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魯会燦に続いて金先東も議員職剥奪、進歩政党弾圧の議論

FTA批准阻止催涙粉を撒いた...「順天-曲城の住民が審判してほしい」

キム・ヨンウク記者 2014.06.12 15:35

韓米FTA批准同意案国会かっぱらい処理を防ぐために国会本会議場に催涙弾の粉を撒いたという理由で、統合進歩党の金先東(キム・ソンドン)議員が議員職を剥奪された。 19代国会で進歩政党議員が議員職を剥奪されたのは、サムスン餅代検事リストを公開した魯会燦(ノ・フェチャン)前正義党代表に続いて二人目だ。 二人とも、政権と与党を正照準した議院活動の過程で議員職を剥奪されたもので、 政治裁判が極に達したという非難は免じにくい。 その上、この日の午前、魯会燦前議員は餅代検事公開関連の名誉毀損民事訴訟で勝利し、正当性を得ている。

▲韓米FTA批准同意を防ぐために当時金先東議員が催涙粉を撒いた後、場内が整理されて、議長席の下を旧民主労働党と旧民主党など野党議員が占拠した。一番前が金先東議員[チャムセサン資料写真]

6月12日、大法院3部(主審ミン・イリョン大法官)は、 特殊公務執行妨害および銃砲・刀剣・火薬類などの摘発に関する法律違反などの容疑で起訴された金先東議員に対し、 懲役1年・執行猶予2年を宣告した原審を確定した。

控訴審法廷は金議員に 「当時の本会議招集手続きに問題があったとしても、 国会議員の案件審議業務が不適法と見ることはできない」とし 「催涙弾を爆発させた点に故意が認められ、 催涙弾は第三者の生命と身体に威嚇を加える物にあたるため、 これを爆発させた行為は暴力行為に当たる」と判示した。

だが金先東議員は当時、議員に向かって催涙弾を投げたのではなく、 催涙弾を壊して出てきた催涙粉を撒いたので、生命と身体の危害とはいえない。 催涙粉の投擲により、国会倫理委員会に回付されたり国会次元の告訴告発もなかった。 また、保守団体の告発で捜査が始まったうえ、捜査の過程で検察が控訴状を変更し、罰金刑がない暴力行為などの処罰に関する法律を追加で適用したことも、 議員職剥奪のための布石だという非難があがっている。 実際、1審法廷は「催涙弾暴行行為は懲役刑しかない。 懲役1年以上になっている以上、懲役刑は避けられない」が、 「同僚の議員に傷害を加えようとはせず、傷害を受けた被害者もなく、 討論と妥協による法案審議と採決が出来ない現在の国会の姿が、この事件に至った経緯にある程度寄与した」と執行猶予の理由を判示した。

金先東議員は判決の直後に統合進歩党、農民団体などと大法院の前で記者会見を行い、 「大韓民国の司法の正義と国民主権の民主主義は、 朴槿恵(パク・クネ)独裁政権と独裁政権の侍女に転落した政治判事により無惨に踏みにじられた」と非難した。

金先東議員は「汗を流して働く労働者、農民、庶民の生活の現場で、 売国協定の韓米FTAを必ず廃棄して、歴史と民族の正義を正す」とし 「統合進歩党と金先東を奪った朴槿恵独裁政権を、順天市民と谷城郡民の皆さんが審判してほしい」と訴えた。 統合進歩党次元で金議員地方区の順天・曲城での7.30補欠選に全力を尽くすということだ。

彼らは会見文で「われわれは金先東議員と共に大韓民国の主権を侵害し、 少数の大企業と超国籍資本の利益を極大化する韓米FTAをはじめとする各種のFTAの廃棄とTPP、 コメ全面開放阻止の闘争に参加する」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-06-12 22:51:19 / Last modified on 2014-06-12 22:51:20 Copyright: Default

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