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参院選沖縄選挙区 : イハ洋一さんは訴える〜沖縄の声をさらに国に届ける
参議院選挙終盤に向かう7月4日、沖縄県庁前の県民ひろばで、イハ洋一さんの街頭演説会が開かれた。参議院選挙に向け沖縄では岸田首相の来県をはじめ、相手候補の応援にかってないほどの自民公明勢力の力がそそがれている。それは、政府がおしすすめる防衛費倍増を始めとする施策実現に向けた熱意の反映でもある。イハ候補は、「この選挙は、自民・公明対県民のたたかいでもあります」と発言した。イハ候補の政策はいたってシンプルである。防衛費2倍化を止める、住民合意のない南西諸島のミサイル配備を許さない、日米地位協定の抜本改定、国内法の適用、消費税の5%削減。このすべてが、貧困格差、戦争の危機の回避に道を開く。参院選最終盤、自民・公明・維新などの改憲勢力を追い詰める一票でも多くの票の積み上げが求められている。(湯本雅典) 報告動画(10分)

福島みずほを落とすわけにはいかない〜女性たちがリレートーク街宣
7月3日新宿駅東南口。参議院議員選挙も後半、社民党党首福島みずほさんの街宣でリレースピーチに参加した。常に社会運動の現場に姿を現し、弱者に寄り添い、ともに声を上げてくれる福島みずほさんを国会に戻さなくては。福島みずほさんの選挙ビラには4つの政策が書かれている。1.安心して暮らし、働き、挑戦できる社会、2.憲法を守り、沖縄を犠牲にしない平和な社会、3.全ての人の尊厳が守られる平等な社会、4.脱原発・脱炭素で実現する持続可能社会。それぞれのカテゴリーの政策リストを読むと、私たちは雇用や生活が保障されていない中で、保障されているはずの平和さえ脅かされ沖縄を犠牲にし、女性や性的マイノリティ、障害者、部落、難民・移民への差別が横行し、子どもの権利も確立していなくて、いまだに再稼働中止も原発ゼロ法も成立していない日本の現在地がわかる。つまりこれらの政策が実現されれば、私たちの社会は平和で暮らしやすいものになるということだ。(中島由美子) 続き動画(5分40秒)れいわ街宣(森健一)

〔週刊 本の発見〕底辺労働者がなぜ極右支持者になったのか〜『ランスへの帰郷』
本書は『ミシェル・フーコー伝』の著者であり、フランスのLGBT研究の先駆者として知られるディディエ・エリボンの自伝的な著作である。1953年、地方都市ランスで生まれた著者は、底辺労働者の息子として奇跡的にリセに進学し、社会的上昇を果たしていく。彼にとって学業は貧困を抜け出す手段だけでなく、ゲイとして生き延びるための手段でもあった。だが、洗練された教養を身につけ、やがてフーコーやブルデューとの交友を経てパリの知識人の世界に足を踏み入れることは、労働者階級としての出自を否認し、家族と離反するプロセスでもあった。そんな著者がみずからの出自と向き合い、家族との関係を見つめ直すきっかけとなったのは、長年絶縁してきた父の死だった。なぜこれほど出自を恥じ、家族から遠ざからなければならなかったのか。本書では、自分史と家族史を交差させつつ、労働者階級と性的マイノリティという二重のアイデンティティについて省察を巡らせていく。(菊池恵介) 続き

「社民・共産・れいわ」が必死の訴え!〜参院激戦区の「東京選挙区」を行く
今回の参院選の最大の激戦区である「東京選挙区」。中盤を迎えた7月2日(土)には、各候補は猛暑のなか必死の訴えをしていた。記者は野党系候補の街宣現場を駆け足で回った。12時から千歳烏山の商店街で街宣をしたのは社民党。立候補する福島みずほ党首(比例)と服部良一幹事長(東京選挙区)の応援には佐高信、保坂展人、浅倉むつ子の各氏が駆けつけた。佐高信氏の危機感は強かった。「こうした表現の自由も最後になるかもしれない」と前置きし、「攻められたらどうすると政治家が言っている。外交力を使って攻められないようにするのが政治家の役割。とんでもない話だ。国防費を増やせば国民の生活が守られるような幻想が広がっているが、これもウソ。自衛隊のトップが、“自衛隊は国民の生命と財産を守ると誤解している人がいる”とはっきり言っている。先の中国との戦争では、関東軍が住民を置き去りにして真っ先に逃げたが、それが軍隊の本質だ。だまされてはいけない」。(M) 続き動画(社民党)動画(共産党)動画(れいわ)

レイバー映画祭2022 : マスコミが伝えない「もう一つの真実」6作品を上映
レイバー映画祭2022は、7月23日(土)東京・全水道会館で開催します。2年以上続いてきた「コロナ禍」に加え、2022年2月にはじまったロシアのウクライナ侵攻で、世界は大きく変わりました。日本の「平和・民主主義・人権」も重大な危機を迎えています。これからどう生きていったらいいのだろう? 生活・労働はどうなるのだろうか? 今年で15回目を迎えるレイバー映画祭。今回も新作・話題作ぞろいで、マスコミが伝えない「もう一つの真実」をお届けします。メインは松元ヒロの『テレビで会えない芸人』。九条危機の今こそ見てほしい作品です。上映順は以下のとおり。『島がミサイル基地になるのか〜若きハルサーたちの唄』『プラットフォームビジネス「自由な働き方」の罠』『あの空に帰ろう! JAL争議団12年目のたたかい』『日本に飛べ 連帯の道を〜サンケン闘争』『これから 「関西生コン事件」と私たち(仮題)』『テレビで会えない芸人』。ネット予約を受付中です。(映画祭事務局) 詳細ネット予約

レイバーノーツ2022年大会:米国の労働者が労働組合を主流に押し上げる
数十年にわたるマンネリ化の後、米国の労働運動は再活性化しているように見える。シカゴで開催されたレイバー・ノーツ大会で、労働運動のリーダーたちは、再活性化を単なる一時的なものではなく、真の高揚にしたいと考えた。コロナのパンデミックによって追い込まれ、2020年の警察暴力に反対するデモによって活性化した米国の労働者は、ここ数十年で見たことのないほど経営側に対して自己主張するようになってきている。主流の労働組合の外でも、また米国の最も強力な労働組合の中の改革運動を通じても、アメリカの労働組合運動はますます活発になっている。6月17日から19日にかけてシカゴで開催されたレイバーノーツ大会に参加した約4000人の草の根活動家、労働組合の組合員や支持者たちがこの高揚を証明していた。スターバックスのバリスタで、スターバックス労働者連合のオーガナイザーでもあるカイラ・クレイは、「『組合』という言葉を、職場で口にするのがためらわれるタブーではなくするチャンスだと思う」と述べた。(レイバーネット国際部 翻訳) 続き

新時代アジアピースアカデミー(NPA)第7期オープン!〜豊富なコンテンツの150講座
おかげさまで、NPA講座もご好評をいただき第1期から6期まで、約850講座を無事に開催し、毎期平均500名以上の方に受講していただきました。第6期にはPAFLEX+ミニ講座型という新しいタイプの市民講座にも挑戦し、受講生の皆さまとの感想・交流で締めくくられた修了式では、東アジア平和構築への第1歩としてNPA講座を市民社会へ共有することの重要性を再確認できました。NPAは既にご案内しておりますように、6月から(一般社団法人)新時代アジアピースアカデミー(New Era Asia Peace Academy)と、市民の政治実践団体ピースアクションネットワーク(PAN:Peace Action Network)へ拡大発展しました。第7期(7〜10月)からは、アジアと日本を繋ぐ、より多様なコンテンツを持つ新規10コースやこれまでの講師が再結集するNPAオープンテラスを含む全25コース150講座を開設します。NPAならではの従来人気コースも、それぞれのテーマで更に鋭く深く探求していく充実のラインナップとなっております!(NPA事務局) 続き

自民党「25%岩盤支持層」のカラクリ〜森健一氏、参院選前に緊急出版
森健一さんのこの本「戦後日本の対米従属と官僚支配-「特別会計」体制」は、厚さこそ160ページだが、およそこの100年に起きたあらゆる出来事が記載されており、政府に都合のいいことしか書かれていない「検定教科書」などより、よほどためになる知識が詰まっている。本当はもっときちんと読み込んでから書評を書くべきなのだろう。だが、「本書は、2022(令和4)年7月10日に投開票される第26回参議院選挙に向けて書かれている」(はじめに)と森さん自身が記述しているとおり、参院選前に書評をしなければ意味がないので、エッセンスだけでもご紹介し、参院選に向けて私たちがどのように行動すべきかをまとめてみたい。森さんは、本書の中で、戦後、官僚の「隠し財布」「隠し財源」といわれてきた国の「特別会計」制度からあらゆる形で利権が流し込まれた結果、有権者の25%が自民党の岩盤支持層に育ってきたという仮説を立て、それを検証するため、膨大な「戦後史の証言」を集めている。(黒鉄好) 続き *申込みは森健一さんまで(2千円 送料別)。

人は「プラン75」という制度を受け入れるのか〜倍賞千恵子主演の話題作
満75歳になると、自ら死を選ぶことができる制度。これが国会で可決・施行されたらどうなるのか。映画『プラン75』は、そんな10年後の日本を想定して作られた。ぞっとする設定だが、絵空事に思えないのは私だけではないだろう。津久井やまゆり事件を髣髴とさせるファーストシーン。人間を役に立つかどうかで判断する社会。「75歳なんてまだまだ現役。元気な人も多いのに」と思うが、そういう人たちが自然に死ぬのを待っていては、超高齢化社会はもたないという。主人公は倍賞千恵子演じるミチという78歳の女性で、ホテルの清掃員として働いている。夫に先立たれ、子どももいないミチだが、映画は彼女がどれだけつつましく、丁寧に暮らしているかを描いていく。夜、新聞紙の上で爪を切る場面が印象的だ。ミチはその新聞紙を植木鉢に持って行き、土の上にツメを捨てる。おそらく自分の体の一部を、草木が生きるための肥やしにしようというのだろう。(堀切さとみ) 続き

「本気の日韓連帯が必要」〜韓国新政権についてイ・ヨンチェ氏講演
6月26日(日)暑い日差しの中、午後2時から、JR常磐線「三河島駅」近くの荒川区生涯学習センターで、「韓国の新政権はどこへ行く?―尹ソンニョル政権の性格と展望―」と題して、恵泉女学園大学教授のイ・ヨンチェさん(写真)が講演を行いました。5月に韓国で行われた大統領選挙は、0.73%、約26万票差でユン・ソンニョルさんがユ ン・ジェミョンさんに勝ちました。与党だった「共に民主党」のムン・ジェイン政権に対する審判でもあったわけですが、この選挙をどう理解するかは、与党・野党ともにいろいろあるとのこと。キャンドル革命で誕生したムン・ジェイン政権は、なぜ負けたのか。コロナ禍のなかで有効な経済政策が取れなかったことが大きいが、財閥改革、南北分断の問題も解決できなかったことが敗北の原因になったとヨンチェさんは話しました。また、韓国では主に1960年代生まれの人々が民主化闘争を担ってきました。(尾澤邦子) 続き

大崎事件、4度目の再審請求棄却〜「疑わしきは裁判官の利益に」でいいのか
刑事裁判は検察側に立証責任があり、その立証にわずかでも疑わしい点・疑問点が残っていれば、被告人を有罪にしてはならない。無罪推定原則を裁判官の立場から述べた刑事裁判の鉄則だ。それが、今や「疑わしきは裁判官の利益に」に変質してしまった、と言わざるを得ない。鹿児島県大崎町で1979年に起きた「大崎事件」で鹿児島地裁(中田幹人裁判長)は6月22日、原口アヤ子さん(95歳)の4度目の再審請求を棄却した。この事件では過去3度再審開始決定が出ているが、そのたびに検察が抗告して上級審が再審開始決定を取り消し、第3次再審請求審では鹿児島地裁、福岡高裁が出した再審開始決定を2019年6月、最高裁が異例の「自判」で覆した。それに続く今回の第4次再審請求審。鹿児島地裁の「(上しか見ない)ヒラメ裁判官」たちは最高裁決定に追従、「被告人の利益」どころか、最初から「請求棄却ありき」の乱暴な認定で、43年に及ぶアヤ子さんの無実の叫びをまたしても裁判の門前で足蹴にした。(山口正紀のコラム) 続き/前編後編

揺るがないもの、そしてそれを超えるもの〜『スープとイデオロギー』を観て
ちょっと不思議なタイトルに一瞬迷ったものの、この監督の前作『ディア・ピョンヤン』(2005年)を見ていたので、あのお母さんはどうなったかなと観ることにしました。1950年代から84年にかけて、在日朝鮮人とその家族の北朝鮮への帰国運動があり、9万人を超える人々が「希望の楽園」に帰還した。その後「脱北者」を通して、決してバラ色ではなかったことが、彼らの様子で伝えられたことを思い出します。それを知っても、ヤン・ヨンヒ監督の両親は北に送った3人の息子を支え続けてきました。『ディア・ピョンヤン』で、母親が大きな段ボールに日用品を詰めて北の家族に送るシーンは印象的でしたが、ヨンヒは母親自身の生活維持のためにも、いまだにお金を送り続けることが不満です。久しぶりに東京から帰省する娘のために、いそいそと参鶏湯(サムゲタン)を作るお母さん。(笠原眞弓) 続き

「食べる者・作る者・暮らす者」に逆行!〜大規模農業政策は間違っている
日本の水田平均耕作面積は2020年調べで2.50h。10年ほど前、それを政府が山間地で20h、平地で30hを目指すという話を聞いて驚いたが、既に新潟県や、秋田県、山形県庄内地方の平野部では50h、100hの大規模経営が生まれているという。他方ここに来て小さな農家の離農が一層目立ってきた。「大規模農家に田んぼを任せろ。そうすれば離農補助金をだす」。こんな政策が離農に拍車をかけるようになって久しい。たとえば、どの農家もやがて迎えることになる農業機械の更新。大規模経営を目指す、農家や農業法人には更新費用の1/2や1/3を国が助成するが、それを目指さない(目指せない)農家には一切の助成金は無し。でも、生産原価にすらとどかない今のコメの価格(生産原価は1俵60kgあたり15,000円前後・・農水省発表。農家のJAへの売り渡し価格は同じ量で12,000円〜9,000円ぐらい)からは機械の更新代はままならず、故障を機会に農業をやめざるを得ない。(山形県・菅野芳秀) 続き

「話し合いに応じてください!」〜尾澤邦子さん「株主総会」でサンケン高橋社長に迫る
6月24日、午前10時から「サンケン電気」の株主総会が本社(新座市)で開催された。韓国サンケン労組は、解雇撤回・工場再開を求めて、ソウルの「サンケンコリア」でハンスト籠城闘争を展開中である。一株主である尾澤邦子さん(写真)は、「韓国サンケン労組の声を背中に背負って追及したい」と述べたあと、100人を超える支援者の声援を受けて本社内に入った。サンケンの「株主総会」は講堂のようなところで行われ、全部で30人ほどだった。そのうちの15人が前列を固め「防衛」にあたっていたという。高橋社長の事業報告などのあとに質問の時間になった。発言したのは二人だけ。必死に手を挙げた尾澤邦子さんも指名された。その質問に答える形で、会社は韓国サンケン廃業に至る過程を説明したが、「廃業は赤字でやむをえないもの。韓国サンケン労組は当社と直接の雇用関係がないからどうしようもない」と切り捨てた。(M) 続き動画(10分)

「日本のおかしな動きをどっこい止めていきます!」〜社民党、緊迫感のなか「第一声」
「どっこいとは歌舞伎言葉で、相手の動きを制すること。社民党のキャッチフレーズは『がんこに平和・くらしが第一・戦争させない・どっこい社民党』です。日本のおかしな動きをどっこい止めていきます!」。6月22日参院選が始まった。社民党幹事長で東京選挙区候補者の服部良一さん(写真)は、新宿東南口の「第一声」でこうアピールした。政党要件ぎりぎりで存亡の危機にある社民党、福島みずほ党首は「正念場」という言葉を使ったが、「崖っぷち」の緊迫感が聴衆にも伝わってきた。戦後の革新勢力の中心だった社会党を継承した社民党だが、社民党の危機は憲法9条の危機とも連動している。今回の参院選では、比例区8人、選挙区4人を立てて巻き返しを狙っている。その特徴は、1996年にたもとを分かった「新社会党」との共闘が実現したことだろう。(M) 続き動画(6分)各党の写真(ムキンポさん)

〔週刊 本の発見〕真っ直ぐに問い続けること〜斉加尚代『何が記者を殺すのか』
映画『教育と愛国』が、5月13日の公開から1か月あまりで観客2万人を突破したという。ドキュメンタリー映画としては異例のスピードで全国に広がっている。すでに観られた方もおられるだろうが、実は、本書の著者はその監督でもある。本書を差し置いて、映画の話も何だが、前回の「本の発見」で、加藤直樹さんの書評「ナショナリズムについて」(ジョージ・オーウェル著)を読み、得心したことがあった。そのことについて一言触れさせてほしい。「普通、ナショナリズムという単語は愛国主義、民族主義、国家主義などの意味で使われるが、オーウェルはこれを、「党派感情」とか「陣営主義」といった全く別の意味で使っているので要注意だ。つまり、世界を敵と味方の二つに分けて、そこから物事の是非を評価する考え方を指しているのである。」(前回書評より引用)。(志水博子) 続き

韓国サンケン労組がハンストに突入!〜6.24株主総会前に話し合いを求める
埼玉県新座市にあるサンケン電気(株)に対し、解雇撤回・職場復帰の話し合いを求めて、韓国サンケン労組がついにハンガーストライキに入りました。コロナで日本に来られないことを利用し、2020年7月、サンケン電気は取締役会で韓国サンケン(株)の廃業・全員解雇を決定し、本社HPで公表しました。重大な雇用問題については労組と話し合うという約束を破り、一方的に全員解雇を通告しました。韓国サンケン労組はすぐに反撃にたちあがり、すでに700日を超えて闘っています。馬山の工場は売却されてしまったため、サンケン電気のソウル営業所であるサンケンコリアのビルの前にもテントを張り、籠城闘争を行ってきました。韓国サンケンのある慶尚南道の知事・道議会、昌原市長・市議会、さらに13人の国会議員が連名で廃業の撤回を求める書簡をサンケン電気に送っています。(尾澤邦子) 続き

いつまで「165人解雇争議」を放置するのか!〜JAL株主総会アピール行動
6月21日、日本航空の株主総会が東京・有明ガーデンで開かれた。JAL165人整理解雇の撤回を求める「JAL被解雇者労働組合」や支援者、70人以上は午前8時半には現地に集まった。そして総会参加の株主にチラシを配布し、「早期解決」を訴えた。理不尽な解雇が強行されて12年。そして経営トップの赤坂社長の「できるだけ早く解決したい」の発言から4年が経つが、いっこうに進展がなかった。この日は、当該・支援者の一株主も「株主総会」に参加した。会社側は何度も「整理解雇以外の発言をしてください」としきりに妨害していた。それでも全体の12人の発言者のなかで3人(支援者2・当該1)が会社に争議解決を糺すことができた。赤坂社長はまともに答えなかったが、それでも次のような発言があった。「整理解雇の人だけ特別扱いはできない。お金は払わない」「再雇用のところだけで解決したい」「JFCとCCUとは収束に向けて自主解決の方向で進んでいる」と。(M) 続き

岸本さとこさんが僅差で勝利!〜杉並新時代、草の根から世界は変わる!
6月20日、杉並区長選・開票結果、岸本さとこ7万6743票、田中良7万6556票。187票差で岸本さとこさんが当選しました。当初、「住民思いの杉並区長をつくる会」は、区長立候補者がまったく見つからず途方に暮れていました。そうした中、これまでTNI(非営利財団トランスナショナル・研究所)で活躍してこられた岸本さんが、私たちの要望に応え立候補を決意してくれました。4月10日に開かれた全体会で、岸本さんが紹介されましたが、その資料には次のように書かれていました。「水道民営化に対抗する社会運動の支援と研究を経て、ここ10年は新自由主義に抗して、『公共サービスを取り戻す』ための活動を世界の仲間としてきました。その後「つくる会」の活動は一気に活性化しました。全都・全国・全世界の皆さん、応援、大変ありがとうございました。この力が、「格差拡大」・「世界戦争」を食い止め、「格差縮小」・「世界平和」を作るる力になればと思います。(渡部通信) 全文

煽るな!改憲・軍拡、立憲野党の参院選勝利を!〜国会前で19日行動
6月19日14時、定例で取り組む国会前19日行動が、「参院選勝利!ロシアのウクライナ侵略反対!即時撤退!改憲発議反対!」のスローガンのもとで開かれた。「賃金が上がらない」「年金が下がった」「物価だけが上がる」それなのに、参院選の世論調査は「自民党の圧勝、維新が野党第一党に護憲勢力が足踏み」こんな新聞見出しに動揺もする。現在まで、野党共闘の実現は12選挙区。野党共闘の実現なしで臨めば大敗する。「黄金の3年間」を実現させる。7/10参院選投開票まで、立憲野党と市民の共闘で「自公と維新」を叩き、社民、共産、立民議席を伸ばす闘いにしようと集会は進んだ。立憲民主党・大河原雅子議員、日本共産党・宮本徹議員、社会民主党・福島瑞穂議員がマイクを握り、軍拡反対を強く訴えた。(宮川敏一) 続き

河瀬直美監督およびIOCよ、恥を知れ!〜オリンピック災害おことわり連絡会が声明
1.ささやくような「君が代」(藤井風)で始まる「SIDE:A」。降りしきる雪の景色の中の桜(皇居)、雪を被ったクーベルタンの銅像(五輪スタジアム前)、そしていきなり「中止だ中止!」と書かれた私たちのバナーが不意に現れる。これだけでもげんなりだ。「SIDE:A」はアスリートの物語だと言うが、数箇所にわたって私たち(反対派)の抗議行動の場面が無断借用されている。中には参加者の顔にボカシを入れている画もあったが肖像権の侵害を自覚しているということか。「オリンピックは廃止だ廃止!」という私たちの怒りの声も登場する。「SIDE:B」(予告編)にも同様の場面が確認できる。私たちの姿や声、反対運動をわざわざ映画に取り込む意味はなにか?(抗議声明より) 全文

日本郵政に訴える!〜「非正規」大量解雇事件の解決と郵便事業の今後
6月17日、日本郵政の株主総会が開かれました。私たち日本労働評議会(労評)は、今年も会場のザ・プリンスパークタワー東京(芝公園)前で、ビラ配付とマイクで情宣を行いました。〈非正規社員の使い捨て〉2011年9月、全国で1万3千人の郵政非正規社員が、就業規則に後付けで導入された「65歳定年制」を根拠として一斉に解雇されました。それまで、郵政では非正規社員に定年はなく70代の人は普通に働いていました。郵政非正規社員は「この仕事に定年制はありません」「体が続く限り働いてください」と言われて入社しました。しかし、日本郵政は、その約束を一方的に反故にして解雇を強行しました。郵政非正規社員は、正社員と同じ業務を担いながら、賃金は正社員の二分の一から三分の一、各種手当てにも差が付けられています。(丹羽良子) 続き

リベラリズムという種を撒こう!〜「レイバーネットTV」参院選前に日仏ディスカッション
6月15日のレイバーネットTVのテーマはこれまでと違いワンテーマ、選挙のみです。参議院選の公示日は6月22日、投票日は7月10日に迫り、公示と同時に期日前投票が始まります。それなのに立憲野党の統一行動の盛り上がりに欠け、護憲派の間からも9条を守るどころか、攻撃に備えて日本も軍備増強だと聞こえてきます。ここではそんな状況を受けて「崖っぷちの九条―参院選をどう見るか」を テーマに、日本の状況を纐纈篤(こうけつあつし)さんに、オンラインでパリからフランス国民議会選挙のホットな話を伺いました。開口一番に纐纈さんが語った「改憲・護憲の議論は、今回が最後になるかもしれない!」という言葉には、寒気がしました。ではどのように今の状況を切り抜け、切り込んでいったらいいのか、番組では日仏をつないで、大ディスカッションになりました。フランスからは、レイバーネット日本の仲間でもある飛幡祐規さんと辻俊子さんにレポートしていただきました。(笠原眞弓) 報告アーカイブ録画(70分)

「ミャンマー国軍に死刑を執行させるな!外務省前緊急アクション」に17人
6月17日、急きょNAJATが呼びかけた「ミャンマー国軍に死刑を執行させるな!外務省は"死刑を中止せよ"の態度表明を行え!外務省前緊急アクション」に、日本の市民と在日ミャンマー人計17人が参加。2021年2月1日の軍事クーデター以降、欠席者41人を含む114人に不当な死刑判決が出されています。しかも、ミャンマーには以前から死刑制度はあったものの、これまで30年以上にわたって執行されたことはありませんでした。こうした中で国軍による「国家統治評議会」が6月3日、NLD(国民民主連盟)の元国会議員であるピョー・ゼヤー・トー氏と著名な民主活動家のチョー・ミン・ユ(通称 コージミー)氏ら4人への死刑執行を表明。さらに16日には、国軍報道官が「今の死刑制度を残している国は数多くある。法の支配を強化するために、執行しなければならない」と強調、一気に危機感が高まっていました。(杉原浩司) 続き

憲法改憲を阻止したいと動画を作成しました!〜憲法学者・樋口陽一さんの訴え
私は、ドキュメンタリー制作者の小西晴子と申します。この夏の参院選挙で、憲法改正を目標にしている維新への、若者の支持が多いようです。何が問題なのかを、若い人に知ってもらいたいと思い、憲法学者樋口陽一先生が、お孫さんと語る動画(17分)を作成し、YoutubeにUPしました。〔内容〕憲法学者の樋口陽一(87/写真)は、自らの体験と想いを、孫娘 葉野(ふさの 26)に語りかける。太平洋戦が始まり、学校は軍隊そのものだったこと。空襲で丸たんぼうのようになった死体を、憲兵隊がトラックに乗せ、人生がそこで終わってしまった多くの人がいたこと。だから、憲法が「個人の尊重は、国家が侵すことができない普遍的な権利」と宣言しているのは、とても大切であること。樋口が、2015年安保法案改正反対の声をあげ、国会前デモに参加したのは、「国家の駒として国民が死ぬのは嫌」だったから。ロシアのウクライナ侵略を期に、勇ましい軍備の強化への声が大きくなる中、すべての若者に託す憲法学者の重い言葉を聞いて欲しい。(小西晴子) 詳細動画(17分)

〔週刊 本の発見〕思考の歪みはどこからくるのか〜『オーウェル評論集』
ロシアによるウクライナ侵攻直後、様々な議論が飛び交ったが、中には首をかしげるような歪んだ論理に立つ主張も少なくなかった。たとえば「ロシアはウクライナに挑発されて、やむにやまれず侵略したのだ」といったものがそれだ。まるでDV夫の言い訳である。しかも、いつもは侵略に先頭で反対していたはずの人がそんなことを言い出すのである。だが、そういう人もロシアの侵攻を「支持している」というわけでもなさそうなのだ。いったいこれは何だろう。こうした歪みの根底に動いている感情を「ナショナリズム」と呼んだのが、小説『1984』で知られるイギリスの作家ジョージ・オーウェルだ。普通、ナショナリズムという単語は愛国主義、民族主義、国家主義などの意味で使われるが、オーウェルはこれを、「党派感情」とか「陣営主義」といった全く別の意味で使っているので要注意だ。つまり、世界を敵と味方の二つに分けて、そこから物事の是非を評価する考え方を指しているのである。(加藤直樹) 続き

レイバーネットTV(6/15)案内 : 崖っぷちの九条〜参院選をどう見るか
いま日本は改憲勢力が勢いを増し、「軍備拡張・戦争する国」に突き進もうとしています。番組では、そんな状況を受けて「崖っぷちの九条〜参院選をどう見るか」をテーマにお送りします。ゲストは、纐纈厚(こうけつあつし)さん。纐纈さんは山口大学名誉教授で「日本近現代史政治軍事史・安全保障論」の専門家ですが、たたかう知識人でもあります。新安保法制違憲訴訟の原告になり、山口地裁で「新安保法制が国民を危険にさらす」と40分の陳述を行ったり、昨年からは「共同テーブル」の発起人として、「国民の生命と健康を第一とする人間的安全保障」への転換を訴えています。またフランスでもいま「総選挙」が行われています。フランスでは「社会党・ 共産党・緑の党・屈しないフランス」など野党5党による「新民衆連合」が結成されました。マクロンの格差・貧困の新自由主義政治を止めさせようと、多くの人々が立ち上がったのです。第一回投票(6/12)では、「新民衆連合」が大躍進しました。ホットな情報をパリとつないでお送りします。(レイバーネットTVプロジェクト) 詳細ジョニーHの歌

サンケン電気と警察公安が一体となった弾圧〜「尾澤孝司さんは無実だ!」報告会
6月12日(日)午後2時から、葛飾区の青戸地区センターで「尾澤孝司さんを支える会」主催の「尾澤孝司さんは無実だ!」報告会パート2が開催されました。浅野史生弁護士は、裁判の経過、今後どうなっていくのか、裁判の中でどういったことが争点になっているのかなどについて報告しました。「公判前整理手続き」という形で非公開で進められていますが、ていねいなレジュメで、わかりやすく説明してくれました。「公判前整理手続き」は現在8回まで進んでいて、証拠や証人、裁判の論点などが話されています。公判の日程について裁判所からは11月9日、11日、22日、30日が提示されています。浅野弁護士は、弁護側が証人として申請している韓国サンケン労組のキムウニョンさんと、「暴行」と通報したサンケン電気従業員の証人採否が最大の攻防点になるのではと話していました。そして、キムウニョンさんの証言予定要旨を紹介してくれました。(尾澤邦子) 続き

参院選挙の争点に「消費税減税単一化とインボイス廃止を」〜税理士会が記者会見
6月9日(木)衆議院第二会館第1会議室で「インボイス制度の中止を求める税理士の会」の記者会見が行われた。税理士・メディア記者以外に立憲民主党・日本共産党・日本共産党・社会民主党・れいわ新選組・自由民主党の衆参国会議員25名と秘書24名が入れ替わりに参加した。この日は、3名の若手税理士と代表税理士2名が報告し質疑応答があった。高橋紀充税理士は「そもそも消費税は消費者が納めるものではなく、事業者が納めるものである」と語り、重税の元になることを示唆し、また「インボイス登録をしないと仕事を失う可能性があるが、登録すると免税事業者ではなくなり、消費税納税義務が発生する」。平井志穂子税理士は「インボイス登録によって年間数万円の収入でも消費税の申告義務者にならなくなる」。佐々木淳一税理士は「インボイス制度のことをほんの一部のメディアしか扱っていない」「消費税は今でも滞納が多い。問題ありの税制である」。(ジョニーH) 続き

「10のバッシングがあったら、100の励ましを!」〜甲状腺がん裁判を支える集い
6月11日、311甲状腺ガン裁判支援のシンポジウムが、立教大学のタッカーホールで行われ、三百人以上の仲間が集まりました。 会場内には、学生らしき人が結構いて、スタッフも若い人が多かったです。ジョニーデップ製作・主演の映画『ⅯINAMATA』の上映に続き、コーディネーターのアワープラネットTVの白石草さん、バネラーとして、アイリーン・美緒子・スミスさん、311子ども甲状腺がん裁判弁護団長の井戸謙一さん、弁護団の河潤美さん、立教大学メディア社会学科教授の砂川浩慶さんによるディスカッションが行われました。 そして、白石さんのすぐ横に置かれたホワイトボードの陰には3人の原告たちがいて、それぞれに短いスピーチをしました。「こんなに人が集まり、そしてクラウドファンディングでも予定以上のカンパが寄せられ、自分たちが応援されていることが、とても嬉しい」とトツトツと涙ながらに、ある人は細い声で、時折言葉につまりながら話をするのを、会場が一体になって聞き、とても心暖まる集会でした。(橘優子) 続き

非正規差別是正に一石を投じる!〜オートバックス裁判で画期的な勝利和解
「理不尽でひどい非正規差別は許せない」とオートバックスの接客労働者・田島才文さん(写真)が、2019年に東京地裁に提訴してから約3年。このたび和解が成立し、6月13日厚労省で会見があった。田島さんが裁判で訴えたのは、「1年更新の不安定な身分、時給1300円という低賃金、諸手当での差別、休職保障なし」という非正規差別の是正。そして会社のハラスメントが原因で「不安障害」を発症し休職・解雇されたことへの謝罪・保障で、総額約500万円の損害賠償を請求していた。6月7日に和解が成立したが、内容については「口外禁止条項」が付いたため、詳しい報告はなかったが、弁護団は以下のようにコメントした。「原告のたたかいにより、被告は、原告が訴訟で主張した不合理な格差について真摯に検討し、新パート・有期法8条の趣旨に従って『基本給』『賞与』『各種手当』その他の待遇について対応・是正することを約束した。被告が勤務するすべての非正規労働者の待遇改善につながる画期的な勝利和解であると考えている」と。(M) 続き動画(4分40秒)

ウクライナに平和を!〜「ロシアの日」に在日ロシア人らが平和と自由をアピール
6月12日(日)14時から、東京・新宿駅東口において、「戦争に反対する在日ロシア人」らが、アピール行動を展開しました。結集したのは在日ロシア人、在日タタール人、日本人支援者ら約30名で、「ウクライナに平和を!、ロシアに自由を!」と、反戦・平和の意思や祖国の現状を日本語でアピール。今年2月に開始されたロシア軍のウクライナ侵攻から100日以上が経過しましたが、彼らは日本各地で、およそ月2回のペースで行動してきました。そして6月12日は、ロシアがソ連邦からの独立を宣言した日で、1992年以降、「ロシアの日」という祝日となっています。ペレストロイカ期、ソ連邦構成共和国が次々と主権宣言・独立宣言をする中、1990年6月12日、ロシア・ソ連邦社会主義共和国でも国家主権宣言がなされました。さらに1991年6月12日、ロシア大統領選挙でエリツィンが圧勝し、同年12月26日、ソ連邦は正式に解体されました。(佐藤和之) 続き

「赤坂社長、事故の怖さを教えてあげます!」〜JAL争議団、争議解決を求める本社前行動
「会社は私たちを甘く見ていた。3人でつくった組合がいまここまで広がっている」。JAL被解雇者労働組合(JHU)委員長の山口宏弥さんは、6月10日のJAL本社前行動でこう訴えた。JALの理不尽な165人整理解雇は12年目に入った。4年前に赤坂社長は「解決したい」と公言しており、争議団はその実行をもとめている。この日は、一連の関東キャラバンを終えた最後の集約行動であった。本社前歩道には、組合旗が林立し参加者は150人を超えた。JAL本社ビルを睨みつけながら山口委員長はこう続けた(写真)。「私は1972年に入社したが、これまで航空事故で731人の犠牲者が出ている。これでモノを言わない人がいますか? 自分の会社で事故が起きたらどんな気持ちになるのか、1987年入社の赤坂社長にはわからないでしょう。私が教えて上げます! 赤坂さん、自分で解決すると言っておいて放ったらかしている企業がどこにあるんですか! すぐに話し合いをしてください!」。 続き動画(5分50秒)

英女王即位70周年記念行事を見つめる一視点〜太田昌国のコラム
去る6月2日から5日にかけて英国各地で行なわれた、エリザベス女王即位70周年の祝賀行事は、新聞・テレビの大方の報道によれば、「熱狂」と言ってよいほどのものだった。テレビに映し出される祝賀パレードを見るために詰めかけた人びと、野外に設置された特設会場で飲んだり踊ったりしている人びとの笑顔を何度か見つめた。ケン・ローチの一連の映画の登場人物になるような人びとは、これらの社会層とどう重なるのだろう。まったくかけ離れたものなのだろうか。マーガレット・サッチャーが長期政権の座にあって、新自由主義政策が吹き荒れた時代を背景とした映画だったろう、鉄工所を解雇されて進退窮まった中年の男たちが、男性ストリップ・ショーを開いて日銭を稼ぎ、観客席の女性たちが「熱狂的な」拍手を送る『フル・モンティ』(1997年)とか、ストライキでたたかう炭鉱労働者への支援カンパ活動を行なったレズビアン・ゲイの人びとを、(太田昌国) 続き *写真=NHKの報道から

自公・維新・国民の改憲大合唱を止めなければ〜6・9国会憲法審査会総括市民集会
6月9日、国会衆議院第2議員会館前で「第208国会憲法審査会総括市民集会」が開催された。今国会で開催された衆議院の憲法審査会の回数は、15回である。定例会は毎週木曜だが今国会中、ほぼ毎週開催された。過去15年間で衆議院憲法審査会の開催回数は70回になったが、その2割が今国会中に開催されたのである。またこれまでは重要法案を議論する委員会が開催されているときには、憲法審査会は開催されなかった。しかし今国会では、予算委員会中でも憲法審査会は開催された。自公は、「とにかく改憲論議を急いでいた」(高田健さん)。この背景には、このほど自民党安全保障調査会がまとめた敵基地攻撃の対象の拡大、5年以内の防衛費大幅増額を含む「提言」がある。「提言」はすでに岸田首相に手渡され、秋には閣議決定までこぎつける計画だ。自民党は、この内容を参議院選挙の政策にも反映させている。(湯本雅典) 続き動画(10分)

〔週刊 本の発見〕灯した光を次世代に継承するために〜『らんたん』
恵泉女子学園を創設した河井道(みち)さんの一代記である。アメリカ留学後、津田梅子が開いた女子英学塾(のちの津田塾大学)の教師を務め、日本YWCAの設立やその後の活動にも関わり、恵泉女学園を創設、戦後は教育刷新委員として教育基本法の制定に携わる等、生涯をかけて女子教育に尽力した人だ。『ナイルパーチの女子会』や『BUTTER』を手がけ、同学園を卒業した筆者の手により、これまで有名とは言えなかった「河井道」をいきいきと描くことで現代に蘇らせ、今を生きる私たち(特に女性)に勇気を与えてくれる本だと思う。昭和4年(1929年)、道は51歳にして、念願だった恵泉女学園を設立した。時は日本が軍国主義化し、第二次大戦へと突き進む状況下であり、キリスト教の学校として自主性を重んじる教育はどんどん難しくなっていく。天皇を敬い、銃後を支え、子どもをたくさん産むのが女の務めである、とさまざまな圧力が加えられる中、道は時には「戦争協力」をしながら、学園を守り続けた。(わたなべ・みおき) 続き

すかいらーくは賃金を1分単位ですべての労働者に支払いなさい!〜会社は見直しへ
「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」などのファミリーレストランを全国展開している「すかいらーく」グループにおいて、長年にわたり労働時間の5分未満を切り捨てていることを、全国一般東京東部労組が6月8日、厚生労働省での記者会見(写真)で明らかにしました。すかいらーくの行為が、賃金全額払いの原則に基づいて労働時間は1分単位で計算し賃金を支払うことを義務づけている労働基準法に違反しているのは明らかです。この問題について、系列の都内店舗で働くクルー(アルバイト・パート労働者)の一人が、わたしたち全国一般東京東部労組に加入し、会社側との団体交渉で違法な賃金計算の是正と未払い賃金をすべての労働者に支払うよう求めました。これに対し、会社側は当初、未払い賃金は発生していないと主張していましたが、交渉の結果、早ければ今年7月にも1分単位の労働時間管理に見直すことと、組合員への過去の未払い賃金を支払う考えを示しました。(東部労組・須田光照) 続き

世界的大軍拡の時代にどう立ち向かうのか?〜「共同テーブル」がシンポジウム
6月7日午後、「共同テーブル」シンポジウムが衆院第一議員会館「国際会議室」で開かれた。「国際会議室」はゼレンスキー国会演説が行われた場所でもあった。テーマは「敵基地攻撃・軍事予算大増強・核兵器共有ー戦争への道を突き進んでいいのか」で、司会の佐高信氏と4人のパネラーによる2時間半に及ぶシンポジウムは終始、緊張感に満ちたものだった。山田朗氏(明大教授)は、「日本が軍事費を2倍にすることは大変なこと。中国相手に軍拡競争をしたらどうなるか。中国も対抗し2倍では済まなくなる。軍拡競争の恐ろしさは際限なく続くことであり、最後は巨大な軍事衝突になる」と第一次・第二次大戦の歴史経過を踏まえて警告した。平野貞夫氏(元参院議員)も、「いま危険なラインに立っているのではなく危険ラインを越えてしまった。改憲阻止のために護憲運動の立て直しが必要だ」と強調した。(M) 続き動画(8分)

フランス総選挙で「新民衆連合」が成立!〜マクロン政治を終わらせるために
総選挙に向けた新民衆連合NUPESの成立と統一候補の擁立は、フランス政治において歴史的な出来事である。大革命以来、左派が国会の選挙で統一候補を立てた例はないのだ。何より、国会で過半数を取ればマクロン陣営から政治権力を奪回できるという展望は、僅差で大統領選決選投票を再び逃し、がっかりしたメランション・民衆連合陣営とその支持者たちに、大きな希望を与えた。前回2017年の際は、落胆した有権者の多くが総選挙に行かなかった。また、各党がそれぞれ候補を立てたため、そして社会党と緑の党にはマクロン党に寝返った人も出て、左派はごく少数の議員しか国会に送れなかったのだ。NUPESの成立前からすでに、前回の総選挙で棄権した人が多い若者層や庶民層に向けて、国民議会議員を選出する総選挙の重要性と、「過半数を取ればメランションが首相になれる」という展望をアピールするキャンペーンが始まった。(飛幡祐規 パリの窓から) 全文 *フランス総選挙は6月12日第一次投票・19日決選投票。

パワフルな二人から飛び出す石の飛礫〜レイバー読書会『忘却の野に春を想う』報告
今回(6/4)の本は、『忘却の野に春を想う』(白水社、2022年)で、先ずこの魅力的なタイトルに惹きつけられた。著者は、姜信子(きょう・のぶこ)と山内明美(やまうち・あけみ)。2018年12月から2年間に渡る二人の往復書簡である。女性二人の往復書簡と聞くと、日々の暮らしのなかでの思いを随筆風に綴ったものかと思われる向きもあろうが、これがどうしてどうして、パワフルな二人から飛び出す石の飛礫が、明治以来150年の日本の近代の歩みに大きな穴を穿とうとする野心的な告発の書なのである。「奪われた野にも春は来るのだろうか」と題する姜の第一信から始まる。姜は、コメ難民として植民地朝鮮から日本に渡ってきた祖父母をもつ在日3世であり、自らを「近代日本最初の難民の一族の子であり、奪われたままの存在なのだ」と位置づける。一方の山内は、『こども東北学』などの著書もある歴史社会学の研究者で、宮城教育大学で教鞭をとる。(内藤洋子) 続きブックラブHP

〔週刊 本の発見〕上皇、上皇后に向けた眼差し〜『千代田区一番一号のラビリンス』
日本国憲法の改正(改悪)が現実的・具体的命題となりつつある昨今、その主要な対象は第9条であり、以前は別の大きな論点だった第1条に関して話題に上ることはほとんどない。マス・メディアは、現・皇后の病気や秋篠宮家の結婚問題に関して芸能人並み――あるいはむしろそれ以上――の下世話な報道を行なう一方、上皇や上皇后による政治性を伴うべからざる抑制された言動を、あたかも戦後日本の自由と民主主義を護る砦――まさに象徴であるかのごとく伝えてきた(たとえば、退位に至るまでの上皇は、当時の反動的安倍政権とは対立関係にあったとするように)。皇室に属する一人一人が仮にどれほど民主的かつ人間的であるとしても、天皇制という構造が――とりわけ権力によって恣意的に利用された際には――広く人間や人権のありようを侵害することに変わりはない。しかし、天皇あるいは天皇制は、個人とシステムとの境界を曖昧にしたまま、決定的な自己矛盾を内包しつつ、今やいわゆる左派、進歩派と位置づけられる人々からさえも、しばしば好意的な眼差しや積極的支持さえ受けている。(大西赤人) 続き

米国労働運動 : 最南部のスターバックス労働者たちがストライキ
サウスカロライナ州コロンビア市のスターバックス店のバリスタたちは、反組合的報復に抗議するため3日間の職場放棄を行い、5月21日(土)に職場に復帰した。ミルウッド通り店の28人の「パートナー」のうち22人が全国労働関係局に組合認証投票を申請した後、経営側は数週間前から従業員の昇進や異動を拒否するようになった。5月18日、店員から人気のある店長が組合つぶしへの関与を拒否したため解雇され、労働者たちの怒りは限界に達した。店長の解雇を知ってから2時間後、シフトについていた全員が職場放棄し、店は早仕舞いを余儀なくされた。「その女性店長がいたから、私たちの多くがまだ会社に残っていたのです。」とバリスタのソフィー・ライアンは語る。「スターバックスは、一体感、平等、そしてパートナーシップのお題目が大好き」とライアンは言う。(レイバーネット国際部翻訳記事) 続き

「やったー!」傍聴席から声が響く〜札幌地裁、泊原発1〜3号機の運転差し止め命令
「それでは判決を言い渡します。主文:1.被告(北海道電力)は、原告らとの関係で、原子炉1号機ないし3号機を運転してはならない」。26の傍聴席を求めて150人が並ぶ中、5倍の確率ながら傍聴券を引き当て、筆者は法廷内に入ることができた。5月31日、午後3時ちょうど。メディアによる代表撮影を終えた後、前置きもなく、いきなり言い渡しが始まった。札幌市中央区、北海道の行政・経済の中心部に位置する8階建ての裁判所合同庁舎の最上階にある札幌地裁805号法廷に、谷口哲也裁判長の朗々とした声が響き渡る。まっすぐ前を見据え、堂々たる態度。判決に自信を持っていることがありありとうかがえる。「やったー!」と傍聴席から女性の声が響く。しかし谷口裁判長は、制止するでもなく「判決要旨及び骨子のみ朗読します」とかまわず続ける。主文と「判決理由及び骨子」の朗読は15分で終了した。午後3時15分、閉廷。(黒鉄好) 続き

5・30大軍拡止めろ!官邸前月曜連続行動に150人
5月30日、「大軍拡止めろ!官邸前月曜連続行動」に150人が集まった。この行動は、ウクライナ危機に乗じて日本政府があからさまな軍事拡大をめざす方向性を明示してきたことにストップをかけるために提起された週一の連続行動で、この日は3回目となる。参加した国会議員は、全員この間の岸田政権の軍事拡大路線について具体的に発言した。 立憲民主党の吉田忠智衆議院議員は、先のバイデン大統領との首脳会談で岸田首相が「日本の防衛を抜本的に強化」「防衛費の相当な増額を確保」と述べたことについて、社会民主党の服部良一幹事長は鹿児島県馬毛島で「日本が今持とうとしている空母が接岸できる軍港が建設されようとしている」ことについて、日本共産党の赤嶺政賢衆議院議員は南西諸島ですすむミサイル基地建設の実態について発言した。7月にせまった参議院選挙の争点に憲法改悪があげられているが、9条改憲を許さないたたかいのポイントは日本の軍備拡大を許さないということだ。(湯本雅典) 報告動画(6分42秒)

小出裕章さんが渾身の訴え!〜「この国が戦争に落ちていくことを防ぎたい」
5月29日午後、東京・星陵会館で小出裕章さんの講演会があった。テーマは「破たんしている原子力ーそれでもしがみつく理由」であったが、話は原発問題をベースに、地球温暖化問題、ウクライナ情勢、憲法と日米安保、そして私たちの生き方、たたかい方にまで及んだ。わかりやすいスライドと熱弁で、聴衆はどっぷり「小出裕章ワールド」に浸った。原発問題では、全てがウソで破たんしている原子力にもかかわらず、巨大利権を手放さない原子力マフィアの実態を解明した。かれらは地球温暖化・CO2削減を原発推進の理由にしているが、それがいかに科学的根拠のないものであるかを明らかにした。しかし今回の講演はそこに止まらなかった。「自民党政権の原発推進の真の狙いは核兵器をもつことである」。小出さんはいくつもの証拠を上げて、核に手をかけている保守政権の戦慄すべき現実を明らかにした。(M) 続き小出講演録(2時間)報告(宮川敏一)

「戦争に反対する在日ロシア人」らが東京・新宿で反戦・平和をアピール
5月28日(土)午後、東京・新宿駅前において、「戦争に反対する在日ロシア人」らが、アピール行動を展開しました。結集したのは在日ロシア人、在日タタール人、日本人支援者ら約30名で、2時間にわたって反戦・平和の思い、あるいはプーチンが支配する祖国に対する思いを日本語でアピール。今年2月に開始されたロシア軍のウクライナ侵攻以降、彼らは日本各地で、およそ月2回のペースで行動してきました。また、ロシアで戦争を「戦争」と表現すること自体が困難になる中、彼らはロシア国旗から血と戦争を表す赤を抜き、平和と正義を表す「白・水色・白」旗を考案し、国外在住ロシア人による反戦・平和運動のシンボルとしています。以下、ロシア語・英語・日本語でのビラやSNSから、主な内容を紹介します。(佐藤和之) 続き

大阪で関西生コン総決起集会が開かれる〜400人が結集し長蛇のデモ
5月28日、エル大阪で18時から開催された「関生総決起集会」は主会場、予備の第2会場にも入りきれない400名の仲間が全国から結集しました。関西生コン支部の細野書記長の司会で始まった集会は、まず、湯川裕司委員長が主催者挨拶、「2018年から延べ80名以上の組合員が逮捕されたが、権利侵害は刑事弾圧だけではない。十数件の民事裁判、労働委員会、解雇や職場閉鎖との闘いが続けられている。働く者にとって、雇用籍を奪われ、働く場を奪われることは存在を否定されること。現状はスローガンのような言葉では表せない、「戦争」のような状況。私たちはどんな状況になっても徹底的に闘っていく。今日は18年以来初めての関生支部主催の集会。現場で闘う組合員の生の声を聴いて欲しい。私も皆さんのお陰で644日の早期釈放を勝ち取れた。他の労働団体の問題を共に担っていけるようにしたい」と述べました。(愛知連帯ユニオン) 続き

戦争はどこまでも人間性を貶める〜ウクライナ描いた劇映画『ドンバス』
ウクライナ国内で激しい戦闘が繰り広げられて3か月が過ぎようとしている。レイバーネットTV167号でも紹介されたように、今回の戦争は2014年のマイダン革命のつながりで、起きたことだ。ウクライナのドンバス地域が、ロシア軍の支援を受けて分離独立を宣言し(分離派)、ウクライナ軍と戦闘状態になった。2018年に公開された『ドンバス』は、その時期のドンバス地方を、事実に基づいたフィクションとして描いている。ところで、時々登場する携帯電話で2000年代の戦争なのだと確認するほど、1900年代の戦争と同じ顔をしていた。「戦争」という暴力行為は、時代が移っても本質的な違いがないのではないかと気づかされる。ある程度覚悟してみていたにも関わらず、途中で席を立ちたくなる場面があった。それは、単に残酷な場面というよりも、人間性を白日にさらされることによる、自分への忌避感のようだった。(笠原眞弓) 続き

原告 宮良麻奈美さん「憲法と民主主義によって救われたい」〜石垣島住民投票当事者訴訟
5月24日、「石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票において投票できる地位にあることの確認請求」訴訟の第4回弁論が沖縄県那覇地方裁判所で行われた(那覇地裁民事第2部・福渡裕貴裁判長)。この日は、前回第3回弁論で被告(石垣市)が提出した準備書面に対する反論を書面で行った。また、市長の住民投票実施義務を規定した石垣市自治基本条例(この条項は昨年6月、石垣市議会で削除された)制定時のスタッフ(制定当時の副市長、ワーキングチームなど)など10人から意見書が提出された。そして、原告の一人宮良麻奈美さん(石垣市在住/写真)から、意見陳述書が読み上げられた。宮良さんは、自身にとって防衛省による陸上自衛隊ミサイル基地建設の強行、石垣市による住民投票実施直接請求への無視行為がいかに重大な事件であったかを述べた。(湯本雅典) 続き動画(3分18秒)

治療の過酷さ、奪われた人生、原告女性が「17分間の陳述」〜子ども甲状腺がん訴訟始まる
5月26日午後、東電に対して被害補償を求める第一回「311子ども甲状腺がん」の裁判があった。東京地裁には27席の傍聴席に対して、200人を超える人たちが集まった。裁判の内容が報告集会で明らかにされた。「きょうの法廷は原告女性Aさんの17分間の証言につきる」と弁護団。「生々しい証言に法廷ではすすり泣きが聞こえた。それを聞いた裁判官もそれまで当事者の声を聞くことに消極的だったが、今後も検討すると態度が変わった」と。報告会場では、まったく同じ「17分間の陳述」音声が流された。練習のために前日に収録したものだった。そこでAさんは、3.11のこと、甲状腺がんの告知、このままでは23歳で死ぬといわれたこと、手術したが治らなかったこと、転移していること、過酷なアイソトープの治療、普通の大学生活が送れなかった悔しさを、たんたんと語った。静まりかえった会場に流れる音声は人々の心をえぐり、会場は、涙、涙、涙になった。放射能をばらまいて若者の人生を奪った東電への怒りが広がったのはいうまでもない。(M)速報報告(堀切さとみ)OurPlanet-TV

〔週刊 本の発見〕ただ一人でも最後まで耐えるなら〜『命こそ宝―沖縄反戦の心』
沖縄の本土復帰50年を前に、5月9日沖縄出身で大学院生の元山仁士郎さんが、政府に辺野古基地断念などを求めて、たった一人のハンガーストライキに突入した。元山さんの行動を前に、わたしは反戦地主として沖縄の基地反対闘争の先頭で闘った阿波根昌鴻(あはごんしょうこう)さん(写真)のことばを想起した。「ただ一人でも最後まで耐えるなら、勝利は絶対確実である」。不退転の決意は、本土の「無関心」と沖縄の「あきらめ」とも言われる中で、半世紀以上の歳月を経てつながっていた。1992年に出版された本書は主に復帰後の阿波根さんの活動をまとめたものである。阿波根さんは、復帰で米軍の基地もなくなり平和に暮らすことができると信じていたが「沖縄県になったことで自動的に適用されたのは、平和憲法ではなく安保条約でありました」と皮肉を込めて書いている。復帰後、「島ぐるみ闘争」と呼ばれた反基地闘争は勢いを失い、反戦地主の数も激減した。(佐々木有美) 続き

ウクライナ危機から捉え直す福島原発と植民地〜「小出裕章・高橋哲哉」対談報告
梨の木ピースアカデミーが「ウクライナ危機から捉え直す福島原発と植民地」と題して、小出裕章さんと高橋哲哉さんの対談企画を行った。5月20日、東京・水道橋の韓国YMCAで開催された。それぞれ専門分野も活動領域も違うお2人を結ぶ接点は、原発問題の本質を差別と植民地主義と捉えている点だ。高橋さんは、従来沖縄の基地問題について使用していた「犠牲のシステム」を原発問題にも応用し、説明した。犠牲のシステムでは、或る者(たち)の利益が、他のもの(たち)の生活(生命、健康、日常、財産、尊厳、希望等々)を犠牲にして生み出され、維持される。犠牲にする者の利益は、犠牲にされるものの犠牲なしには生み出されないし、維持されないのであり、4つの分野で犠牲のシステムが見られると指摘した。(高野聡/日比野千佳) 続き戦慄の外務省報告書

「ギグワーカー&フリーランスの法的保護を求める院内集会」開かれる
5月23日(月)11時から、衆議院第2議員会館1F多目的会議室にて「ギグワーカー&フリーランスの法的保護を求める院内集会」が行われました。プレカリアートユニオンからは、くらしのマーケットに登録する便利屋として働いていた組合員の宮南さん(写真)が報告を行いました。「お客さんの立場としては安いことはいいことかもしれないが、業者の立場からすると、例えば5000円でエアコンクリーニングをすればほとんど取り分がない。今までは1万2000円が相場だったがプラットフォームによって値下げ競争に参加せざるを得なくなってしまう。このようなシステムについて少しでも意見を表明すると、メール1つでアカウントを停止されるなど一方的に収入の道が絶たれる」などと力関係の非対称性について語り、「あんまり調子に乗らせておくわけにはいかない」と、現在提起している裁判の意義について語りました。(清水直子) 報告

「安倍はウソつき」と言っただけで、逮捕・勾留される危険性〜山口正紀のコラム
侮辱罪の法定刑を引き上げ、厳罰化する「刑法改正」法案が今国会で成立の見込みになっている。「インターネット上の誹謗中傷対策」と称して政府が提出した法案だが、肝心の「ネット上の侮辱」に抑止効果がないだけでなく、問題だらけの危ない代物だ。法定刑に新たに懲役刑を加えることで、逮捕や勾留が可能になり、街頭演説する政治家に「うそつき」とヤジを飛ばしただけで逮捕される可能性がある。名誉毀損罪の免責事項のような適用の歯止めがなく、メディアが今以上に萎縮し、権力批判という本来の役割を果たさなくなる恐れが強い。市民運動や労働運動に介入する公安警察の弾圧の道具となり、表現の自由を脅かす危険な法案だが、警鐘を鳴らすべきメディアの反応は鈍く、野党の反対も腰砕けで、市民の関心も今一つ。ロシアのウクライナ侵攻を口実に憲法改悪の動きが加速する中、「表現の自由」に足かせをはめる〈先取り壊憲〉が強行されようとしている。(山口正紀) 続き

大阪高裁 : 関西生コン「ストライキ弾圧第1次事件」控訴棄却の不当判決
5月23日、大阪高裁・関生スト(2017年12月)弾圧第1次(現場)事件判決は、控訴棄却の不当判決であった。当該組合員はじめ関生支部と結集した支援は、「今後も憲法と労働法で認められたストライキをやっていく」と強い決意を打ち固めた。判決は、「判断回避」を上告理由とされることを恐れ、5点の控訴理由にそれぞれ反論する形式を取りながら、全く無内容にそれを切り捨てた。その中で、特に印象を残したのは、控訴趣旨の「量刑不当」の主張に対して、裁判官が「量刑は時代によって変化する」とし、これまで罰金刑に留まっていた同種争議行為への量刑を超えて、関生支部へ懲役刑(執行猶予付き)を適用したことを正当化したことだ。判決は、第1に、「当該組合員は車両の前に立ちはだかっていない」等の事実認定の間違いと威力業務妨害の「威力」には当たらないとする控訴理由の指摘に対して、「原判決は取り囲んだとしているのであった、立ちはだかったとはしていない」「車両の前を歩くなどして事実上、車両が通行できなかった」等述べ、「事実上、威力に当たる」とした。(愛知連帯ユニオン) 続き生コンニュースNO.74

維新が目指す「人材」養成教育に抗う人たち〜レイバーネットTV(5/18)詳細報告
何しろ今度の選挙で、少しでも改憲派の議席を減らしたい。そんな思いも込めて、不可解な動きをしている維新の元締め、大阪に切り込んだ企画だ。維新が全国的に勢力を伸ばした場合、どんな社会が実現するのか。「教育」に絞って見たのだが、見えて来るのは戦前の価値観を良しとする歪んだものだった。私たちが築いてきた民主教育は姿をひそめ、個人の考えを封印する非民主的なものに突き進んでいることが、分かった。さあ、どうする私たち!戦後ののびのびとした教育を受けてきた者として、続く人たちを守りたいとつくづく思った。ご登場いただいた二人の大阪の教育者(志水博子さん、久保敬校長/写真)の力強い活動に、エールを送ると同時に、私たちも維新排除に頑張りたい。また〔ザ争議〕のコーナーでは、「ヘアカット『QBハウス』安さの秘密―雇用責任逃れを問う」と題して当該の笠川隆さんと担当弁護士の指宿昭一さんが出演し、「働かせ方」のひどい現実とその仕組みを明らかにした。(笠原眞弓) 報告アーカイブ録画(87分)北穂の出演後記

まだまだあるぞ!セクハラ暴言大王・細田衆院議長の「文春も書かなかった暴言」
5月19日発売の「週刊文春」をご覧になっただろうか。女性記者を深夜に自宅に呼び出す、プライベートに関することを執拗に聞くなどの女性蔑視・セクハラを続けていたという細田博之衆院議長の恥ずべき醜聞が踊っている。詳細は週刊誌をご覧いただくとして、この際、筆者はこれまで闇に埋もれて消えていった細田衆院議長の暴言をこの際、白日の下に晒しておきたいと思う。今からさかのぼること約9年前の2013年7月、BSフジの番組に出演した細田氏が、こんなことを宣っている。「原子力発電を推進しようって、みんな世界中が言っているんですよ」 今さらながら、筆者は世界でどれだけの国に原発があるのか改めて調べてみた。やや古いが、2015年現在の外務省データによれば、世界には196の国があるという。一方、原発を運転しているのは、たったの31カ国である。全体の6分の1にも満たない国しか原発を運転していないのに、いったいこれのどこが「世界中」なのだろう。(黒鉄好) 続き

石垣島ですすむ住民無視の自衛隊基地建設〜現地からのレポート
沖縄県石垣島で、住民の意向を無視した陸上自衛隊ミサイル基地建設工事が来年3月完成をめざしてすすめられている。基地周辺を歩くと、基地建設の轟音が鳴り響いている。道路は資材や土砂を積んだトラックが、ひっきりなしに通る。現場周辺には、集落、田畑、学校があり牛が放牧されている。沖縄防衛局は先月25日工事現場周辺でカンムリワシ(国指定天然記念物)の営巣が確認されたため、大騒音をともなう工事は控えると発表したが、筆者の耳にはとてもそのようには感じられなかった。さらに今工事に伴う汚水処理の問題が浮上している。防衛当局は汚水処理に問題はないとしているが、現場では汚水をながすための巨大な管を地中に埋め込む工事がすすんでおり、排水の先には宮良川が流れている。宮良川周辺には農業用水を取り込む施設や飲料水を地下からくみ上げる施設がある。市民は、問題がないのなら確固たる証拠を示すよう市や防衛局に求めている。(湯本雅典) 続き動画(6分52秒)

〔週刊 本の発見〕憤りを込めて振り返る〈アメリカ世〉、そして〈大和世〉〜『ドキュメント〈アメリカ世〉の沖縄』
沖縄が本土復帰50年を迎えた5月15日。『琉球新報』1面の見出しは「変わらぬ基地 続く苦悩」。最終面には50年前(1972年5月15日)の同紙1面が再録され、見出しはやはり「変わらぬ基地 続く苦悩」。〈アメリカ世〉から〈大和世〉(やまとゆー)に変わって50年、今も基地は沖縄に偏在する。それどころか辺野古で新基地建設が進み、自衛隊ミサイル基地が南西諸島に配置されつつある。沖縄民衆の深い憤りが、変わらぬ二つの見出しに込められた。本書は、講和条約発効から本土復帰まで約30年の沖縄の記録である。もとになったのは『琉球新報』連載の「戦後沖縄新聞」。この企画のきっかけは2016年5月に北部の雑木林で女性の遺体が見つかった事件にあった。犯人はもと米海兵隊員。「基地ある限り、犠牲者が今後も出る。社説はそう書いた。取材にあたった若い記者が、当時社会部長だった著者に「私たちは沖縄の戦後史を知らなすぎる」と大型連載を提案した。(志真秀弘) 続き

レイバーネットTV(5/18)放送案内 : 維新の「競争教育」はアカン!大阪からのレポート
5月18日のレイバーネットTVは、維新問題を取り上げます。維新は、夏の参院選では「9条に自衛隊明記、緊急事態条項の創設」などの公約を掲げて、改憲の道を一気に開こうとします。しかし、維新は大阪で一体何をしてきたのでしょうか? 教育の現場には「競争原理」が持ち込まれ、教員も子どもも「テスト教育」で追いつめられてきました。そんななか2021年5月、オンライン授業導入をきっかけに声をあげたのが、「ガッツせんべい」こと木川南小学校の久保敬校長(イラスト)です。久保さんは松井市長に「直訴」(提言書)し、教育のあり方を問いました。「学校は、グローバル経済を支える人材という“商品”を作り出す工場と化している」現状を憂い、「“生き抜く”ための競争教育ではなく“生き合う”ための協働教育を」と訴えたのです。番組では、元大阪府立教員・志水博子さんを交えて、維新政治の本質を教育の側面から迫ります。(レイバーネットTVプロジェクト) 詳細

フランスの「連帯労組」連合〜ウクライナへの国際労組救援物資輸送が始まる!
フランスの「連帯労組」連合の代表は、国際的な労働組合の連帯と闘争への取組みの一環として、4月29日、ウクライナ西部のリヴィウでウクライナ物資支援の国際労働者輸送隊として同じく現地にやって来たブラジル、イタリア、リトアニア、ポーランドの独立系労組の代表者たちやオーストリアの活動家と合流した。輸送隊が運んで来たこの地域の住民のための約800kgの救援物資は、クリヴィ・リフの町の金属・鉱山独立労組の委員長に直接に引き渡された。Sotsyalnyi Rukh(社会運動)の助けのおかげで、物資配布のこのイニシアチブは、成功したと現地では受けとめられた。救援物資は以下のようなものであった:救急用具、医療品。乾燥食品、乳幼児用離乳食、バッテリー、発電機。輸送隊の代表たちは、現地の様々な職種部門の労働者と直接、交流することができた。(レイバーネット国際部) 続き続報(5/18)

身近にあった加害の歴史〜フィールドワーク 第1回「軍都新宿と731部隊」
5月15日、曇天の下、軍都新宿をめぐる第1回のレイバーネットフィールドワークが開催された。参加者は18名で、最初のフィールドワークとしては、関心の高さをうかがわせる幸先の良いものとなった。案内人は「軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会(人骨の会)」事務局長で731ネットワークの鳥居靖さん(写真)。フィールドワークのガイドとして長い経験を持ち、現地の歴史的経緯とその痕跡について詳細な説明をしてくれた。最初に訪れたのは、射撃場跡地。普段意識していない路地の片隅に残る陸軍の境界石を示し、ここがかつての陸軍の敷地であったことを教えてくれる。射撃場の土手は現在でも残り、そこに住む者も気に留めないほど、土地の景色に溶け込んでいた。諏訪神社には天皇が射撃場を見学したという碑が立っている。明治通りを挟んで、学習院の女子大と戸山高校一帯にはかつて近衛騎兵聯隊があった。(根岸恵子) 続き

〔週刊 本の発見〕自ら破滅に向かっている人類へ〜山極寿一『ゴリラからの警告』
本書は2018年に刊行され、今年4月に文庫本として新たに出版された。文庫本にするに際し、本書の校閲者として関われたことを光栄に思うとともに、この閉塞感に満ちた世界に向けてこの本を多くの人に読んでもらいたいと思った。本の裏表紙に「私たちはこの地球を人間の支配のもとにつくり変えたと思い込んでいた。気候変動、パンデミック、戦争、大きな危機にある人類―プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)を迎えた中、私たちが幸福に生きるためには、何が必要なのか? 動物の一種としての人間に立ち返り、これからの共同体・国家のあり方を問う」とあるように、山極さんの問題意識は明快で、その答えをゴリラに求めていることも霊長類学者・人類学者ならではのことだろう。文庫本として発刊するにあたり、そのまえがきで、今の地球規模で起きている新型コロナへの脅威、ロシアのウクライナ侵攻と第3次世界大戦の危機に触れ、(根岸恵子) 続き

「エリート意識の塊」が権力をふるうのか?〜韓国・新大統領の就任演説
韓国の新大統領の就任演説で、「自由」と「反知性主義」というふたつの言葉が印象的だった。まず「自由」だけど、ここで言う自由は「新自由主義」というときの自由に近い。結局は実力がすべてだ、カネを持ってるやつがカネに力をいわせて何が悪い、みたいな、ね。それと同時に「反共」という意味もある。「前政権の文在寅は共産主義者だ」とは言わなかったけど、「共産主義的」な文在寅の方針は間違いだから、オレは「自由」でやる、という意味でもある。また、中国や北朝鮮の「人民民主主義」体制に対して、韓国は「自由民主主義」陣営の一員として対峙するという宣言だ。要するに、経済的には新自由主義、政治的には反共、あるいはアンチ文在寅(民主党)、外交的には韓米同盟強化といった方向性を示すのが、尹錫悦の「自由」という言葉だと思う。(安田幸弘) 続き

ドンバスはどんな状況にあったかを描いた映画を観る〜太田昌国のコラム
セルゲイ・ロズニツァという監督の映画を初めて観たのは2020年末だった。1964年ベラルーシ生まれ、ウクライナのキエフで育ち、ウクライナ工科大学を卒業後人工知能の研究をしていたが、ソ連邦崩壊の年=1991年にモスクワの全ロシア映画大学に入学する。彼の人生の節目を彩る3つの地名を見るだけで、状況的に考えて、胸騒ぎを覚える。以後、映画人としての人生を歩んできた。20年の日本初公開作品は『粛清裁判』『国葬』『アウステルリッツ』の3作品だった。『粛清裁判』と『国葬』は、いずれもソ連史の重要な出来事に関わるアーカイブ映像だ。前者は、「大粛清」の前触れとも言うべき1931年の産業党スパイ事件の裁判記録だが、「反革命」とされた技術者集団の裁判記録が映像で残っていたので、後世の私たちでもデッチ上げの過程をつぶさに知ることができる。『国葬』は、1953年に死んだ独裁者・スターリンの国葬が行われたときの記録映像である。(太田昌国) 続き

参院選に向け「市民連合」がシンポ〜「政策提言」を確認、共闘運動は本番に
5月9日、衆議院第2議員会館で「参議院選挙勝利に向けた市民連合シンポジウム」が開かれ、2か月後に迫った参議院選挙に向けた立憲野党への「市民連合の政策要望書」が提案され確認された。「政策要望書」の内容は、「平和国家路線の堅持と発展」「暮らしと命を守るための政策の拡充」「気候変動対策の強化とエネルギー転換の推進」「平等と人権保障の徹底」の4項目。参加した野党議員は、西村ちなみさん(立憲民主党幹事長)、小池晃さん(日本共産党書記局長)、福島瑞穂さん(社会民主党党首)、嘉田由紀子さん(碧水会)、伊波洋一さん(沖縄の風)である。7月に予定されている参議院選挙に向け、当面の課題は32ある1人区。長野選挙区で統一候補の確認がなされるなど、すでに各選挙区では野党統一候補のしぼりこみが始まっている。今回の市民連合の「政策要望」について参加した野党の確認できたことは、今後の野党共闘候補の一本化に向けた動きを加速させる意義を持つ。(湯本雅典) 続き動画(6分7秒)

元山仁士郎さん、辺野古断念求めハンスト突入〜「復帰50年」基地問題を問う
「辺野古」県民投票の会元代表で大学院生の元山仁士郎さん(写真)が5月9日午前10時、首相官邸前で「辺野古新基地建設の即時断念」「普天間飛行場の数年以内の運用停止」「日米地位協定の運用にかかるすべての日米合意を公開し、沖縄県を含む民主的な議論を経て見直すこと」の3点を日本政府に求めてハンガーストライキに突入しました。岸田首相がこれらの要求の受け入れを表明するか、ドクターストップがかかるまで続けます。10日は自民党本部前、11日は公明党本部前の予定。夜も11時半ごろまで行うそうですから、首都圏のみなさん、仕事が終わった後にでもぜひ応援に駆けつけてください。以下、元山さんの訴えです。ーー2022年5月15日で、沖縄は、「復帰50年」を迎える。50年前から現在へ、沖縄は何が変わったのだろうか。(浅井健治) 続きネット署名

「戦勝記念日」血のパレードに抗議する〜ロシア大使館前で多様な行動
稀代の戦争犯罪人プーチンは、5月9日の対独「戦勝記念日」を、進行中のウクライナでの戦争犯罪、人道に対する罪などを正当化するために利用し、モスクワの赤の広場で「勝利のパレード」を強行しました。パレードは大虐殺を行っているマリウポリなどでも強行されました。これに対して、ロシアの「フェミニスト反戦レジスタンス」は、5月9日を「

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