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「武器見本市なんかいらない、どこにも」声明発表、賛同人に130人
10月31日、参議院会館で「武器見本市なんかいらない、どこにも」という共同声明が発表された。これは、来月18日から3日間にわたって千葉県幕張メッセで開かれる武器見本市「DSEI JAPAN」の開催中止を求める共同声明で、この日は政府への手渡しと記者会見が開かれた。この声明は19人の呼びかけ人により発せられ、約2週間で研究者。ジャーナリスト、国会議員など130人の賛同が集まった。会見の最後に2つの行動提起が発表された。ひとつは11月2日(土)の「武器よさらばアートフェス」(10:30〜14:30 JR海浜幕張南口広場)、もうひとつは、武器見本市本番の11月18日〜20日の抗議スタンディング(10:00〜14:00海浜幕張南口)である。特に、11月18日(月)には2000人の参加をめざす大抗議アピール(12:00〜幕張メッセ前)が行われる。(湯本雅典) 記事動画(6分49秒)報告(杉原浩司)

入管行政とたたかうエリザベスさんら3団体個人〜多田謡子反権力人権賞決まる
夭折した多田謡子弁護士の遺産をもとに、友人たちで運営している多田謡子反権力人権基金は、第31回の受賞者を決定し12月14日に受賞発表会を行います。今回選ばれたのは、●関西救援連絡センター(弾圧に反対し冤罪と闘う救援運動)●反天皇制運動連絡会 (反天皇制運動)●エリザベス・アルオリオ・オブエザさん(非人間的な入管行政との闘い/写真)の3団体個人。エリザベスさんの選考理由は……全国各地の入管施設に収容されている非正規移民や庇護希望の外国人ら200人近くが、非人間的な取り扱いや長期収容の改善を求めてハンストに入り、自殺者や餓死者まで出ている。そんな中、ナイジェリア生まれのエリザベスさんは、毎日のように地元・牛久の東日本入管センターや品川、横浜、名古屋、大村などの入管センターに通い、被収容者に面会し、励まし、共に祈り、一方で収容所内での劣悪な環境を社会に訴える活動を20年以上続けてきた。…(久下格) 全文多田謡子人権賞HP

自衛隊の中東派兵をやめろ!〜10.30官邸前緊急行動に250人
10月30日、首相官邸前で「自衛隊の中東派兵やめろ!緊急抗議行動」が開催された。緊急のよびかけにもかかわらず、250人が集まった。今回の自衛隊中東派兵は、「調査」目的という理由から閣議決定だけで実行に踏み込もうとしている。しかし、「アメリカの有志連合に入らないからと言って、アメリカに協力しないわけではない」(共産党井上議員)。安保法制下の自衛隊派兵であることに注意をしなければならいないということが、強調された。また「今回の問題は、自衛隊の戦略的狙いがあるのではと思います。それは、中東、アフリカへの自衛隊の影響力を拡大するという狙いです」(JVC・今井高樹さん)という指摘も重要だ。この動きは、自衛隊を明文化する憲法改悪と並行して進められているのである。主催者の「総がかり行動実行委員会」は、「全国で様々な行動を起こしていきましょう」と行動を提起した。(湯本雅典) 報告動画(6分35秒)動画(元船乗りの訴え 7分)

〔週刊 本の発見〕50年前の「学生運動」にタイムスリップ 〜高野悦子『二十歳の原点』
今年は、寅さんでお馴染みの映画『男はつらいよ』初上映から50周年と言われているが、60年安保闘争から60年、70年安保闘争から50年を迎えようとしている年でもある。全共闘といった言葉は消え去り、今日の大学生に「学生運動」と言っても「何のこと?」と聞き返されるのが当たり前の時代に変わってしまっている。香港や韓国において数百万人規模のデモが行われても多くの学生にとっては他人事扱いといった感じで、話題と言えば、ラーメン、タピオカ、芸能ゴシップ…といった状況となっている。だが、この日本においても間違いなく大規模な学生運動はあったのであり、国会前を埋め尽くす集会もデモ行進もあったことは疑いようのない事実なのだ。そして、当時の学生運動に参加しつつ、自問自答を重ね、悩み、挑み、「独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である」等々の言葉を残し、あの世へと旅立っていった方がいたことも。(杜海樹) 続き

声を上げることの大切さ〜学生たちに届いたメトロコマースのたたかい
10月24日・25日、2つの大学で非正規差別をテーマにした上映会やシンポジウムがありました。24日は横浜「金沢八景」にある関東学院大学ホールで『非正規に尊厳を!メトロレディー ブルース』の上映会があり、300人の学生が鑑賞しました(写真)。東部労組メトロコマース支部の当該2名が上映後にトーク。非正規差別の生々しい実態を訴えて学生の心をつかみました。関東学院大学は1万人が在籍する大きな大学で、上映したホールも700人のキャパがある立派なところでした。ちなみに関東学院大学は小泉進次郎氏の出身校でもあります。翌25日には、名古屋の名城大学で「非正規問題」のシンポジウムが開かれ、後呂良子委員長はじめ当該の3名が参加しました。学生たちは当事者の訴えをどう受け止めたのでしょうか。メトロコマース事件弁護団の青龍美和子さんのレポートを以下紹介します。(M) 続き

あなたに会えてよかった、ありがとう!〜『フツーの仕事がしたい』皆倉信和さん逝去
10月19日(土)午前。ドキュメンタリー映画『フツーの仕事がしたい』の主人公、皆倉信和さんが心筋梗塞のため亡くなりました。享年49歳でした。仕事中、セメント出荷基地内で倒れているところを発見され、救急車で病院に搬送されましたが、一度も息を吹き返さなかったそうです。年内に『フツーの仕事がしたい』の追悼上映会を都内で行います。詳細は後日発表予定です。争議解決から13年。映画公開から11年。映画の中でも、生死の境をさ迷った皆倉さん。突然のことで、言葉が出てきませんが、出会えたことに心から感謝しています。あなたの人生がギュッとつまった映画『フツーの仕事がしたい』。「フツーの仕事」がしたかった、皆倉さん。あなたは異常な職場実態を、どうすれば変えられるのか、カメラの前で実践してくれました。私はその生きざまを捉え、映画にしました。勇気づけられた労働者は、世界中にいます。これからも、あの世でもよろしく! 感謝を込めて。(土屋トカチ) 記事映画サイト

原発汚染水は海に流さなくてもいい!〜レイバーネットTVで衝撃レポート
10月23日のレイバーネットTV。この日のキャスターは、初登場の末武あすなろさんが加わり、ジョニーHさんとの名コンビで軽快に進行した。動画ニュースに続いて香港二郎さんが香港報告。ヘルメットとマスクのスタイルで現地の雰囲気が伝わってきた。特集は原発問題で東電刑事裁判、関電マネー、汚染水問題を取り上げた。福島避難者の今野寿美雄さんは、この判決を聞いて亡くなった方に申し訳ないという。50代で突然死や病死が続く。彼の語るお一人一人の様子は、聞いている私の胸にズーンと迫る。おしどりマコさんは、汚染水問題の知られていない現実を語った。マスコミは報道していないが、原子力規制委員会の「汚染水に関する小委員会」は「海に捨てるのではなくタンクに貯めておけばいい、敷地は十分ある」という見解だという。マコさんは原発周辺の地図を示して、周りが空き地だらけであることを示した。いつもより放送時間が延びたが、原発問題を多岐にわたって追及した貴重な番組になった。(笠原眞弓) 報告放送アーカイブ(97分)

路上に溢れ出た独立運動〜スペイン・カタルーニャ州で何が起きているのか?
スペインからのカタルーニャ州独立を目指す「カタルーニャ独立運動」が活発化している。最近来日したドキュメンタリー映画作家のジョルディ・ウリオラさんが、カタルーニャ独立運動について日本語でレポートを寄せてくれた。以下、紹介する。ーー2010年以来カタルーニャ自治州政府は、大多数の市民の要求を受けて投票による自決権行使を目指し、スペイン中央政府との交渉を試みてきた。対話を拒み続ける中央政府に圧力をかけるため、2017年には一方的に投票を計画したものの、対話を求める姿勢は崩さなかった。この投票を阻止するため中央政府は警官3700人を投入したが、 民衆は非暴力的不服従で応じた。警察の介入は1000人を越す負傷者が出したものの、200万人以上が投票し独立賛成は90.18%に達した。この結果を受けて州政府は、中央政府の合意の下での投票実施に向けた交渉を求めたが、スペイン政府からの回答は、ベルギー亡命に成功した当時の州首相プッチダモン他数名を除く、カタルーニャ政府メンバー全員の投獄であった。(ジョルディ・ウリオラ) 続き

〔週刊 本の発見〕現実と虚構とのあいだで 〜『物語は人生を救うのか』
牾┐里茲Δ鉾しい瓩箸い手垢のついた表現がある。この言い方は、人の手(技巧)が加えられた絵画は――対象が人であれ風景であれ――原物よりも綺麗に・美化されているという前提によって成立する。しかし、絵を前にすると、今度は猖槓みたい瓩△襪い廊犲命燭澆燭き瓩箸いι掌世しばしば使われる。もちろん、その場合、対象は原則として細密なリアリズムの絵画ということにはなるだろうが、ともかく、原物の美しさを原物に則して映し出す(はずの)写真にも等しい素晴らしい絵画という意味合いには違いあるまい。そうなると、三者――原物、絵画、写真――の関係性は入り交じり、犲命燭里茲Δ鉾しい絵瓩覆匹函判るような判らないような実は矛盾めいた話にもなってくる。これに似通った例に、ノンフィクション(現実)とフィクション(虚構)との対比がある。やはり手垢のついた犹実は小説よりも奇なり瓩箸いΩ斥佞猟未蝓⊆尊櫃傍きた出来事=リアルは、人の想像・創造した物語=ストーリーを超えていることが少しも珍しくはない。(大西赤人) 続き

「即位の礼」・渡辺治談話の改ざんにみるメディアの悪弊〜アリの一言
23日付の各紙は前日の「即位の礼」で持ち切りでしたが、その中に目を疑う記事がありました。地方紙が掲載した共同通信配信の渡辺治一橋大名誉教授の談話です。全文転記します。「天皇陛下が一段高いところから即位を宣言する儀式の在り方は、憲法で規定する国民主権という理念から、大きく反している。儀式を行うなら、首相が陛下の位への就任を宣言して、それを受けて陛下が国民の象徴となることを誓う形にするべきだ。平成の代替わりから30年以上たっているのに、見直しが行われなかった。今回は準備期間があったのだから、国会で憲法に沿った即位の在り方を考える超党派の委員会をつくるなどして、国民的な議論をするべきだった」 全体の趣旨は、「即位の礼」が憲法の理念に反していることを鋭く指摘した渡辺さんらしい談話です。が、驚いたのは、「天皇陛下」「陛下」です。渡辺さんがこんな言葉を使うはずがありません。畏友でもある渡辺さんに直接確かめました。渡辺さんは、「当然、『陛下』などと言うはずがない」と憤慨し、こう話しました。(アリの一言) 続き詩「テンノウヘイカバンザイ!」

わたしが「祝わない」理由〜天皇即位式反対デモに500人
10月22日の「天皇即位式」に反対する東京のデモは、主催者の予想をこえる500人の人々が集まった。記者はデモ参加者に「世の中は祝賀一色だが、なぜあなたは祝わないのか?」と尋ねた。最初に答えた男性は語気を強めた。「とんでもない! 祝う理由などない。天皇は侵略と差別の象徴。民主主義とも無縁で祝う理由はない」ときっぱり。沖縄出身の女性は「琉球人として天皇はいらない。ヒロヒトは沖縄に戦争を押しつけたが、それが今につながっている」と。「自由な考えがあって当然で、祝うのはあたりまえという同調圧力がいやだ」という男性。ある女性は「貴あれば賤ありという言葉があるが、天皇制はあからさまな身分制。だから認めるわけにはいかない」。「戦犯継承」のプラカードを掲げた女性もいたが、侵略戦争の責任をとらずに強化される天皇制への批判が多く聞かれた。午後3時すぎに銀座に向けてデモが出発。「終わりにしよう天皇制!」「祝いの強要、憲法違反!」などコールを上げながら進んだ。(M) 写真速報動画(8分半)全国で「日の丸」強制写真(ムキンポさん)不当逮捕声明

レイバーネットTV(10/23)放送 : 底なし沼「原発」はいらない!「東電無罪判決」と関電マネー
10月23日のレイバーネットTVは原発問題を取り上げます。チェルノブイリ原発事故以来、最悪となった福島第一原発事故。その「大惨事」の責任と原因はどこにあったのか? 9月19日、旧東電経営者3名の刑事責任を問う東京地裁判決はまさかの「全員無罪」判決でした。「不当すぎる判決。司法は死んだ。世界に恥ずかしい」、地裁前は怒りと悔しさに包まれました。いっぽう、巨額の原発マネーが関電幹部に環流されている事件が発覚しました。12年間に3億2千万円もの現金・金貨・スーツ等を受け取っていながら、自らは「被害者」だと強弁する幹部たち。ウソと汚染にまみれた「原子力ムラ」の底なしの実態が広がっています。再稼働などとんでもないと、みな本当に怒っています。番組では、元原発作業員で浪江町から避難している今野寿美雄さんの訴え、そしてまた地道な原発取材を続ける「芸人ジャーナリスト」おしどりマコ・ケンさんの「刑事裁判・関電マネー」をめぐる最新報告をお送りします。ぜひご覧ください。 番宣 *写真=9.19判決に怒りを露わにする今野寿美雄さん(東京地裁前)

2つの争議勝利めざして上野デモ〜メトロコマース支部とユナイテッド闘争団
10月18日の上野デモ。東部労組メトロコマース支部の4人は、忠臣蔵の討ち入り装束だった。頭巾に「怒 不当判決」、白襟には「同一労働同一賃金」の文字が光る。彼女らの非正規差別是正を求める「労働契約法20条」裁判は、東京高裁で一部是正が認められたものの、正社員との大きな格差解消にはほど遠かった。いま最高裁に上告している。いっぽうユナイテッド航空で不当解雇された全労ユナイテッド闘争団の吉良紀子さん、千田正信さんは今年3月の東京地裁で敗訴した。現在、不当判決を覆すため高裁に控訴し判決の見直しを強く求めている。ともに厳しいたたかいだがそれをはね返すべく、この日「日本の裁判所に物申す!労働者への差別を許さない!」のスローガンを掲げて共同デモを敢行した。雨模様にもかかわらず300人の支援の労働者が集まった。そして上野周辺を「非正規差別するな」「不当解雇撤回」のコールを上げて練り歩いた。(M) 写真速報動画(3分)ムキンポさんの写真東部労組全編動画

イスラエル軍を賛美するイベントを強行した日経新聞社に直接抗議!
10月17日の昼過ぎ、「BDS Japan」が呼びかけた「イスラエル軍を称揚する『日経ビジネスイノベーションフォーラム』を中止しろ! ソフトバンクはサイバーリーズン社への投資を引き揚げよ! 日経新聞社前緊急抗議行動」に11人が参加。巨大企業の本社ビルが林立する大手町の一角に「日経新聞はイスラエル軍賛美のイベントをやめろ!」「日経新聞は恥を知れ!」「ソフトバンクはサイバーリーズンへの投資を引き揚げろ!」などのコールが響きました。事前のアポイントでは、「郵送してくれ」との日経側の回答に、諦めず粘り腰で交渉した結果、抗議要望書の受け取りだけはする、とのことに。抗議開始のすぐ後の約束時間に、日経のフォーラムの担当である「メディアビジネス クロスメディアユニット」の安藤部長と小さな応接室で面談。こちらからは2名が入り、自分たちのみで構わないので記録として撮影させてくれ、と交渉。小さな応接室内では撮影禁止とのことで、いったん外に出て、受け渡しの様子のみを撮影。その後、応接室に戻り、抗議要望書を提出し、趣旨を伝えました。(杉原浩司) 続き

〔週刊 本の発見〕侵略の責任は誰にあるか 〜石川逸子『オサヒト覚え書き追跡篇』
怖いもの見たさも手伝うのか、それとも亡霊や幽霊それ自体が魅力的なのか、怪談にとどまらず、彼・彼女たちの出る話と聞いただけで覗いてみたくなる。オサヒトの亡霊がひとりの少女を伴って、作者「わたし」のもとに現れ、義弟・北白川宮能久のことを一緒に調べて欲しいと頼む場面から本書は始まる。オサヒトとは幕末の動乱の渦中で死去した孝明天皇(明治天皇の父)。彼の死(1867年)には不可解な点が多く、当時からも暗殺説が流れていた。亡霊は、自分は殺されたのではないかと疑い、死因探索のために「わたし」とともに幕末から明治初年に至る時代の闇へとわけ入り、南北朝時代まで遡る。そのふたりの道行きを語ったのが前作『オサヒト覚え書きー亡霊が語る明治維新』。今回の『追跡篇』はいわばその続編にあたる。前作を「明治政府成立史」とすれば、本書は「明治侵略史」であり、独立した作品である。(志真秀弘) 続き

「アンフェアなトヨタに五輪スポンサーの資格はない!」〜フィリピントヨタ労組来日
フィリピントヨタはフィリピンでも最大の自動車会社である。社長は日本のトヨタから派遣され1988年に操業された。2000年、約千人が働く工場で過半数を組織するフィリピントヨタ労組がつくられ、政府(労働雇用省)の承認もえた。しかし会社は組合を認めず2001年3月16日に、逆に233人の大量解雇を行った。これがフィリピントヨタ争議の始まりである。ことしもフィリピントヨタ労組のエド委員長(写真左)とリッキー執行委員(右)が要請行動のため来日した。10月11日、トヨタ東京本社前には100人以上の日本の支援者が組合旗をもって集まっていた。エド委員長は「不当解雇・組合つぶしはゆるさない。私たちは何度でもくる。絶対にあきらめない」と強く訴えた。リッキー執行委員は「トヨタは労働者の権利侵害というアンフェアなことをやっている。そんな会社がフェア精神の五輪スポンサーになる資格はない」と強調した。(M) 報告動画(4分半)インタビュー動画(30分)フィリピントヨタ労組を支援する会関連記事(My News Japan)

「不自由展」攻撃と新天皇キャンペーン〜コラム「アリの一言」
「あいちトリエンナーレ2019」は今日12日閉幕します。開幕から3日で閉鎖された「表現の不自由展・その後」は2カ月後の今月8日再開しました。最低限の修復はしたものの、問題の本質はなんら解決していません。この事件は多くの問題を含んでいます。たんなる「表現の(不)自由」の問題ではありません。何よりも、安倍政権が補助金を不交付にしたことは、国家権力による検閲以外のなにものでもなく、芸術(祭)に限らず、あらゆる分野にわたって国家に対する「萎縮効果」を狙うもので、絶対に許すことはできません。1日も早く「不交付」を撤回させる必要があります。それなくして今回の事件の解決はありえません。同時に、メディアの報道が「少女像などの展示内容」として「など」の中に入れ、一貫して明言を避けている問題を指摘しなければなりません。(アリの一言) 続き

〔週刊 本の発見〕フェミニスト批評の知的快感 〜『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』
私なりに批評の定義づけをさせてもらうとすれば、批評とは、何が面白いか、なぜ面白いかを他者にきちっと言語化して伝えるワザだと思う。だから「得も言われぬ味わい」などという表現はきっと許されない。さらに、表出されたものを通して、それが意味するものを解読する営みだと言ったら少しは批評の役割がわかるかもしれない。特に、本書は「フェミニスト批評」と銘打っている。長い歴史の中で、男性による創作、視点、価値観が普遍的なものだと思われてきた、その限界と偏りが解き明かされる。男性性は、普遍的なものではなく、これまで欠落させてきた女性の、つまりフェミニズム的な視点が、批評をより豊かにしてくれる、という一貫した姿勢がどの文章にもうかがわれる。私も、これまでの人生の中で小説を含む文学作品や、映画・演劇等の芸術にそれなりに触れてきた。だが、登場する女性の描き方にステレオタイプが多く、感情移入や自己投影ができない場合が多々あった。(渡辺照子) 続き

グローバル企業の横暴を許さない!〜ユナイテッド闘争団の控訴審はじまる
会社合併に伴い2016年に行われたユナイテッド航空の整理解雇事件。解雇されたのは子会社コンチネンタルミクロネシア航空で働く日本人客室乗務員だった。経営は順調で整理解雇の理由はなく、日本の組合を嫌った「組合差別の解雇」だとして、当該は「ユナイテッド闘争団」をつくり裁判に立ち上がった。しかし、2019年3月の東京地裁判決は、会社の主張を丸のみにした「不当判決」だった。この判決に失望して4名の原告のうち2名が戦線から離脱。残った吉良紀子さんと千田正信さんは厳しい状況に追いこまれたが「おかしいことはおかしい」と控訴の道を選んだ。弁護団も指宿昭一弁護士を中心にした新しい陣容になった。そして10月11日午後、東京高裁で初めての控訴審が開かれた。2人の当該を応援しようと50席の傍聴席は支援者であふれ、入れない人が続出した。(M) 続き動画(7分)

平和・統一への熱い思い〜感動の連続だったノレペ・ウリナラ東京公演
10月8日のノレペ・ウリナラ東京公演、ホントによかったです! 歌のうまさもさることながら、朝鮮学校への愛、在日の方への尊敬、平和・統一への熱い思いなどが伝わってきて、感動の連続でした。ノレペ・ウリナラは、東京で初めての単独公演。ほとんどの日本人は「ウリナラ」を知らないし、「亀有ってどこ? 亀戸じゃないの?」と言われたりで、会場の600席をどうやって埋めようかととても心配しました。地元の在日の方に大変なご協力をいただきました。また「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会の共同代表長谷川和男さんや森本孝子さんに下町の朝鮮学校に参加の要請に回っていただいたりしました。韓国のキャンドル集会や、平和・統一の大会などで活躍している「ノレペ・ウリナラ」(歌謡グループ・私たちの国)は、今年で結成20年。(尾澤邦子) 続き

組合つぶしに加担する裁判所を問う〜関西生コン事件で院内集会
関西生コン事件は、労働組合が当然な権利としている組合活動をお警察権力を使い、闘う労働組合を潰す攻撃である。10月10日昼、参議院議員会館で、関西生コンを支援する会(平和フォーラム内)が主催となり、「組合活動を禁止する裁判所」をテーマに院内集会が開かれた。会場はいっぱいで、民主主義を否定する権力の横暴を止める集会となった。冒頭、長尾秀樹議員(立憲)が支援の挨拶をした。壇上には事件担当の太田弁護士をはじめ、佐高信(評論家/写真)・宮里邦雄・内田雅敏・海渡雄一(弁護士)・福山(平和フォーラム)の各氏が座った。共謀罪を先取りして、この1年間で述べ79人もの逮捕者を出し、未だ5人が拘留されている。検察の送検内容を丸呑みにして拘留を重ね、保釈後の接見も禁止する裁判所。暗黒社会に等しい悪行を繰り返している。司会をした勝島さんは「大衆運動から関西生コンの問題を解き明かそう」と訴えた。なお、11月1日には日本教育会館で東京集会が開かれる。(宮川敏一) 報告

千葉県の被災と、千葉産ユリを詠う一死刑囚の句〜太田昌国のコラム
ここ数年か、天気予報のあり方が変わった。暴風雨がもたらす可能性のある被害をかなり大仰な表現で言う。でもこれは、台風の進路が変わったり急速に衰えたりして、被害が少なかった時に事後的に思う感想でしかないのだろう。事実、9月の台風15号接近を伝える予報の中には、「今までに経験したことのない暴風雨」という表現をまともに受け止めなければ、と思わせる切迫感があった。そして、その通りになった、伊豆諸島と千葉県と横浜市の一部では。政府の初期対応の「欠如」は、この危機感を持たなかったがゆえだろう。首相や官房長官が、いかに弁解に努めようとも、当時の「首相動静」や対応の仕方(=組閣強行)を見れば、一目瞭然なのだ。とんでもなく無責任な内閣の隠しようもない姿が! こんな連中が、もう7年間も私たちの社会を支配していることに気づく機会にしたいものだ。遅きに過ぎるとはいえ。10月9日付け東京新聞(写真)の一面に、鋸南町の花農家が受けた台風被害についての記事が載っていた。(太田昌国) 続き

日本軍「慰安婦」問題の核心〜池田恵理子さん「あるくラジオ」で大いに語る
10月8日の第7回「あるくラジオ」のゲストは「女たちの戦争と平和資料館」(WAM)の名誉館長の池田恵理子さんだった。軽快な音楽の乗って番組がはじまった。テーマは「記憶こそが民衆の武器〜池田恵理子さんに聞く」。つい先日来日した元「慰安婦」92歳のイ・オクソンさんの話から始まった。彼女たちがどんな体験をして、心と身体に深い傷を負ったのか。何十回とアジア現地を訪ねて記録を集めてきた池田さんならではの、濃い実証的な話が続いた。安倍政権によるNHK番組改ざん問題、「政治とメディア」「教育」など話題は縦横無尽に広がり、日本軍「慰安婦」問題の核心に迫る1時間番組となった。興味深い話ばかりだったが、私は、がんで余命数か月となった松井やよりさんが全財産を投げ打って「WAM」を立ち上げた話に感動した。松井さんだけではない。池田さんやスタッフの人たちも同じ気持ちでお金も時間も投入して、WAMを維持・発展させてきた。しっかり歴史を刻みたい伝えたいという思いだったのだろう。(松原明) 報告アーカイブ録画(65分)WAMホームページ *左からささきゆみ・池田恵理子・しまひでひろの各氏

徴用工問題についてがっちり学習〜レイバーネット合宿、にぎやかに楽しく
10/5〜10/6のレイバーネット合宿は、埼玉県の「SCATセミナールーム毛呂分室」で開かれ、19人が参加しました。北海道から来た人、ピースサイクルの人など初参加者が7人もいました。一日目は越辺川散策、「徴用工」講座(講師=矢野秀喜さん/『強制連行−清算されない歴史』上映)、夜のバーベキュー、スーパー銭湯、深夜までのディスカッションと続きました。矢野さんの講義(写真)は徴用工の実態、歴史、裁判の経緯を丁寧に解説したもので、わかりやすくしっかり頭に入ってきました。とくに日本政府自身が「個人の請求権があること」を認めていることなど、安倍のインチキぶりが浮かび上がりました。二日目はケン・ローチの『1945年の精神』の鑑賞など。川柳講座では10人以上が句をつくりましたが、「政権の不自由展を見てみたい」(篠木祐子さん)が特選でした。天気にも恵まれ、にぎやかで楽しい、しかも勉強になった合宿でした。(合宿事務局) 笠原報告

「ウーバーイーツユニオン」が結成される〜労働環境の改善めざして
飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の配達員が10月3日、都内で労働組合「ウーバーイーツユニオン」を結成した。配達員は雇用関係ではなく個人事業主という立場のため、不安定な状況に置かれている。結成大会には、配達員17人が集まった。ユニオンはホームページを開設して、仲間の加入を呼びかけている。以下、同ホームページより。……私たち、ウーバーイーツユニオンは、ウーバーイーツで働く配達員の労働環境が少しでもよくなるよう活動する労働組合です。少しでも多くの参加者を募り、会社との団体交渉等を通して労働条件の改善につなげていきたいと考えています。現在、ウーバーイーツ配達員には労働法が適用されず、事故にあっても労災がないなど、その働き方の保護については何も整備されていません。このような問題は、ウーバーイーツだけの問題ではなく、インターネット上のプラットフォームから仕事を受けて働く働き方(=プラットフォームワーカー)全てに当てはまる問題です。 続き

「安倍に会って公式謝罪と賠償を求めたい」〜イ・オクソンさん上映会で語る
「安倍に会って公式謝罪と賠償を求めたい」91歳のイ・オクソンさん(写真)は全身で絞り出すように話しました。10月5日、川崎の「エポックなかはら」で、インタビュー会見が、日本軍「慰安婦」とされたイ・オクソンさんの人生を映したドキュメンタリー『まわり道』の上映会に先立っておこなわれました。オクソンさんは「韓国の女性たちの多くを強制的に連れて行ったにもかかわらず、謝罪しない。私たちは自発的に慰安婦になったわけではないし、お金を稼ぎたくて行ったわけでもありません。そもそも幼い女の子が、どこに慰安所なんてものがあって行ったと思いますか。私が望むのは公式謝罪と法的賠償です」ときっぱり話しました。イ・オクソンさんは1927年韓国のプサンで生まれました。14歳の時、買い物に行く途中 、知らない日本人と韓国人の男に捕まり、中国の延吉にある日本軍の飛行場に連れて行かれ、その後慰安所で性奴隷生活をさせられました。(尾澤邦子) 続き10/8「あるくラジオ」池田恵理子氏出演

安倍改憲許すな!嘘つき内閣退陣!〜10.4臨時国会開会日行動に450人
「消費税増税絶対反対!大軍拡予算反対!韓国敵視を煽るな!改憲発議許すな!辺野古新基地建設は断念を!10・4臨時国会開会日行動」は、臨時国会の開会する10月4日、12時から衆院議員会館前に450人が集まり開催した。菱山南帆子さんの司会で始まり、佐藤さんの「9条守れ改憲反対」「嘘つき内閣 今すぐ退陣」のコールが開会した国会にこだました。はじめに藤本泰成平和フォーラム代表から「安部政権のやり方はひどい。国民無視のやりたい放題。絶対に安倍に辞めてもらいたい」。続いて、国会議員が挨拶に立った。小池晃参院議員(共産)「安倍政権は、国会を開いたら憲法改悪ふざけるなと言いたい」。水岡俊一参院議員(立憲)「戦争法を強行裁決した安倍政権を今こそ打倒しましょう」。吉田忠智参院議員(社民)「3年ぶりに戻りました。予算委員会を軽視してきた安倍政権を追及します」。伊波洋一参院議員(沖縄)「沖縄離島の基地建設を進めている。憲法改悪を阻止する」など力を込めて挨拶した。(宮川敏一) 続き動画(3分)全編動画(川島)

〔週刊 本の発見〕「立場主義」に毒されていないか 〜『満洲暴走 隠された構造』
本書は、「東大話法」、女性装、選挙出馬などで近年何かと話題の多い経済学者・安冨歩が2015年に出した一冊。「現代日本には未だ『満洲』が残っている」との刺激的な惹句が踊っているが、元々安冨は満州国の経済史が専門の人なので、本来のフィールドにおける著書である。冒頭には――「『満洲』という言葉を聞いて、皆さんはどんな風景を思い浮かべるでしょうか」「お若い方ならそもそもイメージが湧かないかもしれません。それどころか……『「満洲」って、なに?』言葉そのものをご存じではない方もおられるでしょう」――と書かれているけれども、実際、インターネットのGoogleで「満洲」を調べてみると、トップに出てくる検索結果は、「ぎょうざの満洲」である……(ちなみに、同社・金子梅吉会長は社名の由来について、「満洲里、一番最初に付けた屋号です。中国の満洲里から取った屋号です。この後に付けた屋号は満洲飯店」「私は昭和11年生まれ」「兵隊帰りの人が(中略)中でも満洲帰りの人が多かった」(大西赤人) 続き

パリの窓から : ルーアン化学工場の黒煙と市民の怒り
マクロン政権による政治とは、少数の富裕層と金融資本の利益のために公衆の福利を犠牲にし、これまで築かれてきた福祉国家を解体することだと要約できるだろう。そして、それに反対する人々を黙らせるためには、市民の権利と自由を制限・蹂躙することも厭わない性格が、「黄色いベスト」や環境活動家などへの弾圧によって明らかになった。さらに、9月26日に起きたルーアンの化学工場の火災と、4月15日のノートルダム大聖堂火災後の行政の対応を見ると、市民の健康や安全を考えているとはとても言えない。二度にわたり、福島原発事故後に聞いた言い回しを思い起こさせる健康被害・環境汚染の矮小化と、直ちに正確な情報を公表しない隠蔽体質が露呈された。火災が起きたルブリゾルという潤滑剤用添加物製造の工場はルーアンの産業地区にあり、事故が起きると環境汚染の危険が重大なSevesoという産業施設の「危険大」の一つである。(飛幡祐規) 続き *写真=事件を報じる「リベラシオン」紙


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