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日韓市民連帯を率いてきた尾沢孝司さんの釈放を求める〜韓国国会議員が嘆願書
サンケン電気と埼玉県警による労働弾圧事件。5月10日に不当逮捕された尾沢孝司さん(支援する会)の勾留が続いている。韓国からは国会議員41人の嘆願書、そして「民主労総」は抗議声明を発表した。以下紹介する。・・私たちは大韓民国国会議員です。私たちは、5月10日(月)にさいたま県警により「韓国サンケン労組を支援する会」の尾沢孝司事務局次長が逮捕され、現在まで17日間拘禁状態にあるとの知らせを受けました。先だって1月には、大韓民国国会議員13名が貴政府とサンケン電気宛に「韓国サンケン廃業撤回と韓国人労働者保護のための共同書簡」を送っています。そして今回、韓国サンケン労働者と連帯してきた尾沢孝司さんが逮捕されたとの知らせに憂慮を表し、一日も早い釈放を望み嘆願書を送付することになりました。 続きさいたま地検が起訴!

ウィシュマさんの死を繰り返させない法律を!〜「入管見直しアクション」
5月30日午後2時から、東京・高田馬場駅前で「入管見直しアクション」が雨の中、取り組まれた。主催は「全国一般東京ゼネラルユニオン(東ゼン労組)」で、20以上の国籍の外国人労働者を組織している。奥貫妃文委員長は「私たちは多国籍労働組合です。新宿区の8人に1人は外国人。日本はすでに多民族国家になっている。すべての人の生存権を認めるべきだ」と強く訴えた。ウィシュマさんの遺族も参加し、妹のワユミさんは短い言葉で思いを語った。「入管は私の姉を殺した。治療を怠った。責任をとってほしい。入管は人の人生をもてあそんだ。真相調査報告書を出し、ビデオを公開して下さい。姉のような人が二度と現れないようにしてほしい」と。指宿昭一弁護士は、命と人権を守る「ウィシュマ法」制定に向けたアピールを行った。(M) 続き動画(8分)

ウィシュマさんを偲ぶ会に約400人が参列〜私はひたすら謝った
5月29日(土)、名古屋入管で死亡したスリランカ人女性、「ウィシュマ・サンダマリさんを偲ぶ会」が築地本願寺で行われた。当日は14時開始。私が到着したのは14時10分で、すでに長蛇の列ができていた。気温28度を超える夏日、日傘をさしたり、冷たい飲み物を飲みながら待つ人たちの姿も見られた。受付を済ませて、献花台へ向かう。鳥井一平氏(移住連代表理事)、入管問題に取り組んできた国会議員(石川大我氏、石橋通宏氏)、弁護士の指宿昭一氏の姿もあった。ウィシュマさんの遺影が見えた。テレビやインターネットのニュースで何度も目にしたはずだが、ああやはりこれは本物なのだと感じる。ウィシュマさんを前に、私はひたすら謝った。(松本浩美) 続き

土地規制法案、衆院委員会強行採決!〜わずか12時間の審議で
5月28日、午前11時すぎ。衆議院内閣委員会で「土地規制法案」が可決された。最後の質疑者は、立憲民主党の後藤祐一議員。注視区域、特別注視区域内の事業所に対する「報告聴取」の「命令勧告」の基準についての質問の最中であった。担当の小此木大臣は、「後日政令で定める」との答弁。木原誠二内閣委員長は、「大臣は答弁している」「質疑時間が来ました」として後藤議員の質問を制止し、採決作業に入った。原案には、立憲民主党、日本共産党が反対した(付帯決議が、自民、公明、維新、国民の共同提案で可決)。12時間の討論時間の末の出来事である。国会前では、この間座り込みを続けてきた一坪反戦地主会関東ブロックの皆さんが抗議の声をあげた。12時15分からは、安保廃棄中央実行委員会他8団体が抗議行動を行った。同法案は、6月1日衆議院本会議にかけられる。(湯本雅典) 報告動画(6分42秒)官邸前報告(杉原浩司)

〔週刊 本の発見〕今、やらなければならない仕事〜『時務の研究者 姜徳相』
まず、本のタイトルの「時務」がわからない。姜徳相(カンドクサン)という人も知らない。でも、なぜか惹きつけられて本書を手にした。一気に読み了えた。本書は、在日の朝鮮史研究者・姜徳相のライフヒストリーである。簡潔で淡々とした語り口の中に、氏の人生の容易ならざる葛藤が浮かびあがる。姜は1932年、当時日本の植民地だった朝鮮に生まれた。二歳の時、両親と共に日本へ。だから朝鮮語はまったく話すことができない。日本人の子どもたちからは、こんな囃子言葉を浴びせられた。「同ジ飯食ッテトコチガウ、朝鮮、朝鮮、パカニスルナ」。弁当はキムチの匂いがするので持っていかない。母親を町で見かけると逃げる。そして創氏改名で日本名を持つことになった。姜は日本人になろうと努力し、模範的な皇国少年に育っていった。(佐々木有美) 続き

改憲手続法の強行採決反対!〜参院議員会館前で200人が声あげる
改憲手続法(国民投票法)改正案の強行採決に反対する緊急行動が5月26日、11:45〜12:15の日程で行われた。参議院議員会館前には、「国民投票法強行採決反対」「法案の徹底審議」「自民党4項目改憲案反対」「国民投票法改正案に抗議」等々の横断幕、ノボリ旗、ボードが掲げられた。自民党は、憲法改正国民投票を有利に進めるための「国民投票法改正案」を、5月19日に参院で趣旨説明を行い審議入りした。本日26日は改正案の質疑が行われた。自民党は6月2日に参考人質疑を行い、会期内の6月9日の審査会で強行採決を狙っている。自民党の改憲4項目とは、ー衛隊の明記 緊急事態条項 9膓茲硫鮠 ざ軌虍駝欺の明記、である。い亘[Р正で済むもので、憲法改正をソフトに見せかけ、,鉢△遼楷櫃砲劼辰るめて憲法改悪を狙うものである。(宮川敏一) 続き報告(湯本雅典)動画(10分19秒)

まるで満州事変時の帝国議会のよう〜「重要土地調査規制法案」を廃案へ
5月25日、衆議院第1議員会館で「憲法と国際人権規約に反する『重要土地調査規制法案』を廃案へ 緊急院内集会」が開催された。この集会に先立って「重要土地調査規制法案に関する緊急声明」への賛同署名が224団体(5月22日現在)から集められている。また法案の審議は5月12日から衆議院内閣委員会で始まっている。この審議について海渡弁護士は、「非常に荒っぽい議論だ」「まるで満州事変時の帝国議会のようだ」と語った。というのも法案の内容が、例えば「事実上の土地収用である。これでは戦後認めてこなかった軍事目的の土地収用が行われる」などのひどい中身であること、さらには審議で「立憲民主党の議員から『なぜ農地や水源地が入らないのか』という意見が出る」(海部弁護士)などまともな議論が野党からもされないということからである。(湯本雅典) 続き動画(10分40秒)報告(杉原浩司)5.26緊急集会

削られていく労働者の権利〜レイバーネットTV159号「スーパーホテル」報告
5月19日のレイバーネットTV第159号の特集は、スーパーホテル「安さの代償」〜「雇用によらない働き方」のリアル、だった。スーパーホテルは、安くて人気。その安さを支えているのは、無茶苦茶な働かせ方だった。まるで中世のようなシステムで、労働者性があるのにそれを認めない会社。そればかりか労働基準局も法律の文言に縛られてか認められない。しかもこのような働かせ方はたった一つのこのホテルの問題ではなく、さまざまな業種に広がっていると聞くと、この中でも労働政策研究者の呉学殊さんが述べているように、労働界の新しいルール作りが早急に必要だとつくづく思った。何だか大きな宿題を負わされた感じがする。動画ニュースでは、国会前の入管法改悪反対シットインの活動を紹介した。ウィシュマさんの死亡事件を知った多くの人たちが立ち上がり、政府を追いこみ入管改悪法を廃案にさせた流れを追った。(笠原眞弓) 報告放送アーカイブ(80分)出演後記 *スーパーホテルの実態を話す渡邉亜佐美さん

サンケン電気と埼玉県警による労働弾圧と不当逮捕に抗議する〜21日には家宅捜索も
5月22日、韓国サンケン労組と連帯する埼玉市民の会、韓国サンケン労組を支援する会は、会員を不当に逮捕し、自宅や関係組織への家宅捜索を行うなどの弾圧に抗議する声明を発表した。・・(以下声明より)5月21日午前10時頃、「サンケン労組を支援する会」の連絡先となっている中小労組政策ネットの事務所と、逮捕された仲間の自宅への家宅捜索を行いました。新座署公安課は、病気療養中で具合が悪く立っているのがやっとでドア越しに出て来られない家族の健康状態を配慮するどころか、強引にも自宅ドアの鍵穴2つを破り、13人が踏み込みました。そして、病人のいる部屋で延々と6時間以上にもわたる捜索を行い、チラシや家にあった書類、文書綴りだけでなく、旅券や健康保険証まで押収したのです。押収物にはUSBメモリ16本を含む12点、70枚以上の書類、中には「事件」と無関係の病気で動けない家族の物も含まれていました。 全文韓国 金属労組が声明カンパ要請 *写真=「勾留理由開示裁判」に並ぶ傍聴者(21日・さいたま地裁)

今、大阪はすごいことになっています!〜現職校長の提言が大きなうねりに
今、大阪はすごいことになっています! 現職校長があまりに酷い維新松井大阪市政に対して提言を出されたことで、大きなうねりが起こっています。『朝日新聞』も5月21日、大きく報道しました(写真)。大阪の木川南小学校校長が松井市長に宛てた「提言」はもうお読みいただけたでしょうか。もし、まだの方がおられれば、ぜひお読みください。そして、現在、その提言に共鳴した大阪の中学校の校長が、みなさんに広く呼びかけています。ぜひ、私たちの「声」を松井市長に届けましょう!(志水博子)・・【大阪市教育行政への提言・豊かな学校文化を取り戻し、学び合う学校にするために】 子どもたちが豊かな未来を幸せに生きていくために、公教育はどうあるべきか真剣に考える時が来ている。学校は、グローバル経済を支える人材という「商品」を作り出す工場と化している。 全文渡部通信経過まとめ

〔週刊 本の発見〕原発被災者を見捨てる政治〜青木美希『いないことにされる私たち』
本書を貫いているのは、政治への強い怒りとジャーナリストとしての著者の誠実な姿勢だ。復興庁は、いま原発避難者は40331人(2021年4月)としている。ところが本書によると各市区町村の集計を一つひとつ加えていくと7万人になる。区域外避難者を含め集計基準も明示されているのに、これほど実数と違う。この問題は東日本大震災避難者の会「Thanks & Dream」(代表・森松明希子)はじめいくつかの団体が17年に大坂の避難者数を調査して発覚した。これはたんに数字だけの問題ではない。著者は避難者を含め原発被災全体をなかったことにしようとする政権の意図が背後にあって、数字の問題に現れているとみる。9基もの原発を再稼働しさらに増やすため、アンダーコントロールを売り物にしたいのか。だが、その思惑こそ被災者の心身と生活をいっそう破壊する。(志真秀弘) 続き

入管法改悪阻止の成果を確認、改憲は許さない!〜5・19議員会館前行動に400人
5月19日、「いのちとくらしと人権まもれ!五輪(オリンピック)よりもコロナ対策を!改憲手続き法の採決を強行するな!5・19議員会館前行動」が、衆議院第2議員会館前で開催され、400人が集まった。(共催:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会、安倍9条改憲NO!全国市民アクション)。この集会で、「9条改憲NO!改憲発議に反対する全国緊急署名」138,922筆が国会議員に提出された。この日は参議院憲法審査会が開催され、5月6日に強行可決された改憲手続法(国民投票法)7項目修正案の趣旨説明が行われた。自民党、公明党、日本維新の会は、こぞって「憲法本体の改正を急ぐべきだ」と発言した。同審査会は26日に与党案の質疑、来月2日に参考人質疑が予定されており、与党は16日会期末までの修正案の強行可決を狙っている。(湯本雅典)報告動画(7分58秒)

「武器見本市に幕張メッセを貸すな」〜市民たちが千葉県の姿勢をただす
4月に千葉県は新知事が誕生した。それを機に2021年5月18日「安保関連法に反対するママの会@ちば」と「幕張メッセでの武器見本市に反対する会」が、合同で『幕張メッセで開催される武器見本市DSEI japan 2022』中止を求める要請書を提出した(もちろん正式な手順を踏んで)。県の施設である幕張メッセ(民間に業務委託している)では、MAST Asiatが2回、DSEI japanが1回の計3回開催されている。開催のたびに、県知事に許可しないように申し入れをしてきた。これまでは保守系知事だったが、今回は少し違うのでほのかな期待をしての提出である。なぜ県知事に「武器見本市に幕張メッセを貸すな」というのか不思議に思われるかもしれません。実は、幕張メッセは、千葉県が出資し、千葉県知事は(株)幕張メッセの特別顧問職でもあるからです。(笠原眞弓)続き

レイバーネットTV(5/19)放送 : スーパーホテル「安さの代償」
5月19日のレイバーネットTV特集は、スーパーホテル「安さの代償」です。「もっと心地よく、もっと健やかに」。そんなキャッチフレーズで急成長した 格安ホテルチェーン「スーパーホテル」。だが、住み込みで運営を支える支配人 の毎日は、心地よさや健やかさとは遠い。事実上24時間、365日拘束に近いが 「業務委託」なので安価に酷使されている。渡邊さんは、首都圏青年ユニオンに加入し会社に話し合いを求めたが、逆にホテルに乗り込んできたのは屈強の男たちだった。その一部始終をカメラが捉えた。また深夜の防火体制にも疑惑が浮かぶ。番組では、「スーパーホテル」の安さの秘密とその代償を、当事者とユニオン、専門家のお話から考える。政府がようやく保護策検討を始めた「雇用によらない働き方」、その衝撃の現場はどうなっているのか! 映像を交えてレポートする。(レイバーネットTVプロジェクト) 番宣

みんなの力が政治を動かした!〜入管法改悪を止めた国会前シットイン
5月18日正午、国会議員会館前の「入管法改悪反対シットイン」の現場に「入管法案取り上げ」のニュースが伝わると、驚きと喜びが交差した。だれもが予想もしない出来事だったからだ。満面笑みの石川大我議員(立憲)、藤野保史議員(共産)が国会から到着する。「みんなの力が政治を動かした」「歴史的勝利」の言葉が飛び出した。リレートークで2人の学生がマイクを握った(写真)。「私は23歳。入管で収容者と面会をしたことはあるが、こうした実際の活動は初めて。私たちはZ世代でSNSは得意だが、顔をあわせる活動は慣れていなかった。でもシットインでたくさんの人と出会うことができた。今回のことで、小さな一人ひとりでも集まったら大きな声になって、実際に変化につながることができることを人生で初めて実感した」「これからもできることを続けていきたい。廃案にはなったが入管の現状は変わらない。収容されている友人の生活は変わらず苦しんでいる。今回はゴールでなくスタートだと思う」と。(M) 続き動画(8分45秒)レポート(宮川敏一)朝日新聞TBSニュースロイター

パリの窓から : ワクチン・薬品をビッグファーマから取り戻そう
フランスは新型コロナによる3度目のロックダウン(2度目のゆるい制限)の制限を5月3日から徐々に解除し、19日以降は劇場・映画館、美術館、商店、テラスが再開する予定だ。第3波の初期に学校閉鎖など厳しい制限措置を施行した国々では、フランスに先立ち解除が始まっている。英国変異種による感染の凄まじい波及に昨年末から見舞われ、多数の死者を出したイギリスでは、感染と死亡者数が激減した。ヨーロッパ諸国はそれぞれ感染の広がった時期や制限措置が異なるので比較は難しいが、イギリスの特徴は、制限措置と同時にワクチン接種のスピードが際立って速かったことであり、それが急速な感染後退に影響したとみられる。5月14日現在、イギリスで少なくとも1度ワクチン接種を受けた人の割合は人口の53,5%(2度終わった人は29%)、続くドイツが36,3%でフランスは29,2%だ。46,7%のアメリカ合衆国(2度は36%)でも感染は同様に激減したが、イギリスでは毎日の新たな感染者数が、感染者や死者数が桁違いに少ない日本より減ったほどだ。(飛幡祐規) 続き

サンケンで不当逮捕事件!〜抗議行動つぶしを狙った会社・警察の連携プレー
5月10日は、独自行動ゆえに人数が少ないところを狙いすましたかのような弾圧であった。「埼玉市民の会」単独の抗議行動は基本的に韓国の労働歌を流しながらプラカードを掲げてのサイレントスタンディングである。そうした静かな行動の中で、仲間の一人が私たちの前に立ちはだかる警備員に対し、韓国労働委員会がサンケン電気本社に対し韓国サンケン労組との話し合いに応じるよう裁定をくだしたことを伝え、総務部長など担当者に会わせるよう求めていた。しかし、会社の人間が出てくることはなく、現れたのは新座警察署の制服警察官2人であった。続いてバイクで制服警官数名、さらにはパトカーで腕章を付けた捜査員2名と私服の警察官2名が到着、最後にもう一台パトカーが到着したところで、仲間の一人が「暴行」の容疑をでっち上げられ逮捕、連行されてしまった。(抗議声明より) 全文韓国KBS「サンケン番組」 *写真=弾圧当日のサンケン本社前(5月10日)

「巷では五輪はすでにゴリンジュウ」〜海外メディア注目のなか五輪反対デモ
コロナ対策が遅れる中で、「オリンピックやってる場合か」の声は日増しに高まっている。5月17日に発表されたANN世論調査では「東京五輪の延期・中止」を求める人は8割以上に達した。17日はバッハ会長が来日する予定だったが延期になった。この日、反五輪の市民団体は東京・銀座デモを行い「即刻中止!」を訴えた。新橋SL広場の集会では、この間明らかになった「金まみれ・腐敗まみれ」の五輪の実態が暴露された。「復興五輪どころか復興をジャマしているのが五輪」「野宿者が公園から追い出されている」「ボッタクリは犯罪だ。ボッタクリ男爵は二度と来るな」「五輪はコロナ対策のジャマ、五輪が医療崩壊を進めている」など怒りの声が相次いだ。乱鬼龍氏が掲げた「巷では五輪はすでにゴリンジュウ」の川柳が注目を浴びていた。メディアがたくさん来ていた。とくに目立つのは海外メディア。CNNテレビはキャスターがその場でマイクを持って、中継していた。(M) 続き動画(4分44秒)動物権利団体も反対中止求める要望書

妹のワヨミさんは原因究明を訴えた〜ウィシュマさん葬儀の動画公開
今年3月に名古屋入管で死亡したウィシュマさん(享年33)の葬儀が、5月16日に名古屋市の葬儀会館で営まれた。ウィシュマさんは17年6月に来日し、日本語学校で学んでいたが、学費を払えなくなり退学。留学ビザが切れたという理由で20年8月に名古屋入管に収容された。その後、急速に体調が悪化したが、点滴さえ受けられないまま3月6日に亡くなった。葬儀には遺族や支援者約80人および多数の報道陣が参列した。来日した妹のワヨミさんは「なぜこんなことが。悲しくて耐えられない」と嗚咽しながら、「もう2カ月たったのに亡くなった理由は何も分かっていない」と原因究明を訴えた。日本政府は真相を隠す一方、今国会でさらなる入管法改悪を強行しようとしている。外国人差別政策撤廃の声を!(高賛侑) 記事動画(5分43秒)

無為無策のまま私たちを「タケヤリで戦わされる帝国臣民」にした政府の罪
「ワクチンもない。クスリもない。タケヤリで戦えというのか」。5月11日、朝日、日経、読売3紙の紙面を飾った全面意見広告(写真)の刺激的な内容は瞬く間に話題になった。出稿したのは宝島社だ。広告出稿のタイミングが絶妙だと思う。新型コロナの感染拡大に対し、市民に「お願い」ばかりで何ひとつ実効ある対策を打てない政府、自己保身に走りバラバラの市民、破滅を招く無謀な作戦であると誰もが知りながら止められず「昔本土決戦/今東京五輪」に突き進む政府の姿を見て、大戦末期に似てきたという声を聞くことがこのところ多くなってきたからだ。ウソだと思うならテレビはともかく、新聞、雑誌、ネットを見てみるといい。この意見広告掲載当日の日経7面には「80年間、なぜ変われないのか」と題した秋田浩之・同社コメンテーターの意見が掲載されている。(黒鉄好) 続き

羽田空路変更から1年2か月〜このままでいいのか?!
羽田空路変更(昨年2020年3月29日)から1年2か月がたった。私は品川区在住、私の住むマンション(7階)から見ると航空機は斜め上の方向を通る。初めは、本当にびっくりいしたが、自宅の真ん前を国道が走るので、騒音的には気にならなくなった。そして、今は慣れてしまっている自分がいる。ふと今日、JR大崎駅を歩いていたら、真上を航空機が通過した。しかも、3分間隔でである。新羽田ルートは2ルート。南風時の時に午後3時から午後7時ぐらいまで新ルートで航空機が羽田空港に進入する。大崎駅上空では、高度約300メートル。車輪が完全に出され、着陸態勢に入っている。高度は、さらに下がりJR大井町駅上空から大田区大森へ。住宅密集地の上空を通過し羽田空港に着陸する。今、改めて感じる。空路の真下ではとても怖い、とてもうるさい。そして重要なことは、コロナがあけたら国際線が再開され、こんなもんじゃなくなるということだ。(湯本雅典) 続き動画(1分6秒)

「根元から腐りきっている悪法」採決させず〜5.14入管法改悪反対シットイン
5月14日10:00、衆議院議員会館前に移住連が主催したシットイン(座り込み)に、改悪法案に抗議する外国人労働者をはじめ、労働者、支援者が座り込みを始めた。指宿昭一弁護士は言葉を荒げて批判する。「与党が10項目要求全部を受け入れる可能性はない。部分的修正では、入管法改悪法案の問題はなくならない。この法案は、根元から腐りきっている悪法だから。野党は、絶対に部分的修正などという妥協を受け入れてはならない。徹底して抗戦して、与党が強行採決をすれば、与党が世論の批判にさらされるだけ。衆議院法務委員長である義家議員不信任案で対抗すればいい。野党に絶対に妥協しないで闘うことを求める」。与党側は14日の採決を急ぎ法案の一部修正に応じる姿勢を見せていたが、野党側と合意できるかは不透明だった。14日も断続的に協議が続き、結局この日の採決は見送られた。(宮川敏一) 報告毎日新聞TBSニュースレポート(松本浩美)動画(5分)

「私たちは企業の安全弁ではない」〜阪急阪神ホテルズが「非正規219人」を雇い止め
大阪に本拠をもつ「阪急阪神ホテルズ」は、従業員2000人、ホテル数47を誇る業界大手である。そこで、今年3月、219人のパートなど非正規社員の「雇い止め解雇」が強行された。同ホテルも、コロナ禍のなかで昨年から休業を余儀なくされてきたが、雇用調整助成金などを活用して、社員・非正規に対して「休業補償」をしてきた。それを今回、非正規に対してだけ一方的に切ってきたのだ。「株主・経営者は安泰なのに労働者にしわ寄せするのは許せない。私は60代で再就職もできない。国から補助金は出るのだから雇用を維持してほしい」。今回切られたAさん(写真)は、5月13日のオンライン記者会見で訴えた。会見にはNHK・朝日・毎日・共同・赤旗など11人が集まり関心の高さが窺われた。(M) 続き毎日新聞

〔週刊 本の発見〕熱い時代を生きた若者の真の姿〜松下竜一『狼煙を見よ』
映画『狼をさがして』を観た。3月に封切られた韓国の映画監督キム・ミレのドキュメンタリーで、1970年代に連続企業爆破事件を起こした「東アジア反日武装戦線」の思想的背景と事件後の関係者を追いかけた。人生のほとんどを安穏とした平和の中にいたと思い込んでいた私は、子供のころに見た新聞一面の写真を思い出した。爆破で飛散したガラスのなかに人が倒れていた。阿鼻叫喚の情景に恐怖は感じなかった。なぜなら、あさま山荘や「よど号」事件、爆破事件などが日常茶飯事の時代だったから。そう日本は熱かったのだ。映画の出演者も観客も、多くは寄せ場や野宿者運動、反核や戦後補償運動で見かける知己ばかりだった。熱い時代を生きた先輩たちの闘いは続いているのだろうか。その闘いは枝を広げるようにその根っこに「東アジア反日武装戦線」があるのだろうか。まるで懐かしいものを探すように「狼をさがして」やってきた人たちだった。(根岸恵子) 続き

「外国人も日本の社会の一員です」〜5.12 入管法改悪に反対!国会前シットイン
衆院法務委員会で審議されている入管法改悪案。野党側は、名古屋入管のスリランカ人女性ウィシュマさん死亡事件の真相解明(ビデオ・資料の開示)を求めているが、政府は頑なに回答を拒んでいる。一方、強行採決の構えは崩していない。そんななか、5月12日午前11時から議員会館前で「入管法改悪に反対する緊急アクション・国会前シットイン(座り込み)」が行われた。全国一般東京ゼネラルユニオン(東ゼン労組)のメンバーが、英語の詩を掲げて座り込んでいた。その詩はアフリカ系アメリカ人の詩人「ナイラ・ワヒード」さんが書いたもので、こう日本語に訳されていた。「海を渡りはるばる、はるばる・・。ようやくここにたどりついた。それなのに、私はここでは誰からも尊重されない。取るに足らない存在のよう」。プラカードを手にしていた外国籍の男性(写真左)は、「これが私たちの気持ちです。外国人も日本の社会の一員として認めてほしい。一緒に社会をつくっているのです」と語った。(M) 続き動画(7分18秒)5.14シットイン

デジタル監視法の参院成立に強く抗議する〜法律家が抗議声明
本日(5/12)、参議院本会議において、デジタル改革関連6法案(デジタル監視法案)が、自民党、公明党、維新の会、国民民主党の賛成多数により可決・成立した。デジタル監視法案は、そもそも1000頁を超える64本の膨大な束ね法案であり、しかも、その法案の内容が、本年2月9日に国会に提出されるまで、政府内部で秘匿されて一切不明であった。法案提出後も資料の誤りが多数発覚するなど不備が続いたが、衆・参両院の審議時間は、あわせて50数時間に過ぎず、新型コロナ感染症拡大による緊急事態宣言のもとで苦しむ市民が、国会審議により、法案の全体像や問題点を十分に理解しその採否を判断する暇さえ与えなかった。かかる法案提出の仕方や審議経過は、国権の最高機関で唯一の立法機関とされる国会(憲法41条)のはなはだしい軽視であり、民主主義の原理に悖(もと)るものであって、強く批判されなければならない。(法律家ネットワーク) 続きTBSニュース朝日新聞

事実を歪曲して情報操作するNHKの「東京五輪翼賛」報道〜山口正紀のコラム
コロナ感染が急拡大し、医療崩壊が進行する中、IOCや政府が7月開催を強行しようとしている「東京オリンピック・パラリンピック」。その中止を求める市民の声がますます高まる中、オリ・パラ開催の問題点を冷静に報道すべき新聞・テレビなど大手メディアの多くがこの問題をタブー視し、7月開催を自明の前提とする「五輪翼賛」報道を続けている。とりわけひどいのがNHKの報道姿勢。聖火リレーに反対する沿道の市民の音声を消して動画配信するなど、事実までも歪曲して五輪開催に協力する「国策忖度放送」ぶりだ。これについて、元NHKプロデューサーや研究者、市民団体は5月5日、20団体・14人の連名で、NHK(前田晃伸会長)に対し、「東京オリ・パラ開催の機運醸成に肩入れする番組編成・報道を直ちに止める」よう求める質問・意見書を出した。(山口正紀) 続き

知里幸恵『アイヌ神謡集』の広がり〜太田昌国のコラム
北海道新聞のひとつの記事が目をうった。知里幸恵編訳『アイヌ神謡集』の多言語への翻訳が国の内外で進んでいるとする記事である(同紙2021年3月13日付け夕刊)。知里幸恵は1903年、北海道登別に生まれた。アイヌ民族が口承によって受け継いできた神謡13編をローマ字筆記と日本語対訳として起こし、出版のために校正まで終えた直後の1922年、病死した。19歳の若さだった。来年は没後100年を迎えることとなる。『アイヌ神謡集』は幸恵の死の翌年1923年に、金田一京助の跋文を付して出版された(郷土出版社)。幸恵にまつわる私の思いは、以前にも書いたことがあり、それは、西成彦+崎山政毅=編『異郷の死――知里幸恵、そのまわり』(人文書院、2007年)に収録されている。幸恵のこの本は、その後も北海道の地域出版社から刊行されたことはあったが、1978年に岩波文庫に収められて以来、広く流通し、知られるようになった。(太田昌国) 続き

心が震えっぱなしの放送〜「あるくラジオ」で根津公子さん大いに語る
「私はいま一番幸せです!」こんなことをはっきり言える人は少ないだろう。根津公子さん(写真)、元中学教員。卒業式・入学式のたびに「君が代不起立」を貫いて、そのたびに処分を受け最後は「停職6ヶ月処分」を3回も。あとは「解雇」しかなかった。仲間の友人から「卒業式だけ休めばいいじゃないか」と言われ、心が揺れた。「一度、逃げようと思ったこともある。しかし自分が許さなかった。自分をごまかしたらその後の人生を生きていけないと思った。ますます国家主義に向かう日本、モノが言えなくなる学校、奪われる教育の自由。それを考えると、これは私だけの問題ではないと思った」。そして根津さんは踏みとどまった。6つの裁判をたたかい2勝4敗だった。「私は本当に幸せです。なぜなら自分を裏切らずに生きることができたから」。最高裁決定では「停職6ヶ月」は重すぎるとして取り消された。根津さんのたたかいが「君が代処分」に「歯止め」をかけることになったのだ。(松原明) 続き放送アーカイブ(60分)

菅義偉首相の「無内容会見」は何を意味しているか〜アリの一言
7日午後7時から行われた緊急事態宣言延長についての菅義偉首相の記者会見は、あきれるのを通り越して恐怖さえ感じさせるものでした。重大事態における首相の会見としてあまりにも無内容・無責任・無能であり、この首相の政権の下でコロナ禍を過ごさねばならなのかと背筋が寒くなる思いだったからです。記者からの質問は、「短期集中」宣言の誤り、ワクチン接種の進行、変異株への対応、医療体制の危機、東京五輪開催などに集中していました。いずれも重要な問題です。しかし、菅氏の答弁は、「人流の減少という当初の目的は達せられた」という耳を疑う自己弁護を繰り返す一方、具体的な問題は「しっかり対応する」「すすめていく」「総合的に判断する」など抽象的で無内容な言辞を弄するだけで、何一つ答えませんでした。(ブログ「アリの一言」) 続き

〔週刊 本の発見〕映画祭がつくる幸せな空間〜岸野令子『ニチボーとケンチャナヨ』
著者は、映画の配給・宣伝会社「キノ・シネマ」の代表である岸野令子さん。『金子文子と朴烈』はじめ、これまでに配給してきた作品を一覧するだけで、歩んできた映画の道が見えるようだ。その原点には全大阪映画サークル協議会があるという。戦後まもなく「良い映画を安く」労働者に広めるために結成されたこの団体で、岸野さんは長く事務局を務め、近年では龍谷大学で多文化映像論も論じていた。その長い映画人生から、本書ではロシアと韓国の国際映画祭を中心に、そこで出会った人と作品を綴っている。30年に渡る私的な映画史ともいえるが、年代順に構成された記事やコラムを読むうち、時代や世界の変化もおのずと浮かび上がり、「私的」を越えた洞察に誘われる。そもそも映画には、知らない世界に開かれる喜びがある。国際映画祭は多様な映画作品とともに、様々な地域からやってくる人々と語り合い知り合う場でもある。その出会いこそが、映画を作る側にも見る側にも幸せな空間を作っていると岸野さんは言う。(中村富美子) 続き

改憲手続法「修正」案 〜衆院憲法審査会で可決強行
5月6日正午過ぎ、衆議院憲法審査会で改憲手続法(国民投票法)の7項目修正案が自民党、公明党、維新の会に加え国民民主党、立憲民主党も加わり賛成多数で可決した。7項目修正案とは、2016年に改正された公職選挙法の内容、例えば駅や商業施設などへ共通投票所を設置することや、期日前投票の理由に「天災を又は悪天候により投票所に到達することが困難であること」を通知することなどの7項目を憲法改正の手続きに関する国民投票に適用するというもの。この法案はこれまで「改憲手続法の根本的な問題を解決しない」と立憲野党の反対で採決させないできていた。しかし今回、立憲民主党が出した修正案(国民投票運動中のCM規制と外国人寄付規制について「法律の施行後3年以内に検討し、必要な措置を講ずる」と付則に明記する)を自民党がのみ、立憲民主党が採決に応じたことで可決を許すこととなった。(湯本雅典) 続き動画(6分28秒)

「ゴールデンウィーク大人食堂」開かれる〜多数の来場者が医療・生活相談
三回目の緊急事態宣言下のGW、反貧困ネットワークや聖イグナチオ教会福祉関連グループ、つくろい東京ファンド・ビッグイシュー基金・コロナ被害相談村実行委員会などが協力し、「ゴールデンウィーク大人食堂」を聖イグナチオ教会で開催しました。5月5日の来場者数は448人。うち医療・生活等の相談をされた方は190人でした。今回の特徴は、協働団体として難民支援協会、世界の医療団、あうん&あじいる&隅田川医療相談会、北関東医療相談会、クルドを知る会、移住連移住連貧困対策 PTの支援団体が連携して日本の公的支援や医療の対象から排除され、入管に長期収容されて身体はボロボロにされ、難民申請を繰り返しても却下され就労許可されず経済的に困窮状態にある外国人の医療・生活・就労相談を大規模におこなった事です。提供されたお弁当は新小岩のネパール料理の超有名店「サンサール」のキーマカレーと鶏ハーブ煮でした。(瀬戸大作) 続き

国民投票法案強行やめろ!〜国会前で「平和といのちと人権を5・3憲法大行動」
5月3日13:30、国会正門前で憲法大行動(憲法集会)が行われた。コロナ禍で有明臨海公園で開催が不可能となったことで、昨年に引き続き同場所になった。今国会では衆院で憲法審査会が開会され、菅政権は「改憲手続法(国民投票法)7項目修正案」を5月7日にも強行採決する構えでいる。私たちは憲法改悪は絶対に認めない思いを強く持ち「国会正門前憲法大行動」に臨んだ。国会議事堂を背に舞台に立つ菱山南帆子さんの「憲法変えるな!」「国民投票法案強行採決ヤメロ!」の声が国会周辺に響く中、憲法大行動が開会した。主催者代表・小森陽一さんの挨拶「かつてない緊迫したなか、74回目の憲法施行日を迎えています。安倍首相の改憲政治を受け継いだ菅政権は連休明けの国会で、国民投票案の採決を狙っています。また、菅政権の無錫によって新型コロナウィルスは拡大するばかりです。多くの方が働く場所を失い貧困に追いやられています」。(宮川敏一) 続き共同通信ニュース笠原報告

労働者の命を守れ!官邸前メーデー〜アクティブなユニオンが声上げる
5月1日メーデー。午後2時すぎ首相官邸前に組合旗をもった労働者が多数集まってきた。全労連・全労協の中央メーデーがオンライン開催になる中、東京東部労組が官邸前メーデーアピール行動を提起した。「感染予防対策をしつつ、自粛ムードに抗して、闘うメーデーの伝統を守ろう」と呼びかけていた。官邸前で手にしたプラカードには「自殺者を増やすな」「労働者の命を守れ」「五輪よりも休業補償を」「安全に働かせろ」など切実な声が書かれていた。冒頭、呼びかけた東部労組の須田書記長は「コロナ禍で労働者の雇用・労働条件がメチャクチャに破壊されている。厚労省発表でも解雇・雇い止めが10万人を超えた。菅政権はゴーツーキャンペーンで利権をあさるだけで、労働者の命をないがしろにしている。官邸に怒りと糾弾をたたきつけよう!」と基調演説を行った。(M) 写真速報動画(5分46秒)報告(東京東部労組)日比谷メーデー報告代々木メーデー(動画)日比谷メーデー(動画)ソウルメーデー

米国労働運動 : アマゾンでの組合組織化の敗北と今後
注目を集めたアラバマ州のアマゾン社での組合承認選挙の敗北から、全米の労働組合活動家は何を学べるだろうか? 全国労働関係局は4月9日、バーミンガム市近郊のベッセマーにあるアマゾン社の発送センターで働く労働者が、小売・卸売・百貨店労働組合RWDSUへの加入に反対票を投じたと、発表した。投票結果は「反対」71%、「賛成」29%だったが、会社側が異議を唱えたために数えられなかった多数の投票を考慮すると、実際の投票率は60対40に近かった可能性がある。組合組織化への期待は大きかった。この組織化キャンペーンはマスコミに大きく取り上げられ、ホワイトハウスまでもが支持していた。とはいえ、今回の敗北は大方の労働組合にとって驚きではなかった。アマゾン社は世界で最大企業のひとつであり、米国の労働法の下では組織化が難しいことは知れわたっているからである。(レイバーネット国際部翻訳) 続き

〔週刊 本の発見〕民衆のための経済学〜『財政赤字の神話』
近年、新自由主義の主要な論拠となっているのが、政府の財政赤字である。「日本の債務残高は1000兆円を超えており、直ちに財政再建に取り組まなければ、たいへんなことになる」。こうして庶民の不安を煽ることで、社会保障削減や消費税値上げなどが正当化されてきた。財政破綻の危機は、国民の同意を調達するのに大きな効果を発揮する。身の丈に合った暮らしを営み、支出が収入を上回らないように倹約しなければならないことは、だれでもわかっているからだ。それゆえ、GDP比世界一位の債務残高を突き付けられ、緊縮政策の必要性を説かれると納得せざるをえない。だが、このように国家財政を家計に喩えることは、果たして妥当だろうか。また、福祉や教育には財源がないとされながら、金融市場に対しては大盤振る舞いが続くのはなぜだろうか。新自由主義のレトリックとしての「財政赤字の神話」を解体し、民衆(People)のための経済学の可能性を示唆することが、本書の課題である。(菊池恵介) 続き


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