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社会そのものが「ブラック化」していた!〜竹信三恵子著『正社員消滅』を読んで
安倍首相は「非正規という言葉をなくそう」と演説した。大手人材会社の会長、竹中平蔵氏は「正社員をなくせばいい」と発言した。両者は正反対のようで実は同じことを言っている。「正規・非正規」は二者間での相対的なもの。全労働者が非正規になればその二者は存在しない。労働者の生殺与奪権を掌握するキーパーソンたちは、労働者からあらゆる権利を剥ぎ取る点で一致している。その現実をつまびらかにしたのが本書だ。店長がパートの大手スーパー、公務員の非常勤化、正社員がいない職場での非正規同士のつぶし合い、過労自殺まで生むブラックバイト、正社員に課される人権侵害の研修、人材会社に侵食されるハローワーク、ロックアウト(締め出し)解雇、自営業のホスト、AI(人工知能)に便乗した個人事業主化、等々。一過性で報道される記事では断片的すぎてわからない。専門的に細分化された研究論文は一般的に流通していない。だが、本書は具体的事例と共にその構造、背景をも示してくれる。(派遣労働者 渡辺照子) 続き

「カルト右翼学園を許せなかった」〜森友疑惑の端緒開いた豊中市議・木村真さん
「事件がこんなに大きくなってビックリしている」。森友疑惑を暴く端緒を開いた豊中市議の木村真さん(写真)は、3月30日の国会前行動の集会で開口一番こう述べた。毎週木曜に行われている「森友疑惑徹底究明!安倍内閣は退陣せよ!国会前行動」だが、この日も約500人が集まった。民進(小川敏夫)・共産(宮本たけし)・社民(福島みずほ)の各国会議員がスピーチし「国会の場で徹底究明を求めていく」と強調した。木村市議はこう思いを語った。「教育勅語など塚本幼稚園の異様でおぞましい教育を知っていたが、私たちの豊中市にその小学校ができるとわかって“つぶしたい”というのが率直な気持ちだった。うちの町にカルト右翼学園ができることは許せなかった」「忖度という言い方はおかしいと思う。具体的な政治的圧力があれば忖度ではない。その圧力の実態を解明して、安倍やめろの声を大きくしていこう」と呼びかけた。(M) 写真速報動画(木村発言・8分10秒) 

アムネスティ声明:テロ対策の名の下、市民を抑圧する法案に反対する
アムネスティ・インターナショナル日本は、組織的犯罪処罰法等の一部を改正する法律案は市民を抑圧するおそれがあるとの理由から、本法案の成立に強く反対する。この法案は、いわゆる「共謀罪」法案として、犯罪の実行を準備した段階で処罰を可能にするものである。国際組織犯罪防止条約(通称パレルモ条約)の批准にむけて国内法を整備するために成立が必要と政府は主張している。しかし、多くの報道機関、弁護士会、研究者や市民団体から、共謀の定義、犯罪集団の定義が曖昧であるため適用範囲が拡大解釈されかねず、健全な市民活動が萎縮すると批判されている。政府に対し、声を上げることが許される社会が、表現の自由を守る健全な民主主義社会の在り方である。パレルモ条約を批准するためという理由でこの「共謀罪」法案が成立すれば、すでに批准している自由権規約第19条の表現の自由や第22条の結社の自由を侵害することにつながると、アムネスティは強く懸念する。本法案が市民を抑圧する道具とならないよう、成立に対し強く反対する。(アムネスティ日本支部の声明) 全文4.6日比谷集会 *写真=「憲法かえるのやだネット」

感性に響く言葉のリズム『日本唱歌集』〜連載「本の発見・第4回」
本書の初版は、一九五八(昭和三十三)年十二月に発行されている。筆者がこれを父親の本棚(?)で見つけて読みふけっていたのは、多分、小学校中学年から高学年の頃であったろう。正確に記すならば、歌詞とともに載っている楽譜に興味を惹かれた部分が大きかった。子供時分の大西の音楽環境は乏しく、音源はテレビかラジオ、レコードプレイヤーも持っておらず、楽器といえば学校で習ったハーモニカやリコーダー程度。音楽の教科書以外には楽譜を眼にする機会も滅多になかったから本書はもの珍しく、音符をたどりながら弾いてみたりもしていた。明治以降に作られた「唱歌(文部省唱歌)」は日本独特のジャンルだが、もちろん国のお墨付きの曲であるから、極めて堅苦しい。『螢の光』や『春の小川』、『鯉のぼり』や『チューリップ』のように現代でも未だ馴染みあるものはともかく、小学生のうちから『敵は幾万』だの『勇敢なる水兵』だの『広瀬中佐』だの『橘中佐』だのを歌わされるなどは、今から見れば何とも顰蹙、洗脳的でさえある。(大西赤人) 続き

市民と野党の共同作業〜千葉県知事選、すみや信一候補が選挙戦を振り返る
3月26日、千葉県知事選挙が行われた。結果は森田健作氏が勝ち、「市民と野党」の候補すみや信一さんは及ばなかった。同日夜、すみやさん(写真右)は元気に選挙戦を振り返った。また、すみやさんを支えた「新しい知事を選ぶ会.ちば」の皆さんが、今回の選挙戦の意義を語った。〇すみや信一さん : 私は、公募で今回の知事候補に応募しました。「新しい知事を選ぶ会.ちば」の皆さんが、私を候補者に選びました。このような形が、野党共闘を広げることにもつながりました。〇吉野信次さん : 新しく運動に関わった方が、ものすごく多かったです。1月29日に発足した千葉県市民連合ができたことで千葉県内の連携が始まり、この知事選でその連携が検証されました。〇関根由紀世さん : 野党共闘といっても、それだけではだめで、市民がいかに関わるかが重要です。その結果千葉県内でそれぞれの地域で、勝手連が40以上できました。(湯本雅典) 報告動画(6分)顛末記(笠原眞弓)

「人間として許せない!」〜韓国サンケンの整理解雇撤回を求めてデモ
3月26日。久しぶりの雨にもかかわらず、サンケン電気本社ちかくにある三軒屋公園(新座市)には200人が集まった。昨年9月に生産部門全員が解雇された韓国サンケンの労働者。3人が韓国から日本に渡り、サンケン本社前で「解雇撤回」を訴えて160日になる。厳しい闘いを頑張りぬく韓国サンケンの労働者を見守ってきた、多くの日本の労働組合、地元市民が駆けつけた。連帯活動をしている新座市の坂本さんは、「韓国サンケンの人たちが、毎日志木駅前で訴えているのを、地元の人たちは見ている。頑張れという声が増えている一方で『韓国人よりも日本人の立場に立つべきでしょう』という声もある。でも私は『日本人である前に人間だ』と答えている」と力強くアピールした。集会の後、「整理解雇撤廃!」「サンケン電気は34名を職場に戻せ!」とシュプレヒコールを上げ、サンケン本社、志木駅をデモをした。(有森あかね) 写真速報動画(10分)東京統一管理職ユニオンHP

「森友学園問題は“日本会議”の同志による醜い争い」〜3.24金曜行動で小森陽一さん
3月24日金曜日、夜になって寒さがいっそうつのる中で国会周辺のあちこちで反原発、共謀罪反対、森友学園の真相究明など安倍政権への抗議行動が行われた。国会北側エリアの<未来のための公共>の抗議では、前回とは反対にコールを主体にすることになり、「共謀罪は絶対にいらない」「政治を私物化するな」「真実を語れ」「昭恵は出てこい」「ウソをつくな」「森友学園ハッキリしろ」などさまざまな声が上がった。スピーチは「3.11以後の路上からの運動に学んだ」という印刷会社の社員を筆頭に、それを受けて学者の会の小森陽一さん(写真左)が「森友学園問題は<日本会議>の同志による仲間割れ、醜い争いなのだ」と指摘し、「大阪の市会議員の47.7%が<日本会議>のメンバーだ」と明かした。また埼玉の主婦は、「戦時下の治安維持法事件『横浜事件』の弾圧・拷問を初めて知って驚いた」と語り、市民を黙らせる共謀罪のコワサを訴えた。(木下昌明) 写真速報動画(7分23秒)

千葉県知事選で初の「市民と野党の共闘」〜元高校教員・すみや信一候補が奮闘
千葉県で、県政初の市民と野党の共闘による県知事選挙が闘われている。候補者は、元県立高校教員のすみや信一氏。すみや氏は、森田県政に代わる市民と野党の共闘による県知事候補選出を進めてきた「新しい知事を選ぶ会.ちば」(関根由紀世代表・ちばレボ)が擁立を決定した。3月23日の千葉駅前街頭演説会には、市民ネット、新社会党、緑の党、自由党、日本共産党から連帯のあいさつがあり、民進党からも奥野総一郎衆議院議員から激励のメッセージが届いた。すみや氏は、現千葉県政がアクアラインへの税金つぎ込みに端的な税金の無駄使いの問題、県立中学校での育鵬社の教科書採択の問題をとりあげ、これまでの千葉県政が県民不在、憲法無視の安倍政権寄りであることを批判した。投票日は、3月26日。最後の最後まですみや氏への1票でも多くの票の積み上げが求められている。(湯本雅典) 報告動画(5分37秒) *写真=すみや信一候補(3/23街頭演説会)

メトロコマース非正規差別を追認した裁判所!〜「欠陥判決」に怒り収まらず
「あまりにひどくて呆れてしまった。不当判決ではすまない。欠陥判決だ!」。原告の東京メトロ売店員・後呂良子さんは判決後の記者会見でこう述べた。有期労働者への不合理な差別を禁止した「労働契約法20条」を根拠に争ってきたメトロコマース裁判。同じ仕事なのに賃金・賞与などで不当な差別があったとして、4人で計4560万円の損害賠償を求めた原告に対して、吉田徹裁判長の判決は「早出手当の差額分4109円」だけを認め、あとは全面棄却の内容だった。請求額の1万分の1判決である。裁判所は、売店業務の正社員との比較をさけ正社員一般との比較にすり替えた。「正社員は長期雇用を前提に配転などがあり、福利厚生等を手厚くすることは合理性がある」として、非正規との格差があって当然とした。「労働契約法20条」の精神は完全に踏みにじられた。約150人の支援者が裁判所に詰めかけたが、みんなの怒りは収まらなかった。(M) 写真速報動画(7分)東部労組報告(声明あり)朝日新聞弁護士ドットコム東京法律事務所ブログ東部労組動画アップ

沖縄の反基地闘争に息づく非暴力の精神〜映画『標的の島―風(かじ)かたか』
三上智恵監督の『標的の島―風かたか』をみて、時代の様変わりにあぜんとした。これまで『標的の村』(2013年)や『戦場ぬ止み』(2015年)など、三上は辺野古新基地や高江のヘリパッド建設といった米軍の基地づくりと、それに抵抗する沖縄本島の人々に焦点をあててきた。今度は、宮古島や石垣島などで陸上自衛隊の配備とミサイル建設計画がはじまっている現実に光をあてた。2年前に強行された「戦争法」が着々と形となっている。安倍の“戦争ごっこ”がいよいよ本物となって姿を現していると思い知らされた。映画は2016年6月9日、米軍属による女性暴行・虐殺を追悼する県民大会で、女子学生が「わたしだったかもしれない」と涙ながらに訴えるシーンからはじまる。(木下昌明) 続き映画公式サイト

レイバーネットTV第116号放送〜メキシコの車窓から「トランプの壁」を考える
今回の旅は、メキシコ。アメリカ・カリフォルニア州と国境を接するティファナから、南のチアパスに向かいます。いま、排外的政策をとるアメリカのトランプ大統領がメキシコ国境に壁を建設するという計画が大きな話題となっています。私たちは国境沿いの街をたどりながら、米国とメキシコの移民の過去と近年の状況を観ていきます。そして、列車は南下し、メキシコ国内に進んでいきます。そこでは、メキシコが抱える内在的な問題に溢れています。メキシコはどこへ向かっていくのでしょうか。いや私たちはどこに向かえばいいのでしょうか。チアパスで燃え続ける抵抗の灯、またメキシコ各地で上がる市民による抵抗の炎は、どのようにこの国の未来を照らす力となっていくのでしょうか。列車はどこまでも走って行きます。レイバーネットTVに新風を巻き起こした「車窓企画」の第三弾。ヨーロッパからメキシコにわたった一行に待ち受けているものは・・。 番宣写真報告放送アーカイブ(73分)

原発のない福島を!〜3.18 県民大集会に全国から5700人
3月18日、「2017原発のない福島を!県民大集会」が、福島県郡山市開成山陸上競技場で開催され、全国から5700人が集まった。本集会の前日の17日、群馬県前橋地方裁判所で、原発事故について国と東京電力の責任を認めた全国初の判決が出された。この判決を受け集会実行委員長の角田政志さんは、「国と東電は福島第2原発の廃炉を決めるべきです。福島に原発はいりません」と強く訴えた。今年は原発震災7年目、一部を除き避難指示が続々と解除されている。今月末に避難指示が解除される浪江町の馬場有町長は、「被案指示解除後には、多くの問題が山積しています。帰還困難区域では、解除の見通しすらたっておりません」と発言した。(湯本雅典) 報告動画(5分34秒)

注目すべき「ラ・フランス・アンスミーズ」(屈服しないフランス)〜仏大統領選をめぐって
3月18日、「ラ・フランス・アンスミーズ」はバスティーユ広場からレピュブリック広場まで「第六共和政のための行進」を行った。行進は平和的で、プログラム「共同の未来」に提案されたさまざまなスローガン(議員兼職の禁止」「緑の規定」「16歳から選挙権」「中絶の権利を憲法に書き込む」)や各自がつくったスローガンが掲げられた。若者や家族連れ、高齢者などさまざまな市民が好きなように列を組み、メランションなど「幹部」の列の前を大勢が歩いていた。ときどき、「レジスタンス(抵抗)!」という言葉がスローガンのように叫ばれる。三色旗がたくさんあったのも、いつもの左派のデモと異なる点だろう。メランションのスピーチの最後はラ・マルセイエーズで締めくくられるため、愛国的なニュアンスが気になる人もいるようだが、彼は「ラ・フランス・アンスミーズ」の運動をとおして、革命や社会運動の歴史に支えられたフランス共和国の価値観「自由・平等・友愛」を強調したいのではないだろうか。(飛幡祐規 パリの窓から) 全文

南スーダン即時撤退、安倍政権はいらない!〜3.19総がかり国会前行動に4800人
3月19日午後1時半、4800人が議員会館前に集合!! 私にとって、久しぶりの抗議行動だったが、まず元気な菱山南帆子さんのコールを聞いたら、とたんにシャキッとなった。集会では、さまざまな人が発言した。主催者挨拶で筑紫武彦さんは、悪い人の最後の逃げ込みどころは、「愛国心」と言い最近の世相を批判した。共産党の田村智子さんは、森友事件の解明を国会でしていくとアピール。安倍は、次々事件を起こしてくれるから迷惑。南スーダンで起きた自衛隊員の拘束事件や現職自衛隊員の国を相手取った提訴事件を語った。国会でばれたと知ったその日にマル秘指定としたこと、この「マル秘文書」をリークしたと疑いをかけられたことに対する提訴だ。民進党の初鹿明博さんも、PKOとして南スーダンに行った自衛隊のいますぐ撤退を、と声を上げた。(笠原眞弓) 報告渡部通信

韓国 : 文在寅「下級審で労働者が勝訴すれば、まず復職させるべき」〜サンケン解雇者などと懇談
共に民主党の文在寅(ムン・ジェイン)元代表は3月19日午後、民主労総慶南本部事務室で解雇と賃金ピーク制などで労使が対立しているS&T重工業、韓国サンケン、旧サムスンテックウィン(ハンファ・テックウィン)労組幹部と会い懇談会を開いた。文在寅大統領選挙競選候補は、雇用関係や不当解雇救済事件から大法院までの長期間の訴訟が続くのは問題だとし、下級審で労働者が勝訴すればひとまず(復職を)執行させるべきだと明らかにした。不当労働行為・不当解雇救済関連訴訟は、労働委員会(地方、中央)の判定に続き裁判所の判決(3審)まで、広く見れば5審制だ。不当解雇救済申請事件の場合、長期間の審判と訴訟につながるのが常だ。この日の懇談会で労組の幹部たちは 「殺人的な賃金ピーク制中断」と「不当労働行為の根絶」「労組弾圧中断」「外資企業横暴の根絶」「不当解雇者復職」などを文在寅候補に要求し、書簡を渡した。(韓国「オーマイニュース」から) 全文 *写真右=文在寅(ムン・ジェイン)氏

「日本会議」などがヘイトデマを拡散〜「ニュース女子」のウソをあばく会開かれる
3月19日、東京・文京区民センターで「ニュース女子」のウソをあばく!上映とトークの会が開かれ、約120人が集まった。今、森友学園で「日本会議」が話題になっているが、集会に沖縄から駆けつけたYASUさんは、「ニュース女子」にかかわっている人たちの実態をスライドを使って話した。「沖縄へのヘイトやデマは、日本の心・幸福実現党・統一教会等が日本会議をとりまき、また日本会議が中心となって拡散している」とのこと。驚いたのは、米海兵隊広報部が率先しデマをまき、それに続いて防衛省がデマを流していることだった。またYASUさんは、「山城博治さんが釈放されたが釈放される前に、防衛省が山城さんの写真約25枚を用意し、“ニュース女子”に出演していた我那覇真子氏に渡していた」という事実を語った。そして「沖縄ヘイトデマとは、沖縄の民意を歪めて、沖縄に基地をつくりやすくするための環境づくりが目的だと思ってます」と強調した。(見雪恵美) 写真速報動画(26分)沖縄タイムス

インドネシア4000人の使い捨て!ユニクロに問う〜銀座店前でスタンディング
3月18日午前11時、開店を告げるベルが鳴ると、東京・銀座6丁目にあるユニクロ店の前で待っていた顧客は店内に流れこんでいった。ユニクロ店を背に歩道に立った私たち、「UNIQLOのサステナビリティを考える3・18ネットワーク」の10人は、「切り捨てられたインドネシアの労働者にもサステナビリティを」、「This is what UNIQLO's sustainability looks like」と書かれた横断幕をひろげ、怒りに満ちたインドネシア、ジャバ・ガーミンド労働者の写真を掲げて、スタンディングをした。足をとめて横断幕を見てくれる人もいたし、ビラを受け取ってくれる人もいた。カメラをもった見知らぬ男性が1人、遠くから私たちの様子を覗い写真を撮っている。公安か、メディアかと思ったが、ユニクロの店舗の中に入っていった。もう1人、スタイリッシュな若い社員は、至近距離で私たちの写真を素早くとると、彼も店舗の中に消えていった。ユニクロも気にしているのだ。(遠野はるひ) 報告関連記事

明治ジャーナリストの反骨精神に学ぶ〜レイバーネット総会「講談」を聞いて
3月18日午後レイバーネット総会特別企画で、明治のジャーナリストを取り上げた新作講談「『三面記事の由来―公害・戦争と闘ったジャーナリスト』を聞いた。黒岩涙香創刊の「萬朝報」(「よろずに重宝の意」もあり)の藩閥政府の痛烈な批判がいかに権力者を震え上がらせたか、また足尾鉱毒事件での田中正造の直訴がどのように周到に準備され大きな反響を呼んだかを、甲斐織淳さんは張り扇の名調子で語られた。退屈な日本史を学んでいる中学・高校生に授業で聞かせたら、どんなにわかりやすく面白いと感じたことであろう。あっという間の40分だった。強権下の弾圧にもめげずにがんばり抜いた明治人の気骨と反骨精神に学んで、アベ自公政権にとどめを刺す闘いに大きな勇気をもらった企画だった。(牧子嘉丸) 感想 *写真=総会二部の講談(会場はスペースたんぽぽ)

世代を超えて「安倍の私物化」止めよう!〜「未来のための公共」が初集会
3月17日金曜日、7時30分からはじまる「国会前北側エリア抗議集会」に向かった。この集会は、これまで一人の会社員がツイッターでよびかけ、安倍政権への抗議行動が行われていた。それが今回から元シールズのメンバーを中心に新たに結成された「未来のための公共」というグループによる抗議行動に変わった。北側エリアは、7時30分前から若い人を中心につめかけていた。対面する報道陣もコーナーに入りきれないほどのカメラの放列だった。若い女性の司会で集会ははじまった。彼女はこの集会はコールではなくスピーチが中心だといって「それぞれ仕事をもっている人や学んでいる人などが、世代を超えてバラバラの個人が参加しています」と話した。スピーチは、高校生をはじめ大学生、政治家、大学教授などがつぎつぎにスピーチした。そこで先週末からよく耳にする「安倍は国や社会を私物化しようとしている」といった「私物化」という言葉が目立った。(木下昌明) 続き朝日新聞 *写真=ムキンポさん

3月18日レイバーネット総会〜特別企画は「新作講談と韓国メディア報告」
レイバーネットの2017総会が3月18日に開催されます。ぜひ会員・一般を問わずご参加ください。一緒に「われわれのメディア」をつくっていきましょう。今回は二部で甲斐織淳さん(写真)の新作講談「三面記事の由来〜公害・戦争と闘ったジャーナリストたち」を上演します。……「萬朝報」(よろずちょうほう)は、明治から昭和にかけての東京の日刊新聞。1892年に黒岩涙香が創刊。「一に簡単、二に明瞭、三に痛快」の編集方針のもとに発行。上流社会の女性問題などスキャンダル記事を三面に載せて、江戸っ子の人気を博した。当時の権力者はこの「三面記事」に震え上がったという。 いっぽう編集部には内村鑑三・幸徳秋水・堺利彦らがいて、痛烈な社会批判を展開した。足尾銅山鉱毒事件と取り組み、日露開戦前には「戦争するな」の非戦論を主張した。2017年に生きる私たちはいま「原発・戦争」の危機の時代にいる。百年前に公害・ 戦争と闘ったジャーナリストたちが私たちに伝えることは・・。またパククネ退陣を実現した韓国メディア運動のレポートもある。(レイバーネット事務局) 詳細 *総会は18日午後1時半、特別企画は3時から。スペースたんぽぽで開催

体を張って職場と生活を守り抜いたマルゴー支部に続こう!〜3.16解決報告集会
上野アメ横でモデルガンなどを販売しているミリタリーショップ「マルゴー」に よる店舗閉鎖と全員解雇に対して職場占拠で闘って解決した全国一般東京東部労 組マルゴー支部は3月16日夜、東上野区民館で職場占拠闘争解決報告集会を開きました。集会の冒頭、主催者を代表して東部労組本部の菅野委員長が「東部労組各支部、友好労組の皆さんからの物心両面の支援が解決を導いた。労働組合で闘えば職場と生活を守ることができることを実証した」とあいさつしました。東部労組本部の須田書記長からは、昨年12月12日に社長から突然、店舗閉鎖と全員解雇を言い渡された同支部組合員がその日の夜からマルゴー本店に立てこもって79日間の泊まり込みの職場占拠を闘った経過、今年2月28日に調印した解決合意書の主な内容(1 解雇の撤回、2 占拠していた本店の在庫商品を社長が退職金として組合員に譲渡、3 組合員自身による営業再開のために社長がアメ横で使用権を持つ別の店舗を貸与など)、その解決を受けて同3月9日に同支部組合員5人がオープンした新店舗「Take Five」について報告しました。(須田光照) 続き動画アップ *写真=マルゴー支部の5人

DHCシアター続編番組は「検証ではなく自己正当化」〜10回目のMX前抗議
3月13日、DHCシアターは、沖縄の米軍基地反対運動に関する「ニュース女子」の続編をネット配信した。しかしその内容は検証ではなく、自己正当化するものでヘイトとデマの連続だった。これに対し3月16日、MX前では「ニュース女子をゆるさない市民有志の木曜行動」第10回目の抗議行動が行われた。この日は「森友疑惑徹底糾明!国会議員会館前行動」などと重なり、参加者は少なめの80人だったが、行動は大いに盛り上がった。元陸自レンジャー隊員の井筒高雄さんが駆けつけ「ヘイトスピーチのなれの果てが戦争につながる。そのことを公共放送は自覚してほしい。ヘイトを賛美したあの番組は本当に酷かった」と語った。また、ジョニーHさんは参加者と一緒に「あの青い空のように(替え歌)」を熱唱し、MXに「透明性」を求めた。MX前抗議は来週は休みになるが、3月19日には文京区民センターで屋内集会「ニュース女子のウソをあぱく!上映とトークの会」を予定している。(見雪恵美) 報告動画(14分)

「世論も反対多数、共謀罪はつぶせる」〜弁護士や市民が国会請願デモ
弁護士ら法律家グループが「共謀罪法案反対」のデモに立ち上がった。青空が広がった3月16日昼、日比谷公園霞門には法律家団体、労働組合、市民団体のノボリ旗が林立した。デモ出発前の集会で、海渡雄一弁護士は「世論調査でも反対が賛成を上回った。共謀罪のおかしさが確実に広がっている。森友問題で安倍政権はガタガタ。共謀罪は必ずつぶせる」とアピールした。米倉洋子弁護士は「現在法案を分析しているが、テロにもマフィアにも関係ない普通の人に身近な罪が対象になる。たとえば著作権法違反や所得税を免れる罪などは、拡大解釈で一般市民が標的にされる。本当に恐ろしい法律だ」と強調した。21日といわれる「閣議決定」は許さないと、参加者はコールを上げながら国会請願デモを行った。主催は「共謀罪法案に反対する法律家団体連絡会」で約300人が参加。デモのあと院内集会が持たれた。(M) 写真速報動画(3分37秒)朝日新聞3.21官邸前行動

共闘をささえるキーパーソンに聴く(2)〜東京2区(文京・台東・中央)ぶたちゅう
シリーズ2回目は、東京2区。今回は、できてまだ間もない「みんなで未来を選ぶ@文京・台東・中央」(略称:ぶたちゅう)の永井勇太さん(暫定事務局/写真左)、石井彰さん(仮世話人/右)に話を聞いた。1月15日、「みんなで未来を選ぶ@文京・台東・中央」(ぶたちゅう)が、誕生した。誕生のきっかけとなったのは、昨年12月13日に台東区で開かれた「市民と野党をつなぐ会@東京」の第3回経験交流会。同会は昨年10月に発足して以降、都内で場所を変えながら開催してきた。第3回交流会が台東区で開催されたことを機に、東京2区(文京区、台東区、中央区)の市民がほぼ初めて顔を合わせ、2区での共闘組織の旗揚げに向けた動きが始まった。いいだしっぺの永井勇太さんは、東京2区の人たちに声をかけ、集めた動機を語った。(湯本雅典) 続き動画(9分)

残業100時間「労使合意」を許さない!〜過労死遺族が怒りの訴え
3月13日、政府・経団連・連合のトップが「月残業100時間規制」で合意した。これを受けて、15日、日弁連・国会議員・過労死遺族などによる院内集会が緊急に開かれた。集会では、6人の遺族が登壇し必死の訴えをした。過労死家族の会代表の寺西笑子さんは、電通で娘を失った母親・高橋幸美さんの「人間はコンピューターでもロボットでもない。月100時間残業を認めることに強く反対します」というメッセージを読み上げた。京都の遺族は「健康な夫が40歳で倒れた。夫は月80時間の残業だったが80時間で人は死ぬ。100時間を認めてはいけない」。宮崎からやってきた桐木弘子さん(写真)は、23歳の息子を過労自死で失った。「仕事から逃れる方法が自殺しかなかったことが悔しい。それでいいのか。死に至る残業を押しつけることは“殺人”だ」と強く訴えた。労使合意した連合加盟の全国ユニオン・鈴木剛会長が挨拶。「私は連合で嫌われているが、過労死遺族に寄り添わなくてなにが組合か?」と連合のあり方を痛烈に批判した。集会には約200人が集まった。野党議員も9人登壇し、「100時間規制の法案」を許さず国会でたたかうと決意を述べた。(M) 写真速報動画(9分46秒)NHKニュース日テレニュース弁護士ドットコム

市民と野党が大集合!〜東京衆院選・野党共闘に向けた大きな一歩
3月13日、衆議院第1議員会館で「東京衆議院25小選挙区、市民と野党大集合!」が開催され、420名が参加した。集会場となった衆議院第1議員会館大会議室は参加者で入りきれなくなり、参議院議員会館に第2会場が設けられた。立憲野党からは、「民進党」、「日本共産党」、「自由党」から代表が参加し発言。(社民党は、国会審議中で不参加)他に「沖縄の風」「東京・生活者ネット」から代表が参加し、発言があった。また、衆議院選挙予定候補者がほぼ全選挙区から42名参加した。そして25選挙区中17選挙区から共闘組織の発足もしくは、発足に向けた取りくみ報告が行われた。森友問題、豊洲移転、共謀罪など社会が混とんとし、政治が市民からどんどん遠のくなか、総選挙の日程が決まっていない中でも開催された今集会は、政治を市民に取り戻す大きな一歩として歴史的な意味を持つ。(湯本雅典) 報告動画(6分)渡部通信

本の発見『俳句世がたり』〜警世の書にして反逆の書です
本書は、月刊誌『みすず』表紙裏一頁に、2010年4月から毎月連載の文章をまとめたもの。『俳句』といっても俳句だけではない。川柳、雑俳、いろはかるたから、時には詩まで。各月とも冒頭に一句、文末に一句、そしてそれに纏わる話が、時間・空間を孫悟空のごとく縦横無尽に駆け巡り、風刺とユーモアに溢れています。連載を始めた翌年東日本大震災=福島第一原発が崩壊。小沢信男さんの『世がたり』は、いっそう為政者どもに鋭く迫り、非命に倒れた人々への愛情に満ちます。一読、俳句、川柳、雑俳などの「民衆芸術の魅力」にあらためて惹かれます。そこでまず紹介します。「神田川祭りの中を流れけり 久保田万太郎」と句が置かれ、「五月、祭りだ」と始まります。神田祭、祇園祭と祭りの話になり、自然に神田明神にくる。逆臣だからと外されていた平将門が地元の人々の尽力で返り咲いたいきさつも面白い。(志真秀弘) 続き *写真=著者の小沢信男さん

ユニクロのインドネシア工場で倒産争議〜4000人の労働者が路頭に迷う
ユニクロの製品を受託生産してきたインドネシアの工場(ジャバ・ガーミンド社)が、ユニクロ撤退を契機に経営が傾き、倒産し、4000人ほどの労働者が路頭に迷う事態になっています。2014年10月にユニクロがジャバ・ガーミンド社への委託を打ち切り、2015年の初めから賃金不払いが続き、2月に全く支払われなくなり、3月には賃金支払いを求めてチクパ工場でストライキが発生し、4月には全員が停職になりました。マジャレンカ工場の労働者はすでに2月に停職になっていました。この労働者を支援しようということでオランダに本部のあるクリーン・クローズ・キャンペーンというNGOなどがユニクロに手紙を書いたり、応援のフォトアクションなどを取り組んでいますが、日本でも応援しようということで、3月18日にユニクロ銀座店前でフォトアクションを行うことになりました。ぜひ参加してください。(レイバーネット国際部・I) 詳細関連情報 *写真=会社へ抗議行動するジャバ・ガーミンドの労働者たち

5年間の粘りづよいたたかい〜3.11反原発!国会前大集会開かれる
<3.11>至る所で安倍政権に対する抗議集会が催された。反原連主催の国会前の集会では、音楽グループ「ジンタらムータ」のナチスに抗ったブレヒトの「レボリューション」という歌の替え歌からはじまった。そのあと主催者のミサオ・レッドウルフさんがあいさつし、3.11時の地震の体験談のあと、「安倍政権を何とか倒さなければならないが、そのあと悪しき第三勢力が台頭しないとも限らないので、こちら側も十分な体勢をととのえ、声を上げていかなければならない」と訴えた。つづいて、いわき放射能市民測定室たらちねの事務局長の鈴木薫、古賀茂明、佐藤学、落合恵子さんらの活動家や著名人がスピーチした。また、各野党の政治家も元首相の菅直人さんはじめ、それぞれがスピーチし、演台に並んで結束を誓い合った。スピーカーの多くは、いま日本でさまざまな抗議行動が起きているが、それを可能にしているのは、この5年間の反原連の粘りつよいたたかいがあるからだ、と称え、参加者と確認しあっていた。(木下昌明) 報告動画(9分19秒)東京新聞

3.11から6年「追悼と怒り」〜東京電力前で550人が声上げる
「東電は謝れ!福島を返せ!」。原発事故から6年目になった3月11日午後、東京電力前には約550人の市民が集まり、「追悼と怒り」に包まれた。手がかじかむ寒さのなか、神田香織、落合恵子、鎌田慧ら各氏のトークをはじめ、歌あり踊りありの賑やかな抗議行動が続いた。福島からの避難者が次々にマイクを握った。「帰りたいけど帰れない」、やり場のない怒りを双葉町の亀屋幸子さんは訴えた。松本徳子さんは「東電は住宅提供をちゃんとしてくれ、被ばくを強要しないでほしい。原発はもういらない。事故が起きたら私たちのような国内難民がまた生まれる」と東電本店をにらみながらアピールした。集会の代表が東電に申し入れ書を手渡した。受け取った原子力センター所長は「いまだに多くの人に迷惑をかけて申し訳ない」とコメントした。そそくさと立ち去るかれらの背中に「真剣に考えてくれ!これ以上原発はいらない!」の怒号が飛んだ。(M) 写真速報動画(6分)NHKニュース写真報告(shinya)

生きるためにもがき苦しむ人々を描く〜ケン・ローチ監督『わたしは、ダニエル・ブレイク』
3月8日、東京・渋谷のユーロライブで、ケン・ローチ監督最新作品『わたしは、ダニエル・ブレイク』試写会&トークライブ(東京新聞・日本ファッション協会シネマ夢クラブ共催)が開催された。この作品は80歳のケン・ローチが引退を撤回して制作、カンヌ映画祭で監督二度目のパルムドーム賞を受賞した。上映終了後、スクリーンに映されたビデオメッセージでケン・ローチは次のように語った。「生きるためにもがき苦しむ人々の普遍的な話を作りたいと思った。死に物狂いで助けを求めている人々に、国家がどれほどの関心を持って援助しているか、官僚的な手続きを利用しているか。そこには、明らかに残忍性が見てとれる。これに対する怒りが、本作のモチベーション。映画を観て、政治の不公正を公正にしていく行動をとってほしいというのが私の希望です」。(ジョニーH) 全文映画公式サイトブログ「ソウルヨガ」

パククネ大統領の罷免を決定!〜キャンドルは嬉し泣き、反対派は怒りの狂気
3月10日、憲法裁判所が朴槿恵(パク・クネ)大統領の罷免を全員一致で決定した。弾劾審判から92日目だ。大統領弾劾が承認されたのは憲政史上初めてだ。憲法裁判所の宣告の後、憲法裁判所前の市民は「キャンドルの勝利」と歓呼した。しかし弾劾反対派の弾棄国集会の参加者は「大韓民国は死んだ」とし、国民抵抗運動が必要だと怒りを見せた。「主文、被請求人大統領、朴槿恵を罷免する」。午前11時23分頃、憲法裁判所の李貞美(イ・ジョンミ)所長権限代行が大統領罷免を宣言すると、憲法裁判所前の市民は歓声を上げた(写真)。裁判官8人全員が大統領弾劾審判承認を決定した。李権限代行の宣告が終わる前に生中継を見ていた市民は立ち上がって抱き合い、歓呼した。当初、40〜50分かかると予想されていた宣告時間は20分程度で短く終わった。(チャムセサン報道) 詳細関連記事

共闘をささえるキーパーソンに聴く(1)〜荒川孝治さん : 東京11区「チェンジ国政!板橋の会」
衆議院選挙の日程が未だに出ない中、首都圏では1都3県で都県内市民連絡会が発足した。東京では昨年10月に「市民と野党をつなぐ会@東京」が発足し、25選挙区中半数以上で市民と野党をつなぐ連絡組織の結成またはその動きが始まっている。今回は、その動きをリードする市民団体のひとつ東京11区の「チェンジ国政!板橋の会」共同代表の荒川孝治さん(写真)に話を聞いた。…<共闘のきっかけ>「チェンジ国政!板橋の会」は昨年11月に発足した。そのきっかけは、2015年9月の「戦争法」強行採決反対の板橋区内の盛り上がりだったという。そのころは、すでに区内各地で戦争法反対運動がもりあがっていた。そして、板橋区全体で大きな取り組みをやろうということで板橋9条の会が音頭をとって、「許さない!戦争法 オール板橋行動」が発足した。2015年9月に開催された集会には1500人が参加した。(湯本雅典) 続き動画(10分)

3・11を問う2本のドキュメント〜『日本と再生』『新地町の漁師たち』
映画は誰でも作れる時代になった――といえば極論か。最近ではドキュメンタリーが多くつくられているが、その中で弁護士が本業の河合弘之が監督した『日本と原発』、その改訂版『日本と原発 4年後』を、すでに10万人がみているというからすごい。河合はこれまで企業弁護士として活躍していたが、福島の原発事故から、これは経済活動以前の人間の〈いのち〉の問題だと電力会社を相手に多くの脱原発の裁判などに関わってきた。その一方で、裁判官に原発被災の実態を示す証拠としては映像が一番と考えるとともに、一般の人々にも原発の実態とその危険性を知ってもらうのに格好の素材が映画と考えたといえよう。実際、この2本をみると、原発の歴史と、日本を支配する“原子力ムラ”の仕組みがよくわかり、人の住めない福島県浪江町の窮状を語る町長の話に胸打たれる。(木下昌明) 続き

「教育勅語」から見える危険な安倍政権〜「森友疑惑」徹底糾明求める行動に600人
3月9日夜の官邸前は、「森友疑惑徹底糾明」を求めるプラカードと人々で埋まった。国会議員や文化人がスピーチしたが、その多くが「教育勅語」暗唱問題を取り上げた。教員出身の民進党・神本美恵子議員は「教育勅語」の歴史に踏みこんだ。「『一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ(国に危機があったなら戦争に行きましょう)』という教育勅語は戦争動員のためのもので、当時全ての小中学校で暗唱させられた。勅語は、奉安殿という神聖な場所に納められていて校長は命がけで守っていた。戦後廃止されたが、それを稲田防衛大臣は“教育勅語にもいいところがある”などと発言している。歴史認識が間違いすぎているが、こういう人が防衛大臣をやっていることが恐ろしい。森友問題は国有地不正だけでなく、戦争政策をすすめる安倍政権の教育方針とつながっていることを見ていく必要がある」と強調した。この日は600人が集まったが、森友疑惑糾明を求める行動はこれから毎週木曜日に議員会館前で行われる。(M) 写真速報動画(4分14秒)毎日新聞(動画あり)

深刻化する原発事故、脅かされる「避難の権利」〜原発避難者が思い語る
「620シーベルトのデブリは格納容器の外周部に散らばり取り出しは不可能。石棺して100年、200年放射能が減るのを待つしかない」。山崎久隆さんは、収束どころか深刻化する原発事故の実態を解説した。3月8日のレイバーネットTVは「3.11から6年目のフクシマ」で「住宅提供打ち切り」に直面する避難者二人が思いを語った。鴨下祐也さんは「線量が下がったと言われるが、私も計っているが実際の数字はまったく違う。避難の権利を認めてほしい」と。「子どもを病気にさせるために産んだのではない」、二度目の爆発でいわき市からの避難を決意した河井かおりさんは、離婚後、二人の子どもを抱えて埼玉に避難している。「お金もらっていいわね、と差別の眼で見られてきた。私はもらっていなかったが精神的にまいった。私たちは事故で本来のすみかを奪われた。経済的不安に加え、家をなくす不安が重なり本当につらい。いま同じ思いの人が3万人いるが、避難住宅の無償提供を続けてほしい」と切々と訴えた。(レイバーネットTVプロジェクト) 写真速報アーカイブ録画(69分)3.11東電抗議と追悼

レイバーネットTV 3月8日放送 : 「3.11から6年目のフクシマ」に迫る
2011年3月11日の大地震と福島原発の大事故は、今まで日本人が体験しなかった厳しい事実を、私たちに突きつけた。それからもう丸六年が経過したが、この六年間に私たちは、どのように学んで、行動してきたのか、こなかったのか。福島原発の過酷事故の現実はどうなっているのか。そして、今後どうなるのか。自主避難者への住宅支援を打ち切るという国の非情な政治を許しておいていいのか。さまざまな思いを重ねて、あれから六年の今を検証し、そしてこれからを深く考え、明日への指針となるような番組にしたい。ゲストは、山崎久隆(たんぽぽ舎)・鴨下祐也(避難住宅問題連絡会)・河井かおり(福島からの母子避難者)の各氏。「避難住宅の無償打ち切り」に直面する当事者が今の思いを語る。また「6年目のフクシマ」の公募川柳の紹介もあり。(レイバーネットTVプロジェクト) 番宣

「月100時間も残業させるな」〜経団連に300人が怒りのコール
安倍政権がすすめる「働き方改革」では、時間外労働の上限規制が焦点となっていますが、経団連は「繁忙期の上限月100時間を超えないよう」を容認する発言をしています。この発言に対し、最低賃金の引き上げや長時間労働の是正を求める「エキタス」が呼びかけた経団連前の抗議行動は300人の労働者・市民が集まりました。社民党福島瑞穂議員、労働弁護団嶋弁護士、プレカリアートユニオン清水書記長などが発言し、経団連では「月100時間も残業させるな」「長時間労働絶対反対」「時間を奪うな!生活奪うな!命を奪うな!」のコールが響き渡りました。(首都圏青年ユニオン 山田) 報告動画(全記録)

「日本鬼子ってどんな意味?」〜山邉悠喜子さんの見続けた中国民衆
3月5日、東京・国分寺で山邉悠喜子さん(写真)の講演会が開かれ約50名が集まった。講演のテーマは「日本は中国で何をしたのか―山邉悠喜子さんの見続けた中国民衆の姿」。山邊さんは中国人民解放軍看護兵の体験を持つ。山邊さんは「日本鬼子」(リーベンクイズ)ということばを軍隊の中で日常的に聞いていた。どんな意味かと質問すると、中国人兵士は答えず、「だんだんわかるよ」と言うばかり。かれらは、「抗日のために死んでも亡国の奴隷にはならない」「たとえ死んでも敵に屈しない」をスローガンに生きてきた。1949年に中国の内戦は終結。新しい中国が生まれた。1953年、山邊さんはついに帰国する。同じ軍にいた日本人の夫と娘が一緒だった。国立市に住み、立川基地が近かった。米軍基地が大きな顔をしている日本にはなじめなかった。中国に帰ろうと思った。そのとき、彼女をひきとめたのが、砂川闘争だった。米軍基地に反対する闘いに、希望を見出した。(佐々木有美) 報告動画(3分)TBS「魔の731部隊」

月100時間残業OK?ふざけるな!〜3月7日 経団連前緊急抗議行動へ
現在、働き方改革を巡っての労働時間規制の議論が進められていますが、2月28日付読売新聞朝刊で経団連榊原会長の「(残業時間)月100時間はまあ妥当な水準」「あまりに厳しい上限規制を設定すると、企業の国際競争力を低下させかねない」といった問題発言が掲載されました。月100時間の残業上限のどこが「まあまあ妥当な水準」なのでしょうか。「国際競争力」のためなら労働者の生命や健康が犠牲にされてもいいのでしょうか。強い憤りを感じます。最低賃金1500円の実現を目指す市民運動Aequitasのツィッターで、この報道記事を取り上げたところ、わずか4日の間に、61万6000インプレッション(当該ツィートがユーザーに表示された総回数)、総エンゲージメント数47,000以上、リツィート数が7000をこえるなど、大きな批判の声があがっています。そこで、経団連榊原の会長の発言に抗議する、緊急抗議行動を経団連前で行うことにしました。どうぞよろしくお願いいたします。(エキタス) 詳細

「第2の森友学園事件がはじまる」と有田芳生議員〜国会前 3.3金曜行動レポート
3月3日金曜日、昼の陽気とはうって変わって夜の冷え込みは厳しかった。今夜も反原発と稲田防衛相や安倍首相の退陣を求める2つの抗議集会が行われた。反原発の抗議はこれで236回めとなる。もう一つは4回めとなる。スピーチのなかで、西谷修さんが森友学園問題を「疑獄」であるといい、安田浩一さんは「問題でなく事件だ」と話し、有田芳生さんは、この森友学園よりももっと大きな「第2の学園事件」がはじまると訴えた。それは安倍首相の友人が理事長を務める今治市の「加計学園」に、36億円7500万円の土地が無償提供されるというもの。「不正があるのではないか」と有田さんは訴えた。この問題では「田中龍作ジャーナル」もこの日、「今治発・アベ疑獄 : 36億円の市有地を首相のお友達学園に無償譲渡」と報道していた。なお次回は、原発事故6年たつということで、<3・11>の11日土曜日に大々的に行われる。(木下昌明) 報告動画(8分35秒)田中龍作ジャーナル日刊ゲンダイ3.9森友疑惑徹底糾明!緊急官邸前行動10万人デモ呼びかけ

「ウラ取りもしない材料で沖縄を貶めるな!」〜安田浩一さん怒りのスピーチ
2月27日、TOKYO MXは「ニュース女子」に関する見解を発表した。内容は「番組内で伝えた事象は、番組スタッフによる取材、各新聞社等による記事等の合理的根拠に基づく説明であった」「捏造、虚偽があったとは認められない」など訂正・謝罪どころか完全な居直りだった。この間抗議を続けてきた市民は、3月2日夜「MXの開き直り見解をゆるさない緊急行動」を急きょ開催、約120人が集まった。集会では沖縄YUSUさんの現地報告、渡瀬夏彦さんらの発言に続いてジャーナリスト安田浩一さん(写真)がマイクアピール。「MXがすべてダメとは思っていない。しかしあの番組はどうしようもない。足を運び足を動かして取材しろよ。高江の現場から40数キロも離れた場所で“危険だ”はないだろう。一番そこに怒っている。ウラ取りもしない材料で沖縄の人たちを貶めるな!」と怒りをぶつけた。なお、この日は「ニュース女子」司会の長谷川幸洋氏の謝罪を求める「東京新聞社前行動」もあった。(取材=見雪恵美) 報告動画(MX抗議 15分)動画(「長谷川氏謝罪」要請 15分)

「治安維持法」を引き継ぐ「共謀罪」の怖さ〜戦争に異を唱える人たちを一網打尽に
3月1日「共謀罪を考える超党派の議員と市民の勉強会」が参院講堂で開かれ、約250人が集まった。この日は『横浜事件を生きて』(短縮版)の上映とジャーナリスト永田浩三さん(写真)の解説があった。戦争や政府に異を唱える人たちを一網打尽にした「治安維持法」と今回の「共謀罪」は極めて似ていると永田さんは言う。「横浜事件は当時のジャーナリストたちが弾圧・拷問された事件だが、いまに置き換えれば、岩波の『世界』『週刊金曜日』『創』の編集者が全員逮捕されるというイメージだろう。社会の矛盾、理不尽に声上げつながりあおうとする人々の行為が“共謀”とみなされ、弾圧された。権力は暴走するもので、それを監視するメディアの役割が今求められている」。立命館教授の浅田和茂さんも「共謀というだけで危ないと感じるのは、英米における共謀罪が労組弾圧や政党弾圧に猛威をふるってきた歴史があるから」とズバリ指摘した。(M) 報告動画(5分46秒)関連記事

オール埼玉総行動実行委員会、県内全15選挙区で連絡会づくりすすむ
2月27日、「第1回地域連絡会・結成準備会交流会議」が埼玉県さいたま市で開催された。オール埼玉総行動実行委員会は、一昨年の2月3日の第1回を皮切りに1年間で4回の「安保法制反対」の1万人行動を開催した。そして、その過程で集会実行委員会の後援団体に連合埼玉と埼玉労連が参加し、そのもとに広汎な労働組合、市民団体が「オール埼玉総行動」に加わるようになった。戦後初めて野党共闘が誕生した昨年の参議院選挙後、オール埼玉総行動実行委員会は、「じっくり腰をすえて、長期戦にそなえ、(衆議院選挙の小選挙区を基礎単位に)連絡会づくりにはいる」取り組みをはじめた。27日は、県下15選挙区すべてから「地域連絡会」または「準備会」つくりの報告が行われた。オール埼玉総行動では引き続き選挙区ごとの野党共闘つくりの取り組みをつみかさね、その後1万人規模の大集会を開催する方針を検討中だ。(湯本雅典) 報告動画(3分39秒)


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