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サンケン尾澤裁判 : 「ふざけるな!恥を知れ!」最高裁判事ビルに怒りぶつける | ||||||
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2月3日午後1時、最高裁正門前には「サンケン弾圧−尾沢裁判 最高裁上告棄却 弾劾!怒」のプラカードをもっと人々がずらりと並んだ。正門前は、判事が入っているビルにもっとも近くスピーカーの声が届くところ。わずか3週間で上告棄却する最高裁の姿勢に、約60人の支援者は怒り心頭で、判事のビルに向かって「ふざけるな!恥を知れ!」の怒号が響いた。 サンケン尾澤弾圧事件は3年半前にさかのぼる。2021年5月10日、サンケン電気と警察は結託して、支援運動のリーダーだった尾澤孝司さんを「暴行・威力業務妨害」容疑で逮捕した。尾澤さんが会社に要請書を手渡そうと構内に入ろうとしたとき、警備員に行く手を阻まれ、尾澤さんが路上に押し出されたのだが、その「押し合い」を一方的に尾澤さんの「暴行」とされた。会社の狙いは運動つぶしだったことは明らかだった。 尾澤さんは起訴され、232日間も勾留された。一審(さいたま地裁)は、罰金40万円の有罪判決、二審(東京高裁)は審理なしの即日結審で控訴棄却。そして迎えた最高裁は、2024年12月4日に上告したが、なんと3週間足らずの12月24日に上告棄却の決定を出した。この3年半をみれば、司法がこの事件をはじめから無視して、さっさと終わらせたい意向がにじみ出ていた。会社・警察・司法がタッグを組んだ冤罪デッチ上げ事件だったからこそ、その事実が広がる前にもみ消したかったのではないか。 最高裁前の集会で尾澤孝司さん(写真上)は、「上告趣意書には3人の学者の意見書が添えられていた。それを読めばだれでも事件のおかしさがよくわかる。それはいっさい検討することもなく棄却した最高裁を許せない」と語った。妻の邦子さんは「私ががん闘病中にもかかわらず、面会さえさせてもらえなかった」「裁判所は公平公正なところと教わったが、とんでもない。不公平不公正なところであることを実感した。裁判所に正義はない!」と怒りをあらわにした。 また、日本の日東電工の偽装廃業・解雇とたたかっている「韓国オプティカルハイテック労働組合」のチェ・ヒョンファン委員長さん(写真上)も大阪から駆け付けて連帯の挨拶をした。 「3年半は大変でしたか?」という記者の質問にこたえて、尾澤孝司さんは「たしかに3年半の間は大変だったが、むしろ得るもののほうが多かった。弾圧はかえって闘いを広げることになったし、韓国の人びととの結びつきも強くなった。これからも日韓連帯運動を頑張りたい」と胸を張った。(M) ↓最高裁判事が入っている正門脇のビル Created by staff01. Last modified on 2025-02-04 12:49:21 Copyright: Default |