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市民が野党に注文を出す場として〜群馬3区市民のためのタウンミーティング
11月26日、「群馬3区市民のためのタウンミーティング」が群馬県館林市文化会館で開催され、45名が参加した。衆院選小選挙区群馬3区で開催されるタウンミィーティングは、11月6日の太田市に続いて2回目である。今回も前回に引き続き野党から長谷川嘉一さん(民進党群馬県第3区総支部長)、渋沢哲男さん(日本共産党東毛地区委員会委員長)が参加した。集会は野党代表の発言からというより、参加者からの疑問、意見に野党代表がこたえるという形ですすめられた。このすすめかたについて主催者の大川久美子さん(ぐんま市民連合 へいわの風共同代表/写真下)は、「私たちがまず、『こういう社会にしてほしい、こういう政策を野党のみなさんにやってほしい』という、そこからスタートすべきだろうと思います」とその趣旨を述べた。(湯本雅典) 報告動画(4分37秒)

「日本最高!」〜愛国と奉仕にみちびくオリンピック・パラリンピック教育
東京都教育委員会は全公立学校に今年度から年間35時間の東京オリンピック・パラリンピック教育の実施を課し、公立・国立・私立の小学校4年生以上に「オリンピック・パラリンピック学習読本」(小学校編、中学校編、高校編)を、各学校にオリンピック・パラリンピック映像教材(DVD)を、公立小学校5年生以上の全児童・生徒に都独自英語教材「Welcome to Tokyo」を配布しました。アスリートを招くなどの企画ができるよう、各学校に30万円を、100校の重点校にはさらに20万円を上乗せして支給しています。さらに9月には4年生以上の児童・生徒に「オリンピック・パラリンピック学習ノート」を配布。2020年までこのノートを継続して使い、学習・体験したことや調べたことを書き込み、オリジナルノートを作ろうといいます。(根津公子) 続き

息をするように権利を主張してもいい〜映画『ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気』
ニュージャージー州でのこと、激しい路上での拳銃の打ち合いと逮捕。ローレルは敏腕の警察官である。同僚との仲もいい。情報の取得にも積極的だ。だが、女性であるために出世にブレーキがかかっている。ある日、管轄から離れた地で自動車整備工の若い女性ステイシーと出会い、愛が育まれる。愛する人と家と犬と庭があればいいと語り合い、中古住宅を一緒にリフォームして住み始める。と同時に州が施行したばかりのドメスティク・パートナーシップ制度(異性間、同性間に係わらず結婚に準じた関係に、結婚したものと同等の権利を与える制度。地域によって全く同等ではないところもある)にも登録する。ステイシーは、新しい地で就職もできる。順風満帆に見えた二人の間に忍び込んだのが、ローレルの末期がん宣告。そこからがこの映画の主題、性的少数者(LGBT)の生存権である。(笠原眞弓) 続き映画公式サイト

市民の力で候補者を変えた〜第3回全国市民意見交換会が開かれる
11月26日、第3回全国市民意見交換会が東京千代田区全日通霞が関ビルで開催された。交換会には、全国39都道府県から155名が参加した。今回の交換会は、参院選後初の全国規模の野党共闘の交流会である。集会は、参議院選挙とその後の新潟県知事選、衆院補選等の選挙総括と今後の衆院選を見据えた課題、方向性を議論する場となった。山口二郎さん(立憲デモクラシーの会)は、参院選以後の闘いの中で特に新潟県知事選をとりあげ、「民進支持層の9割を固めることができた。連合が自民候補支持の中でもこれだけの数字をあげられたことは、ほぼ連合の影響はなかったといえる」「その要因は脱原発という争点がしぼりこめたことだ」と分析した。その新潟県知事選をたたかった横山由美子さん(新潟に新しいリーダーを誕生させる会・共同代表)は、「米山候補も変わっていった。市民が候補者を変えることができた」と報告した。(湯本雅典) 報告動画/交歓会動画/山口二郎報告動画/横山由美子報告

非正規の公務員がストライキで立ち上がる!〜我慢できない差別待遇
「私たちは非正規の公務員です。不安定な雇用契約のために、不当な解雇が繰り返されています。私たちはそれを跳ね返すために今日ストライキで決起しました」。11月28日昼、そんな書き出しのチラシを配布しながら、都庁前で「公共一般労組」のストライキ集会が開催された。寒風のなか約70人が集まり、うたごえと怒りのトークが続いた。この日は、職業訓練校の民間委託に伴う不当解雇撤回闘争(中村祥子委員長のCAD争議)をメインに、各職場で抱えている雇い止め、残業未払い、賃金改善などの要求を掲げて集まった。「一生懸命働いても賃金が安く不安定で働きがいがない」。アピールでは、公務職場の半分を占める「非正規・非常勤」職員の待遇のひどい実態が次々に明らかにされた。連帯の挨拶で後藤道夫さんは「この国のすさまじい貧困の最大の原因は、労組の力が弱体化し資本が好き放題にやっていること。労組の力の再生から始めよう」と訴えた。(M) 写真速報動画(集会 10分52秒)動画(後藤道夫スピーチ 6分)

「崖から落とされた」ことが人らしく生きる契機に〜日立・朴鐘碩さんの職場挨拶
私は、46年前の1970年19歳の時、国籍を理由に就職差別した日立製作所を横浜地裁に訴えました。4年近い裁判闘争、国境を越えた国際連帯運動によって完全勝訴し、日立に入社しました。当時、在日朝鮮人への就職差別は、当たり前でした。この日立闘争は、大学の講義に利用され、皆さんの中に高校生の息子さんがいる方は、ご存知だと思いますが公立高校の教科書にも掲載されています。原発事故が起きた2011年11月定年退職しましたが、その後、嘱託として5年間勤務し裁判期間含めると46年になります。日立から採用を取り消され、私は「崖から落とされました」が、逆に、それが職場で人間らしく生きる契機となり、現在の自分が存在します。その意味で今日まで働くことができた日立製作所に心より感謝しています。(朴鐘碩 パク・チョンソク) 全文

韓国:パククネ退陣要求キャンドル〜歴代最大の全国190万 ソウル150万が結集
主催側は11月26日午後9時40分現在、ソウル市光化門の参加者数が150万人、地方では40万人で、全国合計190万人が集結したと明らかにしました。寒さも雪も風も、キャンドルを消せませんでした。国内50地域だけでなく、海外でも20か国で朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を要求するキャンドルが燃え上がりました。主催側は歴代最大の人波が殺到したと推測しました。主催側はまた今日は「不服従宣言の日」だと宣言しました。 しかし青瓦台への道は相変らず車壁に遮られています。市民は各地点で2時間近く車壁に遮られたまま、自由発言を進めています。 また、スローガンをあげて警察にデモ行進を認めるよう叫んでいます。通義洞でけでも2台の宣伝カーを配置して自由発言が行なわれており、 内資洞交差点にも宣伝カー1台が見えます。内資洞から清雲洞への通りでは、 市民と警察の対峙が続いています。ワーカーズ/チャムセサンは「青瓦台に行く道」という生中継放送を始めました。(チャムセサン報道) 続き「青瓦台に行く道」オーマイTV(生中継)NHK「警察発表」続く *写真=ソウル光化門のデモ

「女性たちは動物や大地の苦しみまで語った」〜アレクシエーヴィチさんとの対話集会
第二次世界大戦、独ソ戦の戦場は凄惨だった。死者は二千万人にのぼった。「“幸せって何か”と訊かれるんですか? 私はこう答えるの。殺された人ばっかり横たわっている中に生きている人が見つかること…」。ソ連軍に従軍した看護婦のことばだ。記録文学作品『戦争は女の顔をしていない』に収められている。その作者スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさん(68/写真)が来日し、11月25日東京大学(文京区)で対話集会が開かれた。アレクシエーヴィチさんは、原発事故の犠牲者の証言集『チェルノブイリの祈り』などでも有名。市井の名もない人々のことばに耳を傾け、文学作品にまとめ上げてきた。最新作は、ソ連崩壊後の庶民へのインタビューを集めた『セカンドハンドの時代』。昨年(2015年)のノーベル文学賞受賞者でもある。(佐々木有美) 報告東京新聞朝日新聞

身ぶるいする日「美しき人々の姿」〜11.25 反原発金曜行動レポート
11月25日金曜日、原発反対抗議行動の日。地下鉄の石段をのぼって出口に近づくと冷たい風が吹き込んで、思わず身ぶるいしてしまう。11月とは思えない寒さだ。それでも人々は首相官邸に向かって声を上げていた。『東京新聞』に毎日「平和の俳句」がのっているが、けさの一句「秋雨(あめ)のデモ抗(あらが)う人の美しき」を思い起こした。評者の金子兜太は「『抗う人』は批判し抵抗する人」と言い、いとうせいこうは「自己の利益を超えて抗う人」と述べている。<美しき>人々の姿が、そこにはあった。国会前では山添拓参議院議員が、「わたしたち市民の声が政治を動かし原発を止める。その日がかならずきます」と訴え、先週、福島の子どものいじめを訴えていた亀屋幸子さんは「どうしてもいいたいことがある。家賃が打ちきられるんです」と訴えていた。(木下昌明) 写真速報動画(10分)

大自然に包まれて生きた人々〜佐藤隆之監督『kapiwとapappo〜アイヌの姉妹の物語』
初めてアイヌの音楽を聴いたが、とてもよかった。佐藤隆之が5年かけた『kapiw(カピウ)とapappo(アパッポ)〜アイヌの姉妹の物語〜』というドキュメンタリー映画。カピウとは、アイヌの姉の絵美のニックネームでカモメの意味。アパッポは妹の富貴子の福寿箪の花の意昧。姉は東京の高尾に彫金家の夫と住み、歌手兼グラフィックデザイナー。妹は北海道・阿寒湖のコタンで夫とアイヌ料理店を営み、観光船でアイヌの語り部として歌や民話を披露している。2人にはそれぞれ3人の子どもがいて、時は、主に3・11の年の春から夏にかけて。姉の一家は、一時放射線の高い高尾から大阪に避難するものの、今度は夏休みを利用してコタンに帰郷する。そこで2人のライブが可能になる。映画はその姉妹の生活を追って高尾からコタン、大阪から高尾、そしてコタンへと飛びまわる。(木下昌明) 続き映画公式サイト

現場から見えてくる「1%のための東京五輪」〜レイバーネットTV放送
11月23日(水)のレイバーネットTVはオープンチャンネル企画で、「東京オリンピックおことわりTV・ウラ神宮さんぽ」を放送した。平井玄・五輪やめオの両氏をナビゲーターに、五輪に反対しているアツミマサズミ・いちむらみさこ・首藤久美子・小川てつオの各氏が出演した。開発工事がすすむ明治公園周辺の現地取材映像をまじえて、東京オリンピックがもたらす現実を伝えた。平井さん、アツミさんは「ブラタモリ」式で「ウラ神宮」からの散歩レポート。「デモのメッカ明治公園がつぶされ、利権の高層ビルがつくられる。くやしい。ここも辺野古と同じ大成建設だ」(平井)。金もうけの主役は大企業とゼネコン、そして利権政治家だ。「オリンピックの大義があれば金は使い放題」。この様子を見ていると「1%のための五輪」であることが、ひしひしと伝わってくる。そして明治公園の野宿者は次々と強制排除された。野宿者であるいちむらみさこさん、小川てつオさんは、恐怖の「追い出し」の実態を語った。(レイバーネットTVプロジェクト) 写真速報アーカイブ録画(87分)


JR不採用問題は終わっていない!〜「国会前アピールラン」55回で終了
2010年6月、国鉄労働者1047名の解雇問題は、国との間で和解した。しかし和解の際の、「国土交通大臣がJR各社への国労闘争団員の採用に努力する」という約束は守られず、JR各社への復帰は一人も叶わなかった。北見闘争団の中野勇人さん(当時49歳)は、これに抗議するため、国会を周回する約30キロの「アピールラン」を2012年5月から月1回始めた。仲間が集い、国鉄問題だけでなく、反原発・TPP・戦争法なども訴えてきた。当初100回を目標にしてきたが、一緒にたたかってきた佐久間忠夫氏の死去などもあり、ことし11月22日の55回目で終了することになった。この日は、講談師の神田香織さんや全労協の金澤壽議長もやってきた。中野さんは54歳になったが「来年は分割民営化30年。JR北海道の問題も噴出している。これからも四国をベースに運動をつづけていく」と元気いっぱいに語っていた。(M) 写真速報

よく似ている労働問題〜「11.18埼玉県共同行動」韓国記者レポート
日本の東京地域では毎年「埼玉県共同行動」が行われる。東京地域で発生する労働問題を一つに集め、解決を要求する実践行動だ。 韓国でいえば「共同闘争」の意味がある。11月18日に行われた共同行動は、△低賃金問題解決(生活賃金条例財政)、△非正規職問題解決(労働者派遣規制、改正労働契約法反対)、△長時間勤労拒否(労働時間短縮)、△脱原発(原発再稼働反対)、△貧富の格差解消(最低時給引き上げ、子供貧困対策)等を要求した。これとともに、韓国サンケンの使用者側と韓国の労働者の交渉開催の実現を共に要求した。共同行動団の要求からもかわるように、日本でも韓国と同じように 低賃金問題、非正規職問題、長時間勤労問題などを中心に闘争を続けていた。さらに政府が推進する労働政策も似ていた。(チョン・ヨンヒョン) 報告

JR北海道の「破産宣言」〜「羊羹の切り方間違った」ではすまない!
11月18日、経営に行き詰まったJR北海道が、全路線の営業キロの半分に当たる13区間について、同社単独での維持が困難であり、廃止か地元負担が必要になる、との内容を公表しました。事実上、JR北海道の「倒産宣言」と受け止めるべき、きわめて深刻な事態です。国鉄分割民営化を目前に控え、国鉄再建法に基づいて特定地方交通線の整理が行われた際にも、廃止路線の多くは北海道と九州に集中した。札幌都市圏を除いて人口密集地域がほとんどない北海道は、このときにも多くのローカル線を失ったが、旧産炭地の路線や盲腸線が中心だった。今回の13区間には、根室線帯広〜釧路〜根室間、釧網線東釧路〜網走間など、主要都市間輸送を担う基幹路線のほとんどが含まれており、営業キロで見てもJR北海道全体の半分に相当する。もしこのすべてが廃止や地元負担となった場合、地元の社会経済に与える打撃は壊滅的なものになるであろう。(黒鉄好@安全問題研究会) 全文動画公開「切りすてニッポン」 *写真=12月4日で廃止になる留萌線 

水は人権!〜「どうなってるの? 日本の水」キックオフ集会開かれる
2013年麻生副総理は、アメリカの講演で「日本の水はすべて民営化する」と語った。いま大阪市議会では、「水道民営化」の議論が進んでいる。こうした中、11月20日明治大学で「どうなってるの? 日本の水」キックオフ集会が開催され、約100名が集まった。講師は橋本淳司(水ジャーナリスト)、奈須りえ(太田区議)、内田聖子(PARC)の3氏で、水道水の基本の話・自治体の動き・世界の民営化など多角的に討論された。内田さんは、民営化によって水道料金が5倍に上がり、貧困層に打撃を与えたフィリピンやインドネシアの実例を紹介した。「水は人権。電気はなくても生きられるが水がないと死んでしまう。だから水道は公営を基本にすべき。しかし公営ならうまくいくわけではない。どうやったらうまく機能させるかが大事」と強調した。また、安全な飲料水を利用できない人は世界に7億4800万人もいるという。主催は「みんなで水ひろば」で、今後、講演会やイベントなどを行っていく。(M) 写真速報

青瓦台を取り囲む70万のキャンドル〜「朴槿恵は退陣しろ」声の限り叫ぶ
ソウル70万、地域35万人、全国で100万人以上がまた「朴槿恵退陣」のキャンドルを持った。11月19日、ソウル市光化門広場に集まった市民は、午後8時半に 「朴槿恵退陣4次汎国民行動」集会の後に青瓦台を包囲する行進を始めた。70万のキャンドルは、栗谷路と社稷路の約2kmの道路を埋め尽くした。市民は青瓦台方向に向かって「君たちは孤立している」、「朴槿恵は退陣しろ」と声を限りに叫んだ。デモ隊は二つにわかれてデモ行進をして青瓦台を取り巻いた。光化門から徳寿宮、慶喜宮を通り、社稷路に集結するコース、光化門から仁寺洞、曹渓寺を通り、栗谷路に到着するコース。9時頃に光化門の前を埋めた市民はキャンドルを持って「朴槿恵を拘束しろ」と叫んだ。(チャムセサン報道) 記事1記事2警察頼みのNHK花のステッカー

政府検討案はダメ!ホンモノの奨学金を〜学生たちが国会前で声あげる
11月18日金曜日、反原発抗議行動の日、官邸前から国会前に到着すると、道路の反対側のエリアで何か大きなコールが鳴り響いていた。行ってみると「学費を下げろ」「NO DEBT」「ホンモノの奨学金を」のプラカードの文字が目に入った。学生たちが声を上げたのだ。しかし、彼らは昨年みかけたシールズのメンバーでも今年みかけたティーンズソウルのメンバーでもなく、初めてみる顔ぶれだった。が、彼らのコールはあのシールズの牛山さんが編み出したラップ調のひざを屈伸させてのコールである。コールの言葉は「学ぶ権利に利子をつけるな」「ローンにならない奨学金を」「ぼくらは自由に学びたいんだ」「奨学金は借金ではない」等々と。スピーチも奨学金に苦しみ、アルバイトに明けくれる学生たちの苦境を訴えていた。(木下昌明) 写真速報動画(学生の訴え14分)動画(亀屋幸子さんイジメ問題)

共闘の成果をさらにひろげるために〜オール埼玉総行動第26回実行委員会
11月17日、「オール埼玉総行動第26回実行委員会」がさいたま市浦和区で開かれた。オール埼玉実行委員会は、この1年間で4回の1万人規模の安保法制反対集会を開催した。このとりくみは、埼玉県弁護士会、連合埼玉、埼玉労連の3団体の後援をはじめ、民進、共産、社民、自由の4野党の参加、多くの市民団体の結集を生んだ。「オール埼玉総行動実行委員会」は、現在県内の地域の共同組織とその連絡会づくりをめざし取り組みを開始している。実行委員会では、その取組みが紹介された。小出重義オール埼玉総行動実行委員長は、自ら参加した地域連絡会相談会の感想を述べた。(湯本雅典) 報告動画(5分)

勝利するまで帰らない!〜「韓国サンケン労組を支援する会」結成される
35名の整理解雇とたたかう韓国サンケン労組は、遠征団を日本に送り込んで日本本社への要請行動を始めている。かれらの決意は半端ではない。見事な剃髪がそれを表している。「勝利するまで帰ってくるな」と現地から派遣されたという。11月17日夜、東京・文京区民センターに140人が集まり「韓国サンケン労組を支援する会」が結成された。韓国からは解雇された当該と関係者、計16人が参加した。会場には「解雇は殺人だ!」の横断幕が掲げられている。会の事務局長に選ばれた鳥井一平氏は「帰ってくるなと言われて来ている。放っておくわけにいかないでしょう。遠征団を日本の仲間でしっかり支えていこう。みなさんいいですか?」と呼びかけると、「そうだ!」と会場から歓声が上がった。国境をこえて働くものの心がひとつになった。(M) 写真速報参加感想(小番伊佐夫)動画(8分半)動画(パククネ退陣運動の背景 50分) *壇上にたつ韓国サンケン労組

「戦前と同じことを繰り返すのか」〜PKO新任務付与の閣議決定糾弾!官邸前に350人
11月15日、首相官邸前にたくさんの方が集まっています。PKO新任務付与などの閣議決定断固糾弾。守り続けてきた戦後の平和憲法をいま、変えようとしている。大きな岐路。「やはり憲法違反としか言えない」憲法学者。「南スーダンで必要なのは平和貢献。自衛隊員の命を捨て石にするのか」ジャーナリスト。「戦前と同じことを繰り返すのか。私たちは日本が戦争することまであなたに委ねていない」宗教者。「肉親を戦争で奪われた痛みは70年たっても癒えない。若者をまた海外に送りたくない」平和遺族会。(「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」FBより) 記事朝日新聞

戦争法に基づく南スーダン派兵反対!〜11.12 高崎前大宣伝行動に500人
11月12日、JR高崎駅前で「アベ政治を許さない!高崎駅大宣伝行動」が取り組まれ500人が集まった。行動には、民進党(宮崎岳志衆議院議員)、社民党(小林人志県連合代表)、日本共産党(伊藤祐司群馬県議会議員)から代表が参加した。ゲストスピーカーは、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会共同代表の高田健さん(写真)。高田さんは新安保法制(戦争法)に基づく南スーダンへの自衛隊派遣が、いかに危険か、なんとしても止めなければならないと強く語った。そして、ある自衛隊員の母親が、集会で訴えたアピール文を紹介した。母親は、「戦争法反対」と書かれたエプロンを着て街頭に立った。高田さんは、その母親が息子にあてた手紙を紹介した。(湯本雅典) 報告動画(4分半)動画(高田スピーチ 15分)

韓国:パククネの退陣求めて100万人がデモ〜87年民主化闘争以来最大
パククネ大統領の退陣を求める大デモが11月12日、ソウルの中心部で行われ100万人に膨れ上がった。韓国民衆の怒りは沸点に達し「パク政権打倒・市民革命」の様相を呈してきた。日本からも多数参加しており、園良太氏はツイキャス中継で現地の様子を伝えた。以下は園氏のツイッター。「ソウル中心部が全てデモ参加者になってる! 街全体が仲間! 交通全部封鎖! すごいすごい!! 大統領府前も人で完全封鎖。官邸前8車線を一キロに渡り全て人がうめつくしてます。学生達が本気で大統領府に突入するところを現地テレビが中継。学生達は機動隊の盾を押し返し大統領府に突入しようとしてます」。以下は、レイバーネット国際部の安田幸弘氏のコメント。「12日のソウルのデモが打ち立てた3つの“記録”。1. 光化門の前の8車線すべて開放したことはこれまでなかった。2. これまでは世宗大王銅像までしか進めなかったが、今回は初めて銅像を越えて安国ロータリーまでデモ隊で埋まった。3. 集まった人数は100万を超えた。フランシスコ法王来韓時に集まった人数は100万だったと言われるが、当時の写真と比較すると明らかに法王来韓時より多い」。なお韓国の独立メディア「チャムセサン」が写真入りで詳しく報道している。記事1記事2(民衆決起始まる)記事3(87年以来最大規模)記事4(100万の叫び)記事5(1万が警察と対峙)園良太氏ツイッター田中龍作ジャーナルオーマイTV(生中継)TBSニュースNHKは信用できないハンギョレ新聞参加報告(園) *写真は「チャムセサン」から

あなたのことを忘れない〜新田進さん「集団的自衛権への焼身抗議」2周年
2014年7月1日の集団的自衛権行使容認の閣議決定に抗議し、直前の6月29日に新宿南口で「焼身自殺未遂」があった。その後、11月11日には新田進さんが、閣議決定取り消しと辺野古新基地建設中止を求めて日比谷公園で「焼身自殺」した。それから丸2年経った。11月11日午後7時、ちょうど決行の時刻にあわせて「メモリアルキャンドル」をする人たちがいた。集まったのは私を含めて合計8人だった。呼びかけたのは、長岩均さん(65歳)。「目黒でかれがつくった辺野古の映画を見に行って、話したことはあったが、ほとんど知らない関係だった。私は70年安保の全共闘世代で新田さんは2つ上だと思う。新宿の人も含めて彼らにシンパシーとリスペクトを持つべきだ。命ある限り、私は毎年11月11日にここに来て彼の遺志をしっかり受け止めたい」と語ってくれた。(松原明) 続き *写真=現場でメモリアルキャンドル

インドに原発を売るな!〜11.11「再稼働反対」金曜行動レポート
11月11日反原発抗議行動の日、冷たい雨がふって寒い冬を迎えつつあるこの日、国会前にはいつもの数倍にもなるたくさんの市民が集まった。外国人の姿も目についた。前日、TPP協定に反対のトランプが米大統領に当選したというのに「決めたことだから」と、ろくに議論もせずに強行採択した。11日は、日本とインドの原子力協定に安倍首相とモディブ首相が官邸で署名し、原発輸出を可能にした。いまや安倍政権によって、日本は180度転換させられようとしている。議会のない議会ーー独裁政治へとまっしぐらの感がある。これに対抗して国会前では、社民・自由・民進・共産各党などの議員たちも駆けつけ、来たる衆院選では、腰の定まらない民進党を叱咤・激励しつつ何としてでも「野党共闘」の一本化をはかろうと宣誓し、スピーチ台に並んで手をにぎり合った。(木下昌明) 写真速報動画(10分30秒) *写真=コールするミサオ・レッドウルフさん

来年3月住宅追い出し!救済措置はないのか?〜4団体が政府・福島県と交渉
11月8日、福島第一原発事故による避難者(4団体)は、政府および福島県と災害救助法に基づく応急仮設住宅・みなし仮設住宅の無償供与継続と東京電力原子力災害被災者救済のための住宅保障を求めて参議院議員会館で交渉を行った。「4団体」は、上記の要望について3項目の要望、20の質問を事前に政府に送り、今回の交渉にのぞんだ。交渉には、北海道、関西など全国に避難している被災者が参加した。政府、各関係省が用意してきた「回答」は、これまでどおりのものであった。例えば「除染をしても放射性物質は取り除けず、線量が下がらない」ことに対して、環境省の担当者の「中間貯蔵施設への搬出等今後も努力をしていきたい」という答えというふうに。(湯本雅典) 報告動画(5分17秒)交渉全記録(2時間35分) *写真=「避難の権利」を求める全国避難者の会の宍戸俊則さん

文化でとめよう!アベ暴走〜あなたがつくる「レイバーフェスタ2016」
今年のレイバーフェスタは12月17日(土)田町交通ビル6Fホールで開催する。題して「文化でとめよう!アベ暴走」。新作ドキュメンタリー、川柳、講談、音楽、3分ビデオなど、さまざまなジャンルの新しい表現活動が上演される。『オキュパイ・シャンティ〜インドカレー店物語』『選挙が生まれる〜長野と群馬の挑戦』は本邦初公開だ。原発再稼働、南スーダン自衛隊派遣、沖縄高江の弾圧、脱原発テント撤去、TPP推進、マヤカシ「働き方改革」など、アベ暴走はいっこうにとまらない。このままいったら大変だ。生活も命も奪われる。でも、新潟では「野党と市民のチカラ」で大逆転。脱原発知事が勝った。まだまだこれからだ。もっと工夫して広げよう。私たちには声がある。私たちには文化がある。「戦争・差別・貧困」社会にしないために、さあ、あなたもレイバーフェスタへ。チラシ配布など協力いただける方、ご一報ください。また「川柳・3分ビデオ」の公募も開始しました。(フェスタ事務局) 詳細メール予約

「死の島」パラオ・ペリリュー島〜映画『追憶』が伝える戦争のはらわた
太平洋戦争の折、ガダルカナル、サイパン、アッツ島などで、米軍との激戦で日本軍が壊滅したと知らされてきた。それがパラオ諸島に浮かぶペリリュー島という小さな島で戦没者の慰霊の旅をする天皇、皇后の『サンデー毎日』巻頭グラビア(2015年4月26日号)をみて、こんな所にも戦争があったのかと漠然と思ったことがある。その戦闘の凄まじさを、小栗謙一監督の映画『追憶』で知った。小栗には『日本鬼子(リーベンクイズ)』(01年/製作・撮影)や『ビリーブ』(06年/監督)などのドキュメンタリーの傑作がある。その彼がこの映画で「戦場は、人が人を殺す場所でしかない」と語っているが、まさにその通りだ。日本軍の島での戦傷者数1万468人のうち戦死者は実に1万22人。米軍は8844人で戦死者は1684人。日本と比べて死者が少なかったのは次々とタンカーで運ばれて応急処置ができたからだ。(木下昌明) 続き映画公式サイト

「驚いた、ショックだ」と言うのはやめよう〜マイケル・ムーアがコメント
「驚いた、ショックだ」と言うのはやめないか。そんなことを言うのは、君が泡の中に生きていて、まわりの人たちのことやその人たちの絶望に見て見ぬふりをしていたことを告白しているだけだ。早くからトランプ候補の勝利の可能性を指摘し、警鐘を鳴らしてきたマイケル・ムーア監督のコメントです。アメリカ・リベラリズムの立場からのコメントなので、若干違和感のある箇所もありますが、分析としては的確です。少し「超訳」気味ですが、マイケル・ムーアの苛立ちと希望が簡潔に伝わるコメントだと思います。……マイケル・ムーア監督:今するべき5つのこと「1. 民主党を接収して、人々の手に返すんだ。これだけわれわれを裏切ってきたんだから。」(喜多幡佳秀) 続きヒューマンライツウォッチサンダースの声明渡部通信

レイバーネットTV第110号:特集「行っちゃだめ!南スーダン〜元自衛官は訴える」
戦争法の発動が現実のものとなってきた。安倍政権は、南スーダンにPKO派遣している陸上自衛隊に「駆けつけ警護」「共同防衛」の新たな任務を付与する。15日にも閣議決定し、その最初の部隊「陸自第5普通科連隊」が、11月20日に青森空港から南スーダンに向けて出発しようとしている。首都ジュバの戦闘が激化する中、11月2日にケニアはPKO撤退を決めたばかりだが、日本は「行け行けドンドン」である。南スーダンはいまどうなっているのか。自衛隊は「新任務」で「殺し殺される」世界に突入してしまうのか。一人ひとりの自衛官の思いはどうなのか? 私たちに何ができるのか? 現場を知る元自衛官、井筒高雄さん(元陸自レンジャー部隊)、泥憲和さん(元陸自防空ミサイル部隊)が大いに語りました。アーカイブ録画をご覧ください。 番宣アーカイブ録画(69分)写真報告抗議行動情報

今年の多田謡子反権力人権賞決まる!〜死刑廃止・反原発・沖縄の3団体個人
第28回多田謡子反権力人権賞受賞者が決定した。「東京拘置所のそばで死刑について考える会(死刑廃止運動)」「篠原弘典さん (反原発の闘い)」「沖縄平和市民連絡会 (反基地・平和のための闘い)」の3団体個人だ。選考理由を紹介する。……東京拘置所のそばで死刑について考える会(そばの会)は、1996年末の死刑執行を受けて、「本当にこれ以上執行させたくない、そのために私たちに何ができるだろうか、と話し合う中から」発足した団体です。毎月1回、東京拘置所のそば、綾瀬駅前で「死刑について考えてみませんか?」というビラを配ってきました(写真)。日本弁護士連合会は、今年、福井の人権大会で、「死刑廃止」の推進を決議しました。「そばの会」の20年に及ぶ活動に敬意を表し、多田謡子反権力人権賞を贈ります。 詳細

群馬3区市民のためのタウンミーティング〜野党共闘の成果を次へ!
11月6日、「群馬3区市民のためのタウンミィーテイング」が開催され、会場の群馬県太田市勤労会館の会議室には80名が参加、当初予定していた資料が足りなくなるほどの盛況だった。群馬県では、先の参院選では敗れたものの野党共闘が結成され選挙がたたかわれた。野党共闘をけん引した「へいわの風」としては選挙後初の集会、市民と野党との対話集会という取り組みも初めての試みだ。そして衆議院選挙群馬3区での集会ということで、衆議院選挙も見据えての取り組みとなる。集会には、民進党、共産党から地区の代表が、参加した。集会は、政党がリードするのではなく、会場からの意見に野党がこたえるという形ですすめられた。(湯本雅典) 報告動画(6分)

多摩で「ダキシメルオモイ」展〜切捨ての中どう生きるか「原発避難者」語り合う
11月4日から7日まで、「ダキシメルオモイ」展が東京都多摩市永山公民館ギャラリーで開催された。この展示会は、画家の小林憲明さんが震災以降、被災地の親子を含む全国の親子に出会い、「抱きしめる」姿を描き伝えるもので、これまでフランス5都市、新潟、京都、石川、東京等で開催されてきた。会期中、5日と6日には首都圏に避難してきている自主避難者の方々をかこんで、ギャラリートークが開催された。政府は、来年3月、原発避難者への住宅提供を打ち切る方針だ。全国で避難者をはじめとする打ち切り反対の声があがる中、延期の方向をとる自治体も出始めている。しかし政府の方針は変わっていない。避難者は、今がけっぷちにいる。ギャラリートークでは、困難な今をどう生き抜き何を感じて来たのか、避難者自らが語った。(湯本雅典) 報告動画(4分40秒)

こんなに違っていいのか〜郵政「非正規差別なくせ」裁判交流集会
非正規差別の是正を求めてたたかっている「郵政ユニオン」が、11月6日、東京・文京区民センターで「労働契約法20条裁判の勝利をめざす交流集会」を開いた。郵政の職場は、非正規の期間雇用社員がいまや約半分(19万人)を占めている。同じ仕事でも処遇は正社員より劣悪で、賃金だけでなく正社員にはある有給の病気休暇や夏期・冬期休暇は、期間雇用社員にはない。その是正を求めた「労働契約法20条」裁判が、いま山場を迎えている。集会の第一部では、棗一郎氏ら担当弁護士が報告し「長澤運輸控訴審敗訴の逆風もあるが跳ね返していこう」と檄を飛ばした。当該の原告たちは元気いっぱいで、差別の実態を「正社員と非正規の会話」という形の寸劇で訴えた。あまりの待遇の違いに笑いを誘ったが、観ているうちに「同じ仕事なのにこんなに違っていいのか」とふつふつと怒りがわいてきた。(M) 報告動画(寸劇 9分) *写真=裁判の原告たち

韓国:朴槿恵は謝罪ではなく退陣しろ!〜20万を超えたソウルキャンドル行動
「われわれは革命をしなければならない。私たちの人生と制度、意識、全てを革命しなければならない。朴槿恵(パク・クネ)大統領が皆さんの前にひざまずくように、行進を止めてはならない」。キム・ヨンオク教授は11月5日午後8時半、「朴槿恵退陣2次汎国民行動」の舞台で20万キャンドルの前でこのように話した。この日市民は、午後6時からキャンドルデモ行進を始めた。終わりが見えない隊列になった。集会の参加者は「朴槿恵は退陣しろ」のスローガンに合わせ、一歩ずつ足を進めた。デモ行進は世宗路交差点から鍾路1街、乙支路入口駅を通り、午後7時30分頃にまた光化門広場に戻った。彼らは午後7時30分から始まる集会の2部に合流した。5万人で始まった朴槿恵退陣キャンドルは、午後9時現在、20万人を越えた。ソウルをはじめ全国で30万人がキャンドルを持った。(チャムセサン報道) 記事1記事2記事3ライブ映像(オーマイTV)

アベを政府から"離せばわかる"〜第四回「芸人9条の会」開かれる
11月4日、東京・御茶ノ水の連合会館大会議室で「第四回芸人9条の会」が開かれ、180人が参加して、5人が持ち前の芸を堪能した。芸人9条の会は落語家の古今亭菊千代さんが呼びかけて物言う芸人たちが参集、すでに関東で2回、関西で1回行われてきた。カンカラ演歌師の岡大介はストトン節などに現代風刺の歌詞を載せて会場を盛り上げた。「政治汚職は富山の薬じゃ治らない〜」。スタンドアップ・コメディアンの松元ヒロは、切れきれのトークを連発。「連合会館でやっているけれども、中途半端な連合は反省しろ!」と檄を飛ばす。そして、安倍晋三が首相を辞めたとき、国民は「安倍政権はひどかった」と気がつく。「アベを政権から離せばわかる」と会場全体で唱和させた。(ジョニーH) 報告

元東芝労働者も太鼓で毎回参加〜反原発金曜行動レポート
11月4日金曜日の反原発抗議行動。この日の午後、TPPの特別委員会で強行採決された。安倍政権は市民の反対を黙殺して、数の力でなりふりかまわず次々と採決強行しつづけている。TPPに反対する抗議の声が官邸前にもきこえてきた。いつも太鼓を叩いている人に話しかけてみた。かれは川崎からきていて、ここで叩くために特別につくった太鼓という。「原発の東芝で12年間労働争議してきた」とも。希望のエリアでは、川内の反原発テントに東京から4か月泊まりこんでいた人が、三反園知事が苦労しているということで緊急署名のおねがいにきた、と訴えた。話をきくと、もう20か月も通っているのだという。テントひろばは1882日め。今夜は経産省前の正面玄関に陣どってイスをならべて座り込んでいた。みんな寒いなかでもがんばっている。(木下昌明) 報告動画(6分半)

グローバル資本の奴隷国家はゴメン!〜TPP強行採決に抗議の声
11月4日午後4時すぎ、TPP国会承認議案が衆院特別委で強行採決された。「こんな異常なやり方はない。ふざけるな」。国会前で抗議する路上から怒りの声が上がった。まともな審議時間もとらず、アメリカ大統領選前に強引に上げてしまおうとする「アベ暴走劇」だった。この日、秋田から急遽上京した農民がマイクを握った。「いま農家は途方にくれている。米の価格が下がりこのままでは米作りができなくなる。日本の農山村はどうなるのか!」と悲痛な叫びだった。遺伝子組み換え食品・医薬品・雇用などあらゆる問題でグローバル資本がルールを決めるTPP。問題は多岐にわたるが、ある女性は「中でも一番の問題は主権が奪われてしまうこと。企業が国を訴えることができるISDS条項で、奴隷国家にされてしまう」と強く訴えていた。(M) 写真速報動画(3分半)

TPP採決の強行許すな!山本農水大臣は辞めよ!〜11.4 座り込み大抗議行動へ
11月4日午後、TPP特別委員会が委員長職権で開かれ、採決が強行される危険があります。また、場合によっては本会議での採決強行も警戒しなければなりません。関係閣僚の暴言の責任も問わず、情報開示も不十分、審議で出された疑問にも答えない、こんな状況で採決など絶対に許されません。世論調査でも、3分の2の人たちが「慎重審議」を求めています。政府に、国会に、私たちの声を届けましょう! 11月4日(金)12時から、衆議院第2議員会館前で座り込み・大抗議行動。特別委員会、本会議への抗議・傍聴活動を展開します!(TPPを批准させない!全国共同行動) 詳細

改憲の動きに強い切迫感〜「憲法公布70年 秋の憲法集会」に400人
11月3日、東京・在日本韓国YMCAホールで、「憲法公布70年 秋の憲法集会」が開催された。午後2時の開会を待たず参加者が続々と集まり、主催者は開場時間を繰り上げた。プレ企画として、お面をつけた3人による街中芝居「どうなるの?日本国憲法」が披露された(写真)。「日本人の手による憲法を」などと改憲論者は喧伝するが、素朴な問いかけ式の寸劇で、護憲の立場をわかりやすく明確に打ち出すパフォーマンスである。まず高田健さんが主催者あいさつをした。毎年5月3日には大集会が開かれるが、公布日の11月3日は、これまで注目されてこなかった。しかし今日は大新聞がこぞって社説で憲法に触れている。右派による「明治の日復活」の動きもある。「安倍政権は世論をうかがいながら、しかし究極の目的は9条を変えること」。「安倍政権を打倒する運動を作り、自衛隊を南スーダンから引き揚げさせよう」と高田さんは訴えた。(Y) 報告

台湾に対する信頼と平和への願い〜新作映画レポート『湾生回家』
東京・新橋で開催されたドキュメンタリー映画『湾生回家』監督ホァン・ミンチェン(黄銘正)の試写会で、出演者の湾生の二人、竹中信子さんと清水一也さんのトークイベントがあった。「湾生」とは、戦前の台湾で生まれ育った約20万人の日本人のことを指す。下関条約締結で1895年〜1945年までの50年間、台湾は日本に統治され、日本から、公務員や企業の駐在員が、また農業従事者も移民として海を渡った。ところが、敗戦後、中華民国政府の方針で、ほとんどが日本本土に強制送還させられた。引揚者が持ち出しを許されたのは、一人あたり現金1,000円(当時)とわずかな食糧、リュックサック2つ分の必需品だけだった。残された時間の中で「湾生」たちが語る言葉の端々から、台湾に対する信頼と絆、愛、希望、そして平和への願いが伝わってくる。そして、何より、「湾生」たちに対する、台湾の人たちの温かい目線と差別意識の全くない友好的に交流する姿に感動する。(ジョニーH) 全文映画公式HP


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