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「北朝鮮のミサイル」へ過剰反応、なぜ米韓合同軍事演習を批判しないのか
8月29日午前6時過ぎ、日本のテレビはいっせいに一色に染まりました。「ミサイル発射」「地下に避難を」と警告するJアラートです。長野県以北は携帯電話も鳴り響いたことと思います。午前5時58分ごろ 北朝鮮がミサイル発射、6時2分 Jアラート、6時7分 ミサイルが北海道上空通過、6時16分 エムネットが「北海道から太平洋へ通過」と発表。このかん、東北、北海道のJRは、本社の指示で、その場で列車を止めました。「ミサイルがどこに堕ちるか分からない」という恐怖がふりまかれました。ところが午前8時前、記者会見した安倍首相はこう言いました(写真)。「発射直後からミサイルの動きは完全に把握していた」。小野寺防衛相は午前10時過ぎの記者会見で、「日本に飛来する恐れはなかったので、破壊措置は実施しなかった」と述べました。それならあの”アラート騒動”は何だったのか。(アリの一言) 続き

〔週刊 本の発見〕戦後補償「解決済み論」のおかしさ〜『五〇年目の日韓つながり直し』
8月17日、韓国の文寅在大統領は日本の朝鮮植民地支配に伴う戦時期の朝鮮人強制動員の問題をめぐって、「日本の『慰安婦』問題と強制徴用問題解決済み』の主張は誤り」との立場を明らかにした。これに対して、日本政府と多くのメディアはバッシングを繰り広げている。紹介する本書は、日本の戦後補償「解決済み」論を批判的に検討し、今なお果たされていない植民地支配の罪を清算するための諸課題を1965年の日韓請求権協定を切り口に考える本だ。「植民地支配と戦争犯罪のような国家暴力によって犠牲となった個人の権利回復のために、国家の責任は、期限なく、全うな解決を目標に、追求されなければならない」(本書p113)と本書は訴える。そして、国家の責任を問いつづけることは日本に生きる市民一人ひとりの責任でもあるはずだ。被害者たちの声に、植民地支配責任を有する日本人はどうこたえるべきか? それを考えるために、本書を強くすすめる。(佐藤灯・金塚荒夫) 全文

民進党代表選に望むこと〜「原発・憲法・野党共闘」フクシマの声
民進党の代表選が9月1日に行われる。全国各地の野党共闘をすすめる市民団体からは、民進党代表選候補者に要望書が届いているという。今回の代表選は、自公政権が憲法改悪を実行に移すことを阻むためのかってない重要な選挙と言っていいだろう。だから、民進党関係者に限らず、マスコミや全国の市民団体も大きく注目している。私は8月下旬福島取材を行った際、震災以降福島原発廃炉、脱原発に奮闘してきた3人(3a郡山代表/野口時子さん、福島県教職員組合郡山支部書記/中路良一さん、福島県教職員組合双葉支部長/柴口正武さん)に民進党代表選について思いを聞いた。インタビュー内容は3つ。「原発エネルギー政策」「憲法改悪」「野党共闘」。それぞれについて、震災以降6年半の「悔しい思い」を反映した意見を聞くことができた。(湯本雅典) 報告動画(11分22秒)8.30「消費税」学習会の報告 *写真=3a郡山代表の野口時子さん

イオンの警備員がユニオン結成〜「仮眠も労働時間」残業代を全額払え!
仮眠時間は労働時間。賃金を全額払うよう完全勝訴判決が出されました。しかし会社は、企業内組合と話をして仮眠時間の未払い賃金の一部のみを支払って早期に幕引きしようとしています。8月27日、イオンディライトセキュリティユニオン(プレカリアートユニオン イオンディライトセキュリティ支部/中村孝支部長=写真)を結成しました。イオンディライトセキュリティ株式会社は、イオンのグループ会社であるイオンディライト株式会社の100%出資子会社の警備会社で、主に、イオン店舗などの警備を行っています。イオンディライトセキュリティでは、朝9時から翌朝9時までの勤務の後、いったん帰宅して、同日の18時から翌朝6時までの勤務をこなした上で(しかもその日は休日扱い)、翌朝から勤務するといった長時間過重労働が常態化しています。社内で、36(さぶろく)、48(よんぱち)と呼ばれる、36時間、48時間の連続勤務も珍しくなく、過労死ラインを大幅に超える時間外労働を強いられてきました。(清水直子) 全文

六ヶ所ピースサイクル〜大間原発反対の「あさこハウス」を訪ねる
自転車で全国をまわり「平和・環境・人権」を訴える「ピースサイクル」。8月18日に東海村を出発したピースサイクルは、26日に無事六ヶ所村につくことができました。役場前の集会では地元マスコミの取材うけながら、首都圏や函館・東北の方の発言をうけ、更なる運動の拡大を誓いあいました。27日は、むつで核燃中間処理施設に反対している市民グループの説明と交流の後、大間のマグロを食べ、「あさこハウス」(大間原発建設の家)の小笠原厚子さんに会ってきました(写真)。むつのグループは毎月金曜行動で、施設反対を訴えているそうです。市が東電の匿名15億円寄付・交付金を受けるなど、すざましい現金攻勢のなか、負けずに闘いを継続しています。厚子さんは、町長選挙を闘い、益々元気になって、ワンちゃん五匹と共に私達を美味しいコーヒーで迎えてくれました。時折監視にくる警備員を横目に、いろいろな話を聞き、来月代々木公園での再会を約束しました。明日28日はいよいよ六ヶ所村・核燃・県庁への抗議申し入れです。(里見羊) 8.26レポート8.27レポート

「武器では平和は守れない」〜埼玉の中村哲講演会に1450人
8月25日、中村哲医師「命の水と緑の大地を拓いて34年・戦乱と旱魃のアフガニスタンから『平和』を考える」講演会が、埼玉会館大ホールに1450人が参加し大盛況だった。ハンセン病治療のためパキスタン北西部ペシャワールに赴任以来34年、アフガニスタン東部で、医療活動のかたわら1600本の井戸を掘り、相次ぐ戦乱と旱魃で難民化して人々の帰還のために灌漑用水を拓いて「緑の大地計画」を進める中村哲医師は、政治と自然の変化に翻弄されてきた人々がひたすら求める「平和な生活」への願い、「豊かさ」とは何かを一緒に考えたい、と次のように講演した。「中近東の西にある山の国アフガニスタンは人口3000万の保守的イスラム教の多民族雑居国家で、アフガン戦争以前は遊牧と農業中心の需給率100パーセントの国だった。降水量は少ないがヒンズークシ山脈の雪や氷河が溶けて土地を潤し、降り注ぐ日差しのおかげで光合成が促進し豊かな耕地となり糖度の高い野菜や果物がとれ、小さな国の集合体のようなこの国は、互いの民族を尊重しながら、平和な民族の花束とも呼ばれてきた」。(ジョニーH) 続き *写真=超満員の会場

韓国 : 労働政策の向こうを夢見る時〜ムン・ジェイン政権発足100日を語る
文在寅(ムン・ジェイン)政府の発足から100日、キャンドル・デモに力づけられて発足した政府に対する期待はどのあたり留まっているのでしょうか? チャムセサンは「文在寅100日を語る」という企画で各界の社会運動専門家たちの声をのせます。文在寅政府発足から100日が過ぎた。当選後、恩師の日には「期間制教師の殉職認定」を指示し、仁川空港を訪問して「公共部門非正規職ゼロ政策」を宣言し、最低賃金を2020年まで1万ウォンに上げるといった。また、労災で死亡した時の元請業者と発注者に対する処罰の強化を約束した。新任雇用労働部長官は、やさしい解雇と就業規則不利益変更要件緩和という二つの指針を廃棄するといった。文在寅政府100日記者会見では「労組組織率を向上させるために政策的努力を傾ける」とし、「不当労働行為を強い意志で摘発・処罰する」と明言した。これまで労働者たちが要求してきた多くの声が政府の立場として発表され、期待も高まる。文在寅政府100日、労働者たちは新しい世の中を夢見られるようになったのだろうか?(チャムセサン報道) 労働朝鮮半島教育言論メディア文化医療福祉

沖縄から安次富浩さんが訴え〜「MXは沖縄への偏見をあおるな」第21回抗議行動
8月24日(木)夜、「沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志」の呼びかけで、東京MXテレビ前で第21回目の抗議行動が行われた。前回につづいて今回も、右翼のメンバーが妨害にやってきた。大音量のスピーカーでがなりたて、集会の最初から終わりまで止むことはなかった。また途中参加者に、突入してくる場面もあった。しかしそれにめげることなく、約70人の参加者は「MXは沖縄への偏見をあおるな」の声を上げ、三線や太鼓、エイサーや掛け声でのりきった。沖縄から「ヘリ基地反対協議会」共同代表の安次富(あしとみ)浩さん(写真)が参加した。安次富さんは、8月12日に4万5千人が集まった県民大会の「オスプレイ撤去」決議を日本政府に手渡したこと、オスプレイが沖縄だけの問題ではなく、岩国、三沢、北海道まで飛び、日本列島を縦断していること、熊本の被災地でオスプレイ着陸のために自衛隊が大事な水を撒いたりしていること、などオスプレイをめぐる危険な状況を語った。(見雪恵美) 報告動画(19分20秒)

低賃金・長時間労働をなくせ!〜200人で「三交タクシーユニオン」を結成
三重県の労働組合、「ユニオンみえ( 三重一般労働組合」は、株式会社三交タクシー(津市乙部・中島嘉浩社長)の従業員、約200人(8つすべての営業所)を組織し、8月21日に「三交タクシーユニオン」を結成した。そして、8月24日、本社に組合結成と団体交渉の通告を行い、記者会見を開いた。24日は新たに結成された「三交タクシーユニオン」の野口薫委員長をはじめ、組合員ら30人が株式会社三交タクシー本社を訪れ、同社役員に要求書を手渡した。組合は9月6日に団体交渉を開催すること、「低賃金で長時間働かなければならない実態をなんとかしてほしい」「各営業所から各種ハラスメントの相談が寄せられている」とし、あらゆるハラスメントの根絶などを求めた。野口委員長は同日の記者会見で、「私たちは三交タクシーだけの問題に取り組むのではなく、この業界全体の処遇改善につながるように頑張りたい」と決意を語っている。(神部紅) 報告 *写真=組合結成を通告したユニオンメンバー(会社前)

21世紀初頭の9月に起こったふたつの出来事〜太田昌国のコラム
思い起こしてみれば、新しい世紀=21世紀の冒頭で、いずれも9月に起こったふたつの出来事が、今日にまで至るその後の世界の在り方を規定した。まず、2001年9月11日には、米国の経済と軍事の中枢の建物に、民間機をハイジャックした若者たちが自爆攻撃を行なった。他国の領土では絶えず戦争を仕掛けてはきたが、自国本土が戦場になった経験をもたない米国は、3000人以上の犠牲者を生んだこの攻撃を「戦争」と捉えた。攻撃主体はどこかの国の軍隊(国軍)でもなかったが、彼らを匿ってきたのはアフガニスタンだと決めつけて、この小国に「反テロ戦争」なる新しい形の戦争を仕掛けた。戦争とは「国家テロ」の発動にほかならないと私は考えている。「戦争」を「テロリズム」の範疇に入れるこの考え方は、無念にも、世の中の常識とはなっていない。(太田昌国) 続き

シュレッダー係配転はダメ!〜「アリさんマークの引越社」都労委が組合勝利命令
アリさんマークの引越社の不当労働行為問題(組合員をシュレッダー係の業務に就かせたことなど、罪状ペーパーを貼りだしたことなど)に関する東京都労働委員会の不当労働行為救済命令が、8月23日、交付されました。完全勝利命令でした。明確に詳細に会社の不当労働行為問題が違法と認定されました。謝罪文の掲示を命じることはあっても、反省文を社内報に掲載し、全従業員の自宅に送付することを命じる不当労働行為救済命令は非常に珍しいです。これをテコに集団訴訟全面解決を実現し、アリ地獄と呼ばれるほどの弁償を社員に強いるような会社の体質を改めていきます。引き続きご支援のほど、お願いいたします。ぜひ会社に「都労委命令を守れ」とお伝えください。(プレカリアートユニオン・清水直子) 報告 *写真=シュレッダー係に配転されていた当該組合員

〔週刊 本の発見〕人種や階級の壁を超えて〜ベル・フックス『フェミニズムはみんなのもの』
ベル・フックス(写真)は米国で活躍する黒人のフェミニストである。1952年にアメリカ南部の「家父長主義的な労働者階級の家庭」で生まれた彼女は、人種隔離政策の撤廃後、カリフォルニア州のスタンフォード大学に進学し、フェミニズム運動の洗礼を浴びると同時に、人種差別と性差別という二重の課題を自覚するようになった。1981年に『アメリカ黒人女性とフェミニズム』、そして1984年に『ブラック・フェミニストの主張―周縁から中心へ』を発表。白人中流階級の女性を中心とする当時のフェミニズムを痛烈に批判し、その後の運動の流れを大きく変えた。2000年に刊行された本書は、フェミニズム運動の歩みを振り返るとともに、その多様な課題を論じたコンパクトな入門書となっている。以下では印象に残った二つの論点を紹介しよう。一点目は、本書がフェミニズム運動の土台として「内面化された性差別」との対決を強調している点である。(菊池恵介) 続き

無条件で対話を!朝鮮半島で戦争をするな〜宗教者・市民が声あげる
8月21日、米韓合同軍事演習が始まった。アメリカと北朝鮮の軍事的な緊張が高まる中、22日午後、国会議員会館前で市民・宗教者による緊急集会が開かれた。許すな憲法改悪!市民連絡会、憲法を生かす会、平和をつくりだす宗教者ネットが共催。100人が集まり、「命を守ろう!朝鮮半島で戦争をするな!」のコールをあげた。発言者の多くは、「米朝は直ちに無条件で対話をすべき。日本政府はそのために力を尽くすべきだ」と訴えた。カトリック教会の大倉一美神父は、次のように語った。「かつて朝鮮半島で戦争があった。原爆投下も検討された。今回もその可能性はある。朝鮮半島の戦争を止めるのは平和憲法を持ち、被爆した日本以外にない。朝鮮の分断の責任は、植民地支配をした日本にある。私たちが声を上げ続けるほかない」。(佐々木有美) 写真速報動画(5分半)

瀬長亀次郎にみる沖縄の戦後史〜映画『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』
沖縄に自生するガジュマルは何本もの細い幹を束ねたようにして一本の大木となっている。これを「どんな嵐にも倒れない、沖縄そのもの」と愛した男がいた。その大木のシーンから『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』が始まる。男とは戦中、毎日新聞那覇支局の記者を務め、戦後はうるま新報(現・琉球新報)社長に就任、人民党結成に参加し、那覇市長となった瀬長亀次郎(1907〜2001年)のこと。沖縄が日本に復帰する2年前から、初の衆院議員として国会でも活躍した。彼の波乱にとんだ生涯を、以前に「筑紫哲也NEWS23」のキャスターを務めた佐古忠彦が監督し、TBSテレビが制作したのが本作。映画は、テレビ局ならではの豊富な資料映像が使われ、本人の生前の貴重なインタビューをはじめ、彼とかかわった人々の証言を重ねている。瀬長は戦後一貫して米国の沖縄支配とたたかった人物で、彼を介して沖縄の知られざる戦後史も浮かび上がってくる。(木下昌明) 続き試写会報告(ジョニーH)映画公式サイト

パワハラで傷つく毎日、悔しくて涙がでます〜「職場のいじめ」相談事例紹介
●賃金は以前の会社と同額にするという約束で転職しました。ところが、実際は契約社員でボーナスもなく130万円も年収が下げられました。契約社員のため労働組合にも入れさせてもらえません。「お前は正社員じゃないから」と差別的扱いをされ、挨拶すらしてくれません。●都内郵便局。男性社員が知的障害者の女性労働者の胸や体をやたらに触ったり、腕枕にしたり、とても不愉快です。どうしたらよろしいでしょうか。●派遣社員。派遣先での理不尽なパワハラにより傷つけられる毎日。生きていくため働くには耐えていかなければいけないのでしょうか。悔しくて涙がでます。●派遣社員。派遣先のメーカーにいる「協力店」のスタッフから、毎日ただただ罵倒されています。開口一番怒鳴りつけ、私を犯罪者と呼びます。夏場は、連日の残業と土日祝日も出勤です。平気で人を傷つける人たちに囲まれての仕事ではこのままでは自分が潰されるのは目に見えています。(NPO法人 労働相談センター) 全文

雷鳴と土砂降りの中、安倍退陣を求める国会前行動に2400人
8月19日、雷鳴がとどろき土砂降りの雨の中、毎月恒例の19日行動「安倍内閣退陣を求める8・19国会議員会館前行動」に2400人があつまった。雨は集会途中から激しさを増し、集会最後まで豪雨は続いた。主催者は、「参加は無理のないように」と呼びかけたが、帰る人はほとんどいなかった。情勢は、「北朝鮮」(朝鮮民主主義人民共和国)への日米両政府による強まる挑発行動の真っただ中にある。挑発行為は戦争の危機の可能性を生むだけで、解決にはならない。登壇者からは「安倍さんは終戦記念日の式典で反省を一言も口にしなかった」(民進党菅直人衆議院議員)、「安倍首相は、なぜトランプ大統領に『北朝鮮』と無条件で協議をするよう強くせまらないのか」(日本共産党田村智子参議院議員)、「日本の国土上空をミサイルが通過することが、なぜ『存立危機事態』なのか」(憲法共同センター小田川義和さん)などの発言が続いた。(湯本雅典) 報告動画(4分55秒)

8時間働けばフツーにくらせる社会を!〜安倍「労働法制改悪阻止」国会前行動
「残業代ゼロ法案」など秋の国会で審議される安倍「働き方改革」に反対する国会前行動が、8月19日午後4時〜5時に議員会館前で開催された。呼びかけは日本労働弁護団。連合・全労連・全労協など垣根をこえて多くの労組・市民が集まった。三重県のユニオンみえは近隣の組合も誘い、バスを仕立てて25名で参加した。「8時間働けばフツーにくらせる社会を」のプラカードが目を引いた(写真)。主催者の棗(なつめ)一郎弁護士は「政府は労基法改悪、裁量労働制、同一労働同一賃金などいくつもの法案を一括して審議しようとしている。悪い法律といい法律を混ぜるふざけたやり方。一括のやり方に反対し一つひとつ法案を分けて審議することを要求していこう」と訴えた。ブラック企業被害対策弁護団の市橋弁護士は「ブラック企業の特徴は長時間労働と残業代の不払い。今回の労基法改悪はこれらを助長するブラック企業正当化法案だ」と鋭く批判した。(M) 写真速報動画(7分半)

続けるしかない!〜255回目の「反原発」金曜行動レポート
8月18日金曜日、官邸前・国会前の反原発抗議行動の日。この日、東京は夕方から雷雨を伴った雨の予報が出ていた。ネットで調べるとすでに千代田区では雨が降っているではないか。空を見上げると晴れ間が見える。さては気象庁までもデモの妨害か? しかし、それにもかかわらず官邸前にはいつもの顔ぶれが目についた。がんで松葉杖をついている人も、雨がふっている平塚方面の人も、90歳になろうという女性も遠くから電車を乗りついできていた。川柳の乱鬼龍氏は今夜は「原発の底なし沼にそそぐカネ」という句を掲げて、ぐるぐる歩きまわっていた。国会前でもいろんな人がスピーチしていた。そのなかで「8月14日『東京新聞』の朝刊一面にでかでかと“廃炉に税金1000億円超”と書いてあったが、そんなものではないはず。“2200億円が正しい”」と指摘する人もいた。希望のエリアでは、歌や楽器演奏が目についた。経産省前では人々にジュースを配っていた。集会も今回で金曜日だけで255回を数える。(木下昌明) 写真速報動画(10分)『ペンとカメラ』感想(堀切さとみ)

「基地がなくなれば 天国に行ける」〜カッコよかった“文子おばぁ”
文子おばぁ語録。「アメリカが勝ったから、私は生きている」「基地がなくなれば、天国に行ける」「沖縄に基地がなくなれば、日本中になくなる」。8月17日夕方、参議院会館講堂で「島袋文子おばぁを迎え沖縄に連帯する市民の集い」が開かれ500人が集まった。映画『標的の島 風かたか』の監督三上智恵さんが聞き手だった。会場の講堂はあふれ、別会場も満杯になる中で、初めて上京した島袋文子おばぁ(88歳)のお話を聞いた。たった30分だったが、内容は濃かったし、全身で安倍政権に対する怒りをほとばしらせ、戦争はしてはならないというメッセージを私たちに送ってくれた。講演後は官邸前の抗議行動。車椅子で官邸前に現れた島袋文子おばぁは、渾身の力を込めてアベに呼びかけた。「安倍さん、安倍さんに手紙を託した島袋文子です」。続けて「あなたは美しい日本をつくると言っているけれど、戦争のできる国をつくろうとしているじゃあないですか」と。あまりにカッコよく、力強い文子おばぁ。思わず「私も頑張る」と叫んでいた。(笠原眞弓) 報告動画(59分) *写真=官邸前の島袋文子さん

〔週刊 本の発見〕フリージャズと演歌が出会った〜『軟骨的抵抗者−演歌の祖・添田啞蟬坊を語る』
〽︎ラメチャンタラ ギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコトバナナデ フライフライフライ。この唄を聞いた記憶はわたしにある。ザ・ドリフターズのカバー、あるいはエノケンだったかもしれない。これは添田唖蝉坊(1872−1944)の息子添田知道(1902−1980)の作詞「東京節」(1919年)の一節。「ラメチャンタラ・・・」の部分は啞蟬坊のアイディアといわれる。少し年配の人なら、作者の名前は知らなくても、かれのうたはどこかで聞いたことがあるだろう。その唖蝉坊について鎌田慧と土取利行が語り合ったのが本書。対談をまとめたもので、コンパクトな冊子だが、内容は問題提起と発見に満ちている。巻頭の「歌声よ起これ」(鎌田慧)も「新しい歌、新しい言葉」で新しい運動をと呼びかけて、意欲的。各ページ下段には唖蝉坊の「ラッパ節」(1905)、「ああわからない」(1906)、「マックロ節」(1913)などをはじめ35の歌詞が紹介されている。(志真秀弘) 続き

戦争する国ゴメンです!〜8.15「ふじさわ・不戦の誓い・平和行動」
8月15日、今年の「ふじさわ・不戦の誓い・平和行動」は「戦争する国ゴメンです! 子どもたちの未来のために」を合言葉に、115人の市民と超党派議員が一緒に、2時間に亘って道行く人々に平和をアピールした。あいにくの雨で、例年の北口サンパール広場から藤沢駅南口通路で行われた。大人気の「湘南太鼓」が雨のため不参加となり、急遽オープニングを任された「マネキンシスターズ+ジョニーH」(写真)がフランスのデモでお馴染みの「オラシャヤーン」を軽快に演奏した後、阿部知子衆議院議員(民進)が「遺族に還らぬ戦争遺骨が海外や沖縄にまだまだたくさんあることを知ってほしい。このようなことを再び未来に残さぬように、不戦を誓い、平和の大切さをアピールしていきましょう」とスピーチした。(ジョニーH) 報告

喜多見・狛江でユニークな映画祭〜実行委員長 高山正樹氏に聞く
東京郊外の喜多見・狛江地域で毎年「喜多見と狛江の小さな映画祭」と題されたユニークな映画祭が開かれる。今年は8月20(日)と23日(水)から27日(日)までの合計6日間、映画12本といくつかのイベントで構成される。豪華な映画祭ではない。主に小さな会場で入場者も数人から数十人のことが多い。それでも毎回、プログラムはなかなか挑戦的だ。「喜多見と狛江の小さな映画祭」実行委員長、高山正樹氏はこの映画祭について「コミュニティにこだわりたい」と言う。単に映画好きが集まる映画祭ではない、コミュニティの映画祭とはどのようなものなのだろうか。映画祭のプログラムについて、高山正樹氏にインタビューをした。(安田幸弘)インタビュー記事

韓国・仁川で「徴用労働者像除幕式&平和文化祭」〜ノレの会が参加
8月12日、韓国の仁川(インチョン)で、日本の植民地時代に侵略戦争に動員され、ま た兵器工場などの労働に動員された労働者を記憶し平和を願う、徴用労働者像除幕式&平 和文化祭があり、ノレの会として参加し、歌ってきました。主催者で、徴用労働者像仁川建立推進委員会の中心を担ってきた韓国民主労総仁川本部のキム・チャンゴン本部長があいさつしました。「植民地で、また意に添わず連行された地で、日本帝国の人権蹂躙と強制労働に服さなければならなかった先輩たちの、血のにじむ苦しみを決して忘れないと誓った約束で、今日ここに強制徴用労働者像を建てることにな った。加害国日本はいまだ人権蹂躙と強制労働・徴用を認めていない。今日をはじめとして、私たちは社会にある日帝時代の名残りを清算し、歪曲された歴史を正し、植民地時代の真相を明らかにし、これ以上このような歴史が繰り返されないようにすることが私たちの課題だ」と話しました。(尾澤邦子) 報告

「戦争の危機、何があっても対話で問題解決を!」〜2017ヤスクニキャンドル行動
8月12日、第12回「平和の灯を!ヤスクニの闇へ キャンドル行動」が東京・YMCAホールで開催された。今回のテーマは「東アジアの視点から『明治維新150年』とヤスクニを問い直す」だったが、緊迫した国際情勢の中、戦争をめぐる発言が目立った。東大教授の高橋哲哉氏は「戦争の危機が高まっている。戦端が開けば韓国・北朝鮮に甚大な被害が起きる。安倍はいち早くアメリカに賛同・追随し、米B1爆撃機と空自で共同演習をしているが、これは憲法が禁じる“武力による威嚇”そのものだ。座視するわけにはいかない。戦端を開くことに断固反対の声を上げよう」と呼びかけた。キャンドル行動共同代表のソスンさんもデモ終了集会で「問題の根底には、日本のアジア侵略戦争とヤスクニ神社につながる歴史が存在している。当面の戦争に反対し何があっても対話で問題解決することを、各方面に全力で訴える必要がある」と強く訴えた。(M) 写真速報

オスプレイ飛ばすな!〜「沖縄県民大会」に呼応して首都圏で行動
8月12日午後、東京・東池袋中央公園で「翁長知事を支え、辺野古に新基地を造らせない沖縄県民大会」に呼応する首都圏行動が行われた。会場にはデモ出発前400人の参加者があつまった。今までにない老若男女の顔ぶれだ。労働組合の旗もたくさんあった。同じ時間帯に行われた那覇市の「沖縄県民大会」は4万5千人が集まった。池袋集会の主催者挨拶で青木初子さんは、怒りをたたきつけるようにこう訴えた(写真)。「オーストラリアでオスプレイは墜落事故を起こした。しかし日本政府が申し入れた飛行自粛要請は何と“運用上必要なものを除く”との条件付きだった。これは自粛どころかまったく自由に飛んでもいいとお墨付きを与えるものだ。オスプレイが落ちても沖縄はまったく変わっていない。オスプレイは自由自在に飛んでいる。日本政府とアメリカ政府に満腔の怒りをもって抗議したい」。(見雪恵美) 写真速報 *写真=shinya

「反日的な」歴史教科書への攻撃〜太田昌国のコラム「サザンクロス」
8月9日付け毎日新聞朝刊に『「反日教科書」執拗抗議、慰安婦言及採択で』という見出しが付された記事が載った(写真)。現職教員と元教員が研究を重ねて著した中学歴史教科書『ともに学ぶ人間の歴史』は2015年度の教科書検定を通り、「学び舎」から発行された。数十校で採用されたという。同書では、1993年の河野官房長官談話が紹介されている。慰安婦の管理と慰安所の設置などに旧日本軍が関与し、強制的だったと政府が公式に認めて謝罪した談話である。この政府見解に基づいて、4年後の1997年度の教科書では、すべてが慰安婦に関する記述を加えた。だが、これを攻撃する「新しい歴史教科書をつくる会」の動きが激しくなり、2012年度版では関連する記述をもつ教科書が1社のみになった。「学び舎」の教科書は、この状況下で抵抗線を引こうとしたのである。(太田昌国) 続き

〔週刊 本の発見〕安倍「労働政策」に胸のすく反論〜『劣化する雇用』
「印象操作」「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と、その言葉の軽さゆえに数々もの「名言」を発する安倍首相は、雇用法制においても言葉のインフレを発現する。いわく日本の労働規制に対しては「この岩盤規制に穴をあけ突破する」、法整備では「女性活躍推進」、提言としては「働き方改革」と、挙げていけばきりがない。そのいずれもが、実態と正反対の認識に依拠するものであり、実効性が極めて希薄か労働者の権利を剥奪するばかりのものだ。最近では、「非正規の時にはなかった責任感や、やる気が正規になって生まれていく」発言で、私のような万年派遣労働者を含む多くの非正規労働者の神経を大いに逆撫でしている。ただでさえ不快な今年の夏の蒸し暑さをいや増すその効果といったらない。その苛立ちを、労働者の権利を保障する立場から本書は受け止めてくれる。タイトルが示すように労働市場政策に焦点を当てている点が特徴だ。(渡辺照子) 続き

ドイツ・ケルンで「8月6日 ヒロシマ・ナガサキ祈念集会」〜辛淑玉さんも参加
ケルンのヒロシマ・ナガサキの会は、72回目の原爆投下を記念して、8月6日の19時よりケルンのヒロシマ・ナガサキ・公園で記念集会を催しました。ケルン市長(平和市長の会)のメッセージ、公園の所在区の区長(緑の党)からのスピーチに加え、特別ゲストとして滞独中の辛珠玉さんをお招きし、力強いスピーチをして頂くことができました。祈念碑の前でそれぞれが、黙祷を捧げる間、志水美郎さん(ケルン天理文化工房主宰)が笙の演奏を続けて下さいました。恒例の「灯籠流し」は、今年は東洋美術館が工事中で、そのため池の水位が極端に低く、沿岸は不純物で濁っており、筏を流すことは断念し、池のフェンスの台に乗せるだけに留めました。残念ではありましたが、満月の加勢も得、それなりによい鎮魂の時となりました。(ミューラー 柴 勵子) 報告

戦火に苦しむ人たちの視点に立つ〜アジアプレス大阪・玉本英子さん
この20年間、イラク、シリア、アフガニスタンを回っては現地からの報道を続けるフリージャーナリスト、玉本英子さん(50/写真)の話は興味が尽きない。フリーランスは、すべて自腹である。取材費、交通費、通訳、運転手……。マスメディアの記者らを前にして、あらゆる自己責任の重さを訴えた。テレビリポートやドキュメンタリーが放送される確約はない。オンエアされれば視聴者に訴えられるし報酬も得られ、次の取材に向かえるのだが、玉本さんは「自転車操業ですよ」と笑う。アジアプレス・インターナショナル(大阪)に所属してはいても、それは独立系のジャーナリストのネットワークであって、営利企業ではない。最前線でヘルメットをかぶり、通訳にビデオの構図を指示しながらニュースリポートを組み立てる。1分以上、その場に止まってはいけない。常に動いていなければ数キロ先から射撃の照準を合わされてしまう。それが戦場なのだ。(林田英明) 報告

フランスの新しい政権と国会〜飛幡祐規のパリの窓から
新政府と与党が政治を刷新するかどうかは大いに疑わしいが、新しい国会にはたしかに新しい要素がある。75%の議員が初当選の新議会では、女性議員の比率が前国会の27%から39%に増え、平均年齢も54歳から48歳と若くなった。この新議会でまず新しさを発揮したのは、ごく少数派の野党「服従しないフランスFI」の議員たちである。初日に「服装を指定する規則はナンセンスだから、ネクタイはしてもしなくてもよい」と宣言し、FIの男性議員の多くはネクタイなしで国会に出席している。また、マクロンが召集したヴェルサイユ宮殿でのスピーチには、労働法典改正に関する法案への修正案を準備する時間が少なすぎるという理由で、赴かなかった。そして実際、この法案について233のうち130の修正案を提出した「服従しないフランスFI」は委員会と本会議で、当法案がいかに反社会的な「労働法典壊し」であるかを入れ替わり立ち替わり説明し、糾弾した。(飛幡祐規) 全文 *写真=三色に照明されたフランス国民議会

森友学園「瑞穂の国記念小学院」に行ってきた〜8.4市民集会は超満員
大阪府豊中市「阪急宝塚線」曽根駅近くの豊中アクア文化センターで8月4日に行われた「とことん追及!森友学園問題」市民集会に参加した。集会前に同線庄内駅近くの森友学園「瑞穂の国記念小学院」にでかけ、建物の前でギターを構えると、通りがかった地元の男性がこう話しかけてきた。「音楽の方ですね。安倍さんの代理で来た昭恵夫人が『この辺りは田んぼがあって良い米がとれますね』と言ったことで『瑞穂の国』と命名され『安倍晋三記念小学校』という名までついた。みんなうそつきだ。この辺りに田んぼはない。この辺は音楽大学の町でこの隣の公園にはグランドピアノや鍵盤などの形をした遊具やベンチがある。それにこの土地からゴミが出たから8億円も負けさせたという話においては風評被害も甚だしい。迷惑な建物だ」と不満をぶちまけた。現在「瑞穂の国記念小学院」の建物は全く使われずにいる。安倍晋三含めた日本会議の関係者が、愛国ビジネスで一儲けを企み、失敗して退散した結果の負の産物だった。(ジョニーH) 報告

「選挙で変えよう!市民連合あきる野」が発足〜盛り上がったキックオフ集会
8月6日、「選挙で変えよう!市民連合あきる野 キックオフ集会」が東京都あきる野市ルピアホールで開催された。集会には、衆議院小選挙区東京25区の公認予定候補、山下ようこさん(民進党東京25区総支部長)と井上たかしさん(日本共産党西多摩青梅地区委員長)が参加した。また自由党から渡なべ浩一郎さん(東京都連会長)、日本共産党から宮本徹さん(衆議院議員)、福生生活者ネットワークから三原智子さん(福生市議会議員)が参加しアピールした。社民党からは吉田ただとも党首らからアピールが寄せられた。東京25区は、東京で最も広い選挙区で「保守地盤がものすごく強く、自民党が1996年からか勝ち続けてきた」ところだ。山下さんは、「あきらめてはいけないという気持ちで市民連合を発足させた」と語った。(湯本雅典) 報告動画(3分10秒)

「新聞奨学生と求人詐欺」解決の道は?〜「改正職安法」めぐり討論
8月6日、東京・文京福祉センターで「新聞奨学生と求人詐欺〜改正職安法は学生をまもれるか〜」が開催された。元新聞奨学生の若者を含む、約20名が参加した。「新聞奨学生」とは、進学を希望する学生が、各新聞社傘下の新聞販売店店舗において配達や集金などの業務を行いながら通学し、奨学金を支給される制度のこと。1960年代後半から始まったこの制度は、各大手新聞社の新聞奨学会が実施しており、経済的事情を抱える学生の進学を支援している。その一方で、新聞販売店によってはパンフレットや事前の説明と大きく異なる労働条件を強いられる「求人詐欺」の実態があり、過去には過労死事件も起こるなど、大きな社会問題となっている。昨今、求人票と実態が異なる「求人詐欺」が社会問題化したことで、今国会ではそれを防ぐための改正職業安定法が成立した。登壇者の一人である、上西充子法政大学キャリアデザイン学部教授からは、この法改正と新聞奨学生の募集情報を照らした報告が行われた。(土屋トカチ) 報告

不二越は強制連行被害者の訴えを聞け!〜富山本社前で責任追及行動
7月31日午後、富山にある不二越本社前において、戦争犯罪に対する責任追及行動が取り組まれました。主催は「第2次不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会」で、結集したのは富山の市民団体や連帯ユニオン関西生コン支部など約40名。福井、大阪、東京、神奈川などからも参加者があり、さらに「青少年平和交流団」として来日していた韓国・光州の高校生16名も合流。また門前には、亡くなった被害者らの遺影も置かれました。そして約1時間、「戦犯企業」不二越に対し怒りの声を叩き付け、強制連行・強制労働に対する謝罪と補償を要求しました。他方、門前集会のあいだ、路上で右翼の街宣車4台が「韓国人は日本に入るな」「朝鮮人は出ていけ」などと、典型的なヘイトスピーチを大音量で繰り返しました。(佐藤和之) 報告

〔週刊 本の発見〕「日本死ね!」その後〜『保育園を呼ぶ声が聞こえる』
2016年2月、「何なんだよ日本。一億総活躍社会じゃねーのかよ。昨日見事に保育園落ちたわ」と始まる『保育園落ちた日本死ね!!!』と題された匿名ブログが大きな話題となった。切実な状況に置かれた当事者ゆえの過激な書きぶりは、お決まりの犧戸祗甅猗親瓩覆匹箸い揶揄・中傷を浴びつつも、大きな共感を呼び起こした。保育園の絶対的不足、都会を中心とする多くの待機児童のありようが国会でも論議となり、国や各自治体がそれぞれに対策を打ち出しはしたものの、一年以上が過ぎた今日(こんにち)、事態の抜本的な解決は未だ遠い。本書には、保育問題の取材を続けている猪熊(ジャーナリスト)、自身の娘を保育園に預けた経験を持つ國分(哲学者)、保育に実際に携わる英国在住のブレイディ(保育士、ライター)三名による対談及び鼎談が収められている。当たり前の話ながら、保育の問題は、それだけが独立に存在しているわけではない。男女の関係、親子の関係、家族観、地域性、労働環境・条件等々が様々に絡まり合っている。(大西赤人) 続き

安倍の「道徳教科書」はいらない!〜横浜市教委「教育出版」の教科書不採択
8月2日、横浜市教育委員会定例会が開催され、来年再来年の小学校で使用する道徳教科書の採択審議が行われた。最大の焦点は「つくる会」系の執筆者の加わった「教育出版」の教科書。なんと「下町ボブスレー」に乗った安倍晋三首相の写真が大きく掲載されるなど、きわめて危険な教科書ですでに名古屋市などで採択されていた。午前8時過ぎから教育委員会の入る関内のビル前では、「横浜教科書採択連絡会」の呼びかけで40名ほどの市民が、「教育出版」の教科書不採択を求めるスタンディングを行った(写真)。結局「教育出版」は1票も入らず、不採択!「やったあ!」「うれしい」と歓声と拍手が市民の間から起きた。2年前、中学校の育鵬社の歴史・公民教科書が採択されてきたので、大きな喜びに包まれた。来年は、中学校道徳教科書(育鵬社参入の予定)、再来年は中学校社会科教科書とつづくが、市民の力で採択を覆せる一歩を感じた。(青島正晴/横浜市元小学校教員) 報告


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