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石垣島自衛隊ミサイル基地〜防衛省による設計変更・ゲート新設に抗議
石垣島陸上自衛隊ミサイル基地建 設は、大幅に遅れをきたしていると報道されながら(10月25日八重山毎日新聞)、私が前回取材した6月から比べると建設現場の様相は一変していた。基地建設現場は周辺の農地からは一望で きるほど広がっており、その音量がすごかった。スマートホンの計測器は、平均71.6デシベル(幹線道路、電車内に相当)を記録した。市民が情報公開請求した資料によると、当初の計画にはなか ったゲートが記されていた。その場所は、小学生が登下校で通る道路を一つ隔てた集落の真ん前にある。さすがの石垣市長もこの件については、遺憾表明を行った。10月27日、市長が遺憾表明 を行った以降事態はどうなっているのかについての説明会の開催を求めて「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」の共同代表らが市石垣長に直接要請をもとめたところ、市長は市民の前 に顔を出さなかった。(湯本雅典) 続き動画(6分)

自死に追いやられた仲間のことを忘れない!〜民営化の旗を振った中曽根康弘氏の国営の葬 式
昨年11月に中曽根康弘氏が死ん だとき、朝日新聞の記者から取材を受けた。編集委員のTさんという女性が、わざわざ東京から京都の片田舎まで会いに来てくれたのは、その前年に私が、国鉄分割・民営化のときに車掌の仕事 から排除され、本来の仕事から排除されたまま、56歳で死ぬまで30年間働き続けた後輩のことを書いた「品川駅の花壇」という文章を読んでくれていたからだった。その時、彼女は「中曽根康弘氏 が亡くなりましたが、どのような感慨をお持ちですか」と私に聞いた。中曽根氏が101歳で大往生を遂げたことは大きく報道されており、もちろん私は新聞記事も読んでいたが、実のところ私には、 ああ、中曽根氏もついに死んだかという淡い思いは浮かんだけれど、それ以上に大きな感情は湧いていなかった。だから私はT記者から「どのような感慨をおもちですか」と聞かれて少し困ってしま った。(久下格・元国鉄労働組合員) 続き11.23『人らしく生きよう−国労冬物語』上映会

梨の木ピースアカデミーの新たな挑戦〜『PAFLEX』(パーフレックス)が11/1にオープン
11月1日、梨の木ピースアカデミ ーの全講座をアーカイブズして、NETFLIX(ネットフリックス)のように動画配信する『PAFLEX』(パーフレックス)をオープンします。地域や国境を越えて、市民コンテンツを共有する新しい挑戦で す。このイベントをきっかけに、日本と韓国市民メディア運動の連係も考えています。またコロナ禍の時代、新しい市民メディア運動の様子が全国に広がり、各地域でも新しい挑戦をしていくことを願 っています。金明準(キム・ミョンジュン)さんは、MEDIACT元代表で日本のメディア運動家にも知られており、久しぶりの日本への講演会となります。コロナ禍のいま、市民社会はニューメディアを活 用して、なにを目指していくべきでしょうか。韓国市民メディア運動のリーダーの金さんにお話を伺い、日韓、そして東アジア市民メディア運動の現状と展望について考えたいと思います。(イヨンチ ェ) 続き

裁判所も「技能実習生制度」に警告発す!〜ベトナム人除染労働事件で和解
「話がちがう、しかも危険な仕事」。2015年、鉄筋施 工・型枠施工の技術修得の目的で福島県にやってきたベトナム人技能実習生に待っていたのは、まったく関係のない「除染作業」だった。安全教育もなく被ばく労働を強いられた。この20代・30代 の若者たち3人は、疑問をもち全統一労組に駆け込んだ。そして組合に入り、2019年9月に除染作業慰謝料(総額1247万円)を求めて、建設会社(日和田)を相手に、福島地裁に裁判を起こし た。本人たちは帰国したが、弁護団・支援者が裁判を支え、2020年10月23日に和解が成立した。29日、その発表記者会見が厚労省で行われた。和解内容は「会社は原告らに合計171万円を 払え」というものだが、裁判所は和解案文書にはっきり「除染作業は技能実習制度の趣旨目的に沿わないものであり、技能実習制度は制度の趣旨に沿って運用されなければならない」と明示した。 (M) 続き動画(6分13秒)

多田謡子反権力人権賞:宮城秋乃さん、青木惠子さん、北村小夜さんに決まる
夭折した多田謡子弁護士の遺産 をもとに、友人たちで運営している多田謡子反権力人権基金は、第32回の受賞者を決定し12月19日に受賞発表会を行います。2020年10月下旬の運営委員会において、19団体・個人の推薦候 補者の中から下記の方々が第32回受賞者に決定されました。受賞者の方々には12月19日(土)の受賞発表会で講演していただき、多田謡子の著作「私の敵が見えてきた」ならびに賞金20万円が 贈呈されます。なお、受賞者選考理由は別紙をご参照ください。受賞者は、宮城秋乃さん(沖縄北部訓練場での軍事廃棄物撤去闘争)、青木惠子さん(冤罪との闘い、冤罪被害者支援の闘い)、北 村小夜さん(天皇制・戦争との闘い、障害児・者の人権のための闘い)の三人でした。(久下格) 続き *写真=「あるくラ ジオ」出演中の北村小夜さん(2020年2月)

菅政権に物申す!〜10.26 臨時国会開会日行動に400人
10月26日12時、臨時国会開会日行動が、衆議院第2議員会 館前で開かれた。「いのちをまもれ!敵基地攻撃能力保有反対!学術会議の任命拒否撤回!改憲反対!共謀罪廃止!総選挙勝利」のスローガンのもと400人が集まった。主催者挨拶で岸本共同代 表はこう語った。「この緊急時に、4ヶ月間の国会を開かなかったことに、自公政権は猛省すべき! 10月を終えようとしている時、休業支援金が3%しか行きわたらない。臨時国会で共闘の力を結集 して、総選挙で勝利しましょう」。また伊波洋一議員(沖縄の風)は、「安倍政権から菅政権に移り、ますます安保法を変質させている。アメリカの言うままに日米軍事訓練を進めている。戦争がいつ 起きて不思議でない状況がつくられている。私たちは平和を目指しましょう。皆さんと共闘して必ず勝利をしましょう」と訴えた。(宮川敏一) 続き全動画(川島)

レイバーネットTV第153号 詳細報告 : 非正規労働者の闘いは終わらない!
10月21日の放送の特集は、「非正規差別をなくす ために〜労契法20条 最高裁判決を受けて」。レイバーネットのTVらしく労働問題オンパレードの内容だった。しかもいよいよこの日本、本当に司法を信じていいの? 検察はヤクザまがいでは? と日 本の労働裁判の現状をあぶりだしていった。戦後の復興の中で獲得していった労働者の権利が、ガラガラと崩れた判決を見せつけられた。しかし、そんなことを言ってはいられない。「労働者はた たかれればたたかれるほど強くなる」を信じて、労働者よ立ち上がれ!そして団結せよ!と、古いけれど色あせない言葉がよみがえってきたのだった。/郡覯茵嶌7遒琉賈隋廖今回は新しく発足した 「レイバーネット写真部」から「名・珍写真」の紹介。1、「アベ去りし街角」レイバーネットに依頼された官邸前アクションの写真。警察官の警備という名の“通せんぼ”は、アベの去る前と同じ。撮影は Tomotaroさん。(笠原眞弓) 続きアーカイブ録画(86分)北穂さゆりの出演後記

ベラルーシ、生き延びてね!〜不正な大統領選に抗議して都内でデモ行進
10月24日午前11時から、東京・日比谷にお いて、「ベラルーシ国民権利要求デモ」が実施されました。訴えた要求は、「ルカシェンコの辞任」「公正な再選挙を」「政治犯の釈放」「警察暴力の完全停止」などです。主催は在日ベラルーシ人の グループで、8月6日から続く、第6回目のアクションです。ベラルーシでは8月9日投票の大統領選挙の直前から、政府による対立候補者への弾圧・拘束などで、もう2カ月以上も抗議運動が続い ています。日本には約350人のベラルーシ人がいますが、そうした本国の情勢で参加者が徐々に増え、今回はNHKも取材に来ました。この日結集したのは、在日ベラルーシ人ら約30名で、本国と 同様、大半は女性でした。子どもたちや日本人家族も参加しています。ベラルーシの「白‐赤‐白」旗と、日本の「太陽・富士山・桜の枝」とを組み合わせた旗を作り、在日ベラルーシ人の主張を、世 界にむかって示しました。ベラルーシ、生き延びてね!(情報提供 : 佐藤和之) 報告動 画(何が起きているのか 7分)

ユナイテッド闘争団の銀座デモに400人〜控訴審も大詰めに
不当解雇とたたかうユナイテッド闘争団の銀座デモが10月23 日の夜に行われた。先の19日には東京高裁で第3回口頭弁論が開かれ、次回弁論(1月29日)で吉良紀子さんの陳述が決まった。銀座デモは、雨も上がる18時になると、会場の「築地川銀座公 園」には400人を超える支援者がつめかけた。「仕事を奪うな!私たちを空に戻せ!!」のスローガンで18時30分に開会した。連帯挨拶と当事者(千田正信さん、吉良紀子さん)の決意が述べられ た。■千田正博さん「多くの皆さまの集まりにありがとうございました。社会が労働組合を求めています。一緒にがんばろうとコールで呼びかけます。銀座デモでアピールをします。よろしくお願いしま す」■吉良紀子さん「皆さんこんばんは。たくさんお集まりくださってありがとうございました。解雇されて4年半です。怒りは収まらず大きくなっています。絶対に仕事を取り返すまで闘います」(宮川 敏一) 続き動画(56分/川島)写真(ムキンポさん)

あるくラジオ(10/25) : 地域をつなぎ社会をカエル〜小金井市議 片山かおるさんに聞く
あるくラジオ第12回(10/25) は、小金井市議の片山かおるさんをお迎えします。片山さんは、映像関係の仕事していましたが、2009年市議に初当選。以来3期11年間、子どもや女性の問題、原発事故避難者支援、貧困問 題など多分野で活躍してきました。2018年、2019年には、日韓市民交流を進める「希望連帯」の一員として韓国・ソウル市を訪問。ソウルの街の「市民民主主義」を膚で感じて来ました。地域で は「市民交流スペース カエルハウス」を主宰。映画・音楽などの文化企画から相談活動まで、幅広く市民をつないでいます。今回のコロナ禍では、「新型コロナ災害緊急アクション」を中心で支える と同時に、「カエルハウス困りごとなんでも相談&居場所」を作りました。ここで様々な人と出会いながら「人と人が顔を合わせ、知恵を寄せ合い、ともに解決の道をさぐる、分ちあいの社会をつくるこ とが大事であると、深く感じました」と片山さんは書いています。(S) 続き放送チャンネ ル写真速報

『アリ地獄天国』10月24日から都内で劇場公開〜国内外で高い評価
ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』(土屋トカチ監督)が、 満を持して都内での劇場公開が始まる。2019年8月にレイバー映画祭で初披露され、貧困ジャーナリズム賞2019を受賞。山形国際ドキュメンタリー映画祭日本プログラムでも話題となった。 2020年6月、ドイツ・フランクフルトで開催されたヨーロッパ最大の日本映画祭・第20回ニッポン・コネクションにおいて第1回ニッポンオンライン賞(観客賞)を受賞。8月、門真国際映画祭ドキュメ ンタリー部門優秀作品賞受賞。9月、アメリカ・ピッツバーグ大学主催の日本ドキュメンタリー映画賞グランプリを受賞し、国内外で評価された。『アリ地獄天国』は2015年〜2018年の3年間、とあ る引越会社における労働争議を密着取材したドキュメンタリー映画。この争議はテレビ東京系の人気番組「ガイアの夜明け」等でも取り上げられ、その年の最高視聴率を記録。(T) 続き動画(土屋トカチ監督挨拶)

〔週刊 本の発見〕やさしさはどこから?〜藤原辰史『分解の哲学』
「書評」を引き受けるとなった時、取り上げたい本として真っ先 に頭に浮かんだのは藤原辰史著『分解の哲学―腐敗と発酵をめぐる思考』だった。藤原辰史という名前をお聞きになったことのある方は多いだろう。本年4月岩波書店から「緊急寄稿」として公開さ れた『パンデミックを生きる指針——歴史研究のアプローチ』の筆者である。多くの方が渇望していた論考ではなかったろうか。感染症の危機にさらされる中で私たちが真に恐れるべきことは何か、 歴史と社会を冷徹に見つめる眼差しを通して警鐘が鳴らされたように思う。その鐘の音を聞かなければ、私たち自身が弱者を追いやる差別者にすらなりかねない。筆者である藤原辰史さんの名前 を知ったのはその時が初めてであったが、碩学の老学者をイメージしていたが、老学者どころか私よりずっと若い方だと後に知った。(志水博子) 続き

レイバーネットTV放送(10/21) : 非正規差別をなくすために〜最高裁判決を受けて
非正規の差別是正を求めて6年ごし のたたかいがつづいた「労働契約法20条裁判」。10月13日と15日に最高裁で5事件の判決が次々に出された。大阪医大事件(賞与)、メトロコマース事件(退職金)では敗訴だったが、諸手当・休 暇を争った郵政は全面勝利だった。一喜一憂させられた最高裁の判断だったが、「諸手当・休暇については認めるが、本給・賞与・退職金など根幹の部分には手をつけない」という最高裁のスタン スが見えてくる。コロナ禍で雇用不安・生活苦が増大している非正規労働者。いまやその数は全労働者の4割・2100万人に達している。 番組では、メトロコマース原告の4人・大阪医大原告のMさ ん、そして裁判をウォッチし応援してきた竹信三恵子さん、柚木康子さんをゲストに、最高裁判決をどう考えるか? 非正規差別をなくすために今後どうしたらいいのか?など、深掘りしていきたい。(レ イバーネットTVプロジェクト) 番宣

北海道に核のゴミ捨て場は要りません〜「さようなら原発集会」に400人
10月18日、札幌市・大通公園で「さようなら原発北 海道集会」が開催され、地元紙・北海道新聞の報道によれば400人が集まった。この集会は、北海道平和運動フォーラムなどの主催で、福島第1原発事故後は毎年3月と10月に行われている。今 年3月の集会は新型コロナウィルス蔓延の影響で中止となったため、約1年ぶりの開催となった。福島第1原発事故からまもなく10年。北海道は福島から遠いせいか、反原発運動側はもちろん真 剣に取り組んではいるものの、どこか違う世界の出来事のような「ある種の余裕」があった。泊原発の廃炉を目指す取り組みや、核のごみ地層処分研究のための施設「深地層研究センター」(幌延 町)の話題が中心で、自分たちが当事者という意識は福島や首都圏などと比べて薄かったように思う。それがどうだろう。この日の集会参加者の表情は一様に硬く厳しい。自分たちがついに「当事 者」になったのだというある種の悲壮感が見えた。(黒鉄好) 続き

100人の支援者が歩道を埋めた!〜ユナイテッド解雇事件・第3回控訴審開かれる
10月19日15時30分、東京高裁で ユナイテッド航空解雇裁判控訴審第3回口頭弁論があった。コロナ禍で第2回弁論から8か月ぶりの開廷になった。14時30分になると高裁前で宣伝行動が行われた。降りしきる雨にもかかわらず 100人の支援者で歩道サイドを埋めた。支援組合、当事者、弁論団(萩尾健太弁護士・指宿昭一弁護士)が続いて激励と決意が述べた。千田正信原告の裁判勝利を誓う団結ガンバローで入廷し た。コロナで傍聴制限もあったが、15時30分に開廷した。準備書面が原告3通被告2通が出されていた。原告から陳述の希望を申し入れ、受諾された。次回の口頭弁論で原告吉良紀子さん40 分、被告40分の陳述が行われる。次回の第4回口頭弁論日程は、1月29日(金)15時〜16時30分(825号法廷)。10月23日には銀座デモも予定されている。(宮川敏一) 報告 写真=原告の吉良さん(左)と千田さん(撮影=内田正)

「格差・貧困・差別」の現状と協同組合〜シンポジウムで活発な問題提起
10月18日『西暦二〇三〇年におけ る協同組合』出版記念シンポジウムが、東京・文京区民センタ ーにおいて行われた。第一部は「格差と貧困と差別と闘う各団体からの現状報告と問題提起」。路上生活者支援で注目される、反貧 困ネットワーク事務局長・瀬戸大作さんは「テレビだと困ってる人にお金を配って終わりのようですが、実際の活動はそれから」と言う。「アパートに入りました、では何も解決しない。仕事がないことか ら孤立、鬱を発症する人が多い」。体脂肪率で家賃を決めるなど笑い話のようなでたらめな脱法ハウスも彼らを悩ませる。頼れるはずの行政にも任せられない。困窮者を子どものように管理する姿 勢が行政には目立ちすぎる。たとえば6か月間にわたって困窮者の家計管理を監視したのち、生活保護支給を決定するなどは、救済の本来の姿ではない。(北穂さゆり) 続き

憲法違反の「中曽根合同葬儀」に果敢に抗議行動!〜労働者の首切りが功績か?
10月17日、1億円近い税金投入のみならず、 弔意強制などの憲法違反まで行う「故中曽根康弘」内閣・自民党合同葬儀に対して、市民有志3人で会場のグランドプリンスホテル新高輪「国際館パミール」入口付近まで行き、強く抗議しまし た。高輪警察署警備課が「密」になって立ちはだかるも、「私たちは入る権利がある。税金を払っているんだから。勝手に自民党(と内閣)が人の税金を使ってやっているのがおかしい。文句を言う権 利がある」と抗議。政府関係者を呼ぶように要求すると、しばらくして内閣府職員が出てきて、別室にて申し入れ。「なぜ血税を使ってやるのか」の問いに、内閣府職員(聞いても名前を名乗らず)が 「国鉄分割・民営化の功績があるから閣議決定で合同葬儀を決めた」と答えたため、私たちは「労働者の首を斬り、多くの人を自死に追い込んだ」と猛抗議。(杉原浩司) 続き名古屋で「人民葬」札幌に立看板

非正規の格差是正に足がかり!〜郵政「労働契約法20条裁判」で最高裁判決
10月15日午後、日本郵政の非正規格差をめ ぐる「労働契約法20条裁判」の最高裁判決(第1小法廷・山口厚裁判長)が出た。2日前の大阪医大・メトロコマース事件では「賞与・退職金なし」の労働者側敗訴で、原告・支援者は怒りに震えて いたが、この日は打って変わった。最高裁前は喜びの歓声にあふれ、原告と支援者の抱き合い姿も見られた。郵政も「賞与」については地裁段階でゼロ回答だったが、それ以外の「諸手当・休暇」の 是正についてはほぼ完全に認められたからだ。郵政非正規社員は18万人いる。判決の影響は大きいものになるだろう。郵政西日本事件の弁護団で大阪医大事件も担当している河村弁護士はこう 訴えた。「判決は画期的で格差是正の足がかりになる。しかし差別の中心である基本給・賞与・退職金について最高裁は取り上げなかった。今後は、ここの格差是正に向けて運動を広げていきた い」と。(M) 報告動画(11分)NHKニュースTBSニュース弁護士ドットコム東京新聞

獅子舞で「福=解散撤回」を呼ぶ〜韓国サンケン労組を支援する会・活動レポート
韓国サンケン労組を支援する会の 10月8日第5回木曜行動。終日雨が降る中、今回も朝7時15分から新座市内のサンケン電気本社前、志木駅南口、池袋東口東京事務所のあるビルの前で、それぞれ30人から40人が参加し抗 議・宣伝行動が行われた。韓国からはネットを通じて解散の不当性を訴えていた。この日は、特別に志木駅前では、所沢労音の人々が獅子舞を披露してくれた。雨が降っていたが、幸いなことに志 木駅前はアケードが設置され濡れないようになっていた。軽やかな笛の音に合わせて獅子が舞い、通る人たちも何だろうと注目し、宣伝効果抜群。獅子の大きな口で頭をかむと幸福になると言わ れており、獅子が参加した全員の頭を一人一人大きな口でガブリ!とかみ、福を与えてくれた。これで、韓国サンケン労組の解散撤回、闘争勝利は間違いなし。希望のあるパフォーマンスを披露し てくれた。(尾沢孝司) 報告10.15活動報告動画「韓国サンケンの闘い」

〔週刊 本の発見〕新しい風が吹いてきた〜3冊の本と1編の評論
今回は異例になるけれども、本3冊と評論1篇を紹介した い。読書週間も近いし、良い本もこのところ目白押しなので。まず『資本主義と奴隷制』(エリック・ウィリアムズ、中山毅訳、ちくま学芸文庫,1700円)。これは、太田昌国さんの本サイト連載の〈サザ ンクロス〉45回で紹介され知った。原書の刊行は1944年、日本では1966年に出版され、この8月に文庫で復刊された。一読して、わたしはこれまでの見方がひっくり返された。本書は、イギリス 産業革命は黒人奴隷の「血と汗の結晶」に他ならないことを明らかにしている。産業革命は西ヨーロッパの進んだ文明の結果だという先入観が、どれほど根拠の無い見方だったかを思い知らされ た。著者の論は、今日では「ウィリアムズ・テーゼ」として評価をえるようになったが、発表当時はほとんど無視された。(志真秀弘) 続き

私たちはあきらめない!〜最高裁がサイテーの「非正規差別」判決
「最高裁はサイテーだ!」「ありえない不当判決!」「非正規は見棄 てられた!」。10月13日午後、非正規差別なくせ裁判(大阪医大事件・メトロコマース事件)の判決が出た最高裁前では、怒号とため息が飛び交った。同じ仕事なら有期と無期とで差別をしてはな らないという「労働契約法20条」に基づく格差是正の裁判。6年の時間を経て、大阪医大事件では「賞与の6割」、メトロコマース事件では「退職金の4分の1」が高裁で認められていた。そうした格 差是正の流れがあるなか、最高裁は完全にそれをひっくり返して「賞与・退職金」をゼロにしてしまったのだ。アベの「同一労働同一賃金」「女性総活躍」政策はどこに消えてしまったのか。メトロコマ ース原告の疋田節子さんは最高裁前で、「非正規は奈落の底に突き落とされた! 非正規2千万人の期待を裏切るものだ」と声を震わせた。(M) 続き 動画(6分半)東京東部労組声明田中龍作ジャーナルTBSニュース NHKニュース判決文を読んで(中島由美子)

国家を超えた「正義」とは?〜黒沢清監督『スパイの妻』
黒沢清監督の『スパイの妻』は、一種の戦争映画である が、ひと味違うのは、日本が敗北したことを悲しむよりも「負けたんだよ」と、どこかふっきれた声がきこえてくる映画になっていることだ。そこにひかれた。この映画は今年度のベネチア国際映画祭 銀獅子賞を受賞している。舞台は、太平洋戦争前夜の神戸。そこで貿易商を営む若い福原夫妻の愛憎と葛藤がドラマの中心になって展開されている。2人は豪邸に住み、自家用車をもち、いつも しゃれた洋装である。夫の優作には高橋一生が、妻の總子(ふさこ)には蒼井優が扮し、それぞれ熱演している。その總子には幼なじみで、彼女に思いを寄せている憲兵分隊長の東出昌大がくわ わり、三角関係ともいえるような関係が、戦時下の緊迫した時代の雰囲気をいっそうさし迫ったものにしている。(木下昌明) 続き映画公式サイト

【訃報】アスベスト被害者 松井絵里さん逝去〜自ら率先して行動した人
2018年レイバーフェスタにて上映させていただいた『子 どものころ光る砂であそんだ』に主演した、さいたま市エタニットアスベスト公害被害者、故松井絵里さん(写真)は、2020年10月4日、自宅にてご逝去されました。享年51歳。故松井さんは子ども の頃、近所のエタニット水道管工場周辺で遊んだことが原因で、工場が使用していたアスベスト粉じんにばく露しました。そして30年の潜伏期間ののち、46歳のときに中皮腫という悪性ガンを発 病、5年にわたり抗がん剤の激しい副反応に苦しみつつ、一度も生きることを諦めることなく闘病しました。2016年11月には本人の決意に基づき、松井絵里さんはアスベスト公害が原因の中皮腫 患者であることが実名報道されました。(北穂さゆり) 続き

そして、その間に、ゼロ歳児は8歳になる〜太田昌国のコラム
かつて、1965年の日韓条約締結をめぐる国会審議について 調べていて、新聞の縮刷版や関連する単行本ではわからない点が生じ、議事録に当たってみた。発言の要旨を手短かまとめた新聞記事や書物では理解できなかった点が、なるほど、このようなや り取りだったのかと腑に落ちたことがあった。前世紀末に行なわれたオウム真理教最高幹部の裁判でも、公判の翌日には紙面を2面ほども使って詳報していた毎日新聞取材班がまとめた公判報告 書(単行本)では、どうしても理解できない箇所があって、公判調書や弁護団長の手記と照合してみた。すると、どんなに詳しい記事のようではあっても、所詮は、担当者の主観に基づいて発言要旨 がまとめられる以上は、実際の発言との間には、無視し得ぬ「落差」が生まれる場合もあることを痛感した。(太田昌国) 続き

名古屋で「中曽根葬送デモ」〜「新自由主義を葬り去るぞ!」のコールも
内閣と自民党による故中曽根康弘元総理大臣 の合同葬に政府が約9650万円を支出することが問題になっている。中曽根元総理の葬儀は家族によるものが昨年既に行なわれている。この件で、市民の手による「中曽根葬送デモ」が10月10 日に名古屋市の大須で行なわれた。参加者たちは中曽根元総理の遺影(?)を先頭にお寺の街・大須で葬送行列を行なった。これは、日本の伝統的な葬送スタイルだ。「中曽根康弘を葬り去る ぞ!」、「新自由主義を葬り去るぞ!」などのシュプレヒコールの度に、「チーン」とお鈴(りん)の音が鳴る。そして、弔意を表す黒旗がたなびく。シュールな光景に大須をゆく人々の目が注がれた。葬送 行列参加者たちは名古屋の繁華街・栄まで練り歩き、「中曽根康弘の葬儀も民営化するぞ!」などと気勢を上げた。(酒井徹) 報告

知ってほしい獄中者の生活と思い〜『救援川柳句集』が発刊される
「ゴクイリイミオーイ」という「電話番号」で、知 る人は知る「救援連絡センター」の機関紙「月刊救援」紙上に、川柳を募集し私が選をしてきた。このほど2009年から2020年までの句を選んで『救援川柳句集』を世に出すことにした。「死刑囚あ なたに夢はありますか」「獄中でたった一人のデモ行進」など約400句が収録されている。シャバに生きている私たちには、ほとんど縁のない獄中の人たちが、日頃、どんなことを思っているのか、あ るいは、どんな毎日を生きているのか。獄中者の一句一句の中にこめられ、表現されている。ひとりでも多くの皆さんに読んでいただき、「獄中」と「獄外」を結び、「人権低国日本」の現実を直視し、 その根底からの変革をめざす一つの力になれば、この句集を世に問うた意味と意義はあると思う。(乱鬼龍) 続き

ストライキが業務妨害にされた!〜関西生コン「大阪スト事件」で不当判決
10月8日、関西生コン弾圧大阪ストライキ第2次事 件は、求刑通り(懲役2.5年、執行猶予5年)という不当判決。裁判所の廷吏は、開廷前、被告に対して、「実刑、即収監もありう る」という素振りをみせる嫌がらせ、本人も「ありえないことはない」と、 当日は車ではなく電車で裁判所に来ていた。判決は、産業別労働運動の全否定の解釈に立って、雇用関係がなければ労働組合法で刑事免責が定められているストライキではない、「威力業務妨 害」なのだ、とこれまで労働運 動が勝ち取ってきた「使用者概念の拡大」を全否定。それにしても「ストライキの計画の共謀」が有罪になる・・・こうなると「共謀罪を適用しなくても共謀共同正犯で何 でも有罪にできる」ことになってしまう。裁判所前の集会は、雨の中にもかかわらず、約250名が結集した。(愛知連帯ユニオン) 続き弾圧ニュースNo.4510.12報告集会(東京)

〔週刊 本の発見〕「高所占拠闘争」はここから始まった〜『滞空女』
主人公の姜周龍は日帝植民地時代前後に朝鮮半島に実在した 女性である。時代と境遇に翻弄されながらも強く生きた誇り高き労働者であった。今日韓国の労働運動で度々みられる「高所占拠闘争」は、周龍が始めたものだ。本書あとがきで朴準成(パク・チュ ンソン)は、高所占拠は「絶望的な状況で自暴自棄にならずに希望を見出そうとする命がけの闘いだ」と書いている。そして「願いを天に届ける鳥」や「虎に追われる幼い兄弟が天に上り月と太陽にな る」という韓国の古い伝説を引用し、「高所占拠闘争もまた生きようと天を目指す闘いだ。今ここで戴く天とは、1894年の東学の農民たちの願いでもあった『飯』であり『人』だ」というのだ。「飯と人 が中心の世の中」とは、食べることと生きることへの憂いをなくし、差別のない人間らしく暮らせる平等な社会への東学のスローガンとなった。こうした東学の教えが高所占拠運動の根幹にあるのだ ろうか。(根岸恵子) 続き

戦争への道はごめんだ!〜「日本学術会議への人事介入」反対行動に700人
10月6日夜の首相官邸前には市民が続々と集まって きた。官邸側歩道だけでなく議事堂側歩道にも人々があふれだし、警察が大慌てで規制をかけていた。菅政権による「日本学術会議への人事介入」に対する危機感は大きかった。菅首相を皮肉っ た似顔絵入りの手づくりプラカードが目立つ。参加者は700人に達した。午後6時半から抗議集会がはじまった。主催者の藤本泰成さんが、天皇機関説など意に沿わない学者を弾圧して、戦争に 突入していった戦前の軍部独裁の歴史を振り返り、「その反省の上に現在の制度ができた。いま菅政権がやっていることは戦前の軍部独裁政権と変わらない。けっして許さない」と語気を強めた。 つづいて野党3党(沖縄の風、立憲、共産)の代表が挨拶した。立憲民主の黒岩宇洋議員は「菅内閣は安倍政権以上に強権的で独善的だ」と批判した。(M) 続き動画(6分半) 「女性労働問題研究会」声明写真(ムキンポさん)全記録(川島 CH)

コロナ口実の廃業は許さない!〜韓国サンケン労組・キムウニョンさんからの手紙
韓国サンケンの解散・清算撤回闘争を支持し、 支援してくださる日本の仲間の皆さんに感謝の挨拶を送ります。皆さん〜〜 こんにちは。そして、ありがとうございます。お元気ですか。私たち韓国サンケン労組の仲間は、不当に人権を踏みにじり 労働者の権利を侵害するサンケン電気の慰労金などは拒否して、堂々と闘っています。世界中がコロナ19で生活全般が委縮していますが、貧しい民衆の苦しみはさらに増しています。この苦しい 時期にみんなで力を合わせ、知恵を絞って共に生きる道を探ることが求められるのに、自分だけの生き残りのために資本の利潤を真っ先に考えるのが資本主義というものです。世界的パンデミック の中で最も貧しい人たちが病気にかかり、家庭が壊され、生活が脅かされています。胸の締め付けられるような今日この頃です。(キムウニョン) 続き 第4回木曜行動レポート 写真=キムウニョンさん

女性の労働権を認める正義の判決を!〜いよいよ10月13日に最高裁判決
労契法20条の裁判を闘う、大阪医大事件とメ トロコマース事件は9月15日午後、それぞれ弁論が行われ、判決日が10月13日13時半から大阪医大事件、15時からメトロコマース事件となりました。9月15日の昼行動には70名を超える参加 で、正義の判決を!と最高裁に呼びかけました(写真)。行動呼びかけの「賛同」は各地から42名の方から頂き、当日最高裁前行動と夕方の報告集会で配布した資料に掲載しました。行動参加と賛 同は当該の女性たちをとても勇気づけてくれました。そして、いよいよ13日には最高裁の判決です。最高裁が女性の労働権を人権として認める正義の判決が出せるのか、最後まで私たちの意思 を表示する場として13日(火)昼にも最高裁前のアッピール行動を実施することといたしました。是非多くの皆さんのご参加をお願いします。当日は13時半から大阪医大事件の判決、15時からメト ロコマース事件の判決です。(柚木康子) 詳細

〔週刊 本の発見〕戦争に物申す俳優たちがいた〜『俳優と戦争と活字と』
筆者は、日本における映画全盛からテレビ成長への端境 期に幼少時を過ごした。親が大変な映画好きだったので、三つ四つの頃から近所の映画館へ頻繁に連れて行かれていたらしい。もちろんその頃の事は覚えていないわけだが、幼い字で「うたまろ をめぐる5にんのおんな」(『歌麿をめぐる五人の女』監督=木村恵吾、1959年公開)と書いた手帳が残っていたりするし、『刑事』(監督=ピエトロ・ジェルミ、1960年公開)のチョークで象られた死 体のシーンなどは、今でもハッキリ記憶にある。しかし、その後は足が悪くて外出が次第に困難になったため、十代後半に松葉杖を使いはじめるまでは、映画館に出かける機会は全くなくなってしま った。それでも映画への愛着は続き、映画雑誌を購読したり、猪俣勝人、田山力哉による文庫版『(日本、世界)映画名作全史』『(同)映画俳優全史』(社会思想社)シリーズや、大判の『世界映画作 品・記録全集』(キネマ旬報社)シリーズを買い揃えたりして、繰り返しページをめくっていた。(大西赤人) 続き

米大統領選と日本政治の前途〜コラム「アリの一言」
9月30日午前10時(日本時間)から行われた米大統領選の トランプ大統領(共和党)とバイデン前副大統領(民主党)の「討論会」を中継で見ました。ルール無視の中傷合戦。あきれるばかりでした。しかし、私たちにとって重要なのは、この大統領選をめぐ る米政治の劣化・退化はけっして対岸の火事ではないことです。トランプ氏とバイデン氏の「討論会」の醜態は、両氏とりわけトランプ氏の資質・人間性によるものだけでなく、構造的な問題です。た とえかみ合った討論が行われたとしても、そもそもこの選挙にアメリカ政治の根本的転換は期待できません。それは両氏、というより共和党と民主党の間に、政策上の根本的違いはないからです。 どちらが政権を執ろうと、アメリカの覇権主義・大国主義、核戦略は変わりません。日本との関係では、日米安保=軍事同盟強化による日本の軍事分担、基地負担(辺野古をはじめ)、米軍駐留経 費(「おもいやり予算」)の負担要求、米国本位の貿易圧力などは変わりません。(アリの一言) 続き

米国労働運動:教育労働者の声〜「コロナ禍」安全になるまで授業しない
〔解説〕アメリカの新学期は9月から始まる。レイバーノ ーツ誌10月号はコロナ禍の下での新学年の開始をめぐる全国の闘いの様子を伝えている。〔本文〕学校や大学を再開しようとする圧力が教育労働者に掛けられており、当局は経済のためには教 員たちの命を危険にさらしている。食肉加工工場やアマゾンの倉庫、建設現場で働いている人なら、すでにこのことを知っているはずだ。しかし、2020年までは、学校や大学での仕事で自分を死 ぬかもしれないとは考えていなかった。そして、危険にさらされているのは教職員だけではない。3月に分かったように、学校は巨大な感染源になる可能性がある。生徒や教職員が家に持ち帰り、コ ロナウィルスを広めてしまうのだ。もしニューヨーク市の学校が1週間早く閉鎖されていたらコロナウイルスの症例数は218,400件減少し 死亡者数は18,500人減少していた、とコロンビア大学の 研究が明らかにしている。(レイバーネット国際部翻訳) 続き 写真=ニューヨーク州ブロンクスの高校で行われた抗議活動


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