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4・16人権宣言発表

「セウォル号惨事の後に変わらなければならない」

ペ・ソンヨン記者 2015.12.10 19:59

「(安全のための市民の権利と政府の責任) すべての人は安全に生きていく権利を持ち、 安全な社会を作ることに参加する権利を持つ。 すべての人は危険を知り、少なくし、避ける権利があり、 これを保障する一次的責任は政府にある。」

▲セウォル号焼香所の前に宣言文に
入れられた13の権利の塔を積む様子
[出処:ペ・ソンヨン記者]
12月10日、世界人権宣言の日だ。 1年前のこの日、セウォル号惨事の後にはこの社会が変わらなければならないという決心で、4.16人権宣言運動が提案された。 そして今日、4.16人権宣言制定特別委員会(委員会)が 「尊厳と安全に関する4.16人権宣言」を発表した。 委員会には、カトリック人権委員会をはじめとする市民、社会団体、セウォル号惨事遺族などが参加した。

委員会は、光化門広場で記者会見を行って宣言を知らせ、 行動で実現する宣言の運動を提案した。 彼らは4.16人権宣言文が全国各地で1100余人の参加により、 100回を超える草の根討論を経て作られたと明らかにした。

記者会見で416連帯の朴来根(パク・レグン)常任運営委員は 「セウォル号惨事の後、人権がこの国のどこになければならず、 人権が誰のためのものなのかを問わざるをえない」と話した。 彼はこの宣言文について 「専門家が一方的に書いてもよかったが、 草の根の討論を経て作られ、今も討論による修正の過程にある」とし 「さらに多くの人の意志と思いが入れられて実践されれば良い」と明らかにした。

司会をしたキム・ドクチン事務局長(カトリック人権委)は 「ペク・ナムギ農民、車壁と放水銃とペッパースプレー、 そしてハン・サンギュン委員長を見て、必ず4.16人権宣言が必要だと感じる」と話した。 彼は「セウォル号惨事の後、権利は絶対に自ずから与えられることはなく、 連帯して手を取り戦って勝ち取り、協力しなければ守れないということを悟った」とし、 この宣言が全国に広がることを願った。

宣言文には「セウォル号の痛みから始まったこの戦いは、 すべての人の尊厳を害するいかなる障害も乗り越え、 そして一緒に暮らし、共に分けあう世の中に向かって進む」という決心が含まれている。 具体的には「人間の生命と尊厳」、「救助の義務」、「連帯と協力」、「真実に対する権利」、「責任と再発防止」、「被害者の権利」など、合計13項目の権利が含まれている。 また宣言は、話し、行動する過程で完成されて行くとし、市民の参加を要求している。

彼らは今後、416連帯ホームページを通じて宣言人団を集める予定だ。 宣言人団は、この宣言をどう実践するのかの決心を書き、 認証写真を書き込む方式で参加する。(記事提携=カトリックニュース・チグミョギ(いまここ))

▲12月10日世界人権宣言の日、光化門広場で4.16人権宣言が発表された。4.16人権宣言制定特別委員会が宣言文を朗読している[出処:ペ・ソンヨン記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-12-11 05:07:06 / Last modified on 2015-12-11 05:07:07 Copyright: Default

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