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いつまで「165人解雇争議」を放置するのか!〜JAL株主総会アピール行動

 6月21日、日本航空の株主総会が東京・有明ガーデンで開かれた。JAL165人整理解雇の撤回を求める「JAL被解雇者労働組合(JHU)」や支援者、70人以上は午前8時半には現地に集まった。そして総会参加の株主にチラシを配布し、「早期解決」を訴えた。理不尽な解雇が強行されて12年。そして経営トップの赤坂社長の「できるだけ早く解決したい」の発言から4年が経つが、いっこうに進展がなかった。

 この日は、当該・支援者の一株主も「株主総会」に参加した。会社側は何度も「整理解雇以外の発言をしてください」と妨害していた。それでも全体の12人の発言者のなかで3人(支援者2・当該1)が会社に争議解決を糺すことができた。

 赤坂社長はまともに答えなかったが、それでも次のような発言があった。「整理解雇の人だけ特別扱いはできない。お金は払わない」「再雇用のところだけで解決したい」「JFC(日本航空乗員組合)とCCU(キャビンクルーユニオン)とは収束に向けて自主解決の方向で進んでいる」と。JAL被解雇者労働組合(JHU)を無視して、解雇問題にきちんと向き合わず、企業内組合を抱き込んで収拾しようとする意図なのだろうか?


*昨年の総会行動に参加していた細井さおりさんの遺影を手にした組合員

 JALはことし3月1日に2023年度にパイロット80人、客室乗務員100人の採用を発表している。本来であれば、解雇された労働者を優先的に雇用するのが国際労働基準である。ILOからの4回の勧告も無視する日本航空。いつまでも「解雇争議」を放置する会社に、当該・支援者は改めて怒りを新たにした。(M)

JAL被解雇者労働組合HP


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