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「機械じゃない、人間として生きさせろ!」〜非正規春闘、経団連前からスタート


動画(14分)

 2月8日午後、東京・大手町の経団連前に非正規労働者・組合員ら50名以上が集まった。10%以上の賃上げを求める「非正規春闘2024」の最初の行動だった。

 経団連前集会では、非正規労働者が苦しい生活実態を語った。「食事を一日一食にしている。それでも毎月借金地獄だ」「時給は最低賃金の1113円。フルタイムで働いても年収は200万程度。ダブルワークしないと普通の生活ができない」。何とかしてくれ、という悲鳴のような叫びが次々にぶつけられた。

 非正規春闘実行委員会を代表して青木耕太郎さん(総合サポートユニオン/写真上)は、「昨年の非正規春闘では36社に要求を出し16社で賃上げを勝ちとった。今年はさらにインフレがひどい。生活もきびしい。非正規労働者は団結してストライキでたたかっていきたい」とアピールした。

 ほかに、実行委員会を構成する首都圏青年ユニオン、東京東部労組、東京ゼネラルユニオン、出版情報関連ユニオン、生協労連からの発言があった。発言からは、非正規の職場での割合が「半分」あるいは「7割」になっていることが明らかにされた。いまや日本経済の土台をささえている非正規労働者。しかし、その待遇は「最低賃金」に張り付いていて、まともに生活できない状態に置かれている。「私たちは機械ではない!人間として生きさせろ!」という怒りの声が経団連前に広がった。

 この日、実行委員会は、経団連宛ての要請書を渡そうとビルに入ろうとしたが、経団連は警備員を入口にたてて「門前払い」を決め込んだ。こうした姿勢に、ますます闘志をかきたてられた「非正規春闘」のスタートだった。(M)


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