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経済報復ではなく対話で解決を!〜8.27官邸前緊急行動に350人

動画(7分20秒)

 「戦争はやめて」のプラカードを手に官邸前行動に参加した大木晴子さん(写真下)の危機感は深かった。「あす何が起きてもおかしくない、戦争はある日突然起こる。そんなひどい状況に入った感覚がある。恐ろしい日常がこれから続くのでは。だからこそ今声を上げることが大事だと思う」と記者に語ってくれた。

 8月27日夜、官邸前では「ホワイト国」から韓国を除外する政令施行に抗議する行動が行われた。緊急の呼びかけにもかかわらず約350人が集まり「経済報復やめろ」「対話で解決を」と訴えた。韓国からは「安倍糾弾市民行動」のメンバーら3人が参加した。

 そのうちの一人キムさん(写真上)は、官邸に向けて「安倍首相はよく聞きなさい!」と声を張り上げて、過去の歴史への心からの謝罪がない安倍政権の姿勢を強く批判した。そして「今回来てわかったことは、政治家は嫌韓を煽っているが、日韓市民の連帯は固いことだ。一緒にたたかおう」と呼びかけた。

 官邸前行動には韓国MBC局が取材に来ていて、その日の夜のニュースに流れたという。しかし日本の大手メディアの姿はなかった。「ホワイト国」韓国除外に反対する声があることが、日本国内では報道されないのだろうか。

 この日夕方には衆院議員会館で、「希望連帯」が主催する「ソウル市長訪問報告とメディアのファクトチェック運動のスタート集会」が開かれた(写真上)。歪められる韓国報道をただす運動である「ファクトチェック」。この日はメディアで嫌韓を煽っている「元韓国大使・武藤正敏」についての事例報告もあった。「武藤氏は元三菱重工業の顧問でロビー活動をやってきた人物。このことがまったく隠されている。徴用工裁判の当事者が公正な外交評論家として韓国はけしからんと言っている。とんでもない話だ」と柴田武男さん(写真下)は痛烈に批判した。→柴田動画(5分)

 官邸前行動は「総がかり実行委員会」と「朝鮮独立100周年キャンペーン」の共催だった。9月以降もこの枠組みでさまざまな行動が予定されている。暴走する安倍政権とそれに追随する大手メディアという状況だが、日韓市民の連帯運動は確実に広がっている。(М)


Created by staff01. Last modified on 2019-08-28 10:08:51 Copyright: Default

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