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不起立教員 思いを語る〜「君が代」処分に抗議する集会
3月31日、都の卒業式での「君が代」不起立・不伴奏処分に抗議する集会が東京・全水道会館で開かれた。約120名の教員、市民が参加した。今年の被処分者は4名。昨年の12名に比較して激減した。主催者(卒業式対策本部)は、都教委の「君が代」強制がより強まっている現状を指摘した。被処分者の井黒豊さんは「クリスチャンとして立つことはできなかった。いま、教育現場は管理統制の強化で壊されている。日の丸・君が代の強制はその象徴にすぎない」と発言。岸田静枝さんは「停職処分を避けるため斉唱時は欠席していたが、定年前の最後の卒業式、どうしても子どもたちと一緒にいたくて処分覚悟で式に出た」、近藤順一さんは「教員は生徒に思想・良心の自由を行動をもって示すべきだ」と語った。(佐々木有美) 湯本報告動画(UnionTube)被処分者の会 抗議声明集会写真  *写真=記者の質問に応じる被処分者(右側)

札幌地域労組:日本ニューホランド再雇用拒否裁判で勝訴
(株)日本ニューホランドの小杉さん(写真)が、60歳の定年を迎えた際に、会社から再雇用を拒否されたのは不当だと訴えていた裁判で、3月30日札幌地裁(村主隆行裁判官)は、会社が小杉さんを再雇用から排除したのは高年齢者雇用安定法(高年法)9条の趣旨に反し無効であるとして、会社側に550万円の支払いを命じた。但し、小杉さんと会社間に再雇用の契約が成立したとまでは認められないとして、地位確認の請求は棄却した。この事件は、「抜け穴」のある高年法を、会社側が悪用した典型的ケースだった。この判決は、高年法9条を悪用したケースに突破口を開けたという点では、恐らく全国初の判決だと思われる。(札幌地域労組・鈴木一) 報告札幌地域労組HP

ワークショップ「労働組合とインターネット」を開催します
4月22日にレイバーネット主催のワークショップ「労働組合とインターネット」を開催します。以下、講師・石川源嗣さんの弁。「インターネットはまだ40年しか歴史を持っていない。日本に普及しはじめてまだ15年ほどである。よくインターネットと比較されるグーテンベルクが発明した活版印刷術は、大量の印刷物を生み出し、ルネサンス期における情報伝播の速度を飛躍的に向上されたといわれ、560年の歴史を持つ。まだ40年のインターネットが今後様々な試行錯誤を経るのは必然である。だから失敗は織り込み済みで、労働組合として、労働者と結びつく手段として、もっと貪欲にインターネットに挑戦することが必要だろう」。定員20名、申込みはお早めに。 詳細 *イラスト(ジャパンユニオンHPより)

「ゲリラ」で今を生きるオンナ〜映画「桃色のジャンヌ・ダルク」公開
「桃色ゲリラ」を見たことがありますか。ある時は渋谷の駅前、ある時は銀座のどまん中、またある時は日比谷の集会で、神出鬼没かどうかは定かではないが、天真らんまんでスキャンダラスに、ビキニスタイルでさっそうと─。3年前、筆者は国会議事堂前でビキニの彼女が何やら大声で叫んでいる3分ビデオを見たことがある。大胆なパフォーマンスに警官たちはオタオタしながら必死に止めようとしていた。その彼女─画家の増山麗奈を撮った鵜飼邦彦監督の「桃色のジャンヌ・ダルク」が今度公開される。(木下昌明) つづき公式ブログ杜海樹の映画紹介(pdf)

「君が代」処分をするな!〜処分決定の都教委臨時会に抗議の声
3月29日午前10時より東京都教育委員会臨時会が開かれ、今年の卒業式で「君が代不起立・不伴奏」の教員に対する処分が決定された。これに抗議する教員・市民ら約20名は、臨時会直前に都教委要請行動を行った。八王子5中で5回目の不起立した近藤順一さん(写真左)は、「卒業式における私の行動は卒業生にとっては最後の学習活動の場面で、生徒の自主性を尊重するもの。式の進行を妨害するものではない。国旗・国歌の扱いは各学校現場の判断にまかせるべき。33年教育に携わってきたが、教育には強制ではなく自由と個性の尊重が大事」と力強く要請文を読み上げた。そのあと参加者は、教育委員に届くように大きな声で「処分するな!」のシュプレヒコールを上げた。(M) 近藤さんの要請書写真1写真2処分撤回を求めて(138)停職1月の処分に抗議する(近藤順一)

「自分の存在が否定された気持ち」〜朝鮮学校外しに怒りの声ひろがる
3月27日午後、朝鮮学校の「無償化」外しに反対する緊急行動が、東京・代々木公園イベント広場で開かれた。朝鮮高校生230人を中心に700人が集まった。主催は、平和・教育の市民グループ、労組などがつくった実行委員会で、急速に65団体までに広がった。「これは新たな民族差別。名前まで奪った戦前を繰り返していいのか。子どもを差別する国は滅びる」と主催者は強く鳩山政権を批判した。朝鮮高校の女子生徒は、「日本の方から続々と学校に支援署名が届き、胸を熱くした。高校無償化法案はすばらしい。でもなぜ朝鮮学校が外されたのか。これを聞いた時、自分の存在が否定された気持ちだった。悲しかった。そして怒りがこみ上げてきた」と語った。集会後、賑わう渋谷をデモ行進し(写真)「朝鮮学校を外すな」と訴えた。(M) 報告毎日新聞動画(UnionTube)ムキンポ写真館高校生3人の発言報告(アジア連帯講座)3/28京都集会報告

暴力・セクハラ・未払い問題〜キャバクラユニオン新宿繁華街をデモ
水商売業界での労働環境や条件を改善していこうと、3月26日、キャバクラユニオンのメンバーが新宿繁華街でアピールした。キャバクラユニオンは昨年末に発足。以来、夜の仕事で働く女性たちからの相談は200件以上にのぼった。「売れる女の子を残し、そうでない子はどんどん切り捨てていく。罰金を課せられて逆に借金を負わせられたりすることもある」と話すのは、メンバーの一人根来祐さん。以前10年ほど練馬や中野のキャバクラ、銀座のクラブなどで働いた経験がある。キャバ嬢たちから訴えられる労働問題は、暴力、セクハラや未払いの賃金などがほとんど。「暴力が裏にあることをにおわせて脅す」と根来さんは指摘する。「対等な関係がなければ、よりよい労働環境は作れない」。キャバクラユニオンは今後活動を続け、夜の仕事で働く女性たちの権利向上を目指していく。(松元千枝) 写真速報ムキンポ写真館キャバクラユニオンブログ根来ブログTBSニュース

菅家さん 無罪判決おめでとう!〜冤罪事件の当事者など多数駆けつける
3月26日、宇都宮地方裁判所において足利事件の再審の公判が開かれ、裁判長は菅家さんに無罪を言い渡した。検察は控訴しないとしているので、これで菅家さんの無罪が確定することになった。無罪判決を受けた菅家さんは夕方の無罪報告集会において「本当にありがたい。今度は困っている人を支援していきたい。冤罪を無くしていくには全面的可視化が必要。まずは、車の免許を回復したい(逮捕される前は運転手であった)」と、喜びをかみしめつつも緊張の様子で語っていた。無罪報告集会には、狭山事件、袴田事件、布川事件、免田事件、東電OL殺人事件など冤罪事件の当事者や支援者が多数駆けつけた。また「無罪」と書かれた歴史的重みのある垂れ幕が披露され、「布川事件」に引き継がれた。(杜 海樹) 報告メディアの責任問う記事日弁連会長声明

港湾労働者がアスベスト問題などで全国2時間ストライキ
港湾労働組合の産別組織である全国港湾などは、3月26日に全国の港で始業時より2時間のストライキを実施することが確定しました。要求内容は、アスベスト被害者補償制度の確立と規制緩和によって失われた労働条件の回復です。日本で使用されたアスベストは、全量輸入されたものであり、港湾労働者がアスベスト100%の原料を荷役したものです。労働省は、港湾荷役作業は屋外作業であることから粉塵作業に指定せず、粉塵防止対策を怠ってきました。そのため、厚生労働省の発表でも港湾労働者の中皮腫、肺がんの労災認定者は100人に達しています。このたたかいは、アスベストに関係する諸団体が被災者のための補償制度つくることを求めるたたかいでもあります。多くの皆さんのご理解と支援をお願いします。(伊藤彰信) 詳細 *写真=業界と団交する組合側(全港湾HP

【緊急】全国アピール!「沖縄の民意」を踏みにじる鳩山暴言に抗議を
鳩山首相は3月19日、普天間基地の「沖縄県外移設は難しい」という裏返しの表現で政府が「県内移設」を進める意向を表明しました。これは「県内移設絶対反対」を繰り返し、宣言してきた沖縄県民を愚弄し、「沖縄の民意」を踏みにじる超暴言です。鈴木雅子(名護市)や浦島悦子(名護市)など全国の市民、26人は23日午前、鳩山首相に下記の申し入れ書を送りました。ラジオのニュースによれば、23日夜、鳩山首相を含めて沖縄関係閣僚会議が開かれ、移転先の協議が行なわれます。みなさん! 鳩山発言に強く抗議し、「県内移設反対」の声を大きく上げましょう。(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック) 詳細官邸意見受付ページ26日官邸前抗議行動 *漫画「鳩が基地しょって・・」=壱花花

阪急トラベルサポートと闘う塩田卓嗣さんと行く「金曜日ツアー」
阪急トラベルサポートによる不当なアサイン停止(事実上の解雇)と闘い、職場復帰を求める東部労組HTS支部塩田委員長。その塩田委員長の生活を支援するため、このほど「週刊金曜日」の強力な支援のもと、「金曜日ツアー」の開催が決定しました。このツアーには「週刊金曜日」編集委員で評論家の佐高信さんが同行、また、塩田さんが添乗員として同行します。ツアーは「佐高信と行く岩手の旅〜原敬と小沢一郎の故郷を訪ねて」(4月21日〜22日の1泊2日)で、参加者との懇親会やミニ講演会も行ないます。オプションとして問題の胆沢ダム見学もあります。お誘い合わせてのご参加をお待ちしております。締切は4月2日です。(東京東部労組・菅野) 詳細 *写真=塩田問題を報じる「週刊金曜日」最新号

ハウジングプアをなくそう〜住まいの貧困ネットが集会デモ
住まいの貧困に取り組むネットワークが設立一周年を記念して3月22日、東京・新宿で集会を開催した。参加者はおよそ130名。この一年間で同団体は、ゼロゼロ物件、追い出し屋、無料低額宿泊所、家賃滞納者データベース化など住まいに関する幅広い問題に取り組んできた。集会では、「居住の貧困」著者の法政大学名誉教授本間義人氏から、ヨーロッパの各国で社会住宅政策とともに居住権は基本的人権だと定める法制化が進んでいること。しかし日本では22年度国土交通省予算3兆円強には住宅政策へ割り当てられる予算はゼロだということが明らかにされた。集会のあと、参加者のうち約100名は新宿の繁華街をデモ行進し(写真)、借家人としての権利を訴え、「ハウジングプアをなくそう」とアピールした。(松元千枝) 報告住まいの貧困ネットHPムキンポ氏の写真

基地も戦争もいらない!〜ワールドピースナウに800人が集う
沖縄の普天間基地移設問題で政府が迷走を続けるなか、「WORLD PEACE NOW」の集会が都内で開かれた。晴天に恵まれた3月20日、港区・芝公園に約800人(主催者発表)が集まり、「基地も戦争もいらない! イラク、アフガンから外国軍を撤退させよう」と声をあげた。03年6月のイラク取材で米軍に拘束されたジャーナリストの志葉玲さんや、大河内秀人さん(パレスチナ子どものキャンペーン)らが次々と発言した。安次富浩さん(ヘリ基地反対協)は、先の沖縄での米軍による「ひき逃げ事件」に触れ、「現場から救急隊に通報もせず立ち去るのは、戦争行為者にしてみれば当然の感覚かもしれない」と断罪した。(Y) 写真速報

続けていくことが重要〜「反貧困フェスタ2010 in みやぎ」に500人
「運動をしていても、マスメディアに取り上げられないからといってやめてしまうのではなく、続けていくことが重要。私たちの運動は、アリが象を動かそうとしているようなものかもしれない。しかし、みんなで声をあげれば象の進行方向を少しずつ変えることができる」。反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんは、3月20日仙台市で開催された「反貧困フェスタ2010 in みやぎ」で各地から集まった500人近い参加者に訴えた。イベントは毎年春に開かれる反貧困フェスタの第3回目。前年までは東京都内で開催されていたが、今年から全国15箇所ほどに広がった地域のネットワークに担ってもらおうと企画し、はじめて実現した。(松元千枝) 報告 写真:高澤あみ

近藤順一教諭、5回目の「君が代不起立」〜生徒の多数も歌わず
3月20日の八王子第五夜間中学の卒業式で、近藤順一さん(写真)は、自らの良心に従って5回目の不起立を実行した。校門では10人以上の支援者がチラシをまいて、激励した。近藤さんは通信でこう報告している。「開式冒頭、起立『国歌斉唱』と共に、私は着席、不起立・不斉唱行為に入り生徒に正対した。生徒の中には『あれ!』という感じが走り、歌わないもの多数。すぐさま副校長が近づき『近藤先生、立ってください』私は『現在、校務遂行中です』と応じた。副校長は『6時1分、現認しました』私は『了解しました』と応え、式が混乱無きようはからった」。石原都知事の下、東京の学校で「日の丸・君が代」強制が始まって今年で7年目。当初数百人の教員が不起立したが、処分の乱発で現在は激減している。 近藤報告写真1写真2

DVD「国労バッジははずせない!―辻井義春の闘い」完結編が完成
1月26日、神奈川県労委で完全勝利命令を勝ち取った国労組合員・辻井義春さんの闘いの記録DVDが、ついに完成した。辻井さんは、JR東日本でただ一人国労バッジをつけ続けてきた。その間、数限りない過酷な処分を受け続けながらも、辻井さんは国労バッジをはずさなかった。映像では、数々の処分を受けてきた経過とその過程での辻井さんの様々な思い、これまで地労委命令を一貫して守らず「処分」という暴力で一人の人間を押しつぶそうとするJR東日本の実態、辻井さんを支えてきた家族や仲間の声を紹介する。そしてこの闘いが、今の日本社会の中で埋もれてしまってはならない労働者の生き様のひとつであることを明らかにしてゆく。ぜひ、一人でも多くの方に観ていただきたいし、集会等でも上映していただきたい。(湯本雅典) 詳細4/16神奈川報告集会

やっとここまで来た!〜与党・公明が政府に「一人2406万円」の解決案を提出
3月18日、与党3党・公明は「国鉄改革1047名問題の政治解決に向けて」と題するJR不採用事件の解決案を、政府・前原国交大臣に提出した。内容は「和解金一人平均2406万円・約200名の雇用要請・被解雇者の事業体に支援金10億円」というもので、総額は約229億円である。当初案の8割程度に減額されたが、前原大臣が受理したことで解決に大きく近づいた。4者4団体は同日の声明で「和解する方向で協議したい」と表明、また被解雇者など50名が集まった夜の裁判報告集会で、二瓶共闘議長がこの内容を発表した。鉄道運輸機構訴訟原告団の川端団長は「やっとここまで来た。気を抜かずに解決に向けて邁進したい」と決意を述べた。今後はJRと鉄道運輸機構が、この案を受け容れるかどうかが焦点になる。(M) 毎日新聞東京新聞アサヒコムTBSニュース時事解決案全文(共闘会議HP)4者4団体共同声明 *写真=裁判報告集会(3/18)

2010春闘 : 非正規の正社員化もとめ郵政労働者がストライキ!
3月18日、郵政労働者ユニオン(全労協)と郵政産業労働組合(全労連)は、10春闘勝利!正社員化と均等待遇を求めて、初の同日統一ストライキを決行した。東京の拠点となった日本郵政小石川店(写真)には、早朝から約80名の労働者が集まり、15人をこえる職制の監視をはね返して、社前集会を成功させた。非正規のゆうメイト職員で、ユニオンに入ったばかりの女性は「いま時給1030円だがこれでは生活できない。社員と同じ仕事なのに格差がありすぎる。亀井大臣が発言したとおり、私も正社員になりたい。ユニオンでたたかっていきたい」と力強く挨拶した。この日郵政ユニオンでは、全国14職場・61人が指名ストに入った。(M) 他の写真郵政ユニオンHP(各地の速報)動画(UnionTube)

イラク開戦から丸7年〜3・20ワールドピースナウで声あげよう!
来る3月20日でイラク戦争開始以来7年になります。この間、米軍等の多国籍軍に占領されたイラクでは数十万人とも百万人とも言われる市民が殺され、国内外の難民・避難民も数百万人に達しています。当初米国がイラク侵攻を正当化するために掲げていた「サダム・フセイン政権とテロ組織との関係」や「大量破壊兵器の存在」がウソだったことが明らかになりましたが、イラクの「民主化」の名のもとにいまだ戦争・占領は続いています。また、イラク戦争・アフガン戦争という二つの戦争に日本に駐留する米軍が参戦しているという事実は重大です。私たちは、世界中のあらゆる戦争をなくすため、そして沖縄から基地をなくすため、「武力で平和はつくれない」という声をあげたいと思います。(WPNの呼びかけ) 詳細ワールドピースナウHP

「花田清輝と大西巨人」の世界〜シアターXが春祭2010で上演
花田清輝をご存じだろうか。『サンデー毎日』は草創期に「大衆文芸賞」を設けていた。それに彼は入選し、賞金で積もる借金を返したという逸話がある。戦時から戦後にかけてユニークな思想と創造力で評論らしからぬ評論や小説や戯曲を数多く発表し読者をひきつけたひとである。『復興期の精神』『アヴァンギャルド芸術』『泥棒論語』などどれもが代表作で、常に時代と切り結んできた。 今度、シアターX(カイ)が〈「花田清輝的、きよてる演劇詩の舞台」春祭2010〉と銘打ち、花田の『ものみな歌でおわる』や『小説平家』の一部を自在に改変して上演する。(木下昌明) つづき *写真=シアターXのチラシ

革命的ジャーナリスト・樋口篤三さんの死を悼む
樋口さんは革命的ジャーナリストとして、極めて優れていたと改めて感じる。たとえば1980年に労働戦線の再編が本格化し始めた時期、私の周辺にいた左翼は誰も総評がなくなることを想定していなかった。しかし樋口さんは直感的に「大変な事態だ」と感知し、「労働戦線の“右翼的”再編反対」の大キャンペーンをいち早く、『労働情報』で開始したのである。それは国鉄の分割民営化反対キャンペーンでも同じだった。しかし、革命的ジャーナリストである樋口さんの真骨頂は、1980年5月の韓国・光州民衆蜂起で発揮されたのではないかと私は思う。(江藤正修) 全文 *写真=1983年3月三里塚現地集会での樋口さん(撮影 今井明)

なごやボランティア・NPOセンター前で解雇に抗議
名古屋市の「なごやボランティア・NPOセンター」で非常勤職員として働いていた男性(35歳)が、いきなり勤務シフトを激減された上、これに抗議していたところ解雇されたとして地位保全などを求める仮処分を名古屋地裁に申し立てている問題で、男性職員と筆者を含むその支援者が3月14日にセンター前で抗議・宣伝行動を行なった(写真)。当初は常勤職員とほぼ同様、フルタイムで勤務していた男性は、「直前には上司から『これからは常勤職員としてがんばってもらう』と声をかけられていたにもかかわらず、いきなり勤務シフトを削減され、それまで月20万円あった給料が8万円にまで激減した」と主張。(酒井徹) つづき

JR不採用問題 :「解決」に冷や水あびせる前原国交大臣
「200人の雇用や270億円の解決金」を明示したJR不採用問題の与党・公明党の「解決案」に対して、前原国交大臣は、3月12日「解決を長引かせるわけにはいかないが(解決金の額は)かなりの乖離がある」と発言し、4党和解案に難色を示した。「西日本新聞」(写真・3/13)によれば、政治決着が「仕切り直し」になり、3月下旬に最終案をまとめる見込み、という。そんな折、鉄建公団訴訟原告団(被解雇者の裁判グループ)のM氏からレイバーネット編集部に、投稿が寄せられた。タイトルは「国家ぐるみによる組合つぶしの被害者救済すら背を向けるのか!」で、「23年ぶりの解決に期待を抱く闘争団・家族に冷や水を浴びせる」前原国交大臣の姿勢を厳しく批判している。 全文鉄建公団訴訟原告団HP

レイバーネット総会開かれる〜東海林記者の実践的話に釘付け
3月14日、東京・駒込の「どぅたっち」でレイバーネット2010総会が開催された。45人が集まり、終始熱気に包まれた。毎日新聞記者の東海林智さん(写真中央)が「報道入門」と題して特別講演。「集会報道などは、主催者の意見と違っていいから、自分で思った大事なことを書け。たんなる“報告”でなく“報道”にするには、自分の眼で事柄にフォーカスをあてること」「現場がすべて。取材対象者にシンパシーをもて」「生きた言葉をつかめ」など、失敗談・裏話を交えた現場記者ならではの実践的話に参加者は釘付けだった。総会論議では、レイバーネットTVの開設などの提案を受け、活発なディスカッションが行われた。今年の総会は若い参加者が増え、しかも彼らの元気な発言が目立った。同じ場所での「懇親会」も30人近くが残り、交流を深めた。(M) 写真1写真2東海林講演詳報(JCJブログ)

沖縄の民意に応えよ!〜「県内移設」に反対して首相官邸前行動
3月12日午後6時半から約1時間、「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」は、首相官邸前で「県内移設」に反対する緊急行動を行った。参加者は約50人で、沖縄現地からの電話メッセージもあった。鳩山政権はキャンプ・シュワブ陸上案を軸に動きを加速させているが、参加者は、沖縄の民意を受け止め「県内移設」をするな、と強く訴えた。市民連絡会の高田健さんは集会で発言し、「今が一番重要な時期だから、社民党は遠慮なく意見を言わなくていけない。そのために政権に入ったはず。閣内にいるからものを言えない、というのではおかしい」と社民党に奮起を促した。抗議のシュプレヒコール(写真)のあと、代表団が官邸入口で要請書を係官に手渡した。緊急行動は19日、26日と続く。(M) 写真(ジュゴンも参加)写真(申し入れ)「基地はいらない」意見広告キャンペーン

事前面接解禁に危惧の声〜労働弁護団が派遣法改正求め集会
労働者保護の派遣法改正の実現をめざす集会が3月5日に、「連合」本部などのある総評会館で開催された。厚生労働省は現在、労働者派遣法の改正案をまとめて閣議決定を目指しているが、連立与党に加わる社会民主党や国民新党からは、「野党時代に民主党とまとめた『3党案』から後退した内容になっている」と批判の声が出ており、閣議決定までにはなお曲折が予想されている。会議では改正案を「総論的には評価できる」との声もあった一方で、雇用責任を負わない派遣先による 採用介入(事前面接)の解禁などが含まれていることなどを危惧する意見も相次いだ。(酒井徹) 報告

韓国: 双竜労組77日間ストライキを描いた映画「あなたと私の戦争」
映画を見て、これほどわあわあ泣いたことはなかった。双竜自動車労組77日間の玉砕ストライキの話を扱った「あなたと私の戦争」の 試写会に行ってきた。双竜自動車労組77日間の玉砕ストライキの時、私は歩道にいた。そんなことがあったという程度だけ、後で聞いたにすぎない。「労組が間違っていたのだから、彼らを捕まえてもかまわない」が当時の韓国人の主流だった。そのフレームに私もまたある程度巻き込まれていた。特に大企業の正規職労組にはある程度の不快感を抱いていた私としては、あのフレームをあまり拒否しなかった。われわれは支配言論が作ったフレームに閉じ込められた奴隷だったのだ。映画を見ながら、どれほど泣いたか、まだ目がぷっくりとはれている。(イ・ソンギュ/韓国チャムセサン) 全文双竜関連記事

歌から戦争は始まる!〜「君が代」強制反対の都庁前アクションに90人
卒業式シーズンの中、石原都教委の「君が代」強制に反対するアクションが都庁前で行われ、教員・市民など約90名が参加した。軍国少女だった北村小夜さんはマイクを握り、「戦前の小学校唱歌の多くが軍国主義を煽るものだった」と自らの苦い体験を語った。たとえば『汽車ポッポ』の歌詞は、「きしゃ きしゃ ポッポ ポッポ シュッポ シュッポ シュッポッポ 兵隊さんをのせて シュッポ シュッポ シュッポッポ 僕らも手に手に日の丸の 旗を振って送りましょう 万歳 万歳 万歳 兵隊さん 兵隊さん 万々歳」だったという。「また問題なのは、こうした戦争の歌24曲が形を変えて今も“小学校音楽教材”として指定されている」と北村さんは指摘し、教育の現状を強く批判した。集会後、60人が参加して都教委要請行動が行われた。(M) 渡部通信写真(集会)写真(都教委要請)現場からの報告

3月14日レイバーネット総会を開催します〜東海林記者が特別講演
2001年2月10日、40名でスタートしたレイバーネット日本は、現在430名の「はたらくものの情報ネットワーク」として成長しました。ことし発足10年目になりますが、新たな飛躍を目指して、3月14日午後に2010総会を東京・駒込どぅたっちで開催します。今回は特別企画として、レイバーフェスタ大阪の3分ビデオ上映や、「毎日新聞」労働記者として活躍中の東海林智さん(写真)の講演「報道入門」があります。東海林さんには、レイバーネットの報道力のレベルアップを計るうえでも、プロのノウハウを思う存分伝授していただく予定です。会員以外のかたも参加歓迎ですので、ぜひご参加ください。レイバーネットをつくるのはあなたです。 詳細会場地図

「We are the World」を大合唱〜15ヶ国以上の移住労働者が集う
3月7日午後12時から、東京・日比谷公園小音楽堂で「奏でよう!移住労働者の声を!あつまれ!日比谷に!マーチ・イン・マーチ2010」が開催され、400人が参加した。あいにくの雨だったが、ブラジル、ペルー、中国、韓国、ウズベキスタン、フィリピン、ネパール、インドネシア、セネガル、米国ほか15ヶ国以上の移住労働者が参加し、日本からも支援者の合唱やアイヌ、沖縄などの音楽や舞踊で盛り上がった。もえやんのリードで会場参加者全員で「We are the World」を大合唱、またサンバのリズムで盛り上がり、多民族・多文化共生の喜びを笑顔で分かち合った。(ジョニーH) 報告ムキンポさんの写真

国際的な反貧困運動「NO―VOX」のシンポジウム開かれる
日本で初めての「NO―VOX 国際連帯フォーラム」が3月1日から7日まで、東京と大阪で開かれているが、6日、東京・明治大学でシンポジウムがあり約50人が参加した(写真)。「NO―VOX」(声なき者、持たざる者の国際ネットワーク)は、パリを拠点とした国際的な反貧困運動グループで、社会的な排除に抗する、生きる権利を取り戻す闘いと、非正規の労働運動を結び、新たな労働運動・社会運動の展望と可能性を探っている。NO-VOXの中心的活動家であるアニー・ブールさんは、出産費用が払えず病院から家に帰れないケースや、賃貸住宅の解体工事を阻止した闘いなど、いくつもの勝利の事例を紹介し、「私たちに必要なのは異なった運動がひとつになることだ。そうしなければ新自由主義に勝てない」と強調した。(Y) 報告

朝鮮学校排除はおかしい〜川端文科大臣に弁護士らが意見書提出
3月5日、「高校無償化」法案から朝鮮学校を排除しようとする動きに対して、332人の連署による「排除反対」の意見書が、川端達夫文部科学大臣に提出された。署名発起団体である「外国人学校・民族学校の問題を考える弁護士有志の会」共同代表の吉峯啓晴弁護士(写真左)は記者会見で、「日本のほぼすべての大学が、朝鮮高級学校卒業生の受験資格を認めていることからも、朝鮮学校が日本の高等学校と比べて遜色ないことはあきらかである」「外国籍の子も含めて学習権を保障することは、民主党がめざす教育政策の基本であるはずだ」と述べた。高校無償化から朝鮮学校を排除することに反対する取り組みは、東京、大阪から全国にひろがりつつある。(湯本雅典) 報告記者会見の動画(UnionTube)東京新聞

「労働運動の原点」をまなぶ〜ひょうごの2010年春闘討論集会
神戸ワーカーズユニオンや全港湾神戸支部などで構成するひょうご地域労働運動連絡会が主催する2010年春闘討論集会が、2月20日行われ、DVD「組合づくり」の上映と石川源嗣さん(東京東部労組副委員長・写真)の講演があった。反響は大きく参加者から多数の感想が寄せられた。以下、一部紹介する。「長年にわたる相談や労組作りの経験に基づいたものでビデオ映像も交え、とても分かりやすいものでした。『労働組合の原点』として『労働者の怒り』=『いつも心に硫酸を』と言われたのが印象的でした。生きる上で必要とされるユニオン、生活の中に根付いたユニオンをどう作るのか、が問われているのだと思いました。若い人も組織するにはパソコン、ネットも使いこなせないとあきません」。 詳細

裁判所に問いたい!民主主義とは何なのか〜「君が代」第三次提訴
卒・入学式シーズンを目前にした3月2日、東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟(東京「君が代」裁判)の第3次の提訴が行われ、東京地裁前には100名の原告、支援者が集まった。記者会見で原告代表の1人(社会科教員)は、「私たちは、君が代斉唱で着席した事で、親、生徒から抗議を受けたことはない」「私は裁判所に聞きたい!民主主義とは、多数者のためだけのものか」、また他の原告(音楽科教員)は、「ピアノを弾くということは、単に指が動けばいいということではない。『君が代』を弾くことを通じて生徒や式参列者にも私の手と体を使って『歌いなさい』ということは、私にはどうしてもできなかった」と語った。(湯本雅典) 報告動画(UnionTube) *写真=地裁に入場する提訴団

映画「パレード」〜若者の「住む」問題に光をあてる
「命を守りたい」という鳩山首相の施政方針演説が話題となった。命の基本とは食う・着る・住むである。その手だてについて首相は語らなかったが、いまや日本は働く場を失うと同時に住む所も失う社会になっている。そんな社会で人々はどう生きるのか。今日の若者の生態を描いた行定勲監督の「パレード」はその「住む」問題に光を当てていてちょっと考えさせられた。原作は吉田修一の同名小説で、映画的に改変されているものの大筋では小説通りの展開となっている。主要な舞台は、東京のとある2LDKマンション。そこに4人の若者が共同生活している。(木下昌明) つづき映画公式サイト

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