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三権分立は形骸化、怒りは頂点〜最高裁の「高校無償化」上告棄却に断固抗議する
東京無償化裁判上告棄却に続いて、最高裁判所第3小法廷では同じ山崎敏充裁判長により、大阪無償化裁判についても上告を棄却しました。「朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪」は上告棄却に対する抗議声明を発表しました。大阪の訴訟は1審で勝訴していましたが、ほんとに残念です。東京も大阪も一挙に決定を下す最高裁の乱暴さも浮き彫りになったと思います。そして、アベのしもべとなっていることも(K)。以下、大阪連絡会の声明より。「最高裁が司法の自壊を宣言したかのような今回の不当な決定を、私たちは決して認めず、断固として強く抗議します。最高裁は大阪府・大阪市補助金裁判においても、さる2018年11月28日に同様の不当な決定を行っており、私たちの怒りは頂点に達しています。日本の司法が時の政治権力におもねる存在に成り下がり、三権分立が形骸化してしまったことを、私たちはこの社会の基本的人権と民主主義のために深く悲しむものです」 全文 *写真=8.30文科省前の抗議行動(撮影 ムキンポさん

署名のお願い:上智大学のチュー先生へのハラスメントを止めさせよう!
全国一般労働組合東京南部の中島由美子と申します。現在、私たち「全国一般なんぶ」は上智大学と争議中です。上智大学では、上智大学国際教養学部のクッキ・チュー先生へのハラスメントが雇用を脅かし解雇問題に発展しています。そのような中で、チューさんの闘いを支援して学生さんたちが自ら署名活動を立ち上げました。チューさんの学生さんたちには、大学前での抗議行動でもプラカードを掲げてくれたり、情宣活動に参加してくれる学生さんもいます。本当にありがたいことです。しかし、聞くところによれば、大学当局や一部教授からの弾圧もあるそうです。みなさん方には学生運動で青春を過ごされた方もいらっしゃると思いますが、今はその時代とは比べものにならないほど、学生さんたちは不自由です。学内でビラまきすらできない、「政治的」主張により退学処分もあり得る(何が政治的かは当局の判断)という状態だそうですから、学生運動が育たないのではなく、どうやら大学がその芽を逐一摘んでるようです。 続き

〔週刊 本の発見〕新しい「豊かさ」を求めて〜『〈定常経済〉は可能だ』
世界気象機構(VMO)によれば、今年6月は、ヨーロッパやインドなどが激しい熱波にさらされた結果、過去140年の観測史上、最も暑い6月になった。近年、このような記録的な気温上昇が進んでいる背景には、産業革命期以降の化石燃料の大量消費があることはいうまでもない。このまま温室効果ガスの排出量が増え続ければ、北極や南極の氷床の融解、干ばつや集中豪雨などの異常気象、生物多様性の危機、大量の気候難民の発生と地域紛争など、破局的な事態を招きかねない。もしこの有限な地球で無限に成長を続けることができないとすれば、どうするべきか。その一つの打開策として提唱されるのが、「定常経済」への移行である。本書は、その提唱者として知られる環境経済学者ハーマン・デイリーへのインタビューを通じて、定常経済のエッセンスを紹介する入門書である。(菊池恵介) 続き

経済報復ではなく対話で解決を!〜8.27官邸前緊急行動に350人
「戦争はやめて」のプラカードを手に官邸前行動に参加した大木晴子さんの危機感は深かった。「あす何が起きてもおかしくない、戦争はある日突然起こる。そんなひどい状況に入った感覚がある。恐ろしい日常がこれから続くのでは。だからこそ今声を上げることが大事だと思う」と記者に語ってくれた。8月27日夜、官邸前では「ホワイト国」から韓国を除外する政令施行に抗議する行動が行われた。緊急の呼びかけにもかかわらず約350人が集まり「経済報復やめろ」「対話で解決を」と訴えた。韓国からは「安倍糾弾市民行動」のメンバーら3人が参加した。そのうちの一人キムさんは、官邸に向けて「安倍首相はよく聞きなさい!」と声を張り上げて、過去の歴史への心からの謝罪がない安倍政権の姿勢を強く批判した。そして「今回来てわかったことは、政治家は嫌韓を煽っているが、日韓市民の連帯は固いことだ。一緒にたたかおう」と呼びかけた。(М) 続き動画(7分20秒)全動画(川島進)赤旗神奈川新聞韓国JTBCニュース

労働者の命を守れ!謝罪しろ!〜大久保製壜支部のストライキ行動に200人
7月7日、大久保製壜所(東京・墨田区)で倉庫の製品多段積みが原因の重大労災事故が発生した。3名が受傷し、2名は腰椎・両足骨折などいまだに入院中だ。そんななか東京東部労組大久保製壜支部は、8月23日にストライキを決行し、会社に「心からの謝罪と補償」「多段積みをやめること」などを求めて決起した。この日は雨だったが、午前9時には続々と支援の労働者が会社前に集まってきた。町工場の雰囲気が残るこの一帯に組合旗と赤旗が林立し、労働運動が活発だった時代の空気を再現した。人々の表情は険しく怒りに満ちていた。「こんなことがあってはならない」「殺されてはたまらない」、必死の思いが人々を突き動かしていた。会社側は門のすべてに鍵をかけ申し入れ書も受け取らず、ロックアウトしてきた。しかし約200人の労働者たちは「会社は謝罪せよ」と元気にコールしながら、グルッと会社敷地の周りを一周した。(M) 続き動画(8分)写真特報(東部労組)shinyaの写真動画全編版(2時間)

不安と恐怖を利用する政権とメディア〜緊急シンポ「表現の不自由展」中止事件
開催からわずか三日で中止となった『表現の不自由展・その後』。脅迫電話やメールが あったとはいえ、なぜこんなに短期間で中止になったのか。何の相談もなく中止にされたことを、出展したアーティストや実行委はどう考えているのか。8月22日、中止事件を考える緊急シンポジウムが開催され、会場の文京区民センターは 多くの市民、報道陣であふれた。パネルディスカッションでの森達也さんの話が印象に残った。「人を傷つける表現はダメだというなら『原爆の図』やムンクの『叫び』、ピカソの『ゲルニカ』はどうなのか? 松井大阪市長は『公共の場で我々の先祖が獣のように扱われるような表現をやるべきではない』と言ったが、ゲルニカは国連安全保障理事会の会議場に置かれている。これをドイツが撤去しろと言ったらどうなるか、考えてみてほしい」。また「運営に携わる人が保守化したのか。違うと思う。セキュリティー意識が強くなり、『万が一起きたらどうするんだ』に抗しきれなくなっている。『万が一ミサイルが飛んできたらどうする』と言って仮想敵国を増やす。人々の不安と恐怖を利用するのは政権とメディアだ」と力をこめた。(堀切さとみ) 報告動画(OurPlanet-TV)

韓国の軍事情報協定(GSOMIA)破棄をどうみるか?〜その背景に迫る
韓国の軍事情報協定(GSOMIA)破棄の決定に日本と米国が「極めて遺憾」と反応。それもそのはず、一番GSOMIAを必要としているのは米国で、米国に追随する日本も自動的にGSOMIAが必要になる。もう一度、GSOMIAについて確認しておくと、2006年(第1次安倍内閣が成立した年)の「ロードマップ」に続いて2007年に日米が「2プラス2」で合意、日米GSOMIAを締結した。一連の合意は日米軍事同盟の下で米軍・自衛隊の一体化と、自衛隊の集団的自衛権の行使を確認するもので、2015年の「戦争法」、そして2016年の日韓GSOMIAへと続く。この動きの延長には今年の参議院選挙で安倍が叫んだ「憲法改正」がある。GSOMIAは軍事情報包括保護協定で、これ自体では、締結国との情報共有についての協定ではなく、あくまでも二国間で共有する情報の保護に関する協定。したがって、GSOMIAがなくても日韓間で情報共有や交換はできるし、実際にGSOMIA以前は特に問題なくやってきた。日本にとって、韓国とのGSOMIAは「米国に言われたから」締結するもので、それ以上でも以下でもないが、韓国にとってはそうではない。(安田幸弘) 続き

「ピープル to ピープル」で行こう〜日本の市民団体がソウル市長と面談
8月21日午前8時30分から9時40分、ソウル市庁舎市長室で、パク・ウォンスンソウル市長と私たち「日韓市民交流を進める希望連帯」訪韓メンバー13人が意見交換を行った。まず、それぞれがコメントを読み上げて交換、ここまでは報道各社への公開で、その後は率直な意見交換を行った。この時期になぜソウル市長との面談が実現出来たのか。市長がこう語ったことからその意図を理解できた。「韓国社会は様々な困難を乗り越えてきた、そしてキャンドルを経て成熟した。当初の『反日』から、今は安倍政権とその経済政策に怒りを集中し、『反日本人』とは、明確に区別している。この時期に日本の心ある市民と交流したことを知れば、さらに韓国市民の理解は深まるだろう。ローカル to ローカル、ピープル to ピープルだ」。その第一歩に私たちが選ばれたのは偶然か必然か、ただこの数年、継続してソウル市政をフォローし、日本では改革・革新市政と市民民主主義の紹介(出版)したことが信頼のベースにあったと感じた。なお、当日の取材だが、韓国メディアはほぼすべて来たが、日本は北海道新聞1社のみ、これには声も出なかった。(白石孝) 続きハンギョレ新聞8.27院内集会 *左から著者・朴元淳ソウル市長・瀬戸大作「希望連帯」事務局長

「拝謁記」で本土メディアが無視した裕仁の本音〜アリの一言
前回のブログで、NHKは「拝謁記」を全文公開すべきだと書きましたが、19日、NHKはその一部だけを報道各社に公開し、各社はそれを大きく報じました。同じ情報源(公開された「拝謁記」の一部)でも、扱うメディアの視点によって紙面は大きく異なることを改めて痛感しました。21日付の本土各紙(放送も同様)は、「(戦争)反省といふ字を入れねば」という裕仁の発言を大きく見出しにとりました。しかし、沖縄の琉球新報は違いました。沖縄タイムスも翌21日付で新報に続きました。両紙が1面トップで大きく報じた裕仁の発言は、「一部の犠牲やむを得ぬ」です。琉球新報、沖縄タイムスが注目したのは「拝謁記」の次の個所でした。「基地の問題でもそれぞれの立場上より論ずれば一應尤(いちおうもっとも)と思ふ理由もあらうが全体の為二之がいいと分かれば一部の犠牲は巳(や)むを得ぬと考える事」「誰かがどこかで不利を忍び犠牲を払ハねばならぬ」(1953年11月24日の発言) 続き

日韓市民の連帯でアベを倒そう!〜8.19議員会館前行動に1600人
8月19日、「韓国敵視を煽るな!自衛隊はイランに行くな!安倍9条改憲NO!辺野古新基地建設は断念を!8・19国会議員会館前行動」が行われ1600人が参加しました。主催者を代表して<高田健さん>は 銑い里海箸鮟劼戮泙靴拭 参院選は明確に私たちの勝利だった。改憲勢力は3分の2を割った。野党と市民の共闘の力が討ち破ったのだ。これに確信をもって前進しよう。 8月15日韓国に行ってきた。雨の中5万人以上の人々が集まり、「NO安倍!」を叫んだ。安倍政権は日韓の関係を悪くしようとしている。徴用工の判決に対し日本政府が介入し、1965年の日韓条約違反は許せないなどと言っている。しかし、歴代の政府や裁判所は個人の請求権を明確に認めている。韓国への経済制裁は絶対に許せない。韓国の民衆は「反日」ではない。「反安倍内閣」だ。そして、日本と韓国の市民の連帯を求めている。アベを倒そう!(渡部通信) 続き動画(10分)全動画(川島進)日韓労働者の共同声明

8.15キャンドル集会に日本からも連帯挨拶〜韓国現地レポート(2)
8月15日は日本の敗戦日であり、韓国にとっては植民地支配からの解放の日。74年後の日韓関係は、安倍政権による韓国に対する輸出規制やホワイトリストからの排除などでひどいことになっている。15日午前10時からソウルのグローバルセンターで「歴史歪曲・経済侵略・朝鮮半島平和の脅威・安倍政権に立ち向かう日韓市民団体の平和行動模索に向けた緊急討論会」が開催された。約10万人が参加したこの日のキャンドル集会には、来週結婚式を控えた若いカップルや、平和の碑少女像を制作した彫刻家などがあいさつに立った。日本からの参加として「市民連帯実行委」の高田健さん、藤本さん、渡辺健樹さん、全労連の小田川義和さんが紹介され、代表して高田さんがあいさつした。集会では若いロックグループの演奏もあったが、スタッフの若者たちはノリノリだった。楽しみながら集会をつくっていると感じた。(尾澤邦子) 報告

パワハラで同僚が2年連続で自殺〜シリーズ「労働相談」報告(8月19日)
1、パワハラで同僚が2年連続で自殺……社内のパワハラで2年連続の自殺者。本部長からターゲットにされた営業マンはただ罵倒され続け、出社出来ず、うつ病になり、自殺となりました。ご遺族は真実を知りませんが、社員はみんな知っています。みんな見て見ぬ振りです。2年連続の事態です。胸が痛み、この度メールしました。2、退職届を二度も破られた……看護師。老人ホーム。過去2回退職届を提出しましたが、2回とも破られました。私だけいいようにこき使われています。休みが自由に取れず、10連勤もあります。母子家庭のためこれ以上は無理です。3、定年直前に基本給の大幅カット……勤続25年、定年直前に会社から突然役職を外すと言われました。役職無しだと6万円も基本給が減ります。退職金も大幅に減額になります。どのように対応すればよいですか? (労働相談センター) 続き

「日本政府は公式謝罪を!」1400回目の水曜デモ〜韓国現地レポート(1)
8月14〜15日、韓国の集会・会議に参加してきました。2回に分けて報告します。14日、朝8時半の飛行機に乗り、金浦空港からソウルの旧日本大使館前の平和路でおこなわれている「第1400回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ」に直行。暑い日差しの中でぎっしりと人びとが座り込んでいた。日本軍「慰安婦」にされた少女の、故郷に帰りたくても帰れない苦しさ悔しさが演劇で表現され、「アリラン」がメドレーで歌われ、集会は始まった。被害者のキルウォノクさん(91歳)が紹介されると会場からは大きな拍手と「ハルモニ!愛してますよ!お元気で!」などの声がわいた。キルウォノクさんは「最後まで闘って勝利することを願います」とあいさつした。「慰安婦」被害の申請者240人のうち現在生存者は20人だとのこと。みな高齢で、老衰で亡くなられる方が続き、一日も早く被害者が納得のいく解決がなされることが望まれる。(尾澤邦子) 続き

〔週刊 本の発見〕「成長している」という嘘を暴く〜金子勝『平成経済 衰退の本質』
8月15日は終戦の日ではなく、やはり敗戦の日である。政府やマスコミが「終戦」と言い慣わしている間に、日本が侵略戦争を起こし連合国に敗北した歴史まで消されかねない。正確に認識することは、歴史であれ、現状であれ大切なことだ。今も日本経済はデフレを脱却して成長軌道に乗りつつあるなどという言説が、まことしやかに流されている。本書は、過去30年の日本経済を分析・総括して、「成長している」というこの嘘を暴いている。たとえばGDPひとつとっても1995年をピークに日本は停滞、アメリカは95年に日本の1.4倍だったのが17年には約4倍、中国は95年に日本の7分の1だったのが17年には日本の2.5倍である。日本企業は1989年に世界50社ランキング中32社(yahooファイナンス)であったのが、2019年ではトヨタ1社のみ(ダイヤモンド社)である。(志真秀弘) 続き *写真=著者の金子勝氏(2018年国会正門前集会)

世界で日本軍「慰安婦」メモリアルデー行われる〜銀座デモに250人
「8.14日本軍「慰安婦」メモリアルデー 水曜デモ1400回世界同時アクション in 東京」に、デモのみでしたが参加しました。銀座デモの参加者は250人でした。8月14日は、91年に韓国の金学順さんが初めて日本軍「慰安婦」被害者として名乗り出た日。そして、92年1月8日からソウルの日本大使館前で行われてきた「水曜デモ」の1400回目の記念日。日本や韓国各地をはじめ、台湾、米国、豪州、ニュージーランド、ドイツ、英国、ウガンダでも同時行動が行われました。「平和の少女像」などを理由とする脅迫により、あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」の展示が中止に追い込まれる中、 より切迫感のあるアクションになったと思います。ただ、複数の韓国メディアの熱心な取材が目立った一方で、国内メディアの姿はほとんど確認できませんでした。(杉原浩司) 続きハンギョレ新聞

植民地支配の問題に向き合うことから〜2019年ヤスクニキャンドル行動
ことしで14回目を迎える「平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動」が8月10日、東京・水道橋のYMCAホルで開かれ、集会・コンサートなどが行われた。午後7時からは恒例の「キャンドルデモ」が行われ、約400人が「ヤスクニNO!戦争反対!」の声を上げて都心を練り歩いた。実行委員会共同代表の内田雅敏さんはデモ終了後の集会でこう訴えた。「靖国神社にはいまも韓国人の犠牲者が、日本名で日本の護国の英霊として祀られています。合祀取り下げを拒否しています。つまり、ヤスクニではいまだに植民地支配が続いている。こういう状況が今日の日韓関係の根底にあると思います。1965年の日韓請求権協定では植民地支配の問題に向き合わなかった。私たちは植民地支配の問題にしっかり向き合いながら、日韓友好のたたかいを続けていきましょう」と。酷暑の一日だったが、ヤスクニ反対の人々は元気いっぱいだった。(M) 写真速報デモ動画(3分)

太田昌国のコラム : 山本太郎氏の「外国人労働者」の捉え方について
「外国人労働者の受け入れと排外主義」について昨年12月に書いた本連載の第26回目でも触れた。この間新しい情勢が生まれたこともあり、大事なことなので再論しておきたい。今回の参議院議員選挙で山本太郎氏が率いる団体(その固有名詞を引き写しすることはしたくない)が、無風で退屈極まりない選挙状況に一定の波紋を投げかける役割を果たしたことは、その立場への賛否を超えて、疑いようもない。氏の街頭演説は「相互対話性」に満ちており、口汚いヤジにも的確に応答する。内容的にもひとの心を掴む勘所をおさえている。氏が声をかけて立候補を要請した人びとの顔ぶれを見ても、この社会が現在抱えている問題の在り処をおのずから明らかにしていて、巧みだ。社会を覆い尽す無風状態、選挙に対するしらけた感情、与野党の判別がしかとはつかぬ翼賛状況――こんなただ中にあって、ある種の「熱狂」が氏の周辺に巻き起こった理由は十分にある。(太田昌国) 続き *写真=街宣で訴える山本太郎氏

〔週刊 本の発見〕「お説教」からは何も生まれない〜『なぜリベラルは敗け続けるのか』
「争点がない」、「投票率が低い」とさんざん言われ、低調に終わった参議院選挙。現政権は度重なる醜聞にもめげず、議席減とはならなかった。選挙システムのおかしさもあるだろう。しかし、野党はがんばっているのに成果を上げられないことも主要因ではないか。多くの人の政治へのあきらめに対し、私は解決策を常に切望している。どう「がんばれば」良いのか。そのヒントを本書に求めた。どんな本なのか。一言で言えば、外連味のないフォリズムに満ちたフレーズ満載の本だ。各章の表現からして「力的」だ。「なぜリベラルは『友だち』を増やせないのか」「善悪二分法からは『政治』は生まれない」「議論のための議論から卒業しよう」等々。はい、わかりました。これだから、帯にあるキャッチコピーの「私は本書執筆で『友』を喪う覚悟を決めた」となるのだろう。各章の表現は自らの思想と信念を遵守する「リベル」の人たちへの忌憚のない指摘なのだから。(渡辺照子) 続き

韓国への経済報復を撤回せよ!〜「NO 安倍!」を掲げて日韓民衆が立ちあがる
「NO 安倍!」の赤文字のプラカードが首相官邸に向けて高々と掲げられた。韓国でいまデモで使われている「NO 아베(安倍)」と同じデザインだ。在日韓国人の運動団体「韓統連」が呼びかけた8月8日の「官邸前」緊急行動には、約200人が集まった。ソン・ヒョングン議長がマイクを握った。「今、韓国では安倍政権の経済報復措置に反対するたたかいが燎原の火のように広がっている。私たちはそのたたかいに連帯して、きょう安倍官前にやってきた」。一語一語かみしめるように厳しい表情で、官邸に向かって話した。「日本と韓国の本当の平和は、戦前の侵略・戦争・植民地支配を真に謝罪し賠償することから始まると思う。それを実現するのは大きな力が必要。固い両国民の団結が重要だ。きょうはその第一歩。みなさん連帯していこう!」と力強く訴えた。横断幕を手に前面には韓統連のメンバーが立ったが、日本の支援者も多数参加した。とくに全労協はじめユニオンの参加がめだった。(M) 写真速報動画(8分)韓国MBCニュース

日韓市民は東アジアの平和を求める!〜「希望連帯」が共同記者会見
「平和に逆行した日本政府の対韓政策に強く抗議する!−私たち日韓市民は東アジア の平和を求めている!」。8月8日参議院議員会館でおこなわれた「希望連帯」呼びかけの共同記者会見は、韓国のメディアや市民活動家、労組、関心を持って駆け付けた人々で満席だった。参加者は116名。「希望連帯」代表の白石孝さんは、ソウル市と反貧困や居住・福祉の運動や労働政策その他で相互交流を行ってきているが、今月18日からの調査旅で会うことになっていた行政区の長から「会うことができない」とキャンセルが入ったことを話した。そして日本の国内で、メディアや世論に対してきちんとした事実を示していく取り組みをや責任があるということで、内閣に対して抗議文を出すと同時に、日韓、東アジアの平和をめざす市民のアピールを出したと報告した。「日韓民衆連帯全国ネットワーク」の渡辺健樹さんは、日韓関係が「過去最悪」といわれる理由は、安倍政権がパククネ残党勢力や保守マスコミと気脈を通じ、過去清算と南北対話を強調する「ムンジェイン政権つぶし」に照準を合わせているからだと話した。(尾澤邦子) 続き動画(白石発言)

「表現の不自由展・その後」中止事件〜再開求める集会・署名運動広がる
あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」の一方的中止問題で、怒りの声を広がっている。8月7日、衆院議員会館で開かれた緊急集会・記者会見には約150人が集まり、緊迫した空気に包まれた。呼びかけ人の一人、田島泰彦さん(写真)は「表現の自由が危ないといわれてきたが、危ないどころではなくズタズタにされている。今回の事件は偶発的事件ではなく、そうした社会の流れの中で起きている。表現の自由を守る人々に対しては暴力・脅迫など卑劣な行為が行われる。しかしここで負けてはならない。全力で展示を守り抜くことが大事だ」と訴えた。集会では、各分野の識者からの意見、出展者の作家が壇上から発言した。また「表現の不自由展その後」実行委員会の永田浩三さん、小倉利丸さんも会場発言をして、現地の経緯・問題点などを詳しく語った。緊急集会は、中止された事業を「表現の自由」を求める市民の力で再開させた「よき前例」をつくろうと呼びかけた。いま、再開を求める緊急署名が展開されている。(M) 続き全動画(OurPlanet-TV)

平和に逆行した日本政府の対韓政策に強く抗議する!〜「希望連帯」が抗議声明
日韓市民交流を進める「希望連帯」が、下記の抗議文を本日(8月5日)安倍政権に送り、同時に韓国も含め、市民社会に向けた連帯アピールを発しました。……<抗議と連帯の声明> 日本政府による韓国政府への対応は、礼を失し、節操がなく、常軌を逸しています。8月2日の「ホワイト国リスト」から韓国除外という閣議決定は、日韓友好を根底から破壊する行為であり、私たちは強く抗議すると同時に、日本社会の一員として韓国の皆さんにお詫びする気持ちでいっぱいです。自由貿易の恩恵を享受している日本は、先のG20でもそうだったように、率先してこの体制を堅持していく立場にいます。それにも拘わらず輸出手続きの規制を強化し、管理貿易を強めることは、WTO規約違反だけでなく日本経済を傷つける愚かな行為です。 このような日本政府の動きは、韓国を仮想敵国として内憂を外患にして危機を乗り越える、行き詰まった政権の常套手段でもあります。まずは、消費税引き上げによる国内景気の失速への対応、拡大する格差の是正、対ロシアをはじめとした外交政策失敗の回復にこそ努力すべき時です。(声明より) 続き全労協声明 *写真=2016年12月のキャンドルデモ

大久保製壜所で重大労災発生!〜組合は「8.23ストライキ」で職場改善求める
7月7日、大久保製壜所(東京・葛飾区)で重大な労災事故が発生しました。戸谷組合員と職場の労働者の3名が崩れた製品の倒壊の下敷きになり、レスキュー隊に救い出されました。3名の仲間は腰椎骨折・両足かかと複雑骨折等大怪我をわされるという文字通り「殺されかけ」ました。1トン前後のガラス壜の重量製品が、4段から6段とうずたかく積まれている倉庫(写真)に、大久保製壜支部は長年に渡り「多段積みは必ず死亡事故が発生する」と会社・浜口部長に安全対策を繰り返し要求してきました。しかし会社・浜口部長は、支部の要求を無視し続け、多段積み状態を放置し安全対策を怠ってきました。しかも、支部は今年2月、向島労基署に多段積みについて申告、これを受け向島労基署は5月20日、会社に「荷の崩壊や荷の落下による労働者の危険の低減対策を行うこと」との指導票を発しましたが、会社はこの指導票を社内発表もせず、安全委員会ですらまともな報告・討議もしませんでした。その結果が7月7日の大惨事です。これほど明な人災事故はありません。東部労組大久保製壜支部は、以下の要求を掲げ、8月23日(金)ストライキに決起します。(東京東部労組) 続き

障害のある子と健常児が同じ学校で共に学ぶ〜インクルーシブ教育の思い出
「れいわ新選組」の舩後靖彦氏と木村英子氏の当選を多くの日本の人が歓迎している一方で、“介護人のコストは自分のポケットマネーから頼むよ”と言ういじましいツイートが出たり、“キツイ言い方だが迷惑行為”とまで言う、人間性を疑うツイートに5万もの「いいね」が付いているという記事を読んだ。木村英子氏が自分の政策の一つとして、提唱しているインクルーシブ教育を35年も前に目の当たりにした者として、自分の経験を伝えることが、何かの役に立つかも知れないと思い、これを書いている。カナダの教育制度は、州によって、かなり違うのだが、私のいるケベック州の場合、障害を持つ子どもは、原則的には保護者の希望で、普通学校を選ぶか、障害児のための学校を選ぶかを決めることができる。35年前に、私の子ども達が小学校に通っていた時にも、既にそうだった。息子のクラスに筋ジストロフィーの男の子がいて、始めは、何とか自分で歩けたのに、途中から手動の椅子になり、6年生の頃には電動車椅子になった。(長谷川澄) 続き *写真=インクルーシブ教育の学校

熱い声がとまらない!〜大成功だった「レイバー映画祭2019」
「どの作品も力作で、ふだん表面的にしか知らない社会の現実を、映像の力で浮き上がらせ、私の視野を広げ、おまけに疲れた身体を元気づけてくれます。素晴らしいイベントに感謝!」「とても興味深い映画ばかりでとても良い体験を致しました。『知らないことを知る』という大切な機会です」「はっきり言って今年はなかなかすごい。集客もたぶんここ何年かで最高だな。大傑作でしたよ『アリ地獄天国』。土屋トカチさん、完成おめでとう&ありがとうございました!」「いろいろなことを考えました。すばらしいラインナップでした。映画祭でなければ実現しない味わいがありました」。熱い声がとまらない8月3日のレイバー映画祭2019。上映中もスクリーンと一体となった観客から、掛け声、笑い、怒りの声が飛び出した。参加者は310人で、朝から夕方まで会場は満席だった。恒例の公園二次会にも多数参加した北海道・山梨・福島から来た人もいた。(M) 写真速報感想(長崎広)感想(堀切さとみ)感想(pipi)感想(フクシマ陽太郎)アンケート紹介

「表現の不自由展・その後」の一方的中止に抗議する〜実行委員会の声明
あいちトリエンナーレ2019実行委員会会長の大村秀章知事と津田大介芸術監督が、「表現の不自由展・その後」を本日8月3日で展示中止と発表したことに対して、私たち「表現の不自由展・その後」実行委員会一同は強く反対し、抗議します。本展は、ジャーナリストである津田大介芸術監督が2015年に私たちが開催した「表現の不自由展」を見て、あいちトリエンナーレ2019でぜひ「その後」したいという意欲的な呼びかけに共感し、企画・キュレーションを担ってきました。今回、電話などでの攻撃やハラスメントがあり、トリエンナーレ事務局が苦悩されたことに、私たちも心を痛め、ともに打開策を模索してきました。しかし、開始からわずか3日で中止するとは到底信じられません。16組の参加作家のみなさん、そして企画趣旨に理解を示してくださる観客のみなさんに対する責任を、どのように考えての判断なのでしょうか。今回の中止決定は、私たちに向けて一方的に通告されたものです。疑義があれば誠実に協議して解決を図るという契約書の趣旨にも反する行為です。(実行委員会の声明) 続き日本ペンクラブ声明VAWW RAC抗議文中止への疑問MICの声明参加アーティストの声明劇作家協会声明

風穴を空けた歴史的な日〜木村英子さん・舩後靖彦さん堂々と国会へ
いきなり酷暑本番になった8月1日。国会正門前は朝からメディアと支援者でごった返していた。「れいわ新選組」のピンクの団扇を手にする人、それに車イスの人々がたくさんいた。午前9時すぎ、新国会議員の木村英子さんが介護サービスの車で到着すると、マスコミのカメラが車から降りようとする木村さんに殺到して、身動きできない状況になった。「下がってくれ、空けてくれ」「マスコミは下がれ」。スタッフが叫び、メディアを止しながらやっと車イスの道をつくった。木村さんはメディアと支援者に取り囲まれながら、マイクを握った。「みなさんのおかげで国会議員になりました。本当にありがとうございました。参議院の皆さまには迅速に対応していただき、物理的な障害を取り除いていただいて本当に感謝しています。しかし、訪問介護サービスを使って就労するということはまだ認められません。制度の改正には時間のかかるこの大きな問題を改善していくために、国会の中で頑張って取り組んでいきたいと思います」と話した。(M) 続き動画(4分42秒)田中龍作ジャーナルNHKニュース8.1街頭記者会見(神田香織)

〔週刊 本の発見〕名前も経歴もすべて嘘 〜第70回読売文学賞『ある男』
中部地方某県県庁所在地出身の知人が居る。大学入学にあたって上京以来、就職、結婚を経て東京生活のほうが遥かに長くなっているにもかかわらず、郷土への愛着は変わらず強い。言わば、自らの拠って立つ基盤は、あくまでも犖こう瓩箸いΔ茲Δ粉兇犬任△襦7茲靴徳蹐討傍貶世聞佑方の人ではないものの、彼も彼の父親も長男ということで、自分の「家」に関する一定の責任感ないし使命感を持っている。随分前になるが、その知人からあくまでも笑い話的に聞かされたエピソードは、今でも忘れられない。夏休みだったかに夫婦と息子二人、一家四人で里帰りをして、彼の先祖代々☓☓家の墓参りに行った。皆で手を合わせたあと、彼は長男(中学生?)に向かって――多分神妙に――爐まえもいつかはここに入るんだぞ瓩噺譴蠅けたのだそうな。すると、すかさず横から次男(小学生?)が、爐椶は?瓩反劼佑燭箸いΔ里任△襦C凌佑何と応えたのかは覚えていないのだけれど(まあ、その場では適当にお茶を濁したのだったろうか)、その時次男の不安ひいては疎外感を想像すると、ちょっとやるせない想いさえ浮かぶ。(大西赤人) 続き

「アリ地獄天国」など力作ぞろい〜今年も「レイバー映画祭」を開催
「レイバー映画祭」は今年で13回目を迎える。主催はレイバーネット日本で、年々自前の作品が増えている。そのホームページには毎日動画ニュースなどがアップされているが、最初は4、5分程度でも一つの問題や事件を時間をかけて追いかけるうちに一本の映画に仕上がっていく。その特徴は、本欄でもこれまで紹介してきたローカル民放局のように現場に密着し、“下から目線”でとらえ続けたところにある。今度の映画祭の目玉となる土屋トカチ監督の「アリ地獄天国」もその一本で、見応えがある。これは、大手の引っ越し運送業で起きた一人の青年の3年に及ぶ闘いに光を当てたドキュメンタリーだ。この会社は従業員約4000人もいながら組合がなく、会社の言いなりだった。青年はそこでの不性に堪忍袋の緒を切らし抗議した。それが会社の怒りを買い、懲罰として青年を粉塵の舞うシュレッダーの仕事に追いやった。それがなんと2年も続く。(木下昌明) 続きレイバー映画祭情報

本気の労働運動の映画『ストライキ前夜』〜レイバー映画祭で初公開
8月3日に開催される「レイバー映画祭2019」。まあ、いろいろ上映しますけど、朝イチで上映する名画『ストライキ前夜』は観ておいて損はない。韓国の民主化、労働者大闘争の後、雨後の筍のように労働組合が作られていた頃の映画で、当時の労働運動がどんなものだったのかがよくわかる。昨年話題になった『1987、ある闘いの真実』は当時の民主化運動を描いた作品だが、民主化闘争の一方ではこの『ストライキ前夜』が描き出す労働運動の高揚があった。また、この映画が最近の『1987』や『タクシー運転手』のような娯楽映画と決定的に違うのは、本気の労働運動の映画だということ。プロパガンダ映画かもしれない。また、教育映画でもある。韓国という国で、ほとんどの人が労働運動、労働組合についてよく知らなかった頃、この映画は「本当の労働組合」をスクリーンに描き出した。(安田幸弘) 続き

「私たちは人間だ、ロボットではない」〜アマゾンでストライキ
アマゾンの今年最大の売り上げ日「プライムデー」7月15日・16日は米国やドイツでストライキや抗議行動に見舞われた。抗議行動はある程度調整されていて、アマゾン社の倉庫が一番忙しく、同社がマスコミの注目を浴びている時期に中していた。ドイツでは産別労組ベルディが賃金を巡って2日間のストライキを行った。7つの事業所で2000人がスト参加したと組合は主張している。一方アメリカではミネアナポリス近郊シャコピーの物流センターの少人数の労働者が職場放棄した。シカゴの配達センターでは労働者たちが要求を掲げて会社側に詰め寄った。オレゴン州ポートランド市では二つの倉庫に対して労働者と地域の支援者たちが抗議行動を行った。同時に全米8つの都市で、アマゾン社が移民税関捜査局と結託していることを非難する抗議行動が移民権利団体によって取り組まれた。(レイバーネット国際部) 続き



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