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2021衆院選「小選挙区では野党共闘をしたから勝利した」〜希望感じた東海林さんの講演
2021年秋の衆院選直後に、世の中は「野党共闘には力がない」「野党共闘は大敗北だ」という風が大荒れに吹いた。一方「イヤ待てよ、本当にそうだろうか」「冷静に分析してみよう」という風も、微風ながら起きてきた。実際、このままの比率では、参議院選で負ければ怒涛の如く改憲に進む。何とかしたい。そこで、冷静な分析をしようということになり、毎年開催している新年の集いに、甲斐淳二さん(講談師・神田香織一門)の新聞を主題にした講談「三面記事の由来と非戦の源流〜明治のジャーナリスト奮闘記」と「毎日新聞」の労働問題記者の東海林智さんに講演をお願いした。講談は、日露戦争前の世相と幸徳秋水、堺利彦らの抵抗の奮闘記で、これは戦争の足音の聞こえ始めた現代に似て、ぐいぐいと引き込まれていった。(笠原眞弓) 続き

深刻なアマゾンの環境破壊と水俣病〜TBSテレビ「報道特集」を観て
TBSテレビ「報道特集」(1/29)がアマゾンでの環境破壊、中でも水俣病が深刻になりつつある問題を取り上げた。特集「南米アマゾン 環境破壊の実態」。「朝日新聞」がアマゾン破壊の原因は貧困であるかのように問題を歪曲した記事を出した後だったので、身構えて見た。しかし、「朝日新聞」とは違って、しっかりとした報道だった。危険な現場に踏み込み取材したことは高く評価できる。でも、やはりもどかしさは残った。アマゾンには金や石油など豊富な鉱物資源がある。先住民族の土地として確定している土地への許可無い立ち入りは違法だが、その土地に侵入して、金を盗掘する、その金の抽出のために水銀を使うため、盗掘が行われる河川流域で水銀汚染が広がっている。先住民族、そして多様な命が水銀汚染の影響を受けている。(印鑰 智哉) 続き水俣訪問記(北穂)

「絶対に許せない、本当に震えました」〜反五輪デモ当事者がNHKに抗議
「NHKは公共放送としての存在意義を放棄するつもりでもあるのでしょうか。いくら何でも酷すぎます」。BPO(放送倫理・番組向上機構)の委員を務めたこともあるジャーナリストの斎藤貴男さんも声を上げた。NHK-BSの番組「河瀬直美が見つめた東京五輪」(昨年12月26日放送)で、お金をもらっているかのように報道され、名誉を毀損された反五輪デモの当事者たちの怒りは大きい。1月18日の教員グループの抗議に続き、1月28日午後、「オリンピック災害」おことわり連絡会が、NHKに対して抗議文を提出した。斎藤貴男さんはこの行動に賛同のメッセージを寄せ、BPOが徹底した調査をし勧告を公表するよう求めている。NHK本社前には30人以上のメンバーが集まったが、NHKは「まん延防止措置」を理由に中に入れたのは2名だけ。しかもただ抗議文を受け取るだけで、まともな回答はなかった。(M) 続き動画(5分)

勇気ある6人の若者が立ち上がった!〜「甲状腺がん患者に救済を」東京地裁に提訴
1月27日午後1時、東京地裁前はメディアと支援者で黒山の人だかりとなっていた。そこに緑の風船を手にした提訴団の一行が入場行進を行った。大きな拍手が起きる。井戸謙一弁護団長らが手にした横断幕には「311子ども甲状腺がん裁判-甲状腺がん患者に今こそ救済を」の文字が光る。この日、東京地裁に提訴したのは、福島第一原発事故により被ばくし甲状腺がんにかかった若者たちで、東京電力に対し、計6億1600万円の損害賠償を求めるものだった。午後4時からの「報告集会」で海渡雄一弁護士は、「事故から11年経ったが、健康被害を訴える初めての裁判になる。福島ではモノ言えぬ状況が蔓延していて、声を上げられなかった。しかし勇気ある6人が立ち上がった。私たちは17人の弁護団で全力で支えていきたい」と語った。他の弁護士からも「6人のうち4人は再発している。人の人生の将来の可能性を奪ったことは許せない」と怒りに満ちた発言が続いた。(M) 続きBBCニュース共同ニュース(動画)毎日新聞東京新聞ボトムアップchOurPlanet-TV

逃げるな、出てこい!サンケン電気〜1.25 集会に150人
1月25日(火)午後6時半、東京・池袋のとしま産業振興プラザで「逃げるな、出てこい!サンケン電気1.25集会」が、コロナ対策として検温・消毒を行って開催され、150人を超える人々が集まりました。冒頭で、昨年5月10日にサンケン電気本社前で不当逮捕され、7ヵ月半に及ぶ勾留を経て12月27日に釈放された尾澤孝司さんから、支援へのお礼あいさつがありました。主催者として、韓国サンケン労組を支援する会の共同代表で、全国労働組合連絡協議会議長の渡邉洋さんが、「韓国サンケンの突然かつ一方的閉鎖は、モノ言う労働者・労働組合の排除を狙った明確な不当労働行為であり、そこで働いてきた労働者の人生をメチャクチャにする非人道的行為だ。サンケン電気は労働者の声を真摯に聞かなければならない。日韓を貫いた闘いによって解決の道筋をつけさせなければならない。(尾澤邦子) 続き

〔週刊 本の発見〕侵略戦争の歴史を掘り起こす〜『死者の恨・生者の恥辱』
本書は、在日華僑二世・林伯耀(リンポーヤオ)さんの講演録である。林さんは日本の侵略戦争の歴史を掘り起こし、被害者を支える運動を続けてきた。本書の末尾で林さんの人となりを紹介している墨面さんは “およそ「中国」にかかわる「戦後遺留問題」で彼がかかわりを持たない事柄はほとんど無い”と書いている。本書に取り上げられているだけでも、花岡事件、関東大震災時の中国人虐殺、日本軍による戦時性暴力問題、神戸福健行商人弾圧事件がある。林さんの凄まじいエネルギーと執念に圧倒される。林さんは、1939年に京都に生まれた。幼いころには「チャンコロ」と呼ばれ苛められた。支援活動を始めたのは戦後40年余りを過ぎた1987年。花岡事件の被害者との出会いがきっかけだった。戦時中、日本に強制連行された中国人は4万人。(佐々木有美) 続き

尚美学園大学は平田さんのクビ切り撤回を!〜東部労組・公認心理師ユニオン支部
尚美学園大学(埼玉県川越市)で6年半にわたり学生らのカウンセリング業務にあたってきた臨床心理士・公認心理師の平田さん(写真)が、今年3月末で大学を運営する学校法人尚美学園(本部:東京都文京区)からクビを切られようとしています。平田さんは東部労組の公認心理師ユニオン支部に加入し、昨年12月に大学との団体交渉に臨みました。大学側は平田さんのクビを切る理由として次の2点をあげています。ひとつは、平田さんに対して学生の保護者から1件クレームが大学に寄せられたことです。このクレーム自体はカウンセリング業務の中で学生・保護者と平田さんとの行き違いから発生したものですが、問題はこのような業務でいわば「つきもの」と言ってもよいクレームが1件寄せられたというだけで、平田さんの言い分も全く聞かずにクビを切っていいのか、ということです。(須田光照) 続き

「慰安婦」問題解決求めるソウル「水曜デモ」30年〜新宿でアピール
1月19日(水)昼休み、毎月第3水曜日に新宿西口で行われている水曜行動in新宿に久々に参加しました。戦時性暴力問題連絡協議会が中心となり、「日本軍『慰安婦』問題の解決は、女性の人権・平和の未来をひらく!」と訴え、チラシを配布してアピールしています。この日は1992年に韓国ソウルの日本大使館前で始まった水曜デモが30周年となることから、「水曜デモ30年を振り返り、歴史否定が横行する日本の現状を問う」という企画で行われました。司会者は「女性の人権、平和への思いを訴えてきた韓国の日本軍『慰安婦』被害者のハルモニ(おばあさん)たち。二度と性暴力の被害をつくってはいけないという思いを訴え続けてきたのが韓国の水曜デモです。私たちはそういう思いと連帯してアピールを続けています」と語りました。(尾澤邦子) 続き

変質した政治を立て直すために〜「共同テーブル」が第1回大討論集会
第1回「共同テーブル」大討論集会は、「総選挙の総括と今後の政治展望について」をテーマに1月20日14時から、衆議院第2議員会館で開かれた。「共同テーブル」は、立憲民主党に合流しなかった社民党、新社会党、緑の党グリーンズジャパンなどが「基本政策が一致するリベラル・革新の、多くの政党・政治団体・市民団体と日本の政治を変えるためにネットワークを強化する」と表明したことを受けて、2021年8月28日に発足した。昨年の総選挙の結果で、自民党は議席を減らしたとはいえ、絶対安定多数を得て自民・公明・維新の改憲勢力が衆議院の3分の2以上を獲得した。一方、立憲野党は、立憲民主党の比例の大幅落ち込みもあり、厳しい結果となった。しっかりした総括から、参議院選挙の展望を開こうと「共同テーブル」大討論集会が開かれた。(宮川敏一) 続き動画(佐高信・服部良一)動画(竹信三恵子)「共同テーブル」HP

「橋下徹」とは何か〜「教育日本一 子どもが笑う大阪」の正体
今からおよそ14年前の2007年12月、大阪府知事選への出馬を「2万パーセントない」とまで言い切っていた橋下徹氏は、その数日後には知事選出馬会見を行う。橋下劇場のはじまりである。有権者を欺いたともいえる立候補であったが、テレビタレント弁護士として圧倒的な知名度が功を奏してか、自民党大阪府連推薦・公明党大阪府本部支持を受け180万票余を獲得して知事の座に就く。報道各社の出口調査によると、無党派層の半数以上が橋下候補に投じたそうだ。たしかに、そこには既存の政党政治に飽きたらぬなんらかの期待が寄せられたことは間違いないかもしれない。しかし、その期待は何で、橋下氏はいったいそれに応えたのだろうか。選挙戦では華々しく「教育日本一 子どもが笑う大阪」を公約スローガンとして掲げ、氏は2008年2月大阪府知事の座に就いた。(志水博子) 続き

〔週刊 本の発見〕『アレクシエーヴィチとの対話−「小さき人々」の声を求めて』
アレクシエーヴィチの『戦争は女の顔をしていない』を読んだのは5年前2016年の夏だったが、その時の衝撃はいまも忘れない。同じ年の11月には二度目の来日をしたアレクシエーヴィチの話をぜひ聞こうと、〈あるくラジオ〉の仲間と東京・本郷で開かれた「対話・質疑応答の会」に出かけた。帰路たまたま見かけた彼女のやさしい様子は今でも眼に残っている。第2次世界大戦時、ソ連では100万人をこえる女性たちがナチスドイツとの戦いに出征した。それも看護師や医師としてではなく、多くは兵士として武器を手にした。パルチザンや非合法の抵抗運動に身を投じた女性たちも多かった。そうした従軍女性たちから戦場体験そして戦後の現実を聞き取り、女たちの戦争の真実をアレクシエーヴィチは記録した。彼女にとってのこの第一作は1983年にできあがっていた。が、原稿は「反国家的」とされ2年間はお蔵入りとなり、ペレストロイカのはじまった1985年にようやく刊行された。(志真秀弘) 続き

NHKは捏造報道を謝罪せよ!〜反五輪デモの当事者「都教委包囲ネット」が抗議
1月18日15:00〜、都教委包囲首都圏ネットワークは、NHK BS1スペシャル『河瀬直美が見つめた東京五輪』の件について、NHKに抗議要請行動を行いました。この抗議要請行動には、私たちは当初「数名くらいの方が集まるかな」と思っていましたが、なんと33名が集まりました。その中には、「反五輪の会」「東京オリンピックはいらないネット」、ユーチューバー、共同通信の方、さらにはNHK・OB(2名)の方もおりました。原宿駅に集合している時に、私がNHK・OBの方に「NHKも情けないですね。あんな番組を流して」と言うと、「確信犯です」ときっぱり言われました。NHKに到着すると、改修中というので工事の塀で囲まれており、NHKホール側の入り口(警備員数名)に、連絡係りの方が待っていました。彼が言うには、敷地内撮影録音禁止、コロナ感染もあり代表2人だけ入れる、とのことでした。(渡部秀清) 続き動画(6分)あの字幕の意味(安田幸弘) *写真=こっそり隠れて「都教委包囲ネット」のデモを取材する河瀬直美氏(後姿)

キステムは非正規にも賞与を払え!〜東北女性たった一人で立ち上がる
NTT関連の警備業をしている「キステム」は、1100人規模の中堅の警備会社だ。しかし正社員は150人程度で、8割以上が契約社員などの非正規である。その格差は大きい。正社員には年間5.5か月の賞与が出るが、非正規社員はゼロ。そんななか東北支店管轄の営業所のAさん(58歳 女性)がついに立ち上がった。Aさんは警備日報の処理などの事務担当の仕事をフルタイムでやっている。もう10年勤めたベテランだ。東北支店管轄には、他の4つの営業所にもまったく同じ仕事をしている事務担当者がいる。しかし他の4人の身分はいずれも正社員。Aさんだけが「契約社員」ということで、基本給でも5万円低く、賞与もゼロである。不合理な非正規差別を禁止した「労働契約法20条」は、2020年4月に重みを増して「パート有期雇用労働法」に引き継がれている。(M) 続き

軍拡よりもコロナ対策を!改憲発議・敵基地攻撃能力許すな!〜1.17国会開会日行動
阪神淡路大震災から27年、新型コロナウイルスの感染の急拡大の中、通常国会が始まった1月17日昼、総がかり行動実行委らが呼びかけ、国会議員会館前で「改憲発議反対!辺野古新基地建設中止!敵基地攻撃能力保有反対!防衛予算拡大するな!いのちと暮らしと営業を守れ!」国会開会日行動が行なわれた。岸田政権は、米軍由来のオミクロン株感染拡大に対して「米軍任せ」で日米地位協定抜本改定の国民の要求に背を向けている。一方で、敵基地攻撃能力保有・大軍拡、改憲論議を優先し、露骨な森友疑惑隠し、国土交通省の統計データ書き換えなど国会で議論し問題点を糾明すべき問題が山積みだ。横断幕「反共は戦争前夜の声 立憲野党共同の前進を!」は私たちの声だ。(近藤徹) 続き

北海道・神恵内村長選 : 脱原発派、レイバーネット会員・瀬尾英幸さんが出馬へ
北海道電力泊原発の地元・泊村に2015年から移住し、反原発運動を続けるレイバーネット会員の瀬尾英幸さん(写真)が1月16日記者会見。神恵内村長選への出馬を正式に表明した。神恵内村は、NUMO(原子力発電環境整備機構)が進める高レベル放射性廃棄物の地層処分のための文献調査に、寿都町とともに応募。昨年秋から文献調査が始まっている。この日は、泊村と同じく泊原発の地元自治体である岩内町で、「泊原発立地4町村住民連絡協議会」の設立総会が開催された。北電と再稼働に関する事前了解権を含む安全協定を締結している地元自治体は現在、4町村(岩内町・泊村・共和町・神恵内村)ある。この4町村内に活動拠点を置く反原発運動団体の横の連携を深めることを目的に、今回、4町村内に拠点を置く8団体で連絡協議会が組織されることが決議された。(黒鉄好) 続き

山口正紀のコラム : ジャーナリズムを放棄した「監視対象との癒着」宣言
2021年12月27日、読売新聞大阪本社(柴田岳社長)と大阪府(吉村洋文知事)が「包括連携協定」を結んだ(写真)。大阪府のHPによると、包括連携協定は「民間企業との協働・コラボレーションにより、社会課題の解決を図る新たな公民連携のモデル」だそうだ。しかし、報道機関にとって大阪府は重要な取材対象であり、監視の対象。新聞社がその取材・監視対象と協定を結んで「協働・コラボレーション」する?これはどう言い繕おうと、ジャーナリズム・報道機関であることの放棄宣言だ。大阪府は吉村知事が副代表を務める「日本維新の会」の本拠地だ。昨年の衆議院選挙で大きく議席を増やした後、「憲法改正」に向けて動きを強める維新。その牙城・大阪府と読売の「包括連携」は何を意味するのか。《大阪本社と府/包括連携協定》――12月28日『読売』朝刊第3社会面最下段に、こんな見出しのベタ記事が掲載された。(山口正紀) 続き

私たちはどんな時代を生きているのか?〜太田昌国の新刊『〈万人〉から離れて立つ表現』
奥付に二人の略歴が載っている。著者の太田昌国さんはレイバーネットの連載でもお馴染み。ラテンアメリカなどかつて「第三世界」と呼ばれた地域の歴史・思想・文学に関連する書籍の企画や編集を手がけ、日本のナショナリズムについての論考も積極的に発信している方だ。学生時代に観たウカマウ作品や、猩記瓩筌撻襦柴本大使公邸占拠事件への向き合い方、拉致問題をめぐる日本社会への違和感を言語化してくれた『「拉致」異論』のインパクトが心に残る。太田さんがこの本で評するのは、画家・デザイナー・イラストレーターの貝原浩さん。「フォービギナーズシリーズ」や、チェルノブイリを描いた画文集『風しもの村』などで社会への鋭い眼差しと幅広い画風を展開してきた方で、2005年に他界された。2006年の第一次安倍政権の発足時、私が風刺漫画を描いてみようと思い立ったのも貝原さんの作品の影響が大きい。(壱花花) 続き

団交ドタキャン許さず JAL本社へ抗議!〜細井さおりさんの遺影を胸に
1月12日午前に東京・市ヶ谷の貸会議室で予定されていたJAL被解雇者労働組合(JHU)との第4回団体交渉を、会社(JAL)は突然キャンセルしてきた。理由は「オミクロン感染拡大」だった。当日の団交予定時間には、当該・支援者約30人が集まっていた。愛媛からの参加者もあり、キャンセルの知らせに驚いた。というのは、昨年の緊急事態宣言下でも人数制限などの感染対策を講じて実施してきたからだ。組合は「これまでの団交の中で職場復帰の話も出てきており、今回はその議題の予定だった。コロナを理由にした延期は会社の時間稼ぎではないか」とみている。昨年春に3人の元機長でスタートした「JAL被解雇者労働組合」も客室乗務員メンバーが続々と加わり、22名になった。しかし加わったばかりの細井さおりさんが12月15日に65歳で急逝してしまった。彼女は客室乗務員の大ベテランだったが、整理解雇でクビを切られ、その後、東京東部地域のオルグとして活躍していた。(M) 続き動画(7分)

〔週刊 本の発見〕フェミニズムは飢えと闘うべきだ〜『二重に差別される女たち』
フェミニストの友人は不条理なジェンダー差別のために活動している。私は彼女の運動に敬意を払うが、高価な服に身を包む高学歴の彼女が口にする「高学歴の女性への機会の不平等」という言葉は、私に警戒感を呼び起こすだけである。ある種のフェミニズム運動は学歴のある高い職に就く女性たちに導かれ、機会均等や社会での女性の地位向上を訴える。それは必要な運動であると思うが、そういう運動をしている女性には地を這うように生きている女性のことは目に入らないのではないかと時々思う。彼女たちに見え隠れする優越感に女性問題の格差を感じていた。貧困女性を支援しているのは、大抵は労働組合や貧困問題に取り組む市民運動だからだ。この本の著者ミッキ・ケンダルは序章の中で「食べ物の不足、質の高い教育を受ける機会、安全な住環境、最低賃金、医療。これらはすべてフェミニストの課題だ。(根岸恵子) 続き

東部労組マツモト支部 : 組合員の過去の事故弁償分を返金させる!
全国一般東京東部労組マツモト支部が闘っている、仕事中の事故弁償を労働者に負担させている問題で、このほど会社側が同支部組合員が過去に事故を起こした際に賃金から弁償費として差し引いた部分を当該労働者に返金してきました。マツモトの労働者が昨年11月に東部労組の支部として労働組合を結成し、闘いに立ち上がった成果です。この問題では、労組側が返金を団体交渉で要求し、昨年12月には足立労働基準監督署も同支部の申告を受けて労働基準法違反で経営者に是正勧告を出していました。違法・不当な労働条件を労働者に押しつけていたのですから、本来であれば経営者がただちに謝罪とともに返金して当然のものです。ところが、許しがたいことに会社側は返金と同時に、その同じ金額を当該組合員にあらためて事故弁償費として「請求書」を手渡してきました。労基署からの是正勧告を交わすためだけに返金してきたのです。恥知らずにも程があります!(須田光照) 続き

太田昌国のコラム : 移動し、転戦する軍隊と、感染症の拡大
新型コロナウイルスがなかなかにしぶとく、したたかな特性をもつことを知って以来、これを名指して「優秀なゲリラのような」という表現を何度か使った。この、生物ではないしても無生物ともいえない「いきもの」が、地球を〈支配〉する人間社会が持つ弱点を狙って、的確に奇襲攻撃を仕掛けてくることから、そう思ったのだった。自分も含めて世界じゅうの人間が慌てふためき、翻弄されているありのままの姿を映し出すには、畏敬すべき〈敵〉の形容としてふさわしいものと考えた。ウイルスにも感染症(パンデミック)にも無知だった私は、おそらく多くの人びとがそうであったように、俄か勉強をした。特に、「百年に一度の」感染症の世界的な流行という言葉に導かれて、百年前の俗称スペイン風邪については、かなり調べた。もっとも大きな拠り所になったのは、米国の生態学的歴史学者、アルフレッド・W・クロスビーの『史上最悪のインフルエンザ』と、日本の人口学学者、速水融の『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ』(写真)だった。(太田昌国) 続き

コロナ長期化で生活破綻が深刻化〜「女性による女性のための相談会」がレポート
年末年始にかけて開催された「女性による女性のための相談会」が終了した。今後は相談者のフォローアップと報告書や報告会の準備、実行委員会からの政策提言などの議論、行政への要請などに取り組んでいくという。実行委員会はプレスリリースを発表し、4日間の相談会を遡りまとめている。以下、紹介する。・・〔概要〕コロナ長期化でこれまでの生活が破綻してきている。何らかの疾患を抱えている相談者が多く、医療相談が多い。以前は医療機関で治療を受けていたが、失職するなどして治療費がなかったり、失職によって保険証の継続ができなかったりして、困っている事例が目立った。中には医療機関にかかれないため、以前に処方してもらっていた薬と同効果の市販薬を買おうと事例もあった。元々抱えていた女性が潜在的に抱えている「生きづらさ」に起因する相談が多い。(「相談会」プレスリリースより) 全文

尾澤さんが戻ったぞ、2022年を勝利の年に!〜支援する会ニュース63号を発行
12月23日、2021年最後となる第62回木曜行動がのべ90人の参加で行われました。 この日も終日韓国 KBS が取材に駆けつけてくれました。12月25日のレイバーフェスタでは、寸劇「韓国サンケンン・尾澤孝司が狙われた日」を上演し、不当逮捕・勾留を告発しました。韓国サンケン労組支援の闘いを紹介する3分ビデオも上映されました。12月27日の夜に尾澤さんが釈放されました。1月2日には和田会長と高橋社長の自宅を訪問して韓国サンケン労組の「年賀状」を届けました。〔本社正門前〕支援する会の仲間の発言で行動開始。韓国からキムウニョンさんがインドネシア移転のとき「『民主労総を脱退すれば移転を止める』と言っていたが、 私たちは民主労総の旗を守って1年以上も闘い続け、結局インドネシア撤退を断念させた。それ以来、韓国人労働者を無視して一方的に事を進めるのがサンケン電気の悪癖となった」とサンケン電気の組合潰しを語りました。(ニュースより) 続きニュース現物(pdf) *写真=池袋の東京営業所前でアピールする尾澤孝司さん(1月6日)

「河瀬直美が見つめた東京五輪」に異議あり〜NHKに抗議を!BPOに意見を!
2021年12月26日夜に放送され、30日朝に再放送されたNHK BS1スペシャル『河瀬直美が見つめた東京五輪』。IOC(国際オリンピック委員会)の指名に応じて、公式記録映画の監督を引き受けた河瀬直美さんやスタッフによる制作の過程を追ったドキュメンタリーは、見逃せない問題をはらんでいました。河瀬直美監督による冒頭の発言「日本に国際社会からオリンピックを7年前に招致したのは私たち」「それを喜んだし、ここ数年の状況をみんなは喜んだはずだ」「これはいまの日本の問題でもある。だからあなたも私も問われる話。私はそういうふうに描く」に対して、SNS上で怒りの声が一気に広がり、「#五輪を招致したのは私達ではありません」というハッシュタグが正月早々トレンド入りしました。河瀬発言の不当性を告発したツイートは、355万インプレッションを超えています。(杉原浩司) 続きNHKデマ確定

〔週刊 本の発見〕気骨ある反核医師の生き様から核廃絶の重要性を学ぶ〜『核のない未来を願って』
核兵器と、核のいわゆる『平和利用』としての原発。その双方に反対し精力的な活動を続けてこられた松井英介・岐阜環境医学研究所長が82年の生涯を閉じたのは2020年8月。お連れ合いの和子さんから「故人の追悼集を出したいので、生前にゆかりのあった人に追悼文を寄稿いただきたい」と評者にも依頼があった。英介さんを中心に発足した「株式会社はは」の会報的なものだろうと思ったので気軽に引き受け寄稿した。贈呈を受けてから、立派な装丁を見て驚いたというのが正直なところである。「株式会社はは」は、福島で、子どもの歯の生え替わりで抜けた乳歯を保存、残留する放射性ストロンチウムのデータを記録し被曝の実態を解明するための民間プロジェクト組織である。放射性ストロンチウムはカルシウムに似た性質を持ち、歯や骨に蓄積しやすいことからこのプロジェクトが発足した。(黒鉄好) 続き

米国労働運動 : 全米自動車労組、全組合員投票で直接民主主義を勝ち取る
【解説】レイバーノーツ誌の1月号はまたもや組合民主化の歴史的勝利を伝えている。組合員100万人の全米自動車労組UAWがその本部執行部を全組合員の直接選挙で選ぶことを全組合員投票で決めたのだ。UAWの最高幹部たちが汚職と腐敗により起訴され投獄される、というスキャンダルを跳ね返した一般組合員たちの勝利の物語である。(レイバーネット国際部 山崎精一) 以下、本文ー全米自動車労組UAWの組合員は、組合執行部を選ぶための直接投票制度(「一人一票」)に移行することを圧倒的多数で決定した。12月2日現在の集計では、直接選挙は有権者の63.6%の支持を得ている。これは、組合員が何十年にもわたってこの変革を求めてきた、全米で最も重要な組合の一つにおける改革派の歴史的勝利である。 この全組合員投票は、この数年間一連の汚職容疑でUAW幹部が訴追され、UAWと連邦司法省が結んだ和解協定に基づいて行われた。 続き

本腰を入れて生きなければいけない年〜「アベ・スガ政治を許さない」国会前行動
1月3日は、恒例の「アベ・スガ政治を許さない」国会前行動の日。快晴にめぐまれたが、人々の表情には厳しさと緊張感があった。平和運動家の大木晴子さん(写真)はこう語る。「今年は本腰を入れて生きなければいけない年。香港にしてはならない。沖縄を知り沖縄を通して日本を見つめることが大事。本当に戦争は地獄です。沖縄の心を殺さないでほしい。デニー知事と一緒に頑張りたい」と。この日、もっとも多く掲げられたのは「不承認」の文字。それは、沖縄辺野古の工事不承認を決めたデニー玉城知事を支持し連帯する意思だった。「ワクチン接種後の死亡者数1431人」のプラカードを掲げる人がいた。「死亡者だけでなく重篤者も6000人を超えている。マスコミも取り上げない。大変なことが起きているのに国会はワクチン被害の問題を審議していない。それを訴えたくてきた」と。(M) 続き動画(8分)写真(ムキンポさん)

関西生コン弾圧を許さない!〜元旦行動、大阪府警本部前に400人
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない 元旦行動」は、午前10時から12時まで、大阪府警本部前の歩道に400人が陣取り、様々な労働団体・市民団体が弾圧への抗議の声を上げ、今年も戦闘的に貫徹されました。関西生コン支部の湯川委員長は、「労働委員会で解雇が不当労働行為と認定された企業に職場復帰を要求した宣伝行動に対して、大阪府警が『名誉棄損』なる告訴を受理して11人もの組合員の事情聴取を行っている。弾圧は続いている。抗議の声を上げたい」と提起、12月13日に完全無罪を勝ち取った関生支部の組合員は、「当たり前の判決。クリスマスに検察が上告した。プレゼントだ。最高裁では罰金刑になった役員と2人で完全無罪の判決を勝ち取る」決意を述べました。(愛知連帯ユニオン) 続き報告(酒井徹)

日本の戦争に「帝国の狭間」の民衆を巻き込むな〜「新冷戦反対」三人声明
1月1日、 加藤直樹氏・植松青児氏・石井信久氏が「新冷戦」に反対する声明を日本語・韓国語・中国語で発表した。以下、紹介する。・・・2021年11月14日、ついに宮古島にミサイルが搬入された。最も近い民家から約250m、約350人が住む二つの集落が1キロ圏内にあるという場所の弾薬庫に、地対艦ミサイル等が持ち込まれたのだ。これにより、宮古島のミサイル部隊は本格的な運用態勢に入る。宮古島と沖縄島の間にある宮古海峡は、軍事的に中国を包囲し、商船の通行すら阻む「海上封鎖」を目指す米日の軍事戦略にとって、最も重要な急所(チョークポイント)である。海峡を航行する中国艦隊に向けられたミサイルが、宮古島の人びとを守ることはないだろう。むしろミサイルの横で暮らす島の人びとを危険にさらすことになる。宮古島だけではない。(三人声明より) 続き *写真=レイバーネットTVに出演した三氏(2021年7月)


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