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『アリ地獄天国』10月24日から都内で劇場公開〜国内外で高い評価

動画(10/24初日・土屋トカチ監督挨拶)

ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』(土屋トカチ監督)が、満を持して都内での劇場公開が始まる。2019年8月にレイバー映画祭で初披露され、貧困ジャーナリズム賞2019を受賞。山形国際ドキュメンタリー映画祭日本プログラムでも話題となった。2020年6月、ドイツ・フランクフルトで開催されたヨーロッパ最大の日本映画祭・第20回ニッポン・コネクションにおいて第1回ニッポンオンライン賞(観客賞)を受賞。8月、門真国際映画祭ドキュメンタリー部門優秀作品賞受賞。9月、アメリカ・ピッツバーグ大学主催の日本ドキュメンタリー映画賞グランプリを受賞し、国内外で評価された。

『アリ地獄天国』は2015年〜2018年の3年間、とある引越会社における労働争議を密着取材したドキュメンタリー映画。この争議はテレビ東京系の人気番組「ガイアの夜明け」等でも取り上げられ、その年の最高視聴率を記録。本作品の映像素材の一部も番組内で使用された。監督は『フツーの仕事がしたい』『ブラック企業にご用心!』『ブラックバイトに負けない!』『コンビニの秘密』など、日本の労働問題に関する映像作品を多く手掛けてきた、土屋トカチ。レイバーネット日本の事務局も務めている。

甲南大学名誉教授の熊沢誠さんは「映画ファンの私がなぜ見逃してきたのか。労働運動をテーマとするドキュメントでは、これは屈指の傑作である。30代の元SE・西村有(仮名)は、いかにも東京のホワイトカラーらしいたたずまいのままで、淡々とシュレッダーの労苦に耐えながら、内心では決して屈しない労働者に変わってゆくようすが心をうつ。まともな闘いを放棄しなければ、こんな非道な労務も斥けることができるのだ。土屋トカチがこのような制作ができたのも、彼がかつて友人「やまちゃん」の過労自殺にいたる孤独を救えなかったという悔いを心に宿しながらの仕事だったからだろう。この作品は、貴重な情報提供の意義を超えて、私たちの心に忘れ難い印象を残す」と、熱烈なコメントを寄せている。

11月1日(日)のユーロスペースでの上映後には、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんと土屋トカチ監督によるトークイベントが決定した。本編とトークイベントはオンライン配信が決定した。時間や料金などの詳細は後日、公式ウェブページにてリリースされる。(T)

ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』公式ウェブ
https://www.ari2591059.com/

上映劇場/映画祭
<関東>
●ユーロスペース http://www.eurospace.co.jp/ 10月24日(土)より
●シネマ・チュプキ・タバタ http://chupki.jpn.org/ 11月1日(日)より
●横浜シネマリン https://cinemarine.co.jp/ アンコール上映/開時期未定

<関西>
●京都みなみ会館 https://kyoto-minamikaikan.jp/ 公開時期未定
●神戸・元町映画館 https://www.motoei.com/ 公開時期未定

<映画祭>
福井映画祭14th https://fukuifilmfestival.jp/topic/2409
11月7日(土)14時20分〜 オンライン上映


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