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国労稚内闘争団「連帯する夕べ」〜JR雇用要請・会社づくりの闘いつづく
国労稚内闘争団を支える「連帯する夕べ」が7月30日、東京・品川で開かれ、千代田・中央の労組を中心に200名が集まった。毎年恒例の行事で今年32回目。闘争団の子どもたちをディズニーランドに招待するなど、これまで家族ぐるみで交流・支援してきた。稚内の藤谷副団長(写真)は解決のお礼のあと現状報告。「稚内52名の原告のうち、41名が組織自活をしている。JR・公的雇用希望者は14名で、この再雇用の実現とイカ加工など事業体の会社化が大きな課題だ。これからどうするか、何度も議論してきた。その結果、みんなで一緒に生きていくために組織自活を続けていくことにした。引きつづき応援してほしい」と呼びかけ、大きな拍手を受けた。(M) 写真速報

時給300円の世界を追う〜安田浩一『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』
物置小屋と見紛うような「寮」だった。隙間風が入り込み、吐く息は白く濁った。「寒くて寝られないから」と、熱湯で満たしたペットボトルを抱いて、中国人の実習生たちはベッドに入る。みんな悲しい目をしていた。憤りと後悔と苦しみに満ちた表情で、実習生たちは言った。「私たち、人間じゃないみたいでしょ」。私はそれを否定する言葉を持たず、暗く沈んだ気持ちのまま、無言で頷くしかなかった。岐阜県の山中で、初めて外国人研修生・実習生の取材をしたときの光景を忘れることができない。時給わずか300円の労働者を目にして、私は無力感にとらわれた。一記者として私にできるのは「記録」することだけだ。(安田浩一) 全文 *写真=岐阜で取材した中国人実習生

女性自衛官セクハラ裁判、全面勝訴〜労組も枠をこえて支援
「主文、被告は原告に対し580万円を支払え」裁判長の声が響いた瞬間、私の涙腺が緩んだ。これは今から3年前、航空自衛隊の某基地に住み込みで勤務する原職の女性自衛官(当事20歳)が、上官から受けたセクハラ被害(性的暴行)について、国を訴えた全国初の裁判です。原告女性は、周りを「敵」に囲まれたまま、この裁判を最後まで闘い貫きました。基地の中では孤立させられても、基地の外には頼もしい弁護団、そして心優しい支援者がいたのです。労働組合もナショナルセンターの枠を超えて支援しました。そして7月29日札幌地裁(橋詰均裁判長)は、一般の民間企業のセクハラ問題に際してもリーディングケースとなる、画期的な判決を下しました。(札幌地域労組・鈴木) 報告 *写真=左から弁護団の佐藤博文・秀嶋ゆかり・小林由紀の各氏

民主党政権下で初めての死刑執行〜アムネスティが抗議声明
7月28日、民主党政権交代後初めての死刑執行が行われた。アムネスティ・インターナショナル日本は抗議声明を発表、「政府の死刑存置への意思を示そうとした恣意的な執行と言うほかなく、人の命をもてあそぶものとして」強く非難した。また千葉法相の提案については、「死刑制度に関する情報公開や、存廃に関する公の議論は、死刑の執行を正式に停止してから行うべきである。一方で人を処刑しながら、他方で死刑についての議論を行うという行為は矛盾しており、執行を続けながらの検討は、死刑の正当化を後押しするものになるとの危惧を抱かざるを得ない」と批判した。 抗議声明(全文)風刺漫画(壱花花)

日本の庶民像の典型〜映画「老人と海」ディレクターズ・カット版で再公開
「老人と海」といえば、ヘミングウェイの傑作が思い浮かぼう。しかし、日本でも20年前に「老人と海」というドキュメンタリーが公開されたことはあまり知られていない。日本の映画製作会社のシグロが米国人のジャン・ユンカーマンに監督を託した映画だ。これがディレクターズ・カット版で再公開される。舞台は台湾に最も近い与那国島。82歳になる老人が、エンジンつきの7メートルのサバニ(小舟)でカジキ釣りをする日々を追っている。ヘミングウェイの老人は84日間一匹も釣れなかったが、ついに巨大カジキをしとめる。その孤独な闘いを描いている。(木下昌明) つづき公式サイト

もの言えぬ職場に安全と人権なし〜JR問題特集上映会
7月27日、「国鉄分割民営化で失われたもの」をテーマに第50回ビデオアクト上映会が東京・飯田橋で開催され、約30名が参加した(写真)。上映されたのは、JR東日本の安全問題を追及した「レールは警告する」と「国労バッジははずせない! 辻井義春の闘い」。JR23年の職場の変化を映像で生々しく伝える2作品に共通している事は、労働者がものが言えなくなったことだ。安全問題の議論の場がなくなり、労働者はロボット化。組合バッジを付けるという憲法上の権利も認められず、重処分が繰り返される実態。一見華やかな民営化JRの裏側が映し出され、観客は驚きの連続だった。ある私鉄労働者は「この実態は、私が働いている私鉄も同じ。ものが言えないことは戦争の道につながるようで怖い」と感想を述べた。(М) ビデオアクトHP「レールは警告する」HP「国労バッジ」ネット公開参加者の感想(ブログ)

フランス : 政権ゆるがすスキャンダル〜すっぱぬいたのはネット新聞
サルコジ政権がいかに民主主義から逸脱しつつあるかを示す事件が、6月の中旬からフランスのメディアで報道されている。ロレアル社創業者の娘、フランス第3の富豪であるリリアンヌ・ベタンクール夫人の脱税疑惑や政治家との結びつきを示す録音テープの内容を、インターネット新聞の Mediapart(メディアパルト)が報道したのがきっかけだ。この録音テープは、ベタンクール夫人(写真)がお気に入りの写真家に財産をとられていると、その写真家を訴えた夫人の娘フランソワーズが、警察の財政班に提出したものだ。このテープの内容を知ったメディアパルトの記者ふたりは、その中に国家と民主主義に関わる重大な情報が含まれているのを発見し、公共の利益のために、その部分にかぎってネット新聞上ですっぱぬいた。(飛幡祐規・パリの窓から) 全文

差別に怒りと情けなさ〜「朝鮮学校も無償化に!下町集会」開催
7月22日夜、東京・荒川区の「サンパール荒川」小ホールで「朝鮮学校も無償化に! 下町集会」が開催された。主催は実行委。定員を大きく上回る230人が集まった(写真)。集会の呼びかけ人の一人である森本孝子さんは、開催までの経緯を紹介した。「『無償化法』から朝鮮学校が排除されると聞いたとき、『またか』と思いました。怒りと情けなさでいっぱいになりました」。この下町で何かできないかと声をかけて歩いた。「よし、やろうよ」――それぞれの分野で活動をしていた人たちの思いは同じだった。「こんなに多くの人に集まっていただき、本当に感動で胸がいっぱいです。これは日本の民主主義とか人権感覚を問う問題。今日はみなさんお一人お一人のお話をしっかりと胸に刻んで、日本政府に対して一日も早く差別をやめるよう訴えていきたい」。(Y) 報告

日本のメディアアクティビストに刺激〜金明準さん囲んで交流会
7月25日、韓国メディアセンターMediACT(メディアクト)所長・金明準さん(写真)を囲んで交流会が開かれた。OurPlanetTV・アジア記者クラブ・レイバーネット・ビデオアクト・チャンポン・メディアール・NPJ・LaborNow!など、メディア関係者25名が参加した。金さんは、政府の助成を受けて始まったMediACTの8年間の成果と限界を、1時間にわたって報告。自主映画・市民メディアの裾野を広げ、優れた映画グループを輩出した成果の一方、政府助成に頼るあやうさも率直に語った。現在、金さんらはマスコミ労組等と共同して「メディア行動」という幅広い運動体を発足させ、メディア運動の再構築を模索している。日本でもメディア運動のネットワーク化が課題になっているが、この日の話は参加者に大いに刺激を与えるものだった。(М) 他の写真

レイバー映画祭2010 開催される〜若者から年配者まで220人
7月24日、レイバー映画祭が東京・田町交通ビル6Fホールで開催され、220名が集まった。参加者は、若いユニオンメンバーから年輩者まで、これまでになく多様で幅広い集まりとなった。設備の充実したホールで「キャピタリズム」「死んどるヒマはない」「バングラデシュの衣料工場で働く若い女工たち」「日本の労働運動最前線」「あなたと私の戦争」の5作品が上映された。広いロビーでは、ジョニーHの「販売促進ソング」も飛び出し、にぎやかに盛り上がった。「死んどるヒマはない」上映後、86歳の益永スミコさんがトーク(写真)。「私は戦前、天皇の赤子として殺すことばかり教えられた。私が人の命を考え、自由な生き方・人間の本当の生き方を学んだのは、労働組合だった」と語り、感動を呼んだ。 写真速報写真2アンケート結果

韓国メディアセンター所長・金明準さんが来日〜早稲田大学で講演
李明博政権のメディアつぶしとたたかっている韓国映像メディアセンター「MediACT(メディアクト)」所長・金明準さんがこのほど来日。23日に早稲田大学で特別講演を行う。「デジタル・デモクラシー」とも言われるほどネットや映像を介した多様な市民参加によって、政権交替と社会変化をもたらしてきた近来の韓国社会。しかし、李政権の登場以降、規制強化や市場主義の拡大によって、市民メディアの環境も大きく変わってきている。80年代に草の根メディアからスタートし、現在世界的なオルタナティブメディア運動の中心のひとつとなった「MediACT」の所長・金明準さんの講演を聞き、韓国メディア運動と市民民主主義の現状を議論する。なお25日には、東京・中野でメディアアクティビストたちとの交流会もある。(M) 報告(早大講演会)メディアアクティビスト交流会(7/25) *写真=「われわれは戻る!」(MediACTのポスター)

ハゲタカがやって来た 作 : 壱花花
以下は、7月15日マスコミが報道した“ハゲタカ”ニュースです。<国際通貨基金(IMF)は7月14日、日本経済に関する年次審査報告を発表し、先進国で最悪の水準にある財政健全化のため、2011年度から消費税を「段階的に」引き上げるべきだと提言した。消費税増税は先の参院選で民主党大敗の最大要因となった争点だが、IMFは国内総生産(GDP)比200%の日本の債務残高を解消するための「早急で信頼性の高い」財政改革の一環として、「段階的引き上げは必要」と指摘した>。 風刺漫画(壱花花)

猛暑のなか「君が代不起立教員・再発防止研修」に抗議
7月21日都教委は、2010年の卒業式・入学式での「君が代」斉唱時の不起立を理由として懲戒処分を受けた退職者を除く4名(戒告1名、減給3名)の教員(都立高校教員)に対して、今年も「再発防止研修」を強行した。会場となった都教職員研修センター前には、猛暑の中、50名以上の支援者が集まった。研修の冒頭、原告弁護団の加藤弁護士の抗議に対して、研修センターの総務課長が逃げまどい研修センターの正門に施錠をするという場面があり、都教委がいかに現場からの抗議の声を恐れているかが垣間見られた。(湯本雅典) 報告動画(UnionTube)処分撤回を求めて渡部通信

レイバー映画祭 : バングラデシュ衣料工場のドキュメンタリーを上映
6月30日、バングラデシュの衣料工場の労働者が賃金の引き上げを要求して、主要道路を封鎖し警察と衝突し多数の負傷者が出る事件が起きた。いったいバングラデシュで何が起きているのか。中国より安い労働力ということで、日本や欧州で売られている衣類の生産委託工場は、バングラデシュにシフトしている。今回レイバー映画祭で上映するドキュメンタリー「バングラデシュの衣料工場で働く若い女工たち」(写真)は、生きるために農村から都市に出て、最低の賃金で働く女工たちに焦点をあてている。ここからグローバル資本主義の「今」が見えてくる。2007年バングラデシュ映画協会連盟ドキュメンタリー部門最高賞受賞作品。 毎日新聞記事(7/21)

レイバーネットTV 第一号放送無事終了〜ユニオンの大切さ伝える
「レイバーネットTV」の本格第一号放送が、7月20日に行われた。番組は「ニュースダイジェスト/ザ争議/教えておじさん!/不満★自慢/木下昌明の今月の一本/ユニ・ゆに/山口正紀のピリ辛コラム」の7つのコーナーで、合計70分の番組だった。人気の「教えておじさん!」では「インターナショナル」や「聞け万国の労働者」など労働歌の話題で盛り上がった。争議報告は、自主営業のたたかいで成果を上げたサウナ王城ユニオンの吉野さん。ユニオンの魅力を伝える「ユニ・ゆに」では、郵便局に働くゆうメイトの相良さんが出演した(写真)。ユニオン経験が初めての二人の話からは、まともなユニオンがあって始めて、働く人の権利が守られるという実態が伝わってきた。以下でアーカイブ視聴ができる。第一号放送その1その2その3その4 *次回放送は8/17です

全国一般全国協 : 「労働組合をつくろう!活動家養成合宿」を開催
全国一般全国協が主催する「労働組合をつくろう!活動家養成合宿」が7月17、18の両日、東京・晴海の海員会館で開かれました。全国各地から全国一般傘下の20単組、56人(平均年齢43歳)が集まりました(写真)。合宿1日目は、全国一般の平賀副委員長による記念講演がありました。東京南部での首都高ハイウェイ共闘や芝浦と場労組のたたかいの経験や全国一般運動の歴史的課題を100分にわたって講演しました。その後、グループごとに模擬労働相談を行いました。中執メンバーが演じる相談者役に対して解雇や残業代未払いなどのケースに沿って参加者は労働組合の結成や加入を熱心に呼びかけていました。(東部労組・須田) 報告

地上デジタル完全移行・アナログ放送停止の延期を求める記者会見
「地上デジタル放送」の開始まであと1年に迫った7月17日。東京都内で「完全デジタル化」と「アナログ放送停止」の延期を求める記者会見が開かれた。テレビ局などメディア関係者が多数集まり、主催者が作成した提言などについて、質疑応答が交わされた。発起人でジャーナリストの坂本衛氏(写真左)は、「今回の計画は本当に視聴者が望んだものなのか。デジタルは確かに便利だが、それに変えてくれと誰が頼んだのか」「アナログ放送がこれほど普及している国は世界でもまれだ。これまで、走査線が少ないとか、横長画面にしろとか、音質が悪いなどの苦情がテレビ局に寄せられたことは一度もない」と切り出した。(Y) 報告関連HP

ワーキングプア川柳講座 : 「私」の立ち位置で句をつくる大切さ
7月8日に川柳作家・高鶴礼子さん(写真)を講師にワープア川柳講座がありました。川柳とは何かというところから始まって、しっかりとした「私」の立ち位置で考えるという高鶴さんの講座は、安穏川柳しか吐いていなかった私など、バシッと横つらをひっぱたかれたように感じる、キビシいものでした。どうやら他の人も似たような感想を抱いたらしく、休憩中の雑談(先生のいないところ)で、「オレはもう川柳ヤメだよ〜」などと、川柳ではなく弱音を吐く人もいました。しかし、一連の川柳のポイントを学び、「父」という席題の句を吐く段になると、事前投句とはガラッと変わって、秀句続出。教え方もうまかったが、生徒の吸収力もすごいなぁと感じさせられました。(レイバーネット川柳班・正木) 報告

今度は中国ホンダ部品メーカーでストライキ〜解雇の恫喝ゆるすな!
ホンダ部品工場でのストライキが収まったなか、今度は、ホンダが48%出資する部品メーカー・アツミテック(浜松市)の中国工場でストライキが起きている(写真)。以下、現地からの呼びかけ。「ストライキは7月12日から始まりました。多くの労働者が工場内外で座り込んでいます。労働者は日本側が誠実に交渉に応じず、労働部門、政府部門に支援を求めたがらちが明かなかったことから、インターネットを通じて支援を求めることにしました。もっとも腹立たしいことは、会社がストライキに参加した作業員90人以上をみんな解雇するなどと言っている事です! 労働契約を解除するという恫喝もおこなっています! 7月14日の午後に労働契約を解除して、会社の寮からでていくよう労働者に強制しています。労働者の利益を守れ! 闘争継続中!」(国際部) 詳細続報(7/18)続報(7/20) *写真=現地ウェブサイトより

JR東海「新幹線対米売り込み」の背後にあるもの〜立山学の渾身レポート
「新幹線ビジネスの国策」化を推進するシナリオを書き、陣頭指揮しているのが葛西敬之JR東海会長だ。この「新幹線対米売り込み作戦」は日米同盟強化・改憲路線と不可分に結びついている。対米売り込みを仕切っているコンサルタント会社が2社あるが、驚くべきことに、一つが、リチャード・ローレス(元国防次官補)が作った会社、もう一つが、軍需企業として悪名高いレイセオンの副社長であった、トーケル・パターソンの会社なのである。この両人は、アジアの米軍事利権システム維持・拡大に執着するペンタゴン人脈のボスである。葛西敬之は今年1月、JR東海が米国に新幹線を売り込む方針だと発表する記者会見をしたが、上記2人が葛西と並んで会見している。沖縄・リニア・新幹線・武器輸出・改憲は連動しているというのは、私の推測ではない。(立山学) 全文 *写真=葛西氏の最近の著作物

「人として許せることではない」〜JR不採用事件・横浜人活裁判報告
JR不採用問題が政治和解したが、910名の原告のうち6名が和解を拒否し、裁判継続の道を選んだ。そのうちの一つ「横浜人活裁判」の控訴審(原告2名・岡英男=写真左、松本繁崇=右)が、7月15日東京高裁であった。岡さんはこう陳述した。「処分が無効なのに何故判決で負けたのか、家族の誰もが納得できませんでした。私の人生を左右した根源を解明し、人間らしさを取り戻すには、東京高裁で勝利判決を手にする以外に道はないと判断しました」。松本さんは「暴力事件をでっち上げるという犯罪行為をして、原告や家族をどん底に突き落としておきながら、いまだにひと言の謝罪もありません。人として許せることではないし悔しくてなりません」。二人の怒りは深い。満席の傍聴席にも怒りと感動が広がった。(松原明) 報告「知ってほしい横浜人活訴訟原告の思い」(佐久間忠夫) *写真=裁判終了後の報告会

生きさせろ!〜最低賃金めぐるアジア労働者のたたかい
7月15日、香港に根拠地を置くNGOからのメールで、最近、アジアでの最低賃金をめぐるたたかいについての情報が寄せられた。カンボジアでは、月額最低賃金を50ドルから93ドルに引き上げるために労働陣営がたたかっている。72ドル以下の賃金では、労働者の健康と生活は破壊されてしまうという。バングラデシュでは、衣料工場地帯で大規模な暴動が起きている。7000人の労働者が工場から出て抗議デモを始めた。労働者たちの要求は現在の月額29ドルを73ドルに引き上げろということだ。香港では、最低賃金の法制化が進んでいるが移住労働者は対象外だ。それに対するたたかいが起きている。(国際部) 詳報 *写真=香港の移住労働者グループのデモ

パート労働者が初めてのストライキ〜一方的工場閉鎖・解雇は許さない!
7月14日13時から、埼玉県三郷市にあるクリーニング工場「セブンズ・クリーナー」で、パート労働者11名が一方的工場閉鎖に反対して、ストライキを決行した。約100人の三郷工場のうち90人はパートで、時給約700円の低賃金とハードな労働で会社は利益を上げてきた。それを、会社は「赤字経営」を口実に9月末の工場閉鎖を一方的に決定し、事実上の退職を迫っている。パート労働者は東部労組に加盟しこの日生まれて初めてのストライキ。「ハチマキは運動会以来初めて」とはにかんでいた労働者たちも、何ひとつ答えぬ会社幹部を前に怒りを爆発させた。支援も多数駆けつけ、工場前は解放空間となった。(M) 別の写真動画(UnionTube)当該ブログ *写真=12年勤続のパート労働者

愛知製鋼不当労働行為事件、和解成立〜社外労働者の労組との協議を明記
愛知製鋼、トヨタ自動車グループの鋼材メーカー・愛知製鋼において重層的な偽装請負状態で働かされてきた労働者たちが、愛知県の個人加盟制労働組合・名古屋ふれあいユニオンに加入し、愛知製鋼の使用者責任や職場の労災・安全衛生の問題などについて、団体交渉の開催を求めたにもかかわらず愛知製鋼に拒絶され、組合側が愛知県労働委員会に不当労働行為(団交拒否)の救済を申し立てていた事件で、7月12日に労使双方の和解が成立した。和解条項では、愛知製鋼構内で就労する社外労働者について労組との協議に応じることを明記。また会社は組合に解決金を支払うとしている。(酒井徹) 詳細 *写真=ユニオンメンバーと弁護団

「過労死をなくそう!龍基金」第4回中島富雄賞に寺西笑子さん
「過労死をなくそう!龍基金」の今年の受賞者は、寺西笑子さん(写真)に決まった。寺西さんは、1996年に飲食店「そば処鷹匠」店長だった夫(49歳)を過労自殺で亡くした。この労災認定闘争に5年かかり、続いて会社相手の民事訴訟に5年半、解決するのに10年半も闘った。その後、寺西さんは「全国過労死を考える家族の会」代表として活躍。2009年3月には、大阪労働局に「過労死を出した企業名の公表」を求める行政文書開示請求を出した。しかし、労働局は個人情報などを理由に企業名公表を拒否したため、同年11月に国を相手取って不開示決定取り消しを求める訴訟を大阪地裁に起こして、闘っている。8月1日の授賞式では、寺西さんのお話と反貧困ネットワーク代表・宇都宮健児さんの記念講演もある。(須田) 詳細ブログ

ドキュメンタリーの時代〜ことしの「レイバー映画祭」が面白い
映画はドキュメンタリーの時代に入った。愛とか善悪を中心にしたドラマでは現代をとらえきれなくなっている。現実をリアルにとらえる目がいま求められているからだ。今年も「レイバー映画祭」が開催される。「私たちの未来や生きる権利は、アイスクリームのように溶けていくのか?」と問いかけつつ、5本の長短ドキュメンタリーを上映する。皮切りはマイケル・ムーア監督の「キャピタリズム〜マネーは踊る」(写真)。人間の命を弄ぶことで成り立つカジノ化した資本主義に正面からメスを入れている。企業が無断で社員に高額の保険をかけて死をエサに儲ける例、貧困層に安く住宅を提供し、金利をつり上げて追い出す例などの袋小路社会を暴いている。(木下昌明) つづき

すべて新人教師の責任だというのか?〜「木村百合子さんの裁判を支援する会」が総会
7月10日、静岡市内で故木村百合子さん(享年24歳)の公務災害認定裁判を支援する会総会が開かれ、40名が参加した。木村百合子さんは、04年4月に静岡県磐田市内の小学校に採用されたが、パワハラまがいの強圧的な「指導、管理」の中で、その年の9月に自ら命を絶った。総会で、百合子さんの母・和子さんは、「この問題は、教育委員会や県が解決してくれるものと信じていた」「すべてが新人教師の責任だというのか」と遺族としての切実な思いを語った。また小笠原弁護士は、「被告の地方公務員公務災害基金は、百合子さんがうつ病を発症した時点を意図的に早め、それ以降の業務の過重性をすべて百合子さんの精神的な脆弱性のせいにしようとしている。本来地方公務員の側に立つべき『公務災害基金』が、こんな乱暴な主張をしていいのか」と指摘した。(湯本雅典) 報告動画(UnionTube)

「哨戒艦報告書」に深刻な矛盾と欠陥〜米国研究者が調査のやり直しを求める
「私たちは北朝鮮から金をもらってもいないし接触もない。独自の科学的検証・分析から韓国哨戒艦“天安号”報告書に深刻な矛盾と欠陥があることがわかった。その真実を伝えたい」。7月9日、内外のメディア関係者約130人が集まった日本外国特派員協会で、イ・スンホン(写真左)、ソ・ジェジョン(右)の両米国大学教授はきっぱりと述べた。二人は、パワーポイントを使って(1)「船外での爆発」のシナリオと被害状況が一致しない(2)爆発の化合物のデータに矛盾があり偽造の可能性がある(3)北朝鮮製を証明するはずの「青インクで書かれた“1”の文字」が爆発の熱にさらされて焼失せずに残っていることは科学的に説明できない、ことなどを実証的に示し「韓国政府は新たなチームで調査をやり直すべきだ」と訴えた。(M) 写真速報国連への要望書国連安保理議長声明「東京新聞」/各国メディアの報道TBSニュース記者会見動画(英語)1動画(日本語字幕付2分)

三重:鈴鹿さくら病院でストライキ〜夜勤手当増額を実現
三重県鈴鹿市の鈴鹿さくら病院で、手当の引き上げなどをめぐり7月5日の16時30分から労働組合がストライキを行なった(写真)。病院側はストライキ突入から30分が経過した同日17時に組合側の要求を受け入れ、ストライキはただちに解除された。ストライキ中は管理職などが代替要員に回り、患者への直接的な影響はなかった。ストライキを行ったのはユニオンみえ(「連合」構成産別・全国ユニオン加盟)の鈴鹿さくら病院分会。鈴鹿さくら病院に勤務する看護師や事務員・給食調理員など職員約140人中116人が加盟しており、ユニオンみえの塩田至執行委員長が分会長を勤めている。(酒井徹) 報告

ITユニオンが結成される〜残業代不払い・長時間労働は許さない
IT業界で働くプログラマーやシステムエンジニアなどの個人加盟の労組「フリーター全般労働組合・ITユニオン」が7月7日結成され、この日厚労省記者クラブで記者会見があった。ベンチャー企業が多いIT業界では、労働組合がないケースがほとんどだ。ユニオンを立ち上げたメンバーは「残業代不払いや長時間労働に泣き寝入りはしたくない」と加入を呼び掛けている。ITユニオンは、フリーター労組でここ1〜2年、IT業界の労働者からの相談が増えたことから結成が検討された。11日には「ホットライン」(13〜19時・03-3373-0180)を開設し、労働相談を受け付ける。 詳細 *写真=厚労省記者会見後のユニオンメンバー

韓国「哨戒艦」沈没事件で記者懇談会〜米国研究者が「決定的疑問」を提起
韓国の哨戒艦「天安号」事件に関して、韓国政府合同調査団は5月20日の「報告書」で、その沈没原因を北朝鮮の魚雷攻撃によるものと断定し、菅政権もこれを全面支持した。しかし、韓国内では政府報告発表に野党や市民団体から疑問・反論が続出していた。こうしたなか、北朝鮮魚雷攻撃の“決定的証拠”とされた“爆発物質の付着”に関し、科学的な立証・検証の立場から再調査を行った米国の研究者のソ・ジェジョン、イ・スンホンの両大学教授は、爆発物質の付着は確認出来ないという実験結果を公表した。“決定的証拠”に対して“決定的疑問”が出されたわけだ。7月9日、二人の来日に合わせて、緊急の記者懇談会が「外国特派員協会」で開催されることになった。 詳細 *写真=科学的に反論するソ・ジェジョン教授(6月21日・韓国)

沖縄に基地を押し付けるな!決着はついてないぞ!〜灼熱の新宿でデモ
7月4日、「沖縄に基地を押し付けるな!決着はついてないぞ!新宿ど真ん中デモ」を開催しました。4月からこれで三回目、前回以上の熱気と参加者でした。「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」と共催したことで、より色んな年代の方が来てくれました。まず14時からの街頭宣伝で「これからデモをやります」とアピール! 長野や岐阜から来た方も発言しました。そしてラッパーとドラマーによる「宮殿」がその場でライブ! 音の力で人を引き付けます。そして灼熱の新宿をデモ出発。アルタ前〜歌舞伎町〜紀伊国屋前〜新宿東南口〜またアルタ前ゴールと、新宿の中心地を歩きつくしました。(S) 報告動画(YouTube)動画(デモ全貌)動画(徳之島町長アピール)

ジョニーH 「不当判決抗議ワンマンライブ」〜笑いと手拍子と怒りと
7月3日、東京駒込の琉球センター・どぅたっちでジョニーHこと疋田哲也さん(写真)の「不当判決抗議ワンマンライブ」が開かれ、会場は満席となった。東京都小平市で公立中学の理科の教師をしていた疋田さんは2004年2月突然教員として「不適格」という理由で「分限免職」された。そして今年4月28日、東京地裁は疋田さんの分限免職処分の取消の請求を棄却する不当判決を下した。疋田さんは、一教員としてただ「子供のための教育」をしたかっただけなのである。その思いを踏みにじられた怒りを、ジョニーHは静かに、強く、やさしく、したたかに詩にこめ歌いあげた。ライブは、笑いあり手拍子ありで大きくもりあがった。(湯本雅典) 報告動画(UnionTube)やってよかった(ジョニーH)

映画「ヒロシマ・ピョンヤン」劇場公開〜在朝被爆者の怒りを静かに伝える
7月3日、東京・ポレポレ東中野で北朝鮮在住のヒロシマ被爆者・李桂先(リゲソン)さんを描いたドキュメンタリー映画「ヒロシマ・ピョンヤン」が公開された。映画は日朝関係の政治に振り回され、救済されない在朝被爆者の怒りを静かに描いている。また、北朝鮮の日常生活を細部にわたってドキュメント。訪朝24回のジャーナリスト・伊藤孝司監督だからこそ撮れた映像といえる。上映後のトークでは、編集を担当した小林アツシ・土屋トカチの両氏を交え、取材や編集の裏話を披露した。伊藤さんは「取材制約の中で粘ってやっと撮れた。100時間の素材を90分にするのが本当に大変だった」と振り返った。ポレポレ東中野で30日までモーニングショー、全国でも公開される。(M) 会場写真上映日程 *写真左から=小林アツシ・伊藤孝司・土屋トカチの各氏

ジャーナリズム精神とりもどせ!〜韓国KBS労組がストライキに突入
言論労組KBS本部は、7月1日午前0時、ストライキに突入した。約900人のKBS本部組合員は、取材、編集、ダビング、録画、生放送業務を中断してストライキに賛同した。KBS本部はこの日、ストライキ闘争決議文で「公営放送の独立性が崩壊し、ジャーナリズム精神が崩れたKBSは、もはや国民の放送ではない」とし「常識が拒否され、霊魂が踏みにじられる職場を救うために全面ストライキを始める」と明らかにした。オム本部長はスト出征式で、「この2年間、KBSが壊れていくのを見て涙を流した。これに対抗した同僚が懲戒と標的人事などをうけたが、組合員は全く保護されなかった」と今回のストライキの背景を説明した。(韓国チャムセサン) 詳細スト5日目(動画) *KBSは韓国のNHKにあたる公共放送

妊娠を伝えたら解雇、うつ病で解雇〜メール相談が示す経営者の横暴
「経理の仕事が遅い」と即日解雇(ホテルの支配人)、外資系の会社「日本から撤退」で社員全員解雇、「正社員から契約社員になれ」断ったら解雇、妊娠を伝えたら解雇(百貨店婦人靴販売)、突然電話で即日解雇(30年勤続マンション掃除)、「健康診断のY-GTPの数値が高い」と内定取り消し(病院)、うつ病で病気休職期間終了で復職したら退職勧奨。以上は、今年の1〜2月に寄せられたメール相談「解雇理由」の一例です。経営者諸君によるこの「解雇理由」の軽さはどうでしょう! 今後、東部労組では「解雇理由」と「いじめ」をシリーズとしてまとめ、今の職場実態を紹介していきます。(東京東部労組・菅野) 詳細 *写真=東部労組のデモ



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