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マクロン、2019年に君は失せろ!〜底力をみせる「黄色いベスト」運動
昨年11月17日の最初の全国行動で幕を開けた「黄色いベスト」運動は、年が明けてからも毎土曜日にデモを続けている(1月26日で第11回行動)。政府がロータリーに造った簡易小屋を撤去させても人々は別の場所にまた造って集まり、抗議が鎮まる兆しはない。マクロン政権は僅かな譲歩をしただけで「政治方針は変えない」と固執し、デモの弾圧を強める一方、「大討論」を1月中旬から開始した。前代未聞の「黄色いベスト」運動をとおして、マクロン政権の本質はより露わに示された。社会的不公平に抗議し、最低賃金・最低年金の引き上げや連帯富裕税の復元を求める人々について、マクロンは大晦日の大統領演説で「憎悪に満ちた群衆」という表現を使い、ネオリベラルな政策(改革)を進める意向を好戦的に語った。唯一の提案は、全国各地とネットで市民が参加できる「大討論」だが、1月中旬に全国民に宛てた「大統領の手紙」の中でマクロンはそのテーマを定め、自分の政策に沿うように誘導的な質問を提案した。(飛幡祐規 パリの窓から) 続き *写真=国民議会前 プラカード「マクロン王はショー、私たちは闘う」

〔週刊 本の発見〕戦後日本の根っこのところから問う〜土本典昭『不敗のドキュメンタリー』
もう半世紀もたつのか。わたしは1973年、千駄ヶ谷のどこかのホールで土本典昭監督の『水俣一揆 一生を問う人々』をみて衝撃を受けたことが、いまでも忘れられない。何よりも驚いたのは長机をはさんで、チッソの社長を中心に経営陣がずらり。対面する水俣病患者がこれまたずらり。それを2台のカメラが両側から撮りつづけている。そこで患者が泣きながら切々と語り、時には嘆願して、自らの窮状を訴え、それに社長がボソボソと応答している――それだけなのに、観客は圧倒されっぱなしだ。こんなドキュメンタリーがこれまであったか。最近刊行された土本基子と栗原彬が1冊にまとめた土本典昭『不敗のドキュメンタリー』を読んでいて、あのときの感動がよみがえってきた。土本は2008年、79歳で没して、すでに10年の時がたっている。だから、いまさら土本のドキュメンタリー論でもあるまい、という見方もあろう。(木下昌明) 続き2/2シネクラブ「水俣一揆」上映会

この国の根腐れ厚労省の不正統計〜日本は本当に独裁国家になっている
厚労省の不正統計のこと。自分は厚労省の労働担当記者として「毎月勤労統計」を、それこそ毎月その推移を見てきたので、気付かなかった自分への忸怩たる思いを込めて書くが、基幹統計を偽り始めたら、民主主義国家ではないよね。自分に都合の良い数字を出して、都合の良いことを語り始めるのだから恐ろしい事だ。ウソのデータで政策が語られ、作られる。国民は体感的におかしいと思っていたよね。首相・安倍が何度「賃金上がった」と言っても「生活が良くなった実感はない」というのがいつもの街角の声だ。そんなウソを糊塗するかのように某公共放送は毎週のように「今、高級おせちがブームです」だの「本物志向が高まっています」だの、聞いたこともない消費ブームをニュースで煽ってみせた。そんな罪深い闇が少し開いたら、厚労省は経緯を徹底的に調べると言いつつ、御用学者を動員してわずか1週間で闇を明らかにしましたと、漆黒のままのお手盛り調査を公表した。(東海林 智) 続き *写真=29日昼のNHKニュースより

改憲発議を許さないたたかいを!〜国会開会日行動に450人
1月28日の国会開会日。昼の議員会館前には450人の市民が歩道を埋めて声を上げた。主催者挨拶で高田健さんは、今国会の主要な課題として4つ挙げた。1,勤労統計の偽装は厚労省だけの問題ではなく安倍政権そのものの問題。2,安倍は2020年の改憲の野望と捨てていない。絶対に発議を許さないたたかいを進めよう。3,そのためにも参院選は野党と市民の共同で勝利し改憲勢力三分の二を阻止しよう。4,沖縄の県民投票に連帯するたたかいを。そして「徴用工やレーダー照射問題で反韓国の感情を煽っているのは安倍政権。東北アジアの平和をつくるために民衆同士の連帯をつくろう」と呼びかけた。また集会では、社民・共産・立憲民主・沖縄の風の議員がスピーチした。立憲の江崎孝議員は「去年も政権の不祥事がすごかったが安倍退陣まで追い込めなかった。今回も心配だ。安倍政権のひどさが国民に伝わらない現状がある。マスコミのみなさん、ひどい政治をもっと発信してほしい」とマスメディアに注文をつけた(M) 写真速報動画(5分)共同通信

「労働組合活動におけるSNS活用のススメ」を活用してください
「労働組合活動におけるSNS活用のススメ」(発行:全労連・国民春闘共闘監修:わたしの仕事8時間プロジェクト)が完成しました。首都圏青年ユニオンも含め、いくつかの労働組合がSNSを使っていますが、まだまだ数えるくらいしかありません。そもそも労働組合に加入している人は全労働者のうち17%で、「労働組合ってなに?」「自分とは縁遠い」と思う人も少なくありません。そんな中、街頭でのデモや宣伝行動だけでなく、SNS上でも労働組合をアピールし、「労働組合ってこんなことをしているのか」「これなら入ってみよう・資料を取り寄せてみよう」と思ってくれる人を増やすことを目的にこの冊子を作りました。ぜひともご一読頂き、できれば読んだ感想をSNSでつぶやいてください。どうぞ宜しくお願いします。(わたしの仕事8時間プロジェクトメンバー・山田真吾) 記事ダウンロード(pdf)

若者労組「ユースユニオン」が結成される〜愛知・三重で多言語対応
愛知や三重に住む5か国の学生ら25人が個人加盟労組「ユースユニオン」を1月25日に結成した。「ブラックバイト」などの労働問題だけでなく、奨学金など若者特有の生活問題の相談も受け付けて解決を図る。LINEや ツイッターなどSNSでも相談できる。ポルトガル語・スペイン語・英語での相談にも対応する。ユースユニオンは地域労組・名古屋ふれあいユニオンやユニオンみえの支援を受けて東海地方で活動する。両労組は、派遣などの非正規雇用労働者や外国人労働者にも広く加入を呼びかけて労働問題の解決に取り組んできた。ユースユニオンは30歳以下の若者自身が主体となって、奨学金やセクハラなど、若者が日常的に抱える問題にも取り組んでいく。SNSでの相談の受け付けや多言語対応、高校や大学などの学籍者には月500円の組合費で加入を促すなどして間口を広げたいという。(酒井徹) 続き *写真=結成記者会見

クリーニング店の「名ばかりオーナー店長」たちが労働組合を結成!
千葉県に本社を置き、東京都内、千葉県内でクリーニング店の「ステージ21」、「ドリーム」を展開する(株)ステージコーポレーションで働くオーナー店長たちが、労評に加盟し、1月23日、会社に対して、団体交渉の開催を申し入れました。今回労組結成に立ち上がったオーナー店長たちの中には、もともとは直営店のパートとして働いていた人もいれば、募集に応じて店長となった人もいます。パートから店長になった人の中には、ある日突然、社長から「嫌ならやめてもらう」とオーナー店長になるように強要されて嫌々なった人もいました。望んでなったにしろ、強要されてなったにしろ、いざオーナー店長になってみると、想像以上に過酷な環境が待っていました。「オーナー店長」というのは名前ばかりで、実態は、面倒な労務管理を店長に押し付けつつ、労基法等の義務を逃れるという、ただ会社に都合が良いだけの契約だったのです。(日本労働評議会)続き *写真=(株)ステージの本社工場

「自分の頭で考え自ら行動する」国会議員〜映画『ビヨンド・ザ・ウェイブス』を観て
1月25日、山本太郎を描いたドキュメンタリー映画『ビヨンド・ザ・ウェイブス』(アラン・ドゥ・アルー監督、ベルギー作品、2018年、65分)をシネマハウス大塚で観た。シネマハウス大塚は初めて。去年できたところで「一度は行ってみたい」と思っていた。大塚駅から10分弱だが、都電が走っている古い町並みがいい。映画は素晴らしかった。山本太郎の宣伝映画でない。2011年のフクシマから2015年の戦争法成立まで、安倍政権のもとでいかに日本がおかしくなってきたかを一人の人間の眼(それも国会議員)を通して描かれている。その間の重要な映像シーンも網羅していて自分もあの現場にいたな、と思い返すことができる。俳優としてスポンサーとCM契約をすれば2千万円はもらえた山本太郎が、その道をすてて「社会を変える道」にまっしぐらに突き進む。当初はストレスによる十円玉のハゲができていたが、映画の終わりごろ(2015年)にはすっかり消えていた。(松原明) 続き

非正規差別で一歩前進の勝利判決〜郵政「労働契約法20条」西日本裁判
本日(1月24日)、大阪高等裁判所第6民事部(裁判長・中本敏嗣)は、期間雇用社員8名が不合理な労働条件の是正を求めて日本郵便株式会社を提訴した事件の控訴審において、年末年始勤務手当、住居手当、を期間雇用社員には支給していないこと、さらに、有給の病気休暇、夏期冬期休暇を付与していないことは、不合理な格差であるとして、会社に対して、総額433万5292円の損害賠償を命じる判決を行った。本日の判決は、会社主張をしりぞけ、有給の病気休暇、夏期冬期休暇、不付与の損害賠償さらに年末年始勤務手当、一部の祝日給、住居手当の10割支給を認め、原判決を前進させた意義は大きい。一方で、扶養手当を認めなかったこと、雇用期間が5年以下契約社員の手当てを認めないなどの後退面も併せ持つ判決となった。もっとも、本判決は、夏期年末手当(賞与)について、不合理な格差であることを認めず、格差を是認するものであって到底私たちは受け入れることはできない。この点について、私たちはあらためて格差是正を求めて上告する。(郵政ユニオンの声明) 全文 *写真=大阪高裁前の旗出し(1月24日)

「嫁さん・主人」でない対等の関係を〜夫婦別姓訴訟で山崎精一夫妻が陳述
1月24日、東京地裁立川支部「夫婦別姓国賠請求訴訟」の法廷でレイバーネット国際部で活躍している山崎精一さん(写真)が、長年連れ添う事実婚の妻ともに法廷に立ち、意見陳述しました。この日の陳述は、1984年に山崎さん夫妻が、150人の参列者を招いて「新しい旅立ち」と題した結婚式を挙げたときに参列者に配った、結婚への決意をつづった当時の栞をもとに、ご夫妻が過ごしてきた半生と現在の心境を交えて語りました。この夫婦別姓訴訟は各地で行われており、各原告の年代やライフスタイルもさまざまです。この立川支部の法廷に立ったこれまでの原告の主張は、苗字という名前の一部を変えることへのぬぐいきれない違和感、それによる自己喪失感、あるいは、苗字を変えることで仕事やキャリアに支障がでることを訴える内容でした。しかし山崎さん夫妻がそれまでの主張と一線を画すのは、あきらかに男女平等社会の実現へむけてのチャレンジとしての別姓結婚であるという、明確な意図が主張に見えることです。(北穂さゆり) 続き動画(2分半)

米国労働運動 : ロサンゼルスの教員組合大勝利、民営化を跳ね返す
1月14日から22日まで3万人のロサンゼルス教員組合がストライキに立ち上がり、6パーセントの賃上げだけではなく、クラス生徒数の削減など画期的な学校改革を実現した。……●どう闘ったか? ストライキの第一日目から圧倒的多数の教員たちは毎朝学校でのピケットラインに生徒や保護者たちと参加した。ストライキ参加者と支持者たちは市中心部に向けてデモ行進し、初日は5万人となり、それ以後も増え続けた。街は喜びに溢れていた。週を通じてどこでも、歌、踊り、話し、ブラスバンド、マリアッチの音楽で一杯だった。降り続く雨にも気落ちすることなく、カッパに歌の歌詞やプラカードを貼り付けた。市内至る所で、カフェ、バスの中や店で、飛行場で、レンタカー屋で人々はストライキとその要求項目について話し合っていた。60万人の生徒に学校に来てもらおうと、教育委員会はスト破りの代理教員を民間会社から雇い入れた。通常の賃金の倍額をスト中は支給した。しかし、ロサンゼルスでは代理教員も組織化されているので、スト破りをした者はごく少数だった。(レイバーネット国際部・翻訳記事) 全文

〔週刊 本の発見〕ミナマタは終わっていない〜『みな、やっとの思いで坂をのぼる』
日本の公害病の原点ともいわれる水俣病。チッソ水俣工場が戦前から流し続けた有機水銀は、1950年代、多くの漁民や周辺住民を巻き込み、悲惨な病状を引き起こした。わたしは、土本典昭監督のドキュメンタリー映画「水俣」シリーズで、この事件を知った。そして、チッソに対する患者さんたちの命がけの闘いに胸を熱くした。しかしその後の経緯についてはほとんど関心を持つことなく、ミナマタはわたしの中で過去の出来事になっていた。そんなわたしが本書を読んで何よりショックを受けたのは、「水俣病は終わっていない」という現実だった。著者の永野三智さん(35歳)は、水俣病センター相思社の職員。自身も水俣生まれだが、差別を恐れ熊本市に住んで出身を隠していた。そんな彼女を変えたのが、恩師の溝口秋生さんの裁判だった。「先生が声を上げたことが、私自身が水俣病を我が事として考えるきっかけとなった」と記している。2008年に職員になってから、さまざまな患者さんや家族の相談にのってきた。その記録が本書である。(佐々木有美) 続き

「因果関係ない!下請けは関係ない」〜一本気の男に怒りの火をつけた東電コメント
1月22日のネットラジオ「あるくラジオ」で原発労働者のあらかぶさん(44歳・鍛冶職人・北九州市/写真)さんは、縦横無尽に現場の実態と思いを語った。180センチでがっちりした体格のあらかぶさん。いまは治療がうまくいき落ちついている状態だ。だが、かれは福島第一の収束作業で被ばくし「急性白血病」を発症し、生死を彷徨う闘病生活を送ってきたのだ。ラジオでの話では「4クールの抗ガン剤、骨髄移植、治療のために歯を10本抜かれたり、輸血も60回はした」という。90キロあった体重も当時は60キロまでになった。なぜフクイチに行ったのか? あらかぶさんはまさに一本気な「九州の男」。福島の津波の大被害をみて「東北のために福島のためになにかしたい」と思い、家族の反対を押し切って15人の仲間と一緒に収束作業に応募したという。「仕事はやりがいがあったが被ばく対策がずさんで、鉛ベストをつけずに作業をさせられたこともあった」。(松原明) 続き動画(67分)

マスコミが伝えない沖縄の現実を映す〜『沖縄から叫ぶ−戦争の時代』完成上映会
1月22日、湯本雅典さん制作の『沖縄から叫ぶ−戦争の時代』の完成上映会が、東京・飯田橋ボランティア市民活動センターで行われた。主催はビデオアクト。 会場は120人であふれ、ものすごい熱気の中で上映会だった。映画は、在りし日の翁長県知事の演説から始まる。名護市長選の前日。ところが当然勝つと思われていた基地反対派の稲嶺氏が敗れる。それが悔しくて沖縄取材 がやめられなくなったと湯本さんはいう。「辺野古は全国の問題」「本土のマスコミは伝えない」「現地に来てほしい」。その思いに応えて、わずか10カ月の間に9回沖縄に行った。映画は翁長知事の死去、玉城デニー知事の誕生といった沖縄本島だけでなく、宮古島、与那国島、石垣島、奄美大島まで映し出されているのには驚いたが、これらはすべて現場で出会った人や地元新聞の報道を頼りにしたのだそうだ。(堀切さとみ) 続き

戦争で奪われた人権を自らの手で取り戻す〜映画『バハールの涙』『ナディアの誓い』の女性たち
この2本の映画は、イラク北部のヤジディ教徒の住む街をISISが襲い、老人と男性は殺さ れ、女性は性奴隷とされた事実を描いている。『バハールの涙』(写真)は、事実に則した劇映画である。監督はこれまで見たことのある戦争映画の場面の焼き直しではなく、寝る時銃はどうしていたかという些細なことから、たとえば恐怖の感情や現場の空気を実感として感じられるまで、たくさんの被害者や戦場記者、元兵士にとことん話を聞いたという。そのためか、すべての場面がリアリティーを持って迫ってくる。映画は眼帯をした女性戦場記者が夢でうなされるところからはじまる。彼女も戦争の被害者なのである。やっと入れた前線で出会ったのが女性部隊の隊長をしているバハール。彼女に関心を持った記者に心を開いたバハールによって、これまでのいきさつが語られていく。(笠原眞弓) 続き

会社のいいなりの労働組合で役に立たない〜シリーズ「労働相談」報告
1、退職勧奨…会社内の労働組合には加入させてもらえない。会社から退職勧奨を受けている為に貴労組に加盟したい。2、会社のいいなりの労働組合…社内の労組は会社のいいなりの労働組合でまるで役に立ちません。 3、いじめ…某先輩は「入社時に自分がいじめられたから、今度は私が新人をいじめて憂さ晴らしする」と公言し、私たち新入社員をいじめぬいてきます。会社も知りながら止めさせようとしません。4、職場では全員良い方ばかりなのに、一人だけいじめてくる…事務員。所長以下全員よい人ばかりなのですが、一人の方だけがいじめてきます。挨拶は無視する。受話器はガチャンと切る。その方が好みの人と普通に会話をしていると睨みつけてくる。私の前にも何人もの新人も精神病まで追い詰めて辞めさせたと聞いています。このような場合どう対処したらいいでしょうか。5、セクハラ…職場で私の背後に立ち匂いを嗅いできて、突然「おしりを触っていいですか」と言ってきます。上司も見ていても知らんふり。ばかにするな。(労働相談センター) 全文

16歳でだまされ「日本軍慰安婦」に〜宋神道さんを偲ぶ写真展が開かれる
1月14日〜19日、東京・葛飾区の堀切教会で「宋神道(ソンシンド)さんを偲ぶ」写真展が開かれた。毎日午後1時からは映画「オレの心は負けてない」を上映し、お茶を飲みながら感想を話し合った。地域の方や、宋さんのことを知らなかった若い方が見に来てくれたのはうれしいことだった。14日は川田文子さん、18日には梁澄子さんの講演があり、また写真を提供した李文子さん、柴崎温子さんも時々会場に来て写真の背景にある宋さんの素顔を話してくれた。一昨年12月16日に95歳で亡くなった宋神道さんは、16歳の時にだまされて朝鮮から中国に連れていかれ、戦地で7年にわたって日本軍に「慰安婦」を強要された。戦後軍曹に声をかけられ引揚船で博多に到着、捨てられて宮城県で暮らすことになった。1992年の「慰安 婦110番」に宋さんの情報が寄せられ、川田文子さんが会いに行った。(尾澤邦子) 続き

選挙の争点は「経済」〜反緊縮左派の躍進めざし「薔薇マークキャンペーン」が始動
2019年4月の統一地方選挙と7月の参議院選挙の争点は「経済」だとして、1.10%消費税引き上げの中止。2.社会保障・医療・介護・保育・教育・防災への大胆な財政出動によって経済を底上げし、質の良い雇用を大量に創出3.最低賃金を引き上げ、労働基準を強化して長時間労働や賃金抑制を強制する企業を根絶、外国人技能実習生制度の廃止。など6点の政策を提言し、こうした「反緊縮の経済政策」に賛同する立候補予定者を薔薇マークに認定し、有権者にアピールする「薔薇マークキャンペーン」が始動しました。呼びかけたのは、松尾匡立命館大学教授をはじめとする経済学者、社会学者、ブレイディみかこさん、斉藤美奈子さん、池田香代子さんら、経済政策に関心をもつ社会運動家、評論家など22名。2月1日、衆議院議員会館でキックオフ記者会見が開催され、会見後は参加した市民との意見交換会も行われます。(久下格) 続き

世界は「難民の時代」を迎えている〜映画『ヒューマン・フロー/大地漂流』
アイ・ウェイウェイは、北京五輪で「鳥の巣」と呼ばれたメインスタジアムに関わった中国人建築家。そのうえ現代美術家であり、人権活動家として中国政府とわたり合ったことでもよく知られている。その彼が、ドイツを拠点に世界の難民問題に取り組んだ壮大なドキュメンタリー映画『ヒューマン・フロー/大地漂流』が公開中である。難民問題といえば、いまトランプ政権がメキシコとの国境沿いに壁を建築するとして世界の注目を集め、この映画を撮影した2016年当時に6500万人だった難民が、いまや6850万人に膨れ上がっているという。この映画では、23カ国40カ所もの難民キャンプを訪ね歩いている。それも、アイが彼らとともに旅をし、直接事情を聞いたりしている。普通の生活をしていたのに、ある日突然ミサイルが飛んできて、故郷を捨てるしかないありさまを浮かび上がらせる。彼らの多くはリュック一つに着のみ着のままなのに、ケータイだけは持っているから不思議だ。(木下昌明) 続き映画公式サイト

事実を歪めた日本のマスコミ〜文大統領会見「ノーカット動画」を公開
1月17日、日本のマスコミが批判している文在寅(ムン・ジェイン)大統領の新年記者会見の動画をユーチューブで公開した。タイトルは「NHKソウル支局長質問・ノーカット日本語字幕―1・10文大統領新年記者会見(12分)」。ノーカット版をみれば、日本のマスコミ報道がいかに都合よく歪めて報道しているかがわかる。「日本は謙虚になるべきだ」発言ばかりマスコミは批判しているが、文大統領新年記者会見はフリーの記者でも海外の記者でも質問可能な非常に開かれた場であった。記者クラブ限定で事前に官僚に原稿を用意させ、都合が悪いと「次の質問」と逃げる安倍、菅、河野太郎氏らの会見との差は歴然だ。日本のマスコミも自分たちは日本では記者クラブ限定でフリーのジャーナリストを排除しながら、文大統領の会見を批判している。日本のマスコミは自分たちの水準の低さを恥じるべきだ。質問者は22人外国の報道局の質問者は5人だった。(サラム西田) 全文会見動画(12分) *写真=*質問するNHKソウル支局長(左)と文大統領

松本昌次さんとの思い出〜「戦後文学の語り部」91歳で他界
「松本さんが亡くなった」との電話が1月16日の朝にあった。その時は、そうか、もう年だからしかたないか、思って聞いていた。が、少しずつ時間がたつにつれて、じわりじわり胸にきた。しだいにやりきれない気分に襲われ、夜の街をよたよた歩いてみたりした。松本さんといえば、戦後の編集者として文学者のあいだではその名を知らない人はいないといっても過言ではない。わたしが若い頃読んだ『虚構のクレーン』の井上光晴をはじめ花田清輝、埴谷雄高、吉本隆明、長谷川四郎、広末保、等々。政治学では丸山真男、藤田省三など挙げていけばきりがない。わたしはそれらの人々の著書を読んで育った一人だった。のちにその奥書きに未来社の社名と松本さんの編集者名などをよんで、まるでお釈迦様の手のひらをあっち飛びこっち飛びしている孫悟空ではないか、と思い知らされた。(木下昌明) 続き追悼(牧子嘉丸)・松本昌次コラム一覧 *写真=2013年「松本昌次と読む珠玉の戦後文学エッセイ講座」の松本さん

〔週刊 本の発見〕アメリカへの根底的な批判 〜『誰が世界を支配しているのか』
いまアメリカはどこへ行こうとしているのか? 「世界一の超大国」の先行きは私たちの生活まで揺さぶらずにはおかない。本書は現代史におけるアメリカをとらえながら米国政治の根幹を暴く。著者のノーム・チョムスキーはアメリカの著名な言語学者であり、1960年代のベトナム戦争から一貫して反戦運動に関わり、米国の暴力的な政治とそれに追随するメディアや知識人を徹底して批判してきた。本書も体制に媚びへつらう知識人に対する批判から始まる。米国は何をしてきたか、それを著者はまず問う。1964年ブラジルの軍事クーデター、「最初の9・11」と中南米で呼ばれている73年チリのアジェンデ政権に対する軍事クーデター、89年エルサルバドル・イエズス会士六人の暗殺(解放の神学派を壊滅させるため)、さらにハイチで、コロンビアで等々、アメリカは何をしたか、その事実が示される。(志真秀弘) 続き

メガネストアー「アイ・トピア」で丸一年かけて労働組合を結成!
1都9県に217店舗を展開し、725名が働く株式会社アイ・トピアに東京管理職ユニオン21番目の支部を結成しました。アイ・トピアで働く人々は、退職金制度がない、賃金が上がらない、慢性的な過重労働である、会社の財務状況や制度が開示されていないなど、多くの問題に悩まされてきました。そこで丸一年の準備期間をかけて水面下で組合づくりを進めてきました。1月11日、結成大会を開催し、1月15日、年頭の社長挨拶がある日に営業リーダーやマネージャーを中心とする27名が公然化し、組合結成通知書と要求書&団体交渉申入書を送付しました。同時に全店舗に組合加入の呼びかけを行いました。いよいよ働く者たちの会社へ改革するために組合活動を開始していきます。ご注目ください!(東京管理職ユニオン・鈴木剛) 記事 *写真=組合結成大会(1/11)

元気な女性たち大いに語る〜『しゃべり尽くそう!私たちの新フェミニズム』出版記念シンポ
1月11日、東京・文京区民センターで『しゃべり尽くそう!私たちの新フェミニズム』の出版記念シンポジウムが開催された。登壇者はこの本の著者である望月衣塑子さん(東京新聞記者)、平井美津子さん(公立中学教諭)、猿田佐世さん(新外交イニシアティブ代表、弁護士)。そして同じく著者の伊藤詩織さん(ジャーナリスト)と三浦まりさん(上智大学法学部教授)からは、ビデオメッセージが届けられた。シンポジウムは望月さんの、伊藤詩織さん事件のいきさつからはじまり、菅官房長官との記者会見の様子やなぜあの時期、山口敬之氏が官邸に守られたか、同時期に出回った「民主党の画策と誤解させるチャート図」もあの元気な口調で示した。一時期ひどく落ち込んでいた詩織さんも今はいくつものテーマを追いかけて、八面六臂の活躍だとその多忙ぶりを紹介。そして彼女の告訴があったから、女性ジャーナリストのセクハラ被害の会「メディアで働く女性ネットワーク」も出来たといい、ジェンダー指数を上げると男性も生きやすくなると指摘した。(笠原眞弓) 続き

市民と共に宮古の新聞を残そう!〜全員解雇・廃刊とたたかう宮古新報労組
沖縄県宮古島市の日刊紙「宮古新報」。ここで大問題が発生している。宮古新報労組が昨年来、社長のパワハラ・セクハラ行為に対し退陣を要求していたが、1月10日、社長は逆に全社員14人に対して解雇通告し、新聞廃刊・会社清算の意向を示した。しかし組合は負けてはいなかった。宮古新報労組は、残った組合員10人で新聞の発行継続を決意し、11日から発行を続けている。13日には同紙で「社窓風景」というコラムを始めて全国に支援を訴えている。宮古島には「宮古島毎日新聞」もあるが、そこの組合「宮古毎日新聞労組」は「紙面上ではライバルですが労働者としては仲間」として積極的支援を行っている。以下、「宮古毎日新聞労組」と上部団体の「新聞労連」のフェイスブックから最新情報を伝える。(レイバーネット編集部) 続き琉球放送ニュース *写真=労組の記者会見(1/11)

いったい憲法はなんのためにあるのか〜「君が代」不起立教員の思い
間もなく、卒業式シーズンを迎えます。以下に紹介するのは、「君が代」不起立で処分を受け、最高裁まで闘い、上告棄却・不受理となった大阪の女性教員の思いです。このには、戦後日本の教育が歩んできた道と、その中で闘ってきた教たちの思いが込められていると思います。是非お読みください。そして、ここまで追いつめられた現在でも、屈することなく、闘いが継続されていることをご理解ください(渡部秀清)。●最高裁上告棄却・不受理決定を受けて・志水(辻谷)博子/いったい、憲法はなんのためにあるのでしょうか。大阪「君が代」強制条例ならびにその処分条例ともいえる「職員基本条例」のもと、私は、2013年卒業式で2度目の「君が代」不起立であったため、給与の10分の1を減給される懲戒処分を受けました。38年間の在職中、私が懲戒処分を受けたのは、2012年入学式「君が代」不起立による戒告処分と当件減給処分の2度だけです。ありていに言えば、「君が代」を歌わなかったことだけで懲戒処分を受けたわけです。(渡部通信) 全文 *写真=2014年の提訴時の会見、中央が辻谷さん

「県は本当に安全を考えているのか!」〜東海第二原発で初の住民説明会
1月13日。東海文化センター(茨城県東海村)で、東海第二原発に20年使用延長を認可した原子力規制委員会による、はじめての住民説明会が開催された。170人ほどの茨城県民が参加。取材はOKということで、筆者はレイバーネットTVとして、たくさんの大手メディアに混じってカメラを回した。首都圏に地し、30キロ圏内に96万人が暮らす原発の行く末への関心は高く、二時間の開催予定時間で終わらせることを住民は許さなかった。「県は本当に安全を考えているのか!」。会場から住民の声があがったのは、司会者の女性が主旨説明をした直後のことだった。「東海第二原発について規制庁が審査した結果について県民の皆さんが詳しく話を聞き、質疑の機会をつくることが安全安心に資するもの 」という一方で「それ以外(県のエネルギー政策、広域避難計画、再稼働の是非など)についての質問はご遠慮願いたい」という内容もさることながら、説明会の主旨を主催者である県が行わないことへの憤りもあったのではないか。(堀切さとみ) 続き動画(62分)

横暴に進められるミサイル基地建設〜石垣島訪問はショックの連続だった
1月12日の石垣島訪問はショックの連続だった。東京から沖縄本島の行き、辺野古の問題に触れることが1つのショックであるなら、それと同じくらいのショックが石垣島にあった。自衛隊のミサイル基地が来月着工されようとしている。自衛隊の基地というが現在の安保体制の下では米軍基地でもある。それなのに、石垣島などの島々における自衛隊基地建設には十分な注目がされていない。でも実際にその現場を訪れるとあまりに横暴な形で推し進められようとしていることがわかった。建設予定地近くに行くと、あちこちで赤やピンクのリボンが無造作に付けられた杭が打ち込まれていたり、木々に付けられていた。その土地を所有する人の許可も得ずに勝手に測量したり、伐採したりしているとう。まったくありえない傍若無人そのもの、現地の人の意向などまったく無視した作業が進んでいる。(印鑰 智哉) 続きTV朝日ニュース(8分) 写真=すでに完成したアンテナ施設

いま歴史を直視するとき〜3・1朝鮮独立運動100周年行動への呼びかけ
今年の3月1日は、日本からの独立を求め朝鮮半島全土で人びとが立ち上がった3・1独立運動から100周年を迎えます。私たちにとっては歴史を直視しながら日本と朝鮮半島やアジアの人びととの平和な関係をいかに築くのかを問い直す日でもあります。1919年3月1日、日本の植民地下のソウルで宗教指導者らを中心に独立宣言書が発せられました。この日、ソウルのパコダ公園(現タプコル公園)には数千人の青年学生らが集まり、市内をデモ行進、「独立万歳」の叫びに市民も合流、数万人のデモに発展しました。この動きは朝鮮半島全土に波及し、200万人の人たちが起ちあがったといわれています。この3・1独立運動に象徴される朝鮮半島の人たちの独立・解放への血のにじむ闘いは連綿と受け継がれ、現在の韓国におけるキャンドル行動の源流ともいわれています。(呼びかけから) 詳細3.1百字宣言募集 *写真=パコダ公園にあるレリーフ

韓国 : ファインテック高空籠城労働者2人、無期限ハンストに突入
金属労組ファインテック支会のパク・チュノ事務長(写真)、ホン・ギタク組合員が煙突での座り込みを始めて421日目の1月6日、スターフレックスに3継承(雇用、労組、団体協約)の労使合意履行などを要求して 無期限ハンストに突入した。高空籠城者は1月6日、決意文を通して 「今日から高空籠城者は無期限ハンストに突入する」とし「今でもスターフレックス(ファインテック親会社)のキム・セグォン代表は二回の合意書を全面否定する態度を取っている。また、今回の機会に労使関係を断ち切ろうとしている。われわれは青春と共にしてきた民主労組が壊されることを黙って見ていられない」と明らかにした。続いて「高空籠城者はすべての仲間の連帯闘争で民主労組を死守していく」とし「命をかけたハンストを続けている下の仲間たち全国で連帯する仲間たちの力で民主労組の旗を掲げ、堂々と地面を踏めるように全力を尽くす」と伝えた。(韓国・チャムセサン報道) 全文突入記事(2017年)1/11続報「交渉妥結」

第一次世界大戦終結から百年後に観た映画〜太田昌国のコラム
なぜか見逃してきていたジャン・ルノワール監督の『大いなる幻影』(フランス、1937年/写真)を、年明け早々デジタル修復版でようやく観ることができた(東京池袋・新文芸坐、1月3日)。昨年、「ロシア革命百年」をめぐる連続講座を行なって、20世紀以降の現代史において第一次世界大戦が持つ意味の大きさを改めて再確認していた。また昨年11月11日には終戦から百周年を迎えたとして、当時は「敵・味方」に分かれて戦った各国の首脳がパリに集まって記念行事が開かれたと知って、航空機・潜水艦・毒ガス・戦車・機関銃などの新兵器が投入され、兵士・民間人合わせて1,500万人の死者を出したといわれる戦争の惨劇は記憶され続けているのだと思った。この第一次大戦を背景にして描かれたルノワールの名高い〈反戦映画〉を見逃してきたことを悔やむ気持ちはいっそう募っていた。(太田昌国) 続き

〔週刊 本の発見〕小説は時代の地層を表す 〜斎藤美奈子『日本の同時代小説』
社会学者と称される古市憲寿氏の小説が芥川賞の候補になったと聞いて、私は愕然とした。もとよりこの賞には話題作りにあざといと思われる選考があることも否めないが、最近、同氏は終末期医療に関し問題発言をしたことで、一層悪評が高まっているのだ。その古市氏の何が問題か。文学には必須の死生観に「難あり」とされる、かの氏の作品が果たして文学と言えるのかどうか、だと私は思っている。恐らく石原慎太郎、村上龍の系譜に連なるとの判断もあったのかもしれないが、私にはそんな「文学」は必要ない。と言って、どういった小説を読めばよいのか。多くの人が訪れる新宿の紀伊国屋書店の文庫本コーナーの平積みを見ると良い。カラフルを通り越した表紙の連なりにクラクラすること請け合いだ。そんな時、小説の歴史を概観する書籍があると良いのに、と思っていた。その矢先の本書の刊行だ。文学はエンターテイメトやンフィクションも取り上げているから、案外ウィングは広い。(渡辺照子) 続き

五輪ボランティア強要問題〜都立学校教員がレイバーネットに手紙
レイバーネットHPにて、12月22日付の「渡部通信」を拝見した者です。私は都立学校に勤務する現役の教員です。先日、校内で同封の文書(ボランティア募集指示書)を見つけました。私の勤務校では、この件について校長から特段の指示はありませんでした。オリ・パラ教育に関しては、2016年ごろから実施するよう、かなりの圧力があります。生徒の中には「オリンピックなんか興味ない」「東京オリンピックなんかやめた方がいい」と言う子が複数います。また、他校の教員から聞いた話ですが、都市ボランティアの応募申込用紙が束になって捨てられていたといいます。現役の教員の一人として、生徒や教員の内心の自由を踏みにじる「オリ・パラ教育」の強制に怒りを感じています。同僚のにも「くだらない」とつぶやく人がいます。問題を痛感しながらも、上からの指示に従わざるを得ないことに、恥ずかしさと屈辱感を覚えます。どうか、この問題を一過性のニュースではなく、次代をになう生徒たちの基本的人権に関わる深刻な問題として、追及していただけましたら幸いです。(都立学校教員) 渡部通信

あまりにも過酷な仕事量〜シリーズ「労働相談」報告(2019年1月7日)
1、あまりにも過酷な仕事量…トリミングサロン。年末正月の繁忙期なのはわかりますが、あまりにも過酷な業務で先輩や同僚がギックリ腰で入院するなど倒れていきます。アレルギーをもった同僚への配慮も一切ありません。社長と私たちが対等の立場になるにはどうしたらいいでしょうか。2、資格がないのに施術をさせられている…美容院。美容師の資格はないのに、人手が足らないからとお客の髪を切るなどの施術をさせられています。すぐに辞めたいです。3、セクハラ…事務所では女性は私一人なのですが、やましい物がないかとロッカーを開けてチェックさせられます。男性社員みんなの前で生理用品や着替えをみられるのはとても恥ずかしいです。その上休憩時間がもらえません。昼食時間も30分あるかないかです。まともに食事もできません。(NPO法人 労働相談センター) 続き

ローラ旋風を広げよう!〜辺野古への土砂投入中止求める官邸前行動
1月5日、15:00〜16:00頃まで、「辺野古への土砂投入、即時中止!」の首相官邸前行動が行われ、250人が結集ました。官邸前に行くと乱鬼龍さんが、<原発の次は辺野古が頓する>という川柳を書いたムシロ旗を掲げて歩いていました。以下、発言を三つ紹介します。<一坪反戦地主会関東ブロックの方>主催者はここにいる一人一人の方々だ。我々は呼びかけ団体だ。土砂投入は絶対許せない。彼らの狙いは「あきらめさせること」だ。だから我々は「あきらめない」。沖縄の民意を日本全国の民意にして行かなければならない。ローラ旋風も起きている。1人1人が声を上げて行こう。<辺野古現地から電話で:山城博治さん>本日辺野古現地には1000人を超える人々が結集した。状況は厳しいが、みんな明るく、洋々と、闘い抜く決意だ。署名がすでに17万を超え20万を目標にしている。1月8日には、米軍司令部前で集会を開く。東京では米大使館前でやって欲しい。(渡部通信) 全文 *写真=shinya

〔週刊 本の発見〕誰でも、今から、漫画が描ける!〜『労働者のための漫画の描き方教室』
漫画大国、日本。読み手はごまんといる。“食える”人は少ないが、同人誌やネットを発表の場とする人を含めれば、描き手もかなりの数にのぼるだろう。プロを目指すにせよ趣味で楽しむにせよ、描き手は一度は「漫画の描き方」のハウツー本を手にしたことがあるにちがいない。そこにはキャラターや風景の描き方、コマ割りの方法、ペンや漫画制作ソフトの使い方など、手取り足取り書かれている。だがそれらの本では、「何のために描くのか」「何を描いたらいいのか」という動機やテーマについては、各人に委ねられている。要は「自分で見つけなさい」ということだ。結構な放置プレイである。実は、漫画を描くためにはこの「何のために」「何を」が一番大事なことだと思う。私が風刺漫画を描くようになったのも、漫画を描くことが好きだったからというわけではない。(壱花花) 続き壱花花HP

労組つぶしの大弾圧を許さない!〜大阪府警包囲「元旦デモ」に200人
2019年は、労組弾圧に抗議する大阪府警包囲デモで、幕をあけました。元旦の朝10時という時間にもかかわらず、200名にものぼる労働者・市民が大阪城教育塔前広場に集まりました。出発集会では、連帯労組坂田委員長代行が経過報告。「シャブコンではない、安心できる良質の生コンの営業活動をするのが、なぜ犯罪か」「安全点検をするのが何が犯罪か」「正当な組合活動、憲法を守っているのが我々だ」「被害も被害者もいないのに、犯罪だと、すでに5ヶ月も勾留されている仲間がいる」と弾圧の不当性を訴えました。大阪全労協、労働党、若狭の原発を考える会、戸田ひさよし議員や木村真議員や候補者のみなさんが、次々と連帯あいさつ。出発集会の後、デモは、文字通り大阪府警をぐるっと包囲し、抗議の声を響かせました。(なかまユニオン・井手窪啓一) 報告



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