| アリの一言:日米首脳会談と安倍襲撃事件初公判 | |
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高市早苗首相とトランプ米大統領の会談が28日行われました。高市氏は軍事費のGDP比2%の今年度中の達成などを約束し、日米軍事同盟の「新たな黄金時代」を表明しました。そして共に横須賀の米軍原子力空母ジョージ・ワシントンを訪れ、米軍・自衛隊の一体化の強化をアピールしました(写真左)。
まさに日米軍事同盟礼賛一色の1日となりましたが、その“影の主役”は安倍晋三元首相でした。
高市氏は一貫して安倍氏の後継者・安倍政治の継承をアピールし、トランプ氏は盟友だった安倍氏が目をかけていたことで高市氏に親近感を持ちました。
その安倍氏が銃撃された事件(2022年7月8日)の初公判が同じ28日、奈良地裁でおこなわれました。歴史の偶然ですが、きわめて示唆的な偶然と言わねばなりません。
山上徹也被告の弁護人は冒頭陳述でこう述べました。 「(教団の)主要幹部の襲撃をなかなか果たせず、次に教団に親和的な姿勢を見せている政治家を襲撃することが目的に沿う行為だと考えた。安倍氏が教団にメッセージ動画を送ったことを知っていた。日本で教団が大きく活動できているのは、有力政治家が親和的な姿勢を見せているからだとして、安倍氏を狙おうと考えるに至った」
安倍氏は自民党の中でも最も統一教会と「親和的」な人物でした。それが銃撃事件の最大の背景です。そしてその親和性は、安倍氏の祖父・岸信介と統一教会の開祖・文鮮明の癒着に端を発しています。
高市氏とトランプ氏が絶賛し、メディアがそれを無批判に喧伝している安倍晋三とはそういう人物だった。そのことを忘れてはいけない。奈良地裁の裁判はそう訴えているように思えました。
安倍政治の汚点を挙げればきりがありませんが、今回の首脳会談との関係で特筆すべきは、戦争法(安保関連法)の強行です(2015年9月19日成立)。集団的自衛権の行使に公然と道を開いた明確な憲法違反です。
同時に安倍氏は、トランプ政権(当時・第1次)から米国の兵器を爆買いしました。トランプ氏が安倍氏を「親友」としているのは、その反民主性・差別性という共通点ももちろんありますが(類は友を呼ぶ、高市氏も同類)、安倍氏がトランプの喜ぶことをことごとく実行した忠実な目下の同盟者だったからにほかなりません。
その安倍氏の後継者を自他ともに任じる高市氏を最大限持ち上げたトランプ大統領。これからどういう注文を突き付けて日米軍事同盟を「さらなる高み」(高市氏)に引き上げようとするのか。 「新たな暗黒時代」が幕を開けようとしています。 Created by sasaki. Last modified on 2025-10-29 07:00:49 Copyright: Default | |