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朴槿恵弾劾…キャンドルは嬉し泣き、反対派は怒りの狂気

セウォル号は弾劾事由から抜ける…乱闘場になった弾棄国集会で記者への暴行も

パク・タソル記者 2017.03.10 15:18

憲法裁判所が朴槿恵(パク・クネ)大統領の罷免を全員一致で決定した。 弾劾審判から92日目だ。 大統領弾劾が承認されたのは憲政史上初めてだ。 憲法裁判所の宣告の後、憲法裁判所前の市民は「キャンドルの勝利」と歓呼した。 しかし弾劾反対派の弾棄国集会の参加者は「大韓民国は死んだ」とし、 国民抵抗運動が必要だと怒りを見せた。

▲弾劾承認宣告直後に憲法裁判所前で歓呼する市民

「主文、被請求人大統領、朴槿恵を罷免する」

午前11時23分頃、憲法裁判所の李貞美(イ・ジョンミ)所長権限代行が大統領罷免を宣言すると、憲法裁判所前の市民は歓声を上げた。 裁判官8人全員が大統領弾劾審判承認を決定した。 李権限代行の宣告が終わる前に生中継を見ていた市民は立ち上がって抱き合い、歓呼した。

当初、40〜50分かかると予想されていた宣告時間は20分程度で短く終わった。 午前11時4分、李貞美権限代行は 「今から2016憲ナ1、大統領朴槿恵(パク・クネ)弾劾事件に対する宣告を始めます」と話した。 憲法裁判所の前に集まっていた市民1万人はいらいらしながら宣告場面を見守った。

憲法裁判所は国会が提出したパク前大統領の弾劾訴追事由を △国民主権主義と法治主義違反、 △大統領権限の乱用、 △言論の自由の侵害、 △生命権保護義務違反、 △贈収賄などの刑事法違反の5種類の類型に整理した。

国政介入、大統領権限乱用、贓物授受など、朴槿恵の法律違反行為が認められるたびに市民は歓声をあげた。 憲法裁判所は朴大統領がチェ・ソウォン(崔順実(チェ・スンシル))に国家の政策文書を流出させ、 ミルとKスポーツ財団の設立と募金に関与したと判断した。 また、憲法裁判所は「被請求人は、チェ・ソウォンからKDコーポレーションという自動車部品会社による大企業への納品を依頼され、 安鍾範(アン・ジョンボム)を使って現代自動車グループに取り引きを依頼した」とし、 大統領が大企業との間で利権を行使した点を指摘した。

「セウォル号、公務員人事介入の疑惑は弾劾事由ではない」

ただし、憲法裁判所はパク大統領が権限を乱用し、公務員の人事に介入したかどうか、 言論の自由を侵害したかどうかなどは証拠不足という理由をあげ、 弾劾理由にはならないとした。

セウォル号事故に関しても 「国民の生命が脅かされる災難状況が発生したからといって、 朴大統領が直接救助活動に参加しなければならないなど、 具体的かつ特定の行為の義務までが直ちに発生すると見るのは難しい」とし 「大統領の職責を誠実に履行しなかったということは、弾劾審判の判断対象にならない」と明らかにした。

憲法裁判所の前で市民と共に生中継を見ていたセウォル号遺族のキム・ヨンオ氏は 「セウォル号に対する部分は残念だが、大統領が弾劾されたという事実だけで有難く、この3年間たたかってきた心が慰められる」と述べた。 キム氏は「はやく青瓦台を押収捜索して、徹底した調査と早期に引揚げ作業をしてほしい」と望んだ。

宣告直後、朴槿恵政権退陣非常国民行動(退陣行動)の記者会見では、4.16セウォル号惨事家族協議会のユ・ギョングン執行委員長は嗚咽した。 ユ執行委員長は「なぜセウォル号だけはだめで、なぜわれわれの子供だけはだめなのか。 私の子ども、われわれの子どもがなぜ死んだのか、それ一つだけ教えてくれ」と悲痛な心情を表わした。

弾劾決定に喜びの涙を流す市民も

▲弾劾承認宣告直後に憲法裁判所の前で歓呼する市民

他の市民は弾劾決定に喜びの涙を流した。 大邱から来て、昨日の晩から憲法裁判所の前で夜を明かしたという60代の男性は 「胸が張り裂けそうで、やっと国民が主人になると思うとうれしい」と涙を見せた。 彼は「大邱には『朴槿恵接近禁止』 『汚染注意』の横断幕がかかった」とし 「大邱の市民も変わっている」と話した。

24歳の男性は「4.19も6月抗争のように独裁政権を打倒した歴史に残る」と今日の弾劾宣告を評価した。 この男性は「大韓民国にはまだ正義が生きていると感じた」とし 「国定教科書ではない歴史教科書に、今日の弾劾審判が載る」と述べた。

瑞草区に住む50代の女性は 「苦しい1次関門が終わったが、これから積弊清算という課題に取り組まなければならない」と主張した。 彼は「朴槿恵の知人統治を見ればわかるように、 韓国のシステムは徹底して壊れてしまった」とし 「関連者を拘束処罰することから積弊の清算を始めなければならない」と強調した。

太極旗集会の参加者、憤怒に耐えられず暴力行使

▲弾劾承認宣告直後太極旗集会参加者ら姿

▲座り込んで泣く太極旗集会参加者

安国駅一帯で午前10時から始まった大統領弾劾反対集会は、大統領が罷免されると修羅場になった。 「大統領弾劾棄却のための国民総決起運動本部(弾棄国)」を主軸とするいわゆる「太極旗集会」の参加者は 「大韓民国は死んだ」、 「かわいそうな大統領が背信された」と怒りを表出した。 座り込んで泣く参加者もいた。

▲警察に弁当を投げる太極旗集会参加者

▲鉄パイプを振り回す太極旗集会の参加者

彼らは警察、取材陣などに食べ物が入った弁当を投げて悪口をあびせるなどの暴力を行使した。 鉄パイプまで登場し、一触即発の状況が演出された。

集会の参加者は現場の状況を撮影していたチャムセサンの記者にも飛びかかり殴りつけた。 彼らは足で数回記者を攻撃し、太極旗など持っている物で頭を殴りつけた。 この日、他の取材陣も太極旗集会の参加者から暴行されたという事実が報道された。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-03-10 20:55:42 / Last modified on 2017-03-10 20:55:43 Copyright: Default

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