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群馬の森「撤去・破壊」でも消せない歴史〜レイバーネットTVで浮き彫りに

アーカイブ録画(71分)感想(北健一)

 2月14日のレイバーネットTV195号は、特集「群馬の森」朝鮮人追悼碑ー「撤去・破壊」でも消せない歴史」でした。ゲストは、石田正人さん(「記憶 反省 そして友好」の追悼碑を守る会/写真右)と松本浩美さん(群馬の森朝鮮人追悼碑撤去に反対する市民の会/中央)で、1月末「強制撤去・破壊」された追悼碑問題に迫りました。地元出身の尾澤邦子さん(左)が司会を担当しました。

 強制撤去の執行命令したのは山本一太群馬県知事です。山本氏は、安倍政権の閣僚もつとめた「アベの腰巾着」といわれる人物。加害の事実を消し、あったことをなかったことにする安倍の歴史修正主義を、山本氏は自ら実施しました。

 そのやり方はデタラメそのもので、現地の松本浩美さん、石田正人さんが一つひとつ取り上げ、明らかにしました。「強制連行」という言葉だけをとって政治的と難癖をつけたり、山本氏が移転場所を提示したというのが山奥だったり、すべてが口先だけ。慰霊碑をつくったときには自民党も含めて取り組んだが、今となっての手のひら返し。驚く話ばかりでした。

 群馬の「強制連行」問題を調査してきた石田さんは、発電所建設のためのトンネル工事に強制連行された多数の朝鮮人が使われ、過酷な労働と犠牲が出たことを、資料を示して詳細に明らかにしました。これは消せない事実です。

 今回のケースを許せば、全国の追悼碑に波及する恐れがあります。追悼碑を守る会では、新たな場所に碑を設置するなど、あらたな運動展開を模索中とのことです。ぜひアーカイブを広げてください。(レイバーネットTVプロジェクト)


Created by staff01. Last modified on 2024-02-16 08:11:51 Copyright: Default

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