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瀬戸大作:「共感と連帯」都市とムラの反貧困運動をスタートさせよう!
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●3月30日(土)
「令和の百姓一揆」トラクター&デモ行進に反貧困ネットワークは理事、スタッフ約10名が参加しました。コロナ災害で反貧困ネットワークの活動に集中した時に仮放免の仲間たちにお米を送り続けてくれたのは菅野さんや新潟の天明さんだ。共感と連帯!

菅野さんたちと対話する中で「都市の貧困」に取り組む私たちが全く判っていない事を教えられた。「日本の農業が崩壊局面に入ってきた。稲作の時給は2年続けて10円。8時間働いても80円にしかならない。全国のコメ作りがそんな状態なのに、稲作農家の最低賃金について国会で議論されたという話は聞いたことがない。ウクライナ戦争以降 輸入に依存してきた飼料代高騰、物流費の高騰で追い打ちをかけている。農民に欧米並みの所得補償が必要だ。村から農民が消え、作物が消え、村自体が消えようとしている。多くの国民はこのことを知らない。よそ事として感じているのではないか。しかし間違いなく農業は滅びつつある。それで一番影響は受けて、困るのは消費者です。」これは2月の院内集会での菅野さんの発言だった。今日の菅野さんの発言も同様だった。好天にも恵まれ、今日は会場の東京・青山公園には、トラクター30台が集結し、全国から農民や消費者・市民など4500人が集まった。

●明治記念館で菅野さんはこのように締めくくった。「減反拒否闘争の時、私たちはムラで孤立した。正義の闘いは気をつけろ、対決だけでは敵を利する。怒りでは多数派をつくれない。共感を広げること、怒りでなく希望の政策、希望の話をしょう。」菅野さんが三里塚闘争で挫折しムラに戻り「置賜自給圏」などの地域づくりを取り組んできた、それぞれの地域で「地域で希望を組織する」実践の重要性!私は自分たちも農業で食べれないのにコメや野菜を都市の困窮者や生存権を奪われた仮放免など外国籍の隣人たちに送り続けてくれている。先週も天明さんからお米が届いた。「共感と連帯」都市とムラの反貧困運動をスタートさせよう。(瀬戸大作さんのFBより)


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