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見え隠れする差別意識〜技能実習生が訴えた「セクハラと賃金未払い」裁判
中国人女性技能実習生Aさんが未払い賃金と実習中に受けたセクハラ被害等に対して損害賠償を求めた裁判が、2月23日(金)水戸地裁であった。今回は被告である雇用主農家のB親子、受け入れ団体である協同組合つばさの実質代表者D、そしてもう1人の原告Cさんの尋問が行われた。Aさんに対してセクハラ行為を行ったとされるBは、「やっていません」と全面的に否定した。Bは79歳。茨城県行方市で大葉栽培農家を営んでいた。2004年、事業主としての地位は息子に譲り、それ以後は妻と息子を手伝っていた。B宅では16〜17年前から協同組合つばさを通じて、技能実習生を雇い入れるようになり、常時4〜5人の実習生がいた。実習生の多くは女性で、事件当時男性は1人いるだけであった。裁判当日、Bは息子とともに法廷に現れた。黒いブルゾンとグレーのズボン、スニーカーという姿。普段着でやってきたという感じだった。背はあまり高くない。白髪交じりの短髪、薄くなっている後頭部。ずっと家族で農業だけをやってきたのだろう。すべてが裁判所という場所には似つかわしくなかった。(松本浩美) 続き

安倍改憲がいかに「バカバカしいか」を伝えよう!〜2.26埼玉大集会に1800人
2月26日、埼玉県さいたま市の埼玉会館大ホールで「立憲主義を取り戻す!9条こわすな!戦争させない!2・26埼玉大集会」が開催され。1800人以上が集まった。用意された1500部の資料は足らなくなり、会場は参加者であふれた。会場に入れなかった人たちは、ロビーのモニターで集会を見守った。メイン講師の中野晃一さんは、今後の改憲に反対する運動は、改憲に賛成する人たちを巻き込まなければいけないと語った。そのためには、「安倍政権による改憲がおかしい」ということ、安倍改憲がいかにバカバカしいかということをこの間の安倍政権のおかしすぎる言動をあげ、どんどん伝えようと力説した。いろんな9条擁護の理屈はあるが、要は「安倍の行う憲法改正」はやっぱりおかしいという論点をどれだけ広げられるかなのである。「安倍はおかしい」と感じている人はかなりの数にのぼる。今後の運動はその感覚をつなげることなのだ。(湯本雅典) 報告動画(14分49秒)

一行一行がもったいない!〜赤報隊事件追いかけた渾身の書『記者襲撃』
あの樋田毅さんがついに書いた。とにかくすごい。朝日新聞阪神支局の小尻知博記者が殺害された赤報隊事件・116号について30年間追いかけた渾身の書『記者襲撃』。手にしてから4日。やっと読み終えた。いつもは読むのは早い方なのだが、一行一行がもったいないような、神々しいような、雑に読みとばすことなど許されない本だった。第2章だけは異色である。樋田さんが思い描く2人組の犯人像に基づいた小説になっている。なぜ赤報隊事件は起きたのか、極めて納得がいく推論だ。それにしても、事件取材とはかくも厳しいものなのか。わたしなどは、なんにも知らなかった。凡百のメディア論など吹き飛んでしまうような記者の世界。朝日新聞という組織、樋田さん自身の取材の在り方に対しても、冷静かつ、血の出るような腑分けがなされる。圧巻は、後半の、α教会、α連合への肉薄だ。組織的な関与はあったのかなかったのか。(永田浩三) 続き

憲法とナショナリズムについて考える〜「日の丸・君が代」集会、小倉利丸さんが講演
2月25日、「日の丸・君が代」強制反対!10・23通達撤回!総決起集会が、東京しごとセンターで開かれた。教員や市民など90名が参加した。この集会は毎年、3月の卒業シーズンを前に、「君が代」不起立教員を励ますと同時に、学校の内外をとりまく状況を明らかにしようと取り組まれてきた。冒頭、小倉利丸さん(評論家・元富山大学教授/写真)が「『明治150年』と改憲攻撃」をテーマに講演。「ナショナリズムの暴走を憲法は止めることができない」と指摘した。近代国民国家の限界という視点から、憲法やナショナリズム、9条に鋭く迫る内容で会場を圧倒した(要旨は後掲)。続いて、学校現場や「日の丸・君が代」裁判などの報告があった。「議論のない職場では、疑問も起こらず、現状肯定の雰囲気が充満している」「今年4月から実施される道徳の教科化もすんなり受け入れられている。その中でできる抵抗をしていきたい」「千葉の学校では、教員のパソコン使用に静脈認証を強制している」などの発言が相次いだ。(佐々木有美) 報告渡部通信

韓国から「進歩連帯」ハン代表が訴え〜3.1朝鮮独立運動99周年集会
1919年3月、日本の植民地支配に抗して朝鮮半島全土で起こった独立万歳運動。学生、労働者のみならず、女性、農民・市民たちも街頭に出て「独立万歳」を叫んだ。日本の植民地支配を反省し、朝鮮半島やアジアの平和を共に考えようと、毎年3月1日前後に日韓民衆連帯の集会が行われている。2月24日、東京・文京区民センターで「3.1朝鮮独立運動99周年集会 止めよう!安倍政権が煽る米朝戦争の危機 2.24集会」があり、約200人が参加した。韓国から来日した韓国進歩連帯常任代表のハン・チュンモクさん(写真)は、「来年3月1日は、朝鮮独立運動100周年になる。来年の集会を私たちは自主独立、民族解放そして平和を求める世界的な集会にしたい。朝鮮半島の平和は東アジアの平和とつながっている。日本の民主主義を実現することともつながっている。私たちの平和を結ぶ力を防いでいるアメリカと向き合い、闘っていこう」と訴えた。(尾澤邦子) 報告

戦争も原発も根は同じ犯罪だ〜ダニー・ネフセタイさん、森松明希子さん
埼玉県秩父に住むイスラエル人、ダニー・ネフセタイさん(61/写真右)を招いた講演会が2月11日、大阪市生野区の大阪聖和教会であり、70人であふれ返った参加者が「平和」について共に考えた。東京電力福島第1原発事故で大阪市に母子避難している森松明希子さん(44/左)もゲスト出演。ダニーさんとの対談や会場からの活発な意見交換もあり、安倍晋三政権の下、原発事故がなかったことにされようとする動きを強く批判した。ダニーさんは「昔から自分の国を疑っていた。まさか国はそこまでやらないだろうと考えるのは甘い」と諭し、森松さんは「裁判を起こしても、それは国家転覆や反逆ではなく、一人の主権者として行動しているだけ」と話し、人のための国づくりへの変革の声をこれから上げていく意欲を示した。集会は、国家権力を握る一部の者たちが誘導する逆立ちした論理にのみ込まれない理論と気概を与えてくれたように思う。(林田英明) 全文

沖縄の緊迫した情勢をうけて 〜辺野古新基地建設NO! 2.25首都圏大行動
2月25日、東京都豊島区東池袋中央公園で「辺野古新基地建設NO! 2.25首都圏大行動」が開催された。この行動は先の名護市長選挙の敗北を受けて、秋の沖縄県知事選挙、安倍政権による憲法改悪の動きを前に今何が求められているのかを確認するものとなった。辺野古では連日土砂の大量搬入が行われているが、実際は工事自体が難しくほとんど進んでいない。しかし政府は、6月までに大量の土砂搬入を狙っている。また、宮古島、石垣島への自衛隊配備を強権的に進めている。3月13日には辺野古工事差し止め訴訟判決、14日には山城博治さんら3人の不当逮捕事件判決がある。主催者は、この情勢に合わせ東京で大きな行動を組む。(湯本雅典) 報告動画(4分36秒)

「労働の底が抜けて死者が出る」〜裁量労働制拡大に反対するデモ
「生活苦しいやつ 声上げろ! 将来不安なやつ 声上げろ! 働かせすぎ 今すぐやめろ!」、リズミカルなラップと太鼓の音が2月25日午後、東京・新宿の繁華街に響きわたった。国会でデータ改ざんが明らかになる中、エキタスが緊急デモを呼びかけた。沿道の関心は高い。来年医療系の会社に就職が決まった23歳の学生は「働き方改革で労働時間が短くなると思ったら、長くなることがわかってすごく心配だ」とデモを見つめていた。デモに参加した雨宮処凛さんは「裁量労働制をやると労働の底が抜けて死者で出ると思う」と危機感をあらわにする。サウンドカーの壇上からアピールしたのは、国会議員の小池晃・長妻昭の両氏と「裁量労働制」に警鐘を鳴らす上西充子教授。小池議員は「国会でとんでもないことが起きている。政府が嘘をついていたんです。人間は定額使い放題のケータイ電話ではない。定額働かせ放題は過労死をもたらす!」と怒りのボルテージを上げた。(M) 写真速報動画(4分)エキタスHP

今年こそ狭山が動く!〜「狭山事件の再審を求める東京集会」開かれる
2月23日夜、東京・台東区民会館9階大ホールで、「狭山事件の再審を求める東京集会」が開かれ、280人が集まった。1963年5月1日。埼玉県狭山市で女子高生が殺され、農道に埋められるという痛ましい 事件が発生した。直前に東京で起きた「吉展ちゃん誘拐事件」に続き、またしても身 代金を取りに来た犯人を逃す大失態を演じた捜査陣は、世論の厳しい批判をかわすた めに被差別部落への見込み捜査を開始。アリバイの曖昧だった石川一雄さんを逮捕した。あれから55年。第3次再審請求申立てから12年近く。無実の罪で人生の大半を獄中で 過ごした石川さんは、この日も妻の佐智子さんとともに支援者らに元気な姿を見せ た。「すぐ疲れるという妻に、昨日初めて布団を敷いてやった。私は毎日鍛えているから 疲れない」。「無罪を勝ち取ったら風呂いっぱいにビールを張って、そこに飛び込みたい」。石川さんの言葉に、会場は温かい笑いに包まれた。(Y) 報告

米国内の銃乱射事件の「先に視える」こと〜太田昌国のコラム
現在の米国トランプ大統領の言動を、歴代大統領との比較において、信じ難いとか数段落ちるとかいう評価をよく見聞きする。オバマ前大統領は、銃乱射事件が起こるたびに銃規制の強化を図ったが、トランプはその逆を行っているというように。確かにオバマ大統領は、どこかで銃乱射事件が起こって死者も出たとき、全国に宛てたメッセージで、声を詰まらせ目に涙を浮かべて、その哀しみと犠牲者および遺族への哀悼の気持ちを語ったこともあった。だが、その時にも彼の視野は米国国内に限られていて、人びとの殺害のために使われたその銃がどのような回路をたどって、「国内に戻ってきた」のかを問う姿勢はまったくなかった。すなわち、国外のどこかの地を戦場にした戦争を――「9・11」以降の現在であれば「反テロ戦争」を――絶えず遂行している米国は、「国外で」自らが使っている銃や弾道ミサイルや無人爆撃機やドローンの残虐性や暴力性を問うことは、決して、ない。なぜなら、米国が国外で行なっている戦争は、彼らによれば、常に正しいから、それを問う必要がないからだ。(太田昌国) 続き *写真=フロリダ高校生らと面会するトランプ大統領(TVニュースから)

障害者問題と3000万人署名〜東京・板橋で家平悟さん講演会
2月24日、東京都板橋区常盤台地域センターで「安倍九条改憲ノー!上板橋地域のつどい」が開催された(主催:戦争法廃止!上板橋地域実行委員会)。第一部は、「あきらめない。社会は変えられるんだ」と題して家平悟さん(障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会事務局次長/写真)の講演、第二部は、3000万人署名運動の交流が行われた。主催者の一人越前敏勝さんは、「9条改憲が9条だけでない、国民の暮らしにも大きな影響を与えるということを確認できた」と語った。(湯本雅典) 報告動画(5分10秒)

「大軍拡、静かにやられていいのか」〜軍事予算増大に抗議して防衛省デモ
「いまの国会で、敵基地攻撃ミサイル購入など専守防衛をふみにじる軍拡予算が通されようとしている。これは安保法制に匹敵する戦後の防衛政策の大転換。マスコミも騒がない。静かにやられていいのか」。主催者の一人、杉原浩司さんはこの日の「大軍拡と基地強化にNO! 2.24 防衛省デモ」にこめた思いをこう語った。安倍政権は2018年度の予算案に、過去最高の5兆2千億円規模の軍事予算を計上している。この日は約50人の小さなデモだが、着々と「戦争する国」にひた走る安倍政権にノーの声をしっかり突きつける行動となった。デモで掲げられたプラカードに「軍隊暴走の過ちを繰り返すな」の文字があった。かつて日本軍の暴走は、国民とアジアの人々に甚大な犠牲と被害を与えたが、それを忘れるにはあまりに早すぎる。防衛省への申入書は「私たちのかけがえのない平和への希求が、軽佻浮薄、内実皆無の安倍政権のもとで無惨に破壊されることなど断じて認めない」と結ばれていた。(M) 写真速報動画(5分半)報告(杉原浩司)

「アベ政治を許さない」金子兜太さん悼むプラカードも〜2.23金曜行動レポート
2月23日、金曜日の反原発抗議行動の日。じっと立っているとズボンの下から寒気がしみこんでくる。抗議をつづけることは容易ではない。官邸前では「アベ政治を許さない」の揮毫で知られる俳人の金子兜太さんの死を悼むプラカードを掲げる人がいた。国会前では「原発の多い福井で今回のような大雪時に事故が起きたら、果たして避難できるのか?」と問う人が目についた。今回は、風邪を治した菅谷ファミリーが4人そろって参加していた。2歳の子の「原発反対!」の声をきくと気分が明るくなる。立憲民主党の山崎誠衆院議員は、全国を回って市民と討議しつつ「原発ゼロ法案」を推し進めてきた意気込みを語った。92歳になる元教師も参加しているのをみかけた。国会周辺のたたかいは“老人力”によって支えられている。希望のエリアでは「アベは廃炉」と訴える男性や、米軍機が燃料タンクをしじみの小川原湖に投棄したことに青森弁で抗議する女性のスピーチがつづいた。(木下昌明) 写真速報動画(7分13秒)

〔週刊 本の発見〕安倍政権に勝てる経済政策とは何か〜『この経済政策が民主主義を救う』
安倍政権に勝てる経済政策とは何か。2015年の夏に安保法制をめぐる攻防が大詰めを迎え、翌年に参院選が控えるなか、日本のリベラル左派が掲げるべき対案を示すことが本書の目的である。これまで安倍政権との闘いにおいて、安保法制や改憲問題などが主要な争点となってきたが、安倍政権が長期化してきたのは、必ずしもその復古主義的な政策が有権者に支持されているからではない。実際、世論調査によれば、集団的自衛権の行使、安保法制の可決、原発再稼動などの論点に関しては、いずれも「反対」の声が過半数を占めている。それにもかかわらず、安倍政権が存続してきたのは、大規模な景気浮揚策により、不況を恐れる世論を掴むことに成功したからである。1990年代以降、有権者の多くは、長引く不況と構造改革に痛めつけられ、もう不況はこりごりだという思いを抱いてきた。このことは、選挙の争点の世論調査において、まず「年金、医療、介護、子育て」、つぎに「景気対策」がそれぞれ30%前後と、常に1・2位を占めてきたことからも伺える。(菊池恵介) 続き

雇い止め撤回もとめ「地球科学総合研究所」に抗議〜全国ユニオンアクション
2月22日、全国ユニオンの春闘一日アクションが行われた。その最初の抗議先は、渡辺照子さんを雇い止めにした派遣先企業「地球科学総合研究所」だった。3月末を前に「無期転換逃れ」の雇い止めが頻発している。なかでも地球科学総合研究所は昨年末に長期勤務の派遣労働者3人のクビを切った悪質企業。抗議にも力が入る。午前10時すぎ、一行は会社受付のあるビル4階に上がり、「抗議と団交申入」行動を行なった。しかし会社は入口のドアをロックし「空調のため閉鎖中」の張り紙を出し、一切無視を決めこむ。派遣ユニオンの関根書記長が内線電話で要請書の受け取りをお願いしたが、これも完全拒否。そのため一行は、やむなく社前での抗議行動に移った。17年勤めて路頭に放りだされた渡辺照子さんは「派遣も同じ労働者で同じ人間。人格と人生をないがしろにした地球科学総合研究所の行為をけっして許さない」と渾身の訴えをした。(M) 写真速報動画(4分43秒) *写真=ロックされた総合受付前で抗議する渡辺照子さん(右)

「誇りをもってフジビ闘争をやり切った」〜5年半の争議が解決
2月21日、東京・荒川区のムーブ町屋ホールで開かれたフジビ闘争支援共闘会議第5回総会で、議長の久保聡さんから「昨日会社側と和解協議があり、解決に至りました」と報告があった。当該の全国一般東京労組フジビグループ分会の小金井分会長は「労働者の団結と連帯、そして闘いの現場は社前にあり地域にあり街頭にある。それを信じてこの5年半を闘ってきた。きついけれど貴重な体験をした。この経験を今後の運動に生かしていきたい」と話した。中原書記長は「破産から始まり、都労委の不当命令、スラップ訴訟の最高裁上告棄却など8回の不当決定、不当命令、不当判決を受けながら、ひるまずにやってきた。スラップ訴訟の地裁判決は仮執行宣言がついていたので、いつ強制執行があるかわからないという思いの中で、現在まで続いていた。やっと終わった。この5年半の闘いを共に闘いぬいた仲間たちと共に、誇りをもってこのフジビ闘争をやり切った思いでいっぱいだ」とあいさつした。(尾澤邦子) 報告 *写真=当該の組合員

中国・韓国の若者たちから「ありがとう」〜「慰安婦」問題 ・水曜行動 in 新宿
春めいてきたとはいえ、まだまだ寒さが厳しい2月21日の昼、<「慰安婦」問題解決・水曜行動in新宿>が取り組まれました。「日本軍「慰安婦」問題の解決は、女性の人権・平和の未来をひらく!」のノボリが目を引きました。一昨年12月の「日韓合意」について「国と国との約束だ。さらなる措置は受け入れられない」とする安倍首相に対して、私たち「戦時性暴力問題連絡協議会」は、全国の仲間たちとともに、「日韓合意は解決ではない。政府は加害責任を果たせ」と声明を発して闘ってきています。この日の新宿のリレートークでは、文在寅大統領の新方針の意味を考え、日本政府が心からの謝罪をする必要があることなど、それぞれが思い思いに訴えを続けました。旅行中の中国、韓国の若者たちからは、「慰安婦」問題ということがわかると「ありがとう」という、お礼の言葉をいただきました。海外の方々の反応は良かったですが、日本の中での訴えがもっともっと必要なときです。(喜多村憲一) 報告

裁量労働制のデータ爐佑賃き瓠僧法化の裏に「財界のリクエスト」
法大の上西教授が完膚無きまであばき、政府・厚労省もデータを撤回したけど、政府は「ごめん」で済まそうとしている(事実、官房長官菅は、『法案提出、成立の方針にまったく変わりはない』といつのものごとくだ)から、言っとく。「(数字のねつ造は)意図的ではない」と厚労キャリアは言っているけど、意図的であろうが(や、もちろん意図的であったら大問題だけどさ)なかろうが、政府・与党が主張してきた猯法事実瓩、虚飾であり存在しなくなったのは動かない事実。立法事実がなくなった法律を国会に提出するなら、不誠実どころの話しではなく、政府の政策の正当性が厳しく問われる。ここで突っぱねて出し続けるのなら、この改正の立法事実は犹超搬緤Г錣覆い把校間労働を可能にする制度を作れ瓩箸い財界のリクエストだということだ。(東海林智) 続き *写真=TV放送から

「働き方改悪」法案めぐる審議のひどさ〜国会前行動に1800人
2月19日、通常国会が始まり最初の「19日国会前行動」が、衆議院第2議員会館前で開催された(主催:全国市民アクション、総がかり行動実行委員会)。「働き方改悪」法案をめぐって安倍政権のひどさが国会審議で露になっている。しかしこの事態がなかなか国民に浸透しない(直近の世論調査でも安倍政権の支持率は5割を確保している)中、国会前には1800人が集まった。野党3党の国会議員も国会審議のひどさを報告、ここに集まった人たちがここから広げていく決意がみなぎっていた。(湯本雅典) 報告動画(5分49秒)

過酷な労働条件、組合つくったら解雇!〜インドネシア・ダイハツの販売会社
インドネシア・ダイハツの販売会社であるカリスマ・セントサ・マカッサル社は、過酷な労働条件を是正しようと結成された労働組合との交渉を拒否しただけでなく、2017年12月23日、警告もなく突然、組合役員6名、組合員3名を解雇した。南スラウエシ州の主要都市に店舗をもつカリスマ・セントサ・マカッサル社は、ダイハツから公認され、ダイハツの海外子会社、アストラ・ダイハツと覚書を交わす覚書を交わす販売代理店である。しかしながら、その労働条件は過酷で、月に車を3台販売しなければ最低賃金に達せず、健康保険への登録も無視され、2016年の経営陣の交代によりそれまでは明確ではなかった販売員の身分を契約労働者とした。会社の明らかな労働法違反に我慢できなくなった労働者たちは、2017年10月に全国自動車労働者組合(SPON)を結成し、労働移住省地域事務所に登録した。結成から2ゕ月後、12月11日、SPON は会社に交渉を申し入れたが、会社は労働組合の存在を認めないとして交渉を拒否したため、12月21日ストライキ通告をすると、23日、組合役員6名、組合員3名を解雇した。(遠野はるひ) 報告

沖縄「起訴取り下げ」を求める国際署名始まる〜「海外米軍基地反対連合」呼びかけ
世界各地の250余の平和・正義・環境団体で構成する「海外米軍基地反対連合」が 2018年1月14日、米国メリーランド州ボルティモア市で開催した「海外米軍基地に反対する会議」(写真)で、連合立ち上げに大きな役割を果たした「平和を求める元兵士の会」のメンバーが沖縄の米軍基地と現地での反対運動に関する報告を行なった。平和を求める元兵士の会は、米軍の駐留基地に反対する声を高めている沖縄の運動に賛同し、数回、沖縄にメンバーを派遣しているが、この12月にもメンバーが現地を訪れ、辺野古のキャンプ・シュワブ前などで抗議運動に加わったばかり。同団体が取材して、満場一致で山城博治さんや共に被告とされている稲葉博さん、添田充啓さんに対する全ての起訴を取り下げ、 沖縄の人々がふるさとの地に数多く存在する米軍基地撤去を求めて行っている正当な行動に対する封じ込めをやめるよう要求し、国際オンライン署名を始めた。(レイバーネット国際部) 詳細

いい話だと思うけど〜「国旗」に縛りつけられた二人の選手
いい話だと思う。そう思うと同時に、「日の丸」と「太極旗」がもっと控えめだったらもっといい場面だったのになとも思う反面、この写真の面白さは大きな二枚の「国旗」なのかもしれないとも思う。国家という愚劣な概念を象徴する二枚の旗、それに縛りつけられている二人の選手。写真には写っていないけど、金メダルというガジェットもくせものだ。この写真は、見る人にそれぞれの旗を通じて二人にそれぞれの国家を投影させ、「日の丸」が形作ってきた二国間の関係を想起させる。二人の選手がこうして国旗に束縛されていること、見る人が国旗を通じて彼女たちを縛りつけていることが、彼女たちの篤い友情とかいう話が感動的に伝えられる前提でもある。捨てることができない旗と、その旗が命じる競争。二人は旗の命令で競争していたのではなかったはずなのに、それはいつのまにか旗が命じる競争になってしまっていた。ぼくは民族も、国家も、国旗も拒否しない。それはそれでいい。でも、それらの中にこっそりと毒を忍ばせる連中がいるから困るんだ。(安田幸弘) 記事 *写真=韓国「オーマイニュース」

朝鮮学校に「無償化」制度を適用せよ!〜高裁での逆転勝利めざして集会
2月18日、東京・文京区民センターにおいて、東京朝鮮高校生の裁判を支援する会が主催する「逆転勝利を目指す再決起集会」が開催され、約300人が参加した。集会では、東京朝鮮高校無償化裁判の弁護団から3人の弁護士(李春熙さん、金舜植さん、師岡康子さん)、在日本朝鮮人人権協会の朴金優綺さん、東京朝鮮高校生の裁判を支援する会の共同代表・長谷川和男さんからの報告があり、3月20日から始まる無償化裁判の控訴審に向けて、参加者全員で思いを共有した。李春熙弁護士は、昨年9月の東京地裁判決から今年3月の控訴審(東京高裁)に向けた準備状況を報告。「朝鮮学校が無償化制度から排除された理由は、日本人拉致問題等の日朝間の政治的・外交的理由であることが明らかであるにもかかわらず、東京地裁ではそれを真っ向から否定した。朝鮮学校を無償化制度から排除した文科省の主張はことごとく誤っている」と訴えた。(金子通) 報告1報告2(尾澤邦子)

「佐川はやめろ!」〜財務省・国税庁前で怒りの納税者一揆
国会では、虚偽答弁の証拠が連日出されているのに、佐川国税庁長官の証人喚問はいっこうにすすまない。業を煮やした納税者たちが、確定申告初日の2月16日、財務省・国税庁前に集まり「納税者をなめるな!」と声を上げた。緊急の呼びかけにもかかわらず参加者は1100人にのぼった。納税者の怒りは爆発し、ある参加者は「佐川がいる限り納税するつもりはない」ときっぱり語った。主催者の醍醐聡さんは、「税に対する人々の憤りが背中を押して今日の行動になった。佐川さんがこのまま長官をつづけるのは、国民の信頼を裏切り、国税庁の職員にとっても迷惑だ。1時間でも早くやめるべきだ。佐川、麻生、安倍の3人は悪代官。三人組の追放を呼びかける」と元気よくアピール。続いて、立憲民主党、希望の党、民進党、自由党、社民党の国会議員がそれぞれ発言した。議員たちは、この日、佐川長官に面会を求めたが、外出を理由に拒否された。集会後は銀座へデモ行進。「納税者の怒りを思い知れ!」「ウソつき佐川を罷免しろ!」「昭恵夫人を喚問だ!」などのコールが響き渡った。(佐々木有美) 報告動画(7分)TBSニュース渡部通信日刊スポーツ「雲隠れの佐川」ポストセブン

「死刑という刑罰」を考える〜死刑映画週間『獄友』『白と黒』など8本を上映
死刑って何だろう。なぜ廃止にならないのか。これまで映画でも絞首刑をはじめ、ガス室、銃殺、首に金輪をはめてネジで絞めあげるなどの数々の処刑を見てきたが、そんな残酷シーンに衝撃を受けても、いつしか忘れてしまう。死刑は世界的にみれば廃止に向かっている。隣国の韓国では20年間も執行されていない。が、日本をはじめ中国や北朝鮮はいまだに続いている。これでいいのか? 「死刑という刑罰」を考える映画週間と銘打ち、8本の映画と8人の「語る人」によるイベントを2月17日に開催する。新作の金聖雄(キム・ソンウン)監督の『獄友(ごくとも)』は、日本で起きた狭山、袴田、布川、足利といったよく知られた殺人事件で長期拘束された5人の「冤罪(えんざい)被害者」に焦点を当てたドキュメンタリー。彼らはなぜウソの自白をしたのか、獄中で何があったのか? 互いに「獄友」と励まし合ってきたことなどが描かれる。イスラエルの『スペシャリスト〜自覚なき殺戮(さつりく)者』は、ユダヤ人を強制収容所に送り込んだナチスの親衛隊中佐アイヒマンの裁判記録。ここから哲学者ハンナ・アーレントが追究した‟凡庸”な悪の本質もあぶり出されてくる。(木下昌明) 続き映画祭HP

朝鮮人追悼碑訴訟で一部勝訴〜「何としても守りたい」思い通じる
2月14日午後2時過ぎ、群馬県前橋地裁で弁護士が「一部勝訴」の紙を掲げた。県立群馬の森公園にある朝鮮人追悼碑「記憶 反省 そして友好」の設置期間更新を不許可にした群馬県に対し、前橋地裁は「社会通念上著しく妥当性を欠く処分」だと判決した。追悼碑は、アジア太平洋戦争末期、植民地・朝鮮から強制的に連行され、群馬県内の様々な現場で非人間的かつ過酷な労働を強いられ、命を落とした朝鮮人労働者の死を悼むと共に、はかり知れない痛み・苦しみを与えた侵略・植民地支配の歴史を記憶にとどめ、若い世代に引き継ぐと共に、過ちを繰り返さぬ決意を新たにすることで、韓国・朝鮮や中国をはじめ広くアジアの国々や民衆との間に真の平和と友好を築き上げていこうとの願いを込めて2004年4月に建てられた。裁判は2013年12月、碑の設置期間更新を求めた追悼碑を守る会の申請に対して、2014年7月群馬県が行った不許可処分の取り消しを求めて始まった。(尾澤邦子) 報告

「アリさんマークの引越社」争議が一括和解〜野村さんユニオンの専従職に
2月13日、「アリさんマークの引越社」ではたらく野村泰弘さん(写真左)を含む従業員ら計37人が、会社に対して、残業代の支払いや事故による弁償金の返還等を求めていた労働争議は、中央労働委員会にて、ついに一括和解した。野村さんがプレカリアートユニオンへ相談してから約3年。長い道のりだった。野村さんは、この日を契機に本名を明かした。和解条項には、プレカリアートユニオンの組合員に対し、故意や重い過失がなければ弁償金の負担を求めない旨が明記された。「アリさんマークの引越社」のグループ会社ではたらく同組合員に対して労働紛争の解決金を支払うことで和解した。和解金額は非公開だ。会見で野村さんは、「労働者と使用者の力の差は歴然としている。是非、組合に入ってほしい。しっかりした労働環境を、自分の力で切り拓いてほしい」と語った。野村さんは引越社関東を退社し、プレカリアートユニオンの専従職となるという。(土屋トカチ) 報告動画(7分)プレカリアートユニオンの報告 *2月14日の記者会見

ドキュメンタリー映画「選挙が生まれる2・東京 私たちは歩き始めた」完成
2017年9月28日、野党第2党だった民進党が事実上解散し、わずか3日前にできた「希望の党」への合流を決めた。「希望の党」の政策協定書の原案には「集団的自衛権には基本的に容認する」と明記してあった。この日から、それぞれの地域で培ってきた市民と野党の共闘運動の真価が問われる闘いがはじまった。映画「選挙が生まれる2・東京 私たちは歩き始めた」は、史上初めて取り組まれた参議院選挙での野党共闘運動(2016年)の第2ステージ(2017年10月衆議院選挙)を東京を舞台に描いたものである。衆議院選挙では、東京だけでも25選挙区(小選挙区)が闘われる。そこでは、参議院選挙以上の厳しい闘いがくりひろげられた。カメラは、選挙区ごとの選挙戦の瞬間、瞬間を追った。選挙の結果は、自公政権に3分の2議席を再び譲ってしまう形となった。しかしこの選挙戦の過程は、これまでにない苦しいが意味ある場面の連続であった。今後の日本の民主主義運動の展望を切り開く芽が、生まれたといっていいほどの。(湯本雅典) 詳細予告編

〔週刊 本の発見〕非正規労働者は新しい階級か?〜『新・日本の階級社会』
本書は、非正規労働者を「アンダークラス」と呼んで労働者階級の下層に位置する新しい階級の出現と捉えている。社会学の手法によってデータが分析され実証される。非正規労働者の数は929万人。パートタイマーの主婦、外国人労働者、アルバイト学生などはこの数字から除かれているから、実数は間違いなく1000万人を越える。正規労働者は2192万人なので、この統計によっても非正規は労働者総数の三分の一である。数字は、主に2015年の「社会階層と社会移動全国調査」が使われている。最新のものと言って良い。著者の名付けた「アンダークラス」の生活をみていく。平均個人年収は186万円。正規労働者のそれが370万円であるのと比べ半分である。月収15〜6万円では家賃、携帯通信料、水光熱費、食費などでほぼ尽きてしまう。健康保険料、年金なども全額自己負担である。病気しようものなら医療費にも事欠く状態になる。(志真秀弘) 続き

創価学会本部前で静かに訴える!〜 第12回サイレントアピール
2月11日、創価学会本部前(東京都新宿区信濃町)で、創価学会、公明党に「共謀罪と安保法制の廃止のために闘え」「学会のために声を上げる会員を処分するな」等のプラカードをかかげたサイレントアピールが行われた。今回は、前回を上回る創価学会員が、全国から参加した。サイレントアピールは、今回で12回目となる。この取り組みは創価学会内で不当な弾圧にあい、創価学会本部職員を解雇された3人の元創価学会員により2015年12月に始められた。また、並行してこの3人に下された不当処分に対する損害賠償請求裁判が行われている。参加者の中には、先日行われた沖縄県名護市長選挙に関わって「新基地容認は沖縄県民の本当の幸福ですか?」というプラカードをあげた会員もいた。名護市長選挙では、名護市の公明党が新基地推進派の渡具知氏を前回選挙の「自主投票」方針を変え「推薦」の立場をとり現職稲嶺進氏敗戦に大きく影響した。(湯本雅典) 報告動画(6分19秒)第12回裁判報告

暴走する基地建設−沖縄で何が起きているのか!〜伊波義安さんが講演
2月10日、東京・全水道会館で「名護市長選」を受けての「緊急集会 : 暴走する基地建設−沖縄で何が起きているのか!」が開かれ、約150人が集まった。講演は奥間川流域保護基金代表の伊波義安さん(写真)。沖縄の反基地運動の活動家だ。伊波さんは沖縄の基地の歴史をふりかえり、国土面積のわずか0.6%の沖縄に70.4%の在日米軍専用基地が集中している原因、日本復帰後に米軍基地がますます強化されアメリカの侵略戦争に加担させられてきたこと、沖縄が平和憲法の番外地になっていることなどを語った。また辺野古や高江の報告のなかで、「辺野古の大浦湾は人類の宝! 海を埋め立てて基地をつくらすのは多様性豊かな生物を殺す二重の殺傷! そこに住んでいる生き物を殺すだけじゃなく戦争で人を殺すんです」と訴えた。最後に「名護市長選挙に敗れた翌日は、辺野古キャンプシュワブにたくさんの人が集まった。勝つまではあきらめません!」としめくくった。(見雪恵美) 報告講演動画(1時間)

「安倍をコケにするなんて覚悟がないとできないよ」〜石川真生「大琉球絵巻展」開催
名護市長選で稲嶺氏が敗れたショックを吹き飛ばすかのように、2月10日、「原爆の図 丸木美術館」に、沖縄から「大琉球絵巻」がやってきた。これは米軍統治下の沖縄で生まれ育った写真家・石川真生さん(写真)が、みずから撮った沖縄をつなげて絵巻にしたもの。縦1メートル横30メートルの絵巻は四巻まである。オープニングのこの日は、沖縄から石川さんも駆けつけ、写真を前に熱いトークを繰り広げた。「絵巻を作ろうと思ったのは、第二次安倍内閣がオスプレイを沖縄にたくさん移し、中止になると思っていた辺野古基地建設を宣言したから。なんでヤマトは沖縄をバカにして威張ってるんだって思ったからさ」。「日本はアメリカのポチ。みんな、そう思わん? でも写真は一度出したら止まらないから覚悟がいる。安倍をコケにするなんて覚悟がないとできないよ。ネットで叩かれたりするけど放っておく」。90分立ちっぱなしでしゃべりまくる石川さんは、ステージ4のガンを抱え、昨年8月に大手術をした人とは思えない。(堀切さとみ) 報告

ネオナチを使った組合つぶしは許さない!〜全日建連帯労組が緊急集会
2月9日、東京・連合会館で「闘争妨害の週刊文春報道、排外主義団体による組合事務所乱入・暴行事件〜卑劣な組合攻撃を許さない緊急報告集会」が開催された。参加者は200名を超えた。当初予定していた90名の会議室があふれ、急遽大会議室へ移動となる盛況ぶり。関心の高さがうかがえた。昨年末発売された「週刊文春」の記事によって、事実を歪曲・矮小化した報道をされたエム・ケイ運輸事件(本社・奈良県大和郡山市)。2013年、長時間労働や違法な運行管理の是正を求めて組合が結成され、現在も争議中だ。組合員の尾山さんは「分会長襲撃事件の翌日から開始したストライキは今日で436日目。分会は10名で、一人も欠けずに闘争中。必ず勝利する」と力強く語った。事件の背景を語る約9分の映像も初披露された。2018年1月から、大阪広域生コンクリート協同組合の一部執行部は、ネオナチの瀬戸弘幸氏らが率いる排外主義団体と結託。関西地区生コン支部事務所への乱入、恫喝、暴行事件とネットによる誹謗中傷を連日行っている。(土屋トカチ) 報告

「東電の役員報酬が7年で27億3200万円」〜2.9金曜行動レポート
2月9日金曜日、原発反対の抗議行動の日、日本中が寒波でちぢこまっているこの日、ズボン下を2枚はいて出かけた。官邸前には時間前に到着した。いつも一番前で抗議の声を上げている人に「どこから?」と尋ねると「船橋から」と答え「早く原発を終わらせたい」とも話していた。国会前では「2月は30分早く終わらせます」ということで、最初に立った川崎の春橋さんがスピーチした。彼は毎回のようにフクシマの現場報告をして貴重な存在である。「経産省はトリチウム水を海洋放水する気まんまんで、放っておくと大変なことになる」と訴え、「東京電力の役員報酬を調べたら2010年から16年までで総額27億3200万円が支払われている。こんなに支払われているのか!」と憤っていた。希望のエリアでは、府中からきた男性が、国会議事堂前駅で抗議していたお坊さんが亡くなられた話をした。長い抗議行動の日々のなかで、いつも見かけた人があるときからふっと消えるように姿を見せなくなる。どれだけ多くの人が亡くなったか・・。(木下昌明) 続き動画(5分半) *写真撮影=shinya

太田昌国のコラム : 植民地問題と死刑問題〜「運動圏」で議論したいこと
現在ある政治的・社会的・経済的な秩序に疑問を感じ、これを変革するためのさまざまな社会運動に関わる個人がおり、その人びとが集団を作る。基本的には同じ立場の人びとの中にあっても、問題によっては、小さな差異も、場合によっては大きな食い違いが生じることもあるのは当然だから、そこで、その相違点をめぐってどれほどの「豊かな」議論が保障されるかということが、その運動の帰趨を決める大事な要素だと思う。私なりの社会運動への関わりの経験の中で、「運動圏」の人びとの理解が、他の課題に比べて、すんなりとはいかない課題が、ふたつあると思える。植民地問題と死刑問題である。前者に関して言えば、アジアで唯一、植民地主義帝国として成り上がった経験を持つ私たちの社会は、その捉え返しも謝罪も不十分なままに、植民地「喪失」から73年目の時を迎えている。この現実がもたらす歪みは、為政者側にのみ見られるのではない。(太田昌国) 続き

平昌オリンピック もうひとつの声〜日韓市民団体が国際フォーラム
韓国では今日(2月9日)、平昌冬季オリンピックの開会式が開かれる。 盛り上がりに欠けると言われていた平昌オリンピックだが、北朝鮮からの参加と女子アイスホッケーの南北統一チーム構成、そして北朝鮮による文化公演や要人の参加などで一気にオリンピック・ムードが盛り上がっているようだ。 しかし、そうしたオリンピック・ムードの中、平昌オリンピックに反対の声を上げてきた 「平昌冬季オリンピック反対市民監視団」、「平昌オリンピック反対連帯」が、開会式前日の2月8日夜、韓国のソウル市麻浦区にあるフリースペース「共有地」で、オリンピックに起因する問題を考える日韓国際フォーラムを開催した。 参加者はざっと30〜40人程度で、みんな厚いコートやジャケットを着込んでいる。会場はあまり十分に暖房が入っていないのだろう。 これまで韓国では、仁川アジア大会の失敗、フォーミュラ1の失敗など、「経済効果」をうたって大々的に開かれたメガスポーツ・イベントの失敗にもかかわらず、平昌オリンピックに反対する声は必ずしも大きくはない。しかし反対の声を上げ続ける人々は確実に存在する。(レイバーネット国際部) 報告呼びかけ文 *写真=日韓市民メンバーたち

〔週刊 本の発見〕「街の本屋」が苦戦している〜「本を売る」という仕事
のっけから私事で恐縮だが、17年近く勤務した派遣先から雇い止めを受け、同じ年月通い続けた派遣先の最寄りの「街の本屋」とも別れを告げることになった。私は、一回の購入額が1万円を超えることも珍しくないため、「大口顧客」だったらしく、おまけとして雑誌の付録のバッグに購入した本を入れて渡してくれることもたびたびあった。その本屋との別れほど名残惜しいものはなかった。思い出は尽きない。ところがそんな「街の本屋」が軒並み閉店している。地方都市の老舗、地域一番店の閉店ニュースも聞く。「閉店は寂しい」とコメントする人もいるが、それを思うなら本屋から注文をして購入すべきなのだ。アマゾンからではなく。と恨みつらみを言わせてもらってからやっと本題に入る。本書は、書店経営をひとつのビジネスととらえる経済本ではない。よく見かける「エッジの効いたユニークな本や」「イマドキのブックカフェ」「リーディングカンパニーたる大型書店」にスポットを当てたものでもない。(渡辺照子) 続き

名護市長選挙:稲嶺進さん「あきらめる必要は絶対ない!」
2月4日、名護市長選挙の投開票があった。選挙期間中、名護市辺野古キャンプシュワブでは連日基地建設用の資材が搬入されていた。資材搬入用のダンプは毎回数十台にのぼり、道路を遮断しての搬入が強行された。そのつど市民が座り込み、搬入を阻止しようと非暴力の座り込みを試みるが、機動隊が暴力的に市民の排除を強行した。この状態はこの間毎日のように続いているが、マスコミ報道は全くされていない。自民党、公明党推薦の渡具知武豊候補は、選挙運動でまったく基地問題を語らず、政策討論会にも応じなかった。また自民党は小泉進次郎議員を2日以来訪沖させ、「対立より融和」と争点そらしに終始した。一方稲嶺、安次富陣営では選挙戦最終日の総決起集会に3000人の支援者が参加、翁長沖縄県知事や支援、支持政党も全力で応援運動を繰り広げた。結果は勝利には至らなかったが、稲嶺さんはこの間の闘いの結果辺野古新基地建設は1%もすすんでいないことを強調し、「あきらめる必要は絶対ない」と発言、支援者の大きな拍手に包まれた。(湯本雅典 取材:2月2日〜4日) 報告動画(7分)新垣毅氏の論評 *写真=2/3総決起集会で演説する稲嶺氏

理容室メンズカットリーダー裁判が勝利和解〜ブラックな業界にメス
首都圏青年ユニオンの山田です。東京都稲城市に店舗を構える「メンズカットリーダー」で働いていた男性理容師の賃金未払い裁判が昨日(2月5日)、東京地裁立川支部で勝利和解をしました。声明文と当事件弁護団の笹山弁護士のブログ記事を紹介します。……(声明より)本和解は、次の意義がある。理美容業界は徒弟的制度の慣行が著しく、この観点から様々な労働基準法違反が認められる「ブラック企業」がはびこりやすい。本件でも奴隷的拘束、長時間労働、低賃金、賃金からの搾取といった実情が認められた。和解では、まずこれらの違法行為の存在を認めさせ、実質的な謝罪条項を獲得した。時間外労働の実態を裁判所が認め、残業代の発生を認めさせた。「保証金」についても、被告が認める部分にとどまったが、これを返還させた。山下氏は、秘密保持にこだわったが、これを認めず、広く今回の成果を伝えることができるようにした。首都圏青年ユニオンはこの勝利和解をより発展させるため、「理美容師ユニオン」を通じて理美容業界の労働環境改善にむけて活動を強化する。 全文 *写真=勝利和解を実現した当該・弁護団・支援者

映画・演劇・音楽で打って出る!〜芝居小屋で「メトロ総集編」初上映会
そこは50年前にタイムスリップしたような「アングラ劇場」だった。2月3日夜、ドキュメンタリー映画『非正規に尊厳を!−メトロレディーブルース総集編』(制作=ビデオプレス)の初披露上映会が東京・江戸川区の「新小岩ZAZA」で行われた。町工場の2階のその空間は約70人の人々でぎっしり埋まった。主催は『メトロレディーブルース』を観る下町部会で、東部労組メトロコマース支部委員長・後呂良子さんの昔の演劇仲間たち。非正規差別を容認する裁判所の決定に「このまま放っておけない」と立ち上がったのだ。5年のたたかいをドキュメントした映画は大好評で、「涙が出てきた。感動した。ポレポレ東中野でやってほしい」「自分のところで上映会をしたい」の声が寄せられた。この日はあわせて、評判の寸劇『女三人吉三』(10分)も上演された。また派遣雇止めに遭った渡辺照子さんも参加し「一緒にたたかいたい」とアピールした。(松原明) 写真速報映画ホームページ *写真=終演後の会場で(提供・須田光照さん)

〔週刊 本の発見〕権力者を笑うことと弱い者を笑うこと〜『武器としての笑い』
現在、テレビを中心として爐笑い瓩梁減澳兇麓造紡腓い。爐笑い畄歐佑魯丱薀┘謄にもニュースにもドラマにもスポーツにも登場し、新たな犧庸宗福)瓩次々に登場し、「一発屋」という呼び名とともに消費されて行く。そして、そこで送り出される「笑い」の主流は軽佻浮薄、弱い者を馬鹿にする卑小でしかなく、あるべき諷刺精神を失い、体制順応、権力追随に堕しているとしばしば言われる。昨2017年の後半には、そんな爐笑い瓩鮟笋辰憧つかの出来事が大きな話題となった。9月、『とんねるずのみなさんのおかげでした30周年記念SP』(フジテレビ系)において、石橋貴明が扮したキャラクターが男性同性愛者に対する差別表現であると批判を浴びたこと。12月、『THE MANZAI 2017』(同前)において、ウーマンラッシュアワー(写真)が原発、沖縄、日米関係などに関して徹底的に安倍政権を攻撃する漫才を演じたこと。同じく12月、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!大晦日年越しスペシャル!』(日本テレビ系)において、浜田雅功が顔を黒塗りにしてエディ・マーフィーを真似、黒人差別であると批判を浴びたこと。(大西赤人) 続き



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