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コルテック合意調印式…「コルテック支会は消えない」

「整理解雇ない世の中のために戦う」

キム・ハンジュ記者 2019.04.23 14:12

▲左からイ・イングン金属労組コルテック支会長、キム・ホギュ金属労組委員長、朴栄浩コルテック代表理事

コルテック労使が4月23日午前10時、 韓国ガス公社ソウル地域本部で調印式を開き、 整理解雇と解雇者復職問題に合意した。

労働側代表としてキム・ホギュ金属労組委員長、 使用者側代表として(株)コルテック代表理事が調印式に参加し、 合意文に署名した。

合意により、使用者側は整理解雇労働者に遺憾を表明した。 解雇者たちは今年の5月2日付で復職し、同月30日に退職する。 また、使用者側はコルテック支会の組合員25人に合意金を支払うことにした。

金属労組コルテック支会のイ・イングン支会長は調印式で 「この13年間は本当に苦しく大変な歳月だった」とし 「(闘争を)締めくくるのはうれしい一方で残念だ。 解雇は殺人であり、一家庭を壊すことだ。 一日も早く整理解雇が廃止され、 労働者たちが苦しむようなことが再び起きないようにしてほしい」と明らかにした。

朴栄浩(パク・ヨンホ)コルテック代表理事は 「円満に解決され、合意点を見出せて幸いだと考える」とし 「(復職の対象者)3人が13年間、路上生活で家庭に戻れなかったので、 はやく暖かい家庭に戻って正常な生活をし、健康を回復することを願う」と伝えた。

朴代表理事はコルト楽器の問題はどう解決する予定なのかという取材陣の質問に 「ここはコルテックの合意を話す場」だとして回答を避けた。 金属労組コルト楽器支会は現在、国内工場の再稼働による元職復職を要求して ソウル市瑞草区の大法院前で野宿座り込みをしている。

労組と「コルテック闘争勝利のための共同対策委員会」は調印式のあと、 午前11時にソウル市江西区コルテック本社前の座込場で立場発表記者会見を行った。

コルテック交渉を率いたイ・スンヨル副委員長は 「座り込み4464日、ハンスト42日という数字が語る重い荷物を今日、 完全に下せるようでうれしい」が 「だが私たちの内容を(合意文に)十分に表わすことができなかった。 それでも短いが名誉に復職する土台を作り、 少ないが解雇期間補償も一定程度は用意した。 不足な内容だが、これを作った多くの連帯労働者、 市民に感謝の言葉を伝える」と明らかにした。

42日間ハンストを続けてきたイム・ジェチュン組合員は 「命を助けてくれてありがとう」と暗示した。 イム組合員は「13年がどう流れたのかわからない。 幼い娘がとても苦労した。 これから若い人たちがこんな世界で暮らさないことを望む。 私のハンストが最後になることを、 ファインテック労働者たちの高空籠城が最後になることを望む」と伝えた。

キム・ギョンボン組合員は 「13年の闘争の中でも私は生計の責任があり、 子供たちを世話しなければならなかった。 楽だったことは一度もなかった。 それでも多くの仲間がいてくれたので、 われわれは正当で正しい闘争ができた。 彼らに有難いという言葉しか言えない」と涙を見せた。

この日の記者会見には金属労組ファインテック支会、 曹渓宗社会労働委員会、カトリックイエス会、竜山惨事真相究明委員会、 労働党、社会変革労働者党などが参加し、 コルテック支会の組合員たちに慰労と祝賀を伝えた。 組合員たちはこれまで闘争に連帯した彼らに花を渡した。

金属労組は22日に声明を発表し 「整理解雇は韓国から消えなければならない。 コルテック闘争がこれを証明した」とし 「合意に至れば一つの戦いは幕を下ろすが、労働者の闘争はそこで終わらない。 解雇と絶望がない世の中を作るための労働者の闘争が続く限り、 コルテック支会はなくならない」と明らかにした。

一方、ハンストで体調が悪化したイム・ジェチュン組合員は、 この日の記者会見を終えた後、緑色病院に運ばれた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-04-25 04:11:05 / Last modified on 2019-04-25 04:11:06 Copyright: Default

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