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福島の叫びを聞け!〜福島告訴団1000名が東京地検に強制起訴求める 5月31日夕方、福島告訴団約1000名が東京地検に、原発事故の責任者・東電の起訴を求める行動を起こした。福島からも約150人が参加した。 別の写真・たんぽぽ舎通信・「あおぞら放送」中継映像 出版界の頽廃と「村上春樹」〜松本昌次のいま、言わねばならないこと 村上春樹氏の近作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の文藝春秋からの刊行経緯に対しても、わたしは出版界の頽廃を強く感じる。何が書かれているのか解らない、徹底した秘密主義で、村上氏の名声にのっかって読者の購買心をあおり、初版50万部、一週間で100万部発行と宣伝し、内容はともあれ読者に我れ先に買わせようという魂胆である。これは無論、著者と出版社の共同演出でなければできないことであり、頽廃は、文藝春秋のみならず、村上氏もまた同様である。そうでなければ、村上氏は、自著がまるでスマートフォンの発売のように刊行されることに抗議し反対するべきではなかろうか。(「松本昌次のいま、言わねばならないこと」第3回) 全文 フィリピントヨタ労組、10年余の刑事告訴を撤回させる 5月28日、フィリピンのパラニャーケ市にある首都圏地裁第78支部のピチャイ裁判官は、フィリピントヨタ労組(TMPCWA)の全被告組合員に対して刑事事件を永久に却下する命令をした。トヨタ自動車のフィリピン子会社・フィリピントヨタは、2001年大量解雇反対した組合のストライキを弾圧するため、警備員が重大な威圧を受け工場門を出入りできなくなった(身体接触なし)と刑事事件をでっち上げ、これをテコに一審だけで10年以上もフィリピントヨタ労組攻撃をしてきた。労組は、刑事事件が人権侵害であるというILO勧告を力に、被告・組合員の団結と日本の支援する会の緊密な連携して10年以上にわたり粘り強く強く反撃してきた。昨年8月には「保釈保証金を更新しなければ逮捕する!」というトヨタ側と裁判所が結託した悪らつ違法な攻撃に反撃、粉砕し、告訴人の本人尋問に進んだ。だが、本人は出頭せず(理由不明)、追い詰められたトヨタ側は勝訴どころか訴訟維持さえ困難となり、司法紛争解決手続(告訴取下げの可能性を含む)を申立てた。その結果、5月28日に協議が行われ、告訴人から告訴取下げの意思が表明され、労組被告側が即時無条件に受け入れ、ついに裁判所から事件そのものの永久却下の決定を得ることができた。(小嶋武志) 詳報・フィリピントヨタ労組HP(英語) ドキュメンタリー映画『いのちを楽しむ〜容子とがんの2年間』〜6/1より劇場公開 ビデオプレスのドキュメンタリー映画『いのちを楽しむ〜容子とがんの2年間』(『がん・容子の選択』改題)が、いよいよ東京・大阪で公開される。東京は渋谷シアター・イメージフォーラムで6月1日から3週間、大阪はシネ・ヌーヴォXで6月15日から3週間の予定。多くの人ががんになる時代。その時、どんな選択をしたらいいのか。映画の主人公は、40歳で乳がんを発症した渡辺容子さん。『患者よ、がんと闘うな』の著者・近藤誠医師を主治医に、自然に自由に、仲間とともに生きてゆく。その彼女の「最期の2年間」に、ビデオプレス(松原明・佐々木有美)が寄り添った<いのち見つめる>ドキュメンタリー。医療の発展が私たちにもたらすものとは、そして「自分らしく生きる」とは――。 詳細・公式サイト・予告編(YouTube)・「毎日新聞」記事 TPP・インターネット最大の危機〜秘かに進む交渉を暴露したアニメ アメリカに本拠地を置く非営利組織・EFF(電子フロンティア財団)は自由な言論の権利を守るために活動している。そのEFFが「TPP・インターネット最大の危機」というアニメーションビデオをつくった(写真)。レイバーネット国際部の安田幸弘さんがこれに日本語字幕をつけた。ビデオによれば、現在交渉が進んでいるTPP(環太平洋経済連携協定)の中にインターネットに大きな影響を与える知的財産権の分野がある。大企業は莫大な金をロビーイングに投じ、もっと著作権を厳しくすれば創作活動が活性化し、雇用も増加すると交渉担当者を説得している。企業の主張がTPPに反映されれば、インターネットユーザーは著作権団体を恐れて、デジタル情報の閲覧や共有をしなくなる。TPPの危険な実態を伝える動画を見てください。(レイバーネット国際部) アニメ動画(YouTube) 今度は「人権派」を演じた橋下市長〜外国特派員協会で会見 元慰安婦の女性たちには国家として謝罪しなければならない―。「誤報だ」と主張した当初の「当時慰安婦制度は必要だった」との自分のコメントからは、見当もつかないほどかけ離れた人権派の意見を、5月27日の記者会見で橋下徹大阪市長が述べた。都内の外国特派員協会で開かれた記者会見の冒頭で、橋下市長は「私の認識と見解」と題した文書を読み上げた。これは、デジタル版も含めた他紙にも同日全文が掲載されたものである。会見で橋下氏は、自分は河野談話を否定しているわけではないと断り、慰安婦制度に強制性があったのかという事実について明確化すべきだと主張した。(松元ちえ) 続き・「私の認識と見解」・渡部通信「嘘に固められた自己評価」 国労闘争団には人間の誇りがあった〜『What was 国鉄闘争』刊行 四半世紀に及ぶ国鉄闘争(1980年代の国鉄分割民営化に端を発した国家的不当労働行為に対する大闘争)が、2011年に一応の終結をみてから早いもので2年が経過しようとしている。闘争の終結にあたっては、様々な意見があり、すでに何冊かの本も出版されているので、私がとやかく言う立場ではないのだが、しかし、国鉄闘争共闘会議、映画「人らしく生きよう」上映運動、団結まつり、ホームページ等々で約10年間、国鉄闘争の裏方を務めてきた一員として、あまり静観し過ぎるのもどうか?と思っている今日この頃である。私は、当初、国鉄闘争とは全く無縁の部外者であったわけであるが、しかし、縁あって事務局の一旦を担うことになり、時に寝食を共にすることもあったわけであり、歴史的大闘争の現場を一時とはいえ共にした一人の人間として、いずれは何らかの記述はしておかなければと思っている。(杜海樹) 続き 原発輸出に励む首相に「民の声」〜5.24官邸前行動 官邸の主は公務で留守。夫人同伴でミャンマー訪問。それでも再稼働反対コールはとまらない。首相は病をおしてのベトナム、タイ、インドネシア、ロシア、サウジ、トルコ訪問で忙しい(中国、韓国は遠いのだ)。そのうえ国民栄誉賞、自衛隊機試乗、選挙前のパフォーマンスに超多忙。官邸前の民の声を聞いている暇がない。それにしても一国の首相が経済人ぞろぞろ引き連れセールスに行く姿は異様。それも原子力村・財界・官僚たちが、安全の保証に日本を担保と首相を担いで原発輸出に励んでいるからだ。政府・東電は、福島原発の事故原因の究明も、事故処理も、放射性廃棄物処理も、被爆者救済も、被災者生活補償も、環境に広がる放射能汚染対策も目処がたたないにもかかわらず、命より東電・原発メーカーの利益を優先し、子どもや若者の未来をむさぼり食う。これをいのちの冒涜といわず何といおう。(Shinya) 報告・5.24あおぞら放送(テント裁判報告) 「橋下に引導渡す日が近い」〜レイバーネットTV、痛快に徹底的に橋下を斬る 5月23日のレイバーネットTVは「橋下くん、暴言退場!」を特集。ジャーナリストの西谷文和さんと「女たちの戦争と平和資料館」館長の池田恵理子さんが、痛快に徹底的に橋下大阪市長を斬った。西谷さんは橋下自身が著書で「ウソつきは政治家のはじまり」と書いていることを暴露し「かれのウソつきぶりは根っからのもの」と批判した。以下ツイッターから。●今晩のレイバーネットTVサイコーに面白かった!! 西谷文和さんの「トオルちゃん」分析に大爆笑。サラエボ出身スレイマンさんの「日本人は『恥』を強く感じるはずなのに、なぜ政治家がこれだけ恥ずかしい差別発言を繰り返してしまえるのか」と鋭い指摘(chieさん)。●ETVが慰安婦問題を取り上げたとき、信じられないような内容だった。その改ざんに関わったのが安倍さん。法廷で争ったが、安倍が介入したことは事実認定されたと池田恵理子さん(sayasayaさん)。 写真速報・放送アーカイブ(95分・特集は8分から)・二枚舌のマーチ(YouTube)・橋下面談拒否「声明」 *写真=「強制の証拠はある」と慰安所マップを広げる池田恵理子さん 「脱原発テントと命を守る裁判」始まる〜大法廷求めて座り込み 五月晴れに恵まれた5月23日、経産省前テント撤去をめぐる「土地明け渡し訴訟第1回口頭弁論」が、東京地裁で午前11時より開催された。国から訴えられたのは淵上太郎・正清太一の両氏2名だが、すでに280人がテントの当事者として名乗り出て、裁判への参加を求めている。それを示すかのようにこの日は、福島の女たちをはじめ300人を超える人々が傍聴に並んだ。裁判所が用意したのは小法廷でマスコミ席を除くと一般傍聴席はたったの26席。その上「429号警備法廷」が指定され、傍聴人は屈辱的なボディチェック・手荷物預かりまでさせられた。傍聴できずにあふれた人々は、法廷前の廊下に座り込んで抗議。「傍聴の権利はないのか」「大法廷を使わせろ」と声を上げた。その後、入れなかった人たちは裁判所・経産省を包囲するデモを行い、「テントを守ろう!」と気勢を上げた。また、午後からは弁護士会館で報告集会があった。(M) 写真速報・5.23「あおぞら放送」中継録画・時事通信・5.19テント川柳句会報告 女たちの怒り沸騰!〜「橋下発言に抗議する緊急院内集会」に400人 参院議員会館講堂が埋まった!あふれた! 会場は立ち見になり、入場できない人たちが会館の外にも並んだ。5月22日午後3時から開催された「女性の人権を尊重する政治を!橋下発言に抗議する緊急院内集会」には、約400人が詰めかけた。9割以上が女性。「絶対許せない」「すぐにヤメロ」「橋下と安倍は一緒」、怒りの声は止まらない。戦時中は「慰安婦制度が必要なのは誰だってわかる」「海兵隊の性的エネルギーを解消するためにもっと風俗業を活用するよう進言した」など、たびかさなる橋下の暴言に、235団体が抗議の声をあげた。メディアも国内だけでなく、香港・韓国からも取材が入った。レイバーネットTVでは、午後2時半〜午後5時まで、熱気にあふれた集会の模様を生中継した。なお、「レイバーネットTV」5/23放送では、ゲストに池田恵理子・西谷文和の両氏を招き、特集「橋下くん、暴言退場!」を放送する。 報告(松元ちえ)・5/22参加者インタビュー(録画)・5/22集会全記録(録画)・時事通信・渡部通信 5.15沖縄復帰41年 平和行進と集会〜元従軍慰安婦・金福童さんが静かな訴え 今年は沖縄が日本に復帰をした1972年5月15日から41年が経つ。第36回沖縄平和行進には6000人が参加し、5月19日午後、会場の宜野湾海浜公園野外劇場に東西南三コースの参加者3500人が結集した。「幼い少女が夢を咲かせることもできずに性奴隷にされたことを考えて欲しい」「朝か夕方まで、一日に何十人もの兵士の相手しなければならなかった。そんな生活を八年強いられた。このような少女がいたことを皆さん知っていますか」元従軍慰安婦の金福童(キム ボクトン)さん(87歳)は静かに語りはじめた。(Shinya) 写真報告 フクシマの牛が流した涙の重さ〜映画『犬と猫と人間と2』 4年前に飯田基晴監督の『犬と猫と人間と』を見て、日本には犬と猫合わせてなんと2700万匹も飼われていると知って驚いたが、犬と猫が1日1000匹も殺処分されている「ペット大国」の裏側を知ってさらに驚いた。その飯田がプロデュースし、“弟子”の宍戸大裕が監督した『犬と猫と人間と2』が完成した。副題に「動物たちの大震災」とあるように、大震災で犬、猫、牛たちがどんな被害を受けたかに焦点を当てていて見応えがあった。これまでの被災ドキュメンタリーといえば、もっぱら人間を題材にしていて、捨てられた動物たちは被災風景の添え物でしかなかった。(木下昌明) 続き・映画公式サイト 心療内科通院歴で内定取り消し!〜シリーズ「解雇理由」3月分紹介 1、4月卒業予定の大学生。以前心療内科に通院していた事が会社に知られ、決まっていた内定を取り消された。病気も治っているのに、余りにも理不尽なやり方。2、うつ病で一年間休職した。いざ復職という段階で退職勧奨を受ける。3、新卒で入社。正社員として入社したはずなのに、実際は雇用保険も社会保険もなく日雇い雇用。一ヶ月で社長以外は全員解雇。4、仕事があるのに、自宅待機命令。このかん賃金はでない。きちんと解雇してくれないと職安で手続きもできない。5、会社が近く閉鎖され、親会社が希望する社員を雇用することとなった。社員のほとんどは退職するが、会社都合にはしないと言われた。自己都合だと退職金も大幅に減額になる。(NPO法人 労働相談センター) 続き 民族差別・ヘイトをやめろ!〜反韓デモにカウンターアクション 5月19日夕方、今年8回目といわれる新大久保の反韓デモがあった。デモ隊は大量の日章旗を掲げて行進、「通名制度の悪用をなくせ!」というスローガンを掲げ、「マスコミは在日の犯罪者の通名報道をするな」と主張していた。デモ主催者は「在特会系」で、在日韓国・朝鮮人を嫌悪する人たち。一方、この日もたくさんの「カウンターアクション」の人たちが沿道に集まり「仲良くしようぜ」のプラカードを掲げたり、「差別やめろ!」のコールをデモ隊に浴びせていた。今回4回目という参加者は、「私たちの抗議が効いて、“殺せ”と言った表現は減りソフトになったが、人を貶めてプライドを保つ“民族差別”の本質は変わらない。行動を続ける」と話していた。(M) 写真速報・動画(YouTube 5分) きょうも「チャリデモ」が行く〜5.18「再稼働反対」官邸前抗議 毎週土曜日の『東京新聞』朝刊の社会面には、顔写真入りの囲み記事がのっている。前夜の「再稼働反対」官邸前抗議の参加者にインタビューしたものだ。そこでなぜデモに参加するのか、その思いを語っている。これがいい。5月18日の記事には、いつも何十台もの自転車をつらねて走っている“チャリデモ”の一人がのっていた。チャリデモは、暗闇の国会周辺を電飾つけてぐるぐる回っているから顔がよくみえないが、コラムの写真の笑顔をみて「あ、この人か」とわかって親しみがわいてくる。(木下昌明) 続き・動画(YouTube 2分半) 橋下さん、市長を辞めてください〜400人が市役所前でヤメロコール 5月17日、大阪では、橋下さんに辞職を勧告する市民行動第一波とも言うべき抗議集会が、日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク(関西ネット)の呼びかけにより開催されました。急な呼びかけであったにもかかわらず、しかもフルタイムで仕事をされている人には参加しにくい時間であったにもかかわらず、多くの人々が中之島大阪市庁舎前に集まりました。関西ネットからの怒りの抗議文は、直接橋下市長に手交できませんでしたが、市庁舎を約400名の人間の鎖で包囲し、「ハシモト ヤメロ!」の声は庁舎に鳴り響いていたはずです。そして、なにより、これは市民による橋下さんへの抗議行動の第一波でしかありません。今後あなたが自らの発言の責任を取るまで、大阪の市民は抗議行動を続けます。(辻谷博子) 報告(辻谷)・報告(黄金餅)・「女たちの戦争と平和資料館」抗議声明 「テントは人らしく生きるための基盤」〜経産省前で抗議のハンスト続く 経産省前テントひろばでは、5月16日から22日までの予定で、ハンガーストライキが始まった。17日の金曜日も「テント撤去反対!」のハチマキを付け、ハッピを着た人たちが座り込んでいた。夕方からは「あおぞら放送」。番組の中でハンスト中の人たちにインタビューした。「ここは脱原発の人々が集う大事な場所、守らなければ」と異口同音に語る。今年82歳の佐久間忠夫さんは「60年安保の時はこの辺には毎日デモで来た。テントの運動がすごいのは、当時は党や労組など組織があってできたものだったが、今は組織とは関係のない一人ひとりが主体的に参加している。私も長年運動してきたが、初めての体験だった。テントは“人らしく生きるための基盤”であり、どうしても守りたい」と語っていた。(M) 写真速報・「あおぞら放送」アーカイブ・写真報告(笠原眞弓) *写真=ハンスト中の人たち(中央が佐久間忠夫さん) 中国: 広東省の無許可縫製工場への取り締まりで暴動 2013年5月13日夜7時、広州市海珠区大塘村で、百名以上の警官と都市管理局職員らが消防検査を理由に、縫製工場の設備を強制没収しようとし、経営者や労働者と衝突。付近に住んでいた湖北出身の住民ら数千人は、その対応に怒り、警察らを取り囲み、警察車輌やバスなどを破壊し、ゴミ収集車が燃やされ、警察二輪車が全てひっくり返された。事件を見守る観衆らによって地元の交通は完全にマヒした。政府は1000以上の治安部隊を派遣し、催涙弾などをつかって群集を蹴散らしたが、双方に多数の負傷者がでた。14日の早朝に騒乱は収まった。(レイバーネット国際部) 記事 「朝日新聞」で大きく紹介〜DVD「ブラック企業にご用心!−就活・転職の落とし穴」 土屋トカチ監督制作のPARCの最新DVD「ブラック企業にご用心!−就活・ 転職の落とし穴−」の紹介が、一昨日5月14日(火)付の『毎日新聞』朝刊 (第24面・総合面)で紹介されていましたが、本日5月16日(木)の『朝日新聞』朝刊を見ていたら、その第27面・生活面に、「ブラック企業 実態知って〜ドキュメンタリー制作の土屋トカチ監督に聞く」と題して、土屋トカチ監督のインタビューと、このDVDの紹介、そしてブラック企業の見分け方、 ブラック企業に入ってしまった場合の対処の仕方などが大きく取り上げられていました。ぜひこのDVDをご覧になってくだい。(紅林進) 「朝日新聞」記事・DVDの詳細 *写真=「朝日」5/16の紙面 首切り自由は許さない!〜裁判所前で700人が声上げる 5月15日昼の「首切り自由は許さない!裁判所包囲大行動」。東京裁判所前には色とりどりの組合旗・争議団旗が林立した。この日の行動は、全労連・全労協の枠をこえた共同の取り組みとなり、参加規模も約700人と大きく膨らんだ。集会ではJAL争議団など当事者が次々と発言。解雇自由を推進する安倍政権とそれを先取りする司法への怒りと危機感に溢れていた。ある参加者は「今でもボロボロの労働市場になっているのに、安倍政権はさらに拍車をかけようとしている。異常な雇用破壊状況をこうした運動を通じて正していきたい」と語っていた。(М) 写真速報・動画(LNTV・5分) 侵略思想をむき出しにした橋下発言〜「慰安婦制度は必要だった」 大阪市長で、「日本維新の会」共同代表の橋下徹さんが「銃弾が飛び交う中で、精神的にも高ぶっている集団に休息をさせてあげようと思ったら、慰安婦制度が必要なのは誰でも分かる」と差別発言をしました。●大阪市に送った抗議メール「戦争するためには、慰安婦制度が必要などという発言は、恐ろしい発想です。どうも橋下さんの本音のように思います。このような発言をする人は、大阪市長失格です。市民も迷惑です。即刻発言を撤回して、謝罪することを求めます」。●友人からのメール「女性をなんだと思っているのでしょうか。“女性=男の性欲処理の道具”と公言しているわけです。“兵士=オトコの性衝動は抑えられないのだ”という全く誤った認識は、暴力を肯定した侵略の思想そのものですよね」。(Y・K) 全文・橋下会見動画(5/13朝)・橋下会見動画(5/13夕)・琉球新報・BBC報道(英語)・山口響(PP研)・暴力的拉致の実態(伊藤孝司)・抗議の声を! *写真=5.13会見の橋下市長 大阪:「君が代」強制に反対するたたかい広がる〜5.11集会報告 「日の丸」「君が代」強制反対ホットライン大阪や2.11全国集会実行委員会主催のもと、5月11日、エルおおさか南館ホールで5.11集会が開催されました。会場がすべて埋まるほど多くの方々に集まっていただきました(写真)。グループZAZA(座座・不起立教員)11名は、新たな4名が前半で、7名が後半でそれぞれアピールを行いました。ことは「君が代」強制だけにとどまりません。この集会を契機に、橋下教育改革に疑問を持つ方々がより広くつながり、競争ではない、共生の教育を目指していくことができればと考えています。 全国のみなさん、どうか今後とも支援と連帯をよろしくお願いします。(辻谷博子) 報告・ホットライン大阪HP 阪急トラベルサポート派遣添乗員・塩田卓嗣さんの職場復帰が実現! 不当な「アサイン停止」(事実上の解雇)撤回を求めて4年間闘ってきた全国一般東京東部労組HTS(阪急トラベルサポート)支部塩田委員長の職場復帰が実現しました! 阪急交通社の旅行に添乗員を派遣する株式会社阪急トラベルサポート所属の添乗員である塩田卓嗣さんは2007年1月、労働条件の改善を求めて仲間たちと全国一般東京東部労組HTS(阪急トラベルサポート)支部を立ち上げました。実態としては常用雇用であるにもかかわらず、ツアーがある時にだけ雇用契約を締結する「登録型派遣」という雇用契約を理由に、塩田さんら添乗員は雇用保険・社会保険未加入、有給休暇の取得も認められないという劣悪な労働条件で働いてきました。(東部労組・菅野) 続き *写真=渋谷でのアピール行動(2011年) 東京の下町に脱原発の風〜200人がデモ行進 下町の商店街に、「原発はいらない」の声が響いた。5月12日、東京・荒川で行なわれた「さよなら原発パレード」。200人余の参加者は、思い思いの表現で脱原発を訴え歩いた。呼びかけたのは、「脱原発オール荒川アクション実行委員会」。地域で活動する市民団体、個人のほか区職労、民間労組らの有志で構成されるネットワークだ。午後1時。荒川区役所前の荒川公園では、福島産有機野菜の販売が始まった。休日ともなればペットの散歩や池で釣糸を垂らす人、ベンチで囲碁・将棋に興じる人などが集う。春には桜、秋には紅葉を来園者が愛でる。真夏を思わせる快晴に恵まれたこの日。園内にはバラが咲き誇り、新緑とともに抜けるような青空に、くっきりとしたコントラストを描いていた。(Y) 写真速報 DVD『スカーフ論争〜隠れたレイシズム』発刊〜フランスの差別問題に迫る フランスの移民問題を扱ったDVD『移民の記憶』を日本に紹介している「パスレル」が、2013年5月、DVD『スカーフ論争〜隠れたレイシズム』(フランス・2004年・75分)を日本語字幕付きで刊行した。・・第二次大戦後、フランスは大量の移民労働者を北アフリカから導入したが、やがて「移民第二世代」が登場し、学校にイスラムのスカーフを着用して登校する生徒が現れると、しだいに問題視されるようになった。学校でのスカーフの着用がフランスで大きな論争を呼ぶのはなぜか。果たして政教分離や男女平等などの理念に反するからなのか。あるいは、ムスリム系マイノリティに対する差別事件として捉えるべきなのか。スカーフをまとう当事者たちの声を拾い上げたジェローム・オスト監督の渾身のドキュメンタリー。個人4500円・教材ライブラリー12000円。(パスレル) 詳細・『移民の記憶』紹介 *問い合わせ=パスレル・購入申込み(ビデオプレス) 経産省VSテントひろば〜「テント明け渡し」裁判を前にジャブの応酬 5月23日の「テント明け渡し訴訟」第1回口頭弁論を前に、経産省とテント側との応酬が始まっている。10日夕方の「あおぞら放送」に出演したテント共同代表の淵上太郎さんは、「テント当事者は私と正清の二人だけではない。すでに150人近くが裁判当事者として名前を寄せている。裁判所は小さい法廷を指定してきたが、当事者だけで150人以上、弁護団も傍聴者も多く、東京ドームとは言わないが大法廷開催を要求している。この裁判は単なる土地問題ではなく、原発推進の国を問う大裁判にしたい」と語った。午後5時からは経産省正門前で「訴訟を取り下げろ!抗議行動」を150名で展開。申しいれに対して経産省側は「1名ならいい」と制限してきたため紛糾、約40分にわたる座り込みの結果、福島の女性を含む「2名」を認めさせた。(M) 写真報告・「あおぞら放送」アーカイブ・経産省申しいれ行動(ユースト録画)・OurPlanet-TV・田中龍作ジャーナル・たんぽぽ舎メルマガ・Bさん逮捕 抗議声明 *写真=抗議する福島の女性 「工場占拠の労働者たち 工場のオーナーに」〜ニュー・エラ・ウィンドウズ協同組合 5月9日付の国際労働情報ネット「レイバーノーツ」に「工場占拠の労働者たち 工場のオーナーに」と題する記事が一面に載りました。シカゴのニュー・エラ・ウィンドウズ協同組合がグランド・オープンしたのです。2008年12月、当時リパブリック・ウィンドウズ・アンド・ドアーズ社が突然閉鎖を決めたシカゴ郊外の工場を、ここで働いていたUE(全米電気・無線・機械労働組合)1110支部の労働者たちが占拠しました。6日間にわたる彼らの工場オキュパイは、国中の共感を呼び、2010年のレイバー映画祭で上映された、マイケル・ムーア監督の映画「キャピタリズム」のハイライトシーンにもなりました。(レイバーネット国際部・わだともこ) 続き *写真=ニュー・エラ・ウィンドウズ協同組合の仲間たち 映画監督ケン・ローチが呼びかけ〜英国で新しい左派「レフト・ユニティ」誕生 数十年にわたる保守化と分裂で失われた英国の左派政治が新しい可能性を予告している。左派の映画監督、ケン・ローチの呼び掛けに多くの人々が応えて結成された「レフト・ユニティ(Left Unity)」が英国の左派政治運動に新しい歴史を作っている。英国の左派が緊縮と分派主義を越える代案として「レフト・ユニティ」を結成し、新しい左派政治運動を始めた。運営委員会と共に全国で90の地域に組織が 建設され、部門委員による初の全国会議が5月11日に行われる。運営委員の半分 が女性から選出された。来年始めに新しい政党を結成することが発議される計画で、「マルキシズムスタイル」の政治フェスティバルも開かれる。(韓国チャムセサン) 続き 漫画紹介: 「Monster松」が安倍の憲法改悪を斬る! 「Monster松」氏は、福島県教組の機関誌「福島県教育新聞」に毎号漫画を投稿している福島県の中学校教員(数学科教員、避難区域の浪江町住民)。震災前から漫画を描いてきたが、震災後はさらに画風に切れ味を増し、漫画で福島県の学校現場からの東電、国、福島県の責任を追及する声を代弁し続けている。(湯本雅典) Monster松の漫画紹介・壱花花の風刺漫画「国家による生殖管理は戦争体制への地ならし」 恐ろしい近未来が見えてきた!〜レイバーネットTVで改憲特集 「安倍改憲は、労働者市民の抵抗力を奪って戦争のできる国にすること」。5月9日、レイバーネットTVで対談した山口正紀さん・二瓶久勝さんは、安倍政権の改憲の狙いを鋭く、かつわかりやすく語った。ポイントは3つで、(1)公務員労働者の団結権否定(2)表現の自由の抑圧(3)九条改悪・平和主義の否定、である。山口さんは「レイバーネットTVも公益に反すると認定されたら弾圧されてしまう。官邸前デモもできなくなる」と危機感を募らせる。二人が強調したのは、マスコミが安倍改憲暴走にチェックをかけるどころか尻馬に乗っていること。そして「党派を超えた幅広い改憲反対運動をつくっていこう」と呼びかけた。また番組には、改憲先取りの「君が代」強制に抵抗している二人の教員が出演し、思いを語った。放送終了後の二次会では「対談と教員の生の声を聞いて、恐ろしい日本の近未来が見えてきた。何とかしなくては」との声があった。(M) 写真速報・放送アーカイブ(101分・特集は9分から) 「わたしは生き生きとした地球で生きたい」〜パリ5月のデモ 長い冬の後、急にやってきた北国の春は、新緑が萌え出ると同時に 綺麗な色の花が咲き始め、人々に更なる行動力を与えるかのようです。パリでは、5月1日と5日にデモがありました。 5月1日は恒例のメーデー。労働組合主催のメーデーは、3月の失業者が至上最高の3,224,600人(10.2%)を記録したという暗いニュースが流れた直後であり、失業者は23ヶ月以来継続して上昇中という状況を反映し、雇用を守ろうと言うのが主な要求事項でした。私達有志は福島原発労働者との連帯を訴えたのですが、話しかけてきた女性は、「福島は本当に大変ね。私はギリシャとの連帯を訴えているの。失業率は28%で特に女性は60%なのよ。お互いがんばりましょう」と言っていました。(辻俊子) 続き *写真=「わたしは生き生きとした地球で生きたい」を掲げる女性 生涯収入で1億円の差!〜「男女格差是正」法改正もとめ院内集会 入社同期で同学歴の夫との生涯収入を比較計算すると、1億円の差があった――男女雇用均等法がある現在でも、日本の働く女性たちは、職場で昇進の壁にぶち当たり、差別的な扱いと闘い続けている。「均等法を男女雇用平等法に!」と題して5月8日に参議院会館で開かれた集会では、さまざまな背景の女性たちが集まり、均等法を「使える法律」に改正しようと、出席した議員などに働きかけた。1985年に施工された男女雇用均等法は、これまで2回の改正を経たが、多くの働く現場ではいまだに格差是正がされていない。今回、夏に参議院選挙を控えた段階で、審議会での議論を活発化させ3回目の改正を目指すために、複数の女性権利団体が立ち上がった。(松元ちえ) 続き 都教委「良心より命令が重要」〜またも「再発防止研修」を強行 5月8日、東京都は4月の入学式で「君が代」不起立をした教員3人にまたもや再発防止研修を実施した。水道橋の研修センター前には早朝から研修者支援の人々が集まった。研修の始まる前に、東京『君が代』裁判弁護団の澤藤統一郎弁護士は、「(ドイツの戦争犯罪を裁いた)ニュルンベルグ裁判では、上司の命令、国家の命令といえども、犯罪は免罪されないとした。都教委が研修で思想・良心の自由をくりかえし圧迫するなら、それをした公務員個人への訴訟もあえて辞さない」と都教委に申し入れた。(佐々木有美) 続き *写真=研修の中止を求めて抗議する人たち 「安全・安心アクション in 郡山」を訪ねて〜あきらめていられない! 原発震災後、福島県郡山市近郊の母親たちが子どもたちの生活、食の安全をもとめてつながり結成された3a(安全、安心アクションin郡山)を訪ねた。3aの結成は、2011年10月、事務所開設が2012年4月。以来3aは、食材の放射線測定、西日本の野菜の提供(お野菜マルシェ)、座談会での交流、郡山市への要望書の提出、保養活動のあっせん等原発被災と立ち向かう活動をずっと続けてきた。代表の野口時子さんは語る。「最近は避難していた県外から、残念ながら福島に戻る人が増えている。戻った親の中には、安心できる西日本の野菜を求めてここに来る人もいる」(湯本雅典) 報告・動画(YouTube) *写真=3a(スリーエー)の事務所 「被災者支援法」の実行化を一刻も早く〜「子どもの日」に公開フォーラム 5月5日の「子どもの日」、東京・日比谷コンベンションホールで「子どもたちの未来のために〜健康被害の未然防止と支援法の早期実施を求め1mSvを守ろう」公開フォーラムが開催された。開会冒頭、司会の満田夏花さんは、「支援法は基本法が成立してから11か月もたつのに、実施のための基本方針が定められていない」と報告した。集会には避難している当事者も参加していた。福島から「自主」避難している二瓶和子さんは、「甲状腺検査には、一人自費で21720円かかる。3人子どもがいると、検査だけで7万円近くとんでしまう」と報告した。(湯本雅典) 報告・動画(YouTube)・OurPlanet-TV 司法はいつの時代も為政者の側にあるのか〜映画『100年の谺 大逆事件は生きている』 映画『100年の谺(こだま) 大逆事件は生きている』を観た。これはすごかった。100年前の不正義を、遺族以外の多くの方たちが正そうとしていることに、不思議な強さを感じた。その強さは、当時の法律に照らしても、4人以外は冤罪であるということから来ているのだろう。法は人を裁くためにあるのではなく、人権を守るためにあるということなのか。いったん確定された判決も、その間違えに気づいたら、何年が経過しようと法的にも名誉が回復されるべきである。1967年に二人の遺族によって再審請求が出されて棄却されているが、めげずに再審への道筋を求めて淡々と勉強会を続け、再審に向かって周到な準備をしていく画面から、彼らの篤い思いが溢れ出てくる。(笠原眞弓) 続き 脱原発・改憲阻止に向けて新たな決意〜第84回メーデー郡山集会 5月1日、福島県郡山市で「働く者の権利を守る第84回メーデー郡山集会」が開催され、会場となった郡山市労働福祉会館大ホールは椅子が足りなくなるほどの参加者で埋まった。郡山メーデーは、震災があった2011年も会場が壊れて使えない中でも行い、毎年開催してきた。今回は「権力による憲法改悪とも闘うことを学びあえる場に」(同集会実行委員会事務局長、阿部昭比古さん)と評論家の佐高信さんを招き「原発をなくすために必要なこと」と題した講演が行われた。佐高さんは、「安倍内閣は、いわゆる『改憲』勢力が驚くほどの『壊憲』を行おうとしている」「それだけ権力も必死になっている」と強調。今が、闘う側も肝をすえなければいけない時期だと発言した。(湯本雅典) 報告・動画(YouTube) テントは脱原発のエネルギー補給源〜「あおぞら放送」で佐藤幸子さん 5月3日(金)の経産省前テントひろば「あおぞら放送」(第32回)は休日ということもあって、70人をこえるギャラリーで賑わった。この日は、久しぶりに「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の佐藤幸子さん(写真)が出演し、福島の現状を語った。「県は多少の放射能は問題ないとしている。3万人のうち10人の甲状腺がん発生についても“すぐに死なない、治療できる”と言いくるめ、食材も県内産を食べるように補助金を出している」。佐藤さんは、放射能汚染にフタをする県行政を痛烈に批判した。そして「福島の現状は厳しいが、テントに来ると脱原発の人がたくさんいて元気をもらう。ここは脱原発のエネルギー補給源だ。絶対なくしてはならない」と力をこめた。(M) 写真報告・放送アーカイブ100分(佐藤さんは31分から) 「96条改憲は国防軍への道」〜5.3憲法集会・銀座パレード 私たちは2001年以来、5月3日の憲法記念日を軸にして、思想・信条、政治的立場の違いを超えあらゆる憲法改悪の動きに反対し、憲法を生かし、 実現するための広範な共同行動をすすめ、それは全国各地にもひろがっています。私たちは安倍政権が96条を手始めに全面的な改憲に乗り出した今日ほど、こ うした共同が求められている時はないと確信します。本日、13回目の「5・3憲法集会」に参加した私たちは、安倍政権の改憲暴走を許さず、今こそ憲法を生かし、第9条を輝かせるため、いっそう力を合わせて、運動を強めることを呼びかiナます。( 5.3憲法集会アピール) 検察はすべての証拠開示を!〜「狭山事件の真相をさぐる現地集会・調査」行われる 1963年の発生から半世紀の歳月が流れた狭山事件。50年目の5月1日、現場近くで集会と現地調査が行なわれ、県内外から約100人が参加した。中山武敏主任弁護人は以下のように発言。「発生して50年、苦難の日々だった。裁判所の決定に屈することなく、粘り強い闘いで2010年5月に36点の証拠開示をさせ、12回の三者協議を開かせた。これによってようやく、大きく動き出した」。中山さんは第三次再審請求で、筆跡鑑定人・法医鑑定人、そして「犯行現場」で農作業をしていた男性の証人尋問を実現させ、再審開始に結びつけていきたいと決意を語った。(Y) 報告 *写真=現地での記者会見(左から中山弁護士・石川一雄さん・鎌田慧さん) しばらく泣き しばらく笑った〜韓国・キリュン電子組合員10人が現場復帰 「8年5か月ぶりの出勤で、新しい服を着て、新しい靴を履いて出てきました。 それで今とても足が痛いです。今までのように、今後もいつもがんばります」。8年5か月待った末に会社に復帰することになったイ・ミヨン キリュン電子分会組合員はついに泣いた。イ組合員をはじめ、現場復帰の夢をかなえた10人の組合員もしばらく泣き、またしばらく笑った。2005年の解雇以後、約6年の路上闘争と、2年半の復職延期を経たキリュン電子 分会の組合員10人が5月2日、約8年5か月ぶりに現場に戻った。(チャムセサン報道) 詳細 「アベノミクス効果は大企業だけ」〜代々木メーデーに21000人 ちまたではアベノミクス効果で景気が回復の兆しを見せているというが、メーデーの今日5月1日、東京・代々木公園に結集した2万1千人の参加者からは、全く反対の声を聞いた。「アベノミクスの効果なんて、末端まで届かない」と少し投げやりに言うのは、東京個人タクシー労働組合のメンバーだ。数年前の規制緩和で、タクシー事業の競争は激しくなり、長時間労働が蔓延しているという。生計を立てるためには必然的に長時間労働になり、体を壊す運転手が増加。平均寿命は短いという。都内に2万人以上いるタクシー運転手のうち300名ほどを組織している労働組合だが、74歳定年制などについて今後は厳しい闘いが予想される。今日のメーデーでは、今後の組織化に力を入れていくという決意をもっての参加だった。(松元ちえ) 報告・代々木メーデー中継録画・釜ヶ崎メーデー・韓国ソウルメーデー・札幌メーデー・世界のメーデー・ブラック横浜市教委抗議のメーデー行動 *写真=参加者にインタビューする筆者(右) 悲鳴ばかりが聞こえる「職場実態」〜日比谷メーデーに8000人 メーデーはやはり晴れる。悪天候の予想を覆して朝から日が差した東京・日比谷公園。5月1日「日比谷第84回メーデー」には、清掃・水道・区職労など公務員労働者を中心に、民間・地域ユニオン・外国人労働者など約8000人が集まった。レイバーネットTVでは生中継し、参加者の声を拾った。「委託・民営化で職場がガタガタ」「病院の職場でイジメが蔓延している」「長時間労働が原因のメンタル障害が多い」など、悲鳴ばかりが聞かれた。演壇では、東京メトロ売店の非正規組合「東部労組メトロコマース支部」やパキスタンの移住労働者(APFS労組)が発言したが、こうした底辺現場から反撃が始まっていることも示された。(M) 写真速報・日比谷メーデー中継録画 *写真=団結ガンバロー バングラデッシュの衣服工場を安全にせよ!〜ビル倒壊で最悪の労働災害 4月24日に5つの縫製工場が入居した8階建てのビルが倒壊し、何百人という衣服労働者が死傷しました。このラナ・プラザでは前日に大きなひびが建物に見られ、退避命令が出ていました。ビルと工場の所有者はこの警告を無視し、ビルが崩落するまで操業を強行させていたのです。バングラデッシュで最悪となるこの労働災害は、百人以上の衣服労働者が死亡した二つの工場火災事故のわずか数ヵ月後に起きたのです。同国の衣服労働者の月給は最低賃金の38米ドルで、労働組合に加入しているものは1%以下です。今の労働法では、労働者が組合に入り、安全な職場と賃金・労働条件のために闘うことはできないのです。(レイバースタート) 続き・国際署名HP 『花は咲く』異論〜松本昌次の「いま、言わねばならないこと」 しばらく前、ある小さなリーフレットに、わたしは次のように書いたことがある。――この頃、NHKのテレビをつけて気になることがあります。それは38人の有名な俳優やタレントたちが、一輪の花を手にして歌いつぐ『花は咲く』(作詞・岩井俊二/作曲・菅野よう子)という、東日本大震災の「復興支援ソング」です。「今はただ なつかしい/あの人を思いだす」とか、「花は 花は 花は咲く/いつか恋する君のために」とか、なんとも甘い激励と癒しと浄化の言葉の羅列は、被害者たちを個人の「体験」にのみ、明るい希望にのみとどまらせようとしているとしか思えないからです。敢えて言えば、この歌は、戦争中の『海行かば』の裏返しの歌です。――と。(松本昌次) 続き・感想(正木俊行)・感想(takeshi)・『花は咲く』動画 *写真=『花は咲く』を歌う西田敏行氏(YouTubeより) 以前のトップページへのリンクを表示:
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