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原発事故被害者を救済する法整備を!〜市民側から立法提案
2月29日、「原発事故被害者支援法」(仮称)市民法案制定に向けた院内集会が衆議院第1議員会館で開かれ、約200名が参加した(写真)。震災から1年、福島県を中心に各地で高放射線値が測定されおり、福島県外への避難者は増え続けている。しかし、避難者と県内居住者への補償は区域が限定され、かつ非常に不十分な内容のものが実行に移されようとしている。その中、原発事故被害者を救済する法整備の必要性が今回市民の側から提案された。内容は、1.「選択的避難区域」の設定 2.災害救助法の摘要と適用期間の延長 3.移住・避難者の生活再建支援 4.累積被曝量の把握と医療費及び健康管理手当の支給、というものだ。今回提案された「立法提言」は、県内居住者、避難者双方が主体となって自らの生存する権利を実現させていく第一歩だ。(湯本雅典) 報告動画(YouTube)関連HP

ベルリッツ、スト損害賠償裁判完全勝利判決を勝ち取る!
全国一般労働組合東京南部とその支部であるベグントが、2008年春闘でのストが会社を加害する目的で行われた違法なものだとして、ベルリッツ・ジャパンから1億1千万円の損害賠償を訴えられた裁判の判決が2012年2月27日にありました。東京地裁民事第36部の判決は、「ストライキの正当性に欠けるところは認められない」として、ストが違法であるという原告の主張を完全に退けました。ベルリッツ・ジャパンによるこの訴訟の目的は、1億1千万円という損害賠償訴訟を起こすことによって、労働組合の権利行使を萎縮させることにありました。しかし、ストライキが正当であると労働組合の権利をはっきり認めた点で、意義のある判決を受けました。ベルリッツの控訴を許さず、争議全面解決に向けて、闘いはあとひとふんばりです。引き続き、みなさまのご支援をよろしくお願い致します。(全国一般労働組合東京南部) なんぶHP *写真=ベルリッツ語学教師による2008年スト

ロビーでひとりの老人が語りかけた〜浮島丸沈没事件を描いた演劇「荷(チム)」
2月28日、東京演劇アンサンブル公演「荷(チム)」(2月24日〜3月4日・ブレヒトの芝居小屋)の上演後、ロビーで、ひとりの老人が出演者たちと対話交流をした(写真)。「荷」は韓国の鄭福根の未だに真実が明らかされていない「浮島丸沈没事件」をテーマにした作品。ロビーで語っていたのは、小野寺和一さん(83歳)。14歳で志願し、当時は16歳の通信兵だった。「浮島丸が舞鶴港に入ったとたん突然爆音がして、朝鮮人乗客たちが海に投げ出されました。船は沈みはじめ、若い夫婦が幼児を差出し『この子たちだけは助けてください』と言ったとき、16歳の私は何もできなかったが、ベテランの日本兵が『まかしておけ、あんたたちも俺のそばを絶対離れるな』と叫んでいる光景を見た。その人たちは助かったらしい」と、観客や日韓の役者たちに実体験を熱く語った。観劇後、「世代を継続して伝わる恨みとか憎しみとはなんであろうか」といった、やりきれなく悲しい感情が襲った。この「世代をつなぐ憎しみや恨み」はファシストやテロリストに利用され、新たな「憎しみや恨み」を生み出す。それを生み出さない判断や行動を考えるきっかけとして、ぜひ見てほしい作品である。(ジョニーH) 報告東京演劇アンサンブルHP

「溶鉱炉に落として溶かしてやる」〜「職場のイジメ」相談事例12月分紹介
1、アルバイトでレジ担当。店長から数限りない暴言を言われ続け、ついに体を壊してしまった。2、老人介護施設の介護福祉士。パワハラにあい、不安神経症とパニック障害に罹患。3、上司のパワハラ。終電が無くなるから帰ろうとすると「ふーん帰るんだ。好きにしたら」と言われサービス残業が当たり前。「お前は何も出来ない奴だ」「もう辞めろ」などの言葉の暴力が毎日続く。4、ファーストフード店でアルバイトの大学生。「店舗ルール」として「休む時は代わりを見つけないと休めない」があり、熱を出して店長に休みを申し入れても「代わりは?」と延々と文句を言われる。酷過ぎる。5、診療所スタッフ。院長がルーズすぎて、レセプト提出と点検の期限を守ってくれない。おかげでスタッフは最終日に大変な目にあう。それでいて院長はスタッフに向かって「無能」呼ばわり。6、大卒の新人。工場の現場に配置された。工場の上司から毎日パワハラを受けている。毎日「工場の溶鉱炉に落として溶かしてやる」などの暴言や脅しを受けて、今は、辞めたり、死んだりしたほうが楽だと思いつめている。(NPO法人 労働相談センター) 全文

大荒れ「裁判所前の男」裁判〜遮蔽尋問・退廷・拘束 なんでもありの多和田法廷
2月27日、東京地裁429号法廷(多和田裁判長)の「裁判所前の男」裁判では、大高正二さん(被告)に殴られたことになっている裁判所職員の怪我の様子を報告した医師(最高裁診療所の女性医師)の証人尋問が、遮蔽ごしに行われた。3時間に及ぶ尋問の中で、その医師は、たびたび「裁判長、それについて答えてもいいんですか」とお伺いをたて、さらに72回にわたって「申し訳ないが覚えていません」といった内容の発言を繰り返し、証人の体をなさなかった。このあと大高さんが質問に立ったが、弁護士と相談するため移動。冒頭、裁判長に「証人を見ようとしたら退廷させる」と言われている大高さんは、自分から証人が見えないようにするため衝立を引きずろうとした。そのとき、きゃしゃで軽くできている衝立が大きく揺れた。ここぞとばかり、山本検事は「有形力の行使、暴力行為だ」と叫び、多和田裁判長は「拘束! 拘束!」と怒鳴り、法廷内にいた10名の職員が大高さんに一斉にとびかかり、退廷させられた。その後も傍聴人の退廷命令が続くなど、多和田裁判長の暴走は止まることはなかった。(ジョニーH) 報告三文芝居レポート(増田都子) *イラスト=異常な429号警備法廷

韓国の新たな社会運動から見えてくるもの〜「レイバーネット総会」3日に開催
「レイバーネット日本総会2012」が3月3日午後、東京・スペースたんぽぽで開催される。2001年に発足したレイバーネットは現会員500人・ウェブアクセス1日2000にまで成長し、2010年5月からは「レイバーネットTV」も開局した。3日の総会では、この「はたらくものの情報ネットワーク」を一層広げるためのディスカッションを行う。また二部の記念講演では、革新系の朴元淳(パクウォンスン)ソウル市長を生んだ韓国の労働運動・社会運動の動向を知ることで、閉塞日本の状況を打ち破る道を探りたい。朴市長は橋下市長とはまったく対照的で、福祉を重視し貧困・失業対策を矢継ぎ早に打ち出している。講演者は、京都大学で日韓の比較研究をしている気鋭の研究者・安周永さん。総会はだれでも参加できるので、ウェブ読者も気軽に参加してほしい。(レイバーネット事務局) 詳細 *写真=民主労総ソウル本部長(左)と面談する朴元淳ソウル市長(右) 2011年秋

原発推進者の罪を裁く〜「原発を問う民衆法廷」2/25に開廷
2月25日、東京で「原発を問う民衆法廷」第一回公判が行われる。申立人の一人、増子さんは「自主的避難者は心を傷めています。国や県に見放されたというやり場の無い気持ちと悲しさで一杯です。様々な軋轢を乗り越えてやっと辿り着いた避難先で、娘が『避難してよかったね』と、心からの笑顔が見せられるような生活を、私たちにください。そして、二度と同じ過ちを繰り返さぬよう、原発の即時停止を求めます」と、この民衆法廷で、自主避難者の置かれている現状と、その思いを訴えている。公判では、被害をもたらした責任者が未だに罪を問われることなく、再稼働にまで計画している現状に対して、法の裁きを下すことを追求している。第1回東京公判は、25日午後、機械振興会館で開催される。 漫画(壱花花)

トルコ : 団交権があぶない!反労働組合法に反対するキャンペーン始まる
トルコの労働組合が、制定されると労働権を侵害することになる法案を廃案にすべく、結束して動きはじめた。政府が狙う労働関係総合法案の規定には、“組合が団交を行う資格を持つには、各部門で3%以上の組織率に達していることを条件にする”という提案が含まれている。これが実現すると、既存組合の60%近くが団交権を奪われる。結社の自由や団体交渉について規定した、ILOの中心的な条約である第87条約・第98条約は、トルコ政府も批准しているが、これらの条約では、組合が組合員を代表して権利を行使することを実質的に妨げるような、組織率の限界値(下限)を設けることを禁じている。組合側はトルコ全土の労働組合が手をつなぎ、合同で反対キャンペーンを開始した。リーフレット2万部の配布や署名活動を皮切りに、トルコ各地で集会やデモを行う予定である。(レイバーネット国際部) 詳細 *写真=反対キャンペーンをよびかけるリーフレット

堅川の野宿者排除を許さないデモ〜居丈高な江東区の態度
2月22日、堅川の野宿者排除を許さないデモがありました(写真)。参加者は50人くらいと少なかったですが、迫力のあるいいデモでした。相変わらず江東区は高みの上から眺めるといったピケを行なって、役所のなかに一歩も入れないぞという態度でトイレを使うのを拒否しました。こうした居丈高な態度は許せない思いです。江東区もひどいですが、東京都も建設局の第5建設事務所の職員が、隅田川の野宿者のビニールシートを勝手に切るという器物破損行為を行いました。抗議に行った人に対し、泥棒扱いをしたそうです。 いま、下町一体は、スカイツリーの景気を目論んだ再開発と、オリンピックを視野にいれた野宿者排除に、躍起になってます。原発事故と震災の復興を考えるなら、余分なお金はそっちに回すべきです。(根岸恵子) 報告2/25デモ情報

辞めたら損害賠償!怖くて辞められない〜「辞めさせてくれない」相談事例12月分
●長時間労働。体調を崩しても仕事は次々と入れられる。辞めたいのに「逃がさん」と言われている。自殺も考える位追いつめられている。●暴力的な職場。「仕事でミスすると罰金10万円」と決まっている。辞めさせてもくれない。●女性。病気になり婦人科に通っている。仕事を続けるのが難しいと退職届をだしたが、認めてくれない。帰宅途中、貧血で倒れ、救急車で運ばれたが、それでも退職を認めてくれない。●社長から無理やり頼まれてサラ金から100万円お金を借りて社長に貸したが返して貰えない。社長のパワハラにも耐えきれず退職したいが、退職も認めてくれない。●入社した会社で現在研修中。研修期間中は賃金は日当千円だけ。到底暮らしていけないのに辞めさせてもくれない。●「辞めたら損害賠償の裁判をする」と言われていて怖くて辞められない。(NPO法人 労働相談センター) 詳細

ジョニーカムバック裁判、最高裁が上告棄却!〜怒りの抗議文手渡す
2月16日、最高裁第一小法廷(宮川光治裁判長、裁判官5名)は、ジョニーHこと疋田哲也さんのこうむった分限免職を適法とした東京高裁判決(昨年6月)を正当と認め、1回も裁判を行わず1枚の決定調書だけを送り付けて終わりにした。調書には「本件上告を棄却する。本件を上告審として受理しない」とのみ書かれてあった。21日午後、当該と弁護士・支援者は急きょ最高裁前に集まり、最高裁裁判部に抗議文を手渡した(写真)。疋田さんは、「職務命令が出ればどんな解雇でも正当化する高裁判決を認めた宮川裁判長の罪は大きい」「この判例が大阪にどんな悪影響を及ぼすか、本当に怒りがわいてくる」と語った。(湯本雅典) 報告闘争継続宣言(ジョニーH)

度肝をぬいたカラオケ隊〜東京・杉並の脱原発デモに5000人
東京の杉並は市民運動が盛んで、原水爆禁止署名運動の発祥の地でもある。ここで2月19日、脱原発「有象無象」デモが行われた。「素人の乱」などが呼びかけたこのデモ、隊列もフォークダンス隊・キッズ隊・ほのぼの隊・ドラム隊と何でもありの様相だ。参加者も幼児から若者、お年寄りと本当に幅広く、最終的には約5000人に膨れ上がった。中でも度肝を抜いたのが「カラオケ隊」だった。車の上にカラオケ機材一式を乗せ、参加者が自由にエントリーする方式。次々にマイクを握って自慢のノドを披露する。選曲はほとんどが「原発替え歌」になっていて、大盛り上がりだった。デモ参加者の表情はなごやかで明るく、去年のデモのような張り詰めた感じはない。しかし一人ひとりにインタビューすると「再稼働は絶対に許さない」「もう原発はごめんだ」と一様に強い言葉が返ってきた。脱原発への決意は人々の心にしっかり根づいていた。(M) 写真速報動画(YouTube・6分)ムキンポ写真館写真「明日も晴れ」写真(山本宗補)マガジン9(雨宮処凛)

労働者の土根性を政府・JRに見せたい!〜21日間の国会マラソン・ハンスト終わる
「JR不採用問題の終結。金銭解決だけでは納得できない。政府はJR雇用の約束を守れ」と、1月27日から国会マラソン・ハンストで訴えてきた3人の当事者の行動が、2月16日終わった。労組や共闘組織のバックもない個人主体の行動だったが、支援者など延べ160人が参加した。国交省・JR各社への要請も取り組んだ。17日の集約集会で当事者の中野勇人さん(元国労北見闘争団)は、「国鉄闘争を全く知らない人も伴走してくれた。こうした出会いをつなげていきたい。労働者のクビを切ったら大変だということを政府に知らしめたい。今後も毎月16日に、四国から夜行バスで上京して国会マラソンをやるつもりだ。これが労働者の土根性だ」と力強く訴えた。集会では、ほかに元闘争団員の佐久間忠夫・猪股正秀・松崎博巳の各氏が「闘争継続」の決意を語った。(M) 2/17集約集会の報告中野勇人ブログ *写真=国会マラソン(右が中野勇人さん)

詩は現実に対して何ができるか〜映画『ポエトリー アグネスの詩』公開
「詩は現実に対して何ができるか」―公開中の『ポエトリー アグネスの詩(うた)』でイ・チャンドン監督は問うている。これは現代の日本の詩人たちが抱いている思いとも重なる。詩集『眼の海』の辺見庸は、故郷の石巻が津波にさらわれた喪失感が大きく、「3・11以前にあった文化と言葉とこれからも同じであっていいのだろうか」と自問しつつ、いまだに出来合いの言葉に安住している人々に批判の目を向けている。映画は日本の現実とは必ずしも同じではないが、生きた詩の言葉を求めて彷徨(さまよ)う老女を介して韓国社会のいまを描いている。66歳のミジャは半身不随の老人をパートで介護しながら、中3の孫息子と2人で暮らしている。(木下昌明) 続き映画公式サイト

すき家・ゼンショーが全面敗訴!〜首都圏青年ユニオンとの団交を命じる東京地裁判決
牛丼すき家を経営するゼンショーが、2007年以来、首都圏青年ユニオンとの団交を拒否していることに対して、すでに都労委命令、中労委命令が出ているが、中労委命令の取り消しを求める裁判で、原告のゼンショーが敗訴した。すき家・ゼンショーは、三度にわたり団交拒否の違法性が認定された。外食産業第一位企業の違法を許すことはできない。すき家・ゼンショーは、ただちに団交に応じるべきである。アルバイトやパート労働者が労働組合に加入してたたかうということは並大抵のことではない。しかし、私たちの組合員があきらめることはない。自らの生活と権利の獲得のために奮闘し続けることを決意している。私たちは、今回の裁判勝利を経て、さらにゼンショーの違法行為を厳しく糾弾するとともに、広く非正規労働者に、破壊的な労働環境でもあきらめずに立ち上がることを呼びかけるものである。(首都圏青年ユニオン) 首都圏青年ユニオンの声明中労委命令(厚労省HP・pdf)朝日新聞しんぶん赤旗 

橋下「職員アンケート」はひどすぎる〜大阪の現場職員「レイバーネットTV」に出演
大阪市の橋下市長は2月9日、「労使関係に関する職員のアンケート調査」を一方的に実施。その内容は、職員に氏名・職員番号・所属部署を書かせたうえで、「組合加入の有無」や「組合活動への参加」「組合に誘った人の名前」まで回答させるという異常なものだった。これに対して労働界・法曹界をはじめ、反対の声が急速に上がっている。また現場ではアンケート拒否のたたかいも起きている。2月16日の「レイバーネットTV」では、「橋下“公務員バッシング”の本当の狙い」と題し、アンケート問題と職場の実態を取り上げた。ゲストは、大阪の現場職員である矢野幸一さん(なかまユニオン)と松本美恵子さん(大阪教育合同労組)で、「おかしいことには声を上げよう」とジャーナリストの山口正紀さんを交え熱いトークが続いた。 アーカイブ視聴(特集は8分から)ハイライト映像番組内容橋下アンケート現物(pdf)大阪自治労連談話自由法曹団声明全労連談話大阪弁護士会会長声明教育委員会はストップ!「大阪アンケートブルース」日弁連会長声明毎日新聞ニュース「開封凍結」レイバーネットTVテキスト版

卒業までに!朝鮮学校に「高校無償化」実現を〜院内集会開かれる
2010年4月から始まった高校無償化は、子どもの教育保障として、高校進学者が増え、中途退学者が減るなどの効果を上げていますが、朝鮮学校だけがいまだに適用されていません。「拉致問題との関係」や「朝鮮半島の武力衝突」など、全く筋違いの理由で排除され続け、いまだに審査結果も公表されていません。今年も卒業式が迫る中、2月14日、参議院議員会館で、朝鮮学校に「高校無償化」実現を要求する院内集会が開催されました(写真)。国会議員9名をはじめ170名が参加し、立ち見の人で会場があふれるほどでした。子どもの権利条約に詳しい吉峰弁護士の講演、朝鮮学校当事者の訴えがありました。また韓国からの支援のメッセージが紹介されました。 報告

「本国の方針でリストラする」と通告〜労働相談「解雇理由」12月分紹介
1、同業他社に買収された会社。新しい経営者から到底不可能な遠方への異動命令がだされた。結局辞めざるを得ないが、こういうケースの場合、会社都合退職にならないのか。2、契約社員。契約期間途中で会社の都合で退職となった。残りの契約期間分の補償は取れるか。3、内定が決定していた。入社予定日の前日に「明日の入社は待って下さい」と連絡があった。このまま内定取り消しになった場合どう対応すべきか。4、外資系。契約社員。長年責任ある業務を任されてきたのに、突然「本国の方針でリストラする」と通告され解雇。頑張ってきたのに泣き寝入りしかないのか。5、学生。家庭教師のアルバイト。親から「厳しく叱ってくれ」と依頼されていたので、宿題をしてこない生徒を厳しく叱責したら解雇された。(NPO法人 労働相談センター) 全文

「放射能からいのちを守る全国サミット」開かれる〜50団体・400人が参加
2月11日から2日間にわたって「放射能からいのちを守る全国サミット」が福島市で開催された。ここには全国から400名、被災者の受け入れなどの支援をすすめている50の支援団体が集まった。1日目は事例報告、分科会、パネルディスカッションが行われ、避難者と全国の支援団体がどのように関係を作りあげてきたのか、またそこでの課題などが報告された。2日目は、相談会が2会場で開かれ、保養、移住などの問題で実際に悩み、検討している方々が全国のさまざまな支援団体と顔を付き合わせて相談、検討する場がもたれた。支援団体の各ブース(写真)には、ひっきりなしに約200名の相談者が訪れた。サミット事務局長の吉野裕之さんは、「保養、移住の機会である年度が変わる節目のこの時期に、このようなサミットを開催した意味は大きいです。」と語った。(湯本雅典) 報告動画(YouTube)

橋下、あんたはいらない!〜大阪市役所ヒューマンチェーンに700人
2月12日(日)、大阪市役所前の中之島公園女神像前広場で「橋下さんひどない!! ひとこと言わせろトーク&ライブ・リレー(写真)が行われ、18組がエントリーし歌やメッセージを表明した。はじめは150名くらいの参加者だったが、徐々に増えてきて、途中でエル大阪の集会やデモの参加者500名も加わり、終了時には700名が広場を占拠した。700人は「踏絵みたいなアンケートなんて破り捨ててしまえ・・・」と歌うジェロニモ・レーベルの声に送られ一列になって大阪市役所をヒューマン・チェーン(人間の鎖)で取り囲み、ウェーブを繰り返し、「橋下、あんたはいらない!!」と叫んだ。リレートークでは、初めに、エントリナンバー1の車いすの男性が「橋下市長は障害者の高校入学を差別し拒否する府立高校統廃合政策を阻止したい」と語った。(ジョニーH) 報告(ジョニー)報告(寺本)TBSニュースレイバーネットTV「橋下特集」教育基本条例NO!のブログ大阪ホットラインHP

「さようなら原発1000万人アクション」〜代々木集会デモに12000人
2月11日、東京・代々木公園イベント広場で、「さようなら原発1000万人アクション・全国一斉行動」があり、12000人の参加者が、会場周辺を埋めつくした。落合恵子さんと山本太郎さん(写真)はデモの先頭に立ち、解散地点まで歩いた。表参道にさしかかると、山本さん自身が宣伝カーからの有線マイクを握り、声を張り上げた。道行く若者たちが、そこかしこで山本さんに気づき、ささやき合っている。携帯のカメラを向け、写真を撮っている。「がんばって」と激励が飛ぶ。注目度は抜群だ。「原発やめろ、今すぐとめろ、大人たち。目を覚ましてください、立ちあがってください」「再稼働反対、電力は余っている。だまされません」。リズミカルなコールが、都市の喧騒なかで響いていた。(Y) 報告朝日新聞TBSニュース集会写真(K)報告(たんぽぽ舎)テント日誌(2.11)写真(大木晴子)

反貧困フェスタ in ふくしま〜反貧困TVが福島大学から中継
2月11日、福島大学で「反貧困フェスタ in ふくしま」が開催され、330人が集まった。テーマは「被災地から貧困を問う」で佐藤栄佐久氏らのシンポジウムがあった。反貧困TVは、スタジオを構え終日福島の人々の生の声を伝えた。以下は松元ちえキャスターのツイッター報告。「自死した樽川さんの父親は、原発を見て『ヒトが造ったものはいつか壊れる』と言っていたという。その通りになった。サラリーマンを辞めて父親が営む農業を7年前に継いだが、今回の原発爆発事故で、『お前には間違った道を勧めたかもしれない』と亡くなる前に無念を語ったそうだ」「反貧困TV終了。遠くて寒かったけど、やっぱりやってよかった。それぞれにそれぞれの思いがあり、それを吐露した瞬間に居合わせたのは貴重だった。簡単に解決できない問題が多いけど、直接声を聴けたことは重要」。アーカイブでご覧ください。 午前の部午後の部樽川さんの父の言葉フィナーレの部シンポジウム録画 *写真=ホンネを語る「桜の聖母短期大学」学生(午前の部)

「必ず携帯で連絡が取れること」〜有給休暇相談事例 2011月12月分紹介
1、入社して6ヵ月過ぎたが、有給休暇を使わせてくれません。残業の割増手当もでません。2、忌引き休暇もなく、年次有給休暇も無い。3、会社の年休申請用紙には「必ず携帯で連絡が取れる状態でいることを了解すること」との文章が記載されている。4、退職に当たり、残っている年次有給休暇の全消化を申請したら、会社から「自己都合退職の場合は消化できない」と断られた。会社が正しいのか。5、転職で新会社も決まったが、年次有給休暇の消化中に、新会社の研修を受けても問題はないか。6、退職が決まり、年次有給休暇の消化に入ろうとしたら、会社から「すぐに退職しろ」と迫られた。これでは年次有給休暇は使用できない。7、人が足らず、休みが取れない。(NPO法人 労働相談センター) 全文

とんでもない!郵政13694人の非正規切り〜第一回裁判開かれる
昨年9月末に、それまでの慣行を無視して65歳以上の郵政非正規職員13694人が、一方的に解雇された。これに怒った有志5人が提訴。初めての裁判が、2月9日、東京地裁620号法廷で開かれた。24の傍聴席に約60人、小さな法廷は「立ち見」であふれかえり、午後1時10分の開廷を待った。職員が退場を促すが、「たくさん来ていることを裁判長に見せたい」と立ち見の傍聴者は出ていかない。そこに裁判長が登場。目をシロクロさせ、「立っている人は外に出てください」。立ち見の人「もっと大きな法廷でやってください」と言い残して退場した。裁判では、解雇された丹羽良子さん・深尾忠典さんが堂々とした陳述を行い、同じ仕事をしながら、低賃金・不安定を強いられている非正規の実態を強く訴えた。(M) 報告(二人の陳述内容) *写真=提訴した人たち

「君が代」強制反対・予防訴訟 最高裁で不当判決
2月9日、最高裁は都立学校の教職員が一審原告となって東京都及び東京都教育委員会を相手取り、君が代斉唱の義務がないこと、ピアノ伴奏義務のないことの確認と損害賠償を求めた訴訟(予防訴訟)について、一審判決(2006年9月21日、原告全面勝訴)を全面的に覆した東京高裁判決(2011年1月28日)を踏まえ、「上告棄却」という不当判決を言い渡した。この裁判は2003年10月23日に出された「日の丸・君が代」を強制した都教委通達を受け、その不当な通達の下に「日の丸・君が代」への教職員の不服従(不起立や伴奏拒否)に対して予想される懲戒処分を未然に防ぐために、2004年1月30日に東京地裁に提訴されたものである。(湯本雅典) 報告動画(YouTube)処分撤回を求めて渡部通信

大飯原発の再稼動を許すな!〜グリーンピースが「民意が反映されない会議」と批判
大飯原発の再稼働を狙う2月8日の「第8回ストレステスト意見聴取会」に関して、グリーンピースは、「民意が反映されない会議」と批判の声明を出した。以下、声明文。「本日(2/8)開催された第8回ストレステスト意見聴取会は、第8回にしてストレステストの実施とその評価および判断基準の不備が指摘され、位置づけや信頼性が依然問われるまま審議を終了しました。国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、大飯原発の安全性に関する十分な審議も行われず、住民の意見も反映されていないとして政府と関西電力の大飯原発をめぐる再稼動の動きを批判しました」 グリーンピース声明・写真報告

竪川河川敷で行政代執行!〜100名以上でAさんを引きずり出す
現在(8日午前11時)、東京・江東区の竪川(たてかわ)河川敷で行政代執行が行われています。先月21日に、代執行対象地からの自主的に移動しましたが、その際に体調が悪く一緒に移れなかったAさんの小屋一件に対して、です。Aさんは「代執行が出ちゃったら、しょうがないか」と、できる範囲でコツコツと移転の準備を進めていました。区の職員も、体調の問題と移転の意志があることを確認していました。そんな中で今朝、100名を超える区職員・警察官・警備員・作業員が押し寄せ、Aさんの両手両足を掴んで連れ去り、現在小屋の除去に取り掛かっています。せっかくまとめていた荷物もぐちゃぐちゃにして運び去ってしまいました。(杭迫隆太) 速報追加情報

非正規と一緒にたたかう教員運動に〜2.5「君が代」処分撤回!集会
2月5日、都教委包囲・首都圏ネット主催の10・23通達撤回!「君が代」処分撤回!2.5総決起集会が開かれた。高校教員のFさんは、非正規職員と共に闘おうと呼びかけた。「日の丸・君が代」問題で後退戦をしいられている現状を変えるには、組織的な抵抗しかない。不起立は有効だが、不起立する人としない人の間に壁が作られてしまった。この壁を突破するには、ひとつは同じ課題で一斉行動をすること、もうひとつは、非正規職員と一緒に闘っていくことだとFさんは語った。「非正規を正規の待遇まで押し上げる、既成の労働運動をこえた闘いが求められている。そうでなければ橋下とは闘えない」という言葉に、教員運動の未来を感じた。(佐々木有美) 報告渡部通信

「原発いらない!3.11福島県民大集会」ホームページを開設〜賛同人募集中
3月11日に郡山市・開成山野球場で開催される「東日本大震災・福島原発事故1周年・原発いらない! 3.11福島県民大集会〜安心して暮らせる福島県をとりもどそう」の準備が着々と進んでいる。このたびそのホームページが開設された。同ホームページでは「安心して暮らせるふるさと・福島を取り戻し、復興を実現するには、事故の収束、除染、そして損害賠償、雇用と生活の保障等が実現されなければなりません」「大震災と福島原発事故1周年の節目に、県民の願い、要望を全国に発信し、国や東京電力に一層の取り組みの強化を求めるために、県民が総結集する集会を開催します」と集会の趣旨が述べられている。また、数万人規模のこの集会を成功させるために、現在、賛同団体・個人を広く呼びかけている。 3.11福島県民大集会HP *イラスト=同ホームページより

東電前と関西電力で「鬼は外アクション」〜歌や叫びで「稼働停止」訴える
2月3日、東京・新橋の東電本社前に関東各地・福島・堅川河川敷・京都から80名以上が集まり、午後7時から各自が歌や音楽や叫びで、「脱原発・反原発・世界中の全原発の稼働停止」を訴えた。ラップで原発廃炉を訴えた、京都から来た青年はこのあと南相馬に向かった。司会の若い女性は「今日の昼間、経産省前テントで『かんしょ踊り』をみんなでやりました」と言って、「会津磐梯山は・・・」と歌った。ジョニーHが「くたぱれ東電」を歌いだすと、イタリア人のアンジェロさんがリードするパーカッション・グループが、小気味よくリズムを刻んだ。この後、全員が50メートルほど離れた関西電力東京支社(写真)に向かったが、ギターを弾く人たちやリズム隊の景気の良い音とともに歩いて行ったので、さながらデモの形になった。(ジョニーH) 報告

大阪の若者中心に「橋下さんひどない? ひとこと言いたいプロジェクト」がスタート
大阪で、いや、今や全国区で発信を続ける橋下市長ですが、若者のなかにも橋下に疑問を持つ人たちは少なからずいます。さっき、電話した教え子も「橋下市長、大っきらい」と語気を強めていました。「橋下さんひどない? ひとこと言いたいプロジェクト」は、今年成人式を迎えたばかりの青年から30代の人たちが中心になって企画しています。ぜひとも広めてください。是非、ご家族、ご友人、同僚、ご近所の人、バッタリ出くわしちゃった人、思わず目が合っちゃった人(笑)、いろーんな人にご紹介いただければ幸いです! 2月12日には中之島公園・女性像前ひろばで、みんなで作る「ひとこと横断幕」・LIVE・誰でもリレートーク・市役所包囲行動・ユースト中継などがあります。参加しましょう。(大阪・T) 詳細 *絵=「橋下さんにひとこと言いたいプロジェクト」ツイッターのアイコン

上っ面でなく本質つかめ!〜高鶴礼子さん「レイバーネットTV」で川柳指南
2月2日、レイバーネットTV第26号放送があった。ゲストは川柳界のジャンヌダルク・高鶴礼子さん(写真中央)。「吸ひに行く――姉を殺した綿くずを」(鶴彬)、高鶴さんは、鶴彬の昭和初期の句など時代を超えて、今の問題として迫ってくる川柳をいくつも紹介した。またいい川柳をつくるポイントとして、報道の後追いではなく「私の視点」をもつこと、描く対象を腹に飲み込みそして吐き出すこと、上っ面でなく本質つかめ、と説いた。そのあと「牙」の公募川柳60句は超スピードで全て批評・添削し、それが川柳のチカラ・魅力を教えることにもなった。優秀句には「復興の予算に紛れ込む毒牙」(笑い茸)が選ばれた。ザ争議コーナーには、民間気象予報会社「ウェザーニュース」の外国人労働者が登場。会社のインチキぶり、組合員へのイジメの実態に、ギャラリーは驚きと怒りが広がった。(М) アーカイブ視聴ザ争議「ウェザーニュース」録画感想(北健一)番組内容応募句紹介高鶴川柳講座(2010年記事)「笑い茸」NO.11

映画『“私”を生きる』〜石原都政下の言論・思想統制の厳しさ
教育現場で「君が代」に起立しなかった教師(約170人)をめぐる最高裁判決があった。教師にとって卒業式は“試練”なのか。卒業シーズンを控え、土井敏邦監督のドキュメンタリー『“私”を生きる』が上映されている。長年パレスチナ問題を撮りつづけた土井には『沈黙を破る』の傑作がある。その彼が、石原都政下の教育現場での言論・思想統制の厳しさに、右傾化する社会の兆しを見てとって作ったのがこの映画だ。ここでは強権的な都教委に抗(あらが)う3人の教師に焦点をあてている。一人は中学校家庭科の根津公子(写真)。彼女は不起立などで受けた11回もの処分に「消えてしまいたい」と思いつつもじっと耐え、校門に立ち続けて異を唱えている。二人目はキリスト者としての信仰から「君が代」の伴奏を拒否した小学校音楽専科の佐藤美和子。佐藤はストレス性胃潰瘍で倒れ、自殺寸前にまで追い詰められる。最後は「職員の挙手・採決の禁止」の都教委通知を批判した高校校長の土肥信雄。彼は「言論の自由がなくなれば戦争が起こる」と訴える。(木下昌明) 続き映画サイト


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