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ラファ攻撃抗議連帯の日、日本初『ガザモノローグ』上演された

ジョニーH

「ラファへ手を出すな!全国連帯デモ」が呼びかけられた2024年2月18日(日)に板橋区氷川町の劇場サブテレニアンで『ガザモノローグ2023』リーディング公演が行われた。  

2023年11月27日のパレスチナ人民国際デーに世界中の劇場で上演された『ガザモノローグ』テキストは、イスラエルによるパレスチナ侵攻を受けた、パレスチナ市民の声なき声で、ガザ地区のアシュタール劇場によって編纂されたもので、現在も新たに付け加えられてきている。  

出演は、葉月結子、矢内文章、赤松由美の三人で、紙のテキストを読み終わるたびに一枚ずつ投げ捨てていく演出で、終演時には、捨てられたテキストで床が覆われた。

上演後は「パレスチナ/イスラエル論」の著者で東京経済大学教授の早尾貴紀さんが登壇して、『ガザモノローグ2023』を翻訳・構成・演出した、サブテレニアンの赤井康弘さんとのトークショーが行われた。  

早尾さんは「今回のサブテレニアンの取り組みは活気的だと思うが、本来、文化とはこういう政治的なことを取り上げるものだと思う。パレスチナでは、市民が、自分の土地に居ながら難民になるという、言葉にしがたい想像に絶する暴力にあっている。日本では、国際というと、欧米特に米国のことしか情報を手に入れられないようだ。そもそも、ガザの住民の7割以上がパレスチナ難民になってしまったのは、イスラエルが追い出したためで、ヨーロッパの帝国主義が裏にある。そしてかつて日本は朝鮮半島の利権と引き換えに、このことをスルーしてきた歴史がある。ガザの詩人たちは抵抗の詩を書き、また歌手はそれを歌にする文化がある」と話した。

赤井さんは「昨年のパレスチナ国際連帯デーに、日本のどこの劇場も『ガザモノローグ』を上演しなかった。広島の集会で朗読されたものを翻訳した。日本では政治的なものを演ずると、その役者が叩かれるという傾向があるのだが、あえて上演に取り組んだ。今後、多くの劇場でこのようなものか゜上演されることを望んでいる。そして来られた観客も声をあげてほしい」と熱く語った。


Created by staff01. Last modified on 2024-02-19 11:40:42 Copyright: Default

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