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太田昌国のコラム : ドナルド・トランプの2期目を迎えるいま、思うこと
ドナルド・トランプは米国大統領を務めた第一期(2017年1月〜2021年1月)において、「一流の」帝国主義の指導者然として振る舞った。驚くほどに身勝手で、強烈な自国中心主義を臆面もなく貫く一方、それでいて、相手を選んで、時に協調的で「柔軟な」貌も見せる。後者は朝鮮国の金正恩総書記との間で、2018年6月シンガポール、2019年2月ハノイ、同年6月板門店の3度にわたる会談(3度目は儀礼的なもので、「会談」ではないと米国側は言っている)を行なった姿勢に現われたと私は考えている。このふたりの独裁者が採ってきた内外政策の多くに私は厳しい批判を持つが、実務官僚による根回しや予備交渉を何度繰り返しても容易には埒が明かないと思われる当時の両国関係にあっては、独裁者同士の思いもよらぬ決断が一気に事態を打開するかも知れぬという希望か夢を、当時の私は確かに持たないではなかったと正直に告白する。(太田昌国)続き

「本との出会い」から浮かび上がる人生〜ブッククラブ50回記念企画が大盛況
レイバーブッククラブ50回記念企画(2025.1.11 郵政共同センター)は、18名(リアル14名・オンライン4名)の参加でした。当日は参加者が一人ひとり本との出会いを5分ずつ話しました。読書体験を語る、あるいは記憶に残る一冊の本の紹介など、語りかたはいろいろで、そこから本の奥深さと同時に、語る人の人生まで浮かんでくる味わい深い会合となりました。ここでは、当日話された『本のタイトル』、〈あげられた作者名〉をできる限り紹介することで、報告にかえます。著者名は原則として記していません。『赤毛のアン』『何が私をこうさせたか』『現代のヒューマニズム』『近代人の疎外』『経済学・哲学草稿』『車輪の下』『ジャン・クリストフ』『不屈』『黄土の村の性暴力』『新版 軍縮の経済学』『いのち輝け二度とない人生だから 私の日本国憲法「ともいき」日記』『こころ』(志真秀弘)続き

『GAZAへのレクイエム』公開記念集会とトーク〜映像と音楽で平和を祈る
1月7日『GAZAへのレクイエム』公開記念集会とトークイベントに参加した。国分寺にはよく行くが、「カフェスロー」という、こんなスポットがあったのは、全く知らなかった。オープニングは、公開されたばかりのミュージックビデオ『GAZAへのレクイエム』が上映された。ガザ・パレスチナの子どもたちの写真(豊田直巳撮影)に、生田まんじ&SoSoが音楽を付けた作品。子どもたちの一人一人の名前を呼ぶ、生田のヴォーカルが切ない。この映像に登場する子どもたちは、今どこにいるのか。瓦礫の下で、夢見ているのだろうか。各地で撮影された豊田直巳の写真が素晴らしい。第1部のライブコンサートでは、まず生田まんじ&SoSo が、気合の入った歌を聴かせてくれた。次に登場したジンタらムータの演奏と歌は、多彩で、豊かな音楽表現に浸ることができた。(小泉雅英)続き

〔週刊 本の発見〕公共の土地に木を植え花を育てよう〜『ゲリラガーデニング』
著者のリチャード・レイノルズは2004年に自宅であるロンドンの公団「ペロネット・ハウス」の花壇に花を植えることでゲリラガーデニングを始めた。彼のささやかな運動は世界中のゲリラガーデナーとのつながりをつくり、この本は彼らの経験をもとに、その定義から実践についてまで述べられたものである。ゲリラというのはスペイン語で小さな戦争を意味すると本書にある。ゲリラたちはそれぞれの動機で自分の闘いを遂行し、自らが指揮官で兵士である。わずらわしい官僚主義や命令系統に束縛されないゲリラは、自由に自らの大義に従って動く。ではゲリラガ―デナーとは、「誰かの土地に勝手に庭をつくる」人である。そしてそれを邪魔する人がいれば闘うのである。(根岸恵子)続き

アリの一言:韓国「戒厳内乱」で注目される「不当な命令を拒否する権利」
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による「12・3戒厳内乱」(ハンギョレ新聞)をめぐる韓国情勢は予断を許しませんが、「戒厳内乱」を阻止する大きな要素となったのが軍(兵士)の「不服従」でした(写真は議会へ突入した軍隊とそれを阻止した韓国市民)。これをめぐって、注目される論稿がハンギョレ新聞(4日付日本語デジタル版)に掲載されました。「不当な命令を拒否する権利」を法律に明記すべきだという主張です。寄稿したのは弁護士で社会学者のイム・ジェソン氏です。「今回のクーデターが失敗した重要な原因の一つは、軍人の躊躇と不服従だった。この不服従がいかに重要なのか、軍隊が怪物になることを防ぐ防波堤なのかを誰もが実感した。「(不服従でも)処罰を受けない」ではなく「(不当な命令を)拒否する権利がある」という立法を行う必要がある」(アリの一言)続き

米国労働運動 : アマゾンで最大のストライキ
【解説】昨年末にこれまでで最大のアマゾン労働者のストライキが行われた。4つの州の10施設の数千人の労働者たちが12月19日から24日までのストを敢行した。その中心は運転手たちで、アマゾン社には直接雇用されておらず、下請け業者に雇用されている。アマゾン社が雇用責任を認め、チームスターズ労組への加入を承認することがストライキの中心的な要求であった。(レイバーネット国際部 山崎精一)・・サンフランシスコ、シカゴ、アトランタ、南カリフォルニア、ニューヨークの都市圏にある7つの施設で、アマゾンの倉庫労働者と配送ドライバーがストライキに突入した。スタテン島のJFK8倉庫の組合員もストライキを承認しており、間もなく追随する可能性がある。これら5カ所の配送ステーションと2カ所の倉庫の労働者は、すでに過半数の支持を示し、組合承認を要求している。チームスターズ労組はアマゾンに最後通牒を突きつけた。続き

〔週刊 本の発見〕過去の鉄道廃線事例から「明日への提言」へ 〜『日本鉄道廃線史』
タイトルだけ見ると、鉄道ファン界隈にありふれた廃線跡「歴史探訪」系の本のように見える。だが、単なる廃線跡の訪ね歩きに終わらせず、路線ごとの廃線史を鉄道政策の中に位置付けて検証し、ローカル線の明日につなげたいとの意欲が見える。まず興味を惹かれるのは、この手の新書としては異例の7枚に及ぶ巻頭カラー写真と時代ごとの鉄道路線地図である。巻頭カラー写真では廃線後の各線の悲喜こもごもの風景が登場する。放置された線路跡をエゾシカが横断する北海道・石勝線夕張支線(2019年廃止)と放置された車両が草むす石川県・のと鉄道能登線(2005年廃止)の写真からは「悲」の強い印象がある。衰退が止まらない地域、過去の災害と比べても復旧の遅い地域と一致しているのは決して偶然ではない。「鉄道の扱われ方を見れば、その地域全体に対する国の扱い方が見える」ことは私自身、全国各地を鉄道で訪問し、何度も実感している。(黒鉄好)続き

関西生コン弾圧を許さない!〜大阪府警本部前元旦行動
7回目となった「労組つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」主催の元旦行動は、450人の仲間が大阪府警本部前に結集して怒りの声を上げました。組合員等延べ89名が逮捕され71名が起訴された大弾圧から今年で8年目、湯川委員長に懲役10年が求刑された京都事件の判決が2月26日、ビラまき7名の無罪が確定した大津2次事件にてコンプライアンス活動で有罪となった2名の控訴審が3月4日に始まり、大阪高裁無罪判決を最高裁が差し戻した加茂生コン事件の判決が4月17日、そして湯川委員長に4年の実刑判決(前委員長は無罪)が出ている大津1次事件の控訴審も年内に判決が予想されています。今年は正念場の年、参加者一同は完全勝利をめざして共に闘うことを固く誓いあいました。大阪教育合同・酒井さんの司会で始まった集会は、関生支部・細野書記長の指揮で大阪府警にシュプレヒコール、(愛知連帯ユニオン)続き

文化的につながることは生きる力になる!〜レイバーフェスタ2024大成功
戦争、震災、貧困、様々な問題がますます深刻化したこの一年。何とか希望を見つけようと、12月25日、東京・練馬のココネリホールでレイバーフェスタが開催されました。映画、音楽、川柳、三分ビデオに加え、今年は元イスラエル兵のダニーネフセタイさんの講演があり、年の瀬の平日にもかかわらず、180名の人が集まりました。オープニングは、杉並区長選挙をめぐるドキュメンタリー『映画〇月〇日、区長になる女。』の上映。今年は民主主義を挑発するかのような選挙に、ガッカリした人も多かったのでは。そんな中、対話や議論を重ね、悩みながらも原則的な選挙運動を展開した岸本聡子さんと杉並区民に、ハラハラドキドキ。その区長選挙を全力で支え、自らも杉並区議になった30代のてらだはるかさんが登壇し、映画のその後と今の思いを語り、会場には爽やかな風が吹き抜けたようでした。(レイバーフェスタ・スタッフ)続きアンケート結果

パリの窓から : フランスの「レイプ文化」
フランスではバルニエ内閣の失墜後3週間近くかかって、前回と同様に、極右マリーヌ・ルペンが「許可」したメンバーでバイルー首相が組閣した政府が、12月23日夜に発足した。移民・イスラム差別主義者とネオリベラル信奉者ばかりのメンバーの多くは、汚職や利益相反などの問題を指摘されている。つまり、マクロンは選挙結果の否認を続け、自分の政策を変える気はなく、極右の差別主義をますます強めたのだ(12月14日に海外県マヨットを襲ったサイクロンの大災害に面して、この政権の植民地主義が再び露呈されている)。サルコジ、オランド、マクロン政権で公益に反する政治を行った元首相・大臣たち、あるいは何の実績も持たない政治家を寄り集めた最低の内閣だ。中でも、レイプの事実があるのに無罪になって内務大臣も務めた差別主義者のダルマナンが、法務大臣になった。(飛幡祐規)続き

ノーベル平和賞を次に繋ごう!〜来年2月に核兵器をなくす国際市民フォーラムを開催
「オスロはアツかった?! ノーベル平和賞を次に繋ごう! 核兵器をなくす国際市フォーラム キックオフSP」と銘打ったオンラインイベントが12月22日、開かれた。オスロで行なわれた日本原水爆被害者団体協議会に対するノーベル平和賞の授賞式の模様の報告や、2025年2月に東京で開かれる「被爆80年 核兵器をなくす国際市民ファオーラム」の内容や見どころの紹介などがあった。主催は一般社団法人「核兵器をなくす日本キャンペーン」。キャンペーンは、核兵器廃絶の運動に取り組んでいる日本被団協やピースボートなどのNGOが協力して今年4月に立ちあげた団体で、すべての世代が連携した運動を展開し、2030年までの核兵器禁止条約への日本の参加を目指している。イベントの前半では、オスロに渡航したキャンペーン事務局の浅野英男さんと、キャンペーン長崎コーディネーターの林田光弘さんが、授賞式など現地であったさまざまな取り組みの様子を語った。(竪場勝司)続き

〔週刊 本の発見〕理不尽なことを変える!〜『終わらないPFOA汚染』
今、話題のPFASについて、最近ようやくというべきか、新聞記事やTVで取り上げられる機会が目につくようになった。だが、それぞれが断片的な報道であるため何が問題なのか、その全体像がなかなかつかめなかった。本書は、報道機関「Tansa」に所属する著者が、企業に対しても行政に対しても政治に対しても、ジャーナリストとして何ら忖度することなく、摂津市ダイキン工業淀川製作所PFOA汚染について事実を明らかにし、その責任を追及していくドキュメンタリーである。 タイトルにあるように、事態は深刻である。にもかかわらず、誤解を恐れずにいえば、実に小気味がいい追及ぶりに、何だか推理サスペンスでも読んでいるワクワクハラハラ感があった。簡潔明瞭な文体と著者のジャーナリスト精神に惹かれて一気に読んでしまった。そもそも、著者が取材に着手することになったきっかけは、2021年5月の報道機関「Tansa」の編集会議であった。(志水博子)続き

そこに歴史があり俳人たちがいた〜永田浩三著『原爆と俳句』
『原爆と俳句』というタイトルなので、原爆を詠んだ俳句の本かと思って手にしたが、読んでみると、第一章「原爆俳句までの軌跡」として、与謝蕪村から正岡子規などによる俳句及び俳句運動としての”前史”。そのあとにつづく高浜虚子と河東碧梧桐の存在。そして、新興俳句運動とそれへの治安維持法による苛烈な弾圧、そしてまた「日本文学報告国会俳句部会」の”報国俳句”。その中で、逮捕された俳人たちは、どのような苦闘をしたか。それらのことが、静かな文体の中に、正確に書かれている。敗戦後は、いわゆる「第二芸術論」論争の衝撃の中で、俳人たちはどのように考え行動したか。そうした”原爆俳句”へ至るまでの、俳句界の前史を受けて、ヒロシマ、ナガサキ、ビキニと言う大惨劇の中から生まれてきた「原爆文学」、その中の「原爆俳句」は、どのような俳人たちによって詠まれ、また歴史の記録として残されて来たか、俳句を知っている人なら、この人、あの人という著名な俳人たちの言動、そして創作も、それぞれ興味深い。(乱鬼龍)続き

レイバーフェスタ(12/25):映画『区長になる女』とダニーネフセタイさんトーク
いよいよ今週水曜日(12/25)です。3分ビデオが20本も集まりました。予約者からはこんな声が。「安心して暮らしていける日本になるよう、地域から考えていくために、参
 
明日のイベント
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緊急学習会:六本木に戦争司令部がやってくる!?〜在日米軍司令部「移転」問題と日米軍事一体化(1/15 18:45〜 東京・港区)

申込み 連続オンラインセミナー エネ基「素案」をどう読むか 第2回 「電力需要と省エネ」明日香壽川さん(1/15 19:00〜 Zoom)

クローズアップ現代 「震災の教訓」って何?〜30年後被災地の問い 1/15 19:30〜19:57(27分)NHK総合

ETV特集・選 再放送「命と向き合った日々」1/16(木)0:00〜1:00(1時間)〔1/15(水)深夜〕NHK Eテレ

NHKスペシャル再放送「椀(わん)をつなぐ 輪島塗 職人たちの歳月」1/16(木)0:35〜1:25(50分)〔1/15(水)深夜〕NHK総合

申込み 緊急オンライン・リレートーク:放射能に汚染された土の無秩序な拡散につながる「除去土壌の再生利用」はありえない(1/15 14:30〜 Zoom)

申込み 第7次エネ基等パブコメワークショップ(1/7〜1/15 Zoom)1/15:再エネ拡大の課題(12:30〜)、CO2回収・有効利用・貯留(19:00〜)

オンライン講座「アイドルという仕事を問い直す」

原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動(東京・六本木)

1/15 17:00までに申込み 食の未来を考えるオンライン連続講座・第3弾(第7回〜第9回〔全3回〕)1/17:第9回「分かりにくい食品表示」

 

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