『ルポ・低賃金』発刊！新自由主義の強欲が何をもたらしたのか？

東海林智

　地平社から今朝、できたての本「ルポ・低賃金」が届いた。出版社から届いたばかりの新刊。インクと紙の香りと新刊、筆者にとってはこの段ボールを開けるのが、一番嬉しい瞬間だなぁ。初版を売りきれるか？思いは伝わるか？評判は？……不安は山ほどあるが、この瞬間だけは喜びたいと思う。

　新時代の日本的経営が公表されてから来年で３０年。生々しい新自由主義の強欲がこの国と労働者に何をもたらしたのか、現場から問いかけたいと思い執筆した。ストライキという労働者の反撃が具体的に立ち上がってきたことが背中を押してくれた。闘う仲間のみなさんに心から感謝したい。

　この本を書いている半年ほどは、〝グレートリセット〟とも言える状況変化が身辺に起き、心底大変だった。締め切り間際での母親の死もこたえた。母の側で寝ずの番をしながら、後書きを書いていた。そして、２１日には母の納骨。墓前にこの本を捧げることができそうだ。色んな巡り合わせに感謝しつつ、〝売れてくれよ〟と生々しい思いが頭を占める（笑）。みなさま、どうかよろしくお願いします。（東海林さんの4/18 FBより）

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