本文の先頭へ
LNJ Logo 2017/09
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供

会員関連サイト

more...

女城主おいけものがたり〜牧子嘉丸のショート・ワールド
むかし、女ありけり。小さき池のほとりに生まれたので、おいけ姫と呼ばれたり。幼きころより、蝶よ花よとかしづかれ、なんでも「妾(わらわ)がいちばん」かんでも「妾が最初じゃ」と育てり。この女、日が当たるところを大いに好みて、少しでも人の陰に隠れるのを忌み嫌いたり。あるとき、国の司にならんとして、さまざまに手づるをもとめ、渡り歩いて、なりたり。兵部省の長になりて、鎧甲(よろいかぶと)など着てはしゃぎけり。やがて、時は過ぎ、日はうつろいて、人も変わり、世も変わりして、女かげうすくなりけり。女これにがまんならず、都の城主にならんとす。このとき、若狭から白ひげの男馳せ参じたり。元奉行とかいう、うさんくさき人相の男なり。女これを使い、みごと城主になりけり。このとき、都の有象無象(うぞうむぞう)我も我もと駆けつけ、にわかの味方になりたり。(牧子嘉丸) 続き *イラスト=壱花花

「本物の希望はオレだ!」〜9.29反原発金曜行動で吉沢正巳さん
9月29日金曜日、早くも選挙戦に突入した。安倍首相の宣言した「仕事人内閣」の仕事はそっちのけで、北朝鮮のミサイル恐怖をあおって改憲を進めようとしている。これに小池都知事は「希望の党」なる新党を立ち上げて、知事選で味をしめた手口で、今度は首相に成り上がろうとしている。安倍に勝つために何やら怪しげな反原発の旗も掲げているが、これはうやむやになった築地問題とそっくり。また選挙民は踊らされるのかーー。この日の国会前での原発反対の抗議行動は、この選挙批判をこめてのスピーチが相次いだ。中でも福島の浪江町の「希望の牧場」から牛のレプリカを積んだ車で駆けつけた吉沢正巳さんは、「本物の“希望”はオレだ。小池の希望はうそくさいニセモノだ!」と訴えた。吉沢さんは、300頭もの被ばく牛を飼いつづけている。絶望的な営みの中にかすかであるが希望を見いだしている。(木下昌明) 写真速報動画(6分46秒)

「大政翼賛会になだれこむ歴史を作ってはならない」〜9.28 解散日国会前行動
9月28日、衆院が解散された。国会議員会館前では、12時から「党利党略解散」抗議行動が行われた。主催は「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」ら3団体で、市民、労働組合、宗教者など1300人が集まった。民進党の希望の党への合流が現実のものとなる中、行動は緊張感に満ちていた。市民連合の山口二郎法政大学教授は、「今回の解散は解散権の私物化だ。ヒトラーの手口といえる。戦争か平和かが争点だ。火曜日(9月26日)には、4野党と市民連合の選挙合意が成立したが、その後の希望の党と民進の提携に頭を抱えている」と率直な発言。社民党の福島みずほ議員が、「国会がゆれている。希望の党は憲法改正を公約している。リベラルを結集し、こうした流れを阻止していこう。大政翼賛会になだれこむ歴史を作ってはならない」と述べると、参加者から割れるような拍手が起きた。(S) 写真速報動画(6分40秒)渡部通信アリの一言「市民連合」の見解9.28江戸川区「市民連合を考える」集会希望のまち東京をつくる会声明

〔週刊 本の発見〕とびっきり明るくて悲しい少年たちの物語〜『キジムナーkids』
つい最近、沖縄のチビチリガマが少年たちによって荒らされるというショッキングな事件が起きた。もし彼らがこの本を読んでいたらと思う。本書は敗戦直後の沖縄を舞台にした、とびっきり明るくて、とびっきり悲しい少年たちの物語である。日本で唯一地上戦の戦われた沖縄で人々はどう生き、どう死んだのか。子どもたちにも読める戦争物語がもう一つ誕生した。作者はウルトラマンシリーズなどで知られるシナリオ作家上原正三。上原は、1937年に沖縄に生まれた。敗戦までの2年間熊本に疎開、小学4年生で焦土となった沖縄に帰った。この作品は上原の体験に基いている。敗戦直後の沖縄、明るい太陽の下で、お腹を空かせた5人の子どもたちが、米兵から食料品をせしめようと知恵をしぼる。ガジュマルの木の上には戦果品(米兵からせしめたチョコレートや缶詰など)をたくわえる「秘密基地」もある。(佐々木有美) 続き

「カメラを持つと能動的になる」〜レイバーネット例会で木下昌明さん
9月27日東京・新宿「竹林閣」で、レイバーネット例会「木下昌明の新刊『ペンとカメラ』をめぐって〜映画・社会運動・メディアを考える」が開催された。参加者は20名強で、一冊の本をめぐってさまざまなディスカッションが行われた。映画批評にとどまらず動画を撮り、現実と関わる木下昌明さんに質問が相次いだ。「批評家がカメラを持つことでどういう影響があったのか?」との問いに木下さんはこう答えた。「カメラを持つと能動的になる。ペンと違って人の前に出ないとカメラは撮れないので、行動的になる。そのため映画批評を書く場合でも抽象的でなく具体的になった。幅の広さが生まれたように思う。意識的にやったわけでないが知らす知らずにそうなった」と。20代で新日本文学会を出発点にした「活字人間」木下昌明さんは、70代にして映像も駆使するレイバーネットの活動家になっていた。いつも金曜行動で一緒という参加者も「木下さんの姿に元気をもらっている」と語っていた。(レイバーネットTVプロジェクト) 報告動画(90分)

市民連合、4野党から回答得る〜中野晃一氏「希望の党はメディア現象」
9月26日、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合は、立憲4野党(民進党、日本共産党、自由党、社民党)に「衆議院議員選挙における野党の戦い方と政策に関する要望」を提出し、回答を得た。その内容について記者会見で明らかにした。市民連合の山口二郎さんは、「候補者の一本化に向け、各党が小選挙区で1対1の構図をつくるためにがんばるという方向性が確認できた」と語った。また、中野晃一さん(写真)は、この前日に発表された「小池新党:希望の党」について、「メディア現象だ」と切って捨てた。そして有権者として気をつけなければいけないのは、「小池氏が都知事としてこの1年間何ができたのか。築地問題は、どうなったのか。希望の党がどのような手続きをふんで代表が選ばれ、できたのか」など「実態が何なのかということ」に気をつけなければならないと語った。市民連合は、10月1日(日)16時より新宿駅東口で大街宣活動を行う予定だ。(湯本雅典) 報告動画(山口二郎/中野晃一)市民連合要望書渡部通信

9/27レイバーネット例会『ペンとカメラ』〜映画・メディア・社会運動を考える
9月27日(水)、レイバーネット日本では例会「木下昌明の新刊『ペンとカメラ』をめぐって」を開催します。『ペンとカメラ』は、映画批評の枠をこえて優れた社会時評になっています。また社会運動とメディアを考える手がかりに満ちています。ぜひお気軽にご参加ください。以下、『週刊金曜日』に掲載された土屋トカチ氏の書評を紹介します。……書店員だった私の経験から思うに、置くべき棚が決めづらい厄介な本だ。表紙で判断した者はSEALDsや反原発運動の棚に置くだろうし、巻頭の数ページをめくった者は、がん闘病記の棚に置くだろう。私ならどうするか。レジ正面に「映画のような崖っぷち人生、映画批評家・木下昌明」と手書きPOPを添えて並べてやろう。3.11以降の毎週金曜日、彼は国会前でビデオカメラを手に、デモの様子を撮影している。報道陣に邪魔者扱いされても飄々と家庭用カメラを構える姿を、私は何度か見た。こんな映画批評家をほかに知らない。 続き *写真=都内の書店。例会はどなたでも参加できます。

仲間の雇用を守ったぞ!〜東部労組多摩ミルク支部「不当雇い止め」を撤回させる
東京・葛飾で食品の配送を手がけている多摩ミルクグループの労働者でつくる全国一般東京東部労組多摩ミルク支部の鈴木明組合員に対する不当な雇い止め解雇の会社方針が9月25日に撤回されました。解雇通告後に初めての団体交渉が9月13日に東部労組事務所で開かれました。13人の支部組合員と東部労組本部の須田書記長が交渉に臨みました。鈴木さん自身が「20年以上もまじめに多摩ミルクで働いてきた。それを解雇という労働者にとっては死刑に等しい処分を会社が打ち出してきたことには絶対納得いかない」と真剣に訴えました。これに他の組合員が応え、「鈴木さんをただちに職場に戻せ!」の声が次々と起こりました。組合員の団結に圧倒された会社側が処分の再検討を行うことを約束し、団体交渉は終わりました。(須田光照) 詳細 *写真=団交後「ガンバロー」をする組合員

総選挙に向けて「議員と市民の会@杉並」がキックオフイベント〜JR阿佐ヶ谷駅前
9月24日、「自由と平和のために行動する議員と市民の会@杉並」が、来月濃厚になった総選挙に向けた宣伝活動、キックオフイベントを市民と区議会、都議会議員によるリレートークとして行った。「@杉並」ではこの間、民進党代表選挙に向けて50人の民進党国会議員に要望書を提出するなど、市民が立憲野党をおしあげる取り組みを地道に取り組んできた。同会は、今後総選挙に向けて。隠扱遑夏前後に統一候補擁立記者会見(現在予定候補は3人)、■隠扱遑尭(金)「セシオン杉並」で市民と候補者の決起集会、10月8日(日)大街宣活動を計画している。(湯本雅典) 報告動画(8分)渡部通信9.23「めぐろ・せたがや」集会

災害時の、無償の救助行為が意味するもの〜メキシコ地震の記憶
メキシコが、この9月に2度にわたって大地震に見舞われた。一度目は9月7日、南部のオアハカ州を震源地として起こった。マチスモ(男性優位)の伝統が貫徹しているメキシコ社会にあって、母系制社会の原理が生きているユニークな街、フチタンが壊滅的被害を受けたと伝えられた。1994年に反グローバリズムの旗印の下に蜂起して、23年後の今も自主管理区を維持しているサパティスタ民族解放軍がいるチアパス州の一部にも被害は及んだというが、サパティスタ地域は大きな被害を免れた、と現地の友人は伝えてきている。続いて9月19日には、首都メキシコ市が大きく揺れ、被害も大きかった。いまだその全容は見えていない。奇しくもこの日は、首都を中心に1万人もの死者を出した1985年の地震が起こった日と同じ日だった。この日、地震が起こる数時間前まで、地震からの避難訓練を行っていた地区もあったというから、32年前の悲劇はいまだに人びとの記憶に残り続けているのだろう。(太田昌国) 続き

「30分だけでもやります」〜土砂降りの「原発抗議」金曜行動
9月22日金曜日、この日は昼ごろから雨が降りはじめ、夜には予報通り土砂降りになった。原発再稼働反対の抗議は中止になるのではないか、と案じつつ経産省前に赴くと、いつもは川柳プラカードを掲げて国会周辺をぐるぐる回っている乱鬼龍さんが、珍しくマイクを握っていた。「淵上太郎さんの釈放を喜び、原発はもう時代遅れでダメなんだ」と訴えていた。その後、6時半ごろ<希望のエリア>に到着すると、雨脚がひどくなるなかで開催に向けて参加者は準備作業を行なっていた。主催のあすかさん(写真)に「きょうは開催するのですか?」と尋ねると「30分だけでもやります」との声が返ってきた。彼女は長靴をはいていた。いつものコールがはじまると雨は一段と激しさをましていた。(木下昌明) 写真速報動画(6分半)

経産省前テント・淵上太郎さん釈放される!〜「ますます頑張る」意気軒昂
9月11日の経産省「歩道ウォーキング」が無届けデモだとして、突然「公安条例違反」で逮捕されたテント共同代表の淵上太郎さん(写真)。丸12日間警視庁に勾留されたが、22日午前、無事釈放された。淵上さんはその足で経産省前座り込みに合流し、仲間からの祝福を受けた。体調を聞くと「きわめて絶好調、全然つらくなかった」と堪えた様子はなかった。「歩道を歩いていて私はたまたま先頭にいただけ」といきなりの逮捕に驚いていた。そして勾留され逆に「ますます脱原発運動を頑張らなくては」と決意を固めていた。担当の一瀬敬一郎弁護士は「出発する前に警察と“歩道ウォーキング”と確認していたのに終わりごろに逮捕し、淵上さんが生け贄にされた。かれらは脱原発運動をつぶそうとつけあがっている。われわれももっと人を集めて運動を強めなくてはいけない」と語っていた。(M) 写真速報動画(9分半)

総選挙にむけ早急に立憲野党候補一本化を!〜市民連合が緊急アピール
月内解散10月総選挙が濃厚になる中、9月21日、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(以下「市民連合」)が、「総選挙における野党協力を求める緊急アピール」を発表し、記者会見を行った。市民連合は、17日マスコミ各紙が安倍政権による月内解散を報道する中で緊急に会議を持ち、まずは早急に総選挙に向けた小選挙区での立憲野党候補一本化を呼びかけることを決定し今日の会見に至った。市民連合としては、今後遅くとも来週早々には具体的な争点、野党が共有すべき政策をまとめ立憲4野党(民進党、共産党、社民党、自由党)に提案し、候補一本化を加速させる。総がかり行動実行委員会の高田健さんは、「共闘とは、民進と共産だけではない。立憲4野党と市民の共闘である」と強調した。市民連合のアピール発表とそれに続く共通政策の提示を受け、来週以降各選挙区での共闘づくりは本格化する。(湯本雅典) 報告動画(4分半)9.21市民と野党をつなぐ会@東京

俺の自由はヤツラにゃやらない!〜「9.24イットク・フェス」に向けて会見
9月20日、東京・高円寺の映画館「アンノウン・シアター」で、イットク・フェスの記者会見が行われた。イットク・フェスとは正式名「言っとくけど、俺の自由はヤツラにゃやらない! ロック・フェスティバル」で、賛同した60組以上のミュージシャンやアーティストが国会周辺の野外8か所で同時に演じる大イベント。9月24日(日)午前11時〜午後8時に行われる。観覧無料で、感動した人は好きな金額を出す「完全投げ銭」制。ただし投げ銭は演者にではなく全て本部に届けられる。 午後8時から宣伝映像で始まった記者会見で、主催者の浦邊力さんは「反抗声明!」を読み上げた。そして、舞台の上に立ったアーティストたちが次々にフェスに対する思いを語った。カルチャー・ヤードのカオルマンさんは 「ひとつになって音楽を通じて、表現の自由をおびやかされないようなパフォーマンスをしていきたい」と。 (ジョニーH) 報告9.24イットクフェス情報

北朝鮮報道、日本政府や大新聞に欠けている視点〜コラム「乗松聡子の眼」
バンクーバーのピースフィロソフィーセンターの乗松聡子さんが、『琉球新報』に連載している「乗松聡子の眼」というコラムの9月19日に「偏向する北朝鮮報道、米日こそ自制を」と題する文が出ている。これを読んで、私はこれこそ、今の日本政府、日本の大新聞の朝鮮関係報道に最も欠けている視点だと感じた。つまり、朝鮮、韓国に住む、何千万の、政治に関係のない一般市民を思いやる視点、その人たちの生活を脅かしたくないという視点だ。ロシアやアメリカの政治家にさえある、その視点が、安倍首相やその周りから、一度でも表明されたことがあるだろうか。新聞も制裁を間違いなく遂行するために抜け道だらけの中国を監視すべきなどと、日本にどんな権限があって、どこで監視するのかと聞きたいようなことを書いている。日本だって、大部分の人が何はともあれ、外交交渉によって、現状を解決してもらいたい、武力衝突など真っ平と思っているはずなのに…(長谷川澄) 続き乗松聡子さんのコラム *写真=乗松聡子さん

総選挙近し!候補者一本化を求めて〜「板橋の会」が対話集会
9月17日、東京都板橋区成増で「いたばし北西部対話集会」が開催された。この日の朝、マスコミ報道で「年内解散」の情報が飛び交った。その中で開かれた本集会は、選挙で勝とうという雰囲気に包まれた。「板橋の会」では、この間政策協議や交流集会を積み重ねてきた。そして最近では、板橋区内の地域での取り組みに力を入れてきた。今回の集会はその一環でもある。特筆すべきは、どの取り組みにも民進党、日本共産党の東京11区予定候補者が参加していることだ。集会参加者全員が現政権に思うことをパネルをかかげて発言するコーナーでは、圧倒的に「チェンジ安倍政権」が多かった。また今月解散、来月選挙が濃厚になった中、「前提として候補者一本化が必要。場合によっては、政党本部にも要請に行きたい」という意見も出された。選挙は近い。いよいよこれまで積み重ねてきた共闘運動の真価が問われる時が来た。(湯本雅典) 報告動画(6分19秒)9.16ぶたちゅう全体会

〔週刊 本の発見〕可能性としての労働者階級〜『チャヴ 弱者を敵視する社会』
2007年のイギリスで、ほぼ同時に起きた中産階級家庭と貧困家庭の幼女失踪事件に対するメディアの報道がいかに違っていたか、その背景にあるジャーナリストたちの階級的偏見を明るみに出すことから本書は始まる。1979年サッチャー政権の労働者階級に対する総攻撃、それが労働者階級の力をいかに奪っていったか。さらに2007年、労働者階級はもはやいない、「われわれはみな中流階級だ」(ブレア)と公言する「ニューレイバー」が政権につく。こうした政治過程が底辺層を「チャヴ」呼ばわりして、労働者階級を敵視するイギリス社会を作ったことを著者は政策とその結果を歴史的に示しながら実証する。著者は第2章「『上から』の階級闘争」の章で、中産階級出身の保守党政治家たちは、「特権階級の連合」を自認し、決して階級闘争を見失わないと強調している。(志真秀弘) 続き

「堺市長選」維新が勝てば大変なことになる〜教育労働者は訴える
大阪府堺市の市長選投票日が今週末9月24日に控えています。2年前の大阪市での住民投票で否決された「都構想」を再度企てながらも、それを隠して選挙に臨む、維新候補の元府議・永藤英機氏と、現職・竹山おさみ氏(写真)の接戦が伝えられています。以下は、大阪教育合同労組元書記長(現堺支部執行委員)・竹林隆さんによる、堺市長選に関する論考です。地方自治法改正により、政令指定都市に対する権限移譲が2017年4月に行われました。竹林さんが所属する教育合同堺支部は、権限移譲に向け、一昨年度から集中的に堺市・堺市教委と団交を重ねて来ました。だからこそ見えてくるものは何か、堺市長選で万が一維新の候補者が市政を担うことなった時に何が待ち受けているか具体的に考察されています。(O) 竹林隆さんの訴え

「疑惑隠し党利党略解散」許すな!〜9.19 国会前集会に1万500人
安倍政権は、北朝鮮問題で支持率が上がり、野党の選挙準備があまり進んでいないことを見越し、突然、9月末解散・10月末総選挙と言い出しました。これは明らかに疑惑隠し党利党略の解散・総選挙です。また、この間追い詰められた安倍政権は、この時しかないと考えたのだろうと思われます。しかし、これが丁と出るか半と出るかは分かりません。それは私たちの闘いにかかっているとも言えます。そうした中、9月19日夜、国会正門前で、総がかり行動実行委員会による、「戦争法強行採決から2年、戦争法・共謀罪の廃止と安倍政権の退陣を求める 9・19国会前集会」が開かれ、なんと1万500人もの人々が結集しました。集会でははじめに以下の国会議員の発言がありました。(渡部通信) 報告9.18「さようなら原発」写真報告 *写真=ムキンポさん

17年の闘いが政府動かす〜「フィリピントヨタ労組」エド委員長にインタビュー
233人の大量解雇・組合つぶしとたたかってきた「フィリピントヨタ労組」の争議も17年目を迎えた。例年9月に代表が訪日して、日本の支援者とともに豊田市と東京で要請行動を行っている。9月19日昼、トヨタ東京本社前でエド委員長とジェイソン執行委員に話を聞いた。エド委員長は「今年はいままでにない進展が初めてあった」と開口一番語った。それは、フィリピン労働雇用省のベリオ長官が内山田トヨタ会長あてに争議解決を求める手紙を出したことだった。8月に出されたその手紙は、ILO勧告に沿ったもので「話し合いのテーブル」を求めるもの。記者が「それはドゥテルテ政権になったからですか?」と聞くと「それもあるが、一番大きいのは17年間正義を求めてずっとたたかったきたこと。それが政府を動かした」と自信をこめて答えた。8月にはマニラの労働雇用省前で「野営行動」を行うなど、休むことなく現地のたたかいが続いていた。(M) 報告動画(10分)労組サイト(英語)トヨタへの要請書

あの時代を繰り返してはならない〜緊張感の中で「反戦川柳人・鶴彬」碑前祭
「手と足をもいだ丸太にしてかえし」この川柳で治安維持法違反の容疑で特高警察に逮捕され、29歳の若さで帰らぬ人となった鶴彬(つるあきら)。日中戦争が始まっ1931年、彼が23歳の頃、軍隊内で反戦活動を行ったとされ大阪城内の陸軍の衛戊(えいじゅ)監獄に1年8カ月収監された。その地に10年前この顕彰碑が建てられた。これは地元大阪の「あかつき川柳会」の並々ならぬ努力によって建てられたもの。顕彰碑には「暁を抱いて闇にいる蕾」の句が刻まれている。9月14日、鶴彬の獄死80年、顕彰碑建立10周年記念の碑前祭が鶴彬顕彰碑の前で行われた。晴れ渡った青空のもと9月半とは思えぬ強い日差しの下での碑前祭。東京からレイバーネット川柳班はじめ十数人、鶴彬の生誕地金沢からも多数参加し、全体で80人を超える碑前祭となった。(甲斐淳二) 報告動画(4分半) *写真=大阪城内にある顕彰碑

ひとつの文化になった全国各地の「反原発金曜行動」〜浜松・国分寺のレポート
毎週金曜日の夜に国会周辺で行われている「反原発金曜行動」は木下昌明さんのレポートでよく知れ渡っているが、反原発行動は全国各地で継続して行われ、ひとつの文化になっている。私は、9月8日〜9日にかけて浜松と国分寺の反原発行動に参加した。9月8日(金)午後6時半〜7時半、静岡県浜松市の浜松駅北口では「原発反対金曜アクション(原発反対の夕べ)」が毎週行われてきた。2013年1月11日にミュージシャンの太田明伸さんが歌で「原発反対」を訴えようと始めてから、天候も行事も関係なく毎週行ってきて、9月8日は第241回目だった。駅前の広い歩道の奥にアンプとマイクと譜面台がセットされ、私を入れて4人のギターの弾き語りが思い思いの気持ちを交代で歌った。サックスやパーカッションの方も歌に合わせる。さすが楽器の街・浜松だ。(ジョニーH) 報告 *写真=浜松駅北口(9/8)

人生残業で終わってしまう!〜「わたしの仕事8時間プロジェクト」に怒りの声
雇用共同アクションなどが行っている「わたしの仕事8時間プロジェクト」にネット署名は14000筆、コメントは1600人を超える方から寄せられました。ご協力頂きました皆様、どうもありがとうございます。ネット署名のコメントには【結婚予定だが相手の帰宅時間が毎日22時23時だと自分が一人生活をするような感じで悲しい】【ホントに人生残業で終わってしまう……】【うちの家庭も壊れかけ、退社を選びました】【8時間働いて、8時間寝て、8時間家族と過ごす、そんな生活をしてみたい】【子どもに会いたい!】【早朝から深夜まで働きづくめ。育児は妻まかせ。子どもとのコミュニケーションもとれず、これで家庭が維持できるのか不安がつのります】【平日は子どもの顔がみられない】【育児や介護中の人が、定時までしか働けない=使えない人ってレッテル貼られちゃう世の中はみんなが生きづらい】などが寄せられています。引き続き、ネット署名は募集しておりますのでSNSなどで拡散していただきますようお願いします。(山田真吾) 報告

「19万郵便非正規社員」格差是正の道開く〜郵政「労契法20条裁判」で勝利判決!
9月14日、東京地裁は正社員と同じ内容の仕事をしているのに、賃金は半分以下、ボーナスは雀の涙、諸手当はなし、休暇は少ないという郵便局の期間雇用社員(非正規)が、労働契約法20条をたてに起こした訴訟に対して、画期的な判決を下しました。「年末年始勤務手当と住居手当の損害賠償を認める。夏季冬季休暇、病気休暇が契約社員に与えらえないことは、不合理な取り扱いにあたり、不法行為が成立する」と日本郵便が労働契約法20条に違反していると認定しました。計92万円の支払いを命じました。この裁判は、私が所属している郵政産業労働者ユニオンの組合員である期間雇用社員が起こしたものです。完全勝利とは言えませんけれど、19万人に及ぶ日本郵便の非正規労働者の格差是正の道を開く判決を勝ち取りました。それは郵便局だけでなく、全ての業種で働く非正規労働者の格差是正につながるものです。(郵政ユニオン・TS) 報告

創価学会員の不当な処分を許すな!第9回裁判報告〜「再現ビデオ」の法廷上映へ
9月12日、創価学会員の不当な処分(不当配転、始末書の強要、解雇−解雇については敗訴が確定)に対する損害賠償を求める裁判の第9回期日が9月12日東京地方裁判所で開かれた。今回の最大のポイントは、原告3人(滝川清志さん、野口裕介さん、小平秀一さん)が創価学会本部役員に対話(交渉)を求めた行為が不当かどうかを証明する「再現ビデオ」を証拠として裁判所に認めさせ、さらには法廷での上映を実現させることであった。これに対し、被告(創価学会本部)代理人からは、「(ビデオは)原告の主張の再現にすぎないので必要ない」と主張したが、裁判長からは「法廷内上映の方向で検討する」との回答を得ることができた。今後は、「進行協議」を経て第10回期日(日程未定)での「再現ビデオの上映」、その後は証人尋問へと移っていくこととなる。(湯本雅典) 報告動画(3分22秒)

カナダから : 東京新聞の望月依塑子記者への連帯と激励のメッセージ
9月8日の官邸記者クラブでの菅官房長官記者会見で、岩上安身氏の質問により、官邸が、東京新聞に対して、望月氏の質問のあり方について、高圧的に苦情を述べていたこと、それに関連して、東京新聞に男の声で、望月記者の殺人予告の電話まで入っていたことを知りました。私たちはカナダの三つの都市に住む者ですが、日本国憲法9条を守り抜きたいという願いで、つながり、連絡を取り合っている仲間です。その活動の中で、望月記者の日本の武器輸出に関する本を知ったり、官邸記者クラブでの的を得た質問を聞いたりする機会を得、若い女性記者の活躍に心からの拍手を送っていました。昨今の日本は、国会と言う場で、閣僚や現職官僚が公然と虚偽としか思えない発言をする危機的な政治状況にあります。メディアはそれに真正面から取り組んで批判をすべきなのに、政府に遠慮し、上げ足をとられることを恐れて自主規制しているように見えます。(カナダ「9条の会」有志のメッセージ) 全文 *写真=望月依塑子記者(同氏のツイッターより)

〔週刊 本の発見〕弱いものへの細やかな配慮〜『女たちの避難所』
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震による死者は、警察庁がまとめた2016年2月10日において、一連の余震での死者も含め、死者15,894人。行方不明者も2,562人にもなるそうだ。一人ひとりの方々にそれぞれの人生があったことを思うと、悲しみはいつまでも癒えない。巨大な津波が東北地方の沿岸域を襲い、福島第一原子力発電所の放射能汚染物質放出の事故と共に未曾有の悲劇をもたらした。この作品はその東北地方に架空の地域を設定し3人の女性を登場させている。55歳の椿原福子。津波に飲み込まれながら生き延び、その時助けた少年と避難所に向かう。28歳の漆山遠乃は生後6ヶ月の子どもを抱え、津波で夫を亡くす。傲慢な舅と、義兄の支配に苦しんでいた。40歳の山野渚はスナックを経営するシングルマザー。避難所を巡り一人息子を探す。この3人の女性たちは被災前でもそれぞれ「地方の」父権主義的な支配文化に何らかの形で抑圧されて生きてきた。(渡辺照子) 続き

「ひどい、ひどすぎる、司法は死んだ」〜東京朝鮮高校の無償化裁判で不当判決
9月13日午後2時すぎ、東京地裁で「東京朝鮮高校の無償化裁判」の判決があった。朝鮮学校生を中心に1500人以上が集まった裁判所前は人、人、人の波。ものすごい数のメディア。こんな光景は近年なかった。判決前は、大阪の勝利判決に続こうと高まる期待感で笑顔もあった裁判所前。しかし「不当判決」の旗出しの一報に人々の顔が引きつった。「え!ひどい!ふざけるな!」の怒号、そして女性の泣き叫ぶ声が響き渡った。傍聴した支援者の森本孝子さんは「ひどい、ひどすぎる。司法は死んでいる。14回の口頭弁論で文科省の役人をしどろもどろに追いこんだ結果がこれか。日本人として恥ずかしい」。怒りで体中が震えていた。「差別反対!朝鮮学校の子どもたちを苛めるな!」のコールが響く。そして、裁判所前を埋めた朝鮮学校の生徒の間からは何度も何度も歌声が湧き起こった。「どれだけ叫べばいいのだろう/奪われ続けた声がある/聞こえるかい?/聞いているかい?/怒りが今また声となる」。朝鮮大学校学生がつくったテーマソング「声よ集まれ、歌となれ」だった。(M) 写真速報動画(5分)9.13報告集会(尾澤邦子)渡部通信

10回目となった「貧困ジャーナリズム大賞」〜今年はTV番組が多数受賞
9月11日午後6時30分から、東京ウイメンズプラザで、標記受賞式とシンポジウムが開催された。主催は、反貧困ネットワークで2007年に始まり、今年が10回目。過去には、週刊東洋経済、被爆隠し報道の朝日取材班、テレビ朝日のドラマ相棒、シェアハウス居住で児童扶養手当未支給の東京新聞社会部などが大賞を受賞している。今年は大賞がなく、特別賞2、賞7となった。この日は、取材で参加出来なかった「ドキュメンタリージャパン」の岡部ディレクターを除くすべての受賞者が出席され、賞状、記念品を受け取られた。その後、チームの場合はお一人が代表となって8人が登壇し、シンポジウムが行われ、進行を反貧困ネットの水島宏明上智大教授、助言を和光大竹信三恵子教授(各ジャーナリスト)が担当した。今年の特徴はテレビ番組が多数を占めたことと、ネットメディアの受賞。シンポでは、一歩も二歩も踏み込んだ取材や制作のオモテウラが語られ、有意義なものとなった。(白石孝) 報告

経産省前テント抗議声明 : 許せない! 歩道ウォーキングで「不当逮捕」
1、私たち「経産省前テントひろば」は、2011年9月からテント設置6年が経過する9月11日夕刻、経産省本館前で抗議集会を開いた。私たちは集会に先立って、経産大臣に宛てた抗議声明を提出し、昨年8月の脱原発を求める3張りのテントの違法撤去に抗議し、政府の原発推進政策等に抗議を申し入れた。この日の経産省本館前には300名以上の人びとが集まって午後6時から2時間半にわたって集会を続けた(写真)。その集会終了の直前に、経産省敷地外周歩道約1キロメートルを一周するウォーキング抗議が行われた。2、上記ウォーキング抗議には集会参加者のうち約150名が参加し、他の人びとは本館前に残って集会が続行された。こうしたウォーキング抗議の参加者の一人だったF氏が、歩道を歩いている時に突然に5、6名の私服警察官に歩道上で包囲されて車道に押し出され、「無届けデモ」の指揮を行ったとの口実で、東京都公安条例違反の容疑で逮捕された。(抗議声明より) 全文 *写真=ムキンポさん

「何があっても戦争をしない」〜焦眉の「北朝鮮問題」に迫ったレイバーネットTV
9月12日のレイバーネットTVは、「夜生スペシャル」と題した討論番組を放送した。テーマは焦眉の「北朝鮮核ミサイル問題」。4人のゲストが自由闊達に語った。番組の冒頭に「襟裳岬」の音楽が流され、「弾道ミサイルが襟裳岬沖1180キロに落下」の検証から始まった。まず太田昌国さんが発言。「2001年9月11日以降、ブッシュの国家テロ発動の時代が始まったが世界がそれを認めてしまった。2002年の日朝首脳会談で核ミサイルの対話促進が確認されたが、安倍政権のもと全て破棄されてしまった。そんな負の歴史の中にいまの問題がある」との問題提起を受け、各ゲストからさまざまな発言が続いた。小倉利丸さんは「戦後日本の平和のあり方が問われている。我々は本当にミサイルが飛んでこようが“戦争しない”という選択ができるのか。何があっても戦争をしない、武力を行使しない、というのが日本が持っている憲法の縛りだ。そういう運動をしよう。そうでなければ九条は絵に描いた餅になる」と強い危機感を表明した。(TVプロジェクト) 写真速報アーカイブ録画(82分)

安倍政権NO!オール大田Action 蒲田駅前に400人
9月9日、東京都大田区蒲田駅前で「安倍政権NO!オール大田Action」が開催され、400人が集まった。集会には、社民党、自由党、日本共産党、民進党から党を代表して発言、アピールがあり、全員が野党共闘の必要性を訴えた。民進党の衆議院議員初鹿明博さんは、「野党が一丸となって安倍政権の暴走を止めないと、日本の民主主義は崩壊してしまいます」と発言した。集会所では、前日の8日に提起された全国市民アクションの3000万人署名の署名運動が始められていた。主催団体の戦争法廃止オール大田実行委員会は、参議院選挙から今までに4回、野党党本部に候補一本化をしてほしいと要請する取り組みを行ってきた。このような取り組みが、全選挙区で求められていると感じられた。(湯本雅典) 報告動画(5分)

社会変革を夢見て闘った若者たち〜ドキュメンタリー映画『三里塚のイカロス』
代島治彦監督作品『三里塚のイカロス』を、封切りの9月9日、京都の片田舎から上京して渋谷のシアター・イメージフォーラムで見た。土曜日の午後、70席のミニシアターは満席になり、補助椅子が用意された。3分の2ほどは、あの時代を同時代に経験した世代と思われる男女だが、しゃれた服を着た若い人たちも結構たくさんいて、私は少し嬉しくなった。スクリーンの中で、加瀬勉さんがいきなり喋りはじめる。「俺たちは…、世の中は変わる。変えることができると思ったんだよ」。農民運動家として、三里塚闘争のはじめから今日までずっと闘い続けてきた人だ。80代半ばになる加瀬さんの自宅には、今も中国革命の指導者、周恩来の大きな写真がかかげられていることが、後半、インタビューの場面でわかる。そうだ、1949年の中国革命に続き、1975年にはベトナム革命が勝利したあの時代、私たちは、中国やベトナムに続き、この日本の地でも革命を起こそうとしていたのだ。(久下格) 続き映画公式サイト

東進ハイスクールの問題集に「大東亜戦争」の表記〜憂慮される「教育産業」の右傾化
東進ハイスクールという予備校をご存知の方も多いだろう。「いつやるの、今でしょ」の林修氏が国語講師として在籍していることで有名である。その東進ハイスクールの経営母体が発行している問題集が、アジア太平洋戦争を「大東亜戦争」と表記している。「教育産業」の受験生への影響力の大きさを考えると、その「右傾化」が憂慮される。問題になるのは「東進ブックス」の『日本史Bレベル別問題集』。この問題集は「超基礎編」から「難関編」の6つのレベルに分かれているが、そのいずれも基本的に「大東亜戦争(太平洋戦争)」の表記がとられている。「太平洋戦争」にカッコが付されていることに明白なように、「大東亜戦争」が基本名称とされている。この問題集の執筆者は金谷俊一郎氏。テレビに引っ張りだこの林氏ほどではないが、参考書などの執筆も多く、東進ハイスクールの「スター講師」の一人である。(塚田正治)

レイバーネットTV放送案内 : 夜生スペシャル「とことん討論!北朝鮮核ミサイル問題」
「北朝鮮の核ミサイル問題」をめぐって迷走を続ける日米韓。そもそもマスコミの流す情報は扇動的でないのか。政治は平和に舵を取らず、民衆のためになんの機能もしていないのではないか。市民の立場で議論されるべきことはたくさんあります。今回の「夜生」ではバリバリの論客をゲストに、北朝鮮はどんな国で、何をして来たのかという基本的なことに加え、権力は何を目論み、民衆はどう対応し、情報に左右されず冷静にどう行動するのかをとことん討論したいと思います。今回の番組はレイバーネットTVスタッフと「ヨーロッパ車窓チーム」が合同で企画。「車窓チーム」ならではの出し物が随所に登場する予定です。ぜひお楽しみに。出演者は、太田昌国、小倉利丸、平井玄、安田幸弘の各氏。また冒頭に新趣向の「レイバーネットTVニュース(10分)」を放送します。 番宣

米軍の在外兵力の現状から見えてくるもの〜一向に減らない日本の基地
2016年9月段階での米軍の在外兵力の実態が発表された。データから、次のことがわかる。米ソの対立構造、いわゆる冷戦体制が1990年前後に終結して以降、米軍の海外基地は明らかに縮小傾向にある。その中にあって、日本においてはそれが一向に減らず、逆に沖縄辺野古での新基地建設に象徴されるような基地強化の動きがある。それは、米軍駐留経費の7割を負担する「思いやり予算」や米軍に多大な特権を保証している日米地位協定など、世界でもめずらしい「便宜」が米軍に与えられているからに違いない。日韓合わせた駐留米軍兵士数が、全体の三分の一に及ぶことも注目に値しよう。巷間言われる「朝鮮半島危機」をどのような視点から捉えるべきか、示唆するところは多い。(太田昌国のコラム「サザンクロス」) 全文

「安倍改憲NO! 全国市民アクション」キックオフ集会に1500人〜三千万人署名始まる
9月8日、「安倍改憲NO!全国市民アクション」のキックオフ集会が、東京・中野ゼロの大ホールで開かれた。集会には開会前から多数の人々が集まり、開会時間には満席状態となり、ロビーにまであふれ、主催者が用意した1300の資料を大きく超える1500人以上が結集した。開会あいさつに立った高田健さんは次のように述べた。「アベは5月3日、2020年までに改憲、施行すると述べた。その後、来年(2018年)通常国会終りには発議するとも述べている。この集会は改憲反対の最も広範な集会となる。立憲主義を否定する安倍とはまともな議論ができない。『安倍改憲NO!』を掲げるのが正当である。憲法の三原則を擁護する市民の連帯を作り、これから『3000万人署名運動』を始める。その過程で多くの人々と討論し世論を変える。アベを倒し9条改憲を阻止する」と。(渡部通信) 全文報告(湯本)動画(8分)

田中俊一規制委員長の「豹変ぶり」に怒り〜9.8「反原発」金曜行動レポート
このところ連日のように安倍政権に反対する集会が行われている。9月8日は「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」のキックオフ大集会もあって、人々は大勢そちらに参加した模様だ。そのせいか同じ日の官邸前・国会前「反原発抗議」は、前回の半分程度で少なかった。この日は田中俊一原子力規制委員長の「豹変ぶり」に怒りの声が集まった。それは前回の7月の東電に「廃炉も主体的に取りくめないような事業者に再稼働の資格はない」と決めつけたのに、わずか数十日で今度は「東電以外の事業者でも事故は防げたとは考えにくいから、柏崎刈羽を動かすことはその責任を果たそうとすることで一定の理解ができる」と再稼働に向けての発言をしたからだ。これは前回とは180度異なる評価で、同じ人間の口から出た言葉とは思えない。ロボットか? この日、国会前でスピーチ台に立った共産党の吉良よし子さん(写真)は、この理由にならない理由を手きびしく批判し、「東電がまずやるべきことは、すべての廃炉です」と言い切った。(木下昌明) 写真速報動画(8分半)

「チェンジ国政!板橋の会」蓮沼・志村キックオフ集会〜衆院選に向けて活発に討議
9月7日、「チェンジ国政!蓮沼・志村地域キックオフ集会」が開催された。同会は、衆議院選挙区東京11区で野党共闘の運動をすすめてきた。今回は、同会が今すすめている選挙区内のエリアごとの運動の一環である。今回は、蓮沼・志村地域の集会。この地域では、3・11以降脱原発運動がさかんに行われてきたが、「最近は、市民活動があまりなかった」(和田悠共同代表)ところだという。そしてこの地域での総選挙に向けて、予定候補とともに市民が話し合う場は初めてであった。集会では、政策論議から始まった。板橋民主商工会の古山壽樹さんから、消費税が始まって以降の市民生活の悪化の状況が報告された。(湯本雅典) 報告動画(7分)「板橋の会」宣伝行動

韓国 : 警察8千人を動員しTHAADの配置強行〜文在寅への批判高まる
9月7日午前8時11分頃、駐韓米軍THAAD発射台4基が慶北星州郡草田面韶成里のTHAAD基地に追加搬入された。これで駐韓米軍のTHAAD(高高度ミサイル防衛体系)1砲台の装備はすべて基地に配置された。全国6つのTHAAD反対団体は記者会見を行い「新しい大韓民国に対する国民の念願で誕生した文在寅政府が国民を裏切った」と批判した。彼らは「THAADの強行配置はいまや、朴槿恵政権ではなく、文在寅政府の積弊であることを明確にする」とし「8千人を越える公権力を真夜中に動員してTHAAD配置を強行した今日は、文在寅政府の暴挙として記憶されるだろう」と明らかにした。民主労総も7日午前に声明を出して 「朴槿恵政権と一寸の差もない文在寅政権の THAAD配置強行を強く糾弾する」と明らかにした。(チャムセサン報道) 記事衝突写真

トンデモ経営者とトンデモ裁判所〜フジビ「恫喝」訴訟で最高裁不当決定
「会社の名誉・信用を毀損したから被解雇者3人は350万円払え」という前代未聞の東京高裁判決から約1年、8月22日、最高裁もこれを追認する「上告棄却・上告不受理」を決定した。9月7日午後1時、この決定に怒った当該のフジビ争議団と支援の人たちが最高裁西門前で抗議の声を上げた(写真)。その後、午後2時からは司法記者クラブで会見があった。争議団の代表である小金井俊弥さんは「あたりまえの組合活動をしていただけだから、憲法を守る裁判所では勝つと思っていたが、あれよあれよというまに最高裁まできて負けてしまった。あたりまえのことが逆転してしまった。これは裁判所による解釈改憲だ」と憤る。日本労働弁護団長の徳住堅治弁護士は「許しがたい判決。これでは普通の組合活動が出来なくなる。時代がここまで来てしまったのか。あるいは時代を先取りしているのか!」と強い危機感を表明した。(M) 写真速報動画(8分)

〔週刊 本の発見〕今よみがえるアクチュアルな視点〜『誰か故郷を想はざる』
本書の単行本初出は1968年(芳賀書店・刊/写真)だが、大西の持つ文庫版初版は、1973年5月の発行である(その後、何度も改訂版が出されたが、現在では電子書籍版のみとなっている)。1935年、青森県弘前市で生まれた寺山修司による自叙伝という体裁ながら、その副題通り、敗戦を挟んだ幼少年時代を描いた第一章「誰か故郷を想はざる」についても、虚実綯い交ぜと言われている。最初に本書を読んだ17、8歳の頃、筆者は寺山の大ファンだった。評論『家出のすすめ』、『書を捨てよ、町へ出よう』、歌人、詩人、映画監督、そして劇団『天井桟敷』主宰者――今風に言えばマルチな才能を発揮していた寺山は既に確固たる存在だったが、それらにも増して大西にとっての彼は、競馬エッセイ、競馬コラム(『競馬場で逢おう』シリーズ)の書き手として魅力的だった。(大西赤人) 続き

韓国 : 公営放送を取り戻せ! KBS、MBCが5年ぶり全面ストに突入
公営放送のKBSとMBCが言論積弊清算と公営放送正常化を掲げ、5年ぶりに全面ストライキに突入した。全国言論労働組合KBS本部、MBC本部は9月4日0時を起点として全面ストライキに突入したと明らかにした。今回のゼネストにはKBS本部から約1900人、MBCは約1800人が全員参加する。KBS新労組は9月4日午後3時にソウル市汝矣島のKBS社屋の前でストライキ出征式を開き、高大栄社長の退陣と公営放送の正常化を要求した。KBS新労組はストライキ宣言文で 「高大栄と李仁浩は、独善的な政策と人事で組織を潰し、政権に賦役して国民を欺いた者たち」とし「信頼を失った公営放送で、構成員たちは恥の中で生きてきたし、生存のために戦うことになった」と明らかにした。(チャムセサン報道) 詳細

渋谷のマクド前で声あげる〜9.4ファストフード労働者世界同時アクション
9月4日、アメリカのレイバーデー(労働者の日)に合わせた「ファストフード労働者世界同時アクション」が世界各地で開催された。日本では渋谷のマクドナルド店前でアピール行動が行われた。「賃金が低すぎるから長時間労働を強いられている。これをなくすためには8時間でまともに暮らせるようにしなくてはいけない」と、主催者の河添誠さんは「最賃アップ、時給1500円」の重要性を強調した。さすがに渋谷は国際都市、ドナルドのピエロ姿が注目され、外国人が次々に寄ってきてシャッターを切っていた。スイス・マレーシア・カルフォルニア・オーストラリア等々。オーストラリア人に話を聞くと、最賃時給は15豪ドル(日本円1300円)で日本より断然高かった。驚いたのはその人は警察官で労組に入っていること。「日本の警察官には組合がない」と言うと今度は先方が驚いて「組合ないの? 組合は必要、大切なものだ」と言っていた。(M) 続き動画(8分)しんぶん赤旗

関東大震災94周年 朝鮮人虐殺を忘れない!〜秋空の下300人が集う
私たちは忘れない。朝鮮人・中国人がいわれなく虐殺されたこの事実を。平時には考えられないことが非常時には起きることを。それは、平時に種がまかれていることを! だからこそ“違う”ことをよいこととする種を播き続けなければならないことを! そんな思いを新たにした集いだった。9月2日、「グループほうせんか・関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を発掘し慰霊する会」の主催で関東大震災の追悼式が、台風の心配も去り青空のもと荒川河川敷で行われた。今年は、小池都知事や山本墨田区長の追悼文を出さないというニュースが駆け回ったからか、例年より多く300人近くの人が集まった。ここ墨田区の旧四つ木橋の河川敷は、軍隊が出動して機関銃で殺害した現場の一つでもある。(笠原眞弓) 報告

この国の病巣えぐり出す映画『「知事抹殺」の真実』〜佐藤栄佐久さんの闘い
映画の力は大きい。短い時間で真理を突く。福島県知事の座を追われた佐藤栄佐久さん(78)を主人公に、なぜ彼は時の政権から目の敵にされたかを描き出すドキュメンタリー『「知事抹殺」の真実』(2016年、80分/写真)は、この国の病巣をえぐり出す。8月27日、96人の定員に立ち見を含め140人が詰めかけた第七藝術劇場(大阪市)での上映に安孫子亘監督(58)と共にあいさつした栄佐久さんの人柄に触れながら、国策捜査による権力犯罪を見返してみる。栄佐久さんは福島県郡山市生まれ。東京大学法学部卒業後、日本青年会議所の活動を経て1983年に参議院議員に当選後、大蔵政務次官。そして1988年に福島県知事に当選し5期18年の長きにわたって県政を担う。自民党の有能な保守政治家と評価できよう。それがどうして「抹殺」に至るのか。映画は事実を追いながら、栄佐久さんの軌跡を振り返っていく。(林田英明) 報告

創価学会員がたちあがり学会本部を訴えた裁判〜 いよいよ重要な局面に
9月12日(火)、元創価学会員が創価学会本部の不当処分を訴えた裁判の第9期日弁論が開催される(東京地方裁判所611法廷 午前10時)。この裁判は、そもそもは会員の立場に立って選挙活動などの日常の活動を行っていこうと努力を重ねていた学会の主に青年部の学会職員に対して、学会上部役員が強権的に若い学会職員の活動に規制をかけたことに端を発する。その規制がエスカレートし、後には、所属替え、配置転換へと限度を超えたものとなり、さらには「処分」の際に始末書を要求するということまで行われた。そして最後には、3人(滝川清志さん、野口裕介さん、小平秀一さん:写真)の本部職員が学会職員を解雇されるという事態にまで至る(2012年10月)。 3人は解雇後すぐさま解雇撤回訴訟に踏み切るが、学会本部側がねつぞう証拠を乱発し(3人から役員への電話回数などのねつ造など)、最高裁まで争われた同訴訟は敗訴が確定する(2015年10月)。(湯本雅典)続き動画(10分41秒)/span>

パワハラ議員はいらない!〜豊田真由子氏の辞職求めて地元市民がパレード
9月2日、豊田真由子氏(自民党離党)の議員辞職を求めるパレードが新座市で行われ、150人が参加した。主催は市民が野党をつなぐ埼玉4区の会。志木駅近くの三軒家公園で行われた出発前集会では、豊田議員の選挙区である埼玉4区の新座市・志木市・朝霞市・和光市から8名の市民が、秘書への暴行事件発覚後に雲隠れしている同議員に対して「市民の前に出てきて説明してほしい」「パワハラ議員は4区にはいらない」「すぐに議員辞職をして補欠選挙をしてほしい」「地元のこどもたちが“このハゲーのおばちゃん”などと真似をするので困る」「本人は豊洲の高級タワーマンションに住んでいる。許せない」などと訴えた。集会後のパレードは、志木駅ロータリーなどを元気よく進んだが、運転中の車の中から「がんばれ」と拳をあげる人たち、沿道から手を振る人たち、シュプレヒコールに頷く人たちがいた。(ジョニーH) 報告動画(1時間23分)

「防災の日」小池都知事へ批判の声も〜9.1反原発金曜行動レポート
9月1日金曜日、台風の前触れで雨にうたれまいかと心配しつつ、反原発の抗議集会に出かけた。今日は防災の日、原発問題以外に小池都知事を批判するスピーチが目についた。関東大震災の際6000余人といわれる朝鮮人虐殺が行われた。その反省の慰霊の日、小池は追悼文の送付を拒否したからだ。この件について<希望のエリア>では、慶応大学の大西広さん(写真)も触れていた。同氏は「今回の件は小池都知事が何を考えているかがよくわかるもので、今後の争点になるのではないか」と小池知事の歴史認識に疑問を投げかけた。同エリアには久しぶりにシンバルを叩く築地市場労組委員長の中澤誠さんの姿もあった。国会前でいつもスピーチする菅谷ファミリーの2歳の女の子は、最近人前でコールするのを恥ずかしがるようになったのか、その身ぶりが参加者の笑いをさそった。(木下昌明) 写真速報動画(11分46秒)

森友・加計問題を徹底追及する東京10区区民集会〜衆院選に向けて動き出す
8月31日、「森友・加計問題を徹底追及する東京10区区民集会」が開催され、100人が集まった。集会のメインとして、「森友・加計疑惑の真相を語る」と題して、民進党参議院議員の小川敏夫さんが講演を行った。小川さんは、「検察は、ほとんど学園の土地の問題にからむ疑惑について捜査の手を入れていない。」と指摘。「森友・加計」問題は、何も解決されていないのだ。そこで、この疑惑究明をこれ以上させないという政権の意図から「10月解散説」も取りざたされている。また集会が注目の「民進党代表選」の前日というタイミングで開催されたということもあり、次期衆院選でどうすれば東京10区で野党共闘を作り上げていけるのかという疑問が、集会参加者から多く出された。集会には、衆議院選挙東京10区の民進党、共産党予定候補者も参加。小川議員は、民進党代表選挙について「言葉の上では両代表選挙候補者の意見が違うようにいわれているが、中から見るとそうでもない」と述べた。(湯本雅典) 報告動画(9分)


このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について