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誰でもどこでも時給1000円以上に!〜全労連が厚労省前でハンスト
全労連・国民春闘共闘・東京春闘共闘は6月30日、午前8時から午後7時43分まで「703分」のハンガーストを決行しました。首都圏青年ユニオンは、派遣切りされた三菱ふそうの若者を含め3名でハンガーストに参加。最賃がもっとも高い東京と神奈川でも766円で、もっと低い宮崎、鹿児島、沖縄は627円です。最賃平均額は703円なのでハンガーストも703分です。年間2000時間働いてもワーキングプアから抜け出すことが出来ないのは、最賃があまりにも低すぎるからです。私たちは「なくせ貧困!最低賃金の引上げで景気回復を」をスローガンにハンガーストを行いました。まともに生活出来る賃金保障を! 安心して働ける労働条件を作って行きましょう。(首都圏青年ユニオン・山田真吾) 写真速報

三菱ふそうの「派遣切り」を許さない!〜正社員雇用もとめ提訴
三菱ふそう川崎工場で派遣切りに遭った鈴木重光さん・林貴行さんの2名は、6月29日、東京地裁に正社員としての地位確認を求める提訴を行なった。2人の原告は、川崎工場の大型車両製造ラインで3年以上働いてきた。仕事は正社員と変わらなかったが、雇用形態を何度も変えられ不安定な状態を余儀なくされた上、昨年12月25日に一方的に切られた。2人は、会社の使い捨てに納得がいかず首都圏青年ユニオンに加入し、会社に交渉を求めてきたが埒が明かず、今回の提訴になった。裁判所前で鈴木さん(写真中央)は「どうしたらいいか悩んだ。でもみんなと話す中で、おかしいことにはおかしいと声を上げる重要性を感じるようになった。頑張ります」ときっぱり語った。 動画(UnionTube)首都圏青年ユニオンHP

生活系と労働系の共同の場をつくろう〜「派遣村」湯浅村長が呼びかけ
6月28日、東京・浅草で「派遣村」全国シンポジウムが、500人の参加で開かれた。湯浅誠村長(写真)は、パワーポイントを使って30分に亘って講演した。「派遣村は日本の現実を可視化し、すべり台社会に階段を付け直す一定の役割を果たした。しかし、200万円以下の所得層が1000万人をこえるなど事態は悪化しており、安心できる社会になっていない」と状況の厳しさを指摘。今後については「派遣村運動の新しさは、これまで別々だった生活相談グループと労働運動グループがつながったこと。この生活系・労働系が共同する場を広げていくことが重要ではないか」と提起した。「東京派遣村」実行委は6月末で解散するが、シンポ後の交流会では、賛否を含め元村民の活発な意見表明が続いた。(M) 写真1(歌)2(湯浅)3(シンポ)4(全体)5(交流会)毎日新聞TBSニュース

築地市場を毒の上につくるな!〜炎天下 500人が銀座をデモ
炎天下の6月27日、東京・銀座で「壊すな築地6.27東京大行進」が行われ、市場関係者・消費者団体・労組・野党政党など500人近い人々が集まった。主催は「市場を考える会」で、5度目の大行進だった。石原都政は、築地の老朽化を理由に豊洲の土壌汚染が明らかになっても、移転する方針を変えていない。集まった人々は、発ガン物質ベンゼン(基準値の43000倍)など深刻な汚染の実態をプラカードにして、「国民の食の安心安全を」「市場を毒の上につくるな」と訴えた。また、築地はいまや海外観光客の人気スポットであり「世界遺産である築地の食文化を残し、この地での再整備こそ必要」と呼びかけた。移転問題は、7月の都議選でも争点のひとつになっている。(M) 写真速報市場を考える会HP

「働く人のLGBT入門ハンドブック」発行される
『WORKING TOGETHER 働く人のLGBT入門ハンドブック』が発行されました。このハンドブックはLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)当事者のために作られたものではなく、今までLGBTの労働問題について考えたことのなかった人に対して揺さぶりをかけるものです。とりわけ労働運動に取り組む団体や個人が、もしまだこの問題について考えたことが無かったり取り組んだことが無かったとしたら、このハンドブックを読んで早急にアクションを起こしてください。LGBTがいかに働きづらい環境におかれているか、このハンドブックを読めばその実態がよくわかります。万人にとっての働きやすさ!生きやすさ! これこそ労働運動と労働者の目指すものではないでしょうか。(壱花花) 詳細申込みメール

韓国 : 双龍自動車平沢工場で職場占拠ストライキつづく
韓国自動車メーカー4位の双龍(サンヨン)自動車で、5月に1100名の解雇整理通知が強行され、これに反対する労組が、平沢工場を占拠し全面ストライキに突入している。ストは5月22日に始まり、すでに1ヶ月をこえた。労組によれば、整理解雇対象者約900人を含む1300人ほどがストライキ隊伍を維持している。もし政府が公権力を投入すれば、深刻な物理的衝突は避けられない。従業員・家族は、李明博政権に対して「公権力ではなく公的資金を投入せよ。そして、正規・非正規・関連会社・家族など20万人の生活を守れ」と要請を続けている。 双龍自動車記事一覧 *写真=警察の妨害のなかソウルで訴える家族

次々に暴かれていく被告・都教委の刺客たちの悪事
疋田分限免職取消訴訟の第11回公判が、6月22日東京地裁で行われ、被告・都教委の刺客たちの数々の悪事が暴かれた。まず、元校長が、原告の体罰事件と同時期に起きた別の教師らによる体罰3件を隠していたことが発覚、そのうち1件の被害は「女子生徒の鼓膜を損傷させた」と元校長が白状した。原告側弁護士の「校長が報告した、原告の体罰の被害は?」の尋問に元校長は「生徒が痛いと言っていた程度」と答えた。次に、元教頭は「原告のことが嫌いだったから現場から追放するために、体罰の他にもいろいろな報告をするために隠し撮りなどの証拠を必死で探して報告した」と述べ、また人事委員会で偽証したことを認めた。(ジョニーH) 報告 *写真=原告の疋田哲也さん

JR東日本株主会が信濃川不正取水(水ドロボー)の責任を追及!
6月23日、JR東日本株主総会がホテルニューオータニで、午前10時から午後1時40分まで開かれた。JR東日本株主会(会長=下山房雄)は約50名が出席し、株主提案補足説明など入れると10名以上が発言、信濃川不正取水問題をはじめ、多発する事故問題、王子駅トイレ垂れ流し事件、組合バッジ処分事件、1047名解雇問題などを取り上げ、会社の姿勢をただした。会社側は、昨年までの「一人3問3分」の質問時間制限を若干緩めたが、回答内容は極めて不十分なもの。信濃川の不正取水については「河川法をよく知らなかった。故意ではない。たんなるミス」など偶発性を強調し、ひたすら責任回避を計る答弁だった。改めて、JR東の無責任体質が露呈した総会だった。 他の写真株主会の報告 *写真=会場前での宣伝活動

読者が共感して広がっていくもの〜「ワーキングプア川柳講座」
MediR「ワーキングプア川柳講座」(6月16日)はとてもよかったです。講師の尾藤一泉さん(川柳学会理事/写真左上)は、「俳句は作者のものだが、川柳は読者が共感して広がっていくもの。だから川柳には“作者不詳”が多い。共感が広がる内容をつくるには、(1)押し付けをしない、(2)当たり前のことをいわない、(3)洗練された日本語のリズム(5-7-5)を活かす」などの指摘がありました。また「作者がすべてを言おうとしない、自分で結論を出さない」ともいわれ、読者に思考を促すものだということがわかりました。そういうところに川柳の「大衆文化」たる所以があるのだと知りました。(松原明) つづき感想(あらしどくまむし)MediRサイト

生活保護の母子加算の復活を!〜院内集会で訴え
「もう懲罰はやめて」。生活保護を受けるひとり親世帯に支給される母子加算を復活させようと、都内近県のひとり親や支援者が国会で法案を可決するために、6月18日衆議院会館でアピールした。「『あんたが働かないから罰をうけても仕方がない。子どもがその標的になるのは当然だ』といわれているよう」。40代で小学生と中学生の子どもを抱える女性が訴えると、集まった70名近くの参加者は一同にうなずいた。静岡大学の布川日佐史教授は、「『加算』はプラスアルファのおまけではなく、これがあってやっと最低生活が保障されることになる。マイナスの穴埋めだ」と説明した。(松元千枝) 報告

映画「人生に乾杯!」公開〜いまこそ「老人力」を使うとき
その昔“怒れる若者たち”という言葉がはやった。中高年のアイドル、綾小路きみまろではないが「あれからうん十年……」。若者たちはいまや怒れる老人たちになりつつある。その走りともいうべき映画が、OECD加盟国で自殺率の一番高いハンガリーから二番目に高い日本にやってきた。ガーボル・ロホニ監督の「人生に乾杯!」がそれだ。主人公のエミルは81歳で、寄りそうヒロインも70歳の妻ヘディ。二人が高級車を乗り回し拳銃を突きつけて強盗の旅をする活劇もの―といえばカッコイイが、彼はギックリ腰だし彼女は糖尿病で注射器を手放せない。(木下昌明) つづき映画サイト *6/20 東京・シネスイッチ銀座で公開

海賊対処新法の衆院再可決を許すな!〜国会前で反対の声
6月18日、自衛隊の海外派兵・武器使用を恒久的に可能にする「海賊対処新法」が参議院外交防衛委員会で否決された。しかし、政府・与党は、19日の参議院本会議での否決を受け、即衆議院での再議決を強行しようとしている。これは国会審議を無意味と化す暴挙である。18日は午前中から、5・3憲法集会実行委員会など憲法改悪に反対する市民団体・労組などが、海賊新法に反対する傍聴行動を取り組み、昼12時半からは100名の参加で国会前集会が開催された(写真)。19日も参議院本会議、衆議院での再議決にむけた傍聴行動が取り組まれる。今、国会に向けた大きな圧力が求められている。(湯本雅典) 写真速報

音楽家だって労働者!〜八重樫節子さんを支援する集会開かれる
「音楽家だって労働者」を合言葉に、ソプラノ歌手・八重樫節子さんを支援する集会が、6月16日、東京・文京シビックホールで行われました。2003年、合唱団員として1年契約で所属をしていた新国立劇場に解雇された八重樫さん(写真)。新国立劇場側は日本音楽家ユニオンとの団体交渉を拒否しています。また労働者性をめぐる地位確認裁判も高裁が上告棄却し「音楽家は労働者ではない」としています。八重樫さんのように1年契約で働いている労働者は多くおり、八重樫さんが労働者でないというなら、この司法判断は多くの労働者に及んでしまいます。このような状況下で行われた支援集会ですが、会場いっぱいの観客&支援者が集まり、この闘いを大いに励ますコンサートとなりました。(山田真吾) 写真日本音楽家ユニオン

国労バッジの辻井義春さん、解雇阻止・再雇用へ道開く
6月15日、JR東日本でただ一人国労バッジをつけ続ける辻井義春さん(写真)の第5回審問が神奈川県労働委員会で開かれた。審問には国労組合員をはじめ、支援者60名がかけつけた。審問前の集会で、6月10日、駅長が再雇用のための契約申込書を辻井さん本人に持ってきたことが報告された。これまでJRは再三「バッジをはずさなければ、再雇用はできない」と発言してきた。本来は、今年3月までに辻井さんに再雇用の通知を渡さなければならないはずであったが、JRは辻井さんに恫喝をし続けてきたのである。辻井さんは早速申し込み書にサインをした。そして現在、再雇用の会社選定に入っているという。辻井さんはついに解雇阻止、再雇用実現への展望を大きく切り開いたのだ。(湯本雅典) 報告「週刊金曜日」に記事

「憲法第9条改定を許さない6.14全国集会」に550人参加
6月14日(日)午後「憲法第9条改定を許さない6.14全国集会」が東京・社会文化会館に550人を集め、開かれた。社民党の保坂展人さんは近付く衆議院選挙の勝利への決意を語り、東京ブロック比例代表に立候補する池田一慶さんを紹介した。続いて伊藤成彦さんが憲法9条改定と国民投票をめぐる現状を講演した。池邊幸恵さんがスライド「平和のメッセージ」を写しながらピアノ演奏。反戦地主会の知花昌一さんが沖縄の現状を報告、不戦兵士・市民の会の猪熊得郎さんが自らの戦争体験を語り、日本国憲法が戦争への反省から生まれたことを強調。続いて東京大空襲訴訟原告団の城森満さんが東京大空襲訴訟と連帯している重慶大爆撃対日民間賠償請求訴訟の原告団代表4人を壇上で紹介した。終わり近く会場全体でベートーベンの交響曲第9番のメロディにのせて日本国憲法第9条の「戦争放棄」を合唱した。集会後、曇り空の下日比谷公園まで元気よくデモを行った。写真追加詳細(当該HP) 

国家が民衆に押しつける「護国精神」からの脱却を!〜山田昭次さんが講演
6月13日、都内で「君が代」解雇をさせない会総会が開かれ、80名が参加した。仙台・三重の教員や沖縄・知花昌一さんの姿もあった。山田昭次さん(写真)が記念講演「関東大震災時の朝鮮人虐殺と秋田雨雀」を行った。1923年の大震災の時、日本の民衆は自警団に参加し、無辜の朝鮮人6千人(推定)をすすんで虐殺している。それはなぜ起きたのか。山田さんは「国家を共同体と思いこまされ、危機の時にすすんで国家に身を捧げる護国精神が民衆に植え付けられた結果だ」と説く。「秋田は、朝鮮人民衆への加害はやがて自分の身に帰ってくる、と予言したが不幸にして的中し、300万人が無意味な戦死に追いやられた」。山田さんは「秋田の警告は今新鮮に聞こえる。国家が押しつける“護国精神”からの脱却を」と訴えた。(M) 写真報告(根津日記9)解雇させない会HP

ILO、組合つぶし、政治的暗殺問題などでフィリピンへ調査団派遣を決定
フィリピントヨタ労組エド委員長と全造船機械関東地協早川事務局長が、6月7日から今年もジュネーブのILOを訪問した。ILOではIMF本部や関係友誼組合、友人に助けられて大きな成果を上げた。ILO基準適用委員会でフィリピンの労働組合の認証問題と労働組合指導者の政治的暗殺の問題を取り上げることが決定し、IMF代表団の一員としてエド委員長が11日朝スピーチを行った。そして、ILO基準適用委員会はこの問題での調査団の派遣を勧告し、フィリピン使用者側は抵抗したが、フィリピン政府は受け入れることを決定した。(フィリピントヨタ労組を支援する会)詳報(当該HP)エド委員長のスピーチ 

「裁判官こそ不適格!」〜東京地裁が増田都子さん解雇事件で不当判決
「侵略」の真実を教えたことを理由にクビになった中学教師・増田都子さんが「分限免職処分取消」を求めた裁判で、6月11日午後、東京地裁・渡邊弘裁判長は、原告の主張を全てしりぞける「不当判決」を下した。判決は、都教委の言い分を丸のみしたもの。この日、傍聴席の2倍をこえる支援者約80名が集まった。「不当判決」の報が伝えられると裁判所前では、抗議の声が一斉に上がった。増田さんは「信じられない判決。都教委は裁判で私が不適格教員だと証明できなかったにもかかわらず。これは裁判官こそが不適格だということ。断固としてたたかう」ときっぱり語った。(M) 報告(増田都子)47NEWS動画(UnionTube)渡部通信増田都子HP *写真=左が増田さん

韓国:国民大会に10万人〜第二の民主化運動のはじまりか
韓国の情勢が激変しております。大統領の謝罪と民主主義を守るための政策転換を求める大学教授の民主化宣言にソウル大学、高麗大学(李大統領の出身校)4000名以上が参加し、昨日の6・10大会(写真)には警察の完全封鎖にもかかわらず、10万名の集会を成し遂げました。6月15日の00年の南北首脳会談記念日、7月10日ノムヒョン大統領49祭など、今後1ヶ月しばらく、動きが激しくなると思います。近いうちにカトリックなどの宗教団体の時局宣言ミサが続き、民主労総のゼネストも予定に入っています。李明博政権が今の保守反共の政策を大きく変えるとは思わないのですが、このままでは、第2の民主化運動による「政権退陣」要求に変わる可能性も見えてきました。(李) つづきチャムセサン記事緊急講演会(東京) *写真=韓国オーマイニュース

JRウォッチが「不正取水」の現場を視察〜破壊される自然と地域
JRウォッチ(JRに安全と人権を!市民会議・佐高信代表)のメンバー13人は、6月8〜9日、新潟県十日町市にあるJR信濃川発電所現地調査を行なった。計器を改ざんして規定以上の水をとり続けたJR東日本による「不正取水(水ドロボー)」の実態を調べるためだが、その中でわかったことは、20年にわたる大量の取水そのものが信濃川中流域の生態系を破壊していることだった。その水を使った水力発電で首都圏の電車が毎日走っているのだが、信濃川のほうは枯れ川になり、魚も棲めない最悪の事態になっていた。「サケが遡上していた信濃川に戻したい」、地元の人々は口々に破壊された自然と地域を返してほしいと訴えていた。(松原明) 写真速報感想「惜しみなくJRは奪う」報告(黒鉄好)動画(UnionTube)週報「とおかまち」ドキュメント「大河は誰のもの」 *写真=信濃川を堰き止めるJR宮中ダム

いらない!海賊新法と派兵恒久法〜昼休み国会デモに200人
政府は、ソマリア沖の海賊対処を口実に自衛隊の海外での武器使用の恒久化を狙い、さらには、憲法審査会を始動させる事で憲法改悪の実行過程に踏みこもうとしている。6月9日昼、これに反対する国会デモが行われ、200人が集まった。主催者挨拶で高田健さんは「麻生首相は、北朝鮮に対して戦争で対抗する、と言い出した。“戦争で国際問題を解決する”という9条に真っ向から反することを首相が公然と言い出す時代になったことに、腹の底から怒りを感じる」と危機感をあらわにした。政府・与党は、「海賊対処新法」を19日の参院本会議で、憲法審査会の始動を11日の衆院本会議で採決強行を狙っている。今週・来週が最も大きな山場であり、5・3憲法集会実行委員会は、委員会傍聴と引き続く行動への参加を呼びかけている。 写真速報動画(UnionTube)ソマリアの動画(デモクラシー・ナウ!)

「変革のアソシエ」発足記念講演とシンポ〜研究者と活動家の結合めざして
6月6日(土)18時より総評会館にて「変革のアソシエ」の発足記念講演とシンポジウムが開かれ130名が参加した。足立眞理子氏(御茶ノ水女子大准教授)、高橋順一氏(早稲田大学教授)の司会で、開会のあいさつとして伊藤誠氏(東大名誉教授)のあいさつがあり、資本主義の危機のなかで、変革の機軸として研究者と活動家を結ぶものとしての「変革のアソシエ」があるので、ぜひ協力・参加をお願いしたい、とよびかけた。講演は本山美彦氏(京都大学名誉教授)の「世界恐慌と危機の真相―わたしたちはどこへ向かうのか」と題されたものだった。今後「変革のアソシエ」は会員を募り、ニュースレターや書籍の発行、講演会や連続講座などを開催していくという。(安齋徹雄) 報告

「社長は神様。労働者は奴隷」の宮古島で史上2回目のデモ
沖縄県・宮古島では、「社長は神様。労働者は奴隷」といった考えがまだあり、経営者と「話し合う」文化がない。民間資本の企業で労働組合が存在するのは、唯一、宮古毎日新聞社だけだ。島全体に、労働組合を増やし働く者の権利を主張する大切さを理解してもらおうと、6月4日、宮古毎日新聞労働組合とその支援者100名以上が市内をデモ行進し、不当労働行為を続ける宮古毎日新聞社で抗議行動を行った(写真)。労働者の権利デモは島史上二回目。また夜には、他組合とともに「宮古島で労働者の権利を考えるシンポジウム」を開催した。(松元千枝) 報告写真当該ブログ

ドキュメンタリー映画「精神」〜精神障害に苦しむ人々をじっくり撮る
想田和弘は一昨年、ドキュメンタリーの「選挙」で、連呼と握手ばかりの自民党議員の選挙運動を撮って話題をまいたが、今度は精神病院にカメラをすえて、時には自殺にまで追い込まれていく精神障害に苦しむ人々を撮った。岡山市にある小さな精神科の診療所が舞台。今年73歳の山本昌知医師が中心になって、精神障害者が地域社会で暮らしていけるよう牛乳配達の作業所やヘルパー派遣などの支援活動も行っている。その山本医師の給料が10万円と聞いて驚くが、彼の元に「死にたい」ともらす患者が次々に訪れる。山本医師は自分で「こうしなさい」と診断せずに、「あなたならどうしたい?」と聞き返して、本人に考えさせるようにする。そういう診察方法が興味深い。(木下昌明) つづき映画公式サイト *映画は6/13東京・渋谷で公開

「校長先生ありがとう」〜三鷹高校・土肥校長が東京地裁に提訴
6月4日、三鷹高校の土肥信雄前校長は、退職後の非常勤教員採用候補者選考で不合格にされたことに対し、東京都を相手に損害賠償を求める裁判を、東京地裁に提訴した。提訴後記者会見(写真)が開かれ、土肥前校長は次のような事を述べた。「すべての生徒が幸せになるためには、民主的な社会を作ることが大切だ。その上で言論の自由が大切だ。そうでなければ非民主的な社会になる。都教委のやっていること(挙手採決の禁止など)は問題である。公開討論会を要求したが応じなかった。今回提訴したことでホッとした。あるいは嬉しい。これで都教委と公の場で話が出来る。裁判を通じて都民・国民にも、どちらが正しいのか判断してもらいたい」(渡部秀清) 続き「提訴にあたって」写真12(撮影=平田泉) *写真=生徒からの色紙「校長先生ありがとう!」を披露する土肥校長

キヤノン非正規労働者5名が正社員化もとめ提訴
キヤノン非正規労働者組合宇都宮支部メンバー5名は6月3日、正社員としての地位確認を求め、東京地方裁判所にてキヤノン株式会社を提訴した(写真)。2000年から被告は、原告らの契約を請負労働者から派遣へ、そして請負からさらに期間従業員として、二転三転させてきた。しかしその中で原告ら5名は、正社員と区別のない働き方をし、指揮命令も派遣先会社(キヤノン)から受けている業務形態だった。原告の大野氏は、毎朝キヤノンに出社する何百人という同僚を横目に、「自分も従業員であるはずなのに、なぜ働く先が違うのか」という「矛盾と変な感覚」を覚えるという。「怒りか悲しさなのかわからない」複雑な気持ちを抱えながら、それでも「正社員の資格を勝ち取るまで闘い続ける」と決意を新たにした。(松元千枝) 報告写真(吉岡力)

使い捨ての責任を問う!〜自動車会社の社長さんに会いたいツアー
6月2日、約50名ほどの派遣・期間工切りの被害にあった労働者と組合関係者が参加する「自動車会社の社長さんに会いたいツアー」は、川崎の三菱ふそう本社受付まで強行突破する勢いで幕をあけた(写真)。バスツアー一行はその後、いすゞ・日産・トヨタなど、大手自動車会社5社をめぐった。各社で非正規労働者をモノのように使い捨ててきた責任をせまり、争議解決を求めた。元コント・ニュースペーパーの松元ヒロ氏の実況中継を介し、首都圏青年ユニオンの河添誠書記長は「人を切り、寮からも追い出して路頭に迷わせておきながら、説明もしないのか」と、団交拒否し続ける会社に対して、話し合いに応じるよう要求した。ツアー参加は、他にJMIUと日野自動車ユニオン。(松元千枝) 速報写真(首都圏青年ユニオン) *撮影=北健一

アフガンを緑の大地に!ペシャワール会現地報告会に250人
6月2日、千葉県船橋市でペシャワール会現地報告会が開かれ、250人が参加した。事務局長の福元満治氏(写真)はペシャワール会の26年余の活動を1時間半にわたり報告した。「ペシャワール会はアフガンとパキスタンの辺境でハンセン病を中心に医療援助を行い、住民の飲料水の確保のため井戸を1600本掘った。2000年からは旱魃の被害を克服するため用水路建設を行い、全長23kmの用水路が間もなく完成しようとしている。砂漠に完成した用水路は水と緑をたたえ、何千ヘクタールもの田畑を復活させた。用水路建設にかかった費用は16億円であるが、日本政府から1円の援助も受けていない」。アフガンに現在必要な援助は軍隊の派遣や多額の金のばらまきでもなく、旱魃に飢える農民が求める水や農業復興であることを強く訴えた。(高幣) 写真詳報ペシャワール会HP

退職・自死に追い込まれる教員〜『学校を辞めます』が大きな反響
6月3日(水)「朝日新聞」朝刊(東京都内全域面)で、私(湯本)が著した本『学校を辞めます』が大きく取り上げられた(写真)。私は、2006年3月に51歳で26年間働いた東京都公立小学校教員を中途退職した。本意では無かった。同じ06年には東京都で二人の新人教員が自死した。これは、偶然の一致ではない。現在東京都では毎年多くの教員が自主退職をしている。教員が、絶対的に足りないのだ。あわてた都教委は、東北地方など東京以外の県からも教員希望者を募るという前代未聞の事態に至っている。この原因はどこにあるのか? (湯本雅典) つづき「朝日」記事(アサヒコム)

反貧困ネットワーク広島の映像〜ユニオンチューブにアップ
反貧困ネットワーク広島の活動を紹介するビデオがつくられ、ユニオンチューブにアップされた。壱花花さんの漫画もふんだんに使われている。誰もが生きやすい社会をつくることをめざして、反貧困ネットワーク広島が結成されたのは2月7日。その設立総会には200人を超える人々が集まり大成功だった。その後、3月29日に「派遣切りを許すな!なくそう貧困!広島集会・デモ」(写真)の開催、5月27日の「反貧困まちかど生活相談会」など活発な活動を続けている。 広島動画反貧困フェスタ09動画


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