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史上初「法律家の集団野宿座り込み」…「李在鎔棄却、でたらめ決定」

法律家67人「さらに大きなキャンドルを灯せ」

キム・ハンジュ記者 2017.01.20 15:02

法律家67人がサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長の拘束令状棄却を糾弾し、 野宿座り込みに突入した。 法律家たちが集団で路上で座り込みをするのは史上初の出来事だ。

法律家たちは1月20日午後1時、瑞草洞裁判所の前で野宿座り込み突入記者会見を行い、 「法で包みこんだ偽りを裸にしなければならない」とし 「そのためには法律の専門家である法律家たちが先頭に出なければならない。 裁判所の決定がいかにでたらめなのか、いかに偽りで偽装されているのかを一つ一つ告発することにより、公憤を集めなければならない。 その公憤を集め、特検に令状を再請求させるように支援、圧迫しなければならない」と野宿座り込みの趣旨を明らかにした。

[出処:キム・ハンジュ記者]

野宿座り込みに参加した権英国(クォン・ヨングク)弁護士は 「野宿座り込みに参加するという法律家が一日で67人を超えた。 今日中に参加者は100人を超えるものと見られる」とし 「それだけ重大な事案であり、法律家たちが(野宿座り込みという)難しい決定をしたのだ。 この状況を克服するために法律家たちが立ち上がったのだから、国民も立ち上がらなければならない。 国会の朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾訴追案可決を国民が変えたように、 李在鎔拘束も国民が変えなければならない」と国民に訴えた。

西江大法学専門大学院の李昊重(イ・ホジュン)教授は裁判所の棄却は「でたらめ決定」だとし、拘束すべき理由は多いと主張した。 李昊重教授は 「サムスンの鄭ユラへの支援の約束、大統領のサムスン物産合併の指示、大統領の李在鎔単独面談の直後のミル・Kスポーツ財団の寄付など、 サムスン賄賂の代価性は小さな子供でも知っている事実」だとし 「また、賄賂が1億ウォンを超えれば特別経済犯罪加重処罰法による重犯罪にあたる。 それなのに裁判所は李在鎔副会長は拘束せず、 国家保安法で多くの労働者を拘束し、集会に出てきた市民らを大量に拘束する。 これが大韓民国の裁判所の姿」と批判した。

キム・ソンジン弁護士は、チョ・ウィヨン判事の棄却事由は充分ではないと指摘した。 キム弁護士は「判事は李在鎔副会長の横領、賄賂、偽証罪のうち、賄賂だけを判断した。 横領と偽証罪については判断しなかった。 また、チョ判事が『被害者の住居および生活環境』を棄却事由とした情況もわかった。 金持ちは拘置所では暮らせないという新しい原則と法を作った」とチョ・ウィヨン判事を批判した。 また「特検は裁判所の令状棄却に屈することなく、再請求をして司法の正義を実現しなければならない」と拘束令状の再請求を要求した。

法律家たちはチョ・ウィヨン判事の親財閥履歴も批判した。 チョ判事はロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン)会長の背任・横領による拘束令状棄却の他にも、 オキシーのジョン・リー前代表、 パク・ドンフン前フォルクスワーゲン社長の拘束令状もすべて棄却した。

法律家たちはまた 「権力と財閥の保護者を自任する司法府に対するキャンドルの審判は、 さらに熱くて厳重になるだろう。 今や信じられるのは、光化門に出てきた国民しかない。 国民がさらに大きなキャンドルを灯すことを期待する」とし、 1月21日の13次汎国民行動に参加するよう訴えた。

[出処:キム・ハンジュ記者]

法律家たちは団体の主導なしで自発的に野宿座り込みに参加した。 野宿座り込みに参加した法律家は、 権英国(クォン・ヨングク)、キム・サンウン弁護士など40余人、 チョ・グク、李昊重などの法学教授十余人、 法学研究者などで、合計67人だ。

野宿座り込みは1月20日の午後1時から25日の旧正月連休前まで行われる計画だ。 また法律家たちは、座り込み期間中に各大学の教授、 ロースクールの学生の実践活動で国民世論を喚起させる計画だと明らかにした。

[出処:キム・ハンジュ記者]

[出処:キム・ハンジュ記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-01-22 08:10:47 / Last modified on 2017-01-22 08:10:48 Copyright: Default

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