本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:SKブロードバンド技師の涙、「勤労基準法遵守」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1414090324259St...
Status: published
View


SKブロードバンド技師の涙、「勤労基準法遵守」

SKブロードバンド技師とサムスン電子サービスセンター技師の出会い

キム・ギュヒョン記者 2014.10.23 11:48

「数か月前、サムスン電子サービスセンターの技師が体験したことを私たちが今、 同じように体験しているようです。 労組を始めてまだ半年しかなりません。 法もよく知らず、政治もよく知りません。 ただ一つ知っていることは、 私はSK職員として働き、SKから業務指示を受けています」

「給料を上げてくれというわけでもなく、 もっと福祉恩恵を付けろと言っているのでもありません。 勤労基準法を守れ、頼むからちょっと家に帰って、夕食は家族と食べたい、 それを要請しただけなのに、あの汚い資本は私たちを道端に追い出しました。 私はSK職員でありたくて、SKから業務を受けて働きたいだけなのに、 彼らは私が職員ではないといいます」

SKブロードバンドの南大邱幸福センターに労組 (希望連帯労組SKブロードバンド非正規職支部南大邱支会) が設立されてから6か月。 これまで彼らには多くの変化があった。 センター長が変わり、四大保険が解約され、基本給のない件当たりの手数料の開通業務に変わり、センターから遠い達西区へと勤務地が変わった。 3日〜4日に一回の割合で入ってくる業務により、先月の賃金は平均50万ウォン台だった。

10月22日午後、SKブロードバンド大邱慶北支社(大邱市中区大峰洞)の前で、 SKブロードバンド非正規職支部のチョン・ドンチョル南大邱支会長はこれまで流さなかった涙を流し、話を続けた。

「働いていつ死ぬかも知れないのに、 毎日電柱にのぼっているのに、会社は一方的に四大保険をなくしてしまいました。 私が死ねば誰が責任を取りますか? 私が死んで、誰が妻子を食べさせますか? 私は他のことを望んではいません。 妻子を食わせ、暮らせる程度の賃金と、最低の勤労基準法遵守。 それ要求をしているのです」

彼らはSKブロードバンドで電話、インターネット、TVを設置する非正規職技師だ。 SKブロードバンドのロゴが付いたユニフォームを着て、 SKブロードバンドの製品を修理・設置して、 SKブロードバンドが受付けた業務を遂行する労働者だ。

組合員たちは新しいセンター長から 「お前たちはSKブロードバンドの職員ではない」という話を聞いた。 続いて「労組から脱退すれば給与を3〜400万ウォンまで調整する」という話も聞きたが、 懐柔に負けなかった。 △勤労基準法遵守、△労働者性認定、△労働者直接雇用という、 あまりにも基本的な要求を放棄できなかったからだ。

お馴染みのことだ。 サムスンのロゴが付いたユニフォームを着て、 サムスンの電子製品を修理・設置して、 サムスン電子サービスセンターが受付けた業務を遂行する労働者たちが昨年 「お前たちはサムスン電子サービスセンターの職員ではない」という話を聞き、 労働者性の認定を要求して数か月間ストライキを行った。

金属労組サムスン電子サービス支会のイム・ジョンホン漆谷分会長は 「今ここで集会する姿が... 前に私たちもしてみたが、とても胸が痛い」と話し始めた。

イム・ジョンホン分会長は「彼らは明らかに私たちの命が金だということを知っている。 チョン・ドンチョル支会長も、仕事を奪われて他の地域に飛ばされたといった。 結局、金がなければ私たちが戦えない、 力がなければ寝返ると思っているのだ」とし、 昨年、初めて労組を結成した時を思い出した。

昨年7月に労働者性認定と勤労基準法遵守などを要求して サムスン電子サービス支会漆谷分会を結成した後、 彼らも仕事が急激に減るという経験をした。

彼はSKブロードバンド非正規職労働者たちに 「私たちが初めて労組を作った時、外勤技師しかいなかったのに、 その後に名ばかり社長が内・外勤を会わさずに自宅からそのまま働きに行けといった。 ここで14年働いたが、初めて見た」とし 「彼らには私たちが団結することが恐ろしい、多分とても怖がっているのだろう。 だから労働者は、われわれは団結して暮らす。 私たちが団結すれば勝てる」と話した。

この日、SKブロードバンド非正規職支部の南大邱、東区、北大邱支会の組合員40余人は、 午後にストライキを行い、大邱地域非正規職撤廃大行進に参加した。 彼らは午後2時に大邱市庁の前で非正規職撤廃闘争宣布式を開き、 大邱市庁から慶北大病院、北区庁、新南駅を通り、 SKブロードバンド大邱慶北支社までデモ行進した。

デモ行進には公共運輸労組医療連帯ミンドゥルレ分会、 全国建設労組大経建設支部などの民主労総大邱地域本部非正規職事業場組合員120人ほどが参加し、 大邱地域の非正規職問題を市民に知らせ、非正規職撤廃を要求した。

付記
キム・ギュヒョン記者はニュースミン記者です。この記事はニュースミンにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-10-24 03:52:04 / Last modified on 2014-10-24 03:52:05 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について