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●レイバーネットTV「群馬の森」特集を観て

ひどすぎる官製ヘイト

北 健一(ジャーナリスト)

 群馬の森の朝鮮人追悼碑撤去問題をわかりやすく伝える好番組です。侵略と植民地支配を反省し共生をめざす「戦後50年」頃の努力の一つの結晶だった追悼碑が、よりにもよって行政によって破壊されたことの意味と背景にある逆流がよくわかり、見ていて涙が出ました。この国はここまで来てしまったのか、と。

 私は当初、行政が右派団体に屈したのかと思っていましたが、それは甘かったようです。むしろ、県行政や県議会自民党という「公権力の意思」として、右派団体の行動も利用しつつ今回の暴挙に至ったことが番組を観てわかったことでした。裁判所や山本知事が言うように「強制連行」が政治的なら「ノーモア・ヒロシマ」も政治的だし、「それでも地球は回っている」も政治的でしょう。「政治的」という言い草の恣意的な使われ方に、違和感がこみ上げます。

 それでも、碑はきっと再建されるでしょう。その希望が垣間見える番組でもありました。自分にできることを考えたい、と思います。

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