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深刻な相談が殺到〜「過労死・過労自殺・過労障害」集中相談 7月27日、私たちNPO法人労働相談センターは「過労死・過労自殺・過労障害」集中相談を実施しました。13人のスタッフが対応にあたりましたが(写真)、お昼のNHKニュースで放送されてからは、4本の電話が午後5時まで鳴りやみませんでした。「朝7時から深夜2時までの長時間労働を強いられている。このままでは倒れそうだ」「教員で父母との人間関係に悩み精神疾患になった」「年に3日しか休日がない」「夫が長時間労働の末にクモ膜下出血で亡くなったのに会社は労災申請に協力してくれない」「息子が自殺した。仕事の負担が重くて精神疾患にかかっていた。過労自殺ではないか」など、いずれも深刻な内容ばかりでした。(須田) 報告・相談センターHP・関連イベント(8/2) 映像作家・土本典昭さん「お別れの会」に400人以上が集う 7月26日、東京・如水会館で「土本典昭さん お別れの会」が開催された。会場は400人以上の参会者であふれた。吉田嘉清・大津幸四郎・緒方正人の各氏が土本さんの思い出を語った。水俣病患者の緒方さんは「土本さんは数えきれないほど水俣に来た。取材者というより兄貴。どでかくすごい人でした」と述べた。妻の基子さんは「人生の同伴者として最高だった。土本がいつも言っていたことは“自分をまつりあげるな”ということ。等身大の土本をみてほしい。そして忘れないでほしい」と語った。なお、9/6〜9/19に緊急追悼上映会がポレポレ東中野で開催される。(M) *写真=羽仁進さんの発声で献杯 祭壇の写真・参加報告(黒鉄好)・土本典昭HP 身も心もボロボロにされた若者〜「アメリカばんざい」が劇場公開 イラク戦争から5年。米兵の死者は4千人、負傷者は3万人をこえた。7月26日から「ポレポレ東中野」(東京)で公開される映画「アメリカばんざい」は、藤本幸久監督とジャーナリストの影山あさ子さんが、200日間かけてアメリカに住むイラク帰還兵・家族などを丹念に取材した作品。貧困から抜け出すために入った軍隊。しかし、その結果は殺人の罪悪感によるPTSDであり、ホームレス化であり、劣化ウランの被曝であった。身も心もボロボロにされた2人の24歳の兵士を軸に描いたこの映画は、日本の明日の姿を映し出す。「叫べ! 叫べ!」新兵訓練のシーンが強烈だ。 公式サイト・ポレポレ東中野 国労バッジははずさない!辻井さんの闘い〜神奈川県労委で第3回調査 7月24日、神奈川県労働委員会でJR東日本でただ一人、国労バッジをはずさずに闘っている辻井義春さん(JR本郷台駅勤務)への不当処分撤回を求める「第3回調査」が行なわれた。今回は、県労働委員会審査中は辻井さんへの新たな処分は行なわないという「実効確保の勧告」の要請に、労働委員会がいかにこたえるかが焦点となった。県労委の回答は「継続審議」。この答えに参加者から多くの抗議の声が上がった。辻井夫妻(写真)は「不安だが嘆いていても問題解決はしない。闘いつづける」と決意を語った。 報告・辻井夫妻の思い(UnionTube) ファッションブランド「BABY」は不当解雇を撤回せよ!〜原宿・竹下通りで訴え ロリータファッションブランド「BABY」で起きた不当解雇事件の解決を訴える若者らが、7月15日、原宿駅前・竹下通りで宣伝行動を行った。解雇されたのは岩上愛さん(22歳・写真左)ら兵庫県三宮店に勤める4人で、元店長の悪質なイジメを社長に告発しただけでクビにされた。岩上さんがマイクで「一人の人間として理不尽な首切りは許さない。BABYは夢をこわさないで」と訴えると、同世代の若者が耳を傾け、協力を申し出る人もいた。その後、BABY本社を訪ね団交要望書を手渡した。その模様を伝える5分の動画が、24日にネット配信された。 動画(UnionTube)・(YouTube) 都教委が「再発防止研修」強行〜猛暑のなか100名が抗議に駆けつける 7月22日都教委は、08年の卒業式・入学式における「君が代」斉唱時の不起立を理由として懲戒処分を受けた14名に対し、「服務事故再発防止研修」を都教職員研修センターで強行した。支援者が約100名集まり抗議行動を行った(写真)。都教委は今回、被処分者に「受講前報告書」の提出を強要した。これは(1)服務事故を起こすに至った状況を振り返り、その原因・理由について記述する(2)服務事故を起こしたときの気持ちはどのようであったか、その時の気持ちを記述するなど3項目で、明らかに被処分者に精神的苦痛を与えるためのものであった。(湯本雅典) 写真速報・動画(UnionTube)・レポート(近藤順一) 鉄柵とロープと無表情〜韓国シチズン精密労組が本社前行動 7月18日正午、来日闘争中の韓国のシチズン精密労組の組合員たちは、東京田無のシチズンホールディングス本社前で昼食のために会社から出てくるシチズン社員に対する宣伝行動を開始した。シチズン本社前は、鉄柵とロープで出入りが制限され、10人近い警備員が物々しく警備をしている。韓国シチズン精密の組合員たちは、食事に出てくる社員にハンドマイクで支援を呼びかけ、用意してきたチラシを渡そうとする。だが、会社から何か言われているのだろうか、チラシに手を出す社員はいない。ただ無表情で通りすぎるだけだ。(安田幸弘) つづき・応援する会結成集会(7/16) 横浜事件と立川反戦ビラ事件〜言論弾圧の地下水脈を探る集会 7月20日、「言論弾圧の水脈‐横浜事件から立川反戦ビラ弾圧へ」と題する集会が都内であった。今年春、最高裁は戦時下最大の言論弾圧事件と言われた「横浜事件」の第三次再審請求に「免訴」を言い渡し、「立川反戦ビラ事件」には上告棄却の有罪判決(罰金刑)を下した。60年という時を隔てたこの二つの事件に対する、裁判所のあまりに不誠実で理不尽な態度。この国の司法には、「言論弾圧」の地下水脈がとうとうと流れ続けているに違いない。今こそこの水脈の実層を明らかにし、楔を打ち込もうと主催者は呼びかける。猛暑にもめげず、会場の文京区民センターには約180人が集まった。(T・横山) 報告 元気と希望もらった!〜東京・八王子でビデオプレス一日上映会 ビデオプレス作品を一日上映する企画が東京・八王子で7月20日に開催された(写真)。主催したのは、平和力フォーラム(前田朗代表)で、参加者は全体で約50人だった。ビデオプレスは、来春設立20年を迎えるが、これまで一貫して社会変革をめざす映像を追求してきた。代表作の「人らしく生きよう−国労冬物語」「君が代不起立」をはじめ、話題作「バークレー・市民がつくる町」「ごみは甦える」「ジョリモーム」「レールは警告する」が上映された。ゲストトークは、国労闘争団の佐久間忠夫さんと教員の根津公子さん。「ジョリモームに魅せられた」(学生)「JRの職場実態にショック」「元気と希望もらった」など反響が広がっている。 参加者の感想・感想「国労冬物語」・感想「君が代不起立」・ビデオプレスHP 「すかいらーく」契約店長の過労死認定される〜東部労組が支援 外食大手「すかいらーく」の契約店長で昨年10月に脳出血で死亡した前沢隆之さん(享年32歳)について、埼玉県・春日部労基署は長時間労働が原因の労災=過労死と認定した。7月17日に、遺族と全国一般東京東部労組が厚労省で記者会見し発表した(写真)。前沢さんの残業時間は、倒れる直前の月から過去3ヶ月の平均で月200時間を超える異常な状態だった。今回の事件は、正社員だけではなく「非正規」にまで長時間労働が及んでいる構造が浮き彫りになった。遺族と東部労組は近日中に、すかいらーくに謝罪や補償などを求めて団体交渉を申し入れる予定だ。(東部労組・須田) 報告・当該ブログ 鉄建公団訴訟控訴審〜南裁判長が「話し合い解決」をうながす 7月14日、東京高裁で鉄建公団訴訟控訴審第10期日弁論が開かれた。証人として元国労本部嶋田俊男副委員長(写真)が出廷し、尋問が行われた。原告側は、いかに国労に対する意図的な処分弾圧が繰り返されたかを尋問の中で明らかにした。南裁判長は今後の進行について言及し、1、原告本人尋問はおこなわない、2、次回期日は9月24日(弁論の整理)、3、原告、被告双方がソフトランディングできないかと裁判外での話し合いの解決を促した。二瓶共闘会議議長は「交渉テーブルの突破口ができた。南裁判長の提案を我々は受ける」と報告集会で語った。(国鉄闘争共闘会議) 報告全文 橋下リストラ案にNO! 〜賃下げ・解雇に反対し教育合同労組がスト決行 私たち大阪教育合同労組は、これまで弱者切り捨ての橋下リストラ案撤回のため、5回の団体交渉を重ね、粘り強く闘ってきました。しかし、非常勤職員である教務事務補助員の解雇撤回・非常勤職員の年度途中賃金引下げの撤回とという最低限の要求さえ実現されなかったため、7月15日、スト権が認められている特別職非常勤職員の組合員が全一日のストライキに突入。併せて橋下リストラ案を撤回させ、人件費削減案撤回の要求を実現させるための集会を府庁玄関前にて開催しました。府庁前は橋下知事への怒りの声でいっぱいになりました。(教育合同HPより) 労働情報・スポニチ報道・EWAニュースNo421(7/15) ストライキ構えて大幅上積み〜デイベンロイ労組のたたかい 全国一般東部労組デイベンロイ支部(写真)は春闘の会社低額回答に抗議するため、ストライキ権を確立し、7月9〜10日は時限ストに突入した。7月11日には始業時からの全面ストライキを構え、会社と交渉を行ってきた。その結果、当初の回答から4度の上積みをさせ、社員500円→1500円、嘱託250円→750円、パート時給8円→10円の賃上げを勝ちとった。また闘いの中、2名のパート労働者が組合に加入した! デイベンロイ労働者の果敢な闘いと各支部の応援が会社を追い詰め、その結果が今回の勝利に結びついたものだった。(東部労組・菅野) 東部労組HP いくらなんでも警察の横暴!〜東京・高円寺でG8不当逮捕抗議デモ 札幌・反G8デモで逮捕されたイルコモンズさんの釈放を求めるデモが、7月12日、東京・高円寺で行われた(写真)。参加者は約200人。主催者はこう訴える。「イルコモンズ氏はただ単に、DJをやろうとトラックの荷台に乗りこんで音楽を鳴らした直後にとっ捕まった。何もしてない! よくよく聞いてみたら『道交法・公安条例違反』『群衆に違法なデモを煽った』とかなんとか…。は?意味がわからん!違法でもないし煽ってもないでしょ。勘弁してよ、まったく!! いくらなんでもこれは横暴でしょ。これはちょっとひどくないか?やい、警察!何にも悪いことしてないんだから、さっさと全員を解き放て!」(大地実) 写真速報・JanJan報道・動画(MediR配信)・動画(G8TV) 人間の尊厳の回復と正義を求めたい〜ハワイ・ホテル争議労働者が来日 7月6日から10日、ハワイの「パシフィックビーチホテル」で解雇されたバージニア・リカイドさん(写真右)と「全米港湾労組(ILWU)」のガイ・フジムラ書記長(写真左)が来日し、各組合への支援要請や主要な旅行会社に要請、また支援集会などを行なった。移民女性でもあるリカイドさんは「私たち移民の夢を打ち砕いたホテルの経営に対して、人間の尊厳の回復と正義を求めたい」と訴えた。7月7日には、連合、交運労協などの実行委主催で100名をこえる集会を開催。また9日には、韓国シチズンの労働者も参加した交流会を行ない、日米韓の草の根交流となった。現在、争議紹介の動画を配信中で共感が広がっている。(高須裕彦) 詳細・争議紹介ビデオ(UnionTube) 体を張った本〜『なぜ富と貧困は広がるのか』出版記念講演会開かれる 7月12日、都内で『なぜ富と貧困は広がるのか』出版記念講演会が開かれ、120名が参加した。著者の後藤道夫さん・木下武男さんによる講演と「世界」編集長・岡本厚さんなど10人のリレートーク(写真)があった。本書は「労働組合の教科書」をめざしたもので、階級社会の仕組みを解くだけでなく、新自由主義とたたかう書になっている。リレートークで石川源嗣さん(労働相談センター)は「1991年のソ連崩壊以降、労働組合のテキストでは社会主義を避けるようになってしまった。しかしこの本では、それを正面から据え直し大胆に問題提起している。体を張った本だ」と熱く語った。 他の写真・出版社HP 世界の築地を壊すな!〜土壌汚染地移転に反対してデモ 7月12日昼、東京・築地で市場の豊洲移転に反対する集会とデモが行われ、1000人近い人が銀座を練り歩いた。移転予定地の豊洲は4万3千倍のベンゼン汚染が判明しており、集会参加者の怒りは沸騰した。「日本の食文化をつぶすのか」「世界に誇る築地が壊される」と“断固反対”の発言が続いた。参加者は、市場で働く人たち(写真)だけでなく、環境グループ・女性団体・労組・オリンピック反対グループ・都教委包囲ネット・「君が代」解雇をさせない会など幅広く、石原都政の横暴に怒る人々が大きく結集した形となった。 写真速報・渡部通信 「日本は非民主的な政治後進国」〜韓国闘争団がソウルで記者会見 7月9日午前11時、ソウルの日本大使館の前で「G8に反対する韓国闘争団の入国不許可糾弾記者会見」が開かれた。韓国民衆闘争団(民主労総など6団体)は会見で、日本政府による入国拒否の理由である「入国目的と滞留期日がはっきりしない」という点に「滞留期間中に行なう具体的な日程はもちろん、帰る飛行機のチケットまで提示した」と反論し、この入国拒否は「政治的弾圧であり、独裁国家で行なわれる予備検束」「日本が非民主的な政治後進国であることを全世界に見せた」と厳しく批判し、国家行政訴訟など法的な対応をすると発表した。 詳細・鉄建公団訴訟原告のG8報告・フランス参加団体の声明・不当逮捕抗議デモ(7/12東京・札幌)・MediRが7/12デモ生中継 佐高信さん JR東日本にカツ!〜「新宿のオアシス」ベルク立ち退き問題 JRウォッチ代表で「週刊金曜日」の佐高信さん(写真左)が、7月8日他のメンバーと共にJR東日本本社を訪ね、ベルクの立ち退き強制を止めるよう申入れた。ベルクは新宿ルミネ(JR東日本子会社)に入居しているカフェで一日1500人が利用する「新宿のオアシス」。しかしルミネは一方的に立ち退きを迫り嫌がらせを続けている。店も客もこれに反発、存続要求署名は9千筆に達した。この日の申入れでJR広報担当は「子会社のことは関係ない。申入れは受けない」と突っぱねたが、佐高代表が「子会社で違法行為があってもあなたたちは関係ないというのか」と迫ると、担当者はしどろもどろ。約20分の要請を終えた一行はベルクを訪ね、迫川副店長(写真右)を激励した。 ベルクHP・ベルクの本 軍隊を使って組合弾圧するトヨタとアロヨ政権に抗議を! 9月の世界キャンペーンに向けて、フィリピントヨタ労組と「支援する会」がトヨタ日本本社とアロヨ政権に向けて団体、個人の抗議文を求めています。昨年11月フィリピン最高裁は2001年のストは違法であり233名の解雇は適法であると判決しました。そしてトヨタは軍隊と結託して軍隊によってフィリピントヨタ労働者を威喝、監視し、フィリピントヨタ労組指導者に超法規的殺人の脅しをかけています。しかし、今年6月新しいILO勧告がでました。勧告は、2000年団体交渉権選挙へのトヨタの異議申し立て裁判、そしてフィリピン政府のフィリピントヨタ労組へのスト中止命令や平和的なピケットへの制裁などが労働基本権への侵害である、まず労働者たちの復職が検討されねばならないと力強く述べています。トヨタとアロヨ政権に抗議の声を届けよう。詳報・トヨタ本社への抗議文(pdf)・アロヨ大統領への抗議文(英語 pdf)・支援する会 韓国:50万人が参加した「国民勝利宣言キャンドル集会」 BSE政策に反対する韓国民衆は、労働者・農民・学生・聖職者・ネチズンが一つとなって7月5日、非暴力の50万人キャンドルを成功させ、李政権を追い詰めている。独立メディア「チャムセサン」は伝える。・・パク・ウォンソク状況室長は「この政権はすでに正当性を喪失した」とし「彼らが暴力的な手段を選んだのは、彼らがキャンドルを恐れている証拠であり、われわれは勝利している」と話した。続いて「再協議が生きる道だ、国民の前に降伏しろ」というシュプレヒコールをあげた。また「すべての国民にある道徳が政府にはなく、国民から税金を取って、米国産牛肉が安全だと広告を出すこの政府は常識がない政府」と強く糾弾した。主催側の狂牛病国民対策会議は、市庁一帯に50万人の市民が集まったと発表した。 チャムセサン報道・BSE関連トピック 「泥棒サミット in 洞爺湖」はじまる 漫画=壱花花 映像による最新情報(G8TV)・イ・クソンさん釈放・漫画「サミット記念玩具」 G8ノー!札幌で5000人がピースウォーク〜異常警備で4人逮捕される 7月5日午後、「チャレンジ・ザG8」と銘打った集会とピースウォークが札幌・大通公園で行われた。参加者は約5000人。OurPlanet-TVは、この模様をインターネットでライブ中継した。雨宮処凛さんと志葉玲さんが進行役(写真)だった。集会では、世界各地から参加した平和・農民・環境団体の代表らがアピール。韓国民主労総の代表は、入国拒否に強く抗議し「民主主義国とは思えない。日本政府に謝罪を求める」と述べた。午後3時からのデモは、世界各地の人々によるカラフルで多様な表現のデモだった。しかし途中、デモトラックの運転手など4人が突然逮捕される(写真)事態が起きた。警察の異常なやり方に怒りの声が上がっている。 逮捕場面動画(G8TV)・最新情報(連絡会HP)・ライブ中継サイト・アサヒコム報道・ネット中継を見て・警察の介入だった・札幌中央署へ抗議・弾圧動画(各サイト)・レポート「目の前で逮捕された」・緊急抗議声明(G8MN)・弾圧写真(flickr)・JanJan報道 *写真=G8TVより G8 異常な人権侵害つづく〜韓国民主労総・全農が入国禁止 7月3日の昼、日本の農業団体の招請によりG8関連のフォーラムに参加する目的で来日、新千歳空港に到着した韓国の農民団体(全国農民会総連盟=全農、全国女性農民会総連合=女農)所属の19人とNGO(社会進歩連帯)の活動家2人が入国審査の過程で長時間、空港に足止めされた。入管は3日中にNGO活動家1人に対して入国拒否を決定、翌4日には農民団体所属の活動家全員を最終的に入国拒否を決定、全員が韓国に帰国した。また、4日に新千歳空港から入国しようとした民主労総の幹部の1人が逮捕されるという事件が起った。 詳細・逮捕者と面会・抗議声明・チャムセサンの報道・入管に抗議を・異常警備やめよ・G8対抗イベント(7/5) 秋葉原事件で厚労省に申し入れ〜ガテン系連帯・日研総業ユニオン 7月2日午後5時、ガテン系連帯と日研総業ユニオンは、「秋葉原事件」について厚労省に申し入れを行った。過日6月20日に、関東自動車工業に申し入れを行い、同社の派遣社員大量解雇について説明を求めたが、回答はなかったためだ。申し入れ内容は、(1)関東自動車工業のような派遣社員の使い捨てを規制するために厚労省はどんな対策をとっていくのか、(2)派遣社員の雇用安定を派遣先(自動車、電機などの製造メーカー)に求めた厚労省の告示がどの程度履行されているのか、などで厚労省の回答が注目される。 ガテン系連帯HP 写真左=申し入れするガテン系連帯の池田さん 韓国 : 百合と薔薇の行進〜ふたたび民衆のうねり高まる 韓国では、警察の弾圧に怒った宗教者が動き始め、7/5に向けてふたたび民衆のうねりが高まっている。「Voice of People」によれば、2日には「百合と薔薇の行進」が行われた。先頭に立ったのは司祭団の神父と修道女たち、民主党・民主労働党の国会議員らだ。沈黙行進を終えた市民たちがソウル広場に入ってくると、司祭団の神父たちが市民一人ひとりに百合と薔薇を配った。明洞聖堂のキム・ペドロ神父は「白百合は団結を、赤い薔薇は愛を象徴する」として「私たちみんな団結して愛しあおうという意味だ」と説明した。 続き・ソウル現地より・Voice of People・BSE関連トピック *写真=同サイトより 映画「いま ここにある風景」公開〜グローバリゼーションの赤裸々な姿 このドキュメンタリー映画は、中国の産業の現状に焦点を当てている。といっても産業の歴史や仕組みを深く追求したものではなく、その表層の一面を切り取ったにすぎない。それでいて、グローバリゼーションの赤裸々な姿が見えてくるからふしぎだ。観客は、広大な工場内部をとらえた横移動の長いトップシーンに圧倒されよう。そこにあるのは「世界の工場」そのものだからだ。ところが画面が転換すると、今度はリサイクル処理場に広がる「電子機器のゴミ」の山だ。中国で今、何が起きているかが見えてくる映画である。(木下昌明) 続き・公式サイト *写真(c)=エドワード・バーティンスキー。映画は7/12より都写真美術館ホール等で公開 労働組合の教科書「なぜ富と貧困は広がるのか」発刊される 「格差」「貧困」が大きな問題となっている昨今。「なぜ今の社会はこうなっているのか」「では私たちはこのような状況の中、どのようにしていけばいいのか」、私自身も疑問に思い、そして自問自答してきました。この6月、ついに書籍として「労働組合の教科書」が完成。『なぜ富と貧困は広がるのか』として出版されました。著者の後藤道夫・木下武男両教授はいわゆる「ワーキングプア」や格差社会研究の第一人者です。現状の分析だけではなく、「では今後どうすればいいのか」というひとつの考え方が示されています。ぜひご一読を。(かわら版) 7/12出版記念講演会 以前のトップページへのリンクを表示:
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