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〔週刊 本の発見〕ポップな文体から現代社会をえぐりだす〜『亡き王女のためのパヴァーヌ』
「叙情が社会批評となっている」。今回紹介するパク・ミンギュ(写真)の作品をこういいあらわしたのは韓国文学の翻訳者である斉藤真理子さんだ。韓国文学・近代朝鮮文学はこれまで良質な文学作品をたくさん生み出し続けてきた。その中でパク・ミンギュは、本をめくる手を止めさせないポップな文体から読書の楽しさを感じさせる。同時にそのポップな文体が競争に駆られる韓国社会で抑圧されている人々の苦悩を突きつけることで現代社会に疑義を呈し、読者を揺り動かす現代韓国の稀有な文学者だ。物語の舞台は1980年代の韓国だ。三人の男女を軸にして描かれるこの作品の主人公は学歴を重んじる韓国社会の通念に共感できずに小説家を目指している「僕」。その僕の友人で母を亡くしている「ヨハン」。容姿が「醜い」ために心に深い傷を負っている「彼女」。みな心に傷を負っている三人は、同じ職場で交流を深めていく。そして「僕」と「彼女」は「美人だから」というその当時の韓国社会における通念的な理由ではなく、その人となりに惹かれ、互いの傷を癒していく。(佐藤灯・金塚荒夫) 続き

ロシア革命とは何だったのか〜無名の人々を忘れてはならない
今年はロシア革命100周年で、都内各地でもさまざまな記念講演やシンポジウムが催され、これからも予定されている。私が参加した集会では、「レーニンがボリシェビキ党を指導し」、「レーニンの指示で労働者が武装蜂起し」、「レーニンによって史上初のプロレタリア国家が打ち立てられた」といったぐあいで、ドイツとの即時講和を実現したのも、反革命の内戦に勝利したのも、疲弊した経済をネップで立て直したのもすべてレーニンであるという、まさに「レーニン・オンパレード」ともいうべき内容であった。そこにはトロツキーはもちろん、カーメネフもジェノビエフも、またブハーリンの名前も出てこなかった。私はロシア革命に詳しい者では決してないが、それでもこれぐらいの革命家の存在は知っている。また教育相だったルナチャルスキーや外交官のヨッフエといった魅力的な革命的インテリゲンチェアがいたことも。ボリシェビキはもっと多様で、かつ多士済々のメンバーがいたのである。(牧子嘉丸のショート・ワールド) 続き

「31歳女性記者の過労死」NHKなど9社〜今年のブラック企業大賞ノミネート
11月27日、厚労省記者クラブで今年のブラック企業大賞ノミネート企業が発表された。選ばれたのは、ゼリア新薬工業、いなげや、パナソニック、新潟市民病院、NHK、引越社、大成建設・三信建設、大和ハウス工業、ヤマト運輸など9社で、法を無視した長時間労働による過労死のケースが多い。NHKは、放送法に基づく公共放送で総務省が所管する外郭団体である。そこでは、2013年7月、当時31歳だった女性記者がうっ血性心不全で死亡する事件が起きた。2014年、女性の死因は長時間労働による過労が原因であるとして労災認定された。遺族側の調査では、亡くなる直前の残業時間は月209時間とされている。NHKは、今年10月になって、女性の過労死事件があったことをやっと公表したが、遺族は、NHKの労務管理に不備があったために過労死が発生したとして、「人災である」としている。27日よりウェブ投票が始まり、大賞および各賞の発表は12月23日(土)に行われる。はたして、NHKは今回の「ブラック企業」関連ニュースを報道するのだろうか。(M) 記事ブラック企業大賞HPアリさんに1票を

ベトナム反戦・全共闘運動などの貴重な記録〜企画展示「1968年」を見て
千葉県佐倉市の「歴史民俗博物館」で開催されている「企画展示『1968年』−無数の問いの噴出の時代」を見に行った。べ平連からはじまって、成田、水俣、学生運動と実物資料と映像で綴られた、国家権力に抗った記録である。それは、小さなメモが書きも含めて、あの時代を浮き上がらせる。来館者には当事者らしき会話が漏れてくる人たちを含め、同時代の人たちもいるが、生まれていなかった人の姿も多い。新聞とテレビでしか知らなかった私は、生々しい資料にドキドキしながら見た。沖縄の記述が少ないのは、それだけ本土の関心が低かったのか、それとも資料に乏しかっhttp://www.labornetjp.org/たのか、そこまで広げられなかったのかは分からない。私には、あの時代日本の権力闘争と、今の官邸前にはじまった市民の抵抗の運動が重なって見えてきた。いや、今もまだ続いていると言えるだろう。何しろおすすめの企画展だ。(笠原眞弓) 続き

北村小夜さん「自粛しないで声をあげよう」〜11.26 終わりにしよう天皇制デモ
天皇制反対の声を上げることがこれほど大変なのか? 3日前に宣伝カーが右翼に襲撃されて壊された。しかしこの日は緊急カンパですっかり修復されていた。11月26日に東京・千駄ヶ谷区民会館で開かれた「終わりにしよう天皇制 11.26大集会デモ」。160人の集会にもかかわらず、付近一帯はカマボコ車が数十台と機動隊で埋めつくされた。集会に参加した元軍国少女で戦後は教員だった北村小夜さん(92歳)は、「早く天皇制をなくしてほしい。時間が経つほど戦争など、天皇制がもたらす被害が大きくなる。いま一番心配なことは皆が自粛していること、抵抗しなくなっていることだ」と声を上げる大切さを語っていた。主催者の大横断幕には「身分差別 性差別の象徴=天皇制はいらない」と書かれていた。コールでは「民主主義に天皇制はいらない!」とあったが、天皇代替わりを機会に天皇制廃止を強く訴えていた。渋谷繁華街のデモは注目度が高かった。右翼の妨害もあったが大きな混乱もなく約1時間のデモは終わった。(M) 写真速報動画(6分半)ムキンポさんの写真

渋谷キャンドルアクションに400人〜女性に対する暴力撤廃国際デー
「女性に対する暴力撤廃国際デー」の11月25日、午後6時半から渋谷駅西口でキャンドルアクションが行われ約400人が参加した。主催は、日本軍「慰安婦」問題解決全国行動。司会者から、昨今のさまざまな女性への暴力が後を絶たない現状、今も続く女性への暴力の撤廃に向けてこの日に行動を起こしたことが話された。日本軍「慰安婦」問題の解決や女性の人権問題、平和の問題に取り組む女性たちから次々にアピールがあった。どの方の発言も熱く力がこもり、納得のいくお話しだった。歩道橋に並ぶ人たちからは発言のたびに大きくペンライトが振られた。主催者あいさつで共同代表の柴洋子さんは「1991年に韓国のキムハクスンさんが日本軍「慰安婦」であったことを名乗り出てから4半世紀になる。しかし未だに「慰安婦」問題は解決していない。2015年12月28日の「日韓合意」は政府間の合意であり、被害者は拒否し、解決には至っていない」と話した。(尾澤邦子) 報告田中龍作ジャーナルハンギョレ新聞 *写真撮影=shinya

山口二郎氏、立憲民主党結党の意義語る〜市民連合が衆院選総括集会
11月25日、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」は、衆議院選挙の総括集会として、「第5回市民連合全国意見交換会」を東京・全日通霞が関ビル大会議室で開催した。「市民連合」世話人の山口二郎さんは、「小選挙区対応型の野党の弱点が、今回露呈した。野党が『立憲主義』などの理念軸を持っていれば、どこと手を組むかをめぐって分裂することなどない」と、立憲民主党の結党の意義をまとめた。そして選挙の取り組みの報告が、東京1区、新潟、大阪(高槻・島本)から行われた。どこも「特色」ある取り組みや共闘の「工夫」があり、政策協定の野党との確認に大きな力をさいていたことがわかった。全体の報告のあとは、参加者が決めたテーマ(「票がせった選挙区」「ネット、SNSの活用」「共産党の統一候補者の選挙区」など)ごとに集まり、積極的な議論が行われた。(湯本雅典) 報告動画(4分)

労働の本質を実感から鋭く〜プレカリアート・コミック『働く、働かない、働けば』
アベノミクス? 好景気? 就活の売り手市場? どこの世界の話だろう。著者はもうすぐ不惑の年を迎える就職氷河期世代。カギカッコ付きの好景気の恩恵に、かすりもしない。派遣で工場へ働きに行っては、誰もいないアパートの部屋に帰る毎日。心身共にすり減らして「今週末こそ片付けよう」と思いながら、モノが散乱する部屋の中に倒れこむ。同世代で、日雇で糊口をしのいだこともある私にとっては共感できる「あるある話」も多々あるが、想像を超える厳しい状況に著者が置かれていることも伝わってくる。「家で過ごすと電気代かかる」「図書館あったかいかな」。そして著者の視線は、身の回りの半径数メートルから、その先へと広がって行く。職場に一人や二人はいる「がんばりたい人」「優等生でいたい人」が団結の萌芽を摘むこと。労賃の安売り競争をしている派遣業者たちを見て「何を買い叩かれているんだろう」。(壱花花) 続き

海外では全く通用しない大阪市長の主張〜サンフランシスコの「慰安婦記念碑」問題
大阪市長の姉妹都市解消の動きについては、かなりの量の英文記事が配信されている。日本発、韓国発の英文記事なども多いのだけど、サンフランシスコの地元紙「SFゲート」の記者が書いた記事(写真)は、今回の大阪市長の行動がサンフランシスコでどのように受け止められているのかを比較的率直に反映しているのではないかと思う。ざっくり言えば大阪市長の姉妹都市解消をちらつかせて受け入れ拒否を迫る行動は「脅し(threat)」と受け止められていて、姉妹都市解消の手紙にSF市長は「失望した」という。また記事は、主流の歴史学者は20万の女性が「慰安婦」の名で性奴隷にされたと紹介している。そして、この記念碑設立に尽力したサンフランシスコ上級裁判所の元判事は大阪市長の行動に「激怒(outraged)」したという。大阪市長だの維新だの産経だのネトウヨだのが撒き散らす残念な主張は、日本国内ではともかく、海外ではまったく通用しない。(安田幸弘) 全文SFゲートの記事

横田早紀江さん「信じていてよかったのか」〜首相の不作為に対する疑問
去る11月15日、めぐみさんの両親が記者会見を行なった。母親は語った。「政府も外務省もまじめにやってくださっていると思っていた」。だが進展もなく、「信じていてよかったのか」(朝日新聞11月16日付けに基づいて引用)。現首相は、官房副長官として小泉首相の訪朝に随行してから15年、その後は首相にまでなって、拉致被害者家族の集会に行っては、年老いてゆくばかりのご本人たちを前に「安倍政権下で拉致問題は必ず解決して見せる」と豪語したのは何回を数えるだろう? そのための日々の努力をどんな形で行っているのだろう? 口を開けば「圧力」、「制裁」、「今は対話の時ではない」、「あらゆる手段を通じて北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めることで米国と一致した」などと言うばかり。朝鮮国政府の態度にも大いに問題はあるとしても、この文言は、あるべき外交政策から大きく外れていよう。首相の不作為に対する疑問の言葉として、母親の言葉は、まだ遠慮がちに思える。(太田昌国) コラム全文 *写真=11.15の会見(TVニュースより)

再現ビデオが証拠として採用される〜創価学会員が学会本部を訴えた裁判・第11回
11月21日(火)、元創価学会員が創価学会本部の不当処分を訴えた裁判の第11期日弁論が開催された。この裁判は、創価学会員の立場に立って選挙活動などの日常の活動を行っていこうと努力を重ねていた学会の主に青年部の学会職員に対して、学会上部役員が強権的に若い学会職員の活動に規制をかけたことに端を発する。その規制がエスカレートし、後には、所属替え、配置転換へと限度を超えたものとなり、さらには「処分」の際に始末書を要求するということまで行われた。そして最後には、3人(滝川清志さん、野口裕介さん、小平秀一さん/写真)の本部職員が学会職員を解雇されるという事態にまで至る。今回の裁判の成果は、3人が提出した「再現ビデオ」が証拠として採用されたことだった。裁判は次回被告側の反論書面を受け、その後いよいよ証人尋問の方向、山場へと向かう。(湯本雅典) 報告動画(4分)

〔週刊 本の発見〕一人ひとりを大切にする〜『これからの日本、これからの教育』
加計学園問題で「あったものを、なかったことにはできない」と話し、一躍脚光を浴びた前文科省事務次官前川喜平氏(写真)と元文科官僚の寺脇研氏の対談である。前川氏の登場は、わたしにとって、またほとんどの人にとっても晴天の霹靂ではなかったか。霞が関にも、自分の頭でものを考え判断する人間がいたという驚きだ。その前川氏は、文科省でどんな仕事をしてきたのか、また彼が目指す教育とは何か、そんなことを思いながらこの本を読んだ。「弱肉強食の市場競争に子どもたちをさらさず、一人ひとりの学ぶ権利を保障すること。それが教育行政本来の使命ではないか」と、まず前書きで前川氏は書いている。1981年に第二次臨時行政調査会が設置されて以来、規制緩和(市場化・民営化)と地方分権の波は否応なく文科省にもおしよせた。「外圧としてもたらされる改革要求に対し、我々は時に積極的に応じ、時に否応なく屈服し、時に激しく抵抗してきた」。加計問題につながる規制緩和がこの時代から始まった。(佐々木有美) 続き

11.22レイバーネットTV放送 : 本から見える日本と世界の現実
昨年から始まった「本の発見」企画第三弾。今回の番組では、今年の本を振りかえる「2017わたしの一冊」をお送りする。事前アンケートでは20人の方から「一押し本」と推薦理由が寄せられた。『プロパガンダ・ポスターにみる日本の戦争』のコメントには、「テレビやネットのない時代、日本国民の戦意を高揚させ、戦時体制の強化に絶大な力を発揮したのは軍神に祀られた人物の銅像や、プロパガンダ・ポスターだった。そのデザインは素晴らしく、時に美しくも見えてくるから恐ろしい」とある。また田原牧『人間の居場所』のコメントは、「問題はいつもこちら側、主体にある。“負け続けられる力”の涵養が必要だ。そして、そのためには“居場所”を作れるかが重要だと説く」と。多様な本と多様な意見にあふれたアンケート結果。スタジオでは、レイバーネット書評担当者の大西赤人・渡辺照子・志真秀弘・佐々木有美の各氏が出演する。それぞれが今年の「一押し本」を上げて、その理由を語る。そこからおのずと、今の日本と世界が見えてくるはずだ。(レイバーネットTVプロジェクト) 写真速報アーカイブ録画(78分)アンケート紹介 *写真=放送の様子

「日本政府は踏み込んだ交渉をすべきだ」〜拉致被害者・蓮池薫さん講演会
新潟では、横田めぐみさんの拉致事件が発生してから40年が経ち、地元紙である新潟日報は「拉致問題の解決を願う一週間」として、さまざまな取組を行っている。11月17日、新潟日報メディアシップにおいて、帰国から15年を迎える拉致被害者・蓮池薫さんを招いた講演会「帰国15年〜いま、拉致問題について考えること」が開催された。蓮池さんは、講演会冒頭「拉致問題については少し光明が見えたのではないかと思っている。拉致問題は3年前、ストックホルム合意で今度こそ解決するのではないかという期待があった。しかし、結局何の進展もないままになっている。しかし、私が聞いているところでは、水面下ではかなり熾烈な駆け引きが行われている。私は北朝鮮の再調査という段階は終わりにすべきだと思う。日本政府はかなりの生存者情報を手に入れていると聞いている。だから、今は再調査なんていう、まどろっこしいことは言わずに、生きている人を返せと伝え、その上であなたたちは何を求めているかと踏み込んだ交渉をすべきだ」と述べた。(金子通) 報告

厚木・横須賀・韓国・沖縄で粘り強いたたかい〜東アジア米軍基地問題シンポジウム
11月19日、横浜水道会館で「第10回東アジア米軍基地 環境・平和シンポジウム」が開かれた。午前の部では、横浜ノースドッグ、厚木、横須賀、佐世保、岩国、京丹後Xバンド、横田から報告があった。厚木基地爆音防止期成同盟の石郷岡忠男は「1時間に100機近いジェット機が飛ぶこともある。すさまじい騒音で人が住める状況ではない」と話した。そして「1960年頃に住民団体を立ち上げ、いまだに頑張り続けなければならない現状を見てほしい」と訴えた。第4次訴訟は7000人を超える原告が集まり、横浜地裁と東京高裁で「飛行差し止め」が認められたが、最高裁で覆されてしまった。現在第5次訴訟を立ち上げ、原告募集中とのこと。非核市民宣言運動・ヨコスカの新倉裕史さんは「安保法制」成立後の横須賀「進む日米海軍の一体化」について報告した。自衛隊法95条の改定による「武器等防護」は、要請があれば国会承認も必要とせず、防衛大臣の判断だけで自衛隊の出動が可能となる規定。現在日米のイージス艦が24時間体制で、日本海で行動を共にしているという。聞いていて、日本は戦争をやりたいのかと恐ろしくなってきた。(尾澤邦子) 報告

シンポジウム「米国『レイバーノーツ』との交流・対話」〜全編動画を公開
11月16日18時から文京区民センターで「労働情報」主催によるシンポジウム<米国『レイバーノーツ』との交流・対話>が開催されました。アメリカで1979年から労働運動・社会運動の媒体として、大きな影響力を発揮してきた『レイバーノーツ』の共同創設者の一人であるジェーン・スロータさん(写真)をお招きしてのシンポジウムです。パネリストとして、東京管理職ユニオン・鈴木剛執行委員長と全国一般東京東部労働組合・須田光照書記長がそれぞれの闘いの動画を紹介しながら報告・交流を行いました。シンポの最後のジェーン・スロータさんの言葉、「(日本に来て)今日が一番楽しかったんです、これまでで。連帯です」はとても印象的な言葉でした。ジェーン・スロータさんは、セネラルモーターズの工場でキャデラック製造現場で働く労働者のひとりでした。全編動画をアップしました。素晴らしい同時通訳者のおかげで全然長く感じませんでした。ぜひご覧ください。(東部労組・長崎広) 記事全編動画(2時間18分)

バンクーバーで「平和の白いポピー」の式典〜市民犠牲者たちを追悼
とにかく、白いポピーの運動は、大きくはなくても続いてはいて、今年バンクーバーでは、11月11日に、去年に続き、2回目の“世に広く知られてはいない戦争、紛争の市民犠牲者たちを悼み、花輪をささげる式典”が「バンクーバー平和のポピー」と「BCヒューマニスト協会」の共催で、市の公園で行われました(写真)。花輪はバンクーバーの種々の団体から、記憶されるべき犠牲者たちへのメッセージをつけて捧げられました。バンクーバー9条の会は“広島、長崎の原爆被害者”へ花輪を捧げましたが、“米国の原爆の犠牲となった、日本人、朝鮮人、その他の国籍の人、捕虜となっていた連合国兵士に捧ぐ”と明記された、行き届いたものでした。他には、南京虐殺の犠牲者、パレスチナ紛争、シリア、イエメンの市民被害者、多くの子ども兵士たち等々、第一次大戦の後も、人間社会がどれだけ多くの戦争、紛争による被害者を生み続けて来ているかをまざまざと示す、数々の花輪だったようです。(長谷川澄) 報告

「核のない明日をあきらめない」〜11.17反原発金曜行動レポート
11月17日金曜日、官邸前・国会前・希望のエリアでの反原発抗議行動の日。斎藤美智子さんが官邸前の抗議の列の先頭にいた。90歳になってもかくしゃくとしていて、一番に官邸に向かって「安倍さん、あなたが首相であることで、この先あなたはどこまで暴走するのか心配でなりません。わたしたちは核のない明日を願って、絶対にあきらめない」と強くアピールした。国会前では、菅谷ファミリーがスピーチ台に立った。2歳になる女の子も一緒に台に立っていたが、最近、羞恥心が出てきて声を上げようとしなくなっていたので、はじめる前に彼女に「大きな声で『原発反対!』といって!」と声をかけると素直にうなずいていた。それもあって大きな声で「原発反対!」と声を上げた。みんな大笑いした。このように最年長と最年少が安倍に向かって「反対」の声を上げているのだ。(木下昌明) 報告動画(7分半)

あなたがつくるレイバーフェスタ〜川柳・3分ビデオ大募集!
レイバーフェスタニュースNO.1を発行しました。フェスタ開催まであと1か月です。メインの映画は韓国の大ヒット作『弁護人』(写真)。厳しい時代の中で、観る人に「希望と勇気」を与えてくれることでしょう。レイバーフェスタはみんなでつくるイベントです。今年も、川柳・3分ビデオを募集中。<妻たちに「平和」と書かせ武器売買」>。11月の「朝日川柳」に投稿されたこの句はトランプ訪日の本質をずばり突いていて、共感を呼びました。川柳は権力者を風刺するだけでなく、運動側に元気を呼び起こす17文字の短詩。日本や世界の現状、安倍政権に言いたいことなど、あなたも川柳で表現してみませんか。ことしのテーマは「2017年を振り返っていま言いたいこと」です。また恒例の3分ビデオも大募集中。「素材はあるが編集はどうも」という方には「編集サポート」もできます。スマホの映像でもOK。仕事のこと、生活のこと、社会のこと、言いたいことを3分の作品にまとめて下さい。内容は自由です。あなたが撮ったとっておきの映像を大スクリーンで上映しましょう。締め切りは12/5です。 フェスタニュースNO.1

83歳 元被告が怒りの会見〜砂川事件再審請求を東京高裁が棄却
「安倍政権は砂川事件最高裁判決を曲解して安保法制の法的根拠にしてきた。再審決定すると政権には大問題になる。だから今回の決定には政治的意図を感じる」(土屋源太郎/右)、「60年間一生をかけて闘ってきた。これは戦争と平和、憲法を守る問題だ。こんな血の通わない文章で切り捨てる裁判所を許せない」(武藤軍一郎/左)。安保条約と憲法のどちらが上かを争った「砂川事件裁判」。今の沖縄基地問題に直結するものだ。1959年の東京地裁の伊達判決は、「米軍駐留を憲法違反として」被告を無罪としたが、同年12月最高裁は逆転判決で有罪を下した。しかしこの過程で、米政府が直接最高裁長官に圧力をかけたことが公文書で明らかになっている。これを新証拠に元被告の土屋、武藤さんら4人が再審請求をしていたが、11月15日、東京地裁に続いて東京高裁でも棄却された。内容は新証拠に触れることなく法律解釈だけの門前払い。請求人らは最高裁に「特別抗告」して闘いを継続する方針だ。(M) 写真速報動画(10分)東京新聞テレビ朝日朝日新聞動画(見雪撮影版・39分)

〔週刊 本の発見〕 本の生命力、そして時代〜『君たちはどう生きるか』
1937年7月に盧溝橋事件が起こり、瞬く間に中日戦争へと広がる。ヨーロッパではヒトラーやムッソリーニがすでに政権をとっていた。そんな時代にあって、山本有三は「少年少女に訴える余地はまだある」と吉田甲子太郎(児童文学者)、吉野源三郎を語らい、全16巻の「日本少国民文庫」(全16巻、新潮社)を企画・完結させた。『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)は、37年7月に「日本少国民文庫」最終巻として刊行された。それが今年漫画化され、発売後数ヶ月で50万部を越すベストセラーになっている。『君たちはどう生きるか』は中学(旧制)2年生の主人公「コペルくん」の冬から春への数ヶ月の出来事、そして彼を見守る叔父さんの手紙からなる。友達へのいじめに一緒に立ち向かおうと約束したコペルくん。ところがその場にいたのに、彼だけが友達を見捨ててしまう。戦争に突き進もうとする時代の空気が小説に立ち込めている。(志真秀弘) 続き

5万人が集まった「韓国・民主労総労働者大会」〜安田幸弘の現地レポート
11月12日の民主労総労働者大会。主催者発表で5万人が集まったという。昨年までは警察の車の壁で封鎖されていたけど、今年は車壁はない。大会終了後はソウルの街をデモ行進。広い道路を完全に交通規制して、往復6〜8車線を一杯に使い悠々と歩く。自動車が走らないので警官の出番もない。日本のデモ行進みたいに4列で警官の壁の中を歩くのなんてデモ行進じゃないと思う。そしてデモ行進の後はプルコギだ! ……なお、韓国チャムセサンは全国労働者大会のレポートで「労働者たちはキャンドル1年、文在寅政府発足から6か月が経ったが、労働者の暮らしは変わっていないと文政府を強く糾弾した。また労働者たちは、労組をする権利を自ら勝ち取るという決意を新たにした」と報じている。(レイバーネット国際部・安田幸弘) 写真レポートチャムセサン報道

韓国の「市民放送RTV」が10年ぶりに復活〜12.6 レイバーネットと交流会
2001年に開局したRTVは、韓国デジタル衛星放送の視聴者参加チャンネルであった「市民のチャンネル」委託事業者としてスタートし、2006年から2008年まで全3年間公益チャンネルとして選定されてきました。その間、パブリックアクセス専門チャンネルの価値と責任が認められてきたと言っても過言ではありません。しかし、2008年に保守政権が発足して以来、納得できない政界とマスコミの攻勢に苦しみました。制度的に保障を受けていた公的支援は全て中断され、存廃の危機に立たされました。また、RTVを通して実現されていた市民の「話す権利」が脅かされました。そして今、10年の時を経て、RTVが再び公益チャンネルに選ばれました。これは、国内で唯一の「市民参加プログラム」専門チャンネルであるRTVの価値が、10年経った今、再び政策枠組みの中で認められたということです。(RTVニュースレターより) 詳細12.6レイバーネット交流会

「脱原発運動は平和運動でもある」〜11.11 国会前集会で鎌仲ひとみさん
11月11日土曜日、反原連の抗議行動の拡大版ともいうべき集会「GENPATSU ZERO 反原発☆国会前集会」が、この日午後2時から国会正門前と官邸前で行われた。11月3日の「憲法守れ」国会包囲のような人波はなかったが、それでも人々は「原発反対」の声を上げていた。この日、学者や活動家、野党の政治家ら大勢のゲストスピーカーが登壇して、原発問題の現状を訴えた。その中から、ここではドキュメンタリー映像作家の鎌仲ひとみ(写真)と社会学者の小熊英二のスピーチをとり出す。鎌仲は「国は、使用ずみ核燃料というゴミを資産として考えているが、それは核武装につながる。だから、脱原発運動をすることは平和運動でもあるんです」と訴えた。また小熊は、自然エネルギーと原発施設をケータイと固定電話にたとえ「これはもう勝負がついたたたかい」であると、学者らしい分析を行なった。夕方になると冷たい風が吹いてきた。(木下昌明) 報告動画(14分)

都教委調査「中学校教員の68%が過労死ライン!」〜自らの反省はなく
11月9日、都教委は中学校教員の68,2%が過労死ライン(週60時間)を超えるとの結果を発表した。これを踏まえて都教委は「学校における働き方改革推進プラン(仮称)」を提案しているが、教員の長時間労働の一番の原因が都教委・文科省にあることの認識がまったくない。一言の反省の弁もない。教員の意識改革ではなく、都教委の意識改革が必要だ。子どもたちのことを知る教職員がどのような教育をするかを職員会議で論議し決定して仕事をしてきた時代(2000年以前)には過労死ラインの長時間労働は多分ほとんどなかった。都教委(文科省)が職員会議を指示・伝達の場に変え、教育内容を指示・強制し、また書類の提出を強制したことで教員の仕事が凄まじく増えたのだ。年間35時間ものオリンピック・パラリンピック教育、土曜授業の強制や押し付け「研修」、各種の調査報告、業績評価のための自己申告書、授業プラン等々の作成・提出を課すなどである。(根津公子) 11.9都教委傍聴記毎日新聞 *写真=都職員へチラシ配布

妻たちに「平和」と書かせ武器売買〜太田昌国のコラム
妻たちに「平和」と書かせ武器売買(北海道 島田礼子)。11月8日付けの「朝日川柳」に採用された作品である。最近の政治ニュースは、見聞きするに堪えないので、テレビ・ラジオ・新聞に熱心に接するわけでもない。これではいけない、世の中で何が進行しているか分からなくなる、しかもこのような時評を随所で書いているのに――とは思うものの、ニュースの内容自体も、その報道ぶりも、異常なまでに堪え難い。ニュースをいっさい拒絶したいと思うのは、この異常事態に馴らされるものかという、ある意味ではまともな心身反応なのではないかと思えてくる。そんな私でも、米日首脳の妻たちが都内の小学校を訪れ、子どもたちと一緒に習字を楽しんで、その挙句に「平和」という漢字を半紙に書いてみせたという「出来事」くらいは耳目に入る。(太田昌国) 続き

競争ばかりの学校は嫌です!〜大阪の人事給与評価制度の大改悪反対
「君が代」不起立被処分者(グループZAZAの一員)で、「教職員なかまユニオン」に所属している大阪市立学校教員の松田幹雄です。大阪市は、教員給与2分割・差別化と教職員人事評価の相対評価への転換を、2018年度から強行実施しようとしています。大阪市の学校で維新市政が進めてきた競争と管理強化の弊害がいたるところで明らかになっているにもかかわらず、その弊害を極限まで拡大するもので、許せません。私たち教職員なかまユニオンは、この2つの新施策の中止を求める大阪市議会陳情を行うことを決めました。11月24日に陳情書を提出予定です。短期間(第1次集約11月22日、第2次集約12月4日)ですが、陳情書への賛同署名を呼びかけました。ご協力、よろしくお願いします。大阪市議会陳情書賛同署名用紙は、教職員なかまユニオンホームページから取り出せます。(松田幹雄) 詳細 *写真=大阪の団結まつりで訴える筆者

核兵器と原発のない世界をつくろう!〜パリで「反核世界社会フォーラム」
11月2日〜4日、パリで反核世界社会フォーラムが開催された。「世界経済フォーラム」に対抗して、2001年にブラジルのポルト・アレグレで始まった「世界社会フォーラムWSF」の反核(原子力)版、核兵器と原発のない「もうひとつの世界」の実現を民衆の立場から考える試みである。2016年3月東京での第1回、同年8月モントリオールの第2回につづく第3回目パリのフォーラムには、15か国から数十の市民団体、約400人の市民が参加した。3日間にわたってレピュブリック広場に近い労働会館の3つの会場で、全体会と30強の分科会、映画上映が行なわれ、核に関するさまざまなテーマが討論された。世界社会フォーラムはもともと、ネオリベラル型グローバリゼーションがもたらす貧富の拡大や環境破壊に異を唱えたものだが、その創立メンバーのひとり、ブラジルの社会運動家シコ・ウィタカーさんは、福島第一の原発事故に大きな衝撃を受けた。(飛幡祐規 パリの窓から) 続き

〔週刊 本の発見〕当たり前のことをしているだけ〜望月衣塑子『新聞記者』
菅官房長長官の定例会見での常套句「そのような指摘はあたりません」「全く問題ありません」という木で鼻をくくったような態度、国民の疑問に真摯に答える気持ちなどさらさらない空疎な内容の言葉遣い、その言葉に「満足」している記者たち、それらに私はイラついていた。米国の会見での名物記者の執拗な質問に比較するとその異様さは目に余る。ところがある日、欺瞞に満ちた予定調和を打ち破る声が朗々と響いた。菅官房長官のおざなりな回答に満足しない質問は、私たちの安倍政権への疑問や怒りを代弁してくれるようだった。声はすれども姿は見えぬ。だが、臆せず食い下がるその声に多くの者が魅せられた。記者の名は「望月衣塑子」。日本企業の武器輸出について2冊の書籍を刊行した人と同一人物だと知り、「なるほどさもありなん」と思った。今度はその彼女の素顔が知りたい。この本では彼女の新聞記者、報道、ジャーナリズムに対するストレートな熱い思いが語られている。(渡辺照子) 続き

安倍首相のウソと改憲を打ち破れ!〜斎藤貴男さん、山城博治さんが講演
気鋭のフリージャーナリスト、斎藤貴男さん(59/写真)と沖縄平和運動センター議長、山城博治さん(65)を招いた集会「2017年戦争あかん!基地いらん!関西のつどい」が10月21日、大阪市中央区の「エル・おおさか」であり、800人を超える参加者が思いを共有、団結の拳を固めた。集会の副題は「9条改憲を許さない!やめろ辺野古基地建設!」。国際反戦デーに合わせた平和運動である。前者のテーマとして演壇に立った斎藤さんは、ゆったりとした語り口で安倍晋三首相を「彼はウソしかつかない」と一刀両断した。例えば法人税収。上昇を誇示するが、2016年度は10兆3000億円にとどまり、第2次安倍政権が発足した2012年度以来の低水準にもかかわらず知らぬふりである。消費税の使途変更についても疑念を深める。消費税率を10%に上げた際の増収分の使い道で教育にも充てると自民党の公約に掲げた。(林田英明) 続き

「NOトランプ NO WAR」〜韓国議事堂前でトランプ演説を批判
トランプ米大統領が国会演説をしている間、 国会の外ではこれに反対する市民の集会が開かれていた。与野党の議員が拍手でトランプに歓呼している時、 国会前の市民はトランプの戦争の威嚇とヘイトスピーチを批判した。 トランプ反対集会にはチョ・ウォンジンを筆頭とする太極旗を持った市民が襲いかかり、 一時、衝突になった。NOトランプ共同行動は11月8日午前10時から 国会議事堂駅2番出口の近くで「戦争放言通商圧力トランプ、国会演説糾弾」の記者会見を行った。共同行動は「トランプの国会演説許容は、韓国や日本などの東アジアの人の命を人質にするという暴言に対し、行儀正しく礼節を守ろうと言って世界で一番好戦的な者どもを励ます結果しか生まない、それこそそのものが愚かであるばかりか、危険なことこの上ない」と批判した。(チャムセサン報道) 全文

11/8レイバーネットTV: 雇用破壊「ライドシェア」がよくわかる番組に
11月8日のレイバーネットTVは「ライドシェア」問題を特集しました。10月31日にニューヨークで発生した車突入テロ事件で、車を運転していた容疑者は配車サービス・ウーバー(Uber)の運転手でした。アメリカでは雇用破壊の働き方「ライドシェア」が広がっています。世界中で事業展開しているウーバー社は、アプリを提供して、一般の運転手に運送サービスをさせています。日本では「白タク」行為として禁止されてきましたが、政府はオリンピックを前に国家戦略特区の「ライドシェア」として解禁しようとしているのです。11月8日は、この問題に詳しい川上資人弁護士と、ウーバーイーツの現役ドライバー・鈴木堅登さんをお招きし、「ライドシェア」の問題点を探りました。また「ほっとスポット」のコーナーでは「トランプ騒動とは何だったのか」を替え歌と川柳で取り上げました。アーカイブをご活用ください。(レイバーネットTVプロジェクト) 写真速報アーカイブ録画(76分) *写真=今年、東京で行われたライドシェア反対デモ

トールエクスプレスが違法残業拒否闘争に対して「賃金減額」の組合攻撃
「残業代ゼロ」制度を取るトールエクスプレスジャパン株式会社(旧フットワーク便)で、10月2日から労働組合(日本労働評議会トールエクスプレス労働組合)が違法残業拒否闘争を行っていたところ、11月1日から、同社は組合員らの本来の業務を取り上げ、賃金(能率給)を大幅に減額させるという不利益取扱を行った。これが続けば、組合員らの賃金は最大で10万円ほど減少することになる。これは、労働組合法7条が禁止する不当労働行為にあたるため、労働組合は6日(月曜日)に東京都労働委員会への不当労働行為救済申し立てた。なお4日に、労評トール労組東京中央支店分会長が関東支社長に問い合わせたところ、「労評を脱退した元労評員に対しては、週明けの月曜日から元通り残業を与える」旨の回答をしており、今回の措置が組合差別の不当労働行為であったことを自ら暴露している。(情報提供=日本労働評議会) 詳細 *写真=会社に抗議に向かう当該組合と弁護士

非正規差別とたたかうメトロコマース支部など〜第29回多田謡子反権力人権賞
選ばれたのは、●全国一般東京東部労働組合メトロコマース支部(非正規労働者の差別撤廃/写真) ●徐翆珍(じょすいちん)さん(民族意識を原点とした平和・人権の闘い) ●伊波善安さん(沖縄における反巨大開発、反基地闘争)の3団体個人で、12月16日に東京で受賞発表会が行われる。東京東部労組メトロコマース支部の選考理由は、「……2009年11月、有給の忌引きと食事補助を勝ち取ったのを皮切りに、2度のストライキで、定年を迎えた組合員の雇用延長を勝ち取るなど、闘いを進めてきました。本年3月、東京地裁は、有期雇用者・無期雇用者間での非合理的差別を禁止した労働契約法20条違反として、提訴していた組合側の請求をほぼ全面的に棄却する不当判決を言い渡し、メトロコマース支部はただちに控訴して、現在、控訴審が進行しています。全国2千万の非正規労働者の圧倒的多数が、疲れ切り、声を上げることすらできない中、不当な差別に対する怒りをバネに立ち上がり、多くの仲間たちに勇気を与え、仲間たちとともに困難な闘いを継続しているメトロコマース支部に敬意を表し、多田謡子反権力人権賞を贈ります」と述べている。 報告

韓国 : 「トランプくるな! THAAD配置を撤回しろ」〜訪韓反対の集会デモ
米国のドナルド・トランプ大統領の訪韓を前にして反対集会が開かれた。韓国進歩連帯、民主労総など222の団体が連帯した「NOトランプ共同行動」は 11月4日午後、ソウルの米国大使館裏手のル・メイユールビルの前で「NOトランプ、NO WAR汎国民大会」を開き、トランプ訪韓に反対の声を上げた。集会に参加した約2千人は「トランプ、くるな」、「THAAD配置を撤回しろ」、「国会演説反対」等のシュプレヒコールをあげて集会を開き、米国大使館へとデモ行進した。NOトランプ共同行動は、対北朝鮮軍事圧迫および制裁や朝鮮半島緊張感の昂揚反対、THAAD撤回、通商圧力韓米FTA廃棄などを要求してトランプの訪韓に反対してきた。すでに大学生たちは11月3日午前、国会議事堂本館前で奇襲デモを行い、THAAD配置に反対する星州住民も記者会見を行ってトランプ反対の立場を明らかにした。(チャムセサン報道) 全文11.7レポート

太田昌国講演録「ヒューマニズムとテロル」〜大道寺将司さんを追悼する
2017年5月24日、確定死刑囚の大道寺将司さんが、収容先の東京拘置所で多発性骨髄腫のため亡くなった。68歳だった。大道寺さんは、1970年代「連続企業爆破事件」を起こした「東アジア反日武装戦線」の一員だった。1974年8月の三菱重工業ビルの爆破では、8人の死者と300人以上の負傷者が出た。後日、大道寺さんらは、自らの過ちを認めている。8月11日、東京・駒込の東京琉球館で、彼を追悼する催しが行われ、評論家の太田昌国さんが「ヒューマニズムとテロル」と題して講演を行った(写真)。1階の小さいな会場に40人以上の人たちが集まり、外の歩道まで溢れる盛況だった。この問題への関心の高さを窺わせた。最初に、2012年に放映されたNHKのETV特集「失われた言葉をさがして 辺見庸 ある死刑囚との対話」が上映され、その後、太田さんが約1時間にわたって講演を行った。それは、「東アジア反日武装戦線」問題にとどまらず世界の革命史を俯瞰した根源的問題提起となっている。(編集部) 講演録全文

「9条はアジアの宝、守りでなく攻めの運動を」〜11.3国会包囲に4万人
「9条はアジアの宝です。これがなくなったら日本は新たな軍国主義国家になる恐れがある。アジアは軍拡競争の悪循環に陥るだろう。9条を守る姿勢でなく攻めの姿勢でいってほしい。日本は世界の平和運動のセンターになれる」。韓国の100万キャンドルのリーダーであるキム・ヨンホさんがこう演説すると、大きな拍手が起きた。11月3日、憲法公布日の「安倍9条改憲NO!全国市民アクション 11・3国会包囲大行動」は、約4万人の人々で埋めつくされた。参加者にインタビューすると「安倍はやめてほしい」「戦争を防ぎたい」「9条改憲は絶対にだめ」という声ばかり。スピーチに立った枝野立憲民主党代表は、「憲法の危機感を感じている国民はまだ多くない。ここの内側だけでなくそうした外側にいる人たちに気づいてもらい、より幅広く大きな輪に拡げていこう。きょうはその第一歩にしよう」と呼びかけた。参加者は圧倒的に60代以上のシニア層で、若者にどう広げていくかが今後の課題だろう。(M) 写真速報動画(9分半)報告(湯本雅典)渡部通信田中龍作ジャーナル朝日新聞NHKニュース東京新聞

〔週刊 本の発見〕帝政ロシアの圧制とテロリスト〜『正義の人びと』
本好きの人であれば少なからず、自分を変えた一冊とか、何度となく読み返す一冊とかがあることだろう。ところが大西には、それに類する特定の書物は思い浮かばない。狒蹐討瞭表颪ら、意識無意識にかかわらず何らかの影響を受けてきたのだ瓩伴分に都合よく解釈しているのだが、曲がりなりにも文章に携わっている割には、感性が案外鈍いのかもしれない。とはいえ、もちろん記憶に刻み込まれた作品はあるわけで、十七歳頃に読んだ――『異邦人』で知られる――カミュの戯曲『正義の人びと』は、そのうちの一つである。本作は、ロシア革命(1918年)に先立つ1905年に起きたモスクワ総督・セルゲイ大公(ロマノフ王朝最後の皇帝・ニコライ二世の叔父)暗殺事件を主題とし、大公の馬車に爆弾を投げた実行者・カリャーエフをはじめとするエスエル(社会革命党)メンバー=「テロリスト」たちを史実に基づき描いている。当時、筆者は、『正義の人びと』に引き続き、やはり彼らの姿が綴られた大佛次郎の『詩人』、アンドレーエフの『七死刑囚物語』なども読んだ記憶がある。(大西赤人) 続き

9条改憲の国会発議を絶対にさせない!〜国会開会日行動に1000人
11月1日、「安倍9条改憲を許さない国会開会日行動」が議員会館前で行われ、1000人が集まった。衆議院選挙では、与党が三分の二を占めた。直前には「会期を8日間にする」「野党の質問時間を短くする」など自民党の理不尽な攻撃が矢継ぎ早に出されたが、集まった人々の表情は明るかった。選挙での立憲野党(立憲民主党、共産党、社民党)全体の前進がみんなの気持ちを引き立たせているのだ。共産党の志位和夫委員長が立つと、参加者から「共産党ありがとう」の声が飛んだ。委員長は、「共産党の議席を減らしたのは残念だったが、市民と一緒に闘い、共闘勢力を倍増できたのは大きな喜びだ。9条改憲の国会発議を絶対に阻止する」と力強く述べた。また、国会の会期を12月9日までにすることが協議会で決まったことを報告。大きな拍手がわいた。立憲民主党の近藤昭一副代表は「選挙は不安だったが、街頭で“がんばれ”の声をたくさんもらった。立憲主義、民主主義をなんとしても取り戻したい」と語った。(佐々木有美) 写真速報全編動画(63分)11.3国会包囲大行動

「ライネケの狐」に見る悪党哲学〜牧子嘉丸のショート・ワールド
ドイツの文豪ゲーテ(写真)に「ライネケの狐」という作品がある。これはヨーロッパで広く語り伝えられてきた民間伝承を基にした悪がしこい狐の物語である。ライネケというのは、その主人公の狐の名前で、登場するさまざまな動物たちもそれ自身の名前をもっている。たとえば、ライオンはノーベルといい、百獣の王として動物どもに君臨している。その御前会議に集まった、狼のイーゼグリム、うさぎのランペ、にわとりのヘニングらが口々にライネケの悪行・非道を訴えるところから物語ははじまる。怒った獅子王ノーベルは法廷を開き、残虐な被害にあった動物たちは、その悪事を弾劾するのだが、ライネケは巧みな弁舌と王への卑しい追従によって絞首刑を免れる。それどころかかえって王から大変な栄誉を授かるというストーリーである。「さるかに合戦」や「かちかち山」などの勧善懲悪の昔話に慣れ親しんだ日本の読者には、こんなあくどい狐が罰せらないままに終わる結末になんとも割り切れない思いを抱くことだろう。(牧子嘉丸) 続き

遊び働く姿から風俗まで〜「映画の父」リュミエール兄弟の映像
ティエリー・フレモー編集、監督の『リュミエール!』に目をみはった。“映画の父”と呼ばれたリュミエール兄弟の108本のシネマトグラフ。映画といっても、いまだ写真の延長でしかなく“動く写真”と呼んで、1作約50秒と限られていた。今日の映画のようなドラマ仕立てでなく、ありふれた日常を切りとったものにすぎなかったが、それでいてなんとドラマチックなことか。しかもこれらの撮られた約120年も前の世界――各国の街の風物や人々の遊び働く姿から風俗まで、昔々が鮮明によみがえってくるからすごい。最初の作品は、リュミエールの写真用品工場の従業員を撮った『工場の出口』。彼らの帰宅する模様をとらえたものだが、ドキュメントではない。強い日差しの下で撮られていること、短時間でゾロゾロ工場から出てくること、着飾っている人々が多かったことから推察すれば、撮影に合せた日常の真似(まね)事とわかる。(木下昌明) 続き映画公式サイト

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