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激増するパワハラ相談〜「職場のいじめ」シリーズ5月分紹介
1、自動車教習所。正社員。会社が教習生に「社員への苦情・クレーム提出」を義務的・積極的に勧めだした。とたんに教習生からのクレームや苦情が激増した。今まで苦情など一切言わなかった人までクレームを出すようになった。「苦情がでたら配置転換」「社風に合わないなら、転職を薦める」と言う会社。2、レストランでパート。店長からの陰湿な嫌がらせが続く。私だけシフトを削られ労働時間が極端に短くされ、生活できない。職場の労働組合は会社と癒着していて信用できない。3、パートの女性事務員。上司は媚びてくる人間を可愛がり、ベタベタしたり媚びるのが苦手な私を嫌う。後輩は次々と正社員になっていくのに、私だけいつまでも正社員になれずパートのまま。(NPO法人 労働相談センター) 全文

米国の労働事情がよくわかる〜『アメリカの労働社会を読む事典』を出版
この度、小畑精武さんと一緒に『アメリカの労働社会を読む事典』という翻訳書を明石書店から出版しました。ジャーナリスト兼組合活動家のR・エメット・マレーという人が書いた労働用語事典が原書で、写真も多く読み物風の本です。アメリカ労働運動に関心を寄せる人、アメリカ社会を理解した人に薦めたいと思います。三つのナショナルセンターの代表からも推薦を頂きました。濱口桂一郎さんはブログで「アメリカ労働運動の歴史やリーダーたちの素顔、重要な労働争議からアメリカ独特の法制度の仕組みまで、アメリカの労働事情の全体がよくわかる」と紹介しています。(山崎精一) 詳細

国会正門前の車道を埋めた人々の怒り〜7.29脱原発国会包囲行動
7月29日、首都圏反原発連合主催の脱原発デモと国会包囲行動が取り組まれた。キャンドル行動が始まる午後7時前には、国会正門前の歩道は身動きができないほどの人波になった。人々は、手に手にロウソク・ペンライト・iPad・蛍光板など光るものをもち、リズムをとりながら一時も休むことなく「再稼働反対」のコールを続けた。年配者から若者、そして家族連れと幅広い参加だった。労組の旗も多い。午後7時すぎ、あふれる人波は自然に車道にあふれ出た(写真)。警察はカマボコ車を並べて「歩道に上がりなさい!」と警告を繰り返したが、人々の流れを止めることはできなかった。こうして午後8時まで正門前車道は「解放」状態になり、再稼動反対の声は国会に響き渡った。(M) 写真速報動画(国会正門前 3分)空撮映像(OurPlanet-TV)写真(Shinya)報告(笠原眞弓)報告(西中誠一郎)写真(ムキンポ写真館)TBSニュース動画(Kjeld Duits氏の映像)たんぽぽ舎通信

第一回「ブラック企業大賞」に東京電力 「市民賞」はワタミ
記念すべき第一回「ブラック企業大賞」には、東京電力が選ばれた。最近暴露された放射線量隠しや、危険な労働の管理を下請け会社や派遣会社に託し、責任逃れをしているところなどが指摘された。東京都内で開催された「ブラック企業大賞2012」の授賞式で発表された。「ブラック企業大賞2012」にノミネートされた企業は東電のほか9社。過労死や過労自殺を出した居酒屋チェーンのワタミや気象予報会社のウェザーニューズ、ITの富士通ソーシアルサイエンスラボラトリなどが候補にあがっていた。ノミネート企業のリストがウェブで公開された当日は10万件を超すアクセスがあり、その後もウェブ投票とともに、いろいろな声が寄せられていた。(松元ちえ) 報告

田中俊一氏に批判集中〜「原子力規制委員会」人事に異議あり!官邸前アクション
7月27日(金)の官邸前。「首都圏反原発連合」有志による官邸前抗議は29日国会包囲に集中するため休みだったが、「原子力規制委員会」人事に抗議する官邸前アクションが取り組まれた。この日も、国会周辺は鉄柵バリケードが張り巡らされ、物々しい雰囲気。参加者は続々と増え国会正門にも広がり、2800人(主催者発表)に達した。抗議の焦点は原子力規制委員会の人事。とくに自主避難者への賠償にも最後まで抵抗した「原子力ムラ」中枢の田中俊一氏に批判が集中した。また4団体が内閣府に要請書を手渡したが、対応したのは「守衛」。不誠実な野田内閣の姿勢に「野田内閣を廃炉に」のプラカードが目を引いた。(М) 写真速報渡部通信7.29脱原発国会包囲行動

はねかえそう不当判決!〜1000人の熱気に包まれた「JAL 励ます集い」
7月26日、JAL控訴審勝利、7・26励ます集いが開かれた。主催したのは日本航空の不当解雇撤回をめざす国民支援共闘などで、1000人を超える人々が日比谷公会堂を連帯の熱気で埋めた。日本航空(JAL、植木義晴社長)は2010年のおおみそか、パイロットと客室乗務員(CA)あわせて165人を解雇した。会社更生中とはいえ、その時点で1000億円を超える空前の営業利益を出し、会社更生計画の人員削減目標を超過達成していたにもかかわらず強行された解雇の背後に、組合つぶしの黒い意図があること、それが空の安全を脅かしていることが、この日の集い、特に原告団によるノンフィクションの構成劇によって浮き彫りになった。集い全体の報告は別の方に譲り、構成劇で明かされた事実を中心に報告したい。(北健一) 報告国民支援共闘HP動画(朗読劇 40分)

緊急出版『オスプレイ配備の危険性』〜オキナワの真実が見えてくる
子どもにまで知れ渡った「オスプレイ」の危険性。安全性をはじめとした真実を解き明かしてくれるのが『オスプレイ配備の危険性』(真喜志好一/リムピース+非核市民宣言運動・ヨコスカ著/七つ森書館)。沖縄でのオスプレイ配備に反対する県民大会開催にあわせ、8月5日に発売される予定だ。私は昨春、『沖縄−アリは象に挑む』(由井晶子著/七つ森書館)を編集していて、フクシマとオキナワの置かれている位置、構造はまるで同じだと感じていた。『ウシがゆく』(知念ウシ著/沖縄タイムス)、『新崎盛暉が説く構造的沖縄差別』(高文研)と、4冊読むと自らに引き寄せた問題として判りやすいと思う。政治も社会も壊れている中で、私たち一人ひとりが何をすべきかが見え、生きやすい社会への道が見えてくるかも、と私は思う。(浅井真由美) 詳細ブログ

「レイバーネットTV」第36号放送〜過労死生む「ブラック企業」の実態に迫る
7月26日、「レイバーネットTV」第36号では特集「ブラック企業大賞はだれの手に?!」を放送した(写真)。労働現場に詳しいお二人(竹信三恵子さん・古川琢也さん)をゲストに招いて、ディスカッションした。正社員も大量に使い捨てにされている実態、ブラックでないところを探すほうが難しい今の日本の企業実態などが語られた。そして本来チェックすべき労働組合はまったく機能していないこと。竹信さんは過労死を出したスカイラークを取材したとき、労組が「枯れた井戸からは水は汲めない」と会社を擁護した話を紹介した。ブラック企業を支えているのは、労使一体となった「御用組合」でもあった。(M) 写真速報アーカイブ視聴(80分)ジョニーHの歌(4分)番組内容ブラック企業大賞HP

原子力規制委員会の人選にNO!〜これでは規制できない
そもそも原子力規制委員会が発足前に再稼働が進んでいるのがおかしい。再稼働は規制委員会が発足するまで待つのが筋だと思う。関西電力大飯3・4号機が7月に入り相次いで再稼働した。原子力安全保安院は関電はストレステストの2次評価を昨年末までに提出するのをサボタージュした事に対して何も手を打てなかった。電気事業者が決められたルールすら守らないのにそれを咎める事をしない。本当に原子力ムラの縮図のような関係だった。今度発足する原子力規制委員会ではこうしたルール違反に対して運転停止などの強制力の権限があるのかと言えばそれは期待出来ないだろう。まず5人の人選からおかしいからだ。(たんぽぽ舎通信・杉嶋拓衛) たんぽぽ舎通信写真(7.24緊急記者会見)超緊急署名の呼びかけ *写真=国会前抗議アクション(7.25)

現地報告: 「オスプレイ陸揚げ・配備阻止 岩国大行動」に全国から500人
日米両政府は、全国の反対の声を踏みにじり、7月23日山口県の岩国基地にオスプレイ陸揚げを強行した。地元岩国市民は、「オスプレイ陸揚げ・配備阻止 岩国現地大行動」を呼びかけ、全国から500名以上の人々が結集し、抗議の声を上げた。当日は早朝5時、川を挟んで基地の対岸にある堤防に約30名が集まり、シュプレヒコールを叫んだ。時間が経つにつれ徐々に人が増え、抗議を中断した9時前には200名程になった。漁船やゴムボート約10隻を出し、海上からも抗議した。(山口県・I) 写真速報動画(平和フォーラム・10分)

「オスプレイ飛ばす政治こそ欠陥」〜官邸前で抗議行動
7月23日朝、オスプレイは米軍岩国基地に陸揚げされた。山口県議会、岩国市議会全会一致の反対も日米政府によって無視された。野田政権は国民の安全より、オスプレイの日本上空低空飛行訓練を優先させ、完全にアメリカの傀儡に堕ちた。岩国では抗議の集会や小型船による抗議行動があった。東京でも夕方、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックなどの呼びかけで首相官邸前で緊急の「沖縄へのオスプレイ配備中止を求める首相官邸前第一波行動」があり、約100名が集まった。乱鬼龍氏は「オスプレイ飛ばす政治こそ欠陥」の川柳を掲げた。(Shinya) 写真速報渡部通信

野田総理の地元(船橋市)で集会デモ〜選挙民は黙っていられない
7月22日に、野田総理の地元つまり私の選挙区で「原発さよなら千葉」主催の集会デモに参加した。野田氏の自宅は総武線の津田沼から新京成線に乗り換えて4分、薬園台にある。会場の樫の木公園は、小さな児童公園である。3時40分、警察の車が続々、といっても小さいのが4台が到着しても、主催者以外ちらほら。なんかいい雰囲気で少しずつ増えてくる。開会の4時には数十人が。最終、200人くらいか。堅苦しい挨拶抜きではじまり、マイクを向けられるとだれもが自分の言葉で話し始める。(笠原眞弓) 詳報 

スペイン 80都市で数十万が緊縮反対デモ〜警察・軍人・判事も参加
7月19日、スペイン80以上の都市で緊縮反対デモが行われた。昨年9月以来、最大の規模と評価される今回のデモには、経済危機と緊縮政策の下で苦しむ多様な階層の人々が集まり、連帯集会を開いた。専門家たちは現保守政府の任期が早期に終了するかもしれないと慎重な予測を出している。労働組合の推測によれば、この日のデモにはマドリードだけで10万人、バルセロナでは数万人が参加した。また警察、軍人、そして判事と弁護士など法律家も出てきた。消防署員は政府の緊縮政策が全てを奪ったとし、裸でデモをした。(チャムセサン報道) 全文

「レイバー映画祭2012」開催される〜感動呼んだ『原発の町を追われて』
7月21日、東京・田町交通ビル6Fホールで「レイバー映画祭2012」が開催され、約200人が集まった。上映作品は、『Occupy バークレー』『渋谷ブランニューデイズ』『64歳のデモデビュー』『わたしたちは忘れない』『それでも種をまく』『原発の町を追われて』『ザ・テイク』の7本。この日初めて公開されたドキュメンタリー『原発の町を追われて』は、福島県双葉町の避難民の1年を追い、生の声を伝えた作品。その静かで重い「フクシマ」の訴えに、涙をぬぐう観客が多かった。『64歳のデモデビュー』では、主人公のノンフィクション作家・松原惇子さんが登壇し(写真)、本音トークで会場を沸かせた。(M) 写真速報感想(長崎広)アンケート紹介

「再稼働はやめるべき」〜鳩山由紀夫氏が官邸前行動でアピール
7月20日の「原発再稼働反対!官邸前行動・金曜デモ」に、元首相の鳩山由紀夫氏(写真)が初めて登場した。「みなさんの新しい民主主義の流れをとても大切にしなければいけない。いま国民の声と官邸が余りにかけ離れてしまった。私は総理経験者として、みなさんの声を官邸に届けたい。これから官邸に乗り込んで官房長官に申しいれる。再稼動は無理だし、やめるべきだ」ときっぱり述べた。この日は、どしゃ降りの雨模様だったが、参加者は途切れることなく官邸・国会周辺は人の波になった。国会正門前のファミリーゾーンは、家族連れでいっぱいになり、白いバルーンで埋め尽くされた。脱原発運動の勢いはもう止まらない。(M) 写真速報動画(7.20官邸前行動)写真報告(Shinya)レポート(笠原眞弓)朝日新聞TBSニューステント日誌(7/20)

せめて月4日は休みたい〜「有給休暇」相談事例5月分紹介
1、退職するつもりだが、過去に辞めて行った同僚の話を聞くと、有給休暇の消化はできなかったという。2、トライアル雇用で入社。契約書には週休2日とあったが、実際には日曜日1日しか休みがない。毎日残業です。有給休暇もなく辛い。3、毎月1日か2日しか休みが与えられない。体調もおかしいのに病院にもいけない。有給休暇も無い。せめて月4日は休みたい。4、週休2日という約束で入社したのに、実際は隔週週休2日の4週6日だった。会社は「残りの日休みたいなら有給休暇で休め」という。5、休日出勤予定日の有給休暇申請の届出用紙をだしたが、部長から却下された。その理由が、「直接会いに来て、お願いしなかったから」と言われた。(NPO法人 労働相談センター) 全文

木村百合子裁判、高裁で勝利!〜新人教員の労働環境改善に向け大きな一歩
7月19日、東京高裁は、8年前の木村百合子さん(享年24歳・当時新人教員)の自死が公務災害であると認定した静岡地裁判決を不服とした公務員災害保証基金の控訴請求を棄却した。東京高裁には、木村さんの地元の静岡県磐田市からの支援者も含め100名が集まった。今回の裁判には、以下二つの意義があったと弁護団の塩沢忠和弁護士は語った。ひとつは労働職場では、「最も脆弱なもの」を基準にすべきであるという原判決を再度認めたこと。ふたつめは、「うつ病に発症した後の業務内容をしん酌することは、公務と本件自殺との因果関係を考察するにあたって、意義がある」と認めたことである。(湯本雅典) 報告動画(木村裁判勝訴)続報(7.31 勝訴が確定)

1年かけ被災者の声集め〜「毎日新聞」が映画『原発の町を追われて』紹介
7月21日の「レイバー映画祭2012」で初公開されるドキュメンタリー映画『原発の町を追われて〜避難民・双葉町の記録』が、19日「毎日新聞・埼玉版」に、7段組写真入りで大きく取り上げられた(写真)。この作品は、給食料理員で映像制作者の堀切さとみさんが、加須市に避難している双葉町民に1年間密着して撮ったドキュメンタリー。「毎日」の記事では、祝島のたたかいを記録した3分ビデオからスタートした堀切さんの歩み、そして双葉町の被災者への思いが綴られている。『原発の町を追われて』は、21日午後の部で<私たちが撮った3.11>の4作品の最後に上映される。 「毎日」記事

「反貧困」を訴える官邸前行動がスタート〜生活保護改悪はとんでもない
7月18日夜、「反貧困」を訴えるもうひとつの官邸前行動がスタートした。冒頭、宇都宮健児さん(反貧困ネットワーク代表)がマイクを握った。「生活保護制度の改悪が進められようとしているが、とんでもない。日本では本来保護を受けるべき人の7割が受けられていない実状がある。生活保護受給者の人口比では日本は1.7%で、ドイツ(9.7%)・イギリス(9.3%)と比べても極めて低い。これをもっと抑制すれば、孤立死・餓死の多発が危惧される」と訴え、「いまの政治は国民の声が届いていない。毎水曜の官邸前行動で、当事者が直接声を上げていきたい」と語った。(M) 写真速報

「日本の今 世界の今」が見えてくる〜レイバー映画祭 7/21に開催
“日本の今 世界の今”とうたって長短7本の映画を集め、今年も「レイバー映画祭」が催される。“日本のいま”では、遠藤大輔監督の「渋谷ブランニューデイズ」(写真)が見ごたえがある。派遣労働者で52歳になる宮沢徹雄がふとしたことで職を失い、アパートを追い出されてさまよったあげく、渋谷区役所の地下駐車場に寝場所を見つける。そこを拠点に、彼は仲間や支援者とともに「俺たちにも生きる権利がある」と声を上げるドキュメントだ。野宿者の締め出しに躍起の行政と対決する彼の姿勢が爽やかでいい。その原動力は、同じ野宿者から一個のパンを二つにして分けてもらったことだった―。映画は、戦後の日本経済を支えた「寄せ場」の歴史をとらえ、これと同じ境遇にある非正規労働者が職を失うとどうなるか、“すべり台社会”のどん底を照らす。(木下昌明) つづき7.21映画祭情報

代々木公園を埋め尽くした脱原発の声〜空前の17万人が結集!

晴天に恵まれた7月16日、東京・代々木公園は熱く燃えた。参加者は関西、北陸、東北、長野など、文字通り全国からバスを連ねてやってきた。労働組合も教組、医労連、全港湾、全労連、地区労はじめ大結集。そしてさまざまな市民グループ、とくに個人参加が目立つ。「7.16さようなら原発集会」は、昨年9月19日の6万人を質量ともに上回る巨大集会となった。「おとなしい」と言われ続けた日本の民衆が、ついに立ち上がったのだ。うだるような暑さに加え、代々木公園は怒りの17万人でヒートアップした。参加者はみんな笑顔、「絶対原発はなくせる」という自信に包まれていた。(M) 写真速報「レイバーネットTV」現場中継(130分)サブカメラ(録画)写真報告(Y)川柳デモ写真(佐々木有美)参加報告(黒鉄好)動画(福島の思い怒り)フランスデモ(里見羊)空撮映像(レポート=山本太郎)渡部通信写真(Shinya)川柳デモ報告(笠原眞弓)写真(西中誠一郎)動画(OurPlanet-TV)海外報道状況動画(レイバーネットTV 5分半)たんぽぽ舎メルマガTBSニューステント日誌(7/16)7.20官邸前抗議行動

みんなの力で脱原発!代々木公園10万人集会へ〜「レイバーネットTV」現場中継
いよいよ7月16日、「さようなら原発10万人集会」が東京・代々木公園で開催される。大飯再稼動強行にもかかわらず、官邸前行動はじめ原発廃止を求める人々の声は強まる一方だ。そうした声の大結集の場が、16日の10万人集会である。当日、「正しい報道ヘリの会」は再びヘリを飛ばし、山本太郎が上空からレポートする。ステージでは、神田香織(司会)、坂本龍一、鎌田慧、内橋克人、大江健三郎、落合恵子、澤地久枝、瀬戸内寂聴の呼びかけ人に加え、福井県から中嶌哲演、福島県から武藤類子、タレントの永六輔、小室ひとしも登壇の予定だ。また、たんぽぽ舎は「畳6枚分の大きさの大横断幕」=「原発やめろ」を準備中。「レイバーネットTV」は11.30より現場から生中継、そしてレイバーネット川柳班は「川柳デモ」を行う。さあ、あなたも10万人集会に参加し一緒に「脱原発」の歴史をつくりだそう。 7/16詳細主催者HP *中継は11.30〜15.30の予定。レイバーネット集合場所は第3ステージ周辺

すさまじい貧困の実態 浮き彫りに〜「反貧困全国キャラバンTV」放送
7月14日北海道・釧路から「反貧困全国キャラバン」がスタートした。この日の午後、東京・新宿のスタジオでは「キャラバンTV・3時間生中継」が放送された。ゲストは宇都宮健児さん(中央)。「17人に1人が生活保護」という釧路の実態をはじめ、スカイプで、北海道・埼玉・愛知・滋賀・岐阜・三重・福岡・沖縄の各地から生の声が寄せられた。第2部の「反貧困クイズ」は爆笑の連続だったが、「OECD加盟国で日本の貧困率は第4位」「先進国で賃金が下がり続ける唯一の国」「非正規率35%」など、日本のすさまじい実態を知り、回答した若者たちも青ざめた。宇都宮さんは「派遣村から変わっておらず、むしろ悪くなっている。当事者が声を上げることが一番大事。キャラバンを通してそういう状況をつくっていきたい」と語った。(M) アーカイブ前半(全国各地の報告)アーカイブ後半(反貧困クイズ)全国キャラバン公式サイト *写真=番組司会はキャラバン事務局・中西基弁護士(左)とレイバーネットTV・松元ちえさん(右)

世代の幅大きくひろがる!〜「鉄柵バリケード」はね返した官邸前金曜デモ
7月13日の原発再稼動に反対する官邸前金曜デモは、各所に鉄柵バリケードがつくられる異常な警備の中で開催された。そんな警察の嫌がらせにもかかわらず、プラカードを持った市民は続々と官邸・国会周辺に集まり、数万の規模になった。参加者の特徴はこれまでの若者に加え、年輩の男性・女性がぐっと増えたこと。「あなたにも子どもがあるでしょう。命の問題なのよ。一緒に反対しましょう」と警察官に優しく語りかける年輩の女性の姿が印象的だった。厳戒体制にもかかわらず、バイク・自転車・クルマから「反原発」をアピールする人が続出し、警察の壁ごしにエールの交換が続いた。(M) 写真速報写真(Shinya)報告(笠原)報告(安田)動画(7.13官邸前行動 3分)動画(国会正門前)テント日誌(7/13)TBSニュース報道ステーションANNニュース *写真撮影=Shinya

一つ星レストラン「千の花」で給与未払い閉店〜東京ユニオン団交申し入れ
『ミシュランガイド東京・横浜・湘南2012』(日本ミシュランタイヤ)で一つ星を獲得した「宮廷焼肉 千の花」(東京都港区台場)などを経営する「株式会社千の花」(港区三田・菊地与一代表取締役)で、3ヶ月以上も給与不払いが続いている。6月に従業員からの相談を受けて、会社に交渉を申し入れている労働組合・東京ユニオンの関口達矢副執行委員長は語る。「今年2月から従業員の給与が遅配または欠配するようになり、4月以降は、全員欠配の状態。12人の組合員の残業代を含む未払い賃金の総額は約2000万円、基本給だけでも約1000万円にのぼる。家賃や業者への支払いも滞っていることを確認している」。(清水直子) 詳細 *写真=閉店した「千の花」お台場店

過労死をなくそう!〜第6回中島富雄賞にワタミ過労自殺の遺族
過労死をなくすために活動している「過労死をなくそう!龍基金」(中島晴香代表)は、第6回中島富雄賞の受賞者をワタミ過労自殺の遺族である森豪(たけし)さんと森祐子さん夫妻(写真)に決定しました。森夫妻は、居酒屋チェーン「和民」で正社員として働いていた森美菜さん(当時26歳)が入社2カ月で2008年6月に過労自殺した問題で、今年2月に労災認定を果たし、現在はワタミ株式会社(渡辺美樹会長)に対し謝罪や再発防止策などを求めている両親です。授賞式当日は母親の森祐子さんに来場してもらい、思いを語ってもらいます。(龍基金・須田光照) 詳細8.5授賞式

立法による原発震災被害者支援が動き出す〜7.10に院内集会
6月21日「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する支援の推進に関する法律」(以下「原発事故子ども・被災者支援法」)が衆参両院全会一致で成立した。これは、一定線量以上の被曝が予想される地域からの避難、移住、または同地域の居住、帰還する者に対する国の支援を義務付けた立法であり、震災以後1年以上にわたって原発震災被害者が求め続けてきた「避難の権利」の実現に向けた第1歩となるものである。(湯本雅典) 報告動画(YouTube)関連記事(グリーンピース)

原発労働者の母、思いを語る〜レイバーネットTV特集「大飯を止めて 再びゼロへ!」
「レイバーネットTV」第35号放送は、7月12日(木)午後8時〜9時30分に放送された。ゲストの小川正治さん(写真右)は、7月1日大飯原発再稼動の日、原発ゲート前で35時間にわたって取り組まれた感動的抗議行動の様子を報告した。また福島県富岡町から避難中の木田節子さん(左)は、原発労働者の息子を持つ母親。「自分をさらけださなければわかってもらえない」と、子どもの病気のことなどご自身の体験を洗いざらい語った。福島原発周辺で白血病・小児がんが多発している話など、原発は事故がなくても大変危険なものであることが浮き彫りにされた。アーカイブでご覧ください。(レイバーネットTVプロジェクト) アーカイブ(96分)木田節子さん「原発労働者の思い」(1分)35号番組内容7.1大飯ゲート前動画7.1大飯ゲート現場報告歌「かんしゃく玉」紹介

いま声をあげるとき〜普天間基地へのオスプレイ配備中止を求める7.11集会
7月11日、東京の文京区民センターで「沖縄・普天間基地へのオスプレイ配備中止を求める7.11集会」が行われました。オスプレイを乗せた輸送船はすでにアメリカ、カリフォルニアを出発し、岩国そして沖縄に向かっています。沖縄では県議会が主導して、8月5日島ぐるみ抗議大会への準備が進められています。東京では日本教育会館一ツ橋ホールで「オスプレイ配備阻止!10万人沖縄県民大会に呼応する8.5首都圏集会」が行われます。オスプレイ配備に反対し、声をあげていきましょう。(尾澤邦子) 報告

弱い者犠牲はごめん!〜反貧困全国キャラバンがいよいよスタート
原発再稼働に消費税増税、生活保護バッシングなど、弱い者が犠牲になるようなことばかり起こる中、人間らしい生活と労働の保障を求めて、反貧困全国キャラバンがいよいよ7月14日に3カ月のキャンペーンに出発する。西は沖縄、東は北海道からスタートし、全国47都道府県を回って10月20日の反貧困世直し大集会(東京・芝公園)でゴールする予定。各地では集会やイベント、該当アピールなどが企画され、地域で餓死・孤立死を生まないために支え合い、貧困問題を考えていくよう呼びかける。(松元ちえ) 詳細反貧困キャラバンHP反貧困キャラバンTV(7/14午後配信)

管理強化に在日外国人が怒りのデモ〜7月9日から新入管法施行
2009年に改定成立した「出入国管理法」と「住民基本台帳法」が、先日7月9日に施行され、その内容に反対する集会や、新制度から排除される在日外国人当事者の抗議デモが相次いで行われた。9日には、「仮放免中」の非正規滞在者や難民申請者と、日本人支援者が2010年に結成した「仮放免者の会」による集会とデモが日比谷公園周辺で行われた。200人を超えるデモ参加者があり(写真)、外国人当事者が180人近くに上った。一行は今回の入管法の改定で徹底排除され「社会から見えなくなる」存在にさせられることに抗議して、収容政策の見直しや、在留特別許可を求めて法務省に申し入れを行った。(西中誠一郎) 報告

日産追浜工場で軽作業職場への配置転換を求め一人だけの時限ストライキ
日産・追浜工場でたった一人だけのユニオンヨコスカの組合員である平塚良治さんは今年の3月16日の半日ストライキに続いて、7月10日からは1週間の時限ストライキに突入した。会社は早速「正当性を欠く争議行為であり、懲戒処分の対象とせざるを得ない」、「これ以上団交を重ねても会社として譲歩出来るものはない」と回答して来たので、組合は今後不当労働行為救済申し立てを神奈川県労働員会に申立てる予定である。(小嶋武志)詳報平塚さんが第2弾時限スト 

絵に秘めた苦難の人生〜映画『いわさきちひろ〜27歳の旅立ち』
海南友子監督のドキュメンタリー『いわさきちひろ〜27歳の旅立ち〜』を見るまでは絵本画家の印象しかなかった。それも輪郭線のない淡い色彩の子どもばかりの。それでいて妙に忘れ難い独特の表現を記憶していた。ところが、こうした絵に彼女の秘めた苦難の人生があると知って驚いた。映画は戦後、ちひろが画家になろうと単身、疎開先から上京するところから始まり、幾多の逆境を乗り越える様子が彼女の絵、日記、写真と黒柳徹子ら当時を知る人々の話とで構成される。ちひろが1974年に55歳で亡くなったことと、これまで物語の説明のための挿絵でしかなかった童画を、子どもの内なる感性を描いて“感じる絵本”として独自の領域を究めた画家だったことがわかった。(木下昌明) つづき映画公式サイト *写真=映画のポスター

え、レイバーネットTVに出たら「解雇」!〜大阪・橋下市長の暴走とまらず
大阪市の橋下市長は、7月6日の臨時市議会に「職員政治規制条例案」を提案しました。この条例案は、大阪市の職員の政治的な活動をすべて禁止し、それに違反すれば懲戒免職(解雇)するというものです。橋下市長は記者会見で「公務員が政治家と対決するなんて絶対にあってはいけない」と言っています。つまり、大阪市職員が橋下市長を批判すれば、それで解雇すると言っているも同じです。まるで戦前の治安維持法です。この条例案からすると、大阪市職員がデモをすることや署名活動、集会で橋下市長を批判すること、演劇で世相を風刺することなどは、すべて解雇の対象となるのです。私は、以前レイバーネットTVに出してもらいましたが、そうした行為は懲戒免職(解雇)の対象となります。今、大阪市職員はこうした状況に置かれようとしています。多くの理解ある市民と連携して反撃に出たいと思っています。(なかまユニオン大阪市職員支部・矢野幸一) 全文 *写真=橋下アンケート調査反対の市役所前宣伝行動(提供=MDS編集部 2月撮影)

210万外国人と共に生きよう〜改定入管法に反対する集会開かれる
7月7日、東京のYMCAで「改定入管法に反対し、ともに生きる宣言集会」が開かれました。9日の改定法施行・外国人登録法廃止を前に、その問題点が指摘されました。いま日本に住む外国人は210万人以上。外国人登録者の出身国(地域)数は190カ国に及び、ほぼ全世界から日本に来て働き、生活しています。自由人権協会の旗手明さんは、改定入管法は、外国人を徹底的に管理するものだと批判しました。外国人労働者を組合員として組織してきた全統一労働組合の鳥井一平さんは「改定法は労働者としての権利を剥奪するもの。入管法の適用よりも労働法の適用を」と訴えました。(尾澤邦子) 報告ともに生きる宣言HP

ブラック企業大賞に10社がノミネート〜ウェブでの一般投票開始
7月9日、厚生労働省記者クラブにて、ブラック企業大賞2012授賞式及びシンポジウム開催に関する記者会見が開かれ、ノミネート企業が発表された。「ワタミ」「ウエザーニューズ」「すき家(ゼンショー)」「SHOP99(現ローソンストア100)」「すかいらーく」「フォーカスシステムズ」「陸援隊」「ハーヴェスト・ホールディングス」「丸八真綿」「富士通SSL」「東京電力」の10社。ノミネート企業は、労働法を守らなかったり、過労死事件を出したり、労働組合を敵視したりした「実績」のある企業ばかり。各賞は、実行委員会による厳選なる審査で決定されるが、ウェブでの一般投票で決定する「市民が選ぶ賞(仮)」には、誰もが参加可能だ。ブラック企業大賞2012授賞式及びシンポジウムは28日、田町交通ビル6Fホールで開催される。(土屋トカチ) ブラック企業大賞HP写真(7.9記者会見)7.28授賞式

官邸前金曜行動が進めた新しい社会への偉大な一歩〜黒鉄好の「時事寸評」
インターネット中継でその光景を見たとき、私はそれが日本の出来事だとはにわかに信じられなかった。人々が完全に一帯を占拠し、広場状態になっている。昨年春のタハリール広場かウォール街占拠運動の動画が間違って配信されてきたのかと思ったほどだ。しかし、プラカードには日本語が書かれ、音声からも私が理解できる言葉が聞こえてくる。そうか、ついに日本の市民も快挙を成し遂げたのだな、と思った。それまでの私は、日本でこんな形のデモなんて二度と起きないと思いこんでいた。安保闘争などの政治の季節が去り、学生運動に暴力が持ち込まれることで深く傷ついた日本の市民の多くが、もう政治はこりごりだと思っているに違いないと勝手に解釈していた。それだけにこのとてつもない人数は私にとっても驚天動地の出来事だ。(黒鉄好) つづき7.6「青年の姿―そこにはモラルがあった」(志真斗美恵)7.6感想(安田幸弘) *写真=6.29官邸前

確実な広がり見せた官邸前金曜デモ〜亀井静香・坂本龍一もマイク握る
7月6日、大飯原発再稼働強行を受けて「官邸前・毎週金曜デモ」は、雨にもかかわらず再び10万をこえる人々が集まった。この日は、警察の警備がきわめて厳重で、国会周辺の道路閉鎖やメトロ「国会議事堂前」入口を封鎖するなどしたため、かえって人が駅構内にあふれ大渋滞となった。集会では、民主・社民・共産・新党日本など多くの国会議員が個人として1分アピールしたが、亀井静香氏(無所属)が初めてマイクを握って注目を浴びた。また音楽家・坂本龍一氏も登場すると、取材陣が殺到して騒然とする場面もあった。警察の規制にもかかわらず、この日も人並みは歩道に収まりきれず、車道に広がった。紫陽花を手にする人、手作りプラカードを掲げる人、激しい雨もはねかえし「再稼働反対」のコールは、解散の午後8時まで止むことはなかった。(M) ダイジェスト動画(4分)写真速報「マイクアピール」(Shinya)「デモへの道程」(西中誠一郎)「国会周辺では」(佐々木有美)坂本龍一スピーチ(上田眞美)テント日誌(7/6)動画(OurPlanet-TV)

ツイッターデモから学んだこと〜6.29再稼働反対官邸前行動に参加して
6月29日、官邸前での原発再稼働反対のデモに、わたしも参加した。こんなに解放された気分に浸ったデモは久しぶりだった。わたしは6時30分ごろ自転車で現場に到着した。その頃はまだ明るく、人々は歩道にあふれていたが、車道は十分通れた。背中に白字で「平和」と大書したハッピを着た男女6、7人が自転車部隊となって走っていた。わたしはその後ろをついていったが、途中で自転車置き場をさがすために官邸前の坂道をおりていくと、いままで抗議していたとおぼしき人々が、つぎつぎと帰路についているではないか。まだ、はじまったばかりなのに、もう帰るのだろうか。(木下昌明) *全文は見出しをクリック

米国: 従業員と地域社会に敬意を払え!〜ウォルマートに対する大規模デモ
6月30日、ロサンゼルスでアメリカ史上最大の、対ウォルマート抗議行動が行われた。行動に参加した数千人の人々がウォルマートに突きつけた要求は、「これからは従業員と地域社会に敬意を払え! さもなくば、ロサンゼルスから出て行け!」というものだった。抗議行動には、すべての産業から労働組合員が参加し、ウォルマートの店舗・倉庫で働く人々、チャイナタウンの住民、コミュニティ活動や市民権活動に携わる団体、宗教指導者、活動家、といった人々と共にデモ行進をした。デモの先頭には「ウォルマート=貧困」と書かれた巨大バナーが掲げられた。(レイバーネット国際部) *全文は見出しをクリック

辞めるなら100万円請求するぞ!〜「辞めさせてくれない」相談事例5月分紹介
1、配送ドライバー。過酷な職場で一ヶ月間一日も休ませてくれない。堪らないので退職を決意したら「辞めるなら(仕事中にエンジンが壊れた)会社の車の修理代100万円請求するぞ」「払わないと裁判になる」と脅してくる。2、3月に入社した会社。段々残業時間が長くなってきた。当初は夜8時9時。それが夜10時になり、いまや夜11時が連日です。労働組合もあるのに誰も何もいいません。辞めたいと言ったら「辞めるならいつでも辞められるから」と辞めさせてくれない。3、上司のパワハラで退職を申し入れたら「一ヶ月前に言うのが常識だ」と取り合ってくれない。就業規則を見せてくれと言ったら「無い」と言う。(NPO法人 労働相談センター) *全文は見出しをクリック

震災後の福島朝鮮学校〜ク・ヨンテ校長に聞く
5月に新潟朝鮮学校への半月保養を行った福島朝鮮初中級学校を訪ね、ク・ヨンテ校長に話を聞いた。福島朝鮮学校は、今年創立41周年。震災後は保護者と教職員が運営を協議し、昨年は5月から12月まで長期の学校疎開を実行した。また、当初行政から助成対象から除外とされていた「除染」については、粘り強い対県、対市交渉を積み重ね、除染のための費用の助成を獲得した。そして現在も屋外体育は行わないなど、子どもたちへの放射線対策の努力を続けている。(湯本雅典) 動画(YouTube) *写真=表土を剥いだ盛土(福島朝鮮学校)・全文は見出しをクリック

メディアを民衆のものに!〜待望の書『メディアと活性』発刊される
福島原発事故報道では、政府・東電発表のみを垂れ流すマスコミの劣化ぶりが露呈された。一方、事故直後から「原子力ムラ」の嘘を暴いてきたのが、原子力資料情報室のネット配信やIWJ(岩上チャンネル)・OurPlanet-TVなどの市民側メディアだった。今回出版された『メディアと活性 what's media activism?』(インパクト出版会)は、こうした市民・民衆メディアの最前線で活躍する「メディアアクティビスト」約30人による共著である。1990年代初頭からビデオを使った「メディア運動」が日本でも活発化したが、本書はその活動の歩みをたどりながら、今日のネットメディアの実践まで紹介・網羅している。これからメディアを「発信」しようとする人にとって、最適の「入門書」だ。レイバーネットの安田幸弘・松原明も執筆している。(M) 出版社HP *全文は見出しをクリック

福島県で屋外プール解禁へ〜保護者・教員に広がる不安
文科省の「屋外プールの利用に際して児童生徒等がプールの水から受ける線量は極めて低い」という発表を受けて、いわき市、福島市、郡山市では屋外プールを実施の方向または実施を決めた。福島県各市では、サンプル校を決め除染を実施し、その結果「線量が安全な値にまで落ちた」という報道がされている。しかし、実際に測ってみると、プールサイドの除染がしにくい部分(柱とか排水口等)では、除染後も線量が高いという報告があがってきているという。「そもそも、プールサイドは校庭と違い、“剥ぐ”ことが難しいため除染効果は校庭ほど望めないというのが常識的な見方だ」と福島県教組郡山支部書記長・阿部昭比古さん(写真)は語る。(湯本雅典) 動画(YouTube 4分) *全文は見出しをクリック

大飯「再稼働」阻止の闘い、ゲート前現地レポート
7月1日早朝、関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町)再稼働阻止の闘いを取材するため、現地に入った。美しい青戸の大橋をわたると、大島半島北東端に向かって長いトンネルがあり、その先に原発がある。原発に至るゲート前にはすでに、道路にはバスや自家用車によるバリケードを築いて、道路を封鎖した市民たち約600名が集まっていた。機動隊車両が十数台、半島道路を走ってゆくのが見えた。現地に集まっていたのは、東京から経産省前テントひろば、たんぽぽ舎のバスが数台、そして大阪、京都、名古屋ナンバーのワゴン車や自家用車も見えた。大飯原発敷地内に向かう半島わきの道路は、駐車車両であふれている。道路にバリケードを築き、作業車立ち入りを封鎖中の市民は、再稼働反対、原発いらない、とコールを続けた。(関西報道部・木村ジョウ) 報告ゲート前動画(YouTube)

ひどい判決が止まらない〜北健一「暴走する裁判所」をレポート
「労働者や市民の権利を守るべき裁判所が、金と権力を持つ側ばかり勝たせる。その背景に何があるのか。“司法という権力”の闇に、迫ってみたい」。ジャーナリスト・北健一さんが、「暴走する裁判所」というタイトルで6月の「週刊 新社会」に3回にわたって記事を連載した。大企業や行政の事情ばかり斟酌し、労働者にあまりにも冷たい裁判所に対する筆者の怒りが伝わってくる。取り上げているのは、ホンダ期間工雇い止め事件・IBM退職強要事件・JAL整理解雇事件・「裁判所前の男」大高事件の四つ。大高事件の項では、東京地裁前で「官僚司法批判」の宣伝をしてきた大高正二さんを排除するため、裁判所がでっち上げ事件に加担したことを明らかにしている。「表現の自由を守るべき裁判所が、自らへの批判を“ねつ造”で封じるなら、この世は闇だ」と北さんは記事を結んでいる。 全文 *写真右=裁判所前の男・大高正二さん(6.13裁判後の路上報告会)

大飯原発運転開始に抗議の声やまず!〜大飯ゲート前・新宿アルタ前
7月1日午後9時、大飯原発運転開始が強行された。現地のゲート前では、機動隊が暴力排除を繰り返す中、抗議の人たちがドラムにあわせ「再稼動反対」の声を深夜まで上げ続けた。この攻防の様子はIWJがネット配信(写真左)、常時視聴数は2万6千に達し、世界からもツイッターで応援メッセージが書き込まれた。一方、東京・新宿アルタ前にもたくさんの人が集まり(写真右)、「原発なくせ」「再稼動反対」の大コールを響かせた。6.29空前の官邸前行動でブレークした人々の怒りは、広がる一方だった。(М) 田中龍作ジャーナル「大飯原発が再起動した日、機動隊が攻め込んできた」現場からのレポート新宿アルタ前の写真新宿デモ(ムキンポ写真館)

「脱原発荒川宣言デー」集会開かれる〜「荒川電力」の模型も登場
7月1日、東京・荒川区の荒川公園で「脱原発荒川宣言デー」と題する集会が持たれ、約250人の聴衆が、発言者の話に熱心に耳を傾けた。役所の正面を背にしたステージ横には、東京土建労組が製作した福島原発2号機と、「荒川電力」の風力・太陽光発電機の模型が並べられた。園内にはテントが設営され、福島県の産品も販売された。二本松から有機野菜を運んだ男性は、「人々の関心が薄れ動きが鈍るという点で、現地の状況は昨年より厳しくなっている」と報告。風評被害で農産物の流通量は半減した。「故郷に戻りたいという素朴な思いすら、かなわない。いつ朝を迎えるのか、まったくわからないところが、原発事故の悲惨さだ」と静かに訴えた。今月中旬から週一回、この場所で野菜を販売する計画もある。(Y) 報告


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