本文の先頭へ
根津公子の都教委傍聴記(4・24) : 新採用1年の途中で精神疾患になる学校職場
Home 検索

●根津公子の都教委傍聴記(2025年4月24日)

新採用1年の途中で精神疾患になる学校職場

 今回は、毎年この時期に報告のある「昨年度条件付き採用教員の任用について」報告します。条件付採用の期間が1年なのは教育公務員特例法で定められたものですが、このねらいは新規採用の1年間で校長に従順になることを徹底的に教え込むもの、と私は思います。校長に意見を言ったことで正式採用にならなかった教員が提訴し、この教員が勝訴。職場復帰をした事例も過去にはあります。

 昨年度の教員採用試験の受験倍率は、小学校教諭が1.2倍、全体では1.6倍でした。倍率がこんなに少ないから「正式採用とならなかった者の割合」が5,7%になったのでしょうか。報告した人事部長は正式採用「否」の者が22名になった原因として「学習指導力、生活指導力が低かった」と、「年度途中の自己都合退職者等」は「メンタル面での疾患が多い」と言いました。メンタル面での疾患で休職する教員は年齢にかかわらず多いのですから、都教委はなぜ、そうなるのか、働かせ方を考えるべきと思います。


*修正:令和6年度の正式採用者は4237ではなく3997が正しいです


Created by staff01. Last modified on 2025-04-25 14:09:03 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について