世界的大軍拡の時代にどう立ち向かうのか?/「共同テーブル」がシンポジウム | |||||||
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世界的大軍拡の時代にどう立ち向かうのか?〜「共同テーブル」がシンポジウム6月7日午後、「共同テーブル」シンポジウムが衆院第一議員会館「国際会議室」で開かれた。「国際会議室」はゼレンスキー国会演説が行われた場所でもあった。テーマは「敵基地攻撃・軍事予算大増強・核兵器共有ー戦争への道を突き進んでいいのか」で、司会の佐高信氏と4人のパネラーによる2時間半に及ぶシンポジウムは終始、緊張感に満ちたものだった。 山田朗氏(明大教授)は、「日本が軍事費を2倍にすることは大変なこと。中国相手に軍拡競争をしたらどうなるか。中国も対抗し2倍では済まなくなる。軍拡競争の恐ろしさは際限なく続くことであり、最後は巨大な軍事衝突になる」と第一次・第二次大戦の歴史経過を踏まえて警告した。平野貞夫氏(元参院議員)も、「いま危険なラインに立っているのではなく危険ラインを越えてしまった。改憲阻止のために護憲運動の立て直しが必要だ」と強調した。 纐纈厚氏(こうけつあつし 山口大学名誉教授/写真上)は、「護憲のために武器をとって戦うという護憲論がでてきているが、まちがっている。なにより自衛隊は今や世界5位の軍隊で、しかもアメリカのための軍隊になっている。自衛隊ではなく他衛隊だ。ウクライナ戦争でもアメリカの軍需産業が膨大な利益をあげているが、アメリカはずっと戦争で儲けてきた国であることを忘れてはならない」と訴えた。 「攻められたらどうするのか」という巷にあふれた質問に対して、清水雅彦氏(日体大教授/写真上)は、「その議論の土俵に乗らないほうがいい」と前置きしつつ、「世界には軍隊のない国が26あるが、どこも攻められてはいない。日本は27番目の国になるべきだ。戦争には必ず理由がある。日本がいまロシア・中国・北朝鮮に攻められる理由はない。なにより紛争を起こさないための外交努力が一番重要だ」と語った。 ロシアのウクライナ侵攻を機に、世界は大軍拡の時代に突入したかに見える。この日のシンポジウムの緊迫感もそれを強く反映したものだった。しかし、その流れでいいのか。社民党の服部良一氏は、「高齢の元広島市長・秋葉忠利氏が急きょ参院選に立候補することになったが、それは『核の時代に絶対にしてはならない』という強い危機感である」と紹介した。 参加した100人を超える市民からも、次々と質問・意見の手が挙がった。7月の参院選を目前にして、戦争への道をとめるためのディスカッションが熱く続いた。(M) Created by staff01. Last modified on 2022-06-08 14:54:12 Copyright: Default |