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「デマと差別が蔓延する社会を許しません」〜新宿で1300人の熱い集い

知多 歩


*写真=ムキンポさん(1枚目・2枚目)

 10月17日18:00から2時間半、東京の新宿駅東南口広場で、「デマと差別が蔓延する社会を許しません」アピールを表明した有志による2回目の街頭宣伝が開催された。

 これは、外国人・女性・性的マイノリティ・障がい者などに対する差別の蔓延を許さず、誰もが大切にされ、人権と個人の尊厳が守られる社会を目指して始められた活動。全国一斉の行動で、この日に合わせて数日間にわたり日本各地30カ所ほどでも集会が予定されているという。

 この夜、新宿駅の広場に集まったのは、年齢もおそらく国籍も多様な人たちだった。
 音楽プロデューサー松尾潔氏の司会で登壇しトークしたのは、(敬称略)太田啓子、田中優子、前川喜平、隠岐さや香、沖野修也、安田浩一、金澤伶、金正則、鈴木エイト、中田亮の弁護士や学者、学生、ジャーナリスト、ミュージシャン、アクティビスト、そして国会議員(立憲民主党、れいわ新選組、日本共産党)という幅広い分野から趣旨に共鳴して集った面々。

 さまざまな立場から発せられた言葉はどれも印象深かったが、デマと差別は命を奪う/デマと差別は戦争につながる/違いを見るより共通点を探そう/絶対に殺さない、殺されない、殺させない といったフレーズが今も深く心に残る。
 ラストは、日本とパレスチナにルーツを持つラッパーDANNY JINが披露した差別に反対する曲のライブパフォーマンスで盛り上がった。

 日々、外国人への悪口やマイノリティーの人たちへの心ない言葉を耳にすることが多くなり、「なんで」「あなたまで」と落胆する日常に慣れてしまいそうだった。しかし、この夜ここに集まった差別は絶対許せない当り前の感覚の大勢の人のなかで平和と幸せを願う温かく力強い言葉に包まれ、「ホントそうだよね」「ヘイトは恥ずかしすぎ」と再確認。同じ気持ちの人がいっぱいいると安心できて、とても嬉しかった。


Created by staff01. Last modified on 2025-10-18 16:25:34 Copyright: Default

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