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サムスン電子サービス労働者、全国から集まりサムスン本社にデモ行進

警察はサムスン電子の旗を焼く象徴儀式を妨害...「韓国政府はサムスンの代理人か」

チョン・ジェウン記者 2013.11.10 17:00

全国から集まったサムスン電子サービス下請労働者アフターサービス技術者が、全国労働者大会が開かれる11月10日午前10時、ソウル市の教大駅に集まり、江南のサムスン電子本社前へとデモ行進をしながら「チェ・ジョンボム烈士を生き返らせろ」と叫んだ。

彼らは1.2kmほどのデモ行進の間ずっと「サムスンは勤労基準法と最低賃金法も 守らない大企業」と批判し、今すぐチェ・ジョンボム烈士に謝罪しろと叫んだ。 故人はサムスン電子サービス下請労働者の劣悪な労働条件とサムスン側の労組 弾圧に耐えられず、10月31日に遺書を残して自決した。

全国金属労組とサムスン電子サービス支会は、△チェ・ジョンボム烈士の死に 対するサムスンの謝罪、△労組組合員に対する標的監査中断、△仕事を奪うこ とを中断、△不当人事中断、△労組破壊マニュアル認定および謝罪、△適正 生計費保障、△賃金体系改善、△サムスンとサムスン電子サービス次元の誠実 交渉を要求している。

デモ行進の後、サムスン電子本社前では午前11時から、金属労組とチェ・ジョ ンボム烈士対策委の主催で約2千人が集まった中で、チェ・ジョンボム烈士追慕 およびサムスン糾弾、烈士精神継承集会が開かれた。

チェ・ジョンボム烈士対策委のパク・ソグン共同代表は、「烈士はこれまで サムスン電子サービスに通いながらとても苦しんだ。腹がへって住めないと 遺書を残して自決した」とし「サムスン財閥と朴槿恵(パク・クネ)政権が共に 起こした虐殺」と主張した。

続いて彼は「労組を作れば、労使交渉で問題を解決するものだが、標的監査、 仕事の材料を奪うなどで労組を弾圧したのだから、サムスン財閥が虐殺の主犯」 で、「明らかに偽装請負なのに、雇用労働部はサムスン電子の味方をしたので 朴槿恵政権が虐殺の主犯」と説明した。

民主弁護士会のクォン・ヨングク弁護士は、アジア地域45の労組と、市民社会 団体などで構成されたアジア超国籍企業監視ネットワークの連帯メッセージを 伝えた。アジア超国籍企業監視ネットワーク側は「サムスン電子に抗議して、 また1人の全泰壹烈士が天国に行ったという悲痛な消息を聞いた」とし「特に、 サムスンの労組弾圧が現れても、なぜ韓国政府はサムスンの代理人役をするのか 理解できない」と批判した。

金属労組のチョン・ギュソク委員長は「サムスンの労働搾取は浅薄なサムスン 資本の醜悪な実体以上でも以下でもない」とし「サムスンの労働者とすべての 労働者の名で、サムスンとの戦争を宣言する」と話した。チョン委員長はまた 「最近の暗鬱な労働現実に、労働者の死の行列が絶えず続く」とし「団結して かたまり、このくそったれな状況を終わらせよう。階級的産別労組として進軍 していく」と闘争の意志を明らかにした。

サムスン電子サービス支会のウィ・ヨンイル支会長は「チェ・ジョンボム烈士 が不合理な労働環境を知らせるため、同僚の労働現実を変えるために、遺言を 残して先に死んだ」とし「限りなく気が重い」と話し始めた。続いて彼は 「2013年の今、われわれは胸にサムスンのマークを付けて働いているが李健煕 王国では最低賃金も受けられず、勤労基準法も守られない所で搾取されている」 と訴えた。

それと共に彼は「まさに皆さんが全泰壹烈士の化身だ。チェ・ジョンボム烈士 の化身だ。烈士は死んでいない」とし「烈士はこうして生き、この土地の 労働権を死守するために生まれ変わっている。サムスンを打倒しよう」と声を 高めた。

一方、金属労組とチェ・ジョンボム烈士対策委は集会の最後に「サムスン電子」 のロゴが書かれた旗を燃やす象徴儀式を行った。だが警察は舞台側から奇襲的 に入り、燃えているサムスン電子の旗に消火器を噴霧して象徴儀式を妨害、5分 程小競り合いになった。これに先立ち、警察はサムスン電子本社の周辺に警察 バスで車壁を作り、集会の参加者を刺激するという非難を受けた。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。 この記事はメディア忠清にも掲載されます。 チャムセサンは筆者が直接書いた文の同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-11-10 18:38:21 / Last modified on 2013-11-10 18:38:22 Copyright: Default

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