
*レイバーネットMLから
札幌の名須川です。
Tansa/ 人質司法 なぜ労組は狙われたのか
『🧑⚖️保育所に出す就労証明書を会社に求めただけ、なぜ「完全無罪」にならない
のか 最高裁に忖度の大阪高裁』が公開されました。
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人質司法 なぜ労組は狙われたのか
🧑⚖️保育所に出す就労証明書を会社に求めただけ、なぜ「完全無罪」にならないの
か
最高裁に忖度の大阪高裁
Tokyo Investigative Newsroom Tansa
編集長の渡辺周です。
なんとも情けない大阪高裁判決です。関生弾圧に関する裁判で無罪が相次ぐ中、本当は完
全無罪判決を出したいけれども、最高裁に差し戻された手前、最高裁のご機嫌を損ねては
ならない。そんなところです。
裁判官も検察官も警察官も、自分の出世や保身ばかり。司法を担う組織と人が堕落する中
で、辛い目に遭うのはいつも弱い立場の人たちです。
保育所に出す就労証明書を会社に求めただけ、
なぜ「完全無罪」にならないのか 最高裁に忖度の大阪高裁
あるミキサー運転手が、生コン会社で日雇いの仕事に就いてから5年が過ぎていた。その
間、娘が生まれた。妻と共働きだったが、暮らしは苦しい。正社員になりたいと思った。
労働組合の関西生コン支部に加入した。組合員たちと共に、正社員になる交渉を会社とす
るためだ。
会社側は信じられない行動に出た。子どもを保育所に預けるために必要な、就労証明書に
押印しないのだ。
それまでは毎年、証明書に押印していた。会社は労組嫌い。関生支部に入ったことへの嫌
がらせだった。当然、関生支部の組合員たちは抗議した。
ところが組合員たちは逮捕・勾留され、裁判で「強要未遂」に問われてしまったーー。
2025年4月17日、その結果が大阪高等裁判所で出た。
判決は、運転手のために抗議した2人の組合員のうち、1人は無罪だが、もう1人は有罪。
どう考えても「完全無罪」にもかかわらず、なぜ中途半端な判決になったのか。
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https://tansajp.org/investigativejournal/11840/
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Last modified on 2025-04-17 21:39:01
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