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レイバーノーツ2022年大会:米国の労働者が労働組合を主流に押し上げる
数十年にわたるマンネリ化の後、米国の労働運動は再活性化しているように見える。シカゴで開催されたレイバー・ノーツ大会で、労働運動のリーダーたちは、再活性化を単なる一時的なものではなく、真の高揚にしたいと考えた。コロナのパンデミックによって追い込まれ、2020年の警察暴力に反対するデモによって活性化した米国の労働者は、ここ数十年で見たことのないほど経営側に対して自己主張するようになってきている。主流の労働組合の外でも、また米国の最も強力な労働組合の中の改革運動を通じても、アメリカの労働組合運動はますます活発になっている。6月17日から19日にかけてシカゴで開催されたレイバーノーツ大会に参加した約4000人の草の根活動家、労働組合の組合員や支持者たちがこの高揚を証明していた。スターバックスのバリスタで、スターバックス労働者連合のオーガナイザーでもあるカイラ・クレイは、「『組合』という言葉を、職場で口にするのがためらわれるタブーではなくするチャンスだと思う」と述べた。(レイバーネット国際部 翻訳) 続き

新時代アジアピースアカデミー(NPA)第7期オープン!〜豊富なコンテンツの150講座
おかげさまで、NPA講座もご好評をいただき第1期から6期まで、約850講座を無事に開催し、毎期平均500名以上の方に受講していただきました。第6期にはPAFLEX+ミニ講座型という新しいタイプの市民講座にも挑戦し、受講生の皆さまとの感想・交流で締めくくられた修了式では、東アジア平和構築への第1歩としてNPA講座を市民社会へ共有することの重要性を再確認できました。NPAは既にご案内しておりますように、6月から(一般社団法人)新時代アジアピースアカデミー(New Era Asia Peace Academy)と、市民の政治実践団体ピースアクションネットワーク(PAN:Peace Action Network)へ拡大発展しました。第7期(7〜10月)からは、アジアと日本を繋ぐ、より多様なコンテンツを持つ新規10コースやこれまでの講師が再結集するNPAオープンテラスを含む全25コース150講座を開設します。NPAならではの従来人気コースも、それぞれのテーマで更に鋭く深く探求していく充実のラインナップとなっております!(NPA事務局) 続き

自民党「25%岩盤支持層」のカラクリ〜森健一氏、参院選前に緊急出版
森健一さんのこの本「戦後日本の対米従属と官僚支配-「特別会計」体制」は、厚さこそ160ページだが、およそこの100年に起きたあらゆる出来事が記載されており、政府に都合のいいことしか書かれていない「検定教科書」などより、よほどためになる知識が詰まっている。本当はもっときちんと読み込んでから書評を書くべきなのだろう。だが、「本書は、2022(令和4)年7月10日に投開票される第26回参議院選挙に向けて書かれている」(はじめに)と森さん自身が記述しているとおり、参院選前に書評をしなければ意味がないので、エッセンスだけでもご紹介し、参院選に向けて私たちがどのように行動すべきかをまとめてみたい。森さんは、本書の中で、戦後、官僚の「隠し財布」「隠し財源」といわれてきた国の「特別会計」制度からあらゆる形で利権が流し込まれた結果、有権者の25%が自民党の岩盤支持層に育ってきたという仮説を立て、それを検証するため、膨大な「戦後史の証言」を集めている。(黒鉄好) 続き *申込みは森健一さんまで(2千円 送料別)。

人は「プラン75」という制度を受け入れるのか〜倍賞千恵子主演の話題作
満75歳になると、自ら死を選ぶことができる制度。これが国会で可決・施行されたらどうなるのか。映画『プラン75』は、そんな10年後の日本を想定して作られた。ぞっとする設定だが、絵空事に思えないのは私だけではないだろう。津久井やまゆり事件を髣髴とさせるファーストシーン。人間を役に立つかどうかで判断する社会。「75歳なんてまだまだ現役。元気な人も多いのに」と思うが、そういう人たちが自然に死ぬのを待っていては、超高齢化社会はもたないという。主人公は倍賞千恵子演じるミチという78歳の女性で、ホテルの清掃員として働いている。夫に先立たれ、子どももいないミチだが、映画は彼女がどれだけつつましく、丁寧に暮らしているかを描いていく。夜、新聞紙の上で爪を切る場面が印象的だ。ミチはその新聞紙を植木鉢に持って行き、土の上にツメを捨てる。おそらく自分の体の一部を、草木が生きるための肥やしにしようというのだろう。(堀切さとみ) 続き

「本気の日韓連帯が必要」〜韓国新政権についてイ・ヨンチェ氏講演
6月26日(日)暑い日差しの中、午後2時から、JR常磐線「三河島駅」近くの荒川区生涯学習センターで、「韓国の新政権はどこへ行く?―尹ソンニョル政権の性格と展望―」と題して、恵泉女学園大学教授のイ・ヨンチェさん(写真)が講演を行いました。5月に韓国で行われた大統領選挙は、0.73%、約26万票差でユン・ソンニョルさんがユ ン・ジェミョンさんに勝ちました。与党だった「共に民主党」のムン・ジェイン政権に対する審判でもあったわけですが、この選挙をどう理解するかは、与党・野党ともにいろいろあるとのこと。キャンドル革命で誕生したムン・ジェイン政権は、なぜ負けたのか。コロナ禍のなかで有効な経済政策が取れなかったことが大きいが、財閥改革、南北分断の問題も解決できなかったことが敗北の原因になったとヨンチェさんは話しました。また、韓国では主に1960年代生まれの人々が民主化闘争を担ってきました。(尾澤邦子) 続き

大崎事件、4度目の再審請求棄却〜「疑わしきは裁判官の利益に」でいいのか
刑事裁判は検察側に立証責任があり、その立証にわずかでも疑わしい点・疑問点が残っていれば、被告人を有罪にしてはならない。無罪推定原則を裁判官の立場から述べた刑事裁判の鉄則だ。それが、今や「疑わしきは裁判官の利益に」に変質してしまった、と言わざるを得ない。鹿児島県大崎町で1979年に起きた「大崎事件」で鹿児島地裁(中田幹人裁判長)は6月22日、原口アヤ子さん(95歳)の4度目の再審請求を棄却した。この事件では過去3度再審開始決定が出ているが、そのたびに検察が抗告して上級審が再審開始決定を取り消し、第3次再審請求審では鹿児島地裁、福岡高裁が出した再審開始決定を2019年6月、最高裁が異例の「自判」で覆した。それに続く今回の第4次再審請求審。鹿児島地裁の「(上しか見ない)ヒラメ裁判官」たちは最高裁決定に追従、「被告人の利益」どころか、最初から「請求棄却ありき」の乱暴な認定で、43年に及ぶアヤ子さんの無実の叫びをまたしても裁判の門前で足蹴にした。(山口正紀のコラム) 続き/前編後編

揺るがないもの、そしてそれを超えるもの〜『スープとイデオロギー』を観て
ちょっと不思議なタイトルに一瞬迷ったものの、この監督の前作『ディア・ピョンヤン』(2005年)を見ていたので、あのお母さんはどうなったかなと観ることにしました。1950年代から84年にかけて、在日朝鮮人とその家族の北朝鮮への帰国運動があり、9万人を超える人々が「希望の楽園」に帰還した。その後「脱北者」を通して、決してバラ色ではなかったことが、彼らの様子で伝えられたことを思い出します。それを知っても、ヤン・ヨンヒ監督の両親は北に送った3人の息子を支え続けてきました。『ディア・ピョンヤン』で、母親が大きな段ボールに日用品を詰めて北の家族に送るシーンは印象的でしたが、ヨンヒは母親自身の生活維持のためにも、いまだにお金を送り続けることが不満です。久しぶりに東京から帰省する娘のために、いそいそと参鶏湯(サムゲタン)を作るお母さん。(笠原眞弓) 続き

「食べる者・作る者・暮らす者」に逆行!〜大規模農業政策は間違っている
日本の水田平均耕作面積は2020年調べで2.50h。10年ほど前、それを政府が山間地で20h、平地で30hを目指すという話を聞いて驚いたが、既に新潟県や、秋田県、山形県庄内地方の平野部では50h、100hの大規模経営が生まれているという。他方ここに来て小さな農家の離農が一層目立ってきた。「大規模農家に田んぼを任せろ。そうすれば離農補助金をだす」。こんな政策が離農に拍車をかけるようになって久しい。たとえば、どの農家もやがて迎えることになる農業機械の更新。大規模経営を目指す、農家や農業法人には更新費用の1/2や1/3を国が助成するが、それを目指さない(目指せない)農家には一切の助成金は無し。でも、生産原価にすらとどかない今のコメの価格(生産原価は1俵60kgあたり15,000円前後・・農水省発表。農家のJAへの売り渡し価格は同じ量で12,000円〜9,000円ぐらい)からは機械の更新代はままならず、故障を機会に農業をやめざるを得ない。(山形県・菅野芳秀) 続き

「話し合いに応じてください!」〜尾澤邦子さん「株主総会」でサンケン高橋社長に迫る
6月24日、午前10時から「サンケン電気」の株主総会が本社(新座市)で開催された。韓国サンケン労組は、解雇撤回・工場再開を求めて、ソウルの「サンケンコリア」でハンスト籠城闘争を展開中である。一株主である尾澤邦子さん(写真)は、「韓国サンケン労組の声を背中に背負って追及したい」と述べたあと、100人を超える支援者の声援を受けて本社内に入った。サンケンの「株主総会」は講堂のようなところで行われ、全部で30人ほどだった。そのうちの15人が前列を固め「防衛」にあたっていたという。高橋社長の事業報告などのあとに質問の時間になった。発言したのは二人だけ。必死に手を挙げた尾澤邦子さんも指名された。その質問に答える形で、会社は韓国サンケン廃業に至る過程を説明したが、「廃業は赤字でやむをえないもの。韓国サンケン労組は当社と直接の雇用関係がないからどうしようもない」と切り捨てた。(M) 続き動画(10分)

「日本のおかしな動きをどっこい止めていきます!」〜社民党、緊迫感のなか「第一声」
「どっこいとは歌舞伎言葉で、相手の動きを制すること。社民党のキャッチフレーズは『がんこに平和・くらしが第一・戦争させない・どっこい社民党』です。日本のおかしな動きをどっこい止めていきます!」。6月22日参院選が始まった。社民党幹事長で東京選挙区候補者の服部良一さん(写真)は、新宿東南口の「第一声」でこうアピールした。政党要件ぎりぎりで存亡の危機にある社民党、福島みずほ党首は「正念場」という言葉を使ったが、「崖っぷち」の緊迫感が聴衆にも伝わってきた。戦後の革新勢力の中心だった社会党を継承した社民党だが、社民党の危機は憲法9条の危機とも連動している。今回の参院選では、比例区8人、選挙区4人を立てて巻き返しを狙っている。その特徴は、1996年にたもとを分かった「新社会党」との共闘が実現したことだろう。(M) 続き動画(6分)各党の写真(ムキンポさん)

〔週刊 本の発見〕真っ直ぐに問い続けること〜斉加尚代『何が記者を殺すのか』
映画『教育と愛国』が、5月13日の公開から1か月あまりで観客2万人を突破したという。ドキュメンタリー映画としては異例のスピードで全国に広がっている。すでに観られた方もおられるだろうが、実は、本書の著者はその監督でもある。本書を差し置いて、映画の話も何だが、前回の「本の発見」で、加藤直樹さんの書評「ナショナリズムについて」(ジョージ・オーウェル著)を読み、得心したことがあった。そのことについて一言触れさせてほしい。「普通、ナショナリズムという単語は愛国主義、民族主義、国家主義などの意味で使われるが、オーウェルはこれを、「党派感情」とか「陣営主義」といった全く別の意味で使っているので要注意だ。つまり、世界を敵と味方の二つに分けて、そこから物事の是非を評価する考え方を指しているのである。」(前回書評より引用)。(志水博子) 続き

韓国サンケン労組がハンストに突入!〜6.24株主総会前に話し合いを求める
埼玉県新座市にあるサンケン電気(株)に対し、解雇撤回・職場復帰の話し合いを求めて、韓国サンケン労組がついにハンガーストライキに入りました。コロナで日本に来られないことを利用し、2020年7月、サンケン電気は取締役会で韓国サンケン(株)の廃業・全員解雇を決定し、本社HPで公表しました。重大な雇用問題については労組と話し合うという約束を破り、一方的に全員解雇を通告しました。韓国サンケン労組はすぐに反撃にたちあがり、すでに700日を超えて闘っています。馬山の工場は売却されてしまったため、サンケン電気のソウル営業所であるサンケンコリアのビルの前にもテントを張り、籠城闘争を行ってきました。韓国サンケンのある慶尚南道の知事・道議会、昌原市長・市議会、さらに13人の国会議員が連名で廃業の撤回を求める書簡をサンケン電気に送っています。(尾澤邦子) 続き

いつまで「165人解雇争議」を放置するのか!〜JAL株主総会アピール行動
6月21日、日本航空の株主総会が東京・有明ガーデンで開かれた。JAL165人整理解雇の撤回を求める「JAL被解雇者労働組合」や支援者、70人以上は午前8時半には現地に集まった。そして総会参加の株主にチラシを配布し、「早期解決」を訴えた。理不尽な解雇が強行されて12年。そして経営トップの赤坂社長の「できるだけ早く解決したい」の発言から4年が経つが、いっこうに進展がなかった。この日は、当該・支援者の一株主も「株主総会」に参加した。会社側は何度も「整理解雇以外の発言をしてください」としきりに妨害していた。それでも全体の12人の発言者のなかで3人(支援者2・当該1)が会社に争議解決を糺すことができた。赤坂社長はまともに答えなかったが、それでも次のような発言があった。「整理解雇の人だけ特別扱いはできない。お金は払わない」「再雇用のところだけで解決したい」「JFCとCCUとは収束に向けて自主解決の方向で進んでいる」と。(M) 続き

岸本さとこさんが僅差で勝利!〜杉並新時代、草の根から世界は変わる!
6月20日、杉並区長選・開票結果、岸本さとこ7万6743票、田中良7万6556票。187票差で岸本さとこさんが当選しました。当初、「住民思いの杉並区長をつくる会」は、区長立候補者がまったく見つからず途方に暮れていました。そうした中、これまでTNI(非営利財団トランスナショナル・研究所)で活躍してこられた岸本さんが、私たちの要望に応え立候補を決意してくれました。4月10日に開かれた全体会で、岸本さんが紹介されましたが、その資料には次のように書かれていました。「水道民営化に対抗する社会運動の支援と研究を経て、ここ10年は新自由主義に抗して、『公共サービスを取り戻す』ための活動を世界の仲間としてきました。その後「つくる会」の活動は一気に活性化しました。全都・全国・全世界の皆さん、応援、大変ありがとうございました。この力が、「格差拡大」・「世界戦争」を食い止め、「格差縮小」・「世界平和」を作るる力になればと思います。(渡部通信) 全文

煽るな!改憲・軍拡、立憲野党の参院選勝利を!〜国会前で19日行動
6月19日14時、定例で取り組む国会前19日行動が、「参院選勝利!ロシアのウクライナ侵略反対!即時撤退!改憲発議反対!」のスローガンのもとで開かれた。「賃金が上がらない」「年金が下がった」「物価だけが上がる」それなのに、参院選の世論調査は「自民党の圧勝、維新が野党第一党に護憲勢力が足踏み」こんな新聞見出しに動揺もする。現在まで、野党共闘の実現は12選挙区。野党共闘の実現なしで臨めば大敗する。「黄金の3年間」を実現させる。7/10参院選投開票まで、立憲野党と市民の共闘で「自公と維新」を叩き、社民、共産、立民議席を伸ばす闘いにしようと集会は進んだ。立憲民主党・大河原雅子議員、日本共産党・宮本徹議員、社会民主党・福島瑞穂議員がマイクを握り、軍拡反対を強く訴えた。(宮川敏一) 続き

河瀬直美監督およびIOCよ、恥を知れ!〜オリンピック災害おことわり連絡会が声明
1.ささやくような「君が代」(藤井風)で始まる「SIDE:A」。降りしきる雪の景色の中の桜(皇居)、雪を被ったクーベルタンの銅像(五輪スタジアム前)、そしていきなり「中止だ中止!」と書かれた私たちのバナーが不意に現れる。これだけでもげんなりだ。「SIDE:A」はアスリートの物語だと言うが、数箇所にわたって私たち(反対派)の抗議行動の場面が無断借用されている。中には参加者の顔にボカシを入れている画もあったが肖像権の侵害を自覚しているということか。「オリンピックは廃止だ廃止!」という私たちの怒りの声も登場する。「SIDE:B」(予告編)にも同様の場面が確認できる。私たちの姿や声、反対運動をわざわざ映画に取り込む意味はなにか?(抗議声明より) 全文

日本郵政に訴える!〜「非正規」大量解雇事件の解決と郵便事業の今後
6月17日、日本郵政の株主総会が開かれました。私たち日本労働評議会(労評)は、今年も会場のザ・プリンスパークタワー東京(芝公園)前で、ビラ配付とマイクで情宣を行いました。〈非正規社員の使い捨て〉2011年9月、全国で1万3千人の郵政非正規社員が、就業規則に後付けで導入された「65歳定年制」を根拠として一斉に解雇されました。それまで、郵政では非正規社員に定年はなく70代の人は普通に働いていました。郵政非正規社員は「この仕事に定年制はありません」「体が続く限り働いてください」と言われて入社しました。しかし、日本郵政は、その約束を一方的に反故にして解雇を強行しました。郵政非正規社員は、正社員と同じ業務を担いながら、賃金は正社員の二分の一から三分の一、各種手当てにも差が付けられています。(丹羽良子) 続き

リベラリズムという種を撒こう!〜「レイバーネットTV」参院選前に日仏ディスカッション
6月15日のレイバーネットTVのテーマはこれまでと違いワンテーマ、選挙のみです。参議院選の公示日は6月22日、投票日は7月10日に迫り、公示と同時に期日前投票が始まります。それなのに立憲野党の統一行動の盛り上がりに欠け、護憲派の間からも9条を守るどころか、攻撃に備えて日本も軍備増強だと聞こえてきます。ここではそんな状況を受けて「崖っぷちの九条―参院選をどう見るか」を テーマに、日本の状況を纐纈篤(こうけつあつし)さんに、オンラインでパリからフランス国民議会選挙のホットな話を伺いました。開口一番に纐纈さんが語った「改憲・護憲の議論は、今回が最後になるかもしれない!」という言葉には、寒気がしました。ではどのように今の状況を切り抜け、切り込んでいったらいいのか、番組では日仏をつないで、大ディスカッションになりました。フランスからは、レイバーネット日本の仲間でもある飛幡祐規さんと辻俊子さんにレポートしていただきました。(笠原眞弓) 報告アーカイブ録画(70分)

「ミャンマー国軍に死刑を執行させるな!外務省前緊急アクション」に17人
6月17日、急きょNAJATが呼びかけた「ミャンマー国軍に死刑を執行させるな!外務省は"死刑を中止せよ"の態度表明を行え!外務省前緊急アクション」に、日本の市民と在日ミャンマー人計17人が参加。2021年2月1日の軍事クーデター以降、欠席者41人を含む114人に不当な死刑判決が出されています。しかも、ミャンマーには以前から死刑制度はあったものの、これまで30年以上にわたって執行されたことはありませんでした。こうした中で国軍による「国家統治評議会」が6月3日、NLD(国民民主連盟)の元国会議員であるピョー・ゼヤー・トー氏と著名な民主活動家のチョー・ミン・ユ(通称 コージミー)氏ら4人への死刑執行を表明。さらに16日には、国軍報道官が「今の死刑制度を残している国は数多くある。法の支配を強化するために、執行しなければならない」と強調、一気に危機感が高まっていました。(杉原浩司) 続き

憲法改憲を阻止したいと動画を作成しました!〜憲法学者・樋口陽一さんの訴え
私は、ドキュメンタリー制作者の小西晴子と申します。この夏の参院選挙で、憲法改正を目標にしている維新への、若者の支持が多いようです。何が問題なのかを、若い人に知ってもらいたいと思い、憲法学者樋口陽一先生が、お孫さんと語る動画(17分)を作成し、YoutubeにUPしました。〔内容〕憲法学者の樋口陽一(87/写真)は、自らの体験と想いを、孫娘 葉野(ふさの 26)に語りかける。太平洋戦が始まり、学校は軍隊そのものだったこと。空襲で丸たんぼうのようになった死体を、憲兵隊がトラックに乗せ、人生がそこで終わってしまった多くの人がいたこと。だから、憲法が「個人の尊重は、国家が侵すことができない普遍的な権利」と宣言しているのは、とても大切であること。樋口が、2015年安保法案改正反対の声をあげ、国会前デモに参加したのは、「国家の駒として国民が死ぬのは嫌」だったから。ロシアのウクライナ侵略を期に、勇ましい軍備の強化への声が大きくなる中、すべての若者に託す憲法学者の重い言葉を聞いて欲しい。(小西晴子) 詳細動画(17分)

〔週刊 本の発見〕思考の歪みはどこからくるのか〜『オーウェル評論集』
ロシアによるウクライナ侵攻直後、様々な議論が飛び交ったが、中には首をかしげるような歪んだ論理に立つ主張も少なくなかった。たとえば「ロシアはウクライナに挑発されて、やむにやまれず侵略したのだ」といったものがそれだ。まるでDV夫の言い訳である。しかも、いつもは侵略に先頭で反対していたはずの人がそんなことを言い出すのである。だが、そういう人もロシアの侵攻を「支持している」というわけでもなさそうなのだ。いったいこれは何だろう。こうした歪みの根底に動いている感情を「ナショナリズム」と呼んだのが、小説『1984』で知られるイギリスの作家ジョージ・オーウェルだ。普通、ナショナリズムという単語は愛国主義、民族主義、国家主義などの意味で使われるが、オーウェルはこれを、「党派感情」とか「陣営主義」といった全く別の意味で使っているので要注意だ。つまり、世界を敵と味方の二つに分けて、そこから物事の是非を評価する考え方を指しているのである。(加藤直樹) 続き

レイバーネットTV(6/15)案内 : 崖っぷちの九条〜参院選をどう見るか
いま日本は改憲勢力が勢いを増し、「軍備拡張・戦争する国」に突き進もうとしています。番組では、そんな状況を受けて「崖っぷちの九条〜参院選をどう見るか」をテーマにお送りします。ゲストは、纐纈厚(こうけつあつし)さん。纐纈さんは山口大学名誉教授で「日本近現代史政治軍事史・安全保障論」の専門家ですが、たたかう知識人でもあります。新安保法制違憲訴訟の原告になり、山口地裁で「新安保法制が国民を危険にさらす」と40分の陳述を行ったり、昨年からは「共同テーブル」の発起人として、「国民の生命と健康を第一とする人間的安全保障」への転換を訴えています。またフランスでもいま「総選挙」が行われています。フランスでは「社会党・ 共産党・緑の党・屈しないフランス」など野党5党による「新民衆連合」が結成されました。マクロンの格差・貧困の新自由主義政治を止めさせようと、多くの人々が立ち上がったのです。第一回投票(6/12)では、「新民衆連合」が大躍進しました。ホットな情報をパリとつないでお送りします。(レイバーネットTVプロジェクト) 詳細ジョニーHの歌

サンケン電気と警察公安が一体となった弾圧〜「尾澤孝司さんは無実だ!」報告会
6月12日(日)午後2時から、葛飾区の青戸地区センターで「尾澤孝司さんを支える会」主催の「尾澤孝司さんは無実だ!」報告会パート2が開催されました。浅野史生弁護士は、裁判の経過、今後どうなっていくのか、裁判の中でどういったことが争点になっているのかなどについて報告しました。「公判前整理手続き」という形で非公開で進められていますが、ていねいなレジュメで、わかりやすく説明してくれました。「公判前整理手続き」は現在8回まで進んでいて、証拠や証人、裁判の論点などが話されています。公判の日程について裁判所からは11月9日、11日、22日、30日が提示されています。浅野弁護士は、弁護側が証人として申請している韓国サンケン労組のキムウニョンさんと、「暴行」と通報したサンケン電気従業員の証人採否が最大の攻防点になるのではと話していました。そして、キムウニョンさんの証言予定要旨を紹介してくれました。(尾澤邦子) 続き

参院選挙の争点に「消費税減税単一化とインボイス廃止を」〜税理士会が記者会見
6月9日(木)衆議院第二会館第1会議室で「インボイス制度の中止を求める税理士の会」の記者会見が行われた。税理士・メディア記者以外に立憲民主党・日本共産党・日本共産党・社会民主党・れいわ新選組・自由民主党の衆参国会議員25名と秘書24名が入れ替わりに参加した。この日は、3名の若手税理士と代表税理士2名が報告し質疑応答があった。高橋紀充税理士は「そもそも消費税は消費者が納めるものではなく、事業者が納めるものである」と語り、重税の元になることを示唆し、また「インボイス登録をしないと仕事を失う可能性があるが、登録すると免税事業者ではなくなり、消費税納税義務が発生する」。平井志穂子税理士は「インボイス登録によって年間数万円の収入でも消費税の申告義務者にならなくなる」。佐々木淳一税理士は「インボイス制度のことをほんの一部のメディアしか扱っていない」「消費税は今でも滞納が多い。問題ありの税制である」。(ジョニーH) 続き

「10のバッシングがあったら、100の励ましを!」〜甲状腺がん裁判を支える集い
6月11日、311甲状腺ガン裁判支援のシンポジウムが、立教大学のタッカーホールで行われ、三百人以上の仲間が集まりました。 会場内には、学生らしき人が結構いて、スタッフも若い人が多かったです。ジョニーデップ製作・主演の映画『ⅯINAMATA』の上映に続き、コーディネーターのアワープラネットTVの白石草さん、バネラーとして、アイリーン・美緒子・スミスさん、311子ども甲状腺がん裁判弁護団長の井戸謙一さん、弁護団の河潤美さん、立教大学メディア社会学科教授の砂川浩慶さんによるディスカッションが行われました。 そして、白石さんのすぐ横に置かれたホワイトボードの陰には3人の原告たちがいて、それぞれに短いスピーチをしました。「こんなに人が集まり、そしてクラウドファンディングでも予定以上のカンパが寄せられ、自分たちが応援されていることが、とても嬉しい」とトツトツと涙ながらに、ある人は細い声で、時折言葉につまりながら話をするのを、会場が一体になって聞き、とても心暖まる集会でした。(橘優子) 続き

非正規差別是正に一石を投じる!〜オートバックス裁判で画期的な勝利和解
「理不尽でひどい非正規差別は許せない」とオートバックスの接客労働者・田島才文さん(写真)が、2019年に東京地裁に提訴してから約3年。このたび和解が成立し、6月13日厚労省で会見があった。田島さんが裁判で訴えたのは、「1年更新の不安定な身分、時給1300円という低賃金、諸手当での差別、休職保障なし」という非正規差別の是正。そして会社のハラスメントが原因で「不安障害」を発症し休職・解雇されたことへの謝罪・保障で、総額約500万円の損害賠償を請求していた。6月7日に和解が成立したが、内容については「口外禁止条項」が付いたため、詳しい報告はなかったが、弁護団は以下のようにコメントした。「原告のたたかいにより、被告は、原告が訴訟で主張した不合理な格差について真摯に検討し、新パート・有期法8条の趣旨に従って『基本給』『賞与』『各種手当』その他の待遇について対応・是正することを約束した。被告が勤務するすべての非正規労働者の待遇改善につながる画期的な勝利和解であると考えている」と。(M) 続き動画(4分40秒)

ウクライナに平和を!〜「ロシアの日」に在日ロシア人らが平和と自由をアピール
6月12日(日)14時から、東京・新宿駅東口において、「戦争に反対する在日ロシア人」らが、アピール行動を展開しました。結集したのは在日ロシア人、在日タタール人、日本人支援者ら約30名で、「ウクライナに平和を!、ロシアに自由を!」と、反戦・平和の意思や祖国の現状を日本語でアピール。今年2月に開始されたロシア軍のウクライナ侵攻から100日以上が経過しましたが、彼らは日本各地で、およそ月2回のペースで行動してきました。そして6月12日は、ロシアがソ連邦からの独立を宣言した日で、1992年以降、「ロシアの日」という祝日となっています。ペレストロイカ期、ソ連邦構成共和国が次々と主権宣言・独立宣言をする中、1990年6月12日、ロシア・ソ連邦社会主義共和国でも国家主権宣言がなされました。さらに1991年6月12日、ロシア大統領選挙でエリツィンが圧勝し、同年12月26日、ソ連邦は正式に解体されました。(佐藤和之) 続き

「赤坂社長、事故の怖さを教えてあげます!」〜JAL争議団、争議解決を求める本社前行動
「会社は私たちを甘く見ていた。3人でつくった組合がいまここまで広がっている」。JAL被解雇者労働組合(JHU)委員長の山口宏弥さんは、6月10日のJAL本社前行動でこう訴えた。JALの理不尽な165人整理解雇は12年目に入った。4年前に赤坂社長は「解決したい」と公言しており、争議団はその実行をもとめている。この日は、一連の関東キャラバンを終えた最後の集約行動であった。本社前歩道には、組合旗が林立し参加者は150人を超えた。JAL本社ビルを睨みつけながら山口委員長はこう続けた(写真)。「私は1972年に入社したが、これまで航空事故で731人の犠牲者が出ている。これでモノを言わない人がいますか? 自分の会社で事故が起きたらどんな気持ちになるのか、1987年入社の赤坂社長にはわからないでしょう。私が教えて上げます! 赤坂さん、自分で解決すると言っておいて放ったらかしている企業がどこにあるんですか! すぐに話し合いをしてください!」。 続き動画(5分50秒)

英女王即位70周年記念行事を見つめる一視点〜太田昌国のコラム
去る6月2日から5日にかけて英国各地で行なわれた、エリザベス女王即位70周年の祝賀行事は、新聞・テレビの大方の報道によれば、「熱狂」と言ってよいほどのものだった。テレビに映し出される祝賀パレードを見るために詰めかけた人びと、野外に設置された特設会場で飲んだり踊ったりしている人びとの笑顔を何度か見つめた。ケン・ローチの一連の映画の登場人物になるような人びとは、これらの社会層とどう重なるのだろう。まったくかけ離れたものなのだろうか。マーガレット・サッチャーが長期政権の座にあって、新自由主義政策が吹き荒れた時代を背景とした映画だったろう、鉄工所を解雇されて進退窮まった中年の男たちが、男性ストリップ・ショーを開いて日銭を稼ぎ、観客席の女性たちが「熱狂的な」拍手を送る『フル・モンティ』(1997年)とか、ストライキでたたかう炭鉱労働者への支援カンパ活動を行なったレズビアン・ゲイの人びとを、(太田昌国) 続き *写真=NHKの報道から

自公・維新・国民の改憲大合唱を止めなければ〜6・9国会憲法審査会総括市民集会
6月9日、国会衆議院第2議員会館前で「第208国会憲法審査会総括市民集会」が開催された。今国会で開催された衆議院の憲法審査会の回数は、15回である。定例会は毎週木曜だが今国会中、ほぼ毎週開催された。過去15年間で衆議院憲法審査会の開催回数は70回になったが、その2割が今国会中に開催されたのである。またこれまでは重要法案を議論する委員会が開催されているときには、憲法審査会は開催されなかった。しかし今国会では、予算委員会中でも憲法審査会は開催された。自公は、「とにかく改憲論議を急いでいた」(高田健さん)。この背景には、このほど自民党安全保障調査会がまとめた敵基地攻撃の対象の拡大、5年以内の防衛費大幅増額を含む「提言」がある。「提言」はすでに岸田首相に手渡され、秋には閣議決定までこぎつける計画だ。自民党は、この内容を参議院選挙の政策にも反映させている。(湯本雅典) 続き動画(10分)

〔週刊 本の発見〕灯した光を次世代に継承するために〜『らんたん』
恵泉女子学園を創設した河井道(みち)さんの一代記である。アメリカ留学後、津田梅子が開いた女子英学塾(のちの津田塾大学)の教師を務め、日本YWCAの設立やその後の活動にも関わり、恵泉女学園を創設、戦後は教育刷新委員として教育基本法の制定に携わる等、生涯をかけて女子教育に尽力した人だ。『ナイルパーチの女子会』や『BUTTER』を手がけ、同学園を卒業した筆者の手により、これまで有名とは言えなかった「河井道」をいきいきと描くことで現代に蘇らせ、今を生きる私たち(特に女性)に勇気を与えてくれる本だと思う。昭和4年(1929年)、道は51歳にして、念願だった恵泉女学園を設立した。時は日本が軍国主義化し、第二次大戦へと突き進む状況下であり、キリスト教の学校として自主性を重んじる教育はどんどん難しくなっていく。天皇を敬い、銃後を支え、子どもをたくさん産むのが女の務めである、とさまざまな圧力が加えられる中、道は時には「戦争協力」をしながら、学園を守り続けた。(わたなべ・みおき) 続き

すかいらーくは賃金を1分単位ですべての労働者に支払いなさい!〜会社は見直しへ
「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」などのファミリーレストランを全国展開している「すかいらーく」グループにおいて、長年にわたり労働時間の5分未満を切り捨てていることを、全国一般東京東部労組が6月8日、厚生労働省での記者会見(写真)で明らかにしました。すかいらーくの行為が、賃金全額払いの原則に基づいて労働時間は1分単位で計算し賃金を支払うことを義務づけている労働基準法に違反しているのは明らかです。この問題について、系列の都内店舗で働くクルー(アルバイト・パート労働者)の一人が、わたしたち全国一般東京東部労組に加入し、会社側との団体交渉で違法な賃金計算の是正と未払い賃金をすべての労働者に支払うよう求めました。これに対し、会社側は当初、未払い賃金は発生していないと主張していましたが、交渉の結果、早ければ今年7月にも1分単位の労働時間管理に見直すことと、組合員への過去の未払い賃金を支払う考えを示しました。(東部労組・須田光照) 続き

世界的大軍拡の時代にどう立ち向かうのか?〜「共同テーブル」がシンポジウム
6月7日午後、「共同テーブル」シンポジウムが衆院第一議員会館「国際会議室」で開かれた。「国際会議室」はゼレンスキー国会演説が行われた場所でもあった。テーマは「敵基地攻撃・軍事予算大増強・核兵器共有ー戦争への道を突き進んでいいのか」で、司会の佐高信氏と4人のパネラーによる2時間半に及ぶシンポジウムは終始、緊張感に満ちたものだった。山田朗氏(明大教授)は、「日本が軍事費を2倍にすることは大変なこと。中国相手に軍拡競争をしたらどうなるか。中国も対抗し2倍では済まなくなる。軍拡競争の恐ろしさは際限なく続くことであり、最後は巨大な軍事衝突になる」と第一次・第二次大戦の歴史経過を踏まえて警告した。平野貞夫氏(元参院議員)も、「いま危険なラインに立っているのではなく危険ラインを越えてしまった。改憲阻止のために護憲運動の立て直しが必要だ」と強調した。(M) 続き動画(8分)

フランス総選挙で「新民衆連合」が成立!〜マクロン政治を終わらせるために
総選挙に向けた新民衆連合NUPESの成立と統一候補の擁立は、フランス政治において歴史的な出来事である。大革命以来、左派が国会の選挙で統一候補を立てた例はないのだ。何より、国会で過半数を取ればマクロン陣営から政治権力を奪回できるという展望は、僅差で大統領選決選投票を再び逃し、がっかりしたメランション・民衆連合陣営とその支持者たちに、大きな希望を与えた。前回2017年の際は、落胆した有権者の多くが総選挙に行かなかった。また、各党がそれぞれ候補を立てたため、そして社会党と緑の党にはマクロン党に寝返った人も出て、左派はごく少数の議員しか国会に送れなかったのだ。NUPESの成立前からすでに、前回の総選挙で棄権した人が多い若者層や庶民層に向けて、国民議会議員を選出する総選挙の重要性と、「過半数を取ればメランションが首相になれる」という展望をアピールするキャンペーンが始まった。(飛幡祐規 パリの窓から) 全文 *フランス総選挙は6月12日第一次投票・19日決選投票。

パワフルな二人から飛び出す石の飛礫〜レイバー読書会『忘却の野に春を想う』報告
今回(6/4)の本は、『忘却の野に春を想う』(白水社、2022年)で、先ずこの魅力的なタイトルに惹きつけられた。著者は、姜信子(きょう・のぶこ)と山内明美(やまうち・あけみ)。2018年12月から2年間に渡る二人の往復書簡である。女性二人の往復書簡と聞くと、日々の暮らしのなかでの思いを随筆風に綴ったものかと思われる向きもあろうが、これがどうしてどうして、パワフルな二人から飛び出す石の飛礫が、明治以来150年の日本の近代の歩みに大きな穴を穿とうとする野心的な告発の書なのである。「奪われた野にも春は来るのだろうか」と題する姜の第一信から始まる。姜は、コメ難民として植民地朝鮮から日本に渡ってきた祖父母をもつ在日3世であり、自らを「近代日本最初の難民の一族の子であり、奪われたままの存在なのだ」と位置づける。一方の山内は、『こども東北学』などの著書もある歴史社会学の研究者で、宮城教育大学で教鞭をとる。(内藤洋子) 続きブックラブHP

〔週刊 本の発見〕上皇、上皇后に向けた眼差し〜『千代田区一番一号のラビリンス』
日本国憲法の改正(改悪)が現実的・具体的命題となりつつある昨今、その主要な対象は第9条であり、以前は別の大きな論点だった第1条に関して話題に上ることはほとんどない。マス・メディアは、現・皇后の病気や秋篠宮家の結婚問題に関して芸能人並み――あるいはむしろそれ以上――の下世話な報道を行なう一方、上皇や上皇后による政治性を伴うべからざる抑制された言動を、あたかも戦後日本の自由と民主主義を護る砦――まさに象徴であるかのごとく伝えてきた(たとえば、退位に至るまでの上皇は、当時の反動的安倍政権とは対立関係にあったとするように)。皇室に属する一人一人が仮にどれほど民主的かつ人間的であるとしても、天皇制という構造が――とりわけ権力によって恣意的に利用された際には――広く人間や人権のありようを侵害することに変わりはない。しかし、天皇あるいは天皇制は、個人とシステムとの境界を曖昧にしたまま、決定的な自己矛盾を内包しつつ、今やいわゆる左派、進歩派と位置づけられる人々からさえも、しばしば好意的な眼差しや積極的支持さえ受けている。(大西赤人) 続き

米国労働運動 : 最南部のスターバックス労働者たちがストライキ
サウスカロライナ州コロンビア市のスターバックス店のバリスタたちは、反組合的報復に抗議するため3日間の職場放棄を行い、5月21日(土)に職場に復帰した。ミルウッド通り店の28人の「パートナー」のうち22人が全国労働関係局に組合認証投票を申請した後、経営側は数週間前から従業員の昇進や異動を拒否するようになった。5月18日、店員から人気のある店長が組合つぶしへの関与を拒否したため解雇され、労働者たちの怒りは限界に達した。店長の解雇を知ってから2時間後、シフトについていた全員が職場放棄し、店は早仕舞いを余儀なくされた。「その女性店長がいたから、私たちの多くがまだ会社に残っていたのです。」とバリスタのソフィー・ライアンは語る。「スターバックスは、一体感、平等、そしてパートナーシップのお題目が大好き」とライアンは言う。(レイバーネット国際部翻訳記事) 続き


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