を叫び闘う労働者を、撤去することはできない」と訴えました。

 名古屋から、名古屋ふれあいユニオンの仲間が駆けつけて激励。「企業はその活動の中で人権を守らなければならない。日東電工は人権侵害はしないとH.Pで言っている。韓国の100%子会社で雇用責任を取らないことでおきているこの問題、人権侵害を見て見ぬふりをしてていいのか」と訴えました。

 品川駅港南口の近く、品川シーズンテラスという大きなビルの26階にある、日東電工東京本社。代表団が要請書を持ち、当該の組合員と共に要請行動に行きました。日東電工は、警備員3人を前に立て、「会いません。お引き取りください」の繰り返し。「韓国から子会社の労働者が話合いをしたいと来ている。会社に伝えてくれ」と言ったが、受付にも行かせない。日東電工の無責任で失礼な対応に、口々に抗議。要請書を読み上げて、置いてきました。

 組合員のナさんとペさんは「私たちが生産していた生産品は、日東電工の韓国の別会社に持って行き、私たちは解雇された。今この寒い中で女性組合員二人が工場の屋上で闘っている。解決する方法はひとつ。直接会って話し合うということだ。私たちはあきらめることなく、日本の仲間のみなさんと共に、またこの場所にやってきます。日東電工は話合いで解決せよ!」と訴えました。

 2月15日には、東京総行動が予定されています。9時45分、品川駅港南口から徒歩約5分、日東電工東京本社が入る品川シーズンテラスの前に集まって抗議要請行動を行います。多くのみなさんの関心と、結集をお願いします。


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