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4大河川洛丹堰、寒波大雪の中で補修工事

大邱環境連「不良に不良を加える工事を中断しろ」

チョン・ヨンギル記者 2013.01.23 11:18

▲21日洛丹堰でコンクリート補修工事が進行中。[出処:大邱環境運動連合]

4大河川事業が総体的な不良事業だという監査院の発表後、国土海洋部が冬にも かかわらず洛東江の洛丹(ナクタン)堰(慶北尚州)にコンクリート打ち補強工事を 行い、また欠陥工事を誘発していると指摘されている。

洛丹堰の現場に行った大邱環境運動連合によれば、1月21日、洛丹堰の水中で 補強工事をしていることが確認された。そのため大邱環境連は「洛丹堰は21日 の寒波で激しい雪が降りしきる悪天候でも生コンを川の水に注入する補強工事 を実施した」とし「冬にコンクリートを使う工事は、寒い天気のため養生速度 などに問題が起きかねないので、別の不良が発生する」と指摘した。

大邱環境連は「亀裂と漏水、不等沈下といった不良事故が繰り返される原因が まさにこうした拙速施工で4大河川事業を強行し、真冬にコンクリートを打つよ うな不良工事のためだったが、その補強工事もこうしてがちがちに氷が張った 真冬に、それも雪雨が降る最悪の状況でするというのか」と批判した。

続いて「基本的な常識を逸脱したことに国民の血税を使い果たすもの」とし、 補強工事の中止を要求して「もうこんな非常識的な補修工事を止め、次期政権 にこの問題をそのまま渡せ」と要求した。

釜山国土管理庁と韓国水資源公社は12月末に水叩きの亀裂を確認し、施工者の 斗山建設が現在補修工事を行なっている。昨年11月末に竣工した洛丹堰は、 2011年12月にも固定堰で漏水現象が発見され、施工者がウレタンで補修した後、 鉄板を重ねる工事を行った。

これについて釜山国土管理庁関係者は「洗堀現象が現れた事実が監査で指摘さ れたので補強工事をしたのであって、亀裂が入ったのではない」と釈明した。

1月17日、監査院は欠陥工事と水質検査歪曲などの理由をあげて、4大河川事業 が総体的不良だという監査結果を出した。監査院の監査結果があった翌18日、 国土部と環境部はすぐに記者会見を行い、「4大河川事業の核心施設である堰の 安全と機能に大きな問題はない」と反論した。(記事提携=ニュースミン)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-01-24 20:36:55 / Last modified on 2013-01-24 20:39:51 Copyright: Default

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