渡部通信（12/26）愛国教育と戦争を許さない！

渡部通信：
明けない夜はない（346）＜若者を再び戦場に送るな！（96)＜愛
国教育と戦争を許さない！＞

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来年（2026年）は、＜民主教育＞の指針とされた「教育基本法」（1947年）が、
安倍政権の下で「改正」され＜国家主義＞教育に代えられてから20年になります。
その「改正」では、「愛国心」を導入、「教育振興基本計画が新設されました。
そして、それに続き以下のようなことが行われてきました。
○それまで中立性、独立性を持っていた「教育委員会」は首長の下に置かれ、
教育委員長は行政の教育長に一本化され、「総合教育会議」が設けられた。
○「学習指導要領」の法的拘束性が強まり、同時に「学力テスト」が復活した。
○「教科書検定」が強まり、政府の見解を書くようになった。
○教員の＜国定教師化＞化と思われる「教員免許更新制」（2009～2022年）
が導入された。（しかしこれは教員不足を生み出し廃止された）。
○戦前の天皇制と戦争のシンボル「日の丸・君が代」の更なる強制。
○「主任制」に始まる＜職階性＞の強化で学校現場はトップダウン体制に。
○「業績評価」（かつての「勤務評定」の更なる強化）で教職員を分断。
○「職員会議」での＜挙手採決禁止＞で教職員の声を封殺。
○「平和教育」への圧力の強化。などなど。

その結果、行き着いた先は、
＜不登校の生徒の増加＞、＜休職・早期退職の教員の増加＞、
＜深刻な教員不足＞などであり、《公教育の崩壊状況》です。
また、＜その歌詞の意味や歴史的役割も知らないで「君が代」を歌い、
「日の丸」を掲げる若者たちの増加＞です。
一言でいえば、＜戦前の侵略戦争での犠牲や惨禍を知らない若者たちの増加＞です。

そして現在、そうしたことが戦前回帰の、＜参政党＞、＜維新＞、」＜国民＞、
＜高市政権＞などへの若者の高支持率となってあらわれています。
しかもそうした政党はこぞって軍拡に賛成しています。
来年には「国歌損壊罪」や「スパイ防止法」を押し通し、
「平和憲法」をも変え、＜台湾有事は日本の有事＞として、
戦争に参戦しようとしているともいえるでしょう。

「都教委包囲圏ネット」ではこうした危機感の下、
来年2月7日に「日の丸・君が代」強制反対！10・23通達撤廃！」
の第22回「総決起集会」を開催することにしました。

そうして講師には、「教育基本法改悪反対闘争」（2003～2006年）で
全国を飛び回り奮闘し、現在も若者の見方として
「ブラックバイト問題」「奨学金問題」「大学授業料問題」
「英語スピーキング問題」などで日々活躍している大内裕和さん（武蔵大学教授）が、
今回の「総決起集会」に最適と考えお願いしました。

また、闘う現場から6名の方に発言をしていただきます。
さらに今回は、「国歌損壊罪を廃案にしよう！」という＜特別決議＞も採択し、
行動提起もする予定です。ですから、今回のサブタイトルは、
「教育基本法改悪から20年！愛国教育と戦争を許さない！」としました。

＜日時＞等は以下の通りです。
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＜日時＞2026年2月7日（土）18時開会
＜会場＞文京区民センター・３A
＜講師＞大内裕和さん（武蔵大学教授）
＜資料代＞500円
＜主催＞都教委包囲首都圏ネット
＜連絡先＞090ー5415ー9194
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ところで、最近排外主義が蔓延する中で
「愛国心」が良く語られるようになって来ました。
しかし、私たちは「愛国心はならず者の最後の拠り所」
という言葉を忘れてはならないでしょう。

集会は真冬の夜になりますが、防寒・足元に注意しておいでください。

チラシを添付します。

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